JPH0738871U - 離脱防止管継手 - Google Patents

離脱防止管継手

Info

Publication number
JPH0738871U
JPH0738871U JP6723593U JP6723593U JPH0738871U JP H0738871 U JPH0738871 U JP H0738871U JP 6723593 U JP6723593 U JP 6723593U JP 6723593 U JP6723593 U JP 6723593U JP H0738871 U JPH0738871 U JP H0738871U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
opening
ring
insertion opening
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6723593U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2602675Y2 (ja
Inventor
厚 槇
敏雄 戸島
孝浩 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1993067235U priority Critical patent/JP2602675Y2/ja
Publication of JPH0738871U publication Critical patent/JPH0738871U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602675Y2 publication Critical patent/JP2602675Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合した受口と挿口との管軸方向への伸縮を
最小限に抑えることができながら、水の抵抗を増大させ
ることのない離脱防止管継手を提供する。 【構成】 受口1の内周における受口1の奥端面9と挿
口7の先端部10との間にリング状のライナ11を配設
し、受口1の内周面とライナ11の外周面との間にライ
ナ11の芯出しを行うリング状のゴム部材12を配設す
る。挿口7の挿口リング8がロックリング5と係合した
位置よりも挿口7が受口奥側へさらに移動しようとする
と、挿口7の先端部10がライナ11に当接して位置規
制されるため、受口1と挿口7との伸縮寸法は最小限に
抑えられる。そして、ライナ11はゴム部材12により
良好に芯出しされて保持されているため、ライナ11が
流路内に突出することは防止され、水の抵抗が増大する
ことはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は離脱防止管継手に関し、特に受口に挿口を挿入することでこれら受口 と挿口とを接合可能なスリップオンタイプの離脱防止管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
スリップオンタイプの管継手は、受口内部にシール材を装着し、この受口内に 挿口をシール材を圧縮させながら挿入することにより、受口と挿口とを接合でき るように構成されている。このようなスリップオンタイプの管継手に離脱防止機 能を付与し、かつ受口と挿口とが互いに軸心方向に沿う方向に若干移動して伸縮 可能とした離脱防止管継手としては例えば図3に示すようなものがある。
【0003】 受口1の内周にはシール材収容溝2が形成され、このシール材収容溝2に環状 のシール材3が配置されている。また、シール材収容溝2よりも奥側にロックリ ング収容溝4が形成され、このロックリング収容溝4に周方向一つ割りの金属製 のロックリング5が装着されている。ロックリング5の外周側とロックリング収 容溝4の内周側との間には、ロックリング5の芯出しを行うための芯出し用ゴム 輪6が配置されている。そして、挿口7の先端部外周には、ロックリング5に受 口奥側から係り合い可能な突部分としての挿口リング8が嵌め込まれている。な お、7aは挿口7の先端部外周に形成されている突部で、先すぼまり状に傾斜面 が形成されている。
【0004】 受口1と挿口7との接合時には、まず、受口1のシール材収容溝2にシール材 3を収容するとともに、芯出用リング6をロックリング収容溝4に装着し、その 内周にロックリング5を配置する。この状態で、受口1内に挿口7を挿入するこ とにより、まず挿口7の外周にてシール材3が圧縮されて、受口1と挿口7との 間のシールが確保される。また、芯出用リング6によりロックリング5が偏心す ることなく保持され、この状態で挿口7がロックリング5の内周側に押し込まれ ると、この挿口7の突部7aの傾斜面によってロックリング5が弾性的に拡径さ れ、さらに挿口7が押し込まれると、挿口リング8がロックリング5を通過し、 この後は、ロックリング5は元の状態に戻り、確実に挿口7の外周に嵌まり合う 。このため、挿口7が受口1から離反する方向に移動しようとしても、挿口リン グ8がロックリング5の奥側面に当接して係り合い、確実な離脱防止機能が発揮 される。
【0005】 ところで、このような離脱防止管継手を湾曲した配管場所に配設する場合、つ まり曲管などの異形管に前記離脱防止管継手を適用する場合には、異形管両端部 の管軸方向が互いに異なるため、挿口7と受口1とが一方の管軸方向に沿って伸 縮すると、異形管の他端側はこの他端側の軸芯方向とは異なる方向に移動してし まうこととなり、良好な接合関係を維持できないおそれがある。したがって、異 形管においてはその継手部における伸縮量は最小限に抑えることが望ましい。
【0006】 この問題に対応できる離脱防止管継手としては、図4に示すようなものが考え られる。つまり、図3に示す構成に加えて、受口1の内周における受口1の奥端 面9と挿口7の先端部10との間に金属製のリング状のライナ11を配設する。 この構成によれば、挿口リング8がロックリング5の奥側面に当接して係り合っ た位置より、挿口7が受口1の奥端面側へさらに移動しようとすると、挿口7の 先端部10がライナ11の受口開口側側面に当接して挿口7の移動が規制される ため、伸縮寸法が管軸方向に沿うライナ11の幅寸法分だけ縮小されて、受口1 と挿口7との伸縮寸法を最小限に抑えることができる。また、受口1の内面と受 口1の奥端面9と挿口7の先端部10とにより形成される窪みにこのライナ11 が配設されて、内部を流れる水の流路が平面化されるため、凹凸により生じる水 の流路抵抗の増大を防止することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す離脱防止管継手においては、ライナ11が受口1の 内部において上下方向にずれて、水の流路に対して少し突出したり(図4におい て仮想線で示す)、窪んだりすることがあり、この場合には、ライナ11の突出 部および窪み部分により水の流路抵抗が増大するおそれがある。
【0008】 本考案は上記課題を解決するもので、接合した受口と挿口との管軸方向への伸 縮を最小限に抑えることができながら、水の流路抵抗を増大させることのない離 脱防止管継手を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本考案は、受口の内周に形成したロックリング収容 溝にロックリングを装着し、前記受口に挿入される挿口の先端部の外周に、前記 ロックリングと係合して挿口の受口からの離脱を防止する突部分を設け、受口の 内周における受口の奥端面と挿口の先端部との間に、前記突部分がロックリング と係合した位置よりも挿口が相対的に受口奥端面側へさらに移動する際に挿口の 先端と当接して挿口の移動を規制するリング状のライナを配設し、受口の内周側 と前記ライナの外周側との間にライナの芯出しを行うリング状の弾性部材を設け たものである。
【0010】
【作用】
上記構成により、リング状の弾性部材にてライナが芯出しされるため、ライナ が流路内に突出することが防止され、水の流路抵抗が増大することは防止される 。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。なお、従来と同機能のもの には同符号を付して、その説明は省略する。
【0012】 図1に示すように、受口1の内周における受口1の奥端面9と挿口7の先端部 10との間にはリング状で金属製のライナ11が配設されている。さらに、受口 1の内周側とライナ11の外周側との間にはライナ11の芯出しを行うゴム部材 12が配設されている。このゴム部材12は、図2の(a),(b)に示すよう にリング状に形成されている。
【0013】 受口1と挿口7との接合時には、まず受口1の内周における奥端面9の近傍箇 所にゴム部材12を装着する。そして、このゴム部材12の内側にライナ11を 、このライナ11の奥側の側面が受口1の奥端面9に接触するように収納する。 また、受口1のシール材収容溝2にシール材3を収容するとともに、芯出用リン グ7をロックリング収容溝4に装着し、その内周にロックリング5を配置する。 この状態で、挿口リング8がロックリング5を通過するまで、挿口7を受口1内 に挿入することにより、ロックリング5が挿口7の外周に嵌まり合い、挿口7が 受口1から離反する方向に移動しようとしても、挿口リング8がロックリング5 の奥側面に当接して係り合い、確実な離脱防止機能が発揮される。
【0014】 この場合に、わずかな伸縮距離で挿口7の先端部10がライナ11の受口開口 側側面に当接するため、受口1と挿口7との相対的な移動が規制され、受口1と 挿口7との伸縮寸法は最小限に抑えられる。そして、ライナ11はゴム部材12 により良好に芯出しされて偏心することなく保持されるため、ライナ11が上下 方向にずれて流路内に突出することは防止され、水の流路抵抗が増大することは ない。
【0015】 なお、上記実施例においては、挿口7の先端部10に挿口リング8が設けられ ている場合について述べたが、挿口リング8を別体として設けることなく、挿口 リング8を設けた形状と同様な形状に挿口7の先端部10を一体形成した場合で も同様な作用効果が得られることは言うまでもない。また、ライナ11は金属製 に限るものではなく、剛性を有する部材であればよく、また、周方向一つ割りの ものを用いてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、受口の内周における受口の奥端面と挿口の先 端部との間に、挿口の先端部外周の突部分がロックリングと係合した位置よりも 挿口が相対的に受口奥端面側へさらに移動する際に挿口の先端と当接して挿口の 移動を規制するリング状のライナを配設し、受口の内周側と前記ライナの外周側 との間にライナの芯出しを行うリング状の弾性部材を設けたことにより、受口と 挿口との互いの伸縮距離は最小限に抑えられながら、ライナが流路内に突出する ことが防止され、水の抵抗は最小限に抑えられる。これにより、湾曲した配管場 所に離脱防止管継手を配設する場合でも、良好な接合関係を維持することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る離脱防止管継手の断面
図である。
【図2】(a),(b)は同離脱防止管継手のゴム部材
の正面図および側面図である。
【図3】従来の離脱防止管継手の断面図である。
【図4】従来の離脱防止管継手の断面図である。
【符号の説明】
1 受口 4 ロックリング収容溝 5 ロックリング 7 挿口 8 挿口リング 9 奥端面 10 先端部 11 ライナ 12 ゴム部材(弾性部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口の内周に形成したロックリング収容
    溝にロックリングを装着し、前記受口に挿入される挿口
    の先端部の外周に、前記ロックリングと係合して挿口の
    受口からの離脱を防止する突部分を設け、受口の内周に
    おける受口の奥端面と挿口の先端部との間に、前記突部
    分がロックリングと係合した位置よりも挿口が相対的に
    受口奥端面側へさらに移動する際に挿口の先端と当接し
    て挿口の移動を規制するリング状のライナを配設し、受
    口の内周側と前記ライナの外周側との間にライナの芯出
    しを行うリング状の弾性部材を設けたことを特徴とする
    離脱防止管継手。
JP1993067235U 1993-12-17 1993-12-17 離脱防止管継手 Expired - Lifetime JP2602675Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993067235U JP2602675Y2 (ja) 1993-12-17 1993-12-17 離脱防止管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993067235U JP2602675Y2 (ja) 1993-12-17 1993-12-17 離脱防止管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738871U true JPH0738871U (ja) 1995-07-14
JP2602675Y2 JP2602675Y2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=13339059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993067235U Expired - Lifetime JP2602675Y2 (ja) 1993-12-17 1993-12-17 離脱防止管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602675Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087275A1 (ja) * 2009-01-27 2010-08-05 株式会社クボタ 管継手
JP2011089595A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kubota Corp 管継手
JP2011106671A (ja) * 2009-10-23 2011-06-02 Kubota Corp 管継手
CN104132203A (zh) * 2014-07-30 2014-11-05 江苏瑞腾涂装科技有限公司 一种涂塑复合钢管及管扣件

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087275A1 (ja) * 2009-01-27 2010-08-05 株式会社クボタ 管継手
CN103925432A (zh) * 2009-01-27 2014-07-16 株式会社久保田 管接头
CN103925432B (zh) * 2009-01-27 2016-08-24 株式会社久保田 管接头
JP2011089595A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kubota Corp 管継手
JP2011106671A (ja) * 2009-10-23 2011-06-02 Kubota Corp 管継手
JP2015007480A (ja) * 2009-10-23 2015-01-15 株式会社クボタ 管継手
CN104132203A (zh) * 2014-07-30 2014-11-05 江苏瑞腾涂装科技有限公司 一种涂塑复合钢管及管扣件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2602675Y2 (ja) 2000-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3452599B2 (ja) 車両用パイプ−コンテナ継手組立体
JPH0738871U (ja) 離脱防止管継手
JPH05231570A (ja) 離脱防止管継手用ゴム輪
JPH0424232Y2 (ja)
JP2557149Y2 (ja) 配管用ゴムリング及び配管の接続部分の構造
JPH0632880U (ja) 離脱防止管継手用ゴム輪
JP3278563B2 (ja) 離脱防止管継手
JP3492549B2 (ja) 配管用継手装置
JPH0214711Y2 (ja)
JP4036277B2 (ja) ゴムパッキン
JP2547237B2 (ja) 管継手
JP2758098B2 (ja) 離脱防止管継手
JPH09100965A (ja) 配管部材及び環状シール部材
JPH0738870U (ja) 離脱防止管継手
JP2595354Y2 (ja) 配管用ゴムリング
JPH0814477A (ja) 管継手のスラッジ堆積防止具
JP4477967B2 (ja) 耐震用管継手
JPH02154885A (ja) 管の受口部構造
JPS6229748Y2 (ja)
KR200191224Y1 (ko) 호스용 금속재 연결금구
JPH0227277Y2 (ja)
JP2002156085A (ja) 管継手
JPH088384Y2 (ja) 離脱防止管継手
HU216690B (hu) Tömítés két cső szivárgásmentes öszekötésére
JP2547235B2 (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 10