JPH0740307U - リヤパネルのベルトアンカー取付部構造 - Google Patents

リヤパネルのベルトアンカー取付部構造

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JPH0740307U
JPH0740307U JP7419393U JP7419393U JPH0740307U JP H0740307 U JPH0740307 U JP H0740307U JP 7419393 U JP7419393 U JP 7419393U JP 7419393 U JP7419393 U JP 7419393U JP H0740307 U JPH0740307 U JP H0740307U
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一博 阿部
一成 宮林
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のリヤパネルのベルトアンカー取付部
において、部品点数と取付け工数を減らし且つ強度,剛
性を向上させる。 【構成】 リヤパネル1の下面に接合固着されるリンフ
ォースメント5の底面に座面部51とそれに連続するビ
ード52を上方に膨出形成し、トランクリッドを開方向
に附勢するトーションバー7の引掛け用の溝部61をも
つブラケット6の取付面62に、ボルト挿通穴62aを
設けると共に取付面62の下面にナット8を固着し、取
付面62を座面部51の下面に接合固着し、ボルト9を
ナット8にねじ込み締付けてベルトアンカー10を取付
けることにより、ブラケット6の取付面62がベルトア
ンカー取付部補強用のナットプレートとしての機能を兼
用するようにし、ベルトアンカー荷重及びトーションバ
ー反力等はビード52を介してリヤパネル前後の閉断面
部2,3へと効果的に分散されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車におけるリヤパネルのベルトアンカー取付部構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
自動車において、後席のバックレスト背面にほぼ沿って立ち上がるリヤバルク ヘッドの上端部から後方へ向けて連続したほぼ水平部分を構成するリヤパネルに は、ベルトアンカー(チャイルドベルトアンカー)が取付けられる(例えば実開 昭60−149476号公報,実公平1−27990号公報等参照)。
【0003】 従来のベルトアンカー取付部は、図3に示すような構成を採っているのが一般 的である。即ち、リヤパネルaの下面に、ほぼハット型断面をなし底面の一部に リヤパネルの下面に接合するベルトアンカー取付用の座面部cを膨出形成したリ ンフォースメントbを接合固着し、該座面部cの下面に補強用のナットプレート dを介してベルトアンカー取付用のナットeを固着し、リヤパネルaの上面にベ ルトアンカーfをボルトgとナットeとの締付けにより取付けるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
リヤパネルaの下部には、トランクリッドを開方向に附勢するトーションバー iが車幅方向に通っており、上記リンフォースメントbの底面にはベルトアンカ ーの他に該トーションバー引掛け用のブラケットhが溶接固着されるが、従来は 図3に示すようにベルトアンカー取付用のナットプレートd,ナットeとトーシ ョンバー引掛け用のブラケットhとは比較的近接した位置にてそれぞれ独立して リンフォースメントbに固着されており、取付工数が嵩むという課題を有してい る。又、ブラケットhはプレス成形上高さ方向の寸法を極端に小さくできないの で、トーションバーiの通る位置はリヤパネルaよりかなり下方となり、トラン クルームの容量に大きく影響を与えるばかりか、トランクリッドを開いたときト ランクルーム内の見栄えがあまり良くない、という課題をも有している。
【0005】 本考案は上記のような従来の課題を解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のようなリヤパネルのベルトアンカー取付部において、リヤパ ネルの下面に接合固着されるリンフォースメントの底面にベルトアンカー取付用 の座面部と該座面部に連続する長手方向のビードとを形成し、トーションバー引 掛け用のブラケットの上部取付面にボルト挿通穴を設けると共に該取付面の下面 にナットをその中心がボルト挿通穴の中心と一致するよう固着し、該取付面を上 記リンフォースメントの座面部の下面に接合固着し、ベルトアンカーを上記ナッ トへのボルトのねじ込み締付けにて取付けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記のような構成を採用したことによって、トランクリッドを開方向に附勢す るトーションバーの引掛け用ブラケットの取付面がベルトアンカー取付部補強用 のナットプレートの機能を兼用し、部品点数の削減,取付工数の低減をはかるこ とができ、又ベルトアンカー荷重及びトーションバー反力等は何れもリンフォー スメントのビードを介してリヤパネルの前後端部に形成された前後の閉断面部へ と効果的に分散され、強度,剛性の向上をはかることができる。更にブラケット のトーションバー引掛け用の溝部はリンフォースメント底面に対する座面部の上 方膨出高さ分だけ従来より上方に位置することにより、トーションバーを従来よ りリヤパネルに近づけて通すことが可能となり、トランクルーム内の容量の増大 及びトランクリッド開時のトランクルーム内の見栄えの向上をはかることができ る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】 図1において、1はリヤパネルであり、該リヤパネル1の前部と後部には前側 リンフォースメント11と後側リンフォースメント12によって形成された前後 の閉断面部2と3が左右方向に延びその左右両端部が車体の側部構造体に連結さ れている。リヤパネル1の車幅方向のほぼ中央部のやや後方寄りの位置には台状 膨出部4が上方に膨出形成され、該台状膨出部4に後述するベルトアンカーの取 付穴4aが設けられている。尚4bは該台状膨出部4に設けたリヤワイパー軸の 貫通穴である。
【0010】 5は底面5aと両側の縦面5bと該縦面5b上端のフランジ部5cとからなる ほぼハット型断面のリンフォースメントであり、該リンフォースメント5は前後 方向に向けてそのフランジ部5cをリヤパネル1の下面に接合固着され、該リン フォースメント5の前後端部は上記前後の閉断面部2と3に結合されている。
【0011】 該リンフォースメント5の底面5aには、上記リヤパネル1の台状膨出部4の 取付穴4a周辺部分下面に接合するベルトアンカー取付用の座面部51が上方に 膨出形成されると共に該座面部51に連続して上向きに膨出するビード52が長 手方向に形成されている。そして上記座面部51には上記取付穴4aに一致する 取付穴51aが設けられる。
【0012】 6はトーションバー7を引掛けるためのブラケットであり、該ブラケット6は 従来通りトーションバー引掛け用の溝部61を形成した前後方向の縦壁と該縦壁 の上縁,前縁及び下縁に形成したフランジ部とからなり、上縁フランジ部をリン フォースメント5への取付面62とした構造に構成されるが、本考案ではこのブ ラケット6の取付面62をベルトアンカー取付部補強用ナットプレートと兼用さ せた構成を採っている。
【0013】 即ち、ブラケット6の取付面62にボルト挿通穴62aを設けると共に、該ボ ルト挿通穴62aに中心が一致するようナット8を取付面62の下面に溶接固着 し、リンフォースメント5の座面部51の下面に上記取付面62を取付穴4a, 51aとボルト挿通穴62aとの中心が一致するよう溶接して、ブラケット6を リンフォースメント5に取付ける。そしてリヤパネル1の上からベルトアンカー 10を当てボルト9をナット8にねじ込み締付けることにより、ベルトアンカー 10をリヤパネル1の台状膨出部4上に取付けるようにしたものである。
【0014】 このように構成したことによって、ブラケット6の取付面62がベルトアンカ ー取付部補強用ナットプレートの役目を果たし、従来独立した部品として必要で あったナットプレート(図3において符号dで表している)を省略することがで き、部品点数の削減をはかり得ると共に溶接工数を減らすことができ、又ベルト アンカー荷重及びトーションバー反力等は何れも長手方向のビード52にて補強 補剛されたリンフォースメント5を介してリヤパネルの前後の閉断面部2,3へ と効果的に分散される。更にリンフォースメント5の底面5aの一般面より上方 に膨出成形された座面部51にブラケット6を取付けているので、ブラケット6 自体の上下方向寸法が従来のものと同じであっても、該ブラケット6のトランク ルーム内への突出量は座面部51の上方膨出分だけ従来より縮小され、トランク リッドを開方向に附勢するトーションバー7のレイアウトは従来より上方へ大き く移動してトランクルーム内容量の増大及びトランクリッド開時の見栄えの向上 をはかることができる。
【0015】 図2はブラケット6の他の例を示すもので、上下2条の溝部61を凹設した車 幅方向の縦壁と該縦壁の上端を前方に屈曲形成した取付面62とを有するほぼL 字型のブラケット6とした例を示している。尚、縦壁及び取付面62の左右両側 端部には補強用のリブが折曲形成されている。
【0016】 この図2に示すブラケット6においても、図1の実施例と同様に、取付面62 にボルト挿通穴62aが設けられ、取付面62の下面にはナット8がその中心が ボルト挿通穴62aの中心と一致するよう溶接固着される。そして取付面62を 図1に示すリンフォースメント5の座面部51の下面に取付穴4a,51aとボ ルト挿通穴62aとの中心が一致するよう接合溶接してブラケット6をリンフォ ースメント5に取付け、ベルトアンカー10を図1の場合と同様にボルト9とナ ット8とのねじ込み締付けにて取付けることにより、ブラケット6の取付面62 をベルトアンカー取付部補強用のナットプレートとして兼用させ、図1の場合と 全く同じ作用,効果を奏するものである。
【0017】 尚、ブラケット6としては図1,図2に示すものに限らず、少なくともトーシ ョンバーの引掛け用の溝部を有し且つナットプレートとして兼用できる取付面を もった任意構成のものを採用できる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ベルトアンカー荷重支持,トーションバー反力 支持というそれぞれの機能を損なうことなく、部品点数及び取付工数を従来より 減らすことができると共に、トランクリッドを開方向に附勢するトーションバー を従来よりリヤパネルに近づけて通すことが可能となり、トランクルーム内の容 量の増大及びトランクリッド開時の見栄えの向上をはかることができるもので、 コスト低廉なることと相俟って実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、(A)はリヤパ
ネルのベルトアンカー取付部付近の構成部品の分解斜視
図、(B),(C),(D)は(A)のB−B,C−C
及びD−Dにそれぞれ相当する部分の断面図でベルトア
ンカー取付け状態を示している。(E)はブラケットの
斜視図である。
【図2】ブラケットの他の構造例を示す斜視図である。
【図3】従来のリヤパネルのベルトアンカー及びブラケ
ットの取付部の一例を示すもので、(A)は縦断側面
図、(B)はベルトアンカー取付部の縦断正面図、
(C)はブラケット取付部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 リヤパネル 2 前側の閉断面部 3 後側の閉断面部 4 台状膨出部 4a 取付穴 5 リンフォースメント 5a 底面 5b 縦面 5c フランジ部 6 ブラケット 7 トーションバー 8 ナット 9 ボルト 10 ベルトアンカー 51 座面部 51a 取付穴 52 ビード 61 溝部 62 取付面 62a ボルト挿通穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤパネルの下面に接合固着されるリン
    フォースメントの底面に、ベルトアンカー取付用の座面
    部を上方に膨出形成すると共に該座面部と連続する長手
    方向のビードを設け、トランクリッドを開方向に附勢す
    るトーションバーを引掛ける溝部を有するブラケットの
    上部の取付面に、ボルト挿通穴を設けると共に該取付面
    の下面にナットをその中心が該ボルト挿通穴の中心と一
    致するよう固着し、該取付面を上記リンフォースメント
    の座面部の下面に接合固着し、上記リヤパネルにベルト
    アンカーを上記ナットへのボルトのねじ込み締付けにて
    取付けたことを特徴とするリヤパネルのベルトアンカー
    取付部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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