JPH0734177B2 - 知識情報参照装置 - Google Patents
知識情報参照装置Info
- Publication number
- JPH0734177B2 JPH0734177B2 JP62175940A JP17594087A JPH0734177B2 JP H0734177 B2 JPH0734177 B2 JP H0734177B2 JP 62175940 A JP62175940 A JP 62175940A JP 17594087 A JP17594087 A JP 17594087A JP H0734177 B2 JPH0734177 B2 JP H0734177B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot
- value
- data
- list
- objects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06N—COMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
- G06N5/00—Computing arrangements using knowledge-based models
- G06N5/01—Dynamic search techniques; Heuristics; Dynamic trees; Branch-and-bound
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Data Mining & Analysis (AREA)
- Evolutionary Computation (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computational Linguistics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Artificial Intelligence (AREA)
- Devices For Executing Special Programs (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は知識ベースシステム、特に知識情報の参照装置
に関する。
に関する。
［従来の技術］ 知識情報を表現するに当たり、概念毎にそれに関する種
々のデータ、属性、手続きをまとめて表現する手法はよ
く知られたものであり、そのひとまとまりに対して、オ
ブジェクト、フレーム、スクリプト等の名称が与えられ
ている。なお、本明細書ではこれらの名称を代表して、
オブジェクトということにする。そして、一つ一つのデ
ータ、属性、手続きを保持している部分をスロットとい
う。オブジェクト間には、汎化関係という半順序関係が
定義されており、あるオブジェクトは、それと汎化関係
にある。つまりより一般的なオブジェクトの持つデー
タ、属性、手続きを継承してくることができる。従っ
て、多くのオブジェクトについて共通のデータ、属性、
手続きは、その共通の汎化オブジェクトで管理すればよ
い。
々のデータ、属性、手続きをまとめて表現する手法はよ
く知られたものであり、そのひとまとまりに対して、オ
ブジェクト、フレーム、スクリプト等の名称が与えられ
ている。なお、本明細書ではこれらの名称を代表して、
オブジェクトということにする。そして、一つ一つのデ
ータ、属性、手続きを保持している部分をスロットとい
う。オブジェクト間には、汎化関係という半順序関係が
定義されており、あるオブジェクトは、それと汎化関係
にある。つまりより一般的なオブジェクトの持つデー
タ、属性、手続きを継承してくることができる。従っ
て、多くのオブジェクトについて共通のデータ、属性、
手続きは、その共通の汎化オブジェクトで管理すればよ
い。
従来、このように表現された知識情報の中から特定の知
識情報を得る装置は、探索方式によるものと、コンパイ
ル方式によるものとに大別される。探索方式によるもの
は、参照時にオブジェクト間の汎化関係を基に探索する
ものであり、一方、コンパイル方式によるものには、全
オブジェクトを一括してコンパイルして各オブジェクト
毎直接保持させるものと、変更の度に部分コンパイルし
ていくものとがあり、従来装置は、これら探索方式によ
るもの、一括してコンパイルするものおよび部分コンパ
イルしていくものの何れかである。
識情報を得る装置は、探索方式によるものと、コンパイ
ル方式によるものとに大別される。探索方式によるもの
は、参照時にオブジェクト間の汎化関係を基に探索する
ものであり、一方、コンパイル方式によるものには、全
オブジェクトを一括してコンパイルして各オブジェクト
毎直接保持させるものと、変更の度に部分コンパイルし
ていくものとがあり、従来装置は、これら探索方式によ
るもの、一括してコンパイルするものおよび部分コンパ
イルしていくものの何れかである。
［発明が解決しようとする問題点］ しかし、上述した従来のものは、変更、参照および知識
ベースの点で次のような問題がある。
ベースの点で次のような問題がある。
すなわち、参照時にオブジェクト間の汎化関係を基に探
索する装置においては、変更が容易、知識ベースを小さ
くできる等の利点を持っている反面、参照に時間がかか
るという欠点を持っていた。また、一括してコンパイル
する装置においては、参照が高速であるという利点を持
っている反面、変更のあったときには全てコンパイルし
なおさなければならない等の欠点を持っていた。また、
部分コンパイルしていく装置においては、参照が高速で
あるという利点を持っている反面、全オブジェクトをコ
ンパイルしなおすものよりは速いものの変更に時間がか
かる、コンパイルした知識ベースが大きくなってしま
う、等の欠点を持っていた。
索する装置においては、変更が容易、知識ベースを小さ
くできる等の利点を持っている反面、参照に時間がかか
るという欠点を持っていた。また、一括してコンパイル
する装置においては、参照が高速であるという利点を持
っている反面、変更のあったときには全てコンパイルし
なおさなければならない等の欠点を持っていた。また、
部分コンパイルしていく装置においては、参照が高速で
あるという利点を持っている反面、全オブジェクトをコ
ンパイルしなおすものよりは速いものの変更に時間がか
かる、コンパイルした知識ベースが大きくなってしま
う、等の欠点を持っていた。
本発明の目的は変更が容易で、かつ参照が高速で、かつ
知識ベースを小さくできる知識情報参照装置を提供する
ことにある。
知識ベースを小さくできる知識情報参照装置を提供する
ことにある。
［問題点を解決するための手段］ 本発明の知識情報参照装置は、 オブジェクト毎にそのオブジェクトと直接もしくは間接
の汎化関係にあるオブジェクトを順序づけたリストを記
述したオブジェクトデータを蓄積した部分と、 スロット毎にそのスロットに値を持つオブジェクトとそ
のオブジェクトにおけるそのスロットの値を記述したス
ロットデータを蓄積した部分とに分割された知識ベース
と、 この知識ベースの変更、および上記記載のオブジェクト
データを蓄積した部分における汎化関係にあるオブジェ
クトを順序づけたリストを用いて参照を行う変更参照部
と、 使用者からの指示を入力するための入力部と、 結果を表示するための出力部からなることを特徴として
いる。
の汎化関係にあるオブジェクトを順序づけたリストを記
述したオブジェクトデータを蓄積した部分と、 スロット毎にそのスロットに値を持つオブジェクトとそ
のオブジェクトにおけるそのスロットの値を記述したス
ロットデータを蓄積した部分とに分割された知識ベース
と、 この知識ベースの変更、および上記記載のオブジェクト
データを蓄積した部分における汎化関係にあるオブジェ
クトを順序づけたリストを用いて参照を行う変更参照部
と、 使用者からの指示を入力するための入力部と、 結果を表示するための出力部からなることを特徴として
いる。
［作用］ 本発明における知識ベースは、オブジェクトデータ部
と、スロットデータ部とからなている。このように知識
ベースは分割され、オブジェクトデータ部にはオブジェ
クトデータを、またスロットデータ部にはスロットデー
タを蓄積してある。参照の際には、対象となったオブジ
ェクトの直接・間接の汎化オブジェクトを順序づけたリ
ストに従ってスロットデータ部を検索することによって
値を高速に得ることができる。また、変更があったとき
にはその変更部分だけを操作すればよく、変更部分以外
に特別な操作をする必要はない。また、値が定義されて
いるときにのみ構造ができ、かつそのコピーを行わない
ため、知識ベースを小型化できる。
と、スロットデータ部とからなている。このように知識
ベースは分割され、オブジェクトデータ部にはオブジェ
クトデータを、またスロットデータ部にはスロットデー
タを蓄積してある。参照の際には、対象となったオブジ
ェクトの直接・間接の汎化オブジェクトを順序づけたリ
ストに従ってスロットデータ部を検索することによって
値を高速に得ることができる。また、変更があったとき
にはその変更部分だけを操作すればよく、変更部分以外
に特別な操作をする必要はない。また、値が定義されて
いるときにのみ構造ができ、かつそのコピーを行わない
ため、知識ベースを小型化できる。
［実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図で、知識情
報を蓄える知識ベース１と、知識ベース１の変更、およ
び知識ベース１からの参照を行う変更参照部２と、変更
参照部２へ使用者からの指示を伝える入力部３と、変
更、参照の結果を使用者に知らせる出力部４からなる。
報を蓄える知識ベース１と、知識ベース１の変更、およ
び知識ベース１からの参照を行う変更参照部２と、変更
参照部２へ使用者からの指示を伝える入力部３と、変
更、参照の結果を使用者に知らせる出力部４からなる。
知識ベース１は、これを更に詳細に示す第２図のよう
に、オブジェクトデータ部５と、スロットデータ部６か
らなり、オブジェクトデータ部５には、オブジェクトデ
ータの集合が蓄えられる。
に、オブジェクトデータ部５と、スロットデータ部６か
らなり、オブジェクトデータ部５には、オブジェクトデ
ータの集合が蓄えられる。
第３図は、このオブジェクトデータ部５に蓄えられるオ
ブジェクトデータの構造の一例を示したものであり、オ
ブジェクト各11、直接汎化関係にあるオブジェクトのリ
ストである直接汎化オブジェクトリスト12、直接もしく
は間接的に汎化関係にあるオブジェクトを順序づけたリ
ストである間接汎化オブジェクトリスト13等からなる。
その他、汎化関係の逆関数にあるオブジェクトのリス
ト、定義されているスロット名のリストなどもここで管
理してよい。
ブジェクトデータの構造の一例を示したものであり、オ
ブジェクト各11、直接汎化関係にあるオブジェクトのリ
ストである直接汎化オブジェクトリスト12、直接もしく
は間接的に汎化関係にあるオブジェクトを順序づけたリ
ストである間接汎化オブジェクトリスト13等からなる。
その他、汎化関係の逆関数にあるオブジェクトのリス
ト、定義されているスロット名のリストなどもここで管
理してよい。
第４図は、スロットデータ部に蓄えられるスロットデー
タの構造の一例を示したもので、スロット名14、そのス
ロットに値を持っているオブジェクトのリストである定
義オブジェクトリスト15、オブジェクトとそのオブジェ
クトでのスロットの値とをペアで示しているオブジェク
ト・値ペア16等からなる。
タの構造の一例を示したもので、スロット名14、そのス
ロットに値を持っているオブジェクトのリストである定
義オブジェクトリスト15、オブジェクトとそのオブジェ
クトでのスロットの値とをペアで示しているオブジェク
ト・値ペア16等からなる。
第６図は本発明の適用対象となる問題の一例を示したも
ので、オブジェクトを四角で示している。すなわち、
「動物」、「ほにゅう類」、「Ａ」などはオブジェクト
である。また、各オブジェクト中に示されているオブジ
ェクトの属性、すなわち「飛ぶか」、「体長」はスロッ
トである。オブジェクトとオブジェクトを結ぶ直線はオ
ブジェクト間の汎化関係を示す。
ので、オブジェクトを四角で示している。すなわち、
「動物」、「ほにゅう類」、「Ａ」などはオブジェクト
である。また、各オブジェクト中に示されているオブジ
ェクトの属性、すなわち「飛ぶか」、「体長」はスロッ
トである。オブジェクトとオブジェクトを結ぶ直線はオ
ブジェクト間の汎化関係を示す。
第６図に示した問題中のオブジェクトＢについてのオブ
ジェクトデータを第７図に示す。オブジェクトＢの直接
汎化オブジェクトはレオポンであり、間接汎化オブジェ
クトは（レオポン ライオン 豹 ほにゅう類 動物
オブジェクト）で、この順序で優先される。例えばオブ
ジェクトＢの汎化オブジェクトの中で、レオポンはライ
ンオンに優先する。
ジェクトデータを第７図に示す。オブジェクトＢの直接
汎化オブジェクトはレオポンであり、間接汎化オブジェ
クトは（レオポン ライオン 豹 ほにゅう類 動物
オブジェクト）で、この順序で優先される。例えばオブ
ジェクトＢの汎化オブジェクトの中で、レオポンはライ
ンオンに優先する。
第８図は同じく第６図に示した問題中の体長スロットに
ついてのスロットデータを示す。体長スロットの定義オ
ブジェクトリスト、すなわち体長スロットに値を持つオ
ブジェクトのリストは（ライオン 豹 ダチョウ 鳥類
動物）であり、ライオンオブジェクトにおける体長ス
ロットの値は2mである。豹、ダチョウ、鳥類、動物の各
オブジェクトの体長スロットの値についても同様にこの
スロットデータ中に定義されている。
ついてのスロットデータを示す。体長スロットの定義オ
ブジェクトリスト、すなわち体長スロットに値を持つオ
ブジェクトのリストは（ライオン 豹 ダチョウ 鳥類
動物）であり、ライオンオブジェクトにおける体長ス
ロットの値は2mである。豹、ダチョウ、鳥類、動物の各
オブジェクトの体長スロットの値についても同様にこの
スロットデータ中に定義されている。
このように、知識ベース１は分割されており、オブジェ
クトデータ部５では、オブジェクト毎に、そのオブジェ
クトの名前、直接の汎化オブジェクト、間接の汎化オブ
ジェクトを順序づけたリスト等のデータを持っている。
スロットデータ部６では、スロット毎に、値が定義され
たオブジェクト、そのオブジェクトでの値を持ってい
る。従って、参照の際には、対象となったオブジェクト
の直接・間接の汎化オブジェクトを順序づけたリストに
従ってスロットデータ部６を検索することによって値を
高速に得ることができる。
クトデータ部５では、オブジェクト毎に、そのオブジェ
クトの名前、直接の汎化オブジェクト、間接の汎化オブ
ジェクトを順序づけたリスト等のデータを持っている。
スロットデータ部６では、スロット毎に、値が定義され
たオブジェクト、そのオブジェクトでの値を持ってい
る。従って、参照の際には、対象となったオブジェクト
の直接・間接の汎化オブジェクトを順序づけたリストに
従ってスロットデータ部６を検索することによって値を
高速に得ることができる。
更に、この点について第５図を参照して説明すると、第
５図は参照の場合の一例のフローチャートで、ステップ
S601〜S610において、オブジェクトＯのスロットＳの値
の参照要求があったときの処理手順の概略を示したもの
である。まず、変数ＬにスロットＳの定義オブジェクト
リスト、すなわちスロットＳに値を持つオブジェクトの
リストを代入する（S601）。あるオブジェクトがスロッ
トＳに値をもつかどうかの判定を、そのオブジェクトが
Ｌに含まれるかの判定に簡単化することができる。続い
てＯがＬの要素となっているかどうか調べ（S602）、も
しそうならばここで値が定義されているということなの
でオブジェクト・値ペアのなかからオブジェクトの部分
がＯであるものを探し、その値の部分をかえす（S60
8）。そうでないときには、オブジェクトＯの間接汎化
オブジェクトリスト、すなわち、オブジェクトＯが値を
継承してくることができるオブジェクトを順序づけたリ
ストを変数Ｇに代入する（S603）。続いて、Ｇが空かど
うかのチェックを行い（S604）、空のときには、もうど
こからも値を継承してくる可能性がないので、値無しを
知らせる（S609）。そうでないときには、ｇにＧの先頭
要素を代入し（S605）、ｇがＬの要素かどうかのチェッ
クを行う（S606）。もし、ｇがＬの要素であるならば、
それはｇからＳの値を継承してくることができるという
ことを示しているので、オブジェクト・値ペアのなかか
らオブジェクトの部分がｇであるものを探し、その値の
部分をかえす（S610）。そうでないときには、ＧにＧの
先頭以外の要素を代入して、ステップS604へ戻る。
５図は参照の場合の一例のフローチャートで、ステップ
S601〜S610において、オブジェクトＯのスロットＳの値
の参照要求があったときの処理手順の概略を示したもの
である。まず、変数ＬにスロットＳの定義オブジェクト
リスト、すなわちスロットＳに値を持つオブジェクトの
リストを代入する（S601）。あるオブジェクトがスロッ
トＳに値をもつかどうかの判定を、そのオブジェクトが
Ｌに含まれるかの判定に簡単化することができる。続い
てＯがＬの要素となっているかどうか調べ（S602）、も
しそうならばここで値が定義されているということなの
でオブジェクト・値ペアのなかからオブジェクトの部分
がＯであるものを探し、その値の部分をかえす（S60
8）。そうでないときには、オブジェクトＯの間接汎化
オブジェクトリスト、すなわち、オブジェクトＯが値を
継承してくることができるオブジェクトを順序づけたリ
ストを変数Ｇに代入する（S603）。続いて、Ｇが空かど
うかのチェックを行い（S604）、空のときには、もうど
こからも値を継承してくる可能性がないので、値無しを
知らせる（S609）。そうでないときには、ｇにＧの先頭
要素を代入し（S605）、ｇがＬの要素かどうかのチェッ
クを行う（S606）。もし、ｇがＬの要素であるならば、
それはｇからＳの値を継承してくることができるという
ことを示しているので、オブジェクト・値ペアのなかか
らオブジェクトの部分がｇであるものを探し、その値の
部分をかえす（S610）。そうでないときには、ＧにＧの
先頭以外の要素を代入して、ステップS604へ戻る。
以上の参照手順を第６図、第７図、第８図に示した例に
そって説明する。オブジェクトＢの体長の値に対する参
照要求があったとする。まず、変数Ｌには体長スロット
の定義オブジェクトリスト、すなわち、（ライオン 豹
ダチョウ 鳥類 動物）が代入される。（S601）。続
いてオブジェクトＢがＬの要素となっているか調べる
（S602）が、ＢはＬに含まれていないため、Ｂの間接汎
化オブジェクトリスト、すなわち、（レオポン ライオ
ン 豹 ほにゅう類 鳥類 オブジェクト）をＧに代入
する（S603）。Ｇは空ではない（S604）のでｇにＧの先
頭要素、すなわちレオポンを代入し、ｇ（レオポン）が
Ｌの要素であるかチェックする（S606）。ｇはＬの要素
でないのでＧを（ライオン 豹 ほにゅう類 動物オブ
ジェクト）にセットしなおして（S607）、Ｇが空でない
ことの判定を経て、ｇにライオンが代入される。ｇ（ラ
イオン）はＬの要素なので（S606）、ライオンについて
の値をオブジェクト・値ペアに求め、ライオンとペアに
なっている値1.5mを返す。
そって説明する。オブジェクトＢの体長の値に対する参
照要求があったとする。まず、変数Ｌには体長スロット
の定義オブジェクトリスト、すなわち、（ライオン 豹
ダチョウ 鳥類 動物）が代入される。（S601）。続
いてオブジェクトＢがＬの要素となっているか調べる
（S602）が、ＢはＬに含まれていないため、Ｂの間接汎
化オブジェクトリスト、すなわち、（レオポン ライオ
ン 豹 ほにゅう類 鳥類 オブジェクト）をＧに代入
する（S603）。Ｇは空ではない（S604）のでｇにＧの先
頭要素、すなわちレオポンを代入し、ｇ（レオポン）が
Ｌの要素であるかチェックする（S606）。ｇはＬの要素
でないのでＧを（ライオン 豹 ほにゅう類 動物オブ
ジェクト）にセットしなおして（S607）、Ｇが空でない
ことの判定を経て、ｇにライオンが代入される。ｇ（ラ
イオン）はＬの要素なので（S606）、ライオンについて
の値をオブジェクト・値ペアに求め、ライオンとペアに
なっている値1.5mを返す。
上述のように、参照に関しては、オブジェクトデータに
おける間接汎化オブジェクトリストと、スロットデータ
における定義オブジェクトリストとを照らし合わせ、一
致したものに付いてその値を取るので、探索方式による
ものよりは高速で、コンパイル方式によるものと同等の
スピードで参照できる。つまりオブジェクトの探索順序
を決める手間、目的とするスロットに値を持たないオブ
ジェクトを検索に行く間、オブジェクト中に目的とする
スロットを探しに行く手間を省くこと、もしくは簡単化
することにより、参照の高速化を行っている。また、変
更に関しては、変更部分以外に特別な操作をする必要が
ないので、コンパイル方式によるものよりは高速で、探
索方式によるものと同等のスピードで変更できる。ま
た、値が定義されているときにのみ構造ができ、かつそ
のコピーを行わないため、知識ベースの大きさは、コン
パイル方式によるものよりは小さく、探索方式によるも
のと同等の大きさとなる。
おける間接汎化オブジェクトリストと、スロットデータ
における定義オブジェクトリストとを照らし合わせ、一
致したものに付いてその値を取るので、探索方式による
ものよりは高速で、コンパイル方式によるものと同等の
スピードで参照できる。つまりオブジェクトの探索順序
を決める手間、目的とするスロットに値を持たないオブ
ジェクトを検索に行く間、オブジェクト中に目的とする
スロットを探しに行く手間を省くこと、もしくは簡単化
することにより、参照の高速化を行っている。また、変
更に関しては、変更部分以外に特別な操作をする必要が
ないので、コンパイル方式によるものよりは高速で、探
索方式によるものと同等のスピードで変更できる。ま
た、値が定義されているときにのみ構造ができ、かつそ
のコピーを行わないため、知識ベースの大きさは、コン
パイル方式によるものよりは小さく、探索方式によるも
のと同等の大きさとなる。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、参照に関しては
探索方式によるものよりは高速であってコンパイル方式
によるものと同等のスピードで参照でき、しかも変更に
関してはコンパイル方式によるものよりは高速で探索方
式によるものと同等のスピードで容易に変更でき、なお
かつ、知識ベースの大きさはコンパイル方式によるもの
よりは小さく、探索方式によるものと同等の小さなもの
にできるので、変更が容易で、かつ参照が高速で、かつ
知識ベースを小さくできる装置が得られる。
探索方式によるものよりは高速であってコンパイル方式
によるものと同等のスピードで参照でき、しかも変更に
関してはコンパイル方式によるものよりは高速で探索方
式によるものと同等のスピードで容易に変更でき、なお
かつ、知識ベースの大きさはコンパイル方式によるもの
よりは小さく、探索方式によるものと同等の小さなもの
にできるので、変更が容易で、かつ参照が高速で、かつ
知識ベースを小さくできる装置が得られる。
第１図は本発明の一実施例の全体構成図。 第２図はその知識ベースの構成図。 第３図はオブジェクトデータの構造の一例を示す図。 第４図はスロットデータの構造の一例を示す図。 第５図は参照手段の一例のフローチャート。 第６図は本発明の適用対象となる問題の一例を示す図。 第７図は第６図に示した問題中のオブジェクトＢについ
てのオブジェクトデータを示す図。 第８図は第６図に示した問題中の体長スロットについて
のスロットデータを示す図である。 １……知識ベース ２……変更参照部 ３……入力部 ４……出力部 ５……オブジェクトデータ部 ６……スロットデータ部 11……オブジェクト名 12……直接汎化オブジェクトリスト 13……間接汎化オブジェクトリスト 14……スロット名 15……定義オブジェクトリスト 16……オブジェクト・値ペア
てのオブジェクトデータを示す図。 第８図は第６図に示した問題中の体長スロットについて
のスロットデータを示す図である。 １……知識ベース ２……変更参照部 ３……入力部 ４……出力部 ５……オブジェクトデータ部 ６……スロットデータ部 11……オブジェクト名 12……直接汎化オブジェクトリスト 13……間接汎化オブジェクトリスト 14……スロット名 15……定義オブジェクトリスト 16……オブジェクト・値ペア
Claims (1)
- 【請求項１】オブジェクト毎にそのオブジェクトと直接
もしくは間接の汎化関係にあるオブジェクトを順序づけ
たリストを記述したオブジェクトデータを蓄積した部分
と、 スロット毎にそのスロットに値を持つオブジェクトとそ
のオブジェクトにおけるそのスロットの値を記述したス
ロットデータを蓄積した部分とに分割された知識ベース
と、 この知識ベースの変更、および上記記載のオブジェクト
データを蓄積した部分における汎化関係にあるオブジェ
クトを順序づけたリストを用いて参照を行う変更参照部
と、 使用者からの指示を入力するための入力部と、 結果を表示するための出力部からなることを特徴とする
知識情報参照装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62175940A JPH0734177B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 知識情報参照装置 |
| US07/219,273 US4972343A (en) | 1987-07-16 | 1988-07-15 | Knowledge processing system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62175940A JPH0734177B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 知識情報参照装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6421535A JPS6421535A (en) | 1989-01-24 |
| JPH0734177B2 true JPH0734177B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=16004917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62175940A Expired - Lifetime JPH0734177B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 知識情報参照装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4972343A (ja) |
| JP (1) | JPH0734177B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02113518U (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-11 | ||
| US5291593A (en) * | 1990-10-24 | 1994-03-01 | International Business Machines Corp. | System for persistent and delayed allocation object reference in an object oriented environment |
| JP3310116B2 (ja) * | 1994-08-31 | 2002-07-29 | 株式会社東芝 | 知識ベースシステム |
| US20050091535A1 (en) * | 2003-10-24 | 2005-04-28 | Microsoft Corporation | Application identity for software products |
| US20050091658A1 (en) * | 2003-10-24 | 2005-04-28 | Microsoft Corporation | Operating system resource protection |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4675829A (en) * | 1984-07-27 | 1987-06-23 | Intellicorp Corporation | Method and apparatus for building knowledge-based systems |
| US4827404A (en) * | 1986-04-14 | 1989-05-02 | Schlumberger Technology Corporation | Method and system for computer programming |
| JPS63305426A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-13 | Agency Of Ind Science & Technol | 知識ベ−ス装置 |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP62175940A patent/JPH0734177B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-07-15 US US07/219,273 patent/US4972343A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4972343A (en) | 1990-11-20 |
| JPS6421535A (en) | 1989-01-24 |
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