JPH05143410A - 分散データベースのアクセス制御方法 - Google Patents

分散データベースのアクセス制御方法

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JPH05143410A
JPH05143410A JP3305930A JP30593091A JPH05143410A JP H05143410 A JPH05143410 A JP H05143410A JP 3305930 A JP3305930 A JP 3305930A JP 30593091 A JP30593091 A JP 30593091A JP H05143410 A JPH05143410 A JP H05143410A
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Kiyoshi Tanabe
清 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実行時におけるコンパイルに要する時間を削
減し、分散データベースアクセスを高速化する。 【構成】 分散データベースにおいて、それぞれのデー
タベースをアクセスする応用プログラム(AP)を、予
めコンパイルし、このAPのデータベースをアクセスす
る手順を、コンパイル情報と共に、登録簿管理部によ
り、登録簿に登録しておき、APの実行時には、登録簿
管理部で登録簿よりコンパイル情報を読みだして、高速
にアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、応用プログラム(以
下、APと記載;Application Progr
am、アプリケーションプログラム)からの分散データ
ベースへのアクセス制御方法に係わり、特に、アクセス
処理を高速化するのに好適な分散データベースのアクセ
ス制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、分散データベースにおいては、各
利用者が、接続されたそれぞれのデータベースやAPの
違いを意識せずに利用できる必要があり、一般には、い
わゆるネットワークディクショナリと呼ばれる情報の登
録簿を用いて、資源の管理情報を1元的に管理すること
により可能としている。ネットワークディクショナリに
は、各ノードの接続関係を示すネットワーク情報や、各
ノードに分散配置されているデータベースの情報である
分散データベース情報、また、各ノードで処理分担する
プログラム情報である応用プログラム情報や、分散処理
システムを使用できる利用者の管理情報である利用者情
報、そして、データベース管理システム(以下、DBM
Sと記載,DataBase Management System)がコンパイル
して得た情報などが格納される。
【0003】そして、資源の管理やアクセスを統一的に
行なうために、いわゆる統合化アプローチなどによる仮
想化技術が用いられている。統合化アプローチとは、他
の計算機の各種資源を自システムの資源にマッピングし
て、あたかも、自システムの資源として扱うように仮想
化する方法である。このような異種分散データベースで
は、分散されたデータベース間で、データの構造や操作
言語が異なり、これらの異なるシステムの統合には、登
録簿(ネットワークディクショナリ)に基づくデータモ
デル変換やデータ変換、また、プログラム言語変換やデ
ータベース操作言語変換などの変換技法を使用して対処
する必要がある。そのために、データモデル変換やデー
タ変換を行なうことにより、分散データベースのアクセ
スに余分な時間を要していた。
【0004】このようなデータ変換に伴うアクセス時間
の低速化に対処するための従来技術として、例えば、特
開平02−69871号公報に記載のように、データベ
ース問合せ(アクセス要求)が入力されると、DBMS
は、データベース問合せデータを編集する際に、データ
変換の要不要を判断して、不要なデータ変換を排除する
ことにより、問合せ処理を高速化するものがある。
【0005】しかし、上述の技術では、データベースへ
のアクセス手順のコンパイルに係わる処理時間のロスに
対する考慮がなされていない。すなわち、DBMSは、
ネットワークを用いて各計算機に分散されたデータベー
スをアクセスするAPの実行時、分散された各計算機で
データベースをアクセスする手順をコンパイルして生成
した後に、このデータベースアクセス手順に従い、デー
タベースをアクセスする。そのために、APの実行時間
は、コンパイルに要する時間分、余分に長くなってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来、分散データベースにおいて、DBMSは、
AP実行時に、ネットワークを用いて各計算機に分散さ
れたデータベースをアクセスする手順を生成するための
時間がかかり、高速にデータベースをアクセスすること
ができない点である。本発明の目的は、これら従来技術
の課題を解決し、予め、それぞれのAPをコンパイルし
て、データベースをアクセスする手順を生成して登録し
ておき、AP実行時のアクセス手順の生成を不要とし、
アクセス処理の高速化を可能とする分散データベースの
アクセス制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の分散データベースのアクセス制御方法は、
(1)複数の応用プログラムからアクセスされるデータ
ベースと、応用プログラムからのデータベースへの処理
要求に基づき、このデータベースを操作するデータベー
ス管理システムと、このデータベース管理システムで、
応用プログラムをコンパイルして得た情報を登録する登
録簿と、この登録簿への情報の登録処理およびこの登録
簿に登録した情報の読み出し処理を行なう登録簿管理部
とを有する複数のノードを、ネットワークで結合してな
り、任意の応用プログラムで、任意のノードから任意の
ノードのデータベースへのアクセスを行なう分散データ
ベースのアクセス制御方法において、ノードのそれぞれ
は、予め、それぞれのノードのデータベース管理システ
ムが複数の応用プログラムをコンパイルして得たデータ
ベースへのそれぞれのアクセス手順を、それぞれの応用
プログラム対応に、登録簿に格納し、応用プログラム実
行時に、ノードのそれぞれのデータベース管理システム
は、登録簿管理部が登録簿から読み出した応用プログラ
ム対応のデータベースへのアクセス手順に基づき、デー
タベースのアクセス操作を行なうことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、APを管理するDBMS
は、APコンパイル時に、APのデータベースアクセス
言語を仮想記憶に受け取り、このデータベース言語が、
分散されたデータベースをアクセスするものであれば、
該当するデータベースを管理するDBMSに、このデー
タベース言語を送るため、ネットワークに対しメッセー
ジとして送信要求を行う。ネットワークは送信要求に従
い、該当するDBMSにデータベース言語を送る。該当
するDBMSは、ネットワークにより送られたデータベ
ース言語を仮想記憶に受け取り、コンパイルを行う。そ
して、登録簿管理部は、コンパイルにより得たデータベ
ースをアクセスする手順を、登録簿に登録する。そし
て、APを管理するDBMSは、APの実行時、このA
P中のデータベース言語を仮想記憶に受け取り、このデ
ータベース言語がコンパイルされていて、かつ、分散さ
れたデータベースをアクセスする場合、該当するDBM
Sへ送るため、ネットワークに対しメッセージとして送
信要求を行う。ネットワークは、送信要求に従い、該当
するDBMSにデータベース言語を送る。該当するDB
MSが、ネットワークにより送られてきたデータベース
言語を仮想記憶に受け取ると、登録簿管理部で、登録簿
を参照し、データベース言語がコンパイルされているこ
とを確認し、データベースをアクセスする手順を仮想記
憶に読み出す。そして、DBMSは、登録簿管理部が読
み出したデータベースのアクセス手順に従いデータベー
スをアクセスする。このことにより、AP実行時のコン
パイル処理時間の削除ができ、高速なデータベースのア
クセスが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明を施したリレーショナル型の
分散データベースの本発明に係わる構成の一実施例を示
すブロック図である。本実施例の分散データベースは、
クライアント側計算機1とサーバ側計算機10とを、ネ
ットワーク9で接続することにより構成されている。そ
して、クライアント側計算機1は、データベース5、お
よび、このデータベース5を管理するDBMS2と、登
録簿4を管理する登録簿管理部3と、リレーショナルデ
ータベース言語の各種SQL(Structured
Query Language、関係型照会言語)文を
記述したAP8とからなる。同様に、サーバ側計算機1
0は、データベース14、および、このデータベース1
4を管理するDBMS11と、登録簿13を管理する登
録簿管理部12とからなる。
【0010】このような構成の分散データにおいて、ク
ライアント側計算機1のDBMS2は、クライアント側
でAP8のコンパイル時、データベース5のディクショ
ナリ6を参照することにより、AP8中のSQL文でア
クセスするデータベース中の表が、サーバ側計算機10
にあるか否かを判断する。また、サーバ側計算機10で
は、AP8の実行時のアクセス手順により、データベー
ス14中の表15をアクセスする。そして、クライアン
ト側計算機1の登録簿管理部3は、クライアント側での
AP8のコンパイル時、DBMS2の指示に従い、AP
8のクライアントコンパイル情報7を、登録簿4に登録
し、そして、AP8の実行時に、DBMS2の指示に従
い、登録簿4から、図示していない仮想記憶に、クライ
アントコンパイル情報7を読み込む。また、サーバ側計
算機10の登録簿管理部12は、サーバ側でのAP8の
コンパイル時に、DBMS11の指示に従い、AP8の
サーバコンパイル情報16、および、データベースのア
クセス手順群17を登録簿13に登録し、そして、AP
8の実行時に、DBMS11の指示に従い、登録簿13
より、サーバコンパイル情報16、および、データベー
スのアクセス手順群17中の該当するアクセス手順を仮
想記憶に読み込む。このように、予め、登録簿13に、
AP8のデータベースのアクセス手順を、アクセス手順
群17として登録しておくことにより、サーバ側計算機
10では、AP8の実行時におけるデータベース14中
の表15へのアクセスを、高速に行なうことができる。
以下、本実施例の分散データベースに係わる構成および
動作を、図2〜図9を用いてさらに詳しく説明する。
【0011】図2は、図1におけるクライアント側計算
機のデータベース内のディクショナリの構成の一実施例
を示す説明図である。本実施例のディクショナリ6は、
図1のAP8がアクセスする表の「表名称」と、表が存
在するノードの「ノード名称」との対応関係を、図1の
AP8のコンパイルまでに事前登録したものである。例
えば、本実施例では、「在庫表」が「大阪」のノードに
存在する対応関係が、データとして登録されている。
【0012】図3は、図1におけるクライアント側計算
機の登録簿内のクライアントコンパイル情報の構成の一
実施例を示す説明図である。本実施例のクライアントコ
ンパイル情報7は、SQL文によりアクセスする表が存
在する「実行先ノード名称」と「AP名称」、および、
「アクセス手順番号」(AP中のSQL文に対応する番
号)と「アクセス手順相対番地」を、図1のAP8のコ
ンパイル時に、図1におけるクライアント側の登録簿管
理部3により登録されたものである。
【0013】図4は、図1におけるサーバ側計算機のデ
ータベース中の表の構成の一実施例を示す説明図であ
る。本実施例の表は、在庫表18であり、この在庫表1
8は、ネジやクギなどの「品名」、それぞれの品名に対
応する「品番」および「在庫数」からなる表で、データ
が数件あるものとする。
【0014】図5は、図1におけるサーバ側計算機の登
録簿中のサーバコンパイル情報およびアクセス手順群の
構成の一実施例を示す説明図である。本実施例のサーバ
コンパイル情報16は、図1のAP8が存在する「要求
元ノード名称」と「AP名称」、および、SQL文をコ
ンパイルし生成されるアクセス手順の識別子としての
「アクセス手順番号」と、このアクセス手順の登録場所
を示す「アクセス手順相対番地」を、コンパイル処理時
において、図1のサーバ側の登録簿管理部12により、
図1の登録簿13に登録されたものである。また、本実
施例のアクセス手順群17は、図1のAP8をコンパイ
ルすることにより、このAP8中のSQL文毎に、デー
タベースをアクセスするアクセス手順19〜21が、図
1のDBMS11により生成され、図1の登録簿管理部
12により、図1の登録簿13に登録されたものであ
る。
【0015】次に、図6〜図9を用い、図1の分散デー
タベース下のAPのコンパイル、および、実行の動作に
ついて述べる。図6は、図1におけるクライアント側計
算機の本発明に係わる処理動作の一実施例を示すフロー
チャートである。本実施例は、図1におけるクライアン
ト側計算機1のDBMS2によるAP8のコンパイル動
作を示すのものであり、DBMSは、まず、図1のAP
8を、図1のクライアント側計算機1の仮想記憶に読み
込む(ステップ601)。そして、読み込んだAP8を
解析して、一つずつSQL文に分解する(ステップ60
2)。例えば、一つ目のSQL文「SELECT *
FROM 在庫表」を、構文上、および、意味上解析
し、アクセスする表が在庫表であることを認識する。そ
して、図2のディクショナリ6から、表名称が在庫表で
あるデータを仮想記憶に読み込み、在庫表が存在するノ
ードが、大阪(リモート)であることを決定する(ステ
ップ603)。次に、SQL文が、他ノードか否かを判
断して(ステップ604)、自ノードのSQL文であれ
ば、自ノードの処理を行う(ステップ610)。しか
し、本実施例では、当該SQL文が大阪のノードである
ことを決定しているため、ネットワークに対し、大阪の
ノードへ、当該SQL文を一番目の要素に、また、二番
目の要素に「自ノードの名称:東京」を、三番目の要素
に当該SQL文の「アクセス手順番号:1」を、四番目
の要素に当該APのAP名称を、そして、五番目の要素
にコンパイル要求を示す情報を、メッセージとして送る
ように送信要求を行う(ステップ605)。そして、後
述の図7に示すこの大阪のノード(本実施例では、図1
のサーバ側計算機10)でのSQLコンパイル処理が終
った後、ネットワークより、メッセージを仮想記憶に受
け取る。このメッセージには、一番目の要素にSQL文
の「アクセス手順番号:1」が、二番目の要素に「リタ
ーンコード」がある。そして、DBMSは、受け取った
大阪のノードのSQLコンパイル処理の結果であるリタ
ーンコードを判断(ステップ606)する。例えば、リ
ターンコードが「0」であれば、大阪のノードでのSQ
Lコンパイル処理が正常に行なわれたものとして、図1
の登録簿管理部3を呼ぶ。この図1の登録簿管理部3
は、図1の登録簿4のクライアントコンパイル情報7
に、図3に示すように、「実行先ノード名称:大阪」、
「AP名称:APX」、および、「アクセス手順番号:
1」を、仮想記憶より読みだしてデータとして登録する
(ステップ607)。また、リターンコードが「0」以
外であれば、DBMSは、エラー処理を行う(ステップ
609)。次に、DBMSは、仮想記憶中の図1のAP
8を解析して、SQL文が終了しているか判断する(ス
テップ608)。この判断結果で、SQL文が未だあれ
ば、ステップ602〜608を同様に行い、図1のAP
8の終了まで繰り返す。このようにして、図1のDBM
S2は、図1のAP8のコンパイルを行なう。
【0016】図7は、図1におけるサーバ側計算機の本
発明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャート
である。本実施例は、図1におけるサーバ側計算機10
のDBMS11によるAP8のコンパイル動作を示すの
ものであり、図6のステップ605において、図1に示
したクライアント側のDBMS2が、大阪のノードへS
QLコンパイル処理要求を行った際の動作である。大阪
のノード(本実施例では、図1のサーバ側計算機10)
のDBMSは、まず、図1のネットワーク9から、図1
のサーバ計算機10の仮想記憶に、メッセージとして、
一番目の要素にコンパイルするSQL文「SELECT
* FROM 在庫表」を、また、二番目の要素にコ
ンパイル処理要求した「ノード名称:東京」を、三番目
の要素に当該SQL文の「アクセス手順番号:1」を、
四番目の要素に当該APのAP名称を、そして、五番目
の要素にコンパイル要求を示す情報を受け取る(ステッ
プ701)。この五番目の要素で受け取った情報がコン
パイル要求であることから、受け取ったSQL文を、構
文上、および、意味上解析し、データベースをアクセス
する手順を生成する(ステップ702)。そして、アク
セス手順が生成出来たか否かを判断する(ステップ70
3)。ここで、アクセス手順が生成できた場合、図1の
登録簿管理部12を呼ぶ。この登録簿管理部は、図5に
示すように、サーバコンパイル情報として、「要求元ノ
ード名称:東京」と「AP名称:APX」、「アクセス
手順番号:1」、および、「アクセス手順相対番地」を
仮想記憶より読みだして、図1の登録簿13のサーバコ
ンパイル情報16に書き込む(ステップ704)。この
「アクセス手順相対番地」は、図1の登録簿管理部12
が、図5に示すアクセス手順群17に、アクセス手順を
書き込む時に記憶する相対番地である。次に、DBMS
は、ネットワークに対し、一番目の要素に「SQL文の
アクセス手順番号:1」を、二番目の要素に「リターン
コード:0」をメッセージとして、クライアントである
東京に送信要求して終了する。ステップ703におい
て、アクセス手順が生成出来なかった場合、エラーとし
て、ネットワーク9に対し、「リターンコード:0」以
外の数値をメッセージとして、クライアントである東京
に送信要求して終了する(ステップ705)。以下、同
様に、クライアント側のSQLコンパイル要求が終了す
るまでステップ701〜705を繰り返し、このように
して、図1のDBMS11は、図1のAP8のコンパイ
ルを行なう。
【0017】次に、図1の分散データベース下のAP8
実行を、図8と図9のフローチャートを用いて説明す
る。図8は、図1におけるクライアント側計算機の本発
明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャートで
ある。本実施例は、図1におけるクライアント側計算機
1のDBMS2によるAP8の実行動作を示すのもので
あり、DBMSは、利用者が入力した「AP8:AP
X」の実行要求に従い、まず、図1のクライアント側計
算機1の仮想記憶にAP8を読み込み(ステップ80
1)、図1の登録簿管理部3を呼ぶ。この登録簿管理部
は、図1の登録簿4のクライアントコンパイル情報7か
ら、図3に示すAP名称がAPXのデータである「実行
先ノード名称:大阪」と、「AP名称:APX」と、
「アクセス手順番号:1」を仮想記憶に読み込む(ステ
ップ802)。そして、アクセス手順番号が「1」のS
QL文が、リモートの処理か否かを、「実行先ノード名
称」を参照して判断する(ステップ803)。図3に示
すように、ここでは、「実行先ノード名称」が「大阪」
であることから、大阪のノードに対し、実行要求を行う
(ステップ804)。この実行要求とは、DBMSが、
図1のネットワーク9に対し、一番目の要素に「AP名
称:APX」、二番目の要素に「アクセス手順番号:
1」、三番目の要素に「要求元ノード名称:東京」、、
四番目の要素に実行要求である情報をメッセージとして
大阪に送るように、送信要求することである。もし、ス
テップ803において、「実行先ノード名称」が「自ノ
ード:東京」であれば、DBMSは、自ノードのデータ
ベース(図1のデータベース5)をアクセスする(ステ
ップ805)。そして、大阪のノードでのSQL実行が
終了した後、図1のAP8が終了するまで、ステップ8
02〜804、805を繰り返す(ステップ806)。
このようにして、図1のDBMS2は、図1のAP8を
実行する。
【0018】図9は、図1におけるサーバ側計算機の本
発明に係わる処理動作の一実施例を示すフローチャート
である。本実施例は、図1におけるサーバ側計算機10
のDBMS11によるAP8の実行動作を示すのもので
あり、DBMSは、まず、図8のステップ804におい
て送信された実行要求を、ネットワーク9を介して、図
1のサーバ計算機10の仮想記憶に読み込む(ステップ
901)。この実行要求は、一番目の要素に「要求元ノ
ード名称:東京」、二番目の要素に「AP名称:AP
X」、三番目の要素に「アクセス手順番号:1」、四番
目の要素に実行要求である情報がメッセージとして送信
されてきたものである。次に、DBMSは、この四番目
の要素に受け取った情報が実行要求であることから、図
1の登録簿管理部12を呼ぶ。この登録簿管理部は、図
1の登録簿13のサーバコンパイル情報16から、図5
に示すように、「AP名称:APX」、「アクセス手順
番号:1」、「要求元ノード名称:東京」であるデータ
の「アクセス手順相対番地」を仮想記憶に読み込み、こ
の「アクセス手順相対番地」が示すアクセス手順群17
の相対番地から、アクセス手順を仮想記憶に読み込む
(ステップ902)。そして、DBMSは、この登録簿
管理部が読み込んだアクセス手順に従い、図1のデータ
ベース14中の表15の内の図4に示す在庫表18のデ
ータをアクセスする(ステップ903)。以下、同様に
して、クライアント側の実行要求が終了するまでステッ
プ901〜903を繰り返し、このようにして、図1の
DBMS11は、図1のAP8を実行する。
【0019】以上、図1〜図9を用いて説明したよう
に、本実施例の分散データベースでは、分散データベー
スをアクセスするAPを、予め、コンパイルして、登録
簿に、コンパイル情報のみならず、データベースをアク
セスする手順を登録する。このことにより、APの実行
時には、分散データベース下で、コンパイル処理を行な
う必要がなくなり、APの実行時間を短縮することがで
きる。尚、本発明は、図1〜図9を用いて説明した実施
例に限定されるものではなく、例えば、図1のネットワ
ーク9で、クライアント側計算機1とサーバ側計算機1
0の他にも、データベースを有する計算機を結合する構
成でも良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、AP実行時のコンパイ
ルが不要となり、アクセス処理の高速化が可能となり、
AP実行の性能を向上させることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施したリレ−ショナル型の分散デ−タ
ベ−スの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】図1におけるクライアント側計算機のデ−タベ
−ス内のディクショナリの構成の一実施例を示す説明図
である。
【図3】図1におけるクライアント側計算機の登録簿内
のクライアントコンパイル情報の構成の一実施例を示す
説明図である。
【図4】図1におけるサ−バ側計算機のデ−タベ−ス中
の表の構成の一実施例を示す説明図である。
【図5】図1におけるサーバ側計算機の登録簿中のサー
バコンパイル情報およびアクセス手順群の構成の一実施
例を示す説明図である。
【図6】図1におけるクライアント側計算機の本発明に
係わる処理動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1におけるサーバ側計算機の本発明に係わる
処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】図1におけるクライアント側計算機の本発明に
係わる処理動作の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図9】図1におけるサーバ側計算機の本発明に係わる
処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 クライアント側計算機 2 DBMS 3 登録簿管理部 4 登録簿 5 データベース 6 ディクショナリ 7 クライアントコンパイル情報 8 AP 9 ネットワーク 10 サーバ計算機 11 DBMS 12 登録簿管理部 13 登録簿 14 データベース 15 表 16 サーバコンパイル情報 17 アクセス手順群 18 在庫表 19〜21 アクセス手順

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の応用プログラムからアクセスされ
    るデータベースと、上記応用プログラムからの上記デー
    タベースへの処理要求に基づき、該データベースを操作
    するデータベース管理システムと、該データベース管理
    システムで、上記応用プログラムをコンパイルして得た
    情報を登録する登録手段と、該登録手段への上記情報の
    登録処理および該登録手段に登録した情報の読み出し処
    理を行なう登録簿管理手段とを有する複数のノードを、
    ネットワークで結合してなり、任意の上記応用プログラ
    ムで、任意のノードから任意のノードのデータベースへ
    のアクセスを行なう分散データベースのアクセス制御方
    法において、上記ノードのそれぞれは、予め、該それぞ
    れのノードの上記データベース管理システムが上記複数
    の応用プログラムをコンパイルして得た上記データベー
    スへのそれぞれのアクセス手順を、それぞれの応用プロ
    グラム対応に、上記登録手段に格納し、上記応用プログ
    ラム実行時に、上記ノードのそれぞれのデータベース管
    理システムは、上記登録簿管理手段が上記登録手段から
    読み出した上記応用プログラム対応のデータベースへの
    アクセス手順に基づき、上記データベースのアクセス操
    作を行なうことを特徴とする分散データベースのアクセ
    ス制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08212267A (ja) * 1995-02-02 1996-08-20 Mitsubishi Electric Corp 公営競技データの管理方式
US7617238B2 (en) 2003-07-11 2009-11-10 Nippon Telegraph And Telephone Corporation System management method, system management device, system management program, and storage medium containing system management program

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