JPH0739040Y2 - 信号灯 - Google Patents

信号灯

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JPH0739040Y2
JPH0739040Y2 JP12330088U JP12330088U JPH0739040Y2 JP H0739040 Y2 JPH0739040 Y2 JP H0739040Y2 JP 12330088 U JP12330088 U JP 12330088U JP 12330088 U JP12330088 U JP 12330088U JP H0739040 Y2 JPH0739040 Y2 JP H0739040Y2
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lens
light
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lenses
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Nippon Signal Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、交通信号機等に用いられる信号灯に関するも
のである。
従来の技術 交通信号機用信号灯としては、第8図のように、内面を
マルチプリズム状に形成した色付き前方レンズ(2)
と、光源体(4)と、該光源体(4)から発せられる光
を反射するため略放物面を有する反射鏡(3)とから成
るタイプのものが多く用いられている。この信号灯にあ
っては、太陽光や自動車のヘッドライトなどの外来光
(L)が、前方レンズ(2)を通って該信号灯内に進入
すると、前記反射鏡(3)で反射されて再び前方レンズ
(2)を通って外部に放射される結果、光源体(4)が
点灯していないときであってもあたかも点灯しているか
の如く見える擬似現示(ファントム)現象を起こし、交
通安全上極めて重大な支障をきたしている。
この擬似現示を防止する手段として、ルーバー方式のも
のが知られている。このローバー方式による信号灯は、
前方レンズの光軸に平行なフィンを前方レンズの前面に
所定間隔をおいて略水平に多数スダレ状に配置したもの
で、光軸に対して斜め縦方向に入射してくる外来光をル
ーバーにより遮光又は減光し、信号灯内への外来光の進
入を阻止して擬似現示を防止するものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記した従来のルーバー方式の信号灯の
場合、光軸に対して斜め縦方向に入射してくる外来光に
対しては有効であるが、光軸に平行な外来光を完全に遮
断することはその原理上本質的に不可能であって、擬似
現示防止手段としては有効なものではなかった。また、
この信号灯は、角度によっては点灯時に光源から外部に
放射される内部光がルーバーによって遮断されるため、
十分な現示機能を果たすことができなかった。
故に、本考案は、確実に擬似現示現象を防止できるとと
もに、十分な現示機能を果たすことのできる信号灯を提
供することを第1の目的とする。さらに、本考案は、製
造および組み立てが簡単で、低コストで製造できる、上
述の擬似現示防止機能付信号灯を提供することを第2の
目的とする。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するため、本願各考案では、信号
灯が前方レンズと、光源体との間に、前記前方レンズの
光軸に対して垂直な面をなすよう互いに平行して設けら
れた、例えば複数の長尺円柱状レンズ或いは複数の長尺
半円柱状レンズの如くに複数の個々の長尺状レンズの信
号灯外方向に突出した部分が少なくとも断面半円形状で
あるレンズ部と、該レンズ部の後面側で、個々の前記レ
ンズに対応するように設けられた複数の帯状吸光体から
なる光吸収部とを有し、各前記吸光体は、対応する長尺
円柱状レンズ又は長尺半円柱状レンズの軸に直交する方
向に該レンズの幅に比して充分小さい幅を有し、該レン
ズの線状の焦点部に位置していることを特徴とするもの
である。なお、前記レンズ部は、実質上各前記長尺状円
柱レンズの後半部を一体化したものとすることができ
る。
また、第2の目的を達成するため、本考案は、レンズ部
を構成する複数のレンズを一体として形成するととも
に、各レンズにこれに対応する吸光体を一体に設けるも
のである。
作用 第1の目的を達成する考案において、信号灯の前面側か
ら進入する外来光は、すべて各レンズで大きく屈折し、
該レンズの直後に位置する各焦点部付近に設けた吸光体
に吸収される。一方、光源体からの内部光は一部のもの
が吸光体に邪魔されるものの、ほとんどの部分が吸光体
によって邪魔されることなく外部に放射されることとな
る。この時、真正面からの外来光は勿論、該レンズの軸
方向(長手方向)に斜め方向からの外来光に対しても吸
光体が分布しており、外来光を吸収する。
また、第2の目的を達成する考案において、レンズ部は
一体成形され、且つ、吸光体もレンズと一体化している
ため、レンズ部を取り付けるだけでよいので信号灯の組
立てを簡素化できるように作用する。
実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図に示すように、本考案による信号灯(1)は、前
方レンズ(2)と光源体(4)と反射鏡(3)から成
り、前記前方レンズ(2)と光源体(4)との間に固定
された光フィルター(F)を有する。
第1図、第2図および第5A図の如く、前記光フィルター
(F)は、前方レンズ(2)の光軸に対して垂直な面を
なすように複数個互いに平行離隔して配設された、複数
の長尺円柱状レンズ(12a)からなるレンズ部(12)
と、該レンズ部(12)の後面側で、個々の長尺円柱状レ
ンズ(12a)に対応して設けられ該レンズ(12a)と平行
且つ同一長さで延びている帯状の吸光体(13a)を有し
た光吸収部(13)とを有する。前記各レンズ(12a)
は、透明合成樹脂、好ましくはポリカーボネート等でつ
くられている。
また、各前記吸光体(13a)は、対応する長尺円柱状レ
ンズ(12a)の軸に対し垂直方向に所定の幅、実施例で
は、前記レンズ(12a)の直径に比して約4分の1の充
分小さい幅を有し、黒色の耐熱材料、好ましくはアルマ
イト処理を施したアルミ等でつくられ、前記レンズ(12
a)の直後に位置する焦点(この場合は線状の焦点部)
にあるいはその前後に位置する。
なお、前述の長尺円柱状レンズ(12a)同士は、離隔す
ることなく設けることができる。
レンズ部(12)を構成するレンズ作用を呈する部材は、
第3図と第4図で示すように長尺半円柱状レンズ(12
b)を用いても同等の効果を得ることができる。長尺半
円柱状レンズ(12b)においても、レンズ作用は変わり
はなく、相応で変わる焦点部の距離に合わせて所定幅の
帯状の吸光体を位置させることで本考案に用いることが
できる。
前記レンズ部(12)は上述した構成以外にも、実質上、
各前述長尺円柱状レンズ(12b)の後半部を一体化し板
状としたもの、すなわち、第5C図で示すように、互いに
平行した複数の長尺半円柱状レンズ(12c)を平板部の
前面側に一体に有するように成形したものであってもよ
い。なお、このレンズ部(12)の後面側は平坦状であ
る。この構成のレンズ部は一体成形で製作することがで
きる。なお、このレンズ部は、平板部の前面側に第3図
にて示した如き複数の長尺半円柱状レンズ(12b)を一
体に形成したものとみることもできる。このような一体
化によって、個々のレンズ(12c)を固定するための手
段が不要となる。この場合においても、個々の長尺半円
柱状レンズ(12c)による焦点部には、前記吸光体(13
a)が対応して設けられる。
このように、第1図、第2図および第3図、第4図更に
は第5C図で示したいずれの実施例においても、レンズ部
(12)は、少なくとも前面側が屈折率の大きい長尺半円
柱状レンズとして機能する複数の長尺状のレンズ(12
a、12b、12c)で構成されるため、信号灯(1)の真正
面から進入して来る外来光(L)は、第5A図から第5C図
で1つのレンズ(12a、12b、12c)について代表して示
すように、前記レンズ(12a、12b、12c)を介して屈折
して各々の吸光体(13a)に吸収され、反射鏡(3)ま
でには達しない。特に、上面図の第6A、6B図から明らか
なように、横方向斜めから進入する外来光(L)は、従
来有った円形の凸レンズ(20)と該レンズ(20)の焦点
(この場合は点状)付近に設けた吸光体(21)とからな
る光フィルター(第6A図)では、吸光体(21)によって
吸収されないのに対し、本考案のもののように長尺円柱
状または長尺半円柱状レンズ(12a、12b、12c)とその
焦点部に位置する帯状の吸光体(13a)とからなる光フ
ィルター(F)では、第6B図の円柱状レンズの場合に代
表して示されるように吸光体(13a)によって方向によ
らず確実に吸収されることとなる。その結果、前述の構
成の光フィルター(F)を有する信号灯(1)において
は、横方向に広い角度にわたって擬似現示現象が確実に
防止されるものである。
また、前記光源体(4)から発せられ反射鏡(3)で平
行光線として反射される内部光(L)は、第5A、5B、5C
図のように、一部が吸光体(13a)に吸収されるもの
の、ほとんどの部分がレンズ(12a、12b、12c)を通っ
て前方に放射されることとなり、信号灯(1)の光度す
なわち現示機能が低下することがない。
なお、前述のように、長尺円柱状または長尺円柱状レン
ズ(12a、12c)においてはその直後に焦点があるため、
第7A、7B図の如く、前記吸光体(13a)を個々の前記レ
ンズ(12a、12c)の後面に直接接着等により固着して一
体化することもできる。また、個々のレンズ(12a、12
c)の後面に耐熱吸光材料を吸光体(13a)として印刷、
塗布して一体に形成してもよい。このように吸光体(13
a)とレンズ(12a、12c)とを一体化することにより、
吸光体(13a)とレンズ(12a、12c)との間のやっかい
な位置合わせ、および吸光体(13a)のための固定手段
が不要となり、低コストで製造することが可能となる。
なお、記述した長尺半円柱状レンズ(12c)を一体に有
するレンズ部(12)において、レンズ部(12)の最大厚
み(t)が、長尺半円柱状レンズ(12c)の直径(d)
と略同一となるように形成すれば、レンズ部(12)の後
面が略焦点部となる(わずかに手前)ので、後面(裏面
上)に光吸収体を固着すれば、既述効果が適切に得られ
る。
なお、以上の各実施例では円柱状又は半円柱状レンズ
(部)の幾何的軸方向を水平としたので横方向からの広
い角度の入射光に対して効果を発揮するが、必要に応じ
て任意方向に配置することができ、例えばレンズの軸方
向を縦方向に配置して、垂直方向に広い角度にわたって
擬似現示現象を防止するように用いてもよい。
付言すると、第9、10図で示すように光フィルター
(F′)にように前方レンズ(2)の光軸に対して垂直
な面をなすように複数の球状レンズ(16a)を有するレ
ンズ部(16)からなるものであって、個々の球状レンズ
(16a)の後面すなわち焦点付近に小面積の吸光体(1
7)を設けた構成の光フィルター(F′)を有する信号
灯(1)も考えられるが、これは略真正面から進入する
外来光(L)については吸光体(17)に効果的に吸収さ
れるので擬似現示現象は確実に防止されるが、真正面か
らの外来光にのみ効果的であり、上下左右どの方向に外
来光がずれても効果を発揮することができず、本考案に
比べて適用範囲が限られる。
考案の効果 以上のように、本考案によると、前方レンズと光源体と
の間に、信号灯が外方向に突出した部分が少なくとも断
面半円形状である複数の長尺状レンズ、例えば複数の長
尺円柱状または長尺半円柱状等のレンズ部分を含むレン
ズ部を設け、レンズ部の個々の前記レンズの線状の焦点
部に略一致させて所定幅の帯状の吸光体を設けているた
め、信号灯の前面から進入する横方向広い角度に対応し
て外来光は確実に吸光体に吸収される。また、光源体か
ら発せられる内部光は、ほとんどの部分が吸光体に邪魔
されず外部に放射されることとなる。その結果、本考案
の信号灯は、横方向広角度範囲で確実に擬似現示現象を
防止できるとともに、十分な現示機能を果たすことがで
きるという効果を有する。
また、本考案の他の態様によると、レンズ部を構成する
複数のレンズを一体化するとともに、各前記レンズとこ
れに対応する吸光体とが一体に形成されている。その結
果、特に製造および組み立てが簡単で、低コストで製造
できる擬似現示現象防止機能付の信号灯が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による信号灯の断面図、 第2図は、前記信号灯の光フィルターを構成するレンズ
部と光吸収部とを示す斜視図、 第3図は、本願別の考案による信号灯の断面図、 第4図は前記信号灯の光フィルターを構成するレンズ部
と光吸収部とを示す斜視図、 第5A図は、第1図の光フィルターを示す拡大断面図、 第5B図は、第3図の光フィルターを示す拡大断面図、 第5C図は、他の考案による光フィルターを示す拡大断面
図、 第6A、6B図は、本考案による信号灯の作用を説明する
図、 第7A、7B図は、更に他の考案の実施例を示す図、 第8図は、従来の信号灯を示す断面図、 第9図は、信号灯の光フィルター部を示す参照図、 第10図は、第9図のVII-VII線断面図である。 (2):前方レンズ、(3):反射鏡、(4):光源
体、(12):レンズ部、(12a):長尺円柱状レンズ、
(12b、12c):長尺半円柱状レンズ、(13):光吸収
部、(13a):吸光体、(d):直径、(t):最大厚
み。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方レンズ(2)と、光源体(4)と、該
    光源体(4)から発せられる光を前方に反射する反射鏡
    (3)とから成る信号灯において、 前方レンズ(2)と光源体(4)との間に、前記前方レ
    ンズ(2)の光軸に対して垂直な面をなすよう互いに平
    行して設けられた複数の個々の長尺状レンズ(12a、12
    b)の信号灯外方向に突出した部分が少なくとも断面半
    円形状であるレンズ部(12)と、該レンズ部(12)の後
    面側で、個々の前記レンズ(12a、12b)に対応するよう
    に設けられた複数の帯状吸光体(13a)からなる光吸収
    部(13)とを有し、 各前記吸光体(13a)は、対応するレンズ部(12)の長
    尺方向軸に直交する方向に該レンズの幅に比して充分小
    さい幅を有し、該レンズ(12a、12b)の線状の焦点部に
    位置していることを特徴とする信号灯。
  2. 【請求項2】前記レンズ部(12)が、複数の長尺円柱状
    レンズ(12a)であることを特徴とする請求項1に記載
    の信号灯。
  3. 【請求項3】前記レンズ部(12)が、複数の長尺半円柱
    状のレンズ(12b)であることを特徴とする請求項1に
    記載の信号灯。
  4. 【請求項4】前記レンズ部(12)が、平板部の前面側に
    複数の長尺半円柱状レンズ(12c)を一体に形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の信号灯。
  5. 【請求項5】前記レンズ部(12)に対応する帯状吸光体
    (13a)が前記レンズ(12a,12b,12c)と一体に固定され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの1項
    に記載の信号灯。
JP12330088U 1988-09-20 1988-09-20 信号灯 Expired - Lifetime JPH0739040Y2 (ja)

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JPH0246300U JPH0246300U (ja) 1990-03-29
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