JPH073589Y2 - 電気接続箱と電子ユニットの接続構造 - Google Patents

電気接続箱と電子ユニットの接続構造

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JPH073589Y2
JPH073589Y2 JP4685590U JP4685590U JPH073589Y2 JP H073589 Y2 JPH073589 Y2 JP H073589Y2 JP 4685590 U JP4685590 U JP 4685590U JP 4685590 U JP4685590 U JP 4685590U JP H073589 Y2 JPH073589 Y2 JP H073589Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気接続箱と電子ユニットとの接続構造、と
くに微小電流用回路の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車の電装回路の接続には、第5図のような電
気接続箱Aが用いられているが、近年、車載電装品の数
が益々増加する傾向にあり、プリント配線板1に種々の
電子素子2を組み込んだ電子ユニットBを搭載して、こ
れら電装品の集中制御を行なう例が多くなった。
このような電気接続箱Aと電子ユニットBとの電気的接
続構造として、第6図aおよび第7図に示すように、中
継端子3を介してブスバー4のタブ5と上記配線板1の
端部の接続板部6とを接続させるものがある(実開昭63
−63988号公報)。
すなわち、接続板部6は中継端子3の固定板3aと第1弾
性接触板3bの間に嵌挿され、タブ5はその反対側から固
定板3aと第2弾性接触板3cとの間に嵌挿され、接続板部
6は点Pで接触している。なお、7は電気接続箱Aの上
部絶縁ケース、8はブスバー4の絶縁基板、9はユニッ
ト嵌合枠、10は嵌合枠内に形成された端子収容室であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記接続構造において、プリント配線板1の導体回路の
多くは通常1A未満の微小電流用の回路である。従って、
接続板部6の上記接触点Pは、微振動や異種材料間の線
膨張率の違いによる微摺動摩耗の影響を受けやすく、接
触抵抗の増大につながり、機器の誤作動を引き起こすお
それがある。
すなわち、プリント配線板1は、一般にガラス繊維入り
エポキシ樹脂や紙・フェノール樹脂などの樹脂板に銅箔
(35〜40μ)よりなる回路を印刷配線し、接続板部6で
はその上に数μ程度の錫メッキを施して形成される。
一般に、樹脂材の線膨張率(β)は銅などの金属材の
それ(β)と比べてなるかに大きく(β≫β)、
温度の上下により伸縮しやすい。また、中継端子3は第
6図aのように、絶縁基板8や端子収容室10により上下
方向への移動が規制された状態にある。
従って、固定板3aと第1弾性接触板3b間に嵌挿された接
続板部6の接続点Pは、高温側ではプリント配線板1の
伸びにより下方に移動し(第6図b)、低温側では収縮
により上方に移動する(第6図c)。この移動は、周囲
温度の変化により絶えず繰り返され、中継端子3は上記
規制により追従しにくい。
移動した接触部には、接触により表面が荒れた部分に酸
化被膜が生じ、再び移動して接触点となったときに、微
小電流ではその皮膜を破壊できず、接触抵抗の増加とな
ってあらわれる。
本考案は上記の問題点に着目してなされたものであり、
プリント配線板における接続板部の上記接触点の変動に
よる摩耗や酸化被膜の生成を抑え、安定した電気的接続
が得られる電気接続箱と電子ユニットの接続構造を提供
することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕 前記の課題を達成するため、本考案にあっては、請求項
(1)に記載のように、電気接続箱におけるブスバーの
タブと、電子ユニットにおけるプリント配線板の接続板
部とを端子収容室に収納された中継端子を介して接続す
る構造であって、中継端子の固定板と第1弾性接触板と
の間に前記接続板部を嵌挿し、該固定板と第2弾性接触
板との間に前記タブを嵌挿して成る接続構造において、
第1弾性接触板の接続板部に対する弾性接触圧を第2弾
性接触板のタブに対する接触圧よりも大きく形成し、プ
リント配線板の温度変化による伸縮時に、中継端子を前
記タブに対してその伸縮方向に変位可能にしたことを特
徴とする。
また、請求項(2)に記載のように、タブとブスバーの
間に可撓性の薄肉部を設け、中継端子をプリント配線板
の伸縮に追従させるようにしてもよい。
さらに、中継端子の追従性をよくするため、中継端子を
支持するスペーサを設け、接続後にこのスペーサを解除
位置に移動させ、中継端子をフリー状態にしておくのも
有効である(請求項(3))。
〔作用〕
本考案によれば、中継端子がプリント配線板の接続板部
の温度変化による伸縮に追従してその伸縮方向に変位す
るから、接続板部と第1弾性接触板との接触部が変動せ
ず常に定点状態に保持される。
従って、接触部の表面が荒れて酸化被膜が生じることに
よる抵抗増大や機器の誤作動を引き起こすおそれがな
く、信頼性が向上する。
以下、上記構成および作用を実施例を示す図面を参照し
て具体的に説明する。
〔実施例〕
第1図に電子ユニットを搭載した電気接続箱の斜視図、
第2図a,bに同上のタブと接続板部の中継端子による接
続部分の斜視図、第3図に中継端子の一部切欠斜視図、
第4図a,bに第2図a,bの接続部分の縦断面図を示した。
なお、従来と同一または同様の構成部材には従来例と同
一の符号を用いて説明する。
これらの図において、電気接続箱Aが上部絶縁ケース7
にユニット嵌合枠9を備え、該枠9に電子ユニットBを
差し込んで、端子収容室10内の中継端子11を介してブス
バー4のタブ5とプリント配線板1の接続板部6とを電
気的に接続する基本構造は従来と同様であるが、本考案
にあっては、中継端子11および端子収容室10とタブ5に
考案が施されている。
中継端子11は、第3図に示されるように、垂直な固定板
11cの前後両面を挟んで対向する第1弾性接触板11eと第
2弾性接触板11fと備え、第1弾性接触板11eのバネ力は
第2弾性接触板11fよりも十分大きく構成されている。
即ち、中継端子11は、中央に接続板部挿入部11bを開口
したほぼ凹字形の基板11a、該挿入部11bの一側縁から直
接に折曲形成された固定板11c、基板11aの両側の側板部
11a1と11a2の外側縁からそれぞれ直角に折曲形成されて
上記固定板11cと対向する第1背板11dと第2背板11
d′、両背板11d,11d′の上端からそれぞれ固定板11cに
向けて斜めに折返し形成された第1弾性接触板11eと第
2弾性接触板11f、第1,第2の背板11d,11d′の外側縁か
らそれぞれ固定板11cに向けて直角に折曲形成された側
板11g,11g′および第1背板11dの下端から固定板11c側
に折曲形成した底板11hにより構成されている。
そして、第1弾性接触板11eには、その下端自由縁部を
背板11d側に折返し形成した弾性反力片11e1を設けるこ
とにより、第2弾性接触板11fのバネ力よりも強く形成
してある。
なお、第2弾性接触板11fは、中央部が固定板11cとほゞ
接するように山形に屈曲して形成され、その下端自由縁
には背板11d′から外部に突出する案内片11f1が折曲形
成され、また、固定片11cの上端には背板11dから遠ざか
る方向に折曲形成された挿入案内片11c1が設けられてい
る。
また、ユニット嵌合枠9には、第1図および第2図a,b
に示すように、その外周壁に各端子収容室10を貫通する
横長の窓12が開設され、該窓12には角柱状のスペーサ13
が矢線L,Rのように左右摺動可能に装着されている。横
長の窓12は、第4図a,bに示されるように、上記収容室1
0の底部(絶縁基板8)に沿って設けられ、その一端部
(図面右側)には傾斜部12aを介してスペーサ収納部12b
が一段低く形成されている。
さらに、電気接続箱A内において、ブスバー4から起立
連成されるタブ5の折曲部分は可撓性の薄肉部5aとして
形成されると共に、ブスバー4を上下で支持する絶縁基
板8,8′には薄肉部5aの上下の変位を許容する大きさの
タブ孔8aと凹部8a′が設けられている。タブ5の薄肉部
5aは、接続板部6と第1弾性接触板11e間、およびタブ
5と第2弾性接触板11f間の摩擦抵抗よりも小さい力で
弾性変位するように形成される。
次に、中継端子11によるタブ5と接続板部6の接続につ
いて説明する(第2図a,b、第4図a,b)。
最初に、第2図a,第4図aのようにスペーサ13を窓12の
左側に位置させて、ブスバー4のタブ5を中継端子11の
下方から固定板11cと第2弾性接触板11fとの間に嵌挿す
ることにより、中継端子11がスペーサ13により支持され
た状態とする。すなわち、電気接続箱Aは、中継端子11
が端子収容室10において、スペーサ13により支持され、
かつタブ5と接続した状態で組み立てられる。
次いで、前記ユニット嵌合枠9に電子ユニットBを嵌合
すると、その接続板部6は中継端子11の固定板11cと第
1弾性接触板11eと間に進入し、該板11eとバネ圧により
弾性的に接触する。これにより、タブ5と接続板部6が
中継端子11を介して電気的に接続される。
最後に、第2図b、第4図bに示すように、スペーサ13
を窓12に沿って矢線R方向に摺動させ、傾斜部12aを経
てスペーサ収納部12bに移動、固定する。
これにより、中継端子11はスペーサ13による支持から解
除され、フリー状態となる。このフリー状態で、電気接
続箱Aと電子ユニットBとを使用する。
上記解除状態において、たとえばプリント配線板1(接
続板部6)が周囲温度の上昇または通電発熱により伸び
ると、第1弾性接触板11eの接続板部6に対する接触圧
(摩擦抵抗)が、第2弾性接触板11fのタブ5に対する
それよりも大きいから、中継端子11は仮想線で示される
ように接続板部6の伸びに追従して下方に移動する。
従って、接続板部6と第1弾性接触板11eとの接触点
(または接触部)Qは変らず、一定に保持される。な
お、タブ5と第2弾性接触板11fとは接触点が移動する
が、プリント配線板の回路導体(銅箔)と異なり、電気
的影響は少ない。
逆に、接続板部6が温度降下により縮んだ場合は、中継
端子11は上方に移動し、この場合も上記接触点Qは変ら
ない。
さらに、タブ5は可撓性の薄肉部5aを有するので、該部
5aの弾性変位により中継端子11の接続板部6に対する追
従性が一層滑らかになる。
従って、接続板部6の表面の荒れや酸化皮膜との接触に
よる抵抗増大、機器の誤作動などのトラブルを回避する
ことができる。
以上は、第1弾性接触板11eの接触圧を第2弾性接触板1
1fのそれより大にし、かつタブ5に薄肉部5aを設けると
いう二つの構成を同時に備える例について説明したが、
両者を分離しそれぞれ単独に設けてもよい。薄肉部5aを
単独に設ける場合には、前述のように、その弾性率を接
続板部6に対する第1,第2弾性接触板11e,11fの接触圧
より小とすることにより、接続板部6、中継端子11、タ
ブ5の接点を不変とすることができる。
また、第1弾性接触板11eの接触圧を第2弾性接触板11f
のそれよりも大とするか、或いはタブ5に可撓性の薄肉
部5aを形成しておけば、スペーサ13とその窓12を省くこ
とが可能である。この場合には、たとえば、プリント配
線板1の接続板部6が予め十分に伸びた状態で中継端子
11と接続するよう初期条件を設定すればよく、中継端子
11は端子収容室10との寸法差(クリアランス)内で上下
に変位可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、プリント配線板
の接続板部の伸縮に追従して中継端子が移動するので、
その第1弾性接触板との接触部が変らず、微小電流回路
での安定した電気的接続状態が確保され、従来のように
接続板部表面の荒れ、酸化被膜の生成による接触抵抗の
増大、機器の誤動作といったトラブルが解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電気接続箱と電子ユニットの嵌合
状態の斜視図、 第2図a,bはそれぞれ同上のタブと接続板部の中継端子
による接続部分の斜視図、 第3図は同上の中継端子を拡大して示す一部切欠斜視
図、 第4図a,bはそれぞれ第2図a,bに対応する接続部分の断
面図、 第5図は従来の電気接続箱と電子ユニットの嵌合状態の
一部切欠斜視図、 第6図a〜cはそれぞれ同上のタブと接続板部6の中継
端子による接続状態を示す断面図、 第7図は同上の中継端子の斜視図である。 A……電気接続箱、B……電子ユニット、1……プリン
ト配線板、4……ブスバー、5……タブ、5a……薄肉
部、6……接続板部、10……端子収容室、11……中継端
子、11c……固定板、11e……第1弾性接触板、11f……
第2弾性接触板、12……窓、13……スペーサ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気接続箱におけるブスバーのタブと、電
    子ユニットにおけるプリント配線板の接続板部とを端子
    収容室に収容された中継端子を介して接続する構造であ
    って、中継端子の固定板と第1弾性接触板との間に前記
    接続板部を嵌挿し、該固定板と第2弾性接触板との間に
    前記タブを嵌挿して成る接続構造において、 第1弾性接触板の接続板部に対する弾性接触圧を第2弾
    性接触板のタブに対する接触圧よりも大きく形成し、 プリント配線板の温度変化による伸縮時に、中継端子を
    前記タブに対してその伸縮方向に変位可能にしたことを
    特徴とする電気接続箱と電子ユニットの接続構造。
  2. 【請求項2】電気接続箱におけるブスバーのタブと、電
    子ユニットにおけるプリント配線板の接続板部とを端子
    収容室に収容された中継端子を介して接続する構造であ
    って、中継端子の固定板と第1弾性接触板との間に前記
    接続板部を嵌挿し、該固定板と第2弾性接触板との間に
    前記タブを嵌挿して成る接続構造において、 前記タブとブスバーとの間に可撓性の薄肉部を設け、 プリント配線板の温度変化による伸縮時に、中継端子を
    その伸縮方向に変位可能にしたことを特徴とする電気接
    続箱と電子ユニットの接続構造。
  3. 【請求項3】端子収容室の底部に、中継端子に対して支
    持位置と解除位置の間で移動可能にスペーサが設けられ
    ている請求項(1)または(2)の電気接続箱と電子ユ
    ニットの接続構造。
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