JPH0740429U - ヒンジ部構造 - Google Patents

ヒンジ部構造

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JPH0740429U
JPH0740429U JP7297793U JP7297793U JPH0740429U JP H0740429 U JPH0740429 U JP H0740429U JP 7297793 U JP7297793 U JP 7297793U JP 7297793 U JP7297793 U JP 7297793U JP H0740429 U JPH0740429 U JP H0740429U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
substrate
hinge
part structure
hinge part
Prior art date
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Pending
Application number
JP7297793U
Other languages
English (en)
Inventor
保武 桜井
Original Assignee
内藤工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 内藤工業株式会社 filed Critical 内藤工業株式会社
Priority to JP7297793U priority Critical patent/JPH0740429U/ja
Publication of JPH0740429U publication Critical patent/JPH0740429U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、溝の薄肉の部分の幅を広くしな
くても、コーナー部の湾曲個所を大きくすることができ
るヒンジ部構造に関する。 【構成】 展開された収納ケース1の組立用のヒンジ部
11〜18は、折曲げ方向に窪んで線状で薄肉に設定さ
れた溝G1からなっている。上記溝G1は、基板の折り
曲げ方向と逆に形成され、該溝G1の溝底部21を挟む
一対の***部22、23の対向する端縁22a、23a
を断面弧状に湾曲させている。溝G1が外側となるよう
に折り曲げると、折り曲げ部分のコーナー部が大きく湾
曲する。溝底部21は、***部22、23よりも内側に
没入しているので、外部衝撃に対しても直接にぶつかる
ことがなく保護される。溝G1とその裏面で対向する位
置に中心を合わせてやや小さく形成される補助溝G2を
設ければ、上記溝G1を折線として内側へ曲げやすく
(谷折りしやすく)なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、合成樹脂の基板に形成されるヒンジ部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒンジ成形品は、図4(a)(b)に示すように、合成樹脂の基板の折 り曲げ側の面に、基板となる***部21’、22’の間に断面梯形状の溝G1’ を形成している。 そして、折り曲げ部分のコーナーの湾曲を大きくするには、溝の薄肉の部分を 幅広く設定する必要があるが、溝の部分の厚みが薄くないとヒンジの機能を果た さず、また薄肉の部分が広いと成形性が悪い欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記欠点を解消するために創案されたものであって、その主たる課 題は、溝の薄肉の部分の幅を広くしなくても、コーナー部の湾曲個所を大きくす ることができるヒンジ部構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、 (a).合成樹脂の基板に溝を形成して折り曲げ自在とするヒンジ部構造において、 (b).溝を基板の折り曲げ方向と逆に形成する、 (c).該溝を挟む一対の***部の対向する縁を断面弧状に湾曲させる、 という技術的手段を講じている。 また、請求項2の考案では、上記構成に加えて、 (d).基板の溝が形成された個所の裏面に、上記溝に沿って対向して補助溝を形成 する、 という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】
基板の折り曲げる方向と逆に溝が形成されるので、折り曲げ部分の外側に大き い湾曲部分を形成することができる。 溝の幅は広くする必要がないので成形性が弱まる虞れがない。 また、折り曲げ側にも補助溝を設ければ、折り曲げが容易になる。
【0006】
【実施例】
以下に、この考案のヒンジ部構造を収納ケースに適用した場合の好適実施例に ついて図面を参照しつつ説明する。 図1に示す収納ケース1は、展開された形を示すもので、矩形からなる背板片 部2と、該背板片部2の左右の辺に沿って一対の縦向きのヒンジ部11、12を 介して連設された左右の側板片部3、4を横方向に連接している。
【0007】 そして、左側板片部3は上下の辺に沿って横向きのヒンジ部13、14が形成 され、上方の横向きのヒンジ部13を介して外側となる重合片部5が連接され、 下方の横向きのヒンジ部14を介して外側となる重合片部6が連接されている。 同様に、右側板片部4は上下の辺に沿って横向きのヒンジ部15、16が形成 され、上方の横向きのヒンジ部15を介して内側となる重合片部7が連接され、 下方の横向きのヒンジ部16を介して内側となる重合片部8が連接されている。 また、背板片部2には、その上下の辺に沿って横向きのヒンジ部17、18が 形成され、該横向きのヒンジ部17、18を介して折返し補助片部9A、9Bが 連接されている。
【0008】 ここで、各ヒンジ部11〜18は、折曲げ方向に窪んで線状で薄肉に設定され た溝G1からなっている。 上記溝G1は図2(a)に示すように、基板の折り曲げ方向と逆に形成され、 該溝G1を挟む一対の***部(基板となる各片部)22、23の対向する端縁を 断面弧状に湾曲させている。
【0009】 本実施例では各片部の厚みが0.5〜0.6mmであるのに対して、溝G1部分 で残される厚みは0.1mm以上乃至0.2mm未満に設定されることが、溝G1を 囲むように折曲げる上で好ましい。 そして、溝G1が外側となるように折り曲げると、図2(b)に示すように、 折り曲げ部分のコーナー部が大きく湾曲する。 また、溝底部21は、***部22、23よりも内側に没入しているので、外方 向からの外部衝撃に対しても直接にぶつかることがなく保護される。
【0010】 図3(a)では、溝G1とその裏面で対向する位置に中心を合わせてやや小さ く形成される補助溝G2を設けた異なる実施例を示す。 その他の構成は前記実施例と同様であるので、同一構成には同一符号を付して 説明を省略する。
【0011】 この場合には、補助溝G2が設けられることから、上記溝G1を折線として内 側へ曲げやすく(谷折りしやすく)なるので、製函時に確実に折り曲げることが できる。 また、この考案のヒンジ部構造は収納ケースに限らず、合成樹脂材を用いて折 り曲げる構造部分に用いることができる。
【0012】 上記実施例では箱型の収納ケースの成形用のヒンジとして用いる場合を例示し たが、この考案では、その他の合成樹脂製の製品に設けられる全てのヒンジ構造 として適用することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上、この考案によれば、成形性を損なうことなく、ヒンジ部を介して折り曲 げたコーナー部の湾曲を大きく形成することができる。 また、溝底部は外部からの衝撃に直接ぶつかることがなく、安定性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のヒンジ部を用いた収納ケースの好適
実施例の展開図である。
【図2】ヒンジ部の第1実施例を示す要部断面図であっ
て、(a)は展開状態を示し、(b)は折り曲げ状態を
示す図である。
【図3】ヒンジ部の第2実施例を示す要部断面図であっ
て、(a)は展開状態を示し、(b)は折り曲げ状態を
示す図である。
【図4】ヒンジ部の従来例を示す要部断面図であって、
(a)は展開状態を示し、(b)は折り曲げ状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 背板片部 3 左側板片部 4 右側板片部 5〜8 重合片部 11〜18 ヒンジ部 G1 溝 G2 補助溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の基板に溝を形成して折り曲げ
    自在とするヒンジ部構造において、 溝を基板の折り曲げ方向と逆に形成し、該溝を挟む一対
    の***部の対向する端縁を断面弧状に湾曲させてなるこ
    とを特徴とするヒンジ部構造。
  2. 【請求項2】 基板の溝が形成された個所の裏面に、上
    記溝に沿って対向して補助溝を形成してなることを特徴
    とする請求項1に記載のヒンジ部構造。
  3. 【請求項3】 基板が、矩形からなる背板片部と、背板
    片部の左右の辺に沿って線状に設定された一対の縦に延
    びるヒンジ部を介して連設された左右の側板片部と、左
    右の側板片部のそれぞれで、上下の辺に沿って横に延び
    るヒンジ部を介して連設され、上下一対に設けられた重
    合片部とからなって、一面が開口する箱型の収納ケース
    に組立可能なことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ
    部構造。
JP7297793U 1993-12-20 1993-12-20 ヒンジ部構造 Pending JPH0740429U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000043847A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Hiraki Hamano 展開可能な貼箱
US7063349B2 (en) 1997-03-26 2006-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Interior member having an airbag door section for use in vehicles, and its molding method
JP2010181419A (ja) * 1997-12-15 2010-08-19 Seiko Instruments Inc 光導波路プローブの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7063349B2 (en) 1997-03-26 2006-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Interior member having an airbag door section for use in vehicles, and its molding method
JP2010181419A (ja) * 1997-12-15 2010-08-19 Seiko Instruments Inc 光導波路プローブの製造方法
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