JPH073790Y2 - 金属製線樋 - Google Patents

金属製線樋

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JPH073790Y2
JPH073790Y2 JP1988010254U JP1025488U JPH073790Y2 JP H073790 Y2 JPH073790 Y2 JP H073790Y2 JP 1988010254 U JP1988010254 U JP 1988010254U JP 1025488 U JP1025488 U JP 1025488U JP H073790 Y2 JPH073790 Y2 JP H073790Y2
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JP
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gutter
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wire
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JP1988010254U
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JPH01116511U (ja
Inventor
靖 椎名
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マサル工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、床面または壁面などに配線される電力、通信
用などの電線を保護する金属製線樋に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の線樋は合成樹脂にて成型されていたが、
火災時に有害ガスが発生するため、金属にて成型された
線樋が要望されている。そして、従来の合成樹脂にて形
成した線樋は、例えば実開昭52-85196号公報にて記載さ
れているように、底板およびこの底板の両側からそれぞ
れ折曲げた側縁部を有する断面略コ字状の細長の線樋本
体と、覆い面部およびこの覆い面部の両側からそれぞれ
折曲げられた側縁部を有し線樋本体に嵌合される断面略
コ字状の細長のカバーとからなり、線樋本体の両側縁部
の基部の外面には長さ方向に連続した凹溝を形成すると
ともに、カバーの両外側縁部の下端には線樋本体の両側
縁部の凹溝にそれぞれ係合する突条を形成した構造が採
られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の実開昭52-85196号公報に記載の従
来の構造の線樋をそのまま金属材料で成型すると、カバ
ーの両側縁部の嵌合深さが深くなり、カバーを拡幅させ
ながら嵌合するため側縁部を容易に嵌合できず、配線施
工性が悪く、嵌合を容易にするために線樋本体とカバー
との厚みを薄くすると強度が保持できない問題を有して
いる。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、合成樹脂の
ように火災時に有害ガスが発生することがなく、安全性
を有する金属製線樋本体および金属製カバーを用い、し
かも、金属製線樋本体および金属製カバーを用いて配線
施工が容易にできるようにし、線樋本体およびカバーの
切断位置に制約を受けることなく、配線寸法に合せて切
断することができる金属製線樋を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本考案の金属製線樋は、取付け面部とこの取付け面部の
両側からそれぞれ折曲げた側縁部を有する金属にて成型
された断面略コ字状の細長線樋本体と、覆い面部とこの
覆い面部の両側からそれぞれ折曲げられた側縁部を有し
前記線樋本体に嵌合される金属にて成型された断面略コ
字状の細長カバーとからなり、前記線樋本体の両側縁部
の外面には高さ方向の中間位置に長さ方向に連続した係
止部を形成するとともに両側縁部の先端側を互いに接近
する方向に折曲された前記カバーの嵌合案内部を形成
し、前記カバーの両側縁の内面には前記線樋本体の両側
縁部の係止部に係合する係合部を間隔をもって形成した
ものである。
(作用) 本考案の金属製線樋は、線樋本体を床面または壁面など
の電線配線位置に沿ってビスなどにて固定し、この線樋
本体の側縁部間に位置させて電線を配線し、この線樋本
体にカバーを嵌合する。このときに、線樋本体の両側か
らそれぞれ折曲げられた側縁部の高さ方向の中間位置に
係止部が形成され、カバーの嵌合深さが深くても係止部
にカバーの係合部を容易に係合でき、この側縁部の先端
側は互いに接近する方向に折曲されたカバー嵌合案内部
が形成されているため、電線は両側縁部から外れること
なく、線樋本体とカバーとにて電線を挟着して損傷する
おそれがない。また、このカバー案内部により案内され
てカバーの両側縁は線樋本体の両側縁に嵌合され、線樋
本体の係止部にカバーの係合部が弾力的に係合してカバ
ーが線樋本体から外れることがない。しかも、線樋本体
の係止部は長さ方向に連続しているため切断位置に制約
されず、どの位置で切断してもカバーの係合部は係止部
に係合保持される。さらに、係合部を間隔をもって形成
することにより、形成が容易であるとともに、ずれがあ
っても係止部との間でのずれを吸収でき、カバーを線樋
本体に確実に取り付けられる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図において、1は線樋本体で、この線樋本体1は金属に
て成型され、床面または壁面などの被取付け面に取り付
けられる取付け面部2と、この取付け面部2の両側から
それぞれ折曲げた側縁部3とを有する断面細長の略コ字
状に形成され、これら両側縁部3間に電線配設空間4が
形成されている。また、この線樋本体1の取付け面部2
には、長手方向に適宜の間隔をおいて内面に取付け凹部
5が形成され、この取付け凹部5の中央部にはビス挿通
孔6が開口され、この取付け凹部5にこの線樋本体1を
被取付け面に固着するビスの径大頭部が位置されて両側
縁部3間の電線配設空間4に突出されず、この電線配設
空間4に配線した電線がビスにより損傷されるようなこ
とがないようになっている。
また、線樋本体1の両側縁部3の外面には、高さ方向の
中間位置に長さ方向に凹溝状に係止部7が連続して形成
されている。また、この線樋本体1の両側縁部3の先端
側を互いに接近する方向に傾斜状に折曲されたカバー嵌
合案内部8が形成され、この両側縁部3の先端間に電線
を電線配設空間4に配線する開口面9となっている。
さらに、10はカバーで、このカバー10は線樋本体1に嵌
合される金属にて成型された細長断面略コ字状に形成さ
れ、線樋本体1の両側縁部3の先端間の開口面9を覆う
覆い面部11とこの覆い面部11の両側からそれぞれ折曲げ
られ線樋本体1の両側縁部3の外側に嵌合する側縁部12
とを有している。また、このカバー10の両側縁部12に
は、線樋本体1の両側縁部3の係止部7に係合する内方
に膨出した突起状の係合部13が高さ方向の中間位置に長
さ方向に向って適宜の間隔毎に形成されている。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、電線の配線位置に沿って被取付け面に線樋本体1
をその取付け面部2を対向させて配置し、取付け凹部5
のビス挿通孔6から挿通したビスにて被取付け面に線樋
本体1を固着すると、このビスの径大頭部は取付け凹部
5に位置されて両側縁部3間の電線配設空間4に突出さ
れていない。そして、この電線配設空間4に開口面9か
ら電線を配線する。この電線配設空間4に配線した電線
は線樋本体1の両側縁部3の先端側を互いに接近する方
向に傾斜状に折曲されたカバー嵌合案内部8にて開口面
9から外れ出ることなく電線配設空間4に保持される。
次いで、線樋本体1の両側縁部3の外側にカバー10の側
縁部12を嵌合する。このとき線樋本体1の両側縁部3の
先端側カバー嵌合案内部8の案内によってカバー10の容
易に側縁部3に嵌合され、このカバー10の両側縁部12の
係合部13はこの両側縁部12の弾力で線樋本体1の両側縁
部3の係止部7に係合され、カバー10は線樋本体1に保
持される。そして、このカバー10の覆い面部11は前記線
樋本体1の先端間の開口面9を覆っている。
(考案の効果) 本考案の金属製線樋によれば、合成樹脂のように火災時
に有害ガスが発生することなく、安全性を有する金属製
にて成型されている線樋本体およびカバーを用いても電
線の配線が容易にできる。また、線樋本体に形成した係
止部は両側縁部の外面の高さ方向の中間位置に形成され
ているため、線樋本体に形成したカバーの嵌合案内部に
よりカバーは案内されてカバーの両側縁は線樋本体の両
側縁に容易に嵌合され、カバーを嵌着するに際し、線樋
本体の下部に係止部を形成した構造に比し、カバーの嵌
合深さが深くてもカバーの係合部を線樋本体の係止部に
容易に弾力的に嵌合できる。しかも、線樋本体およびカ
バーの強度を保持できるように厚みを厚くしてもカバー
の係合部は線樋本体の係止部に容易に弾力的に係合でき
る。さらに、線樋本体の係止部は長さ方向に連続して形
成されているため、線樋本体とカバーとの切断位置に制
約を受けることなく、適宜の位置で配線状態に合せた寸
法に切断しても確実にカバーの係合部は線樋本体の係止
部に係止することができる。また、このカバー嵌合案内
部により案内されてカバーの両側縁部は線樋本体の両側
縁に容易に嵌合される。そして、係合部を間隔をもって
形成することにより、形成が容易であるとともに、ずれ
があっても係止部との間でのずれを吸収でき、カバーを
線樋本体に確実に取り付けられる。さらに、線樋本体の
両側縁部の先端側が互いに接近する方向に折曲されたカ
バー嵌合案内部により線樋本体に配線した電線は外れる
ことなく、線樋本体とカバーとにて電線を挟着して損傷
するおそれがなく、配線施工が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す金属製線樋の斜視図で
ある。 1……線樋本体、2……取付け面部、3……側縁部、7
……係止部、8……カバー嵌合案内部、10……カバー、
11……覆い面部、13……係合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭52−19199(JP,Y1) 実公 昭53−43508(JP,Y2) 実願 昭50−171952号(実開 昭52− 85196号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け面部とこの取付け面部の両側からそ
    れぞれ折曲げた側縁部を有する金属にて成型された断面
    略コ字状の細長線樋本体と、覆い面部とこの覆い面部の
    両側からそれぞれ折曲げられた側縁部を有し前記線樋本
    体に嵌合される金属にて成型された断面略コ字状の細長
    カバーとからなり、 前記線樋本体の両側縁部の外面には高さ方向の中間位置
    に長さ方向に連続した係止部を形成するとともに両側縁
    部の先端側を互いに接近する方向に折曲された前記カバ
    ーの嵌合案内部を形成し、 前記カバーの両側縁部の内面には前記線樋本体の両側縁
    部の係止部に係合する係合部を間隔をもって形成した ことを特徴とする金属製線樋。
JP1988010254U 1988-01-28 1988-01-28 金属製線樋 Expired - Lifetime JPH073790Y2 (ja)

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JPH01116511U JPH01116511U (ja) 1989-08-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580470Y2 (ja) * 1990-09-25 1998-09-10 松下電工株式会社 配線用ダクトのためのコーナーボックス
JPH07106013B2 (ja) * 1991-07-19 1995-11-13 マサル工業株式会社 配線カバー

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JPS5285196U (ja) * 1975-12-22 1977-06-24

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