JPH073727B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPH073727B2
JPH073727B2 JP3591086A JP3591086A JPH073727B2 JP H073727 B2 JPH073727 B2 JP H073727B2 JP 3591086 A JP3591086 A JP 3591086A JP 3591086 A JP3591086 A JP 3591086A JP H073727 B2 JPH073727 B2 JP H073727B2
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JP
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magnetic head
magnetic
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pressing
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JP3591086A
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JPS62192962A (ja
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昇 毛利
清司 及川
隆春 河津
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子計算機の補助記憶装置で、特に可撓性磁気
ディスクを用いる磁気記録装置に関するものである。
従来の技術 近年、電子計算機の小型化・大容量化とともに、補助記
録装置の一つである可撓性磁気ディスク(フロッピーデ
ィスク:以後FD呼ぶ)を駆動する磁気記録装置(フロッ
ピーディスクドライブ:以後FDDと呼ぶ)も小型化・大
容量化で、しかもFD及びFDDに搭載されている磁気ヘッ
ドの長寿命・高信頼性を求められている。
FDDの大容量化の先行技術としては、記録磁化として媒
体面に対して垂直方向に磁化させる垂直記録方式が知ら
れている。垂直記録方式の中でも、その記録媒体にFe−
Ni(パーマロイ)の下地層の上にCo−Cr等の磁性材料を
薄膜で形成する薄膜垂直記録用媒体は、その材料的な特
徴として磁気ヘッド及びフェライト押圧パッドとの摩擦
による裂傷や、微小粉塵による裂傷の影響からくる再生
出力信号の低下やドロップアウトが最大の欠点となって
いる。
以下図面を参照しながら、従来のFD押圧パッドを備えた
FDDの一例について説明する。
第8図はFDDの側面図であり、第11図は第8図のFDDに使
用するFDカートリッジの概略図で、FD2と磁気ヘッド1
と押圧パッド5との配置関係を示す。また、第9図A,B
は従来の押圧パッド(材質フェライト)の平面図と側面
図であり、第8図のFDDの側面図に示すように、磁気ヘ
ッド1に対向してFD2を押さえ込むように配置されてい
る。
以上のように構成されたFDDについて、以下その動作に
ついて説明する。
FD2は通常300RPMの回転数で駆動され、磁気ヘッド1と
押圧パッド5は一体となってキャリッジ8によってFD2
の外周から内周までランダムアクセスされる。第10図A,
Bは第9図A,Bに示す従来の押圧パッド5がFD2を押圧す
る状態を説明するための平面図と断面図であるが、従来
の押圧パッドではフェライトの押圧パッド5の表面を球
面に鏡面研磨し、その中央部が磁気ヘッド1の記録再生
用ギャップ部1a−1及び消去用ギャップ部1a−2に対し
てFD2を押さえ込むことによって、記録再生用ギャップ
部1a−1から発生する垂直方向の磁束をFD2を介してフ
ェライトの押圧パッド5に収束するように構成されてい
る。なお、第8図〜第11図において、3はFDカートリッ
ジ枠、4はライナー、7は押圧パッド5を保持するアー
ム、1aはギャップ部、2aはFD2のハブ、9は記録トラッ
ク、10はターンテーブル、11は駆動モータである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、FD2の回転時にFD2
と磁気ヘッド、FDと押圧パッド5との摩擦力が大きくな
り、磁気ヘッド表面の摺動傷とFDの磁性層の裂傷が生
じ、FD2と磁気ヘッドの寿命を短くするという欠点を有
していた。また、第10図Bに示すように、押圧パッド5
の表面が球面に鏡面研磨されているために、磁気ヘッド
の表面の球面に対してFD2を点接触させることになり、F
D2の単位面積当りの押圧荷重が局部的に非常に大きくな
ることと、ギャップ部に対して正しい位置にFD2を押圧
するという頂点位置精度に難点があった。これらの問題
点は電磁変換特性の劣化や誤信号の主原因になってお
り、従来例ではFDの寿命は通常10〜20万パス(1トラッ
クの連続使用)であった。
本発明は上記問題に鑑み、押圧パッドによるFDの磁気ヘ
ッドへの局部的な押圧力を小さくすることによって、磁
気ヘッド及びFDの耐久性を向上させることを可能とする
ものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明のFDDは、磁気ヘッ
ドと、この磁気ヘッドの上面に磁気ディスクを挟持する
ように設けられた磁気ディスク押圧パッドとを有する磁
気記録装置において、前記磁気ディスク押圧パッドは、
軟質磁性体からなるフェライト部の表面に円環状枠、角
形状枠、あるいは、円環状枠および角形状枠の分割され
た形状の枠のいずれかからなるフェルト部を備えたもの
である。
更に、本発明のFDDは、その押圧パッドの軟質磁性体が
フェライトであり、その表面は鏡面状に研磨されている
押圧パッドを備えたものである。
作用 本発明は上記の構成によって、押圧パッドの押圧力によ
るのではなく、FDを押し曲げることによってFD自身の弾
性力によるFDと磁気ヘッドの接触を利用するために、FD
と磁気ヘッドの接触面積は拡大し、更にFDと磁気ヘッド
の接触応力は均一に、しかも小さくすることが可能とな
るので、磁気ヘッドとFDの耐久性を大巾に向上させるこ
とができるのである。更にFDと磁気ヘッドの分離長も小
さくできるため、電磁変換特性の劣化もない。
実施例 以下本発明の一実施例のFDDについて、図面を参照しな
がら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例におけるFDDの側面図を
示すものである。
第1図において、1は磁気ヘッド、2はFD、15は押圧パ
ッド、15aは軟質磁性体からなる押圧パッド15のフェラ
イト部、15bは押圧パッド15のフェライト部15aの表面に
設けられた円環状枠からなるフェルト部であり、磁気ヘ
ッド1とアーム7はキャリッジ8と一体となって保持さ
れ、X方向にアクセスされる。また、押圧パッド15はア
ーム7の押圧荷重でFD2を磁気ヘッド1に押圧する。
第2図A,Bは第1の実施例のFDDにおける押圧パッド15の
平面図と側面図である。また、第3図A,Bはその押圧パ
ッド15がFDを磁気ヘッド1に押圧している状態を示す平
面図と断面図である。押圧パッド15のフェルト部15bの
枠の内側にあるフェライト部15aは磁気ヘッド1の記録
再生用ギャップ部1a−1と消去用ギャップ部1a−2に対
向するように配置されてFD2を押圧する。第3図で示す
ように、FD2は押圧パッド15のフェルト部15bによって磁
気ヘッド1の球面に沿って押し曲げられ、FD2の弾性力
によって磁気ヘッド1のギャップ1aに密接に接触し、記
録・再生・消去が行なわれる。この時押圧パッド15のフ
ェライト部15aとFD2との間に0.10mm程度のスペースが生
じても、電磁変換特性上の低下は見られなかった。
本実施例におけるFDDの押圧パッド形状において、FD2を
FDDに挿入し、FD2の回転数を300RPMにて1トラックを連
続回転摺動テストをした結果を第4図に示す。それによ
ると、初期値の再生出力レベルを100とすると、300万パ
ステスト後で約80となり、初期出力値の80%であった。
テスト後のFD2や磁気ヘッド1の表面には目立った裂傷
や摺動傷は見当らず、更に再生出力波形にもドロップア
ウトはなく、FD2の耐久性が従来に比べて大巾に向上し
たことが明らかとなった。また、本実施例の場合、磁気
ヘッド1のギャップ部1aに対して、押圧パッド15の設定
が多少中央部からずれても再生出力の低下はなく、かな
り従来例に比べて設定が容易となった。これはFD2が磁
気ヘッド1の球面に沿ってFD2の弾性力によってかなり
広い面積に均一な押圧力で接触しているからである。
なお、第1実施例では押圧パッド15のフェライト部の表
面に円環状枠のフェルト部は、第5図,第6図,第7図
A,Bは第2,第3,第4実施例のFDDにおける押圧パッドの平
面図と側面図で示す通り、角形状枠あるいは円環状枠お
よび角形状枠の分割された形状のいずれからなるフェル
ト部としても同様の効果が得られる。本実施例の場合
も、環状のフェルト部6を配置した第1実施例と全く同
じ効果を得た。尚押圧パッド15のフェライト部15aは、F
D2とのわずかな接触があるので鏡面状に研磨することに
よってFD2の裂傷を防止した。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明はFDDの押圧パ
ッドのフェライト部に軟質磁性体を用い、その軟質磁性
体のフェライト部表面に円環状枠あるいは角形状枠ある
いはそれらの分割された形状の枠のフェルト部により形
成された押圧パッドによってFDを押圧するように構成し
ているので、FDの磁気ヘッドへの押圧は、FDを押し曲げ
ることによってFD自身の弾性力による接触力を利用する
ために、FDと磁気ヘッドの接触面積は拡大し、更にFDと
磁気ヘッドの接触応力は均一でしかも小さくすることが
可能となるので、磁気ヘッドとFDの耐久性を大巾に向上
させることができ、優れた効果が得られる。
更に、押圧パッドのフェライト部の表面を鏡面状に研磨
することによってFDと押圧パッドとの摺動傷の発生を防
止することができ耐久性や信頼性を確実なものにするこ
とができる。
また、FDDの使用環境上粉塵は避けられないが、粉塵がF
D表面に付着した場合でも、押圧パッドのフェルト部で
除去でき、また除去できなかった場合でも、押圧荷重が
小さいために、FDと押圧パッド間あるいはFDと磁気ヘッ
ド間を簡単に通過させることができるので、粉塵のため
にFDに傷を発生させることがなくなった。
本実施例では押圧パッドのフェルト部にフェルトを使用
したが、フェルトの他に金属やガラスやセラミックスを
使用しても、本発明の作用を考慮すれば本実施例に近い
効果を得ることが可能であり、材質に限定されない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気記録装置の概略
側面図、第2図A,Bはその押圧パッドの平面図と断面
図、第3図A,Bは第2図A,Bに示す押圧パッドがFDを押圧
する状態を説明するための平面図と断面図、第4図は本
発明、従来例の押圧パッドにおけるFDの回転パス回数と
再生出力レベルの変動の関係を説明するための特性図、
第5図A,B、第6図A,B、第7図A,Bはそれぞれ本発明の
他の実施例の押圧パッドの平面図と断面図、第8図は従
来例における磁気記録装置の概略側面図、第9図A,Bは
従来の押圧パッドの平面図と断面図、第10図A,Bは第9
図A,Bに示す押圧パッドがFDを押圧する状態を説明する
ための平面図と断面図、第11図はFDカートリッジの概略
図である。 1……磁気ヘッド、1a……ギャップ部、2……磁気ディ
スク(FD)、15……押圧パッド、15a……フェライト
部、15b……フェルト部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドと、この磁気ヘッドの上面に磁
    気ディスクを挟持するように設けられた磁気ディスク押
    圧パッドとを有する磁気記録装置において、 前記磁気ディスク押圧パッドは、軟質磁性体からなるフ
    ェライト部の表面に円環状枠、角形状枠、あるいは、円
    環状枠または角形状枠の分割された形状の枠のいずれか
    からなるフェルト部を備えたことを特徴とする磁気記録
    装置。
  2. 【請求項2】軟質磁性体のフェライト部は、磁性体の磁
    気ディスク対向面を鏡面状に研磨したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の磁気記録装置。
JP3591086A 1986-02-20 1986-02-20 磁気記録装置 Expired - Lifetime JPH073727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3591086A JPH073727B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 磁気記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3591086A JPH073727B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 磁気記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62192962A JPS62192962A (ja) 1987-08-24
JPH073727B2 true JPH073727B2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=12455183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3591086A Expired - Lifetime JPH073727B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 磁気記録装置

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JP (1) JPH073727B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102588032A (zh) * 2012-02-17 2012-07-18 隆鑫通用动力股份有限公司 柴油机配气凸轮轴的减压机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102588032A (zh) * 2012-02-17 2012-07-18 隆鑫通用动力股份有限公司 柴油机配气凸轮轴的减压机构

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Publication number Publication date
JPS62192962A (ja) 1987-08-24

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