JPH073575A - 射出シャトル式広幅織機 - Google Patents

射出シャトル式広幅織機

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JPH073575A
JPH073575A JP6038922A JP3892294A JPH073575A JP H073575 A JPH073575 A JP H073575A JP 6038922 A JP6038922 A JP 6038922A JP 3892294 A JP3892294 A JP 3892294A JP H073575 A JPH073575 A JP H073575A
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JP
Japan
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reed
guide element
shuttle
loom
injection
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Application number
JP6038922A
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English (en)
Inventor
Friedrich W Bassing
ヴィルヘルム バッシンク フリードリヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jurgens Mas Bau & Co KG GmbH
Yurugensu Mas & Co KG GmbH
Original Assignee
Jurgens Mas Bau & Co KG GmbH
Yurugensu Mas & Co KG GmbH
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Publication date
Application filed by Jurgens Mas Bau & Co KG GmbH, Yurugensu Mas & Co KG GmbH filed Critical Jurgens Mas Bau & Co KG GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/12Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein single picks of weft thread are inserted, i.e. with shedding between each pick
    • D03D47/24Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein single picks of weft thread are inserted, i.e. with shedding between each pick by gripper or dummy shuttle
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D49/00Details or constructional features not specially adapted for looms of a particular type
    • D03D49/60Construction or operation of slay

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊織機の効率を向上させる際に従来におい
ては妨げとなっていた欠点を除去する広幅織機を提供す
る。 【構成】 経糸および緯糸を備え、特に6m以上の幅を
もち、経糸方向に往復揺動する筬框を備えた、特に平織
りの製紙機張り、あるいは経糸と緯糸とを備えた他の技
術の織物を製造するための広幅織機であって、射出シャ
トルのための緯糸機構および捕捉機構と、射出シャトル
を案内するための案内要素50とが設けられており、し
かも案内要素50が筬框15と同期して運動する。また
筬框と同期して運動する揺動筬框を備えた広幅織機にお
いて、案内要素50に第2の運動をオーバラップさせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、経糸および緯糸を備
え、特に6m以上の幅をもち、さらに経糸方向に往復揺
動する筬框を備えた、特に平織りの製紙機張り、あるい
は経糸と緯糸とを備えた他の技術の織物を製造するため
の広幅織機に関し、また揺動する筬框を備えた広幅織機
の射出シャトルのための案内要素の運動方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】5t
o/mまでの織り幅の、高い経糸張りおよび筬打ち力を
もち、幅6〜12mで製造される平織りの製紙機または
類似の技術の織物を製造するための織機は、特殊織機で
あり、紡績製品の織機とは比較することができない。紡
績製品の織機の特徴は、その織り幅が狭いことであり、
1分間あたりの緯糸数が高く、しかもこの条件に適した
簡単な構造である。このことは、これらの織機の揺動軸
が、通常の筬框駆動装置と筬框を支持する筬支柱とに対
応して設けられ、これらと角度を同期して運動すること
によって明らかとなる。これらの機械の場合、この揺動
軸の駆動は、カム伝導装置(図10)を通じて行われ
る。上記の公知の特殊織機が約50緯糸/分の緯糸数で
作業するに対して、機械的に緯糸を挿入する繊維織機は
数百緯糸/分で作業し、空圧緯糸を使用した織機の場合
は1000緯糸/分およびそれ以上である。
【0003】特殊織機で緯糸数が比較的少ない主な理由
は、緯糸の挿入が現在いわゆるグリップシャトルによっ
て行われており、これらはその寸法と重量から、(加速
のみならず、確実に正確な位置にもたらされなければな
らない)経糸数をより大きくすることが不可能である点
にある。
【0004】したがって、グリップシャトルを最小化す
る試みが行われた。しかしこの処置は、その寸法と重量
とを減少したものの、シャトルが案内なしで杼口に射出
され、不安定となり、極端な場合は杼口間から飛び出す
グリップシャトルによって、寸法と重量の減少が限定さ
れるものであった。
【0005】最小化したグリップシャトルの一実施例
が、ドイツ特許第15 35 561号明細書に記載さ
れている。しかしこのドイツ特許では、シャトルの飛び
出しが不安定となり、これがシャトル速度をも制限し、
したがってこの機械の効率の向上を制限する。
【0006】ドイツ特許出願公開第32 42 121
号明細書では、シャトルの走行が不安定であるという欠
点を、以下のようにして除去することが、特に明らかで
ある。すなわちシャトルのための案内要素を設けたこと
による。この処置によってシャトルの飛び出しは除去で
きたが、しかしこのシステムにはなお欠点が付随し、そ
れはシャトルが筬框の上に支持されている杼口の下部の
経糸に沿って転動することである。杼口の下部が清浄で
ない場合と、筬框がオーバーパッキングである場合、す
なわ杼口の下部のすべての経糸が完全には並んでおら
ず、一部重なっている場合とには、これが筬框に対し著
しく制動的に働き、したがって効率の向上の点で不利に
なることである。
【0007】したがってこの発明の課題は、これらの特
殊織機の効率を向上させる際に従来においては妨げとな
っていた欠点を除去する広幅織機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】この課題の解
決のため、この発明では、射出シャトルのための緯糸機
構および捕捉機構と、射出シャトルを案内するための案
内要素とが設けられており、しかも案内要素が筬框と同
期運動するように構成されている。この構成によれば、
紡績機械において公知の緯糸挿入システムにもとづい
て、広幅の織機の効率の向上が達成される。
【0009】この発明の構成においては、案内要素に第
2の運動がオーバラップするように考えられている。こ
れによって、射出シャトルの案内に必要である案内要素
は、杼口から緯糸を挿入した後に完全に下降する方向に
運動し、したがって織物縁への織り板の打ち当てをもは
や妨げることがない。この関連において、主として経糸
方向に円弧状に行われる通常の筬框運動に追加して、主
として経糸に垂直な方向の運動成分が重要となる。
【0010】案内要素を追加的に杼口の外へ出させるこ
の運動は、筬框に第2の運動をオーバラップさせること
によって実現することができる。筬框が追加的に垂直方
向へ同期して動く時、案内要素は、固く筬框に取付けら
れているため、この筬框に対し相対運動を行う必要がな
い。
【0011】これらの追加の運動にもとづき加速されま
た再び減速されなければならない重量は、筬框に配置さ
れている回転支点の周囲を旋回できる案内レールに案内
要素が固定されている場合には、これを有利に減少させ
ることができる。
【0012】構造的には追加的となる運動構成要素は、
筬框の重量が比較的大きいにもかかわらず、案内要素が
筬框に固く固定されていれば、強い影響を及ぼすことが
できる。その際に筬框は回転支点の周囲を旋回できるよ
うに構成され、回転支点自体は、レバーによって固定回
転支点に旋回可能に支持されており、このレバーは好ま
しくはカム盤によって駆動されるように構成される。
【0013】種々な運動成分を協働させるために必要な
精度は、オーバラップした運動が共通の駆動軸によって
導き出される場合に、最も有利に達成することができ
る。これを実現するには、連接棒を備えるクランク軸と
しての駆動軸が、筬框のための駆動装置として構成され
ており、好ましくは案内支持レールのための軸受リング
を備えている必要がある。したがって案内支持レールは
筬框において回転支点を有し、かつクランク軸上で自由
に回転できる軸受リングと結合しており、この軸受リン
グは、ジョイントを通じて固定ストッパ点の役割を果た
す。
【0014】織物の品質を改善するために、筬框が織り
板を備えており、この織り板が、筬框の前部転換点にお
いて、経糸間の中央面に垂直に配置されていることが考
えられる。したがって打ち当ては経糸の方向で行われ
る。
【0015】大きい織り幅と、高い打ち当て力と、加速
および減速すべき大きい重量とにもとづき発生する機械
的な問題を克服できるようにするためには、筬框が2本
以上の筬支柱を備えるのが有利である。その際に筬支柱
は、4節リンク機構の一部材として、クランク軸をもつ
筬駆動装置の中に配置される。
【0016】クランク軸の駆動装置として、好ましくは
機械中央に関し対称に配置され、特に補助カム軸伝導装
置として構成されている単数または複数のカム盤伝導装
置が設けられていることにより、機械を必要な幅に構成
することができる。この場合は、駆動軸の捩じれにより
運動の精度が損なわれることはない。
【0017】種々な運動を精密に時間制御するために
は、筬框と案内要素との運動が機械的に同期して構成さ
れている処置が役に立つ。カム盤伝導装置の同期のため
には、特に駆動装置を連結する同期軸が設けられる。
【0018】案内要素の運動が機械的に、好ましくはリ
ンク系を用いて筬框の運動から導き出される場合は、同
じ目的に役立つ。このために案内要素は、レバー系を通
じて、一方では機械架台に対し相対的に固定された旋回
支点に、また他方においては筬框とともに運動する旋回
支点に支持させることができる。したがって筬框を通じ
て駆動が行われる。
【0019】エラーの除去と線の入らない織りとのため
には、織機が、緯糸機構および捕捉機構からクラッチに
よって分離でき、かつ逆転可能に構成されていると有利
である。しかしこの場合において、逆の運動手順の際に
は、緯糸の挿入なしに、織物が織り方向とは逆の方向に
動かされる。
【0020】特に案内要素の運動のために、オーバラッ
プした運動を行わせるための駆動源として、直線駆動装
置、特にピストン・シリンダ・ユニットを設けるのが有
利である。
【0021】この発明のその他の構成では、緯糸機構お
よび捕捉機構が、筬框とともに振動式に構成される。方
法についての課題は、案内要素に追加的に第2の運動が
オーバラップすることによって解決される。この方法に
よれば、案内要素に必要な降下運動とは無関係に筬框の
運動を行うことが可能になる。したがって筬框の運動は
できる限りその振幅を小さく保つことができ、これは、
同じ生産性すなわち同じ緯糸数の場合に、関連する重量
の加速と減速とがより少なくなることを意味する。した
がって機械に働く慣性力は減少し、この結果、全体とし
てより静かな機械回転となる。他方において同じ負荷の
もとでは、緯糸数を対応して上昇させることができ、こ
のため生産性が改善される。最後に打ち当ての方向を、
案内要素の降下運動とは無関係に構成することができ
る。筬打ちは経糸の方向で行われる。この場合に筬打ち
は、経糸の面に垂直に向いた織り板の場合は、その張り
箇所の比較的近くで行われるため、織り板の張り長さが
短いことにより必要となる高い筬打ち力を克服すること
ができる。
【0022】この発明による方法はまた、筬框に第2の
運動をオーバラップさせることによっても実現すること
ができる。その場合に案内要素は、筬框に対し高く取付
けることができる。
【0023】広幅織機の場合には、幅6m以上の広幅織
機に射出シャトル緯糸機構と捕捉機構とを用い、そして
グリップシャトルの案内のための通常は大きく重い案内
レールを、射出シャトルのための案内要素に代えること
で、動かされる重量を減少させることができる。
【0024】
【実施例】以下、特に好ましい実施例を説明する。図1
0には、この発明にもとづく広幅織機との区別をより良
く理解するため、まず従来の一般の紡績機のためのシャ
トルなしの繊維織機のための典型的な筬駆動装置が示さ
れている。
【0025】ここで、織り板Aと案内歯Bとは、織機の
全幅にわたる筬担体Cに、共通して固定されている。筬
担体Cは沢山あるサポートDと固く結合しており、これ
らサポートはまたすべて、揺動軸Eと固く結合してい
る。
【0026】Gに回転点をもち、同じく揺動軸Eと固く
結合している2アーム式のローラレバーHを備えたカム
盤駆動装置Fを通じて、振動軸Eと、これに固定された
要素A、B、C、Dとに、角度が同期した運動が与えら
れる。
【0027】この比較的重量の少ない筬駆動システム
は、広幅織機の場合は、負荷がはるかに高くなること
と、著しい運動エネルギが必要となることとを理由とし
て、事実上筬打ちには応用できない。
【0028】図1に示したこの発明による射出シャトル
織機は、左側の、緯糸機構1を支持する外部の台架壁2
と、右側の、捕捉機構3を支持する外部の台架壁4とを
備えている。これらの外部台架壁2、4どうしの間に
は、主駆動装置5が左の機械側にあるとともに、別の主
駆動装置6が右の機械側にあり、これらの間に機械幅に
応じて二つ以上の中間台架壁7がある。
【0029】図2から明らかとなるように、外部台架壁
2、4と、主駆動装置5、6と、中央台架壁7とは、モ
ジュール構成のパイプ縦結合体8と、胸木9とを通じて
互いに結合しており、いわゆる台架を形成している。
【0030】ローラ10からの経糸11はバックローラ
12によって方向転換し、ヘルドフレーム14の綜目1
3と、筬框担体15に固定した織り板16とを通り、高
さ調節できる丸レール17を通じて胸木ローラ9の上へ
達する。杼口の形成は、公知のドビーによって行われ
る。経糸方向に直角に緯糸が挿入されることにより、織
り板16の前部死点では、その前方縁で織物あるいは製
品の形成が行われる。
【0031】ここで形成された製品は、丸形レール17
を通り、胸木ローラ9により方向転換されて、製品取り
出し用のローラシステムへと入る。このシステムはロー
ラ18、19、20、21と取り出し伝導装置22とか
らなっており、製品はそれぞれの緯糸厚さに応じて引き
出される。織機の全幅にわたり延びて往復運動するクラ
ンク軸23は、胸木ローラ9とヘルドフレーム14の集
合部との間で両側に支持されている。
【0032】クランク軸は、図3では、駆動装置ととも
に斜視図で描かれている。クランク軸23の屈曲部24
には回転ポイント26aを有するクランクアーム25が
回転可能に支持されており、これによる強制運動を回転
点26で筬支柱27に伝達し、筬支柱は回転支点28
(図2)の周囲を運動する。
【0033】支柱27の上部には筬框担体15(図4、
図5)が固定されており、この支柱と共に往復揺動す
る。筬框15が後部の死点位置で休止している間の緯糸
の挿入と、これが前部の死点に達したときの織物縁への
緯糸打ちとが行われる。クランク軸23の駆動は、この
実施例では、主伝導装置5、6(図1)を通じて行わ
れ、その伝導装置の一つを図3ではケーシングなしで略
図で示す。
【0034】特に選ばれた三相交流モータ29は、その
運動を、Vベルトプーリ30とVベルト31とを通じ
て、主伝動装置の入力駆動軸33上に配置されている連
結可能な駆動盤32へと伝達する。
【0035】駆動軸33と固く結合したピニオン34と
中間歯車35、36とを通じてカム盤歯車37への駆動
が行われ、このカム盤歯車は補助カム盤軸38と結合し
ており、この軸に固定した補助カム盤39、40が働
き、こちらの方は歯車セグメント41にあるアーム4
2、42aおよびカムローラ43を通じて、歯車セグメ
ント41の往復運動を起こさせる。歯車セグメント41
と噛み合っている歯車44を通じて、往復運動はカム軸
の出力箇所45へと伝達される。モジュール構成による
個々のクランクストロークの結合は、軸クラッチ46に
よって行われる。機械中央の左右に配置された主駆動装
置5、6の同期は、カム盤軸に比べて速度の大きな同期
軸47を通じて行われ、この同期軸47はクラッチ48
を通じて両伝導装置5、6を連結している。
【0036】図4、図5には、全織り幅にわたって支柱
27の上に固定された筬框担体15と、張られた織り板
16とが断面図として示されている。筬框担体は同時
に、射出シャトル案内システム49のための基盤を構成
し、案内要素50、案内レール51、回転支点53、5
4をもつ伝達レバー52と、クランク軸23の上に可動
で位置する、接合板57の回転点54のための軸受リン
グ55とからなっている。軸受リング55は、クランク
軸23上に自由に回転できるように支持されている。案
内担体レール51に固定された案内要素50を備える案
内システム49は、全織り幅にわたって延びている。図
4に示した後部の打ち箇所では、射出シャトル56(図
9)によって緯糸の挿入が行われる。この目的のため
に、案内要素50が緯糸機構1(図1)の出口通路に対
し絶対的に一致していることが必要である。これは運動
学的には案内系のリンク配置によって行われ、案内要素
50の先端位置を安定させるために支持している案内担
体レール51の脚を、図示されていないバネ手段によっ
て、脚に平行な筬担体15の面に接触させる。
【0037】縦型筬框で行われる緯糸の挿入の後に、筬
框担体15は図5に示した前部死点位置へと揺動し、緯
糸を接続する。このとき、射出シャトル案内システム4
9は、案内要素50とともに、クランク軸23の回転支
点のためのジョイント点53、54の配置により、筬框
15と織り板16に対し相対運動を行い、案内要素50
は、織り板16の筬打ちの時における前部の死点で、経
糸の杼口の下部から強制的にはみ出る。
【0038】別の実施例を示すのが図6である。筬框担
体15には、支持部材79と、運動レバー75のための
回転支点73とが配置されている。支持部材79の回転
支点78には、直線駆動装置77が支持されており、こ
れはたとえばピストン・シリンダ・ユニットあるいは電
磁駆動部材にて構成されていることができる。駆動装置
77の先端は運動レバー75の回転支点76に連結され
ている。図示されていない機械制御装置を通じて、駆動
装置77はストローク運動を作りだす。これは、案内レ
ール51を通じて運動レバー75と固く結合している案
内要素50が、緯糸の挿入の時点で杼口の領域内にあ
り、緯糸の挿入の行われた後の筬打ち前に、再び杼口か
ら移動するように作用する。
【0039】図7は緯糸機構、捕捉機構のための連結手
段の配置を略図で示し、これらの手段を用いて主駆動装
置から分離することができる。主駆動装置5、6はそれ
ぞれ出力軸60、61を備えており、これらはカム盤軸
38(図3)に対して1:1の回転数比で回転する。連
結手段62、62aを通じて、出力軸60、61の回転
運動は、経糸駆動装置63を通じて緯糸機構1に、また
経糸駆動装置64を通じて捕捉機構3にそれぞれ伝達さ
れる。
【0040】好ましくはこの駆動システムに過負荷クラ
ッチ65、65aが設けられる。図8は他の実施例を示
す。案内要素50は筬框担体15と固く結合しており、
固定位置で織り板16に対応して配置されている。支柱
27は、クランク軸23およびクランクアーム25を通
じて、回転支点28の周囲を前述のように往復運動す
る。
【0041】回転支点28はローラレバー66に設けら
れており、このローラレバー66の回転支点67は軸受
68中にある。駆動軸70に設けられた補助カム盤69
により、筬支柱27は、これに固定した要素15、1
6、50とともに、緯糸の挿入を行った後に降下し、筬
打ち時には案内要素50がもはや杼口13の領域にない
ようにする。後部に存在する緯糸挿入位置へ戻るため
に、筬支柱27は、これに固定した要素15、16、5
0とともに再び上昇する。
【0042】図9は変形実施例を略図で示し、この場合
は緯糸機構1と捕捉機構3とが筬框担体15と固く結合
しており、この筬框担体と共に往復揺動する。
【0043】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によると、射
出シャトルのための緯糸機構および捕捉機構と、射出シ
ャトルを案内するための案内要素とが設けられており、
しかも案内要素が筬框と同期運動するように構成されて
いるため、この案内要素によって射出シャトルを確実に
案内することができるとともに、杼口からの緯糸の挿入
後は案内要素を筬框の運動経路から退避させることがで
きて、この案内要素が筬框の運動を阻害することを防止
でき、広幅の織機の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重要な詳細部品を備えた射出シャトル式織機の
平面図である。
【図2】図1の切断線II−IIに沿った、この発明の射出
シャトル式の織機の断面図である。
【図3】筬の運動のための駆動システムの斜視図であ
る。
【図4】後側の死点の位置における射出シャトルの案内
構造を説明するための、この発明にもとづく筬框の断面
図である。
【図5】前側の死点の位置における射出シャトルの案内
構造を説明するための、この発明にもとづく筬框の断面
図である。
【図6】電気、空圧または油圧駆動式の、案内要素の駆
動装置の構成の一例を示す図である。
【図7】固定式の緯糸・捕捉機構のための連結手段の好
ましい配置を示す図である。
【図8】筬框に固定された射出シャトルの案内要素の駆
動装置の一例を示す図である。
【図9】筬框とともに運動する緯糸・捕捉機構の配置の
一例を示す図である。
【図10】振動軸とカム盤駆動装置とを備えた紡績機の
ための、従来の典型的な筬框の駆動装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 緯糸機構 3 捕捉機構 15 筬框担体 50 案内要素 56 射出シャトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリードリヒ ヴィルヘルム バッシンク ドイツ連邦共和国 デー−48282 エムス デッテン ハインリヒ−ハイネ−シュトラ ーセ 45

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸および緯糸を備え、特に6m以上の
    幅をもち、経糸方向に往復揺動する筬框を備えた、特に
    平織りの製紙機張り、あるいは経糸と緯糸とを備えた他
    の技術の織物を製造するための広幅織機であって、射出
    シャトル(56)のための緯糸機構(1)および捕捉機
    構(3)と、射出シャトル(56)を案内するための案
    内要素とが設けられており、しかも案内要素(50)が
    筬框(27、15)と同期して連動するように構成され
    ていることを特徴とする射出シャトル式広幅織機。
  2. 【請求項2】 案内要素(50)に第2の運動がオーバ
    ラップしていることを特徴とする請求項1記載の射出シ
    ャトル式広幅織機。
  3. 【請求項3】 筬框(27、15)に第2の運動がオー
    バラップしていることを特徴とする請求項1または2記
    載の射出シャトル式広幅織機。
  4. 【請求項4】 案内要素(50)が、筬框(27、1
    5)に配置されている回転支点(53)の周囲を旋回で
    きる案内レール(51)に固定されていることを特徴と
    する請求項1または2または3記載の射出シャトル式広
    幅織機。
  5. 【請求項5】 案内要素(50)が筬框(27、15)
    に固く固定されており、しかも筬框(27、15)が回
    転支点(28)のまわりを回転できるように構成されて
    おり、この回転支点自体がレバー(66)を位置決めし
    た回転支点(67)に旋回可能に支持されており、この
    レバー(66)が特にカム盤(69、70)によって駆
    動されるように構成されていることを特徴とする請求項
    1または2または3または4記載の射出シャトル式広幅
    織機。
  6. 【請求項6】 オーバラップした運動が共通の駆動軸
    (23)によって導き出されるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項記載
    の射出シャトル式広幅織機。
  7. 【請求項7】 連接棒(25)を備えたクランク軸(2
    3)としての駆動軸が筬框(27、15)のための駆動
    装置として構成されており、好ましくは案内レール(5
    1)のための軸受リング(55)を備えていることを特
    徴とする請求項6記載の射出シャトル式広幅織機。
  8. 【請求項8】 筬框(27、15)が筬(16)を備
    え、この筬が、筬框の前部転換点において、中央の経糸
    と経糸との間の面(13a)に垂直に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項記載
    の射出シャトル式広幅織機。
  9. 【請求項9】 筬框(27、15)が二本以上の筬支柱
    (27)を備え、筬支柱(27)が4節リンク機構(2
    6、26a、28、67)の部分として、クランク軸
    (23)とともに筬の駆動装置の中に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項記載
    の射出シャトル式広幅織機。
  10. 【請求項10】 クランク軸の駆動装置として、単数ま
    たは複数のカム盤伝導装置が設けられており、この伝導
    装置が好ましくは機械の中心と対称に、特に補助的カム
    盤伝導装置として構成されていることを特徴とする請求
    項1から9までのいずれか1項記載の射出シャトル式広
    幅織機。
  11. 【請求項11】 筬框(27、15)と案内要素(5
    0)との運動が機械的に同期するように構成されてお
    り、カム盤伝導機構の同期のために、特に駆動装置を結
    合する同期軸(47)が設けられていることを特徴とす
    る請求項1から10までのいずれか1項記載の射出シャ
    トル式広幅織機。
  12. 【請求項12】 案内要素(50)の運動が、機械的
    に、好ましくはリンク系により、筬框(27、15)の
    運動により導き出されることを特徴とする請求項1から
    11までのいずれか1項記載の射出シャトル式広幅織
    機。
  13. 【請求項13】 織機の経糸機構(1)および捕捉機構
    (3)がクラッチ(62、62a)によって分離かつ連
    結できるように構成されていることを特徴とする請求項
    1から12までのいずれか1項記載の射出シャトル式広
    幅織機。
  14. 【請求項14】 オーバラップした運動のための駆動装
    置として、直線駆動装置(77)、特にピストン・シリ
    ンダ・ユニットが設けられていることを特徴とする請求
    項1から13までのいずれか1項記載の射出シャトル式
    広幅織機。
  15. 【請求項15】 筬框(27、15)を備える経糸機構
    (1)と捕捉機構(3)とが揺動可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1から14までのいずれか1項
    記載の射出シャトル式広幅織機。
  16. 【請求項16】 筬框と同期して運動する揺動筬框を備
    えた広幅織機の射出シャトルのための案内要素の運動方
    法であって、案内要素(50)に第2の運動をオーバラ
    ップさせることを特徴とする広幅織機の射出シャトルの
    ための案内要素の運動方法。
  17. 【請求項17】 筬框にも第2の運動をオーバラップさ
    せることを特徴とする請求項16に記載の広幅織機の射
    出シャトルのための案内要素の運動方法。
  18. 【請求項18】 6m以上の幅の広幅織機での射出シャ
    トル式緯糸機構および捕捉機構の使用。
JP6038922A 1993-03-11 1994-03-10 射出シャトル式広幅織機 Pending JPH073575A (ja)

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