JPH0734946A - 内燃機関の燃料系異常診断装置 - Google Patents

内燃機関の燃料系異常診断装置

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JPH0734946A
JPH0734946A JP17396093A JP17396093A JPH0734946A JP H0734946 A JPH0734946 A JP H0734946A JP 17396093 A JP17396093 A JP 17396093A JP 17396093 A JP17396093 A JP 17396093A JP H0734946 A JPH0734946 A JP H0734946A
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JP
Japan
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cylinder
internal combustion
combustion engine
fuel system
abnormality
Prior art date
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Pending
Application number
JP17396093A
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English (en)
Inventor
Rogerio Agusutein
ロゲリオ アグスティン
Toshio Ishii
俊夫 石井
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少なくとも気筒別学習制御装置を備えた内燃機
関の各気筒に設定される補正値を用いることによって、
内燃機関の制御方式によらず、燃料系の異常を診断する
ことができることを目的とする。 【構成】各気筒に設定された補正値の平均値を補正値平
均化処理手段によって計算され、異常を判定するための
所定値と比較し、内燃機関の燃料系の異常を診断するも
のである。 【効果】本発明によれば、少なくとも気筒別学習制御装
置を備える内燃機関において気筒別に設定されたそれぞ
れの補正値を用いることによって内燃機関の燃料系及び
各気筒の燃料系の異常あるいは故障を判別することがで
きるという効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】少なくとも気筒別学習制御装置を
備える多気筒内燃機関において、気筒別学習手段によっ
て各気筒に設定される補正値に基づいて、当該内燃機関
の燃料系及び気筒毎の燃料系の異常あるいは故障を判別
する内燃機関燃料系診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃料系の異常を検出するため
に、内燃機関の排ガス濃度を検出する排ガス濃度検出器
の出力信号に基づいて設定される空燃比補正値あるいは
空燃比の学習値が用いられる。空燃比補正値あるいは学
習値をある所定範囲と比較することによって、燃料系の
異常を判定するものが(例えば、特開平3−249348 号公
報)知られている。
【0003】また、他の従来技術としては、内燃機関の
燃料供給制御装置における気筒別診断装置(例えば、特
開平2−301644 号公報)があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな内燃機関の燃料系異常診断の従来技術においては、
内燃機関の燃料系全体としての異常しか診断できない。
または気筒別診断装置においても、異常診断方式がその
内燃機関の制御方式に依存する。本発明では、少なくと
も気筒別学習制御装置を備えた内燃機関の各気筒に設定
される補正値を用いることによって内燃機関の制御方式
によらず、内燃機関の燃料系全体及び気筒毎の燃料系の
異常を診断することができることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】少なくとも気筒別学習制
御装置を備えた内燃機関の各気筒に設定される学習値
(補正値)の平均値の絶対値と予め定める上下限値との
比較と共に該当平均値と気筒毎の補正値の比較の両方を
使用することにより達成される。
【0006】
【作用】上記の手段によって、簡単な診断方式を提供
し、気筒別学習制御装置を備えたどのシステムにでも適
用できることで汎用性のある燃料系の異常診断方式を提
供する。
【0007】
【実施例】図1は本発明が適用される内燃機関の説明図
である。内燃機関(1)の吸入空気量Qaは絞り弁
(3)で制御されると同時にエアフローメータ(4)に
よって計測され、コントロールユニット(6)にQaの
信号を入力する。一方、内燃機関の回転数はクランクア
ングルセンサ(5)により検出され、Nとして信号をコ
ントロールユニットに入力する。コントロールユニット
ではこれらQaとNとに対応した燃料量を供給噴射弁
(7)を駆動するパルス幅Tiを計算している。噴射弁
は内燃機関の吸気管(2)気筒毎に一本ずつ取り付ける
(例えば、4気筒の場合は4本が付けられる)。燃料は
燃料ポンプにより加圧され、噴射弁に導かれる。各気筒
の排気管の集合部に排気中の酸素濃度、即ち、A/F
(空燃比)を検出するO2センサ(9)が取り付けられ
ており、A/F信号をコントロールユニットに入力す
る。ここでは図示していないが、この内燃機関にはフィ
ードバック制御手段,気筒別学習手段等を備える。
【0008】図2は本発明のシステムブロック図を示
し、上記の内燃機関においてのフィードバック補正値設
定手段によって設定された補正値に基づいて気筒別学習
補正値設定手段によって設定された学習補正値を気筒別
学習制御手段に用いる。前記気筒別補正値の平均した値
を補正値平均化処理手段によって求め、この平均値に基
づいて燃料系異常判別手段によって燃料系の異常あるい
は故障を判別する。更に、前記平均値と気筒別補正値偏
差処理手段によって各気筒の補正値との偏差を求め、各
気筒の燃料系の異常あるいは故障を前記燃料系異常判別
手段によって検出する。
【0009】図3では上記の補正値平均化処理手段によ
って各気筒の平均値を求めて、異常を判別するための許
容範囲と比較し、異常を判別するケースを示す。ここで
の上限値と下限値は、気筒全体の補正値のとり得る許容
値または排気基準を越えないような許容値によって設定
される。気筒全体がこの許容範囲を越えると、内燃機関
の燃料系に異常が発生していると判断される。ここで、
吸入空気流量計の故障や燃圧の異常変化等による異常で
あると推測することができる。
【0010】図4(a)は内燃機関の燃料系の異常を判
別するケースを示す。は各気筒の補正値の大き
さを表す。図に示すように、上記の補正値平均化処理手
段によって各気筒の平均値を求めて、この平均値により
上限値と下限値を設けて、上記の気筒別補正値偏差処理
手段によって、各気筒に設定される補正値の気筒間差、
すなわち平均値に対する偏差値を求めて、これらの偏差
値が上限値あるいは下限値を越えているかどうかを判断
し、特定の気筒の補正値が越えた場合には(図4
(b))、その気筒の燃料系に異常が発生していると判
断する。上述した上限値あるいは下限値は内燃機関の運
転性に悪影響を与えない程度の燃料系の燃料供給特性バ
ラツキの許容値によって設定される。例えば、補正値の
平均値の±5%とする。この異常判別手段によって気筒
毎の燃料噴射弁の劣化,目詰まり等による故障を推測す
ることができる。
【0011】さらに、図5に示すように、各気筒に設定
される補正値の変化速度による異常診断においては、所
定時間において各気筒に設定された補正値の変化量が予
め定めた許容値を越えたとき、気筒別の燃料系に異常が
発生していると判断する。
【0012】図6は本発明の燃料系の異常を検出するた
めのフローチャートを示す。
【0013】ステップ1(S1)では、診断条件が成立
したかどうかを判断する。
【0014】ステップ2(S2)では、気筒毎の補正値
の平均値Kaveを求める。
【0015】ステップ3(S3)では、S2によって求
めた平均値が上限値・下限値を越えたかどうかを判断
し、越えた場合はS4を実行し、内燃機関の燃料系に異
常が発生していると判断する。上限値・下限値を越えな
かった場合は、ステップ5(S5)へ進み、平均値に対する
気筒毎の補正値の偏差値Kdnを算出する。S5で算出さ
れた気筒毎の偏差値がステップ6(S6)で所定値を越
えたかどうかを判断し、越えた場合は、その気筒の燃料
系に異常が発生していると判断する(S7)。
【0016】ステップ8(S8)では、S7で異常と判
定された気筒の学習制御を停止し、所定値を越えなかっ
た前回の補正値に基づいて学習値を設定する。
【0017】図示していないが、カウンタあるいはフラ
グを用いることによって、異常がある回数以上に検出さ
れたときに、異常のコードを記憶し、異常を運転者に知
らせるようにする。
【0018】さらに、他の異常判別手段としては、パタ
ーン認識手段によって気筒別の補正値を認識し、これら
気筒毎の補正値のパターンによって異常を判別する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも気筒別学習
制御装置を備える内燃機関において気筒別に設定された
それぞれの補正値を用いることによって内燃機関の燃料
系及び各気筒の燃料系の異常あるいは故障を判別するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主な構成を示す図である。
【図2】本発明のブロック図である。
【図3】異常診断の例を示す図である。
【図4】異常診断の例を示す図である。
【図5】異常診断の例を示す図である。
【図6】本発明のフローチャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…吸気管、3…絞り弁、4…吸入空気
流量計(エアフローメータ)、5…クランクアングルセ
ンサ、6…コントロールユニット、7…燃料噴射弁、8
…排気管、9…O2 センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 俊夫 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒内燃機関の運転状態を検出するセン
    サ群、各センサ群からの情報により、少なくとも上記内
    燃機関への供給燃料量を演算する演算処理装置、内燃機
    関の各気筒の空燃比バラツキを補正するための、気筒別
    学習手段を有する内燃機関の制御装置を備えた多気筒内
    燃機関において、各気筒に設定される補正値に基づいて
    内燃機関の燃料系の異常を判別することを特徴とする、
    内燃機関の燃料系異常診断装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、各気筒に設定される補
    正値の平均値を求め、この平均値が、予め定めた所定の
    領域外にでた場合、燃料系に異常が発生していると判断
    することを特徴とする内燃機関の燃料系異常診断装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、各気筒に設定される補
    正値の気筒間差が予め定めた所定の値を越えたとき、当
    該気筒の燃料系に異常が発生したと判断することを特徴
    とする、内燃機関の燃料系異常診断装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、各気筒に設定される補
    正値の平均値と気筒間差それぞれが予め定めた所定の値
    を越えたとき、当該内燃機関の燃料系に異常が発生して
    いると判断することを特徴とする内燃機関の燃料系異常
    診断装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、各気筒に設定される補
    正値の変化速度が予め定めた所定の値を越えたとき、当
    該気筒の燃料系に異常が発生したと判断することを特徴
    とする内燃機関の燃料系異常診断装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4又は5において、燃
    料系の異常が判定されたとき、異常と判定された気筒の
    学習を停止することを特徴とする内燃機関の燃料系異常
    診断装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、燃料系の異常が判定されたとき、異常と判定された
    気筒以外の気筒への供給燃料量に補正を行うことを特徴
    とする内燃機関の燃料系異常診断装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6又は7にお
    いて、燃料系の異常が少なくとも2回以上判定されたと
    き、内燃機関の燃料系が故障していると判断することを
    特徴とする内燃機関の燃料系異常診断装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7又は8
    において、燃料系が故障していると判断されたとき、故
    障のコードを記憶することを特徴とする内燃機関の燃料
    系異常診断装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    又は9において、燃料系が故障していると判断されたと
    き、故障を運転者に知らせることを特徴とする内燃機関
    の燃料系異常診断装置。
JP17396093A 1993-07-14 1993-07-14 内燃機関の燃料系異常診断装置 Pending JPH0734946A (ja)

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