JPH0735915A - カラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ

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JPH0735915A
JPH0735915A JP18276093A JP18276093A JPH0735915A JP H0735915 A JPH0735915 A JP H0735915A JP 18276093 A JP18276093 A JP 18276093A JP 18276093 A JP18276093 A JP 18276093A JP H0735915 A JPH0735915 A JP H0735915A
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Reiko Nakahara
玲子 中原
Kuniko Kimura
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】透明基板上の所定位置に、複数色の画素およ
び、該画素の間隙に遮光用ブラックマトリクスが形成さ
れたカラーフィルタにおいて、該遮光用ブラックマトリ
クスが、含フッ素化合物および/または含ケイ素化合物
を含有する黒色樹脂層、あるいは水に対し40°以上の後
退接触角をもつ黒色樹脂層であることを特徴とするカラ
ーフィルタ。 【効果】本発明によると、着色工程でインキにじみ、混
色の防止の仕切り壁として有効に作用する液晶表示用ブ
ラックマトリックスおよび該ブラックマトリックスを用
いた表示品質が高く、低コストな液晶表示用カラーフィ
ルタを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示品質の高い、低コス
トな、主に液晶表示素子用に用いられるカラーフィルタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子用カラーフィルタは、透明
基板上に形成された赤、緑、青の三原色の画素を一絵素
とし多数の絵素から構成される。各画素間には表示コン
トラストを高めるために一定の幅を持つ遮光領域(一般
に黒色でブラックマトリクスと称されている)が設けら
れる。
【0003】カラーフィルタには、フォトリソグラフィ
の手法を用いて形成した可染媒体が染色されたもの、顔
料分散感光性組成物が用いられたもの、パターニングし
た電極を利用した電着法によるものなどのほか、低コス
トの製造法として印刷法やインクジェット式インキ噴射
装置を用いたインクジェット法で着色部分が形成された
ものがある。
【0004】従来の製造法の内、印刷法やインクジェッ
ト法は、画素を一色ずつフォトリソグラフィ−で作成す
る染色法および顔料分散法に比べて工程数が少なく低コ
ストであるが、その一方で各着色領域の画素のにじみ、
混色などが避けられずカラーフィルタとしての品質は劣
ったものになってしまうという欠点があった。
【0005】低コストでなおかつ高品質なカラーフィル
タを得るためには、印刷法やインクジェット法において
何らかの手段でインキの滲みや混色を防ぐことが必須で
ある。特開平4-123005、特開平4-123006、特開平4-1230
07、特開平4-151604、特開平4-195102号公報では、シリ
コーンゴムの仕切りを用いインキの拡がりを押さえる技
術が開示されている。しかしながら、該技術は工程数が
多く、さらにブラックマトリクスを別工程で形成する必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の諸欠点に鑑み創案されたもので、その目的とする
ところは、特に印刷法やインクジェット法での画素形成
工程において、インキにじみや混色を確実に防止する仕
切り壁としての機能を備えたブラックマトリクスを有す
ることを特徴とした、表示品質が高く、低コストな液晶
表示素子用カラーフィルタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
透明基板上の所定位置に、複数色の画素および、該画素
の間隙に遮光用ブラックマトリクスが形成されたカラー
フィルタにおいて、該遮光用ブラックマトリクスが、含
フッ素化合物および/または含ケイ素化合物を含有する
黒色樹脂層、あるいは水に対し40°以上の後退接触角を
もつ黒色樹脂層であることを特徴とするカラーフィルタ
によって達成される。
【0008】黒色樹脂層は、特に印刷法やインクジェッ
ト法での画素形成工程において、インキ滲みや混色を確
実に防止するため、インキ反発性を示し、水に対し40°
以上の、より好ましくは60°以上の後退接触角を有する
ことが好ましい。
【0009】水に対し40°以上の後退接触角を有するイ
ンキ反発性の遮光用ブラックマトリクスを用いる重要な
効果は、これらの成分の撥水性、撥油性を利用して、黒
色樹脂層を除去した部分以外へのインキの付着や滲みだ
しを防止し、印刷時の印刷のブレや滲みによる精度の低
下を抑制し、また、インクジェット法でインキを付着さ
せる場合には、他の領域への滲みだしや隣接する色との
混色を防止して、各色部分の独立性を高度に保持するこ
とにある。後退接触角が40°未満の場合には該遮光性ブ
ラックマトリクスの上記効果が小さい。インクジェット
法においてインキが遮光用ブラックマトリクスに付着す
ると、非付着部分との間にインキの膜厚ムラが生じ、画
素部分の色ムラを生じる。インキ反発成分としては、画
素を形成するインキに対する優れた反発性を得るため
に、極めて低い表面エネルギーのものが望ましく、その
ような低表面エネルギー物質としては、含フッ素化合
物、含ケイ素化合物などが有効であるが、それらに限定
されるものではない。
【0010】黒色樹脂層に含まれる成分は、少なくとも
樹脂成分、着色成分、および含フッ素化合物および/ま
たは含ケイ素化合物などのインキ反発性の成分である。
【0011】含フッ素化合物としては、含フッ素基と、
親水基および/または親油基を有するモノマ(低分子化
合物)あるいはオリゴマ、フッ素原子を有する高分子化
合物などがある。
【0012】含フッ素基と、親水基および/または親油
基を有するモノマまたはオリゴマとしては、例えば、下
記一般式(1)〜(6)で表されるものがあるが、特に
これらに限定されるものではない。
【0013】
【化1】 これらの中では、一般式(3)および(5)で表される
ものが特に好ましい。フッ素原子を有する高分子化合物
は、黒色樹脂層中に溶解状態または分子オーダーでの混
合状態で含有されていても良いし、あるいは黒色樹脂層
中に微粒子状の分散状態で含有されていても良い。
【0014】黒色樹脂層中に溶解状態または分子オーダ
ーでの混合状態で含有されるものとしては、例えば、ポ
リフッ化ビニリデン、フルオロオレフィンビニルエーテ
ル系共重合体、3フッ化エチレン−フッ化ビニリデン共
重合体等があげられ、微粒子状の分散状態で含有される
ものとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、
パーフルオロエチレンプロピレン樹脂、パーフルオロア
ルコキシ樹脂等が挙げられるが、特にこれらに限定され
るものではない。
【0015】これらの含フッ素化合物は、単独または二
種以上併用して用いることができる。
【0016】含ケイ素化合物としては、下記一般式
(7)で表される繰り返し単位をもつポリオルガノシル
セスキオキサンを主成分とするシリコーン微粒子が好ま
しく使用され、これらのシリコーン微粒子は黒色樹脂層
中に分散状態で含有されていることが好ましい。
【0017】
【化2】 これらの含ケイ素化合物は、単独または二種以上併用し
て用いることができる。また、含フッ素化合物と含ケイ
素化合物、あるいはその他のインキ反発性の成分を併用
しても良い。
【0018】黒色樹脂層に含有される樹脂成分として
は、感光性樹脂、非感光性樹脂のいずれに基づくもので
もよいが、いずれの場合も耐熱性、耐薬品性に優れたも
のが望ましい。
【0019】耐熱性・耐薬品性に優れた樹脂としては、
高度に架橋した樹脂、例えば、熱硬化性アクリル樹脂、
メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂等、あるいは梯子状構造を持つもの、例
えばポリイミドなどが挙げられるが、これらに限定され
るものではない。また、これらの樹脂は単独または二種
以上併用して使用することができる。
【0020】熱硬化性アクリル樹脂としては、アクリル
酸、メタクリル酸またはこれらのエステル化物に、スチ
レン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル
などを共重合したもの、すなわち一般にアクリル樹脂と
呼ばれるものに、硬化剤としてイソシアネート化合物、
メラミン樹脂、エポキシ樹脂を用いたものや、または上
記のアクリル樹脂にN−メチロールアクリルアミド、ア
ルコキシ−N−メチロールアクリルアミドなどの官能性
モノマを共重合したものなどが挙げられる。
【0021】メラミン樹脂としては、アミノ基( -N
H2 )の水素が1〜6個メチロール化されたメラミン
や、その数量体からなる水溶性メラミン樹脂、例えば住
友化学(株)“スミテックスレジン”、あるいはメチロ
ール基をC1〜4の脂肪族アルコールでエステル化した
メラミンや、その数量体からなる油溶性メラミン樹脂、
例えば大日本インキ化学工業(株)“スーパーベッカミ
ン”、あるいはポリエステル樹脂、アクリル樹脂をメラ
ミン樹脂で架橋したものなどが挙げられる。
【0022】エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA
とエピクロロヒドリンの反応で得られるオリゴマまたは
ポリマであるビスフェノールA型エポキシ樹脂、例えば
三井石油化学(株)“エポミック”R140、あるい
は、ノボラック樹脂とエピクロロヒドリンの反応で得ら
れるノボラック型エポキシ樹脂、例えばダウケミカル日
本(株)“DEN”431、あるいはテトラブロモビス
フェノールAまたは臭素化フェノールノボラックとエピ
クロロヒドリンの反応で得られるオリゴマーまたはポリ
マーである臭素化エポキシ樹脂、例えば日本化薬(株)
“BREN”、あるいはカルボン酸とエピクロロヒドリ
ンのグリシジルエステル型エポキシ樹脂、例えば三井石
油化学(株)“エポミック”R508、あるいはアミン
類および/またはアミノフェノール類とエピクロロヒド
リンのグリシジルアミン型エポキシ樹脂、例えば住友化
学(株)“SUMI−EPOXY”ELM−120等、
あるいは2重結合を持つ脂環式化合物を過酸で酸化して
得られる脂環族エポキシ樹脂、例えばCIBA社の“A
raldite”CY179などが挙げられる。
【0023】アルキド樹脂としては、脂肪酸と多塩基
酸、多価アルコールからなる脂肪酸変性アルキド樹脂、
あるいは脂肪酸を含まないオイルフリーアルキド樹脂が
あり、不飽和脂肪酸のラジカル開始剤により架橋するも
の、あるいはポリイソシアナート、またはメラミンによ
る架橋によって硬化するものなどが挙げられる。
【0024】不飽和ポリエステル樹脂としては、無水マ
レイン酸等の不飽和2塩基酸またはその誘導体と多価ア
ルコールからなるポリエステルを液状ビニルモノマーに
溶解したもの、あるいはエポキシ樹脂にアクリル酸やメ
タクリル酸などの不飽和1塩基酸を付加した化合物を液
状ビニルモノマーに溶解したもの(ビニルエステル樹
脂)などが挙げられる。
【0025】ポリイミドとしては、テトラカルボン酸2
無水物とジアミンの重縮合で得られる重縮合型ポリイミ
ド、例えば東レ(株)“セミコファイン”、またはマレ
イミドのやビスマレイミドの付加重合で得られるもの、
例えばTechnochemie社“Compimi
d”751などが挙げられる。
【0026】感光性樹脂で耐熱性・耐薬品性に優れた樹
脂としては、光架橋性アクリル樹脂、感光性ポリイミ
ド、ナフトキノンジアジドを感光基として含むノボラッ
ク樹脂などが挙げられるがこれらに限定されるものでは
ない。
【0027】光架橋性アクリル樹脂としては、アクリル
樹脂に多官能アクリレートモノマーやオリゴマー、およ
び光開始剤を添加した光硬化型アクリル樹脂が挙げられ
る。感光性ポリイミドのうち、光硬化性ポリイミドとし
ては、テトラカルボン酸とジアミンを組み合わせて双極
性非プロトン性溶剤中で一般的に製造されるポリイミド
前駆体のワニスにメタクリル基などの感光基を有してい
るアミノ化合物を混合したもの(例えば特公昭59-52822
号公報)、光により2量化または重合可能な基をエステ
ル結合で導入したもの(例えば米国特許−3957512 号明
細書)、N−メチロ−ルアクリドアミド化合物をポリイ
ミド前駆体のワニスに混合したもの(例えば高分子学会
予稿集p807、1990年)、あるいはアクリルモノマーをポ
リイミド前駆体のワニスに混合したもの(例えば特開平
2-50161 号公報)などが挙げられる。
【0028】感光性ポリイミドのうち、光可溶性ポリイ
ミドとしては、ポリアミド酸に光分解性の感光基をエス
テル結合で導入したもの(例えば特開平1-61747 号公
報)、ポリアミド酸にナフトキノンジアジド化合物を添
加したもの(例えば高分子学会予稿集40巻 3号 821(199
1))などが挙げられる。
【0029】ナフトキノンジアジド誘導体を感光基とし
て含有するノボラック樹脂としては、例えばポリヒドロ
キシベンゾフェノンとo-ナフトキノンジアジドスルホン
酸のエステルをクレゾールノボラック樹脂に混合したも
の、あるいはフェノールノボラック樹脂のナフトキノン
-1,2- ジアジド-5- スルホン酸エステルなどが挙げられ
る。
【0030】黒色樹脂層に含まれる着色成分としては、
高い遮光性が得られることが望ましく、また現像あるい
はエッチングによる黒色樹脂層のパターニング性を損な
わないために粒径が1μm 以下の微粒子であることが望
ましく、より好ましくは0.1μm 以下のものが望まし
い。遮光性の高い微粒子としては例えばカーボンブラッ
ク、顔料、染料、およびTi、Cr、Niなどの金属酸
化物の微粒子などが挙げられるが、これらに限定される
ものではない。これらの着色成分は、単独あるいは二種
以上併用して用いることができる。
【0031】着色成分の含有量は、黒色樹脂層中80重
量%以下であることが好ましく、より好ましくは60重
量%以下である。
【0032】黒色樹脂層の厚さは通常0.05〜30μmであ
ることが好ましく、塗布性、パターン解像度、光学濃度
(OD値)などから最適値を決めることができる。OD
値は0.5 〜4 の範囲で可能であるが、本発明の目的から
2.0 以上が好ましい。
【0033】インキ反発成分の含有量は、最適値はその
種類によって異なるが、黒色樹脂層中1〜30重量%で
あることが好ましい。含有量が少ないと、十分なインキ
反発性が得られず、多すぎると塗布性が悪くなる。
【0034】透明基板上には、必要に応じて遮光用ブラ
ックマトリクスおよび画素と透明基板の接着性を向上す
る透明薄膜を塗布しておくことができる。接着性向上の
ための透明薄膜としては、例えば、(N−トリメトキシ
シリルプロピル)ポリエチレンイミンなどのアミノアル
キルアルコキシシラン誘導体を用いることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0035】また、本発明の透明基板としては、特に限
定されることなく、例えば、ガラス、プラスチックフィ
ルムまたはシートなどが好ましく用いられる。
【0036】本発明のカラーフィルタは、例えば、次の
ようにして作製できるが、これらに限定されない。
【0037】まず、研磨・洗浄されたガラス基板の上に
必要に応じて接着剤層となる透明薄膜を形成したのち、
ディップ法、ローラ等のコータ類、ホエラー、スピナー
などの回転塗布装置を用い、黒色感光性樹脂層を構成す
る感光性樹脂組成物溶液を塗布・乾燥および必要に応じ
てキュアして黒色感光性樹脂層を形成する。次に写真化
学的手法、いわゆるフォトリソグラフィの方法により、
ケミカル灯、高圧水銀ランプ、水銀キセノンランプ、メ
タルハライドランプなどのランプを用いて、所定のパタ
ーンのマスクを介して露光し、現像することで、非硬化
部の黒色感光性樹脂層を除去して、インキ反発性の遮光
用ブラックマトリクスを形成し、同時に凹状の黒色感光
性樹脂不在部分を形成する。
【0038】非感光性の黒色樹脂組成物溶液を用いる場
合には、該溶液を塗布・乾燥および必要に応じてキュア
して黒色樹脂層を形成した後、その上に感光性樹脂を積
層してパターン露光・現像し、得られた感光性樹脂のパ
ターンをマスクとして該黒色樹脂層をエッチングする方
法がある。
【0039】黒色樹脂層の除去された部分のサイズの相
互の比率と形状は、露光に用いるマスクの調整によって
自由に変更することが可能である。
【0040】本発明は、主に液晶表示素子のためのカラ
ーフィルタの提供を目的にしている。通常、カラーフィ
ルタの各画素のサイズは100 μm 前後であり、各画素間
に設けられる遮光性ブラックマトリクスの線幅は20μm
前後である。これらの画素は、線状に配置されたいわゆ
るストライプタイプのものや、遮光用ブラックマトリク
スに周りを囲まれた着色部が格子状に配置されたもので
ある。これらのインキ反発性の遮光用ブラックマトリク
スのパターンで細分された部位に、印刷法あるいはイン
クジェット法などでインキ等の着色剤あるいはその部位
を染色するための染色成分を供給して赤、緑、青の三原
色に着色し、カラーフィルタを作成する。
【0041】印刷法によって着色する場合は、水なし平
版を用いた平型オフセット印刷などが印刷精度の上で好
ましいが、勿論この方法に限定されるものではない。そ
れらの印刷法により、インキ反発性遮光性ブラックマト
リクスで仕切られた基板露出部を赤、緑、青の三原色の
インキで着色する。
【0042】インクジェット法によって着色する場合
は、着色成分とバインダー樹脂を含むインキを用いるこ
とができる。着色成分としては、耐熱性、耐光性などに
優れた顔料または染料を用いることが好ましい。バイン
ダー樹脂としては、透明で、耐熱性に優れた樹脂が好ま
しく、例えばメラミン樹脂や、アクリル系樹脂などが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。これら
の成分を含むインキを、インクジェット装置を用いて噴
射し、黒色樹脂マトリクス除去部分を直接に着色する。
【0043】インクジェット装置を用いて染料を含むイ
ンキを噴射し、黒色樹脂除去部分を染色しようとする場
合には、必要に応じて予め黒色樹脂層の下に可染性媒体
を塗布しておく。可染性媒体としては、用いる染料との
親和性の良好な材料を選択することが好ましい。酸性染
料を用いる場合は、例えば、既知の天然高分子材料であ
るコラーゲン、カゼイン、ゼラチンのほか、アミノ基や
4級アンモニウム塩を導入したアクリル系ポリマー、ポ
リビニルアルコールなどの合成高分子材料が適用され
る。用いる染料としては酸性染料に限定されるものでは
なく、塩基性染料、直接染料、油溶性染料および反応性
染料などを用いることができる。その場合、可染性媒体
としては、用いる染料が染着可能な基を持つものを選択
することが好ましい。これら可染性媒体上にインキ反発
性黒色樹脂のパターンを上記の方法で作成する。その後
インクジェット法によって染料成分を含むインキを、イ
ンキ反発性黒色樹脂パターンで仕切られた可染性媒体露
出部に噴射することによって可染性媒体層を赤、緑、青
の三原色に染色する。
【0044】印刷法、インクジェット法のいずれを用い
る場合でも、インキ反発性遮光性ブラックマトリクスに
よってインキの広がりが確実に押さえられ、滲み、混色
のない高品質のカラーフィルターが得られる。
【0045】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0046】実施例1 (N-トリメトキシシルプロピル)ポリエチレンイミン
(PS076、チッソ(株)製)のエタノール0.2 重量
%溶液をプライマ液として準備した。これを洗浄・乾燥
したガラス基板上にスピナーで回転数1500rpm 、10秒で
塗布した後、150℃で10分の条件で乾燥して接着層を設
けた。次いで、その上に以下の組成を有する光硬化型黒
色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、2 秒、次い
で1000rpm、10秒で塗布した後、80℃で15分間プリベー
クを行った。
【0047】 [黒色感光性樹脂液組成] スチレン/メチルメタクリレート/メタクリル酸(3:3:4 (共重合比))か らなる3元アクリル共重合体にグリシジルメタクリレートを付加させたポリマ 8.35 重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 3.00 重量部 エポキシアクリレート 2.00 重量部 “イルガキュア”369(チバガイギ社製) 0.59 重量部 “イルガキュア”907(チバガイギ社製) 0.59 重量部 トリチオホスフィト 0.39 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 4.03 重量部 フッ素系界面活性剤“EFTOP” EF-123A-1 ((株)トーケムプロダクツ製) 0.70 重量部 フッ素系界面活性剤“MEGAFAC” F-179 (大日本インキ化学工業(株)製) 3.50 重量部 2-ブトキシエタノール 76.85 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
210mJ/cm2 露光した後2−アミノエタノール0.125 %水
溶液で現像し、未露光部の黒色感光性樹脂層を除去し
た。続いて150 ℃、30分の熱処理を行い、厚さ1.5 μm
の層とした。以上の操作により、ガラス基板上にインキ
反発性の仕切り壁の機能を有する遮光用黒色樹脂ブラッ
クマトリクスが形成された。
【0048】赤、緑、青、各色のインキを下記の要領で
調合した。まず、赤色顔料としてPR177 を 5重量部、
界面活性剤“ニューコール” 710F(日本乳化剤(株)
製)5重量部、水79重量部にガラスビーズを加え、ホモ
ジナイザーを用いて10時間攪拌し、顔料分散液を作製し
た。上記分散液89重量部にメラミン樹脂(住友化学
(株)製“スミテックスレジン”M−3)10重量部、硬
化剤(住友化学(株)製“スミテックスアクセレレータ
ー”ACX) 1重量部を混合しカラーフィルター作製用
赤インキを得た。緑インキ(顔料としてPG36を使用)
および青インキ(顔料としてPB15を使用)も同様の方
法で調製した。
【0049】上記黒色樹脂ブラックマトリクスに対する
後退接触角は水に対して 100.0°、上記赤インキ、緑イ
ンキ、青インキに対してそれぞれ50.0°、50.0°、20.0
°であった。
【0050】上記組成からなるインキを、黒色樹脂の除
去された部分の赤、緑、青の画素を形成すべき部分にイ
ンクジェット式インキ噴射装置を用いて噴射し、それぞ
れの色に着色した。
【0051】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。
【0052】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクスのイン
キ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は
見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚
計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルタを得
た。
【0053】比較例1 (N-トリメトキシシルプロピル)ポリエチレンイミン
(PS076、チッソ(株)製)のエタノール0.2 重量
%溶液をプライマ液として準備する。これを洗浄・乾燥
したガラス基板上にスピナーで回転数1500rpm 、10秒で
塗布した後、150℃で10分の条件で乾燥して接着層を設
けた。次いで、その上に以下の組成を有する光硬化型黒
色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、2 秒、次い
で1000rpm、10秒で塗布した後、80℃で、15分間プリベ
ークを行った。
【0054】 [黒色感光性樹脂液組成] スチレン/メチルメタクリレート/メタクリル酸(3:3:4 (共重合比))か らなる3元アクリル共重合体にグリシジルメタクリレートを付加させたポリマ 9.75 重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 3.00 重量部 エポキシアクリレート 2.00 重量部 “イルガキュア”369(チバガイギ社製) 0.59 重量部 “イルガキュア”907(チバガイギ社製) 0.59 重量部 トリチオホスフィト 0.39 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 4.03 重量部 2-ブトキシエタノール 79.65 重量部 次に実施例1と同様の手順で露光、現像、150 ℃30分の
熱処理を行い、厚さ1.5 μmの遮光用黒色樹脂ブラック
マトリクスを得た。
【0055】上記黒色樹脂ブラックマトリクスに対する
後退接触角は水に対しては、30.0°、実施例1記載の赤
インキ、緑インキ、青インキに対してはいずれも 5.0°
であった。
【0056】このようにして得られた黒色樹脂ブラック
マトリクス付基板に、実施例1と同様の手順でインクジ
ェット式インキ噴射装置を用いて黒色樹脂の除去された
部分を赤、緑、青に着色したところ、インキは黒色樹脂
層の仕切りの上に拡がり、隣接する色との混合を生じて
顕著な色ムラを生じた。
【0057】実施例2 実施例1において、ガラス基板上にあらかじめ次の組成
よりなる水溶性感光材料をスピナーで塗布し、乾燥した
後210mJ/cm2 全面露光で架橋させて厚さ10μmの可染性
媒体層を形成しておいた。
【0058】 [可染性媒体層の組成] 低分子量ゼラチン(平均分子量20,000) 15 重量部 重クロム酸アンモニウム 2 重量部 水 85 重量部 その後実施例1と同様の手順で黒色感光性樹脂塗布、乾
燥、露光、現像、熱処理を行い、インキ反発性の遮光用
黒色樹脂ブラックマトリクスを形成した。
【0059】黒色樹脂ブラックマトリクスに囲まれた可
染性媒体層に、次の組成の酸性染料を含むインキ(酸性
染料は、日本化薬のレッド14P、グリーン 1P、ブルー
5Pを使用)をインクジェット装置で噴射して赤、青、
緑に染色した。
【0060】 [インキ組成] 酸性染料 3 重量部 酢酸 10 重量部 水 87 重量部 上記黒色樹脂ブラックマトリクスに対する後退接触角は
水に対して 100.0°、上記赤インキ、緑インキ、青イン
キに対してそれぞれ56.0°、58.0°、30.0°であった。
【0061】黒色樹脂ブラックマトリクスによるインキ
の反発は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は見
られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚計
で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であった。
各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色差に
してΔE≦3であり、高品質のカラーフィルターを得
た。
【0062】実施例3 軟化点 145℃のシクロペンタジエン系樹脂(日石化学
(株)製“日石ネオレジン”540 )50重量部とアルキッ
ド樹脂 5重量部、石油系溶剤(日本石油(株)製5号ソ
ルベント)45重量部を、窒素気流化に混合、加熱昇温し
て 200℃で1時間加熱攪拌してワニスAを得た。このワ
ニスA80重量部とフタロシアニンブルー20重量部を3本
ロールで混練して青インキを得た。緑インキの場合はフ
タロシアニングリーン、赤インキの場合はブリリアント
カーミン6Bを使用して調製した。実施例1において作
成した、黒色樹脂ブラックマトリクスに対する後退接触
角は水に対して 100.0°、上記赤インキ、緑インキ、青
インキに対してそれぞれ48.0°、48.0°、20.0°であっ
た。
【0063】実施例1記載の、黒色樹脂ブラックマトリ
クス付きガラス基板の、黒色樹脂マトリクス除去部分の
うち、赤、緑、青、各色に対応する画素部分を、上記イ
ンキと「東レ水なし平版」を用いた平版オフセット印刷
を用いてそれぞれの色に順に印刷して着色した。インキ
は水なし印刷性が良好であり、黒色樹脂ブ層が十分な反
発性を示し、滲み、はみ出し、各色の混合は見られなか
った。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚計で測定し
たところ、膜厚差は最大で 0.1μm であった。各画素の
色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色差にしてΔE
≦3であり、高品質のカラーフィルターを得た。
【0064】実施例4 洗浄・乾燥したガラス基板上に以下の組成を有する光硬
化型黒色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、10
秒、次いで3000rpm 、30秒で塗布した後、80℃で30分間
プリベークを行った。
【0065】 [黒色感光性樹脂液組成] 光硬化型ポリイミド“フォトニース”UR-3100(東レ(株)製) 10 重量部 ポリフッ化ビニリデン 5 重量部 カーボンブラックMA100(三菱化成(株)製) 5 重量部 N−メチルピロリドン 80 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
200mJ/cm2 露光した後、フォトニース現像液DV−60
5(東レ(株)製)を用い23℃で現像した。
【0066】現像後、イソプロパノールでリンスをおこ
なった。続いて150 ℃で30分の熱処理をおこなった。以
上の操作により、ガラス基板上にインキ反発性黒色樹脂
ブラックマトリクスが形成された。
【0067】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して70.0°、実施例
1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれぞ
れ25.0°、22.0°、20.0°であった。
【0068】実施例1記載のインキを、黒色樹脂の除去
された部分の赤、緑、青の画素を形成すべき部分にイン
クジェット式インキ噴射装置を用いて噴射し、それぞれ
の色に着色した。
【0069】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。続
いて窒素雰囲気中 150℃から 300℃に 3〜5 ℃/minで昇
温し、300 ℃で30分の熱処理を行い、厚さ1.5 μmの層
とした。
【0070】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクスのイン
キ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は
見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚
計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルターを
得た。
【0071】実施例5 (N-トリメトキシシルプロピル)ポリエチレンイミン
(PS076、チッソ(株)製)のエタノール0.2 重量
%溶液をプライマ液として準備した。これを洗浄・乾燥
したガラス基板上にスピナーで回転数1500rpm 、10秒で
塗布した後、150℃で10分の条件で乾燥して接着層を設
けた。次いで、その上に以下の組成を有する光硬化型黒
色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、2 秒、次い
で1000rpm、10秒で塗布した後、80℃で15分間プリベー
クを行った。
【0072】 [黒色感光性樹脂液組成] スチレン/メチルメタクリレート/メタクリル酸(3:3:4 (共重合比))か らなる3元アクリル共重合体にグリシジルメタクリレートを付加させたポリマ 8.35 重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 3.00 重量部 エキシアクリレート 2.00 重量部 “イルガキュア”369(チバガイギ社製) 0.59 重量部 “イルガキュア”907(チバガイギ社製) 0.59 重量部 トリチオホスフィト 0.39 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 4.03 重量部 4フッ化エチレン微粒子“ルブロン”LD-100 (ダイキン工業(株)製) 1.40 重量部 2-ブトキシエタノール 79.65 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
210mJ/cm2 露光した後2−アミノエタノール0.125 %水
溶液で現像し、未露光部の黒色感光性樹脂層を除去し
た。続いて150 ℃、30分の熱処理を行い、厚さ1.5 μm
の層とした。以上の操作により、ガラス基板上にインキ
反発性黒色樹脂ブラックマトリクスが形成された。
【0073】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して75.0°、実施例
1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれぞ
れ46.0°、48.0°、20.0°であった。
【0074】実施例1記載のインキを、黒色樹脂の除去
された部分の赤、緑、青の画素を形成すべき部分にイン
クジェット式インキ噴射装置を用いて噴射し、それぞれ
の色に着色した。
【0075】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。
【0076】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクスのイン
キ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は
見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚
計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルタを得
た。
【0077】実施例6 洗浄・乾燥したガラス基板上に以下の組成を有する光硬
化型黒色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、10
秒、次いで3000rpm 、30秒で塗布した後、80℃で、30分
間プリベークを行った。
【0078】 [黒色感光性樹脂液組成] 光硬化型ポリイミド“フォトニース”UR-3100(東レ(株)製) 10 重量部 シリコーン微粒子“トスパール”(東芝シリコーン(株)製) 5 重量部 カーボンブラックMA100(三菱化成(株)製) 5 重量部 N−メチルピロリドン 80 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
200mJ/cm2 露光した後、フォトニース現像液DV−60
5(東レ(株)製)を用い23℃で現像した。
【0079】現像後、イソプロパノールでリンスをおこ
なった。続いて窒素雰囲気中80℃から 300℃に 3〜5 ℃
/minで昇温し、300 ℃で30分の熱処理を行い、厚さ1.5
μmの層とした。以上の操作により、ガラス基板上にイ
ンキ反発性黒色樹脂ブラックマトリクスが形成された。
【0080】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して70.0°、実施例
1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれぞ
れ25.0°、22.0°、20.0°であった。
【0081】実施例1記載のインキを、黒色樹脂の除去
された部分の赤、緑、青の画素を形成すべき部分にイン
クジェット式インキ噴射装置を用いて噴射し、それぞれ
の色に着色した。
【0082】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。
【0083】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクスのイン
キ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は
見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚
計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルタを得
た。
【0084】実施例7 (N-トリメトキシシルプロピル)ポリエチレンイミン
(PS076、チッソ(株)製)のエタノール0.2 重量
%溶液をプライマ液として準備した。これを洗浄・乾燥
したガラス基板上にスピナーで回転数1500rpm 、10秒で
塗布した後、150℃で10分の条件で乾燥して接着層を設
けた。次いで、以下の組成の光溶解型黒色感光性樹脂液
を塗布し、60℃熱風中で乾燥し、厚さ 2μm の感光性樹
脂層を設けた。
【0085】 [黒色感光性樹脂液組成] エステル化度 45%のフェノールノボラック樹脂(住友ベークライト製“スミ レジン”PR50235 )のナフトキノン1,2-ジアジド5-スルホン酸エステル(分子 量約1300) 10.0 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 3.5 重量部 フッ素系界面活性剤“EFTOP”EF-123A-1 ((株)トーケムプロダクツ製) 0.7 重量部 フッ素系界面活性剤“MEGAFAC”F-179 (大日本インキ化学工業(株)製) 3.5 重量部 1,4-ジオキサン 82.3 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
210mJ/cm2 露光した後NaOH 2wt%水溶液で現像し、露光
部の黒色感光性樹脂マトリクス層を除去した。続いて15
0 ℃、30分の熱処理をおこなった。以上の操作により、
ガラス基板上にインキ反発性黒色樹脂ブラックマトリク
スが形成された。
【0086】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して 100.0°、実施
例1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれ
ぞれ50.0°、50.0°、20.0°であった。
【0087】実施例1と同一組成からなるインキを、黒
色樹脂の除去された部分の赤、緑、青の画素を形成すべ
き部分にインクジェット式インキ噴射装置を用いて噴射
し、それぞれの色に着色した。
【0088】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。
【0089】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクスのイン
キ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は
見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚
計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルタを得
た。
【0090】実施例8 洗浄・乾燥したガラス基板上に以下の組成を有する光溶
解型黒色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、10
秒、次いで3000rpm 、30秒で塗布した後、80℃で、30分
間プリベークを行った。
【0091】 [黒色感光性樹脂液組成] 下記一般式で表される光溶解型ポリイミド 10 重量部
【化3】 ポリフッ化ビニリデン 5 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 5 重量部 N−メチルピロリドン 80 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
200mJ/cm2 露光した後、NaOH 2wt%水溶液で現像し、露
光部の黒色感光性樹脂マトリクス層を除去した。続いて
150 ℃、30分の熱処理をおこなった。以上の操作によ
り、ガラス基板上にインキ反発性黒色樹脂ブラックマト
リクスが形成された。
【0092】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して70.0°、実施例
1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれぞ
れ25.0°、22.0°、20.0°であった。
【0093】実施例1と同一組成からなるインキを、黒
色樹脂の除去された部分の赤、緑、青の画素を形成すべ
き部分にインクジェット式インキ噴射装置を用いて噴射
し、それぞれの色に着色した。
【0094】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。続
いて窒素雰囲気中 150℃から 300℃に 3〜5 ℃/minで昇
温し、300 ℃で30分の熱処理を行い、仕切り柵を厚さ1.
5 μmの層とした。
【0095】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクスのイン
キ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合は
見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚
計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルタを得
た。
【0096】実施例9 (N-トリメトキシシルプロピル)ポリエチレンイミン
(PS076、チッソ(株)製)のエタノール0.2 重量
%溶液をプライマ液として準備した。これを洗浄・乾燥
したガラス基板上にスピナーで回転数1500rpm 、10秒で
塗布した後、150℃で10分の条件で乾燥して接着層を設
けた。次いで、以下の組成の光溶解型黒色感光性樹脂液
を塗布し、60℃熱風中で乾燥し、厚さ 2μm の感光性樹
脂層を設けた。
【0097】 [黒色感光性樹脂液組成] エステル化度 45%のフェノールノボラック樹脂(住友ベークライト製“スミ レジン”PR50235 )のナフトキノン1,2-ジアジド5-スルホン酸エステル(分子 量約1300) 10.0 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 3.5 重量部 4フッ化エチレン微粒子“ルブロン”LD-100 (ダイキン工業(株)製) 1.4 重量部 1,4-ジオキサン 85.1 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
210mJ/cm2 露光した後NaOH 2wt%水溶液で現像し、露光
部の黒色感光性樹脂層を除去した。続いて150℃、30分
の熱処理をおこなった。以上の操作により、ガラス基板
上にインキ反発性黒色樹脂ブラックマトリクスが形成さ
れた。
【0098】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して75.0°、実施例
3記載の赤インキ、緑インキ、青インキにつ対しそれぞ
れ46.0°、48.0°、20.0°であった。
【0099】上記組成を有する黒色樹脂ブラックマトリ
クス付きガラス基板の、黒色樹脂除去部分のうち、赤、
緑、青、各色に対応する画素部分を、実施例3記載のイ
ンキと「東レ水なし平版」を用いた平版平型オフセット
印刷を用いてそれぞれの色に順に印刷して着色した。イ
ンキは水なし印刷性が良好であり、仕切り壁が十分な反
発性を示し、滲み、はみ出し、各色の混合は見られなか
った。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜厚計で測定し
たところ、膜厚差は最大で 0.1μm であった。各画素の
色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色差にしてΔE
≦3であり、高品質のカラーフィルタを得た。
【0100】実施例10 洗浄・乾燥したガラス基板上に以下の組成を有する光溶
解型黒色感光性樹脂液をスピナーで回転数500rpm、10
秒、次いで3000rpm 、30秒で塗布した後、80℃で30分間
プリベークを行った。
【0101】 [黒色感光性樹脂液組成] 光溶解型ポリイミド(実施例8記載) 10 重量部 シリコーン微粒子“トスパール”(東芝シリコーン(株)製) 5 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 5 重量部 N−メチルピロリドン 80 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
200mJ/cm2 露光した後、NaOH 2wt%水溶液で現像し、露
光部の黒色感光性樹脂層を除去した。続いて150 ℃、30
分の熱処理をおこなった。以上の操作により、ガラス基
板上にインキ反発性黒色樹脂ブラックマトリクスが形成
された。
【0102】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して70.0°、実施例
1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれぞ
れ25.0°、22.0°、20.0°であった。
【0103】実施例1と同一組成からなるインキを、黒
色樹脂の除去された部分の赤、緑、青の画素を形成すべ
き部分にインクジェット式インキ噴射装置を用いて噴射
し、それぞれの色に着色した。
【0104】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。続
いて窒素雰囲気中 150℃から 300℃に 3〜5 ℃/minで昇
温し、300 ℃で30分の熱処理を行い、仕切り柵を厚さ1.
5 μmの層とした。
【0105】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。黒色樹脂ブラックマトリクス層のイ
ンキ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色の混合
は見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触針式膜
厚計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm であっ
た。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果は、色
差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィルターを
得た。
【0106】実施例11 洗浄・乾燥したガラス基板上に、以下の組成を有するイ
ンキ反発性黒色樹脂液をスピナーで回転数500rpm、 2
秒、次いで 1000rpmで10秒で塗布し、80℃で15分間加熱
乾燥した。
【0107】 [インキ反発性黒色樹脂液組成] エポキシ樹脂 (三井石油化学(株)“エポミック”R301) 30 重量部 “カーボンブラック”MA100(三菱化成(株)製) 20 重量部 フッ素系界面活性剤“EFTOP”EF-123A-1 ((株)トーケムプロダクツ製) 3.0 重量部 フッ素系界面活性剤“MEGAFAC”F-179 (大日本インキ化学工業(株)製) 5.0 重量部 トルエン 100 重量部 次にその上に以下の組成を有する感光性樹脂液をスピナ
ーで1000rpm で10secで塗布し、80℃で、30分間加熱乾
燥した。
【0108】 [感光性樹脂溶液組成] ポジ型フォトレジスト(Shipley "Microposit" RC100 30CP )100 重量部 溶剤 (Shipley Thinner C ) 43 重量部 次に所定のパターンマスクを真空密着し、ケミカル灯で
1分間露光した後、Shipley "Microposit" Deveroper/
水=1/5の現像液にて現像をおこない感光性樹脂層の
パターンを得た。次に、感光性樹脂層除去部分のインキ
反発性黒色樹脂層をトルエンでエッチングし所定のパタ
ーンにインキ反発性黒色樹脂を除去した。感光性樹脂層
を 5%水酸化ナトリウム水溶液で除去した後、 150℃で
20分加熱硬化してガラス基板上にインキ反発性黒色樹脂
ブラックマトリクスを得た。
【0109】上記手順で作製した黒色樹脂ブラックマト
リクスに対する後退接触角は水に対して 100°、実施例
1記載の赤インキ、緑インキ、青インキに対してそれぞ
れ50.0°、50.0°、20.0°であった。
【0110】実施例1と同一組成からなるインキを、イ
ンキ反発性黒色樹脂の除去された部分の赤、緑、青の画
素を形成すべき部分にインクジェット式インキ噴射装置
を用いて噴射し、それぞれの色に着色した。
【0111】これらのインキで着色後、150 ℃で20分間
加熱することにより着色部のインキを熱硬化させた。
【0112】インキはインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。インキ反発性樹脂ブラックマトリク
スのインキ反発性は良好であり、滲み、はみ出し、各色
の混合は見られなかった。画素の着色層の膜厚ムラを触
針式膜厚計で測定したところ、膜厚差は最大で 0.1μm
であった。各画素の色ムラを顕微分光器で測定した結果
は、色差にしてΔE≦3であり、高品質のカラーフィル
タを得た。
【0113】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成を有するた
め、印刷法やインクジェット法によってカラーフィルタ
を製造する場合にも、インキの滲みや混色が確実に防止
されたカラーフィルタを提供することができる。これに
よって印刷法やインクジェット法を用いて、非常に高精
度なカラーフィルタが得られる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上の所定位置に、複数色の画素お
    よび、該画素の間隙に遮光用ブラックマトリクスが形成
    されたカラーフィルタにおいて、該遮光用ブラックマト
    リクスが、含フッ素化合物および/または含ケイ素化合
    物を含有する黒色樹脂層であることを特徴とするカラー
    フィルタ。
  2. 【請求項2】含フッ素化合物が、含フッ素基と、親水基
    および/または親油基を有するモノマまたはオリゴマで
    あることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】含フッ素基と、親水基および/または親油
    基を有するモノマまたはオリゴマが、 一般式 Rf−X−Rf´、または 一般式 (Rf−X−R)−Y−(R´−X´−Rf
    ´) で表される化合物であることを特徴とする請求項2記載
    のカラーフィルタ。(ここで、RfおよびRf´はフル
    オロアルキル基、RおよびR´はアルキレン基を表し、
    RfとRf´また、RとR´は同一でも異なっていても
    良い。また、X、X´およびYは、−COO−、−OC
    OO−、−CONR''−、−OCONR''−、−SO2
    NR''−、−SO2 −、−SO2 O−、−O−、−N
    R''−、−S−、−CO−、OSO2 O−、−OPO
    (OH)O−のうちのいずれかを表し、X、X´および
    Yは同一でも異なっていても良い。R''はアルキル基ま
    たは水素を表す。)
  4. 【請求項4】含フッ素化合物が、フッ素原子を有する高
    分子化合物であることを特徴とする請求項1記載のカラ
    ーフィルタ。
  5. 【請求項5】フッ素原子を有する高分子化合物が、黒色
    樹脂層中に溶解状態または分子オーダーでの混合状態で
    含有されていることを特徴とする請求項4記載のカラー
    フィルタ。
  6. 【請求項6】フッ素原子を有する高分子化合物が、黒色
    樹脂層中に微粒子状の分散状態で含有されていることを
    特徴とする請求項4記載のカラーフィルタ。
  7. 【請求項7】含ケイ素化合物が、シリコーン微粒子であ
    ることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  8. 【請求項8】シリコーン微粒子が、黒色樹脂層中に分散
    状態で含有されていることを特徴とする請求項7記載の
    カラーフィルタ。
  9. 【請求項9】透明基板上の所定位置に、複数色の画素お
    よび、該画素の間隙に遮光用ブラックマトリクスが形成
    されたカラーフィルタにおいて、該遮光用ブラックマト
    リクスが、水に対し40°以上の後退接触角をもつ黒色樹
    脂層であることを特徴とするカラーフィルタ。
  10. 【請求項10】黒色樹脂層が、アクリル酸、メタクリル
    酸またはこれらのエステル化物の重合体を含有すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のカラーフ
    ィルタ。
  11. 【請求項11】黒色樹脂層が、ポリイミド樹脂を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のカ
    ラーフィルタ。
  12. 【請求項12】黒色樹脂層が、メラミン樹脂を含有する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のカラ
    ーフィルタ。
  13. 【請求項13】黒色樹脂層が、ナフトキノンジアジド基
    を有する樹脂を含有することを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載のカラーフィルタ。
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