JPH0735937Y2 - パネルの支持構造 - Google Patents

パネルの支持構造

Info

Publication number
JPH0735937Y2
JPH0735937Y2 JP8164889U JP8164889U JPH0735937Y2 JP H0735937 Y2 JPH0735937 Y2 JP H0735937Y2 JP 8164889 U JP8164889 U JP 8164889U JP 8164889 U JP8164889 U JP 8164889U JP H0735937 Y2 JPH0735937 Y2 JP H0735937Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
groove
fitting groove
locking
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8164889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0324513U (ja
Inventor
芳夫 新井
和明 赤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP8164889U priority Critical patent/JPH0735937Y2/ja
Publication of JPH0324513U publication Critical patent/JPH0324513U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0735937Y2 publication Critical patent/JPH0735937Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はカーテンウォール、間仕切りなどにおけるパ
ネルの取付け構造に関する。
従来技術 カーテンウォールなどのパネルとして、ガラス板を使用
する場合、ガラス板の室内側面にストラクチャシール等
を介して枠材を取付けるものが知られている(実開昭63
−76120号公報、実開昭63−169609公報、特開昭63−268
849号公報、特開昭63−268848号公報)。
一方、特に反射ガラスを用い壁面の映像効果を期待する
カーテンウォールではパネルである各反射ガラスの面を
一定の設定面に沿って整える映像調整の必要があるの
で、取付け時に各パネルの姿勢(縦方向の傾き、横方向
の傾き)を調整して固定できる構成を必要とする。
また、最近ではガラス板に取付け枠材をストラクチャシ
ールを介して取付ける作業を工場で行なう傾向にあるの
で、この様にして取付けられた取付け枠材の位置と現場
における方立との見込み方向、幅方向のずれを吸収でき
る構成であることも必要となっている。
これらの点に関し、前記公報に示されたパネルの取付け
構造を見ると、取付け後の層間偏位や熱によるパネルの
変形を吸収する観点から、幅方向(躯体壁面に沿う横方
向)に移動可能とされているが、見込み方向(室内外方
向)の調整に付いては説明がなく、前記した姿勢の調整
に関しては開示がない。
特開昭61−282576号公報には、位置調整機構を備えてガ
ラス板を見込み方向に調整可能とし、ガラス板の姿勢を
調整できる構成が開示されているが、この位置調整機構
はマリオンに対し見込み方向に進退する2本のボルトで
取付け金物を押し引きしてその位置を定めるもので、方
立個所にボルト用のスペースを必要とするので、方立の
見込み方向寸法が大きくなって材料費等から方立が高価
なものとなる上、躯体とパネル間の見込み寸法が大きく
なり設計上好ましくない。また、ボルトを装着し、これ
を押し引きしてガラス板の姿勢を調整する作業は現場作
業として、煩雑な欠点がある。
考案が解決しようとする課題 この考案は、パネルの取付け姿勢を調整して固定する作
業を簡単に行え、かつ、従来の層間偏位や熱によるパネ
ルの変形なども吸収できる、パネル支持構造の提供を課
題とする。
課題を解決するための手段 方立間に互いに間隔をおいて横枠を設け、該横枠の対向
する面にパネル嵌合溝を形成する。
パネルは室内側左右端縁に、左右のいずれかに開口する
嵌合溝と該溝の室内側内壁を形成する室内側片を備えた
係止枠がシールを介して固着された構成を有する。
方立に上記嵌合溝を逆向きに開口する嵌合溝と該溝の室
外側内壁を形成する室外側片を備えた係止部材を取付け
る。
上記パネルの上下端縁を横枠のパネル嵌合溝に嵌合し、
上記、係止枠の室内側片を係止部材の嵌合溝に該溝内壁
との間に間隔をおいて遊嵌し、係止部材の室外側片を係
止枠の嵌合溝に該溝内壁との間に間隔をおいて遊嵌させ
る。
上記横枠のパネル嵌合溝の溝幅はパネルの厚みより大と
して、パネルを方立及び横枠に対し室内外方向に調整自
在に装着する。
作用 横枠がパネルにおける上下端縁の厚さより大きな溝幅の
パネル嵌合溝を有し、係止枠の室内側片を係止部材の嵌
合溝に、係止部材の室外側片を係止枠の嵌合溝に、それ
ぞれ溝内壁との間に間隔をおいて遊嵌した構成は、装着
時におけるパネルの縦方向の傾斜調整および横方向の傾
斜調整を許容し、また、前記した係止枠と係止部材の対
応関係は、装着後にパネルと係止部材間の見込み方向お
よび幅方向の相対的な偏位を可能とする。
実施例 図はガラス板をパネルとしたカーテンウォールの部分を
示す。
第1図において、符号1は躯体の一部を構成する方立、
同2は無目で前記方立1を含む躯体の室外側面に横方向
に連結され、同3はパネル体である。パネル体3はガラ
ス板4、ストラクチャシール5および係止枠6を備え
る。また、無目2はパネル体3の取り付け枠となる横枠
の一つである。
ガラス板4は上下の辺と左右の辺を備えた矩形をしてい
る。
ストラクチャシール5は合成樹脂製で、通常のシール材
と異なって構造部材としての強度を備えるものであり、
また、これを用いて上記ガラス板4と係止枠6とを一体
化する作業は工場にて行なわれる。
係止枠6は押し出し成形による長尺材で、第2図に示す
ように断面において中空部7と鈎部8を備え、鈎部8は
室内外方向片9(見込み方向の壁)と室内側片10とで構
成され、枠材の長手方向に側方へ開口する嵌合溝11が形
成されている。
左右の係止枠6は断面が同じ枠材で、左右対称に配置さ
れ、中空部7の室外側面でストラクチャシール5を介し
てガラス板4と一体化される。
ストラクチャシール5、係止枠6の長さはガラス板4に
おける左右の辺の長さより少し短く、これらを取り付け
た際、これらの上下端とガラス板4の上下辺の間が装着
用の上下端縁として残される寸法となっている。
方立1には係止部材12が固定されている。該係止部材12
は押し出し成形による長尺の枠材で、第2図のように断
面において取付けのための爪13を備えた基板14と鈎部15
を備え、鈎部15は前記と同様に、室内外方向片16と室外
側片17とで長手方向に嵌合溝18を構成している。しか
し、これらはその溝の開口方向が、上記係止枠6の嵌合
溝11が開口する方向と逆向きに、ガラス板4側に向けて
配置される。
また、方立1は室外側面の両側に、前記係止部材12の爪
13に対する受爪19とタイト材20を対称に備える。なお、
方立1に対する係止部材12の取付け構造については後述
する。
無目2は背面(室内側面)に係合させたボルト21で躯体
側に固定されている(第3図)。
無目2の上下にはパネル嵌合溝22,23が形成されてい
る。これらの溝はガラス板4の上下端緑の厚さaより大
きな溝幅bを有し、上方の溝22は爪24に係合して取付け
られる押縁25により形成される。
パネル体3は次のように装着される。
各方立1の室外面に係止部材12を2個ずつ、左側パネル
用と右パネル用として配置し、一方のもの(図において
ハッチングを付した左側のもの)を方立1にビス26で固
定するとともに、他方のものは固定したものの側に(左
に)移動させておく。
無目2における押縁25を取り外し、上方のパネル嵌合溝
22の底面にガラス敷板27を配置してから、上下の無目2,
2間にパネル体3を配置し、けんどん式にガラス板4の
上端部と下端部をパネル嵌合溝22,23に嵌入させた後、
ガラス板4の下端をガラス敷板27に載置して、パネル体
3を躯体壁面に仮装着する。
パネル体3をそのまま右に移動して、パネル体3の右側
係止枠6を右側方立の固定されている係止部材12に対応
させる。さらに、左側方立の前記固定されていない係止
部材12を右に移動してパネル体3の左側係止枠6に遊嵌
させる。ここで遊嵌させるとは、第1,2図に見られるよ
うに係止枠6の室内側片10を係止部材12の嵌合溝18に、
係止部材12の室外側片17を係止枠6の嵌合溝11に、それ
ぞれ溝11,18の溝内壁と間隔をおいて嵌入させることを
意味する。
ついで、左右パネル体3,3の縦目地用間隙から間隔規制
部材28を左右の係止部材12の間に押し込み、セットねじ
29で固定する。
これにより、固定されていなかった係止部材12もその爪
13が方立側の爪19に確実に係合して定位置に固定され
る。
間隔規制部材28はセットねじ29が押込まれると、方立1
の室外側面の中央に形成した係合凹部30に嵌入していた
係合脚31が拡開して固定されるものである。
そして、押縁25を取付ける。
これにより、パネル体3は上下の無目2,2、左右の係止
部材12,12に取付けられ、躯体壁面から脱落はしない
が、無目2のパネル嵌合溝22,23がガラス板4の厚さよ
り大きく、また、パネル左右の係止枠6,6と躯体側の係
止部材12,12とは見込み方向にも間隔をもって対応して
いることから、パネル体3の縦方向傾斜と横方向傾斜の
調整が可能な、すなわち、ガラス板4の姿勢を調整する
ことが可能な状態にある。
そこで、壁面の観察者と連絡をとりながら、あるいは設
定された面と一致させるための測定具などのデータを見
ながら、直接に手で単に押し引きしてパネル体3の姿勢
を逐一調整して定め、ガラス板4と無目2、押縁25ある
いは係止枠6と係止部材12間の間隙にバックアップ材30
などを挿入して適正な姿勢に仮固定する。そして、ガラ
ス板4と無目2の間隙(室内、室外)にシール材34を充
填してその姿勢を本固定し、パネル体3が完全に固定さ
れる。
パネル体3を縦方向の傾斜および横方向の傾斜に関し調
整できる範囲は、パネル嵌合溝22,23や係止枠6と係止
部材12間の間隔に規制された範囲であるが映像調整など
には充分である。
最後に、隣接したパネル体3,3間の縦目地間隙にバック
アップ材32を装填し、シール材33を施して、パネル体3
の装着が終了する。
このように装着されたパネル体3は前記のように姿勢が
調整されているので、ガラス板4による壁面の映像が整
う他に、装着された後においても躯体側に対する左右の
取付け個所に、見込み方向、幅方向の間隙を残している
ので、熱によるガラス板4の変形や躯体の層間偏位ある
いは、工場で製作することによりパネル体3の装着に関
し現場との間で生じがちな、見込み方向寸法のずれを吸
収することができる。
また、極端な風圧によってガラス板4が撓む時は係止枠
6の室内側片10が係止部材12の嵌合溝18の溝内壁に係合
し、パネル体3の脱落が防止される。
以上は実施例であって、パネルの素材、係止枠、係止部
材の断面形状などは図示のものに限定されない。
また、前記実施例における係止枠6、係止部材12は構造
的にガラス板4に対する中骨でもあるので、上下の壁面
間に大きな幅を有する嵌殺しのガラス窓を構成する場合
に、その中骨として利用することもできる。
考案の効果 パネルを装着する際に姿勢の調整を簡単に行える。
同時に層間偏位、パネルの熱変形を吸収できるる。
パネルの見込み方向寸法に現場と多少のずれがあって
も、吸収できる。
方立は見込み方向寸法が小さく安価なので、施工コスト
を低くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は水平断面図、第2図は要部の拡大図、第3図は
縦断面図である。 1…方立、2…無目、3…パネル体、4…ガラス(パネ
ル)板、5…ストラクチャシール、6…係止枠、9…室
内外方向片、10…室内側片、11…嵌合溝、12…係止部
材、16…室内外方向片、17…室外側片、18…嵌合溝、2
2,23…パネル嵌合溝、25…押縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方立間に介在して、互いに間隔をおいて対
    向する横枠に設けられて互いに対向するパネル嵌合溝
    に、それぞれ上下端縁を嵌合してなるパネルの支持構造
    であって、パネルの室内側左右端縁に、左右のいずれか
    に開口する嵌合溝と該溝の室内側内壁を形成する室内側
    片を備えた係止枠をシールを介して固着し、上記方立に
    は上記嵌合溝と逆向きに開口する嵌合溝と該溝の室外側
    内壁を形成する室外側片を備えた係止部材を取付け、係
    止枠の室内側片を係止部材の嵌合溝に該溝内壁との間に
    間隔をおいて遊嵌し、係止部材の室外側片を係止枠の嵌
    合溝に該溝内壁との間に間隔をおいて遊嵌させるととも
    に、上記横枠のパネル嵌合溝の溝幅をパネルの上下端縁
    の厚みより大として、パネルを方立及び横枠に対し室内
    外方向に調整自在に装着したことを特徴とするパネルの
    支持構造。
JP8164889U 1989-07-13 1989-07-13 パネルの支持構造 Expired - Fee Related JPH0735937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8164889U JPH0735937Y2 (ja) 1989-07-13 1989-07-13 パネルの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8164889U JPH0735937Y2 (ja) 1989-07-13 1989-07-13 パネルの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0324513U JPH0324513U (ja) 1991-03-13
JPH0735937Y2 true JPH0735937Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31627771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8164889U Expired - Fee Related JPH0735937Y2 (ja) 1989-07-13 1989-07-13 パネルの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0735937Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0324513U (ja) 1991-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0735937Y2 (ja) パネルの支持構造
JPH0497048A (ja) 化粧パネルの取付構造
JPH0344611B2 (ja)
US4956955A (en) Expansion joint device for use in interior designs
JP3988943B2 (ja) カーテンウォール
JPH0414569Y2 (ja)
EP0549215B1 (en) Curtain wall cladding system
JPH0431932Y2 (ja)
JP3276653B2 (ja) カーテンウォールにおける面材取付装置
JP3310067B2 (ja) 化粧サッシ付ガラスパネルの組立方法
JPH0420891Y2 (ja)
JPH0414567Y2 (ja)
JPS628253Y2 (ja)
JP3146860B2 (ja) 窓枠の取付方法
JPH0414570Y2 (ja)
JPH0750493Y2 (ja) カーテンウォールの面材縦がわ取付部構造
JP2612400B2 (ja) ガラス板の取付構造
JPH0414568Y2 (ja)
JP2510051B2 (ja) 連窓の取付装置
JPS6326494Y2 (ja)
JP2585985Y2 (ja) カーテンウォールにおける係止部材つき面材の縦がわ取付装置
JPH0741827Y2 (ja) 窓装置
JPH0755208Y2 (ja) パネルの取付け構造
JPH0442470Y2 (ja)
JP3837305B2 (ja) カーテンウォールの出隅コーナー部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees