JPH0735940B2 - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH0735940B2
JPH0735940B2 JP63086783A JP8678388A JPH0735940B2 JP H0735940 B2 JPH0735940 B2 JP H0735940B2 JP 63086783 A JP63086783 A JP 63086783A JP 8678388 A JP8678388 A JP 8678388A JP H0735940 B2 JPH0735940 B2 JP H0735940B2
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temperature
water
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cooling
electronic device
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洋一 松尾
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子計算機等の電子装置を構成する発熱素子を
冷却するための液体冷媒を循環供給する冷却装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に、電子計算機等の電子装置は多数の集積回路を搭
載したプリント基板を多数枚筐体に実装し、架に取付け
た送風機により強制空冷を行っている。
近年、高速装置の実現のための大規模集積回路の採用お
よび高密度実装により装置内の発蒸密度が高くなってき
ており、これらの装置では液冷方式を採用する場合が多
い。第4図に従来のこの種の冷却方式の構成を示す。
同図において、40は冷却装置、41は被冷却体である電子
装置を示し、両者は給水ホース10と戻りホース11にて接
続される。電子装置41内には発熱素子であるLSI1と、こ
れに密着して冷却する内部に冷媒を流す冷却板2と、冷
却板2間を接続する架内配管部3とから構成される。
冷却装置40より供給された水が冷却板2内を通り熱を奪
い、温度が高くなった後冷却装置40に戻され、ここで冷
却されて再び電子装置41に供給される閉循環式である。
冷却装置40は、水を電子装置41に送り出すためのポンプ
5とタンク4と水−水の熱交換器6とから構成される。
熱交換器6には外部より温度の低い冷却水6aが供給され
て電子装置41より戻った水を冷却する。
ここで、電子装置41に供給する水12の温度は三方弁7に
て熱交換器6に流れる水量をバルブモータ8の回転によ
り開度を変えて制御される。バルブモータ8の回転角は
温度制御器9の出力にて決定される。この温度制御器9
は、電子装置41内の架内配管部3で水が流入する管に設
けた水温センサ13と電子装置41内の空間に設けた気温セ
ンサ14の差に応じて出力が変化し、前述の差を一定に保
つための出力をバルブモータ8に送る。ここで、気温セ
ンサ14は電子装置41の雰囲気温度を検出し、水12の温度
は水温センサ13にて検出され、雰囲気温度より若干高め
に保たれる様に制御され、いかなる環境下でも水温低下
によって発生する結露を防止している。温度制御器9の
出力は、内部に設定された比例・積分・微分(PID)の
値に依存し、PIDの値は雰囲気の微少変化では変化しな
い様反応を遅くしてある。雰囲気の微少変化にて水温が
変動すると、LSI1の信頼度に悪影響を与える可能性があ
るためである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の冷却装置では、PIDの設
定値を追従が遅くなる様に設定すると、微少変動に対し
効果がある反面、雰囲気温度が急激に変動した場合、水
温が追従できずに水温と雰囲気温に大きな差が生じると
いう欠点がある。
第3図に、雰囲気温度が変化した場合の水温の変化を示
す。同図において、気温45が急激に高くなった場合、水
温46(図中破線)は急激に上昇せず、規定値に達するま
で時間を要する。この時、湿度によっては結露する可能
性がある。また急激に低くなった場合、水温は長時間高
くなっているので、LSIの信頼度にとって好ましくな
い。
さらに、電子装置内の1部のLSIの電源が切断され発熱
量が変動した場合でも負荷量の変化に冷却能力の調整が
追従せず、水温と気温に大きな差が生じ同様の現象が発
生するという欠点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決し、気温の変動に追従して適切
に電子装置の冷却を行うことのできる冷却装置を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る冷却装置は、 被冷却体に液体冷媒を循環供給して被冷却体の冷却を行
う冷却装置において、 前記被冷却体の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手
段と、 前記被冷却体から戻される前記液体冷媒の温度を検出す
る冷媒温度検出手段と、 前記雰囲気温度検出手段が検出する前記雰囲気温度が時
間変化するときに、前記液体冷媒の温度を前記雰囲気温
度によって定まる所定温度に制御する際の温度変化速度
を前記雰囲気温度検出手段および前記冷媒温度検出手段
が検出する温度の差分によって調節する温度制御手段を
有することを特徴とするものである。
すなわち、上記温度制御手段である温度制御器は液体冷
媒の温度を雰囲気温度との差の大きさにより出力信号の
変化速度を変えるパラメータを変更する手段を有し、こ
のパラメータにより制御信号の変化速度を変えるもので
あり、また、制御信号の変化速度に緩急をつけることに
より冷却能力制御信号にて放熱能力の制御速度に緩急を
実現し、液体冷媒温度の雰囲気温度の変化への追従性を
変えるものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例による冷却装置の温度制御方
式の構成を示す図である。尚、図中、第4図と同一構成
要素のものについては同一参照番号を付して説明する。
同図において、40aが冷却装置、411が電子装置である。
両装置は給水ホース10と戻りホース11とによって接続さ
れ液体冷媒(例えば水)を循環させている。電子装置41
内は、発熱体であるLSI1が多数搭載され、LSI1に密着し
て内部に冷却装置40aからの水を流してLSI1を冷却する
冷却板2と、冷却板2を結ぶ架内配管3とから構成され
る。
一方冷却装置40aは、ポンプ5、タンク4、水−水の熱
交換器6、三方弁7及びバルブモータ8から構成され、
外部より供給される冷却水6aにより、電子装置41から戻
った水を熱交換により冷却する。電子装置41に供給する
水12の温度は、温度制御器9aが温温センサ14と、水温セ
ンサ13の値を入力し、水122の温度が気温より若干高く
なるようにバルブモータ8により三方弁7の開度を変え
て制御される。
なお、上記した気温センサ14と水温センサ13は、従来技
術で述べた位置と同一である。
ここで、本実施例の温度制御器9aは、水温センサ13と気
温センサ14の差△Tを認識して、PIDの値を変える機能
を有する。△Tの大きさごとにPID値を定め、△Tが小
さい場合には、PID値を追従が遅くなる値に設定し、気
温の微少変動に対し水12の温度が変化しないようにす
る。
一方、△Tが大きい場合には、PIDの値を応答速度が早
くなる値に設定し、気温や電子装置41の発熱量の急激な
変動に対してすぐ追従するようにする。
第2図(a),(b)に温度制御器9aの構成を示す。
同図において、水温センンサ13と気温センサ14の値をマ
ルチプレクサ21にて交互に計測し、A/Dコンバータ22に
てデジタル信号に変換し、入力ポート23を介してCPU24
に入力する。マルチプレクサ21は、CPU24により出力ポ
ート26を介して制御される。CPU24は水温と気温の差△
Tを演算し、ROM25内に設けたPID設定値テーブル25aを
参照してPID設定値を決定する(第2図(b))。PID設
定値は、出力ポート26を介してD/Aコンバータ27により
アナログ信号に変換され、バルブモータ8に出力され
る。
なお、CPU24の一連の動作は、ROM25にて制御される。こ
の様な温度制御により、第3図で曲線47に示すように気
温が急激に上昇した場合、△Tが一瞬大きくなり温度制
御器9aが△Tを認識してPIDの設定値を変える。そし
て、すぐに追従させる出力をバルブモータ8に送り、三
方弁7にてバイパス量を多くして曲線47に示すように水
温を上昇させる。したがって気温と水温の差が大きくな
る時間は短くてすみ、ほぼ水温は気温の変化に追従する
ことができる。
また、気温が逆に低下した場合でも、PID設定値を変え
て、バイパス量を少なくして気温に追従し、曲線47に示
すように水温が高い状態になる時間は短い。
尚、本実施例ではPIDの設定値を第2図(b)に示すよ
うに4種類にしたが、これに限らず何種類でも良く、種
類が多い程制御性は良くなる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による冷却装置は、被冷却
体の雰囲気温度と被冷却体から戻される液体冷媒の温度
差に応じて熱交換器を制御することにより気温の変動に
追従して液体冷媒が冷却可能となるので雰囲気温度と液
体冷媒の温度差が大きくなることが無い。したがって水
温が気温より低くなる時間が非常に短くでき結露を防止
できる効果がある。また、気温より高くなる時間も短く
できるため例えば電子装置のような被冷却体のLSIの信
頼性に影響を与えることがない。
さらに、電子装置の発熱量が変動した場合でも、冷却能
力がすぐ追従して変化するので水温はすぐに追従すると
いう効果があり、前述の結露の問題や、水温が高いまま
になるということがない。このように、追従性を早くし
たのにもかかわらず、従来の気温の微変動に対しては水
温が変動しないので、信頼性の高い冷却システムが提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による冷却装置の構成を示す
図、第2図(a)は第1図に示す温度制御器の構成を示
すブロック図、第2図(b)はPID値設定テーブルを示
す図、第3図は水温の変化状態を示す図、第4図は従来
の冷却装置の構成を示す図である。 1:LSI、2:冷却板 3:架内配管、4:タンク 5:ポンプ、6:熱交換器 7:三方弁、8:バルブモータ 9,9a:温度制御器、10:給水ホース 11:戻りホース、 13:水温センサ、14:気温センサ 40,40a:冷却装置、41:電子装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被冷却体に液体冷媒を循環供給して被冷却
    体の冷却を行う冷却装置において、 前記被冷却体の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手
    段と、 前記被冷却体から戻される前記液体冷媒の温度を検出す
    る冷媒温度検出手段と、 前記雰囲気温度検出手段が検出する前記雰囲気温度が時
    間変化するときに、前記液体冷媒の温度を前記雰囲気温
    度によって定まる所定温度に制御する際の温度変化速度
    を前記雰囲気温度検出手段および前記冷媒温度検出手段
    が検出する温度の差分によって調節する温度制御手段を
    有することを特徴とする冷却装置。
JP63086783A 1988-04-08 1988-04-08 冷却装置 Expired - Lifetime JPH0735940B2 (ja)

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JPH01260274A JPH01260274A (ja) 1989-10-17
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