JPH0733536Y2 - 電線管の端末部構造 - Google Patents

電線管の端末部構造

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JPH0733536Y2
JPH0733536Y2 JP1985005416U JP541685U JPH0733536Y2 JP H0733536 Y2 JPH0733536 Y2 JP H0733536Y2 JP 1985005416 U JP1985005416 U JP 1985005416U JP 541685 U JP541685 U JP 541685U JP H0733536 Y2 JPH0733536 Y2 JP H0733536Y2
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JP
Japan
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flame
conduit
sealing material
retardant foam
cable
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JP1985005416U
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English (en)
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JPS61123616U (ja
Inventor
城治 室田
利昭 山路
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電線管の端末部構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、防火区画を電線管で貫通する場合の電線管端末部
構造は実公昭58−32430号公報にも開示されているが、
一般には第2図に示されるように壁又は床等の隔壁1に
貫通配置された電線管2の各端部でケーブル3に耐炎シ
ール材4を盛り付け、電線管2の端部と共に耐炎シール
材4を2つ割りの押え金具5で包囲締付けて構成されて
いた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のような従来の電線管端末部構造は、隔壁1からの
電線管2の突き出しを大幅に短縮しても2時間の防火性
能が保証できるという点で非常に優れたものであつた。
しかしながら、防火性には優れているが、原子力発電所
などのように耐火性だけではなく気密性をも要求される
場所での使用については不十分であつた。
本考案の目的は前述した従来の電線管端末部構造の問題
点に着目し、耐火性のみならず気密性にも優れた電線管
の端末部構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 このような技術的課題を達成する手段として、本考案は
電線管端部側でケーブルに難燃性発泡シール材を設け、
これに接して盛り付けた耐炎シール材と共に押え金具で
その難燃性発泡シール材を圧縮状態にして締付けたもの
である。
〔作用〕
叙上の構成による本考案の電線管の端末部構造による
と、難燃性発泡シール材が押え金具により圧縮状態で締
付けられることと当該発泡シール材それ自体の性質(膨
張性)とによつてケーブルに対し常に応力を付与する状
態を維持し、難燃性発泡シール材によるケーブルへの緊
密な密着がなされる。
〔実施例〕
以下、本考案の電線管の端末部構造を添付図面に示され
た実施例について更に詳細に説明する。
第1図には本考案の一実施例に係る電線管の端末部構造
が示され、第3図および第4図にはその形成過程が示さ
れている。
この実施例による電線管の端末部構造では、電線管2の
端部開口に適当なリング状アダプター6が取付けられ
る。このリング状アダプター6に接するようにケーブル
3には難燃性発泡シール材(例えばシリコンオームシー
ト)7が設けられる。この難燃性発泡シール材は帯状の
ものをケーブル3に巻き重ね、その際この帯状の難燃性
発泡シール材は後述する押え金具の内径よりも大きな外
径になるまで巻き付けられる(第4図)。その後、この
難燃性発泡シール材7に隣接してケーブル3に耐炎シー
ル材8、例えば古河電気工業(株)製、商品名ダンシー
ルPが盛り付けられる。
このように電線管2の端部側から難燃性発泡シール材7
および耐炎シール材8をケーブル3に設けた後、第2図
で示された従来の端末部構造で使用された押え金具5と
まつたく同じ二つ割りの押え金具を用いて前記難燃性発
泡シール材7と耐炎シール材8とを包囲して締付ける。
すなわち、筒状の押え金具5はその軸線方向に沿つて縦
割りにされた2つの金具部分から構成され、これら相互
の合わせ面として各側縁には径方向外方へ張り出したフ
ランジ部が形成され、該フランジ部の両端側には両金具
部分を相互に固着一体化するためのねじ取付け孔が形成
されている。この押え金具5の一端は多少絞られてい
て、その一端は電線管2の端部に取付けられたリング状
アダプター6を内包するようにして当該電線管2の一部
を外周から締付けて連結するように取付けられる。この
ように2つ割りの押え金具5が取付けられると、難燃性
発泡シール材7は前述したようにその外径が押え金具5
の内径よりも大きいため強制的に包囲されるべく圧縮さ
れながら押え金具5内に封じ込められる。
除上のようにして完成された電線管の端末部構造では、
難燃性発泡シール材7が押え金具5内に圧縮状態で封じ
込められていることとこの発泡シール材それ自体の持つ
膨張性とによつて当該発泡シール材7は巻き付けられた
ケーブル3に対してより密着しようとする応力が常に付
与されていることになるため電線管端部での密封性は極
めて優れたものになる。
更に、この難燃性発泡シール材7は各気泡内の気体が熱
により膨張をするため著しく体積増加を起す性質がある
ので、もし、隔壁のいずれか側で火災が発生した場合に
は、その熱によつて膨張した難燃性発泡シール材がより
一層ケーブルに密着してその封止効果を一段と発揮す
る。
〔考案の効果〕
前述したように、本考案の電線管の端末部構造によれ
ば、押え金具の内部であつて電線管端面と耐炎シール材
との間に難燃性発泡シール材を圧縮状態で封じ込めたこ
とによつて耐火性のみならず気密性をも備えることがで
きる。しかも、火災の際にはその熱で各気泡内の気体が
膨張するので難燃性発泡シール材が著しく体積増加を起
すため、より一層ケーブルに密着しその密封性能を発揮
するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電線管の端末部構造を
示す断面図、第2図は従来の電線管の端末部構造を分解
して示す斜視図、第3図は第1図に示された電線管の端
末部構造の形成過程における電線管端部を示す斜視図、
第4図は第1図に示された電線管の端末部構造の形成過
程における押え金具取付け直前の状態を示す断面図であ
る。 2…電線管、3…ケーブル、5…押え金具、6…リング
状アダプター、7…難燃性発泡シール材、8…耐炎シー
ル材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線管を通るケーブル周囲に該電線管を端
    部に接して難燃性発泡シール材を設け、これに隣接して
    更に耐炎シール材を前記ケーブル周囲に設け、前記電線
    管端部と共に前記耐炎シール材および前記難燃性発泡シ
    ール材を該難燃性発泡シール材についてはこれを圧縮状
    態にして包囲する押え金具で締付け且つ前記電線管端部
    に連結したことを特徴とする電線管の端末部構造。
JP1985005416U 1985-01-21 1985-01-21 電線管の端末部構造 Expired - Lifetime JPH0733536Y2 (ja)

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JPS61123616U JPS61123616U (ja) 1986-08-04
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JPS5837723U (ja) * 1981-09-04 1983-03-11 古河電気工業株式会社 ケ−ブル貫通部の防火、気密構造
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