JPH0737932Y2 - 車両用空調装置の切換ドアの連結構造 - Google Patents

車両用空調装置の切換ドアの連結構造

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JPH0737932Y2
JPH0737932Y2 JP7956591U JP7956591U JPH0737932Y2 JP H0737932 Y2 JPH0737932 Y2 JP H0737932Y2 JP 7956591 U JP7956591 U JP 7956591U JP 7956591 U JP7956591 U JP 7956591U JP H0737932 Y2 JPH0737932 Y2 JP H0737932Y2
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variable
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健次 飯島
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用空調装置の空
気の流れを制御する切換ドアの駆動源側との連結構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置において、冷風と
温風の混合による温風状態の改善を図るために、例えば
図6に示すように、ヒータコア100をバイパスする冷
風の流れを偏向する切換ドアたる可変ドア102をバイ
パス通路104の後方側に設けてエアミックスドア10
6の回動に連動させ、フルホット時に可変ドア102を
垂直に、フルクール時に水平とするものが周知である。
【0003】このようなエアミックスドア106と可変
ドア102との連結は、エアミックスドア106に固設
のレバー108とこのレバー108と連結され可変ドア
102と連結のロッド110とより成りるものである。
なお、112は空調ケース、113及び114は空調ケ
ースの吸入口及び吹出口、115は温風通路である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術に係る連結構造においては、主駆動ドアであるエ
アミックスドアの駆動に追従して切換ドアたる可変ドア
が回動されるものであるから、例えばエアミックスドア
の開度が所定開度以上となった場合に可変ドアの回動を
停止するというドア作動スケジュールを適宜に設定変更
することができなかった。このドア作動スケジュールの
変更を行なうには、そこに複雑なリンク機構等を追加装
備する必要があるが、かかる装備は容易に追加すること
ができないと共に、コスト的及び取付スペース等の制約
を受け、実用的なものではない。
【0005】そこで、この考案は上記問題点に鑑み、簡
易な構造で、容易にドア作動スケジュールの変更を行な
えるように図った車両用空調装置の切換ドアの連結構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案に係る車両用空調装置の切換ドアの連結構
造は、主駆動ドアからロッドを介して力が伝えられ、軸
を支点として回動される切換ドアの連結構造であって、
該切換ドアの反主駆動ドア側面に弾性部材の基部を固定
し、該弾性部材の先端部に前記ロッドの一端を連結する
と共に、前記切換ドアの移動を規制するストッパを設け
たことにある。
【0007】
【作用】したがって、主駆動ドアが所定の開度になる
と、切換ドアはストッパによってその回動が停止され、
該主駆動ドアが所定の開度以上回動してもそのロッドを
介して切換ドアに伝達される駆動力は弾性部材を押圧し
て逃がされるだけとなり、これによって、容易にドア作
動スケジュールの変更を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0009】図1において、空調ケース1には、上流側
に空気の吸入口2が、下流側に空気の吹出口3が各々開
口し、その内部に、中程で斜めにヒータコア4が配され
ている。このヒータコア4の空調ケース1内への配置に
より、該ヒータコア4を通過した空気が流れる温風通路
5と、ヒータコア4を通過しない空気が流れるバイパス
通路6とに分けられている。また、ヒータコア4の前方
には、軸8を支点として回動するエアミックスドア9が
配されており、該エアミックスドア9の駆動力は外部か
ら与えられ、全閉(フルクール)の位置からから全開
(フルホット)の位置まで回動されるようになってい
る。このエアミックスドア9の回動位置にて温風通路5
とバイパス通路6とを通過する空気の流量比が決定さ
れ、該各々の空気はエアミックス空間10にて混合され
て所望の温度となり、被空調空間に吹き出されるもので
ある。なお、図1において、エアミックスドア9は、フ
ルクール位置に設定されている。
【0010】なお、12は前記ヒータコア4の背後に設
けられたサブドアであり、エアミックスドア9と連動し
て回動され、フルクール時は閉じられ、フルホット時は
開かれるようになっている。また、13は冷風バイパス
装置(説明を省略する。)の冷風バイパス通路である。
【0011】上記ヒータコア4の後方であって、空調空
気の吹出口3には主駆動ドアたるエアミックスドア9と
連動して回動される切換ドアたる可変ドア15が設けら
れている。
【0012】可変ドア15は、軸16にて回動自在に設
けられており、エアミックスドア9に連動して回動され
る。この可変ドア15は、硬い樹脂より所望形状の平板
17にその外面に柔らかい発泡体のウレタン18が貼着
されて構成され、前記平板17には軸から離れる方向(縦
方向に長穴20)が形成されると共に、この長穴20に
連なる側端に開口する開口穴21が形成されている。
【0013】また平板17の外面(反主駆動ドア側)に
は、前記長穴20に添って弾性部材の板バネ21が添着
され、その基部にてリヘットなどの固定具22で平板に
取付られている。この板バネ21の先端部には、連結部
23が取付られ、係合孔24が穿たれ、該係合部24に
は下記するロッド25が挿入されている。尚、前記ウレ
タン18は長穴20を通って空気が洩れるのを防ぐため
のものである。
【0014】ロッド26は、その基部をエアミックスド
ア9に固着のレバー25に回動自在に連結され、他端は
前記可変ドア15の平板の開口穴19を介して長穴に貫
挿し、その先端を前記連結部23の係合孔24に挿入し
て連結部23に連結されている。なお、27は可変ドア
15の移動位置を規制するストッパで、空調ケース1の
エアミックス空間10に、エアミックスドア9の支点と
なる軸16が取付られた位置のほぼ下方に設けられてい
る。
【0015】上記構成において、図1乃至図5に基づい
てエアミックスドア9と可変ドア15の回動を説明する。
【0016】設定モードがフルクール時には、図1及び
図5に示すように、エアミックスドア9は全閉の状態で
あり、連結構造を介して回動される可変ドア15は水平
に設定される。エアミックスドア9が、この状態からホ
ット状態に向けて回動されていくと、ロッド26を介し
て回動される可変ドア15は水平から垂直の状態へと移
行していく。
【0017】エアミックスドア9の回動が進み、例えば
設定モードが1/2ホット状態に設定された場合には、
図2及び図5に示すように、エアミックスドア9が略水
平の状態に保たれ、これに連動して回動する可変ドア1
5がストッパ27に接して移動が停止され、略垂直に設
定される。この状態においては、可変ドア15が垂直で
あるから、これにバイパス通路6を通る冷風があたって
偏向され、温風との混合が促進されることになる。
【0018】設定モードがフルホット時には、図3及び
図5に示すように、エアミックスドア9は全開の状態で
あるが、上記1/2ホット状態からは可変ドア15がス
トッパ27によってその移動が規制されているから、該
可変ドア15は垂直の状態を維持したままである。この
際に、エアミックスドア9からロッド26を介して伝達
される駆動力は、板バネ21を押圧し、図3のように撓
んで、その駆動力が吸収される。
【0019】エアミックスドア9がフルホット状態から
フルクール状態へ戻す場合には、図3から図2を通って
図1のように変化するものである。即ち、板バネ21が
ロッド26の移動によって可変ドア15に付くまで戻さ
れる。そして、可変ドア15の動きが始まり(エアミッ
クスドア9が1/2移動) 、その後はエアミックスドア9と
連動し可変ドア15は垂直状態から水平状態へ戻され
る。
【0020】上記構成のように、エアミックスドア9と
可変ドア15とを連結する連結構造の要素に弾性部材た
る板バネ21を介在させると共に、可変ドア15を所望
の停止位置で規制するストッパ27を設けることで、切
換ドアたる可変ドア15の停止位置を主駆動ドアたるエ
アミックスドア9の所定開度以上で任意に停止させると
いうドア作動スケジュールを適宜に設定することがで
き、汎用性のある切換ドアの連結構造が提供される。
【0021】また、かかる切換ドアの連結構造例えばロ
ッド26の長さの変更によって、簡易な構成で容易にド
ア作動スケジュールを変更することが可能であると共
に、コストの低減及び取付スペースの削減を図ることが
可能である。
【0022】なお、この切換ドアの連結構造において
は、その構成要素たる弾性部材に板バネ21を用いてい
るが、これに限らず、弾性力を有するものであれば、例
えば棒状の弾性体や樹脂等を用いても同様の作用効果が
得られる。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
主駆動ドアと切換ドアとを連結する連結構造の要素に弾
性部材を介在させると共に、切換ドアを所望の停止位置
で規制するストッパを設けたので、切換ドアの停止位置
を主駆動ドアの所定開度以上では弾性部材が撓んで駆動
力を吸収し、ストッパと相俊って、任意に停止させると
いうドア作動スケジュールを適宜に設定することがで
き、汎用性のある切換ドアの連結構造が提供される。ま
た、かかる切換ドアの連結構造によって、簡易な構成で
容易にドア作動スケジュールを変更することが可能であ
ると共に、コストの低減及び取付スペースの削減を図る
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フルクール時の主駆動ドア及び切換ドアの状態
を説明する図である。
【図2】1/2ホット時の主駆動ドア及び切換ドアの状
態を説明する図である。
【図3】フルホット時の主駆動ドア及び切換ドアの状態
を説明する図である。
【図4】切換ドアとロッドとの連結状態を説明する斜視
図である。
【図5】エアミックスドアの設定モードに対する切換ド
アの開度状態を示すグラフである。
【図6】従来構造の切換ドアの連結構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
4 ヒータコア 9 エアミックスドア(主駆動ドア) 15 可変ドア(切換ドア) 25 レバー 26 ロッド 27 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主駆動ドアからロッドを介して力が伝え
    られ、軸を支点として回動される切換ドアの連結構造で
    あって、該切換ドアの反主駆動ドア側面に弾性部材の基
    部を固定し、該弾性部材の先端部に前記ロッドの一端を
    連結すると共に、前記切換ドアの移動を所定位置で規制
    するストッパを空調ケースのエアミックス空間に設けた
    ことを特徴とする車両用空調装置の切換ドアの連結構
    造。
JP7956591U 1991-09-04 1991-09-04 車両用空調装置の切換ドアの連結構造 Expired - Lifetime JPH0737932Y2 (ja)

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JP7956591U JPH0737932Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車両用空調装置の切換ドアの連結構造

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JP7956591U JPH0737932Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車両用空調装置の切換ドアの連結構造

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JPH0567507U JPH0567507U (ja) 1993-09-07
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JP7956591U Expired - Lifetime JPH0737932Y2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 車両用空調装置の切換ドアの連結構造

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JP6058411B2 (ja) * 2013-01-31 2017-01-11 カルソニックカンセイ株式会社 空調ユニットの配風ドア駆動用リンク構造

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JPH0567507U (ja) 1993-09-07

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