JPH0740435A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

Info

Publication number
JPH0740435A
JPH0740435A JP5187976A JP18797693A JPH0740435A JP H0740435 A JPH0740435 A JP H0740435A JP 5187976 A JP5187976 A JP 5187976A JP 18797693 A JP18797693 A JP 18797693A JP H0740435 A JPH0740435 A JP H0740435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated
roller
laminating
piece
heating roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5187976A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashige Kato
正成 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5187976A priority Critical patent/JPH0740435A/ja
Publication of JPH0740435A publication Critical patent/JPH0740435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、ラミネート材が接着される
被接着物とラミネート材との間に厚紙が介在される場合
であっても、被接着物が折畳まれる際に外側になる面を
平坦な状態でラミネートできるラミネート装置を提供す
ることにある。 【構成】この発明のラミネート装置のヒートローラ14に
は、押圧ローラ16と対向されることで提供される圧力を
生じさせないための直線部 (切欠き) 14dが配置されて
いる。このことから、通帳の中紙P2 による非ラミネー
ト領域は、ヒートローラ14と押圧ローラ16との間を容易
に通過される一方、ラミネート材Fが表紙P3 に接着さ
れる際には、所定の位置から加圧される。従って、通帳
Pが装置内に詰まったりラミネート材Fの位置がずれる
ことなく確実に接着できる。また、シリコンゴム14cの
先端部が突起部14eを介して保護される一方ことから、
加熱ローラ14に提供される剥離力に対し、高い耐久性が
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、通帳などの
印刷物にポリエチレンフィルムなどを熱圧着させるラミ
ネート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通帳類にラミネートするラミネート装置
は、例えば、図6 (a) に示されているように、ヒート
ローラ1と押圧ローラ2によって通帳類Pの表紙3とラ
ミネート片4とを圧着させることで、上記表紙3とラミ
ネート片4とを一体化させる。この種のラミネート装置
では、一般に、ヒートローラ1には、比較的硬い材質が
利用され、押圧ローラ2には、比較的軟らかい材質が利
用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6
(a) に示されているヒートローラ1及び押圧ローラ2
の組み合わせでは、例えば、図6 (b) に示されるよう
に通帳類Pの表紙3とラミネート片4との間に厚紙Tが
介在される場合に、図6 (c) に示されるような、表紙
3の表面 (外側に面する面) への凸部が生じる問題があ
る。
【0004】また、ヒートローラ1と押圧ローラ2との
間には、比較的高い圧力が提供される (ヒートローラ1
と押圧ローラ2との間隔が表紙3の厚さ程度に規定され
る)ことから、表紙3を除いた通帳類Pの部分に関し、
通帳類の搬送が困難になる問題がある。この場合、通帳
類がスリップすることでラミネート片4がずれたり、ラ
ミネート片4に皺が生じる虞れがある。
【0005】この発明の目的は、ラミネート材が接着さ
れる被接着物とラミネート材との間に、厚紙などが介在
される場合であっても、被接着物が折畳まれる際に外側
になる面を平坦な状態でラミネートできるラミネート装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、ラミネート片と被ラミネート
用紙とを重合状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段
により搬送されるラミネート片と接触して熱を与えるこ
とで上記ラミネート片を上記被ラミネート用紙に接着さ
せる加熱ローラと、この加熱ローラと対向配置され、重
合状態で搬送される上記ラミネート片と被ラミネート用
紙とを上記加熱ローラ側に押圧する押圧ローラと、上記
加熱ローラの外周に設けられ、上記ラミネート片と上記
被ラミネート用紙との厚さの変動を吸収する耐熱性のゴ
ム部材とを具備したことを特徴とするラミネート装置を
提供するものである。
【0007】また、この発明によれば、ラミネート片と
被ラミネート用紙とを重合状態で搬送する搬送手段と、
円筒状の外周の一部に切欠部を有し、円筒状部分が上記
搬送手段により搬送されるラミネート片と接触して熱を
与えることで上記ラミネート片を上記被ラミネート用紙
に接着させる加熱ローラと、この加熱ローラと対向配置
され、重合状態で搬送される上記ラミネート片と被ラミ
ネート用紙とを上記加熱ローラ側に押圧する押圧ローラ
と、上記加熱ローラの外周に設けられ、上記ラミネート
片と上記被ラミネート用紙との厚さの変動を吸収する耐
熱性のゴム部材とを具備し、ラミネート接着を行う場合
には、上記加熱ローラを回転させて円筒状の外周部によ
りラミネート接着を行い、ラミネート接着を行わない場
合には、上記加熱ローラの切欠部を上記押圧ローラに対
向させて上記ラミネート片と被ラミネート用紙を搬送手
段により搬送することを特徴とするラミネート装置が提
供される。
【0008】
【作用】この発明のラミネート装置は、円筒の一部が切
り取られた直線領域と、放射方向に突出された突起部
と、この突起部を起点として上記直線領域までの外周面
に周状に配置された弾性体とを有する加熱ローラと、こ
の加熱ローラに対向配置され、加熱ローラに所定の圧力
を提供する加圧ローラと、上記加熱ローラの直線領域あ
るいは突起部または弾性体を上記加圧ローラと対向され
る位置に位置させるローラ付勢手段を有している。
【0009】この構成によれば、ラミネートすべき接着
材料は被接着部材に載置された状態で上記加圧ローラと
加熱ローラとの間の隙間を通過される。この場合、上記
被接着部材が上記接着材料を伴わない領域が上記隙間を
通過される際には、ローラ付勢手段を介して上記加熱ロ
ーラの直線領域が上記加圧ローラに対向されるよう制御
される。また、上記接着材料が上記被接着部材上に位置
されている領域が通過される際には、上記加熱ローラの
突起部が上記加圧ローラあるいは上記接着材料または上
記被接着部材のいづれかと接触されることのないよう、
上記加熱ローラが回転されるタイミングが規定されると
とともに、上記接着材料の先端部が浮き上がることのな
いよう、上記弾性体の先端部がローラ付勢手段を介して
上記接着材料に密着される。従って、上記弾性体の先端
部が突起部を介して保護される一方で、接着材料が被接
着部材に対して確実に接着される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1によれば、通帳類ラミネート装置10は、図
示しないハウジング (筐体) 、通帳P及びラミネート片
Fを搬送するラミネート前搬送ローラ12、図示しない圧
接機構を介して、相互に軸線が平行、かつ、一定の間隔
になるよう配置され、搬送ローラ12を介して搬送された
通帳P及びラミネート片Fに所定の圧力を提供するとと
もに、ラミネート片Fの側から熱を加える一対のヒート
ローラ14及び押圧ローラ16を有するラミネート部18、及
び、通帳P及びラミネート片Fが一体化された (即ち、
通帳Pにラミネート片Fが貼合わせられた) 通帳Pを搬
送するラミネート後搬送ローラ20などから構成される。
また、搬送ローラ12の上流側には、通帳Pとラミネート
片Fとが一体化 (密着) される位置即ちラミネート位置
を検出するラミネート検出部22が配置されている。
【0011】ラミネート部18のヒートローラ14は、比較
的硬い金属或いはセラミックなどによって、外周部が円
弧状に形成された中空円筒からなる転接部14a、及び、
転接部14aの内部に、図示しない固定具を介して配置さ
れた赤外線ランプ14bによって構成される。転接部14a
の外周面には、熱伝導性及び耐熱性が良好なシリコンゴ
ム14cが一体に形成されている。転接部14aの一部に
は、押圧ローラ16と対向された場合に、所定の位置で通
帳Pの厚さよりも大きな隙間即ち退避部を提供できる直
線部14d及び突起部14eが形成されている。尚、突起部
14eは、図1 (拡大部分) に示されているように、シリ
コンゴム14cの外周面よりも僅かに低く形成されるとと
もに、ヒートローラ14が回転される際に、シリコンゴム
14cの先端部に不所望な圧力 (ヒートローラ14の接線方
向の剥離力) が提供されることのないよう、回転方向に
応じて配置される。また、シリコンゴム14cの表面或い
は転接部14aの所定の位置には、ヒートローラ14の表面
の温度を検知するための図示しないサーミスタが配置さ
れている。
【0012】ラミネート部18の押圧ローラ16は、外周面
が金属材料によって形成され、ヒートローラ14に対して
通帳Pの表紙1枚分の厚さ程度の隙間で対向される。
尚、押圧ローラ16は、ヒートローラ14に従動されること
で回転される。
【0013】ラミネート検出部22は、例えば、光源22a
及び受光素子22bなどにより形成される。通帳Pは、例
えば、表紙P1 (P3 ) 及び複数枚の中紙P2 、が綴じ
合わせ部P4 を介して綴じ込まれることで綴じ合わせ部
4 で折り畳み可能な構成であって、綴じ合わせ部P4
を介して折り畳まれることで、表紙 (おもて) P1 及び
表紙 (うら) P3 が提供される。
【0014】図2によれば、ラミネート部18のヒートロ
ーラ14及び押圧ローラ16には、それぞれ、ヒートローラ
14の突起部14eを押圧ローラ16との接触から回避させる
ためのカム24、及び、 (ヒートローラ14の) カム24が作
用されるための相手方となるカムローラ26が一体に形成
されている。
【0015】図1及び図2から明らかなように、シリコ
ンゴム14cは、突起部14eに続いてヒートローラ14の外
周面に配置されることから、ヒートローラ14の回転方向
に起因するヒートローラ14の接線方向の剥離力に対し
て、良好な耐剥離性を提供できる。また、カム24を介し
て突起部14eと押圧ローラ16とが接触することが防止さ
れることから、突起部14eによる押圧ローラ16への傷な
ども防止される。
【0016】図3によれば、通帳類ラミネート装置10
は、主制御部30、及び、この主制御部30に接続され、搬
送ローラ12及び20、及び、ラミネート部18を付勢する機
構制御部32、及び、ヒートローラ14の温度を制御する温
度制御部34などを有している。尚、主制御部30には、ラ
ミネート検出部22からのラミネート位置に関するデータ
も供給される。
【0017】機構制御部32は、ヒートローラ14の直線部
14d即ちカム24の位置を所定の位置に一致させるととも
に、搬送ローラ12及び20、及び、ヒートローラ14及び押
圧ローラ16を所定の速度で回転させる。
【0018】温度制御部34は、ヒートローラ14に配置さ
れた図示しないサーミスタからの出力信号に基づいて、
ヒートローラ14の表面のシリコンゴム14cの温度を所定
の温度に維持させる。
【0019】次に、図4を利用して、通帳Pとラミネー
ト片Fとが一体化される過程を説明する。図4 (a) に
よれば、見開き状態の通帳Pのうら表紙P3 の所定の位
置にラミネートすべきラミネート片Fが載置された状態
で、通帳Pがラミネート装置10のラミネート前搬送ロー
ラ12の上流の図示しない挿入口にセットされる。続い
て、機構制御部32の制御により図示しない取り込みロー
ラが回転され、通帳Pとラミネート片Fがラミネート前
搬送ローラ12に向かって搬送される。
【0020】ラミネート前搬送ローラ12に向かう通帳P
とラミネート片Fとは、ラミネート検出部22を介してラ
ミネート位置に関するデータが読み取られる。この読み
取られたデータは、主制御部30を介して機構制御部32に
供給される。
【0021】機構制御部32は、ラミネート部18のラミネ
ート領域18a、即ち、ヒートローラ14と押圧ローラ16と
が接触される位置に関し、ヒートローラ14を所定量回転
させることでヒートローラ14の直線部14dと押圧ローラ
16とを対向させ、ラミネート前搬送ローラ12を介して搬
送される通帳Pのおもて表紙P1 及び中紙P2 がラミネ
ート領域18aを通過されるまでの間、ラミネート待機状
態を規定する。即ち、見開き状態の通帳Pのおもて表紙
1 及び中紙P2 がヒートローラ14の直線部14dと押圧
ローラ16との間に搬送される。
【0022】次に、図4 (b) に示されているように、
通帳Pが所定の位置まで搬送された状態で、機構制御部
32を介してヒートローラ14がさらに回転され、カム24と
カムローラ26との作用によってヒートローラ14の突起部
14eが押圧ローラ16と接触されることのないよう所定の
間隔に維持された状態で、通帳Pのおもて表紙P1 及び
中紙P2 の搬送方向の後端部 (綴じ合わせ部P4 ) と突
起部14eが接触され、通帳Pの比較的厚い領域が推進さ
れる。
【0023】機構制御部32を介してヒートローラ14がさ
らに回転される (図4 (c) 参照)ことで、通帳Pの綴
じ合わせ部P4 よりも搬送方向後方の領域 (通帳Pのう
ら表紙P3 ) とヒートローラ14のシリコンゴム (外周
面) 14cとが密着される。この場合、カム24は、ヒート
ローラ14の回転とともに移動されることから、突起部14
eがラミネート領域18aを通過されたヒートローラ14
(シリコンゴム14c) と押圧ローラ16とは、所定の圧力
で接触される。従って、通帳Pのうら表紙P3 の所定の
位置に載置されたラミネート片Fとうら表紙P3 とが所
定の圧力で圧接される。
【0024】一方、機構制御部32を介してヒートローラ
14が回転されている間、温度制御部34を介して赤外線ラ
ンプ14bが点灯されることで、ヒートローラ14の転接部
14aが所定の温度に加熱される。従って、所定の圧力で
圧接されている状態の通帳Pのうら表紙P3 とラミネー
ト片Fとの双方に所定の熱が提供される。
【0025】このようにして、通帳Pのうら表紙P3
ラミネート片Fとが重合接着 (ラミネート加工) され
る。尚、既に説明したように、表紙P3 の背面 (通帳P
が折り畳まれる際に外側になる面) に密着される押圧ロ
ーラ16は、表面が金属材料によって形成され、ラミネー
ト片Fの背面 (上面) に密着されるヒートローラは、シ
リコンゴム14cを有することから、表紙P3 とラミネー
ト片Fとの間に、例えば、***の印影などが与えられた
厚紙T (或いは写真など) が介在された場合であって
も、シリコンゴム14cが弾性変形されることで、厚紙T
の厚さに起因する負荷がシリコンゴム14cによって回避
されることから、表紙P3 の背面に凸部が生じることな
く、表紙P3 の背面 (通帳Pが折り畳まれる際に外側に
なる面) が平坦な状態で重合接着される。
【0026】図5には、図1ないし図4に示されている
ラミネート装置とは異なる実施例が示されている。尚、
図1ないし図4に示されている構成と同一の構成には、
同一の符号を譜して詳細な説明を省略する。
【0027】図5によれば、通帳類ラミネート装置40
は、図示しないハウジング、ラミネート前搬送ローラ1
2、一対のヒートローラ14及び押圧ローラ42 (第2のヒ
ートローラ) を有するラミネート部44、及び、ラミネー
ト後搬送ローラ20などから構成される。尚、搬送ローラ
12の上流には、ラミネート検出部22が配置されている。
【0028】ラミネート部18のヒートローラ14は、赤外
線ランプ14bが挿入され、外周面には、熱伝導性及び耐
熱性が良好なシリコンゴム14cが一体に形成された転接
部14aを有している。転接部14aの一部には、直線部14
d及び突起部14eが形成されている。尚、シリコンゴム
14cの表面或いは転接部14aの所定の位置には、ヒート
ローラ14の表面の温度を検知するための図示しないサー
ミスタが配置されている。
【0029】ラミネート部44の押圧ローラ42 (第2のヒ
ートローラ) は、比較的硬い金属或いはセラミックなど
によって形成された中空円筒42a、及び、図示しない固
定具を介して内部に挿入された赤外線ランプ42bによっ
て構成される。尚、赤外線ランプ42bは、ヒートローラ
14に挿入される赤外線ランプ14bと実質的に同一のラン
プであって、図示しない温度制御部 (図3に示されてい
る第1の実施例における温度制御部34と実質的に等し
い) を介して所定の温度に制御される。
【0030】この通帳類ラミネート装置40によれば、ラ
ミネート部44のヒートローラ14及び押圧ローラ42 (第2
のヒートローラ) は、それぞれ、赤外線ランプ14b及び
42bを有することから、ウォームアップに必要な時間が
短縮されるとともに、重合速度が短縮される。また、う
ら表紙P3 とラミネート片Fとを、より確実に接着でき
る。
【0031】以上説明したように、この発明の通帳類ラ
ミネート装置10 (40) によれば、見開き状態の通帳Pの
表紙P1 (P3 ) に対してラミネート (重号接着) され
るラミネート片Fは、金属により形成され、表紙P1
(P3 ) の背面に位置される押圧ローラ14 (42) 、及
び、表面が弾性ゴムにより形成され、ラミネート片Fの
背面に位置されるヒートローラ14によって圧接されると
ともに加熱されて、相互に密着される。従って、表紙P
1 (P3 ) とラミネート片Fとの間に厚紙Tが介在され
た場合であっても、表紙P1 (P3 ) の背面 (通帳Pが
折り畳まれた際に外側に面する面) に凸部が生じること
なく、平坦な状態で重合接着される。
【0032】また、ヒートローラ14には、通帳Pの比較
的厚い領域、例えば、見開き状態におけるおもて表紙P
1 及び中紙P2 が搬送される際に、おもて表紙P1 及び
中紙P2 を通過させるための直線部 (退避領域) 14dが
形成されていることから、表紙P1 (P3 ) とラミネー
ト片Fとを確実に接着可能なローラの間隔を維持しつ
つ、通帳Pの比較的厚い領域を支障なく搬送できる。
【0033】さらに、シリコンゴム14cは、突起部14e
に続いてヒートローラ14の外周面に配置されることか
ら、ヒートローラ14の回転方向に起因するヒートローラ
14の接線方向の剥離力に対して、良好な耐剥離性を提供
できる。
【0034】またさらに、突起部14eは、カム24を介し
て押圧ローラ16と接触することが防止されることから、
突起部14eによる押圧ローラ16への傷なども防止され
る。尚、上記第1及び第2の実施例では、ヒートローラ
14及び押圧ローラ42は、赤外線ランプ14b及び42bが内
挿される例が示されているが、それぞれのローラの表面
に発熱体 (ヒータ) が埋め込まれたものであってもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のラミネ
ート装置によれば、見開き状態で挿入される通帳のラミ
ネート材が接着される面に対向されるヒートローラに
は、表面に弾性体が提供されたローラが利用される。ま
た、ラミネート材が接着される面と通帳とが介在された
状態でヒートローラに対向される押圧ローラには、表面
が金属で形成されたローラが利用される。従って、ラミ
ネート材と通帳とは、通帳が折り畳まれた際に外側に面
する面に凸部が生じることなく、平坦な状態で接着され
る。
【0036】また、ヒートローラには、押圧ローラと対
向されることで提供される所定の圧力を生じさせないた
めの直線部 (切欠き) が配置されている。このことか
ら、通帳の中紙によって形成される比較的厚い領域 (非
ラミネート領域) は、ヒートローラと押圧ローラとの間
を容易に通過される一方で、ラミネート材が接着される
際には、所定の位置から加圧される。従って、通帳が装
置内に詰まったりラミネート材の位置がずれることなく
確実に接着できる。さらに、上記弾性体の先端部が突起
部を介して保護される一方ことから、加熱ローラに提供
される剥離力に対し、高い耐久性が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例である通帳類ラミネ
ート装置を示す概略図。
【図2】図2は、図1に示されているラミネート装置の
ラミネート部を示す概略図。
【図3】図3は、図1に示されているラミネート装置の
制御部を示すブロック図。
【図4】図4は、図1ないし図3に示されているラミネ
ート装置の動作状態を示す概略図。
【図5】図5は、図1ないし図4に示されているラミネ
ート装置とは異なるラミネート装置を示す概略図。
【図6】図6は、従来から利用されているラミネート装
置と、ラミネートされた通帳の一例を示す概略図。
【符号の説明】
10…通帳類ラミネート装置、12…ラミネート前搬送ロー
ラ、14…ヒートローラ、14a…転接部、14b…赤外線ラ
ンプ、14c…シリコンゴム、14d…直線部、14e…突起
部、16…押圧ローラ、18…ラミネート部、18a…ラミネ
ート領域、20…ラミネート後搬送ローラ、22…ラミネー
ト検出部、22a…光源、22b…受光素子、24…カム、26
…カムローラ、30…主制御部、32…機構制御部、34…温
度制御部、40…、42…、42a…、42b…、44…、F…ラ
ミネート片、P…通帳、P1 …表紙、P2 …中紙、P3
…表紙、P4 …綴じ合わせ部、T…厚紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 23:00 B29L 9:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラミネート片と被ラミネート用紙とを重合
    状態で搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送されるラミネート片と接触して
    熱を与えることで上記ラミネート片を上記被ラミネート
    用紙に接着させる加熱ローラと、 この加熱ローラと対向配置され、重合状態で搬送される
    上記ラミネート片と被ラミネート用紙とを上記加熱ロー
    ラ側に押圧する押圧ローラと、 上記加熱ローラの外周に設けられ、上記ラミネート片と
    上記被ラミネート用紙との厚さの変動を吸収する耐熱性
    のゴム部材と、を具備したことを特徴とするラミネート
    装置。
  2. 【請求項2】ラミネート片と被ラミネート用紙とを重合
    状態で搬送する搬送手段と、 円筒状の外周の一部に切欠部を有し、円筒状部分が上記
    搬送手段により搬送されるラミネート片と接触して熱を
    与えることで上記ラミネート片を上記被ラミネート用紙
    に接着させる加熱ローラと、 この加熱ローラと対向配置され、重合状態で搬送される
    上記ラミネート片と被ラミネート用紙とを上記加熱ロー
    ラ側に押圧する押圧ローラと、 上記加熱ローラの外周に設けられ、上記ラミネート片と
    上記被ラミネート用紙との厚さの変動を吸収する耐熱性
    のゴム部材とを具備し、 ラミネート接着を行う場合には、上記加熱ローラを回転
    させて円筒状の外周部によりラミネート接着を行い、ラ
    ミネート接着を行わない場合には、上記加熱ローラの切
    欠部を上記押圧ローラに対向させて上記ラミネート片と
    被ラミネート用紙を搬送手段により搬送することを特徴
    とするラミネート装置。
  3. 【請求項3】ラミネート接着を行う場合は、上記ラミネ
    ート接着の開始位置へ上記ラミネート片と被ラミネート
    用紙が到達した後に上記ゴム部材が下降してラミネート
    片と接触するように、上記加熱ローラと押圧ローラの回
    転に伴って上記加熱ローラと上記押圧ローラの間隔を変
    更する手段を具備したことを特徴とする請求項2記載の
    ラミネート装置。
  4. 【請求項4】上記加熱ローラは、円筒状部分の始端部に
    突起部を有し、この突起部以降の外周部に上記耐熱性の
    ゴム部材を設けたことを特徴とする請求項2記載のラミ
    ネート装置。
JP5187976A 1993-07-29 1993-07-29 ラミネート装置 Pending JPH0740435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5187976A JPH0740435A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 ラミネート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5187976A JPH0740435A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 ラミネート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0740435A true JPH0740435A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16215437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5187976A Pending JPH0740435A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 ラミネート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0740435A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3737259A (en) * 1971-12-23 1973-06-05 Valyi Emery I Apparatus for making composite plastic articles
US3768940A (en) * 1971-12-23 1973-10-30 Valyi Emery I Apparatus for the production of composite containers
US3787157A (en) * 1970-09-14 1974-01-22 Valyi Emery I Apparatus for making composite plastic articles
KR100337484B1 (ko) * 2000-05-23 2002-05-23 조충환 타이어 반제품 가공을 위한 압착 롤의 표면처리 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3787157A (en) * 1970-09-14 1974-01-22 Valyi Emery I Apparatus for making composite plastic articles
US3737259A (en) * 1971-12-23 1973-06-05 Valyi Emery I Apparatus for making composite plastic articles
US3768940A (en) * 1971-12-23 1973-10-30 Valyi Emery I Apparatus for the production of composite containers
KR100337484B1 (ko) * 2000-05-23 2002-05-23 조충환 타이어 반제품 가공을 위한 압착 롤의 표면처리 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900004893Y1 (ko) 피막부착장치(被膜府着裝置)
US5807461A (en) Lamination technique
JP2004291374A (ja) 両面ラミネータ装置
EP2129523A1 (en) Credential substrate laminator and a method of laminating a credential substrate
US6810934B2 (en) Lamination system
JPH0740435A (ja) ラミネート装置
JPH0691767A (ja) ラミネート装置
US7758081B2 (en) Composite document for bearing secure information, apparatus and methods for producing such document
DE69925224D1 (de) Kaschiermaschine
JPH10235912A (ja) プリンタ
JP2004025530A (ja) ラミネート装置
JP2006264017A (ja) 積層体のラミネート方法及びラミネート装置
JPH09174893A (ja) 剥離シートなしラベルの印字装置
JP2003291213A (ja) ラミネータ装置
JP2008200877A (ja) ラベル製造装置およびラベルの製造方法
JPH09300465A (ja) ラミネータ
JP3894304B2 (ja) ラミネータ装置
JP2002292738A (ja) ラミネータ装置
JP4565326B2 (ja) 被覆装置
JP2004174923A (ja) ラミネート装置
JPS62297860A (ja) ラミネ−ト機能付き電子写真複写機
JP2000026810A (ja) シール材及びシール貼付装置
JP2876863B2 (ja) 光沢処理装置
JP4277511B2 (ja) 転写装置および転写方法
JPH1053234A (ja) 情報表示媒体貼付装置および情報表示媒体貼付方法