JPH0736934A - 情報検索方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、情報検索装置に関するもので、登
録されていないキーワードを使用して検索に失敗するこ
とを防ぐことが可能な情報検索方法およびその装置を提
供することを目的とする。 【構成】 入力部１０１から入力されたキーワードを使
用して、検索部１０４は、検索情報記憶部１０３が記憶
する第１キーワードと一致するものを検索し、表示部１
０５は、第１キーワードに登録された第２キーワードを
表示し、オペレータが選択部１０６で第２キーワードを
選択し、第２キーワードに登録されたデータが検索され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、記憶されたデータ中か
ら所望のデータを検索する情報検索装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、記憶された多数のデータ中から所
望のデータを検索する情報検索において、様々な情報検
索装置が開発されている。従来の情報検索装置として、
例えば特開昭６２−１４３１８１号公報には画像情報検
索装置が示されている。図１８はこの従来の画像情報検
索装置の構成図を示すものである。

【０００３】図１８において、１２０１は画像ファイル
部で、画像データをアドレス情報とともに記憶する。図
１７は画像データの一例として山の形をした画を示して
いる。画像ファイル部１２０１はこの画像データをアド
レス情報（不図示）と関連づけて記憶する。１２０２は
補助記憶部で、画像ファイル部１２０１のアドレスデー
タおよびこのアドレスデータと対になった複数個のキー
ワードよりなる検索情報を記憶する。キーワードとして
は例えば「山」とか「美しい」といった文字情報が用い
られる。１２０３は入力部で、キーワードデータおよび
その他の指令を入力する。１２０４は制御部で、入力部
１２０３からのキーワード入力に基づき補助記憶部１２
０２をアクセスして画像ファイル部１２０１のアクセス
を行い前記キーワードに対応する画像データを読み出
す。

【０００４】１２０５は表示部で、読み出された情報を
必要に応じて可視表示する。図１９は上記画像情報検索
装置の制御動作を示すフローチャートであり、オペレー
タがキーワードとして「山」及び「美しい」という文字
情報を入力すると（Ｓ１０１）、制御部１２０４は、補
助記憶部１２０２をアクセスし、キーワード「山」およ
び「美しい」に対応するアドレスがあるかどうか調べる
（Ｓ１０２）。対応するアドレスがあれば、そのアドレ
スを使用し、画像ファイル部１２０１をアクセスして必
要な画像データのみを読み出す（Ｓ１０３、１０４）。
そして、読み出した画像データを表示部１２０５にて表
示する（Ｓ１０５）。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、複数のキーワードを使用してデータを検
索できる反面、使用するキーワードがデータに対して登
録されているかどうかがわからず、登録されていないキ
ーワードを使用すれば、Ｓ１０２から直ちに処理が終了
してしまい、データが検索されないという問題点があっ
た。

【０００６】また、検索を行う前に、あらかじめ使用す
る複数のキーワード全てを決めておかなければならず、
全てのキーワードを決定するための手間がかかるという
問題点があった。本発明は上記課題に鑑み、登録されて
いないキーワードで検索するといったことの生じること
のない、大変情報検索の利便な情報検索装置を提供する
ことを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、第１のキーワードを入力する入
力ステップと、第１のキーワードによって制約される第
２のキーワードを記憶部から読み出し、表示するステッ
プと、表示された第２のキーワードの中から所望のもの
を選択するステップと、入力された第１のキーワードと
前記ステップで選択された第２のキーワードの組合せに
よって特定されるデータを検索する検索ステップと、検
索されたデータを表示するステップとを備えたことを特
徴としている。

【０００８】請求項２の発明は、請求項１の情報検索方
法に加えて、検索された表示データが２以上ある場合に
おいて、そのデータのいずれか１を選択するステップを
含むことを特徴としている。請求項３の発明は、請求項
２の情報検索方法に加えて、選択された表示データのイ
ンデックスを第１のキーワードと第２のキーワードの組
合せと対応させて新たに記憶する学習ステップを含むこ
とを特徴としている。

【０００９】請求項４の発明は、第１のキーワードを入
力するステップと、第１のキーワードによって制約され
る第２のキーワードを記憶部から読み出し、表示するス
テップと、表示するステップと、表示された第２のキー
ワードの中から所望のものを選択するステップと、表示
データを入力するステップと、入力された表示データと
入力された第１のキーワード及び選択された第２のキー
ワードの対応関係を新たに編集し、登録するステップと
を備えたことを特徴としている。

【００１０】請求項５の発明は、第１のキーワードを入
力するステップと、第１のキーワードによって制約され
る第２のキーワードを類似した意味内容をもつグループ
単位で記憶部から読み出し、表示するステップと、表示
された第２のキーワードの中から所望のものを選択する
ステップと、入力された第１のキーワードと前記ステッ
プで選択された第２のキーワードの組合せによって特定
されるデータを検索するステップと、検索されたデータ
を表示するステップと、表示されたデータが不所望なも
のである旨のオペレータからの指示があると、類似した
意味内容をもつが選択されなかった第２のキーワードに
よって特定されるデータを、選択された第２のキーワー
ドによって特定されるデータと比較し、前者のみに存在
するデータを抽出し表示するステップとを含むことを特
徴としている。

【００１１】請求項６の発明は、第１のキーワードと、
第１のキーワードによって制約を受ける第２のキーワー
ドと、第１のキーワード及び第２のキーワードの組み合
わせによって特定されるデータのインデクッスを記憶す
る検索情報記憶部と、インデックスと対応した表示デー
タを格納するデータ記憶部と、表示部と、キーワードを
入力する入力部と、入力されたキーワードを第１のキー
ワードとして検索情報記憶部内の同一のキーワードを検
索し、そのキーワードによって制約される第２のキーワ
ードを読み出し、前記表示部に表示させる検索・表示制
御手段と、表示部に表示された第２のキーワードの中か
ら所望のキーワードを選択するキーワード選択手段と、
入力されたキーワードとキーワード選択手段で選択され
た第２のキーワードの組み合わせによって特定されるデ
ータをデータ記憶部から読み出し、前記表示部を通じて
表示させるデータ表示制御手段と、を備えていることを
特徴としている。

【００１２】請求項７の発明は、請求項６の情報検索装
置に加えて、検索された表示データが２以上ある場合に
おいて、そのうちの１つを選択する表示データ選択手段
を含むことを特徴とする。請求項８の発明は、請求項７
の情報検索装置に加えて、選択された表示データのイン
デックスを第１のキーワード、第２のキーワードの組み
合わせと対応させて新たに記憶する学習手段を備えると
共に、前記検索・表示制御手段は、検索情報記憶部内を
検索する前に学習手段を検索し、学習手段が未学習のと
きに検索情報記憶部を検索することを特徴としている。

【００１３】請求項９の発明は、第１のキーワードと、
第１のキーワードによって制約を受ける第２のキーワー
ド及び第２のキーワードの組み合わせによって特定され
るデータのインデックスを記憶する検索情報記憶部と、
各インデックスに対応した表示データを格納するデータ
記憶部と、表示部と、第１のキーワード及び表示データ
を入力する入力部と、入力された第１のキーワードを用
いて検索情報記憶部内の同一のキーワードによって制約
される第２のキーワードを読み出し、前記表示部に表示
させる検索・表示制御手段と、表示部に表示された第２
のキーワードの中から所望のキーワードを選択するキー
ワード選択手段と、前記入力部から表示データが入力さ
れると起動され、入力部を通じて入力された第１のキー
ワード及び選択された第２のキーワードとの対応関係を
新たに編集し、情報検索記憶部及びデータ記憶部に登録
する編集・登録手段と、を備えていることを特徴として
いる。

【００１４】請求項１０の発明は、第１のキーワード
と、第１のキーワードによって制約を受ける第２のキー
ワードと、第１のキーワード及び第２のキーワードの組
み合わせによって特定されるデータのインデックスを対
応させて記憶すると共に、第２のキーワードは類似する
意味内容をもつもの毎にグループ分けして記憶する検索
情報記憶部と、各インデックスに対応した表示データを
格納するデータ記憶部と、表示部と、キーワードを入力
する入力部と、入力されたキーワードを第１のキーワー
ドとして検索情報記憶部内の同一のキーワードを検索
し、そのキーワードによって制約される第２のキーワー
ドをグループ毎に読み出し、前記表示部にグループ分け
して表示させる検索・表示制御手段と、表示部に表示さ
れた第２のキーワードの中から所望のキーワードを選択
するキーワード選択手段と、入力されたキーワードと選
択部で選択された第２のキーワードの組み合わせによっ
て特定されるデータをデータ記憶部から読み出し、前記
表示部を通じて表示させるデータ表示制御手段と、表示
されたデータが不所望なものである旨のオペレータから
の指示があると、類似した意味内容をもつが選択されな
かった第２のキーワードによって特定されるデータを、
選択された第２のキーワードによって特定されるデータ
と比較し、前者のみに存在するデータを抽出し表示する
グループデータ表示制御手段と、を含むことを特徴とし
ている。

【００１５】

【作用】請求項１、６の発明によれば、入力部からキー
ワードが入力されると、キーワードに一致する第１キー
ワードを検索すると共に、第１キーワードと制約する第
２キーワードを表示し、オペレータによって第２キーワ
ードの中からいずれかが選択されると、選択された第２
キーワードに対するデータを表示する。表示されたデー
タが複数の場合には、オペレータはその中から所望のデ
ータを選択することができる。

【００１６】請求項３、７の発明によれば、学習部は、
オペレータによって選択された第２キーワードに対する
データのインデックスを学習する。請求項４、９の構成
によれば、オペレータは、検索情報編集部からキーワー
ドに対応するデータの編集を行うことができる。請求項
５、１０の発明によれば、入力部からキーワードが入力
されると、キーワードに一致する第１キーワードを検索
すると共に、第１キーワードを制約する第２キーワード
をグループ毎に表示し、第２キーワードによって特定さ
れたデータにオペレータの所望するデータが存在しない
場合、グループデータ表示制御部は、第２キーワードの
同一グループに登録されたデータの表示の制御をする。

【００１７】

【実施例】

＜第１実施例＞以下本発明の一実施例の情報検索装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図１は本発明の
第１の実施例における情報検索装置の構成図である。１
０１は入力部で、キーワードおよびデータを入力する。

【００１８】１０２はデータ記憶部で、データをアドレ
ス情報と対応させて記憶する。ここで、データとしては
例えば図４に４０１〜４０３で示す画像データが用いら
れている。各画像データ４０１〜４０３の上方の数字は
アドレス情報（データインデックス）である。１０３は
検索情報記憶部で、第１キーワードと、第１キーワード
によって制約を受ける第２キーワードと、第２キーワー
ドに対応するデータのインデックスを記憶する。図２は
検索情報記憶部１０３の記憶内容を示している。第１キ
ーワードのカラムには「海」「山」といった文字情報
が、第２キーワードのカラムには、第１キーワードの情
報を形容する情報として「荒々しい」「美しい」といっ
た文字情報が格納されている。データインデックスのカ
ラムには、データ記憶部１０２に記憶されている画像デ
ータのアドレス情報が格納されている。但し、データイ
ンデックスのカラムに格納されているアドレス情報は未
学習の情報であり、従って、例えば第１キーワードが
「山」、第２キーワードが「美しい」に相当するデータ
インデックスは「７、１０、１１」で図４に掲示した複
数の画像データ候補とする。即ち、「美しい」に該当し
ないような画像データも含んでいる場合もある。

【００１９】１０４は検索部で、入力部１０１から入力
されたキーワードと、検索情報記憶部１０３に記憶され
る検索情報を使用して、データ記憶部１０２からデータ
を検索する。１０５は表示部で、キーワードおよびデー
タを表示する。１０６は選択部で、表示部１０５に表示
されたキーワードおよびデータを選択する。

【００２０】１０７は学習部で、キーワードに対して選
択されたデータのインデックスを学習する。図６〜図８
は上記構成の情報検索装置の制御動作を示すフローチャ
ートである。先ず、オペレータが、入力部１０１からキ
ーワード「山」を入力すると（Ｓ１）、検索部１０４
は、入力部１０１からキーワード「山」を得て、図２に
示すように検索情報記憶部１０３に登録されている第１
キーワードから「山」を検索する（Ｓ２）。一方表示部
１０５は、検索情報記憶部１０３から第１キーワード
「山」に対応する第２キーワードの全てを得て、そのキ
ーワードを表示する（Ｓ３）。

【００２１】図３は表示部１０５が第２キーワードを表
示している状態を示している。但し、画面中一番下の文
字列はオペレータへの指示文である。オペレータはこの
指示文を視て、選択部１０６を通じ、例えば第２キーワ
ード「美しい」を選択すると（Ｓ４）、検索部１０４
が、学習部１０７から、第１キーワード「山」と第２キ
ーワード「美しい」に対応するデータのインデックスを
検索する（Ｓ５）。

【００２２】この場合、学習部１０７に対応するインデ
ックスが格納されていれば、それを読み出して表示する
が、第１キーワードと第２キーワードの組み合わせによ
る指定が全く初めてのときは、学習部１０７にインデッ
クスは格納されていない。従って、その場合は、処理は
ステップＳ６へと進み、検索部１０４が、検索情報記憶
部１０３から第２キーワード「美しい」に対するデータ
のインデックス「７・１０・１１」を得て、データ記憶
部１０２から、図４に示されるインデックス「７・１０
・１１」に対応する画像データ４０１〜４０３を得る。
そして、表示部１０５が、検索部１０４が得た、図４の
４０１、４０２、４０３に示される画像データを順に表
示する（Ｓ７）。

【００２３】この表示と共に、オペレータにいずれかの
画像データを選択させる旨の掲示文を掲示し、オペレー
タによる選択を促す。この結果、オペレータが、選択部
１０６を通じて所望の画像データとして、図４の４０３
に示されるインデックス「１１」に対応する画像データ
を選択したとすると（Ｓ８）、学習部１０７は、検索部
１０４から第１キーワード「山」と第２キーワード「美
しい」を得て、選択部１０６から選択された画像データ
のインデックス「１１」を得て、それらを図５に示す組
み合わせとして学習して記憶す（Ｓ９）。

【００２４】かくして、学習を完了すると、再びステッ
プＳ５へ戻り、Ｓ５→Ｓ１０へと処理を進め、検索部１
０４が、学習部１０７から第１キーワード「山」と第２
キーワード「美しい」に対応するデータのインデックス
「１１」を得て、データ記憶部１０２から、図４の４０
３に示されるインデックス「１１」に対応する画像デー
タを得る。そして、表示部１０５が、検索部１０７が得
た図４の４０３に示される画像データを表示する（Ｓ１
１）。

【００２５】尚、以上の説明は第１キーワードと第２キ
ーワードの組み合わせの指定が初めての場合であるが、
２回目以降は学習部１０７に第１キーワードと第２キー
ワードの組み合わせに対応するインデックスデータが格
納されているので、Ｓ５〜Ｓ９の処理を行うことなく、
直ちに所望の画像データを表示することとなる。以上の
ように本実施例によれば、第１キーワードを記憶し、第
１キーワードによって制約を受ける第２キーワードを記
憶する検索情報記憶部を設けることにより、登録されて
いるキーワードを使用してデータを検索するので、登録
されていないキーワードを使用して検索に失敗すること
を防ぐことが可能となる。また、オペレータにより選択
されたデータを学習する学習部を設けることにより、繰
り返し同一のキーワードを使用してデータを検索する場
合、学習されたデータが自動的に検索されるので、検索
の効率を上げることが可能となる。

【００２６】＜第２の実施例＞図９は本発明の第２の実
施例における情報検索装置の構成図である。本構成図の
うち、１０１、１０２、１０３、１０４、１０５、１０
６は本発明第１の実施例において示した図１の同一番号
の構成要素と同じであるので、説明は省略する。１０８
は検索情報編集部で、入力部１０１を通じて画像データ
の入力が行われると、起動され、検索情報記憶部１０３
に記憶されたキーワードおよびデータインデックスの編
集を行う。

【００２７】次に図１０に基づき、この検索情報編集部
１０８を中心に第２の実施例の動作を説明する。先ず、
装置の電源オンにより、図１０の制御動作が開始する
が、入力部１０１から第１キーワードの入力か画像デー
タの入力かが行われない限り処理は進まない。いずれか
一方の処理、例えば第１キーワードとして「山」が入力
されたとすると、処理はＳ２０→Ｓ２２へと進み、第１
実施例と同様に第１キーワード「荒々しい、美しい、雄
大な」を表示部１０５を通じて表示しオペレータにその
中から１を選択させる（Ｓ２３）。オペレータが１つの
キーワードを選択し、その後一定時間経過するまで画像
データの入力がなければ（Ｓ２６、Ｓ２７）、第１実施
例と同様、検索部１０４が第１キーワードと第２キーワ
ードの組み合わせに係わるインデックスデータを読み出
し、そのインデックスをアドレスにもつ画像データをデ
ータ記憶部１０２から読み出し、表示部に表示する（Ｓ
２８）。

【００２８】一方、Ｓ２１において、例えば図１１に示
す画像を入力部１０１から入力したとすると、処理はＳ
２９へと進み、第１キーワードの入力を待つ。ここで第
２キーワードとして「山」を入力すると、その「山」で
制約される第２キーワードを検索部１０４が検索情報記
憶部１０３から検索し、表示部１０５に表示する（Ｓ３
０）。そして、オペレータがその中の１つとして例えば
「美しい」を選択すると（Ｓ３１）、検索情報編集部１
０８は、検索情報記憶部１０３に記憶されている第１キ
ーワード「山」と第２キーワード「美しい」の組み合わ
せに係わるデータインデックスの部分に、入力部１０１
から入力された画像データに対応するインデックスとし
て例えば「２０」を登録し、データ記憶部１０２に、図
１１に示される画像データを記憶する（Ｓ３２、Ｓ３
３）。この後、その画像データを表示部１０５に表示す
る。

【００２９】又、画像データより先に第１キーワードが
入力された場合には、表示部１０５に表示された第２キ
ーワードを選択して後タイマーに設定（Ｓ２５）した一
定時間経過するまでに（Ｓ２７）、画像データの入力が
なされると（Ｓ２４、Ｓ２６）、処理をＳ３２、Ｓ３３
へと進め、Ｓ２１で画像データの入力があった場合と同
様に編集し、登録する。

【００３０】以上のように本実施例によれば、検索情報
記憶部検に記憶されているデータインデックスの登録を
おこなう検索情報編集部を設けることにより、オペレー
タが作成した独自のデータを所望のキーワードを付けて
登録し、検索することが可能となる。以上のように構成
された情報検索装置について、以下その動作を図面を用
いて説明する。

【００３１】＜第３の実施例＞図１２は本発明の第３の
実施例における情報検索装置の構成図である。本構成図
のうち、１０１、１０２、１０４、１０５、１０６は第
１の実施例において示した図１の同一番号の構成要素と
同じである。１０９はグループ検索情報記憶部で、第１
キーワードと、第１キーワードに制約を受ける第２キー
ワードを類似した意味のグループ毎に分類した第２キー
ワードグループと、第２キーワードに対応するデータの
インデックスを記憶する。図１３は第２キーワードをグ
ループ毎に分類したグループ検索情報を示している。図
中、破線は同一グループ内において異なったキーワード
を区別するために用いられている。１１０はグループデ
ータ表示制御部で、第２キーワードのグループに登録さ
れているデータの表示の制御を行う。表示例を図１４に
示す。

【００３２】次に、本実施例の動作を図１４、図１５に
基づいて説明する。オペレータが、入力部１０１からキ
ーワード「山」を入力すると（Ｓ４０）、検索部１０４
は、グループ検索情報記憶部１０９に登録されている第
１キーワードから「山」に対応する第２キーワードグル
ープ「美しい・秀麗な」「閑散とした・荒涼とした・殺
風景な」を得て、図１４に示すようにグループ毎に表示
する（Ｓ４２）。この表示をみて、オペレータが、選択
部１０６で第２キーワードとして例えば「美しい」を選
択すると（Ｓ４３）、検索部１０４は、グループ検索情
報記憶部１０９から第２キーワード「美しい」に対応す
るデータのインデックス「７・１０・１１」を得て、デ
ータ記憶部１０２から、図４の４０１、４０２、４０３
に示されるインデックス「７・１０・１１」に対応する
画像データを得、表示部１０５を通じて図４の４０１、
４０２、４０３に示される画像データを順次表示する
（Ｓ４４）。表示される画像データの中に所望のものが
ないときは、オペレータがその旨通知する（Ｓ４６）。
すると、グループデータ表示制御部１１０が、検索部１
０４から、表示されたデータに対応するインデックス
「７・１０・１１」を得ると共に、グループ検索情報記
憶部１０９から、第２キーワード「美しい」と同じグル
ープのキーワード「秀麗な」に対応するデータインデッ
クス「１０・１９」を得て、既に表示されているデータ
のインデックス「７・１０・１１」と照合して（Ｓ４
７）、表示されていないデータのインデックスを「１
９」と判定する。検索部１０４は、グループデータ表示
制御部１１０から表示されていないデータのインデック
ス「１９」を得て、データ記憶部１０２から、図１６に
示されるインデックス「１９」に対応する画像データを
得、表示部１０５を通じて表示する（Ｓ４８）。表示し
た画像データが不しょもうな場合は、オペレータのその
旨の指示により再び上述と同様な動作を行い、更に他の
画像データの検索を行う。一方、オペレータが所望のデ
ータであると判断すると図１６に示される画像データを
選択する。

【００３３】以上のように本実施例によれば、第１キー
ワードを記憶し、第１キーワードによって制約を受ける
第２キーワードを類似した意味のグループで記憶するグ
ループ検索情報記憶部を設けることにより第２キーワー
ドをグループ毎に表示ことができるので、オペレータは
第２キーワードの選択を容易に行うことが可能となる。
また、第２キーワードのグループに対応するデータの表
示の制御を行うグループデータ表示制御部を設けること
により、グループ内で表示されていないデータを表示す
ることができるので、再度検索を行って、第２キーワー
ドを選択し直すことを省くことが可能となる。

【００３４】なお、各実施例において、データの例とし
て画像データを使用したが、画像データ以外のデータで
あっても構わない。また、各実施例において、検索に使
用するキーワードの数を２つとしたが、２つ以上のキー
ワードであっても構わない。

【００３５】

【発明の効果】以上のように本発明は、あらかじめ登録
された第２キーワードを使用してデータの検索を行うこ
とにより、オペレータが登録されていないキーワードを
使用して検索に失敗することを防ぐことができる。ま
た、第２キーワードを意味の類似したグループで表示す
ることにより、オペレータの第２キーワードの選択を容
易にすることができるため、その実用的価値は高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明第１の実施例の構成図である。

【図２】本発明第１の実施例において検索情報記憶部に
記憶される検索情報を示す図である。

【図３】本発明第１の実施例において表示部が第２キー
ワードを表示する画面を示す図である。

【図４】本発明第１の実施例においてデータ記憶部に記
憶される画像データを示す図である。

【図５】本発明第１の実施例において学習部に学習され
るキーワードとデータインデックスを示す図である。

【図６】第１の実施例における制御動作を示すフローチ
ャートである。

【図７】第１の実施例における制御動作を示すフローチ
ャートである。

【図８】第１の実施例における制御動作を示すフローチ
ャートである。

【図９】本発明第２の実施例の構成図である。

【図１０】第２の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。

【図１１】第２の実施例においてデータ記憶部に登録さ
れる画像データを示す図である。

【図１２】第３の実施例の構成図である。

【図１３】第３の実施例においてグループ検索情報記憶
部に記憶される検索情報を示す図である。

【図１４】第２キーワードをグループ毎に表示した例を
示す図である。

【図１５】第３の実施例のフローチャートである。

【図１６】第３の実施例のフローチャートである。

【図１７】第３の実施例においてデータ記憶部に記憶さ
れる画像データを示す図である。

【図１８】従来の情報検索装置の構成図である。

【図１９】従来装置の動作を説明するフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１０１ 入力部 １０２ データ記憶部 １０３ 検索情報記憶部 １０４ 検索部 １０５ 表示部 １０６ 選択部 １０７ 学習部 １０８ 検索情報編集部 １０９ グループ検索情報記憶部 １１０ グループデータ表示制御部

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１のキーワードを入力する入力ステッ
   プと、 第１のキーワードによって制約される第２のキーワード
   を記憶部から読み出し、表示するステップと、 表示された第２のキーワードの中から所望のものを選択
   するステップと、 入力された第１のキーワードと前記ステップで選択され
   た第２のキーワードの組合せによって特定されるデータ
   を検索する検索ステップと、 検索されたデータを表示するステップと、 を備えたことを特徴とする情報検索方法
2. 【請求項２】 請求項１の情報検索方法は更に、検索さ
   れた表示データが２以上ある場合において、そのデータ
   のいずれか１を選択するステップを含むことを備えたこ
   とを特徴とする情報検索方法
3. 【請求項３】 請求項２の情報検索方法は更に、選択さ
   れた表示データのインデックスを第１のキーワードと第
   ２のキーワードの組合せと対応させて新たに記憶する学
   習ステップを含むことを特徴とする情報検索方法
4. 【請求項４】 第１のキーワードを入力するステップ
   と、 第１のキーワードによって制約される第２のキーワード
   を記憶部から読み出し、表示するステップと、 表示された第２のキーワードの中から所望のものを選択
   するステップと、 表示データを入力するステップと、 入力された表示データと入力された第１のキーワード及
   び選択された第２のキーワードの対応関係を新たに編集
   し、登録するステップと、 を備えたことを特徴とする情報検索方法
5. 【請求項５】 第１のキーワードを入力するステップ
   と、 第１のキーワードによって制約される第２のキーワード
   を、類似した意味内容をもつグループ単位で記憶部から
   読み出し、表示するステップと、 表示された第２のキーワードの中から所望のものを選択
   するステップと、 入力された第１のキーワードと前記ステップで選択され
   た第２のキーワードの組合せによって特定されるデータ
   を検索するステップと、 検索されたデータを表示するステップと、 表示されたデータが不所望なものである旨のオペレータ
   からの指示があると、類似した意味内容をもつが選択さ
   れなかった第２のキーワードによって特定されるデータ
   を、選択された第２のキーワードによって特定されるデ
   ータと比較し、前者のみに存在するデータを抽出し表示
   するステップと、 を含むことを特徴とする情報検索方法
6. 【請求項６】 第１のキーワードと、第１のキーワード
   によって制約を受ける第２のキーワードと、第１のキー
   ワード及び第２のキーワードの組み合わせによって特定
   されるデータのインデクッスを記憶する検索情報記憶部
   と、 インデックスと対応した表示データを格納するデータ記
   憶部と、 表示部と、 キーワードを入力する入力部と、 入力されたキーワードを第１のキーワードとして検索情
   報記憶部内の同一のキーワードを検索し、そのキーワー
   ドによって制約される第２のキーワードを読み出し、前
   記表示部に表示させる検索・表示制御手段と、 表示部に表示された第２のキーワードの中から所望のキ
   ーワードを選択するキーワード選択手段と、 入力されたキーワードとキーワード選択手段で選択され
   た第２のキーワードの組み合わせによって特定されるデ
   ータをデータ記憶部から読み出し、前記表示部を通じて
   表示させるデータ表示制御手段と、 を備えていることを特徴とする情報検索装置。
7. 【請求項７】 請求項６の情報検索装置は更に、検索さ
   れた表示データが２以上ある場合において、そのうちの
   １つを選択する表示データ選択手段を含むことを特徴と
   する情報検索装置。
8. 【請求項８】 請求項７の情報検索装置は更に、選択さ
   れた表示データのインデックスを第１のキーワード、第
   ２のキーワードの組み合わせと対応させて新たに記憶す
   る学習手段を備えると共に、前記検索・表示制御手段
   は、検索情報記憶部内を検索する前に学習手段を検索
   し、学習手段が未学習のときに検索情報記憶部を検索す
   ることを特徴とする情報検索装置
9. 【請求項９】 第１のキーワードと、第１のキーワード
   によって制約を受ける第２のキーワード及び第２のキー
   ワードの組み合わせによって特定されるデータのインデ
   ックスを記憶する検索情報記憶部と、 各インデックスに対応した表示データを格納するデータ
   記憶部と、 表示部と、 第１のキーワード及び表示データを入力する入力部と、 入力された第１のキーワードを用いて検索情報記憶部内
   の同一のキーワードによって制約される第２のキーワー
   ドを読み出し、前記表示部に表示させる検索・表示制御
   手段と、 表示部に表示された第２のキーワードの中から所望のキ
   ーワードを選択するキーワード選択手段と、 前記入力部から表示データが入力されると起動され、入
   力部を通じて入力された第１のキーワード及び選択され
   た第２のキーワードとの対応関係を新たに編集し、情報
   検索記憶部及びデータ記憶部に登録する編集・登録手段
   と、 を備えていることを特徴とする情報検索装置。
10. 【請求項１０】 第１のキーワードと、第１のキーワー
    ドによって制約を受ける第２のキーワードと、第１のキ
    ーワード及び第２のキーワードの組み合わせによって特
    定されるデータのインデックスを対応させて記憶すると
    共に、第２のキーワードは類似する意味内容をもつもの
    毎にグループ分けして記憶する検索情報記憶部と、 各インデックスに対応した表示データを格納するデータ
    記憶部と、 表示部と、 キーワードを入力する入力部と、 入力されたキーワードを第１のキーワードとして検索情
    報記憶部内の同一のキーワードを検索し、そのキーワー
    ドによって制約される第２のキーワードをグループ毎に
    読み出し、前記表示部にグループ分けして表示させる検
    索・表示制御手段と、 表示部に表示された第２のキーワードの中から所望のキ
    ーワードを選択するキーワード選択手段と、 入力されたキーワードと選択部で選択された第２のキー
    ワードの組み合わせによって特定されるデータをデータ
    記憶部から読み出し、前記表示部を通じて表示させるデ
    ータ表示制御手段と、 表示されたデータが不所望なものである旨のオペレータ
    からの指示があると、類似した意味内容をもつが選択さ
    れなかった第２のキーワードによって特定されるデータ
    を、選択された第２のキーワードによって特定されるデ
    ータと比較し、前者のみに存在するデータを抽出し表示
    するグループデータ表示制御手段と、 を含むことを特徴とする情報検索装置