JPH07382B2 - プリンタのプラテン位置調整機構 - Google Patents

プリンタのプラテン位置調整機構

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JPH07382B2
JPH07382B2 JP3324386A JP3324386A JPH07382B2 JP H07382 B2 JPH07382 B2 JP H07382B2 JP 3324386 A JP3324386 A JP 3324386A JP 3324386 A JP3324386 A JP 3324386A JP H07382 B2 JPH07382 B2 JP H07382B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明はインパクトプリンタ、特に電磁駆動式の多数の
印字ハンマを有する発熱し易い印字ヘッドを備えたイン
パクトラインプリンタを連続稼働した際に、印字ヘッド
の発熱により装置内の環境温度が上昇し、プラテン等が
熱膨張するに起因して該プラテンと印字ヘッド先端との
間隙が狭まり印字動作が不能になることを解決するた
め、印字ヘッド先端に対するプラテンの間隙位置を調整
する偏心カムに回転用レバーを設け、該回転用レバーと
基台間に一定環境温度以上の温度に感応して形状が変位
し、該温度以下で元の形状に復元する形状記憶合金から
なる位置調整部材を設け、環境温度の変化に感応して変
位する前記位置調整部材により偏心カムを自動的に回転
させて、プラテンと印字ヘッド先端との間隙を常に、予
め定めた範囲内に調整し得るようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタのプラテン位置調整機構の改良に係
り、特に発熱し易い多数の印字ハンマ機構部を備えたイ
ンパクト式ラインプリンタにおいて、環境温度によって
変化するプラテンとヘッド先端との間隙を、常に許容値
内に調整し得るプラテン位置調整機構に関するものであ
る。
印字ハンマを備えたインパクト式プリンタ、特にコンピ
ュータシステムにおいて情報データの処理結果の出力装
置として広く用いられている多数の印字ハンマを備えた
インパクト式ラインプリンタにおいては、多数の印字ハ
ンマに対応してこれらを駆動させる電磁駆動部も高密度
に実装されており、印字稼働時におけるこれら電磁駆動
部の発熱により装置内の環境温度が上昇することは避け
られず、この温度上昇によりプラテンと多数の印字ヘッ
ドの先端との間隙が変化する問題がある。
このため環境温度によって変化するプラテンとヘッド先
端との間隙を常に許容値内に調整し得る簡便な機構が必
要とされる。
〔従来の技術〕
一般にインパクト式ラインプリンタは、例えば第3図に
示すように連続印字用紙1を沿わしたプラテン2に対向
し、かつインクリボン4を介してヘッド揺動用シャトル
6上に支持された、多数の印字ハンマとこれらを駆動さ
せる電磁駆動部からなる印字ヘッド3が配置されてい
る。
そして該連続印字用紙1をトラクタ5によって断続的に
移送させると共に、ヘッド揺動用シャトル6と印字ヘッ
ド3を駆動して印字を行っている。
このようなラインプリンタにおけるプラテン2と印字ヘ
ッド3の先端との間隙を一定に調整する従来のプラテン
位置調整機構は、第4図に示すようにプラテン2を支持
し、かつ回転させるプラテン支持軸2aに対して偏心カム
7が回転可能に当接配置され、該偏心カム7を回転する
ことによってプラテン2を印字ヘッド3に対して平行移
動させて、プラテン2と印字ヘッド3の先端との間隙を
一定に調整している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが従来のプラテン位置調整機構によってプラテン
2と印字ヘッド3の先端との間隙を一定に調整している
ラインプリンタを連続的に印字稼働させた場合、印字ヘ
ッド3における多数の印字ハンマを駆動させる電磁駆動
部が発熱して、該プリンタ内部の環境温度が上昇する。
この温度上昇によってプラテン、或いはヘッド部材が膨
張してプラテン2と印字ヘッド3の先端との間隙が変化
する欠点があった。
この現象も過度になると前記間隙が著しく狭まって連続
印字用紙1やインクリボン4が正常に移送されなくな
る、また印字も不能となるという問題が発生していた。
本発明はこのような従来の欠点に鑑み、簡単な構成によ
りプリンタ内部の環境温度が一定温度以上になると自動
的に偏心カムを回転させて環境温度によって変化するプ
ラテンとヘッド先端との間隙を常に印字に適した許容値
内に調整し得る新規なプリンタのプラテン位置調整機構
を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、第1図に示すよう
に、印字ヘッド3とインクリボン4と連続印字用紙1を
介して対向するプラテン2を支持し、かつ回転させるプ
ラテン支持軸2aに対して当接配置した偏心カム7に回転
用レバー21を設けると共に、該偏心カム7に設けられた
回転用レバー21と基台22間に一定環境温度以上の温度に
感応して形状が変位し、該温度以下で元の形状に復元す
る形状記憶合金からなるらなるバネ状の位置調整部材23
を設けた構成とする。
〔作 用〕
本発明のプリンタのプラテン位置調整機構は、偏心カム
7に設けられた回転用レバー21と基台22間に一定環境温
度以上の温度に感応して形状が変位し、該温度以下で元
の形状に復元する形状記憶合金からなるバネ状の位置調
整部材23が設けられているため、プリンタ内部の環境温
度が一定温度以上になると、プラテン等は当然のことと
して膨張するが、前記形状記憶合金からなるバネ状の位
置調整部材23も該環境温度に感応して例えば伸びる方向
(或いは縮む方向)に変位して回転用レバー21を自動的
に回動して偏心カム21を微小に回転させる。
その結果、プラテン2は印字ヘッド3に対して広がる方
向に平行移動し、該プラテン2と印字ヘッド3の先端と
の間隙を所定間隙に調整することが可能となる。
またプリンタ内部の環境温度が一定温度以下になると前
記形状記憶合金からなるバネ状の位置調整部材23は元の
形状に復元され、回転用レバー21を自動的に逆に回動し
て偏心カム21を微小に回転して、該プラテン2と印字ヘ
ッド3の先端との間隙は最初に調整した時の所定間隙に
復元され、プラテンとヘッド先端との間隙が環境温度に
影響されることなく、常に予め定めた許容値内に維持す
ることができる。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係るプリンタのプラテン位置調整機構
の一実施例を示す概略側面図である。
図において、2はプラテン支持軸2aにより回転可能に支
持されているプラテン、3は該プラテン2に対してイン
クリボン4及び連続印字用紙1を介して一定間隙をもっ
て対向配置してなる印字ヘッドである。
また7は印字ヘッド3に対してプラテン2を一定間隙を
もって対向配置するためにプラテン支持軸2aに対して当
接配置した偏心カムである。
該偏心カム7には回転用レバー21を固定配置すると共
に、該回転用レバー21と基台22間に常温よりも高い一定
環境温度以上の温度に感応して形状が変位し、該温度以
下で元の形状に復元する形状記憶合金からなるバネ状の
位置調整部材23、本実施例では常温よりも高い一定環境
温度以上の温度に感応して伸延し、該温度以下で元の形
状に収縮復元する形状記憶合金からなるバネ状の位置調
整部材23を設けた構成とする。
尚、上記構成におけるプラテン2の支持軸2aに対して、
当接配置した偏心カム7とこれを回転させる回転用レバ
ー21との関係は、回転用レバー21が矢印Aの方向に回動
するに従いプラテン2の支持軸2aに対して当接する偏心
カム7の径、即ち偏心カム7の回転中心よりプラテン支
持軸2aとの接点までの径が短径となるようにすることが
必要である。また形状記憶合金からなるバネ状の位置調
整部材23の環境温度に感応する伸縮度は、プラテン2の
熱膨張量に合わせておくことが重要である。
次に上記構成のプラテン位置調整機構の機能を説明す
る。
かかるプラテン位置調整機構を備えたラインプリンタを
連続的に印字稼働させることにより印字ヘッド3におけ
る多数の印字ハンマを駆動させる電磁駆動部が発熱し
て、該プリンタ内部の環境温度が上昇する。この際、第
2図に示すように、例えばプラテン2が鎖線で示すよう
に熱膨張して、従来の場合では印字ヘッド3先端との間
隙が狭められるが、本実施例ではプラテン2の熱膨張と
平行して回転用レバー21と基台22間に設けられた前記形
状記憶合金からなるバネ状の位置調整部材23も該温度に
感応して伸延し、回転用レバー21を矢印Aの方向に回動
する。
この回転用レバー21の回動により偏心カム7が短径方向
に回転して前記プラテン2が後退し、印字ヘッド3先端
との間隙が規定の所定間隙に自動的に補正される。
また前記プリンタ内部の環境温度が、例えば常温に下が
り、プラテン2の熱膨張が元に戻ると、この時上記形状
記憶合金からなるバネ状の位置調整部材23も収縮して回
転用レバー21が矢印Aとは逆の方向に回動され、偏心カ
ム7を長径方向に回転して前記プラテン2が前進し、印
字ヘッド3先端との間隙が元の所定間隙に自動的に戻さ
れる。
このように本実施例の機構によればプリンタ内部の環境
温度が変化しても、簡単な構成によりこの環境温度の変
化を逆に利用してプラテン2と印字ヘッド3先端との間
隙を常に規定許容を持った所定間隙に自動的に調整、維
持することが可能となる。
尚、以上の実施例ではバネ状の位置調整部材23として、
常温よりも高い一定環境温度以上の温度に感応して形状
が伸延し、該温度以下で元の形状に収縮復元する形状記
憶合金を用いた場合について説明したが、本発明はこの
ような特性の形状記憶合金に限定されるものではなく、
例えば常温よりも高い一定環境温度以上の温度に感応し
て形状が収縮し、該温度以下で元の形状に復元する形状
記憶合金を適用可能なことは言うまでもない。
また形状記憶合金からなる位置調整部材23の形状として
は本実施例で説明したバネ形状に限らず種々に変形して
実施できることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明に係るプリンタ
のプラテン位置調整機構によれば、プリンタ内部の環境
温度の上昇に伴うプラテン等の熱膨張により、プラテン
と印字ヘッド先端との間隔が狭まって印字動作が困難と
なる問題が、簡単な構成によって解消され、プラテンの
印字ヘッド先端との間隙を常に規定の許容値を持った所
定間隙に自動的に調整、維持することが可能となる優れ
た利点を有する。
従って、装置内の環境温度が上がり易い電磁駆動式の印
字ヘッドを用いた各種インパクト式シリアルプリンタ、
或いは各種インパクト式ラインプリンタに適用して極め
て有利であり、実用上、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るプリンタのプラテン位置調整機構
の一実施例を示す概略側面図、 第2図は本発明に係るプリンタのプラテン位置調整機構
の動作の一実施例を説明するための概略側面図、 第3図はインパクト式ラインプリンタを説明するための
概略斜視図、 第4図は従来のプリンタのプラテン位置調整機構を説明
するための概略側面図である。 第1図及び第2図において、 1は連続印字用紙、2はプラテン、2aはプラテン支持
軸、3は印字ヘッド、4はインクリボン、7は偏心カ
ム、21は回転用レバー、22は基台、23は位置調整部材を
それぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッド(3)の先端と対向するプラテ
    ン(2)との間隙を、プラテン支持軸(2a)に当接する
    偏心カム(7)の回転により調整する機構において、上
    記偏心カム(7)に回転用レバー(21)を設けると共
    に、該偏心カム(7)と基台(22)間に一定環境温度以
    上の温度に感応して形状が変位し、該温度以下で元の形
    状に復元する形状記憶合金からなる位置調整部材(23)
    を設け、環境温度の変化に感応して変位する前記位置調
    整部材(23)により偏心カム(7)を自動的に回転させ
    て、プラテン(2)と印字ヘッド(3)先端との間隙を
    常に一定間隙に調整することを特徴とするプリンタのプ
    ラテン位置調整機構。
JP3324386A 1986-02-17 1986-02-17 プリンタのプラテン位置調整機構 Expired - Fee Related JPH07382B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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