JPH0733578Y2 - 送風機 - Google Patents

送風機

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JPH0733578Y2
JPH0733578Y2 JP9414289U JP9414289U JPH0733578Y2 JP H0733578 Y2 JPH0733578 Y2 JP H0733578Y2 JP 9414289 U JP9414289 U JP 9414289U JP 9414289 U JP9414289 U JP 9414289U JP H0733578 Y2 JPH0733578 Y2 JP H0733578Y2
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JP
Japan
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air
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伸一 大井
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株式会社ゼクセル
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主に車両用空調装置に用いられる送風機に
関する。
(従来の技術) この種の送風機において、モータ内の電機子を冷却する
ために、該モータのハウジング(直流ブラシレスモータ
の場合はロータ)及び羽根車の所定位置に冷却空気流通
用の空気孔を設けたものが周知である(例えば、特開昭
57−148554号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来は、特開昭57−14855号公報に示さ
れるように、ハウジング(またはロータ)の空気孔と羽
根車の空気孔とが、空気の流れ方向に対して同じ方向と
なるように形成されていたため、例えば小枝等のゴミが
ロータとステータとの間に橋渡されて該モータをロック
するようなことがあった。
そこで、この考案は上記問題点を解消し、簡易且つ的確
に電機子の冷却を行なえるよう図った送風機を提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案に係る送風機1
は、界磁石16を有して軸17に固装されながら回転自在に
設けられるロータ2と、前記ロータ2に対して回転磁界
を発生し回転させる電機子6と、前記電機子6を励磁す
る励磁手段とを有して成るモータ2と、該モータ2の前
記軸17に回転自在に固装される羽根車3とを具備して成
る送風機1において、前記モータ2のロータ7の所定位
置に電機子冷却用の空気孔15bを適数設けると共に、前
記羽根車3に前記モータ2のロータ7に形成の空気孔15
bと重ならないように空気孔3bを適数設けたものであ
る。
(作用) したがって、ロータ7の空気孔15bと羽根車3の空気孔3
bと重ならないようにしたので、例えば小枝等のゴミが
羽根車3の空気孔3bに挟まってもロータ7の空気孔15b
に届かず、当然ながらステータに至ることがなくなり、
それによる該モータ2のロックが防止でき、これにより
上記課題が解決されるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図において、送風機1は、モータ2と、
シロッコ型の羽根車3とにより基本的に構成されてい
る。
モータ2は、例えば直流ブラシレスモータが構成されて
いるもので、中央に電機子(ステータ)6が、この電機
子6を内包する上方にロータ7が、下方にプリント基板
8が各々配されている。
電機子6は、例えば珪素鋼板を多段積層して成る鉄心6a
のスロット内にコイル6bを三相などの多層巻きにして構
成され、下記するプリント基板8の収納ケース9に固装
された套筒10に圧入されて固定されている。この電機子
6は、その各相のコイル6bがプリント基板8の励磁回路
に適宜通電され、ロータ7に対して回転磁界を発生する
ようになっている。
収納ケース9は、その下方に配した蓋板11と周縁を合わ
せてネジ止めされ、その内側に下記するプリント基板8
がネジ止めされており、このプリント基板8に電源を供
給するケーブル12を通すための孔9aが側方に形成されて
いる。また、その外周の三箇所には、モータ2を固定す
るための取付ブラケット9bが設けられている。
プリント基板8には、上述の電機子6を励磁する励磁回
路(図示せず。)が形成されており、後述する軸17に固
装された永久磁石21の磁極位置を、例えばプリント基板
8上に所定数配したホール素子8aにより検出し、その検
出信号に基づいて電機子6の各相のコイル6bを所定の位
相差で逐次交番的に通電するようになっている。
ロータ7は、磁性材より成るヨーク15と環状の界磁石
(永久磁石)16とにより構成されている。ヨーク15は、
その中央にボス部15aを有し、このボス部15aに圧入され
た軸17が套筒10の両端に配した軸受18,18に支持され、
ストップリング19,19で係止されて軸17と共に回転自在
に設けられている。このヨーク15の図示上方には、例え
ば第3図に示すように、中心から所定距離の位置に空気
孔15bが適数形成され(この実施例においては、等間隔
で四箇所に形成されている。)、電機子6を冷却するた
めの空気を通過させる構造となっている。また、界磁石
16は、例えばその円周方向に磁極が交互に磁化されたも
のが使用され、ヨーク15の内側に接着剤等により固定さ
れており、ヨーク15により、その漏れ磁束が抑えられる
ようになっている。尚、軸17の下方には、界磁石16と同
様に磁化した環状の永久磁石21が固装されており、前述
したホール素子8aが、この永久磁石21の磁極位置を検出
することで、界磁石16の磁極位置に対応した磁極検出が
行なえるようになっている。
羽根車3は、例えば合成樹脂により成形されており、そ
の中心に設けられたボス部3aがモータ2の軸17の先端部
に圧入され、ストップリング22で係止されて軸17と共に
回転自在に設けられている。この羽根車3の連結部位3c
には、前述のヨーク15と同様に、中心から所定距離の位
置に空気孔3bが適数形成され(この実施例においては、
等間隔で四箇所に形成されている。)、ヨーク15の空気
孔15bと共に、電機子6を冷却する空気を通過させる構
造となっている。而して、この羽根車3は、第3図に示
すように、その空気孔3bとヨーク15の空気孔15bとが、
重ならないように軸17に取り付けられる。この実施例に
おいては、空気孔3bと15bとが同数で等間隔に形成され
ているので、それらの位置関係を45°の位相差となるよ
うに取り付けている。ここで、羽根車3とロータ7は固
装の軸17を介して同期して回転するようになっているの
で、上述の空気孔3bと15bとの位置関係は、羽根車3を
取り付けた状態から変わらないようになっている。
上述のように構成される送風機1は、ロータ7の界磁石
16の磁極位置に基づいて電機子6の各相のコイル6bが交
番的に通電され、それによりロータ7の界磁石16に回転
磁界を発生し、同ロータ7を回転、即ち羽根車3を回転
せしめるものである。この送風機1は、例えば図示しな
い車両用空調装置の送風機ケース内に配され、内気また
は外気吸入口から吸気した空気を下流の熱交換器に向け
て送風するために用いられる。
送風機1が送風機ケース内に収納されると、その羽根車
3とモータ2の収納ケース9との間の空間30が、送風時
に高圧側となる空間と連通するようになっている。そこ
で送風機1が駆動されると、この空間30が高圧となり、
羽根車3の中心近傍が負圧となって空間30からモータ2
内部を通り、ヨーク15の空気孔15bを介して羽根車3の
空気孔3bへと空気が移動する流れが生じる。この空気の
移動によりモータ2内の電機子6が効率良く冷却され
る。
而して、この送風機1にあっては、羽根車3の空気孔3b
とヨーク15の空気孔15bとが重ならない構造となってい
るため、例えば空気孔3bに小枝等のゴミが入り込んで
も、それがヨーク15の空気孔15bにまで届くことがな
く、モータ2のロックが防止される。尚、羽根車3とヨ
ーク15との間の間隔35の幅を狭くするほどモータ2内を
移動する空気の流れが良くなり、電機子6の冷却効率が
向上する。
次に、第4図を参照しながら第2の実施例を説明する。
この第2の実施例では、ヨーク15の空気孔15bを、羽根
車3の空気孔3bよりも外側になるように形成している。
この場合においては、空気孔15bが界磁石16の近傍に形
成されるため、その界磁石16の漏れ磁束を少なくするた
めに図示のようにスリット状にすることが望ましく、こ
れによりモータ2の出力効率が向上される。
而して、この実施例においても、羽根車3の空気孔3bと
ヨーク15の空気孔15bとが重ならない構造となっている
ため、第1の実施例と同様の効果が得られる。尚、ヨー
ク15に形成される空気孔15bの形状は、第5図及び第6
図に示すようなものであっても良い。
第7図には、上述の第2の実施例とは対称に、羽根車3
に設けられる空気孔3bを反軸17側に、ヨーク15に設けら
れる空気孔15bを軸17側に形成した例が示されている。
この実施例においては、第1の実施例と同様の効果が得
られるばかりでなく、下記する効果を有する。即ち、羽
根車3の空気孔3bがヨーク15の空気孔15bより低い位置
にあるので、例えば空気孔3bから水滴が入り込んでも、
それが空気孔15bまで伝わらず、重力で下方に流れ落ち
て羽根車3とヨーク15との間の間隙35から排出される。
これにより、モータ2内部には水滴が入り込まず、従
来、界磁石16と電機子6との間に水滴が溜まり、その凍
結によって起こっていたモータ2のロックが防止される
ものである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、ロータと羽根車
とに空気孔を各々設け、それらを空気の流れ方向に対し
て重ならないようにしたので、吸入されたゴミが両方の
空気孔に橋渡されることがなく、当然ながらステータで
ある電機子に至ることがなくなり、それによりモータの
ロックが防止できると共に、効率良く電機子の冷却が行
なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例に係る送風機の断面
図、第2図は同上の斜視図、第3図は同上の上面図、第
4図はこの考案の第2の実施例に係る送風機のロータと
羽根車とを電機子側から見た詳細図、第5図はこの考案
の第3の実施例に係る送風機のロータを電機子側から見
た詳細図、第6図はこの考案の第4の実施例に係る送風
機のロータを電機子側から見た詳細図、第7図はこの考
案の第5の実施例に係る送風機の一部破断面図である。 1……送風機、2……モータ、3……羽根車、3b……空
気孔、6……電機子、7……ロータ、8……プリント基
板、15b……空気孔、16……界磁石、17……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】界磁石16を有して軸17に固装されながら回
    転自在に設けられるロータ7と、前記ロータ7に対して
    回転磁界を発生し回転させる電機子6と、前記電機子6
    を励磁する励磁手段とを有して成るモータ2と、該モー
    タ2の前記軸17に固装される羽根車3とを具備して成る
    送風機1において、 前記モータ2のロータ7の所定位置に電機子冷却用の空
    気孔15bを適数設けると共に、前記羽根車3に前記モー
    タ2のロータ7に形成の空気孔15bと重ならないように
    空気孔3bを適数設けたことを特徴とする送風機。
JP9414289U 1989-08-10 1989-08-10 送風機 Expired - Fee Related JPH0733578Y2 (ja)

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DE19727165A1 (de) * 1997-06-26 1999-01-07 Bosch Gmbh Robert Elektrischer Antriebsmotor
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JP6620427B2 (ja) * 2015-05-28 2019-12-18 ダイキン工業株式会社 送風機

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