JPH07336006A - 電子部品の保持装置 - Google Patents

電子部品の保持装置

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JPH07336006A
JPH07336006A JP12647994A JP12647994A JPH07336006A JP H07336006 A JPH07336006 A JP H07336006A JP 12647994 A JP12647994 A JP 12647994A JP 12647994 A JP12647994 A JP 12647994A JP H07336006 A JPH07336006 A JP H07336006A
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lead terminal
wiring board
printed wiring
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Yoshiaki Kato
義明 加藤
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Yazaki Corp
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • HELECTRICITY
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K1/02Details
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    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means

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  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伸縮変形によって電子部品のリード端子の
接続部分に発生する応力の吸収が可能な電子部品の保持
装置を提供する。 【構成】 電子部品11の収容可能な凹所21を備えた
支持部材20に、リード端子12を有する電子部品11
を収容して固定し、上方に突出するリード端子12を、
支持部材20に取付けたフレキシブルプリント配線板1
に接続する電子部品11の保持装置において、フレキシ
ブルプリント配線板1の少なくともリード端子12接続
部分を含む領域をコ字状またはC字状スリット2により
上下動可能に設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品の保持装置に関
し、とりわけ電子部品のリード端子が接続されたプリン
ト配線板の半田付ランドに発生する応力を吸収する電子
部品の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の保持装置においては、プリン
ト配線板の半田付ランドに電子部品のリード端子が接続
されている。この半田付ランドとリード端子の接続部分
には、以下のような2種類の原因によって応力が作用す
る。第1の原因は、プリント基板に周囲温度変化等の熱
が伝達され、このためプリント基板が熱伸縮して変形
し、この伸縮変形により半田付ランドとリード端子が接
続されている接続部分に応力がかかるものである。第2
の原因は、電子部品の発熱がリード端子に伝達され、こ
のためリード端子が熱伸縮し、この伸縮により半田付ラ
ンドとリード端子が接続されている接続部分に応力がか
かるものである。
【0003】このような応力が、半田付ランドとリード
端子が接続されている接続部分にかかる結果、種々の不
都合が発生する。すなわち、応力によって半田付ランド
とリード端子の接続部分に生じる電気的接続の不全をは
じめ、この接続部分でのクラック発生や変形、さらには
接続部分の破損やリード端子の破損等といった不都合で
ある。さらに、クラック発生や破損に至らなくても、繰
り返されるヒートサイクルによって経時劣化が進行し
て、部品やプリント板の寿命が短縮されるといった欠点
がある。
【0004】また、目視不可能な程度に小さいクラック
が発生すると、これが温床となってカビ等の微生物が繁
殖し、所謂プリント基板をはじめとする電気機器におけ
るカビの異常発生といった、最近特に問題となっている
不都合をつくる原因となり、好ましくない。
【0005】従来、前記第1の原因によるプリント基板
の熱伸縮による変形に基づく応力発生に対処するものと
して、例えば図5に示した構成のものが実開昭62−1
86461号公報に開示されている。図5に示す構成に
おいて、矩形状の固定板40の両端が下方に垂下して、
断面L字状に形成された垂下部40Aを両端に形成して
おり、この両垂下部40Aがプリント基板41にそれぞ
れ取付けられている。すなわち固定板40は、両垂下部
40Aによってプリント基板41に略垂直に取付けられ
ている。
【0006】一方、リード端子12に折曲部12Aを設
けた電子部品11は、固定板40の略中央に取付けられ
ている。電子部品11のリード端子12は下方のプリン
ト基板41まで垂下して、プリント基板41のパターン
に、半田42によって半田付けされている。従ってプリ
ント基板41面上の前記半田42の位置は、前記固定板
40の両端の垂下部40Aの両取付位置を結ぶ間にあ
る。
【0007】係る保持装置においては、電子部品11と
して、例えばパワートランジスタのように作動時に大き
な発熱を伴う部品が適用されると、その熱が固定板40
を介してプリント基板41に伝わる。一方、電子部品1
1は上記のとおり固定板40の一定位置に固定されてい
るため、垂下部40Aの間のプリント基板41は温度が
上昇して、図5の一点鎖線が示すように上方向に反って
変形する。
【0008】この変形によって、電子部品11のリード
端子12の付け根部分とプリント基板41面上の前記半
田42間の距離は、図に示す元のLよりも短くなる。こ
のため半田42には引っ張り応力あるいは圧縮応力が作
用するが、ここでリード端子12に設けられた折曲部1
2Aがさらに折れ曲がり或いは、さらに引っ張られるこ
とで、この応力を減少させる構成となっている。すなわ
ち、熱の伝達によるプリント基板の変形分を、リード端
子の折曲部が吸収する構成である。
【0009】また、前記第2の原因による、リード端子
自体の熱伸縮に基づく応力発生に対処するものとして、
従来例えば実公昭58−32281号公報による図6に
示した構成のものが知られている。図6に示す構成で
は、樹脂製ケース45に一体成形して設けられた箱状容
器43に電子部品11を納め、突起44によってこれを
固定し、フレキシブルプリント板46を樹脂製ケース4
5の上に載置している。
【0010】さらにこのフレキシブルプリント板46の
前記箱状容器43に対応する部分以外の部分を、樹脂製
ケース45表面に固定している。これによって上下に移
動の若干の自由度ができた前記フレキシブルプリント板
46の箱状容器43に対応する部分に設けた半田付ラン
ド(図示しない)に、電子部品11のリード端子47を
接続している。この結果、電子部品11の発熱や冷却で
発生するリード端子47自体の伸縮に伴う前記接続部分
の上下移動に追随して、フレキシブルプリント板46が
上下移動(図中、破線46A、46Bで示す)すること
によって、応力発生を極小におさえるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
図5に示した構成では、リード端子に折曲部を設けた特
殊な電子部品の使用が前提条件となるために、あらゆる
電子部品に対応させるには不適である。すなわちこの構
成は、普遍性に欠けるという問題を抱える。またリード
端子を折曲加工した部品では、基板変形に応じた折曲部
の設計が難しく、さらに少数生産品の場合にコスト上昇
が大きくなるという欠点がある。
【0012】一方、図6に示した構成では、リード端子
が接続される半田付ランドを配した部分だけをフレキシ
ブル配線板で構成させ、その周囲は固定させるという、
特殊な構造が必須である。したがってこの構成において
も、前記と同様普遍性に欠ける。また、この構成では、
電子部品が固定保持され、リード端子が半田付ランドに
接続されているので、該リード端子の製造上の長さ寸法
のバラツキが直接半田付ランドでのストレスとなって生
じる。
【0013】本発明はこのような従来構成の有する課題
や欠点を解決するためなされたもので、その目的は温度
上昇や冷却による熱伸縮変形によって生じる、電子部品
のリード端子と半田付ランドの接続部分に発生する応力
が吸収でき、電気的接続不全の防止をはじめ、接続部分
の破損やリード端子の破損を防止できる電子部品の保持
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を実現するため
本発明に係る電子部品の保持装置は、電子部品の収容可
能な凹所を備えた支持部材に、リード端子を有する電子
部品を収容して固定し、上方に突出する前記リード端子
を、前記支持部材に取付けたプリント配線板の半田付ラ
ンドに接続する電子部品の保持装置において、前記プリ
ント配線板の少なくとも前記リード端子12接続部分を
含む領域をコ字状又はC字状スリットにより上下動可能
に設けて構成したことを特徴とする。
【0015】また本発明に係る電子部品の保持装置は、
リード端子を有する電子部品を収容固定する凹所を備え
た支持部材と、前記リード端子を接続する半田付ランド
を含む領域に沿って形成されたコ字状スリットが前記凹
所内に位置して前記支持部材に取付けられるプリント配
線板とから成ることを特徴とする。あるいは、本発明に
係る電子部品の保持装置は、リード端子を有する電子部
品を収容固定する凹所を備えた支持部材と、前記リード
端子を接続するプリント配線板と、前記支持部材と前記
プリント配線板とを連結する弾性緩衝部材とから成るこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に係る電子部品の保持装置は、周囲から
伝達される熱によって生じるプリント配線板の伸縮、あ
るいは電子部品の発熱がリード端子に伝達されて生じる
リード端子の熱伸縮によって、リード端子が接続された
部分に発生する応力を、プリント配線板の少なくとも前
記部分を含む領域をコ字状スリットにより上下動させる
ことによって吸収する。
【0017】また、プリント配線板はコ字状スリットに
より仕切られた半田付ランドを含む領域が、電子部品を
収容固定する支持部材の凹所内に位置して、上下方向に
容易に弾性変形できる。あるいは、弾性緩衝部材によっ
て支持部材に取付けられたプリント配線板全体が、上下
方向に弾性変位して、熱伸縮によって電子部品のリード
端子を接続した半田付ランドの接続部分に生じた応力を
吸収する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1〜
図4に基づいて説明する。図1および図2に、本発明に
係る電子部品の保持装置の第1実施例を示す。図1は第
1実施例の電子部品の保持装置の全体斜視図であり、図
2はそのX―X断面図である。
【0019】図1で、本発明に係る電子部品の保持装置
は、リード端子12を有する電子素子(電子部品)11
を収容固定する凹所21を備えたケース(支持部材)2
0と、前記リード端子12を接続するフレキシブルプリ
ント配線板(以下、FPCと呼ぶ。)1から構成され
る。FPC1は、電子部品11のリード端子12を挿通
する接続孔6およびリード端子12を接続する半田付ラ
ンド5を配設した可撓領域10と、前記可撓領域10外
周に沿って形成されたコ字状スリット2とを備える。
【0020】スリット2は、例えば図1に示すように矩
形状の可撓領域10の少なくとも3辺を貫通させるとと
もに、凹所21内に位置するように設けられる。この構
成によって可撓領域10は、スリット2の設けられてい
ない辺を軸に、凹所21内で上下に若干の可撓変位が容
易に可能となっている。このように、FPC1は前記の
可撓領域10が弾性変位をするに適した厚みで構成され
るものである。
【0021】また、FPC1には、前記可撓領域10の
半田付ランド5から伸びるパターン4が、前記のスリッ
ト2が設けられていない辺を通るように設けられてい
る。さらに、FPC1の周部には、複数個の取付孔7
が、補強のためスポット状に形成された銅箔部の略中央
を開口して設けられる。一方、ケース20の縁には複数
個のFPC固定ピン24が、前記FPC1の周部の取付
孔7に対応して設けられている。
【0022】図1に基づき、第1実施例の保持装置の組
み立て過程を説明する。ケース(支持部材)20の凹所
21に電子部品11を嵌入させ、凹所21内両側に設け
た可撓性を有するアーム状の保持片22、22によって
電子部品11の両側を挟持させて、ケース20の凹所2
1に電子部品11を収容固定する。
【0023】ケース20の上にFPC1を、その複数個
の取付孔7がケース20の縁に設けた複数個のFPC固
定ピン(連結部材)24に対応するように載置する。つ
いでFPC1をケース20面に押圧することで、FPC
固定ピン24は取付孔7に圧入されてFPC1をケース
20に取り付け固定する。
【0024】この状態において、FPC1の可撓領域1
0に、例えば周囲温度変化に伴って上下方向の力が作用
すると、可撓領域10は図2の10A、10Bの示すよ
うに、上下に変位することができる。このようにして取
り付けられたFPC1の可撓領域10に設けた接続孔6
に、電子部品11のリード端子12を下方から嵌挿し、
半田付けによってこのリード端子12先端を半田付ラン
ド5に接続固定する。
【0025】前記のようにして組み立てられた電子部品
の保持装置は、以下のように動作する。使用中、FPC
1に取り付けられた、あるいはその近傍に取り付けられ
た発熱性の電気機器(例えばファンモータ)や冷却効果
を有するペルチェ電子対による加熱や冷却によって、F
PC1が熱伸縮して変形した場合でも、可撓領域10が
上下方向に弾性変位して、この変形分を吸収するもので
ある。この可撓領域10の弾性変位によって、FPC1
の他の部分が熱伸縮変形しても、電子部品11のリード
端子12を接続した半田付ランド5は同じ位置に保持さ
れるから、リード端子12の接続部分に応力が生じるの
を防止できる。
【0026】図3および図4に、本発明に係る電子部品
の保持装置の第2実施例を示す。図3は第2実施例の保
持装置の全体斜視図であり、図4はこの電子部品の保持
装置の要部を説明する一部切欠断面図である。
【0027】図3で、本発明に係る電子部品の保持装置
は、リード端子12を有する電子部品11を収容固定す
る凹所21を備えたケース(支持部材)20と、前記リ
ード端子12を接続するプリント配線板30と、前記プ
リント配線板30の上面ならびに前記ケース(支持部
材)20と前記プリント配線板30との間にそれぞれ配
設される弾性緩衝部材31と、前記少なくとも2個の弾
性緩衝部材31と前記プリント配線板30と前記ケース
(支持部材)20を連結する固定ピン(連結部材)8と
から構成される。ケース20の縁には複数個のケース側
取付孔23が、前記プリント配線板30の周部の取付孔
7に対応して設けられている。
【0028】弾性緩衝部材31は、図4に示すように上
下のワッシャ31A、31Aと、これら両ワッシャ31
A、31Aに挟まれたスプリング31Bから成る。両ワ
ッシャ31A、31Aに圧縮力がかかると、スプリング
31Bが弾性変位して緩衝機能を発揮する。
【0029】図3に基づき、第2実施例の保持装置の組
み立て過程を説明する。ケース(支持部材)20の凹所
21に電子部品11を嵌入させ、凹所21内両側に設け
た保持片22、22によって電子部品11の両側を挟持
させて、ケース20の凹所21に電子部品11を収容固
定する。
【0030】ケース20の縁に設けた複数個のケース取
付孔23の上にそれぞれ弾性緩衝部材31を置き、これ
ら複数個の弾性緩衝部材31の上にプリント配線板30
を、その複数個の取付孔7が前記複数個の弾性緩衝部材
31と対応するように配置する。さらに、各取付孔7の
上にそれぞれ弾性緩衝部材31を置く。またケース20
の縁に設けた複数個のケース取付孔23の内周にはねじ
溝が切られている。さらにプリント配線板30の取付孔
7はねじ溝を持たず、その直径は固定ピン(連結部材)
8のピン部の直径よりも大に構成される。
【0031】ここで、ねじ溝を有する固定ピン8を、取
付孔7の上に置かれた弾性緩衝部材31の上端から入
れ、プリント配線板30の取付孔7、プリント配線板3
0とケース20の縁の間の弾性緩衝部材31の順に挿通
させる。ついで固定ピン8先端のねじ溝を、ケース側取
付孔23のねじ溝に螺合させ、固定ピン8をケース側取
付孔23に螺挿していく。この螺挿を進めると、両弾性
緩衝部材31は弾性圧縮されるが、適当な位置で螺挿を
止め、ナット9で固定ピン8の下部を締めると、固定ピ
ン8がケース20に固定される。
【0032】この状態において、プリント配線板30は
図4に示すように、上下の両弾性緩衝部材31によって
緩衝状態に挟持され、ケース20から浮いた位置におか
れる。したがって、プリント配線板30に上下方向の力
が作用すると、プリント配線板30は図中太矢印の示す
ように上下に移動することができる。このようにして挟
持されたプリント配線板30の接続孔6(図3参照)
に、電子部品11のリード端子12を下方から嵌挿し、
半田付けによってこのリード端子12先端を半田付ラン
ド5に接続固定する。即ち、図4のように、主として半
田5Aが接続部分を構成する。
【0033】前記のようにして組み立てられた電子部品
の保持装置は、以下のように動作する。電子部品11の
使用中、発熱や冷却によってリード端子12が熱伸縮す
ると、弾性緩衝部材31によってケース(支持部材)2
0に取付けられたプリント配線板30全体が、この伸縮
に対応して上下方向に弾性変位する。つまりプリント配
線板30全体が上下に位置移動する。この位置移動によ
って、電子部品11のリード端子12を接続した半田付
ランド5の接続部分に生じた応力を吸収するものであ
る。
【0034】前記の第2実施例は、プリント配線板30
全体が上下に移動する自由度を有する構成であるから、
プリント配線板30の厚みや形状を問わない。さらに、
プリント配線板30の領域を仕切る溝やスリットを設け
る必要がないから、プリント配線板30上の配線パター
ンが、溝やスリットで分断されることがない。よって板
面上のあらゆる自由な方向に配線パターンを設けること
ができる。このように、本第2実施例はプリント配線板
30側に特別の加工や仕掛けを施す必要がないから、あ
らゆるプリント配線板に普遍的に適用できるものであ
り、また既存装置の改良に適用することも容易であると
いう顕著な利点を有する。
【0035】なお、前記の実施例では電子部品のリード
端子の熱による伸縮現象に基づいて説明したが、本発明
に係る電子部品の保持装置は、こうした熱伸縮以外の原
因によるリード端子の長短についても効果的に対応する
ことができるものである。例えば、電子部品の製造上の
バラツキによるリード端子長さの不揃いが原因で、半田
付ランドに応力がかかるような場合についても、本発明
に係る電子部品の保持装置はそのプリント配線板の少な
くとも半田付ランドを配設した部分を上下移動させるこ
とで、加わる応力を減少させることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る電子部
品の保持装置は、電子部品を支持部材に固定し、電子部
品のリード端子を接続したプリント配線板の、少なくと
も半田付ランドを配設した部分を前記支持部材に対し上
下移動可能に設けて構成したものであるから、温度上昇
や冷却によるプリント配線板あるいはリード端子の熱伸
縮で半田付ランドとリード端子の接続部分に発生する応
力を、この上下移動で吸収することができる。
【0037】この結果、前記応力によって半田付ランド
とリード端子の接続部分に生じる恐れのある電気的接続
の不全をはじめ、この接続部分でのクラック発生や破
損、さらには接続部分の破損やリード端子の破損といっ
た不都合を効果的に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の保持装置の第1実施例
の全体斜視図である。
【図2】図1中のX―X断面図である。
【図3】本発明に係る電子部品の保持装置の第2実施例
の全体斜視図である。
【図4】図3の保持装置の要部の一部切欠断面図であ
る。
【図5】従来の保持装置の説明図である。
【図6】従来の別の保持装置の説明図である。
【符号の説明】
1 FPC 2 スリット 4 パターン 5 半田付ランド 6 接続孔 7 取付孔 8 固定ピン 9 ナット 10 可撓領域 11 電子部品 12 リード端子 20 支持部材 21 凹所 22 保持片 23 ケース側取付孔 24 FPC固定ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の収容可能な凹所を備えた支持
    部材に、リード端子を有する前記電子部品を収容して固
    定し、上方に突出する前記リード端子を、前記支持部材
    に取付けたプリント配線板に接続する前記電子部品の保
    持装置において、 前記プリント配線板の少なくとも前記リード端子接続部
    分を含む領域をコ字状又はC字状スリットにより上下動
    可能に設けて構成したことを特徴とする電子部品の保持
    装置。
  2. 【請求項2】 リード端子を有する電子部品を収容固定
    する凹所を備えた支持部材と、前記リード端子を接続す
    る半田付ランドを含む領域に沿って形成したコ字状スリ
    ットが前記凹所内に位置して前記支持部材に取付けられ
    るプリント配線板とから成ることを特徴とする請求項1
    記載の電子部品の保持装置。
  3. 【請求項3】 リード端子を有する電子部品を収容固定
    する凹所を備えた支持部材と、前記リード端子を接続す
    るプリント配線板と、前記支持部材と前記プリント配線
    板とを連結する弾性緩衝部材とから成ることを特徴とす
    る電子部品の保持装置。
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