JPH0739617Y2 - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JPH0739617Y2
JPH0739617Y2 JP1989136073U JP13607389U JPH0739617Y2 JP H0739617 Y2 JPH0739617 Y2 JP H0739617Y2 JP 1989136073 U JP1989136073 U JP 1989136073U JP 13607389 U JP13607389 U JP 13607389U JP H0739617 Y2 JPH0739617 Y2 JP H0739617Y2
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JP
Japan
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mold
magnet
housing
held
pair
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Application number
JP1989136073U
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English (en)
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JPH0329311U (ja
Inventor
俊晃 中村
正也 中山
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は射出成形用の金型装置に関し、特に自動車など
に使用されるGセンサ等の磁石付可動部成形用の金型装
置に関する。
《従来の技術》 第3図は従来例のGセンサの磁石付可動部成形用の金型
装置を示したものである。
図中1及び2は、左右一対の金型本体であって、それぞ
れGセンサの可動部の構成部品である磁石3を収容する
磁石収容部4、同じく樹脂5を形成する樹脂成形部6と
磁石3と樹脂5とを連結するインサート金具7の収容部
9とを有する。このインサート金具7の先端は略直角に
鍵状に屈曲されて樹脂成形部6まで延びている。
樹脂5はゲート8から樹脂成形部6内に注入され、成形
が完了するとその成形された樹脂5とインサート金具7
とが一体化される。そして、これらの成形された樹脂
5、インサート金具7、及び磁石3から構成されたGセ
ンサの可動部が完成する。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このような従来の金型では、金型本体が
強磁性体の鋼材から作製されているため、成形品を取り
出す際に磁石が金型本体に吸着してしまう。従って、無
理に成形品を金型本体から取り出すと、インサート金具
が変形してしまい、不良品が発生するという問題があっ
た。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、金型本体から成形品を取り出す場合に、何等
支障なく取り出せるようにした金型装置を提供すること
を目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、一端に磁石が固
設されたインサート金具の他端に樹脂をモールドする金
型装置であって、該金型装置は、一対の金型本体を備
え、これら一対の金型本体を型閉じしたときに、これら
一対の金型本体間に前記インサート金具の中間部を狭持
すると共に、該狭持部の一側に樹脂をモールドするキャ
ビティを形成する一方、他側に前記磁石を収容して支持
する収容部を形成するようになっている金型装置におい
て、上記金型本体の上記収容部に対応する合わせ面に各
々凹所を形成する一方、上記収容部を、各々中央部に収
容凹部を有する一対の非磁性体にて形成し、各収容部
を、互いの収容凹部を対向させて上記各金型本体の凹所
に挿着し、型閉じしたときに各収容凹部内に上記磁石を
収容して保持するように構成し、また、前記磁石を収容
部内に付勢手段を介して収容保持したもので、この付勢
手段として、負圧パイプを通じて吸引力を作用させる手
段や押圧ばねを用いたものである。
更に、インサート金具の磁石を収容部内に真空吸引力、
バネ力等の付勢手段を介して保持したことを特徴とす
る。
《作用》 以上の構成からなる本考案の金型装置にあっては、金型
本体から成形品を取り出す場合に、磁石の周囲は非磁性
体で覆われているので、磁石が金型本体に吸着すること
なく、スムーズに取り出すことが出来る。
更に、真空吸引力、バネ力等の付勢手段により、磁石を
金型本体の収容部内に確実に固定保持出来るため、磁石
及び、収容部における厳格な寸法精度が要求されること
がない。
《実施例》 以下、本考案の実施例について、添付図面を参照しなが
ら、詳細に説明する。
第1図は本考案による金型装置の第一実施例を示す縦断
面図、第2図は同金型装置の第二実施例を示す縦断面図
である。但し、従来装置と同一部分には同一符号を付し
ている。
第1図において、1及び2は一端がGセンサの磁石3が
固設された可動部としてのインサート金具7の他端に樹
脂モールドする射出成形用の左右一対の金型本体であっ
て、鋼材から構成されている。
上記金型本体1,2は、型閉じしたときに(第1図示状
態)、前記インサート金具7の中間部を狭持Aすると共
に、この狭持部Aの一側に樹脂をモールドするキャビテ
ィ6を形成する一方、他側にその中央部に前記磁石3を
収容して保持する収容凹部10a,10bからなる収容部10が
形成されている。この収容部10は、非磁性体で形成され
ている。そして、この収容部10に対応する金型本体1,2
の合わせ面に、各々凹所1a,2aが形成されている。ま
た、収容部10は、互いの収容凹部10a,10bを対向させ
て、金型本体1,2の凹所1a,2aに挿着し、型閉じしたとき
に、各収容凹部10a,10b内に磁石3を収容して保持する
ようになっている。このため、この非磁性体の収容部10
は磁石3と金型本体1,2とを隔離しており、後述するよ
うに成形品を金型本体1,2から取り出す際に、磁石3が
金型本体1,2に吸着することを防止するものである。
上記磁石3にはインサート金具7の一端が固着され、そ
のインサート金具7の他端は樹脂成形部6内で鍵状に屈
曲されている。この樹脂成形部6にはゲート8から樹脂
5が注入され、インサート金具7の先端と樹脂5とが一
体化される。
また、インサート金具7の先端を鍵状に屈曲することに
よって、成形後にインサート金具7が樹脂5から抜けな
いようになっている。
従って、成形作業が終了した後、成形品のGセンサの磁
石付可動部を金型本体1,2から取り出す際、磁石3と金
型本体1,2の内壁面との間に、非磁性体の収容部10が配
置されているため、磁石3が金型本体1,2の内壁面に吸
着することがない。このことにより、磁石3の吸着によ
って生じていたインサート金具7の変形を防止でき、成
形品をスムーズに金型本体1,2から取り出すことが出来
る。
更に、本実施例においては、非磁性体の収容部10及び金
型本体1,2に負圧パイプ11が挿通しており、ソレノイド
バルブ12、及びリミットスイッチ13により、磁石3の上
面に負圧が作用して、磁石3を収容部10の適正位置で確
実に保持できるように構成されている。
したがって、磁石3及び収容部10との間に寸法誤差があ
っても、上述したように、磁石3は真空吸引力により付
勢されているため、これらの寸法誤差を有効に吸収で
き、寸法誤差による磁石3の破損が防止できるととも
に、寸法管理も容易に行なえるという利点がある。
尚、負圧パイプ11を通じて磁石3に真空吸引力が作用す
るタイミングは金型本体1,2の閉鎖時であり、また、真
空吸引力を解除するタイミングは成形終了時であり、そ
れぞれリミットスイッチ13を開閉操作させて行なう。
次に、第2図は本考案による金型装置の第二実施例であ
り、磁石3の付勢手段として押圧バネが使用されてい
る。
すなわち、収容部10内に設置された押圧バネ14により、
磁石3が収容部10の適正位置に保持されるため、第一実
施例同様、収容部10、磁石3の寸法管理が容易に行なえ
る。尚、図中符号15は磁石3に当接して、押圧バネ14の
バネ力を磁石3に伝えるスライド型である。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、磁石を収容する
金型本体の収容部を、非磁性体で形成したので、金型本
体から成形品を取り出す際、磁石が金型本体に吸着する
ことなく、スムーズに取り出すことが出来る。
したがって、従来のように、磁石が金型本体に吸着して
インサート金具が変形するという問題点を有効に解決す
ることが出来、生産性を高めるととともに、Gセンサ等
の成形品の精度をアップすることにより、品質の安定化
に貢献するという効果を有する。
更に、本考案によれば、真空吸引力、バネ力等の付勢手
段により、磁石を収容部内の適正位置に確実に保持固定
するというものであるから、磁石、収容部の寸法精度に
おいて、多少の寸法誤差が許容でき、磁石、収容部の寸
法管理が容易なものになり、また、従来のように、精密
に寸法精度が要求されることに起因する磁石の破損もな
くなる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による金型装置の第一実施例を示す縦断
面図、第2図は同金型装置の第二実施例を示す縦断面
図、第3図は従来例の金型装置を示す縦断面図である。 1,2……金型本体、1a,2a……凹所、3……磁石、6……
キャビティ、7……インサート金具、10……収容部、10
a,10b……収容凹部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に磁石が固設されたインサート金具の
    他端に樹脂をモールドする金型装置であって、該金型装
    置は、一対の金型本体を備え、これら一対の金型本体を
    型閉じしたときに、これら一対の金型本体間に前記イン
    サート金具の中間部を狭持すると共に、該狭持部の一側
    に樹脂をモールドするキャビティを形成する一方、他側
    に前記磁石を収容して支持する収容部を形成するように
    なっている金型装置において、上記金型本体の上記収容
    部に対応する合わせ面に各々凹所を形成する一方、上記
    収容部を、各々中央部に収容凹部を有する一対の非磁性
    体にて形成し、各収容部を、互いの収容凹部を対向させ
    て上記各金型本体の凹所に挿着し、型閉じしたときに各
    収容凹部内に上記磁石を収容して保持するように構成し
    たことを特徴とする金型装置。
  2. 【請求項2】インサート金具の磁石を収容部内に付勢手
    段を介して収容保持したことを特徴とする請求項(1)
    記載の金型装置。
  3. 【請求項3】収容部に負圧パイプを通じて、吸引力を作
    用させ、インサート金具の磁石を収容部内に吸引保持し
    たことを特徴とする請求項(2)記載の金型装置。
  4. 【請求項4】収容部内に押圧バネを設置することによ
    り、インサート金具の磁石を収容部内に押圧保持したこ
    とを特徴とする請求項(2)記載の金型装置。
JP1989136073U 1989-04-18 1989-11-27 金型装置 Expired - Lifetime JPH0739617Y2 (ja)

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JP1989136073U JPH0739617Y2 (ja) 1989-04-18 1989-11-27 金型装置

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JP1-45125 1989-04-18
JP4512589 1989-04-18
JP1989136073U JPH0739617Y2 (ja) 1989-04-18 1989-11-27 金型装置

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JPH0329311U JPH0329311U (ja) 1991-03-22
JPH0739617Y2 true JPH0739617Y2 (ja) 1995-09-13

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