JPH07334797A - 荷運搬車両のルート・ダイヤ決定装置 - Google Patents

荷運搬車両のルート・ダイヤ決定装置

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JPH07334797A
JPH07334797A JP12640594A JP12640594A JPH07334797A JP H07334797 A JPH07334797 A JP H07334797A JP 12640594 A JP12640594 A JP 12640594A JP 12640594 A JP12640594 A JP 12640594A JP H07334797 A JPH07334797 A JP H07334797A
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load
route
calculated
transportation
combination
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JP12640594A
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Inventor
Takahiro Ken
隆弘 研
Kazuo Suzuki
一夫 鈴木
Kinichiro Tanaka
謹一郎 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数出荷地点から複数入荷地点へ荷を運搬す
るに際し、最低必要な納入回数の要件を満たし、しかも
積載率の良いルートを混載の可能性を加味したうえで決
定する。 【構成】 出荷地点Fと入荷地点Tの組合せについて荷
量を集計し、運搬能力と集計された荷量から運搬回数を
算出し、最低運搬回数と比較し、前者が後者未満なら入
荷地点を同じくして出荷地点を異にする組合せについて
検討を加えてゆく。逆に出荷地点を同じくして入荷地点
を異にする組合せについて検討してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車生産系と
いった大規模生産系における物流の合理化技術に関す
る。例えば自動車生産系では、図1に例示するように、
エンジン工場F1がエンジンを出荷し、ミッション工場
F2がミッションを出荷するなど極めて多くの出荷地点
が存在している。また同一のエンジンが第1工場T1に
入荷されたり第2工場T2に入荷されるなど、入荷地点
も複数存在している。そして出荷地点F1,F2…と入
荷地点T1,T2…の間は、荷運搬車両、例えばトラッ
ク等で荷物が運搬される。しかも、その荷の大部分は物
流在庫を抑えるために、1日のうちに複数回にわけて運
搬されている。この場合、とくに、荷運搬車両の積載率
が高いこと、荷運搬車両の稼動率(回転効率)が高いこ
と、入荷地点に荷運搬車両が集中して到着しないことと
いったことが好ましい。本発明はこの要請に応えて、合
理的なルートや合理的な運搬ダイヤが決定される技術を
提案するものである。
【0002】
【従来の技術】どこからどこへ何をいつ運搬するかを示
す情報が多数与えられたときに、どの車両にどの運搬を
担当させるかを決定するために、特開平3−37761
号公報に開示されている技術が提案されている。この技
術は出荷地点と入荷地点によって1つのトリップを作成
し、そのトリップをトラックの一台一台に割付けてゆく
手法を採用する。そして割付け可能な候補を全部算出
し、すべての候補について評価してゆき、最適評価値を
もたらす割付けに基づいて運搬計画を決定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この手法では、トリッ
プとトラックが1:1に割付けられ、混載を前提とした
ルートが算出されない。ここでいう混載とは、一台の荷
運搬車両が2以上の出荷地点で荷を積んだあとに一つの
入荷地点に運搬することやあるいは一台の荷運搬車両が
2以上の入荷地点に荷を運搬することをいう。この混載
を考慮に入れないと、積載率の向上が図れないし、また
稼動率も充分に向上させることができない。しかるに従
来の技術では、混載しないという前提のなかで好ましい
運搬計画を立案するにすぎない。より合理的な計画を決
定するためには混載を前提としなければならない。
【0004】本発明の一つの課題は、混載の可能性を検
討したうえで最適な運搬計画が算出される装置を実現し
ようとするものである。他の一つの課題は、入荷地点に
おいて荷運搬車両や荷降作業が集中することのない運搬
計画が算出される装置を実現しようとするものである。
さらに他の一つの課題は、稼動時間や休憩時間をそれぞ
れに異にする出荷地点ごとの特性を加味したうえで、好
ましい納品スケジュールが得られるダイヤが算出される
装置を実現しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの手段は、
図1に模式的に示されているように、複数の出荷地点F
1,F2…から複数の入荷地点T1,T2…へ複数の荷
運搬車両で荷を運搬する荷運搬車両群のルート決定装置
であり、荷ごとにどの出荷地点Fからどの入荷地T点へ
どれだけの荷量Vを運搬するかを示す情報に基づいて、
出荷地点Fと入荷地点Tの組合せ(F,T)ごとに総荷
量VTを算出する第1手段11と、入荷地点Tを同じく
して出荷地点Fを異にする組合せを入力する第2手段1
2と、前記第2手段12で入力された組合せについて、
前記第1手段で算出された総荷量を集計する第3手段1
3と、前記第2手段で入力された組合せについて最低運
搬回数の最大値を算出する第4手段14と、荷運搬車両
の運搬能力を入力する第5手段15と、前記第3手段で
集計された総荷量と前記第5手段で入力された運搬能力
とから運搬回数を算出する第6手段16と、前記第6手
段で算出された運搬回数と前記第4手段で算出された最
低運搬回数とを比較する第7手段17とを備え、前記第
7手段で前者が後者以上とされたときには前記第2手段
12で入力された組合せに基づいてルートを決定し、前
者が後者未満とされたときには前記第2手段で新たな組
合せが再度入力されることを特徴とする荷運搬車両のル
ート決定装置で解決される。
【0006】
【作用】第1手段11では、荷ごとに与えられている運
搬情報、すなわちその荷(品番)をどの出荷地点Fから
どの入荷地点Tへどれだけの荷量Vを運搬するかを示す
情報に基づいて、出荷地点Fと入荷地点Tの組合せ
(F,T)ごとに総荷量VTが算出される。例えば品番
1の荷が出荷地点F1から入荷地点T1へ1m3 運搬さ
れ、品番2の荷も出荷地点F1から入荷地点T1へ2m
3 運搬される場合、出荷地点F1から入荷地点T1に運
搬される総荷量は1m3 +2m3 =3m3 となる。
【0007】第2手段12は、入荷地点を同じくして出
荷地点を異にする組合せを入力する。この場合、便宜的
に1つの出荷地点と1つの入荷地点で決定されるものも
1つの組合せとする。図1は、最初に(F1,T1)と
いう組合せが入力された場合を例示しており、以後この
例示の場合について説明を進めていく。
【0008】第2手段12で1つの組合せが入力される
と、第3手段13で総荷量が集計される。今第2手段で
(F1,T1)の組合せが入力されていれば、(F1→
T1)の総荷量が集計値とされ、(F1,T1)と(F
2,T1)の組合せが入力されていれば、(F1→T
1)と(F2→T1)の各総荷量の合計で集計値とされ
る。後者の場合には、F1→F2→T1あるいはF2→
F1→T1の順でルートが選ばれたときにT1に運搬さ
れる合計総荷量が集計される。
【0009】さて第4手段14は最低納入回数を算出す
る。例えば第2手段12で(F1,T1)が入力されて
おり、F1→T1間は品番1の荷と品番2の荷が運搬さ
れる場合に、品番1の荷は1日あるいは1直といった稼
動単位毎に最低4回納入され、品番2の荷は最低6回納
入される必要がある場合、その最低運搬回数のうちの最
大値(この例の場合、6回)が算出される。同様に第2
手段12で(F1,T1)と(F2,T1)の組合せが
入力されており、F1→T1の最低運搬回数が8回でF
2→T1の最低運搬回数が9回であれば、その最大値
(この場合、9回)が算出される。
【0010】第5手段15は荷運搬車両の運搬能力を入
力する。第6手段16は、第3手段で集計された総荷量
の集計値(VTT)と前記第5手段で入力された運搬能
力から運搬回数を算出する。ここで運搬回数は[集計値
/運搬能力]の式で算出される。ここで[ ]は切り上
げた整数値を示している。第7手段17は、第6手段で
算出された回数と第4手段で算出された最低運搬回数と
を比較する。
【0011】前者が後者以上であれば第2手段で指定し
た組合せに基づいてルートを決定する。例えば第2手段
で(F1,T1)が入力され、(F1,T1)の運搬回
数が(F1,T1)の最低運搬回数以上であれは、F1
→T1のルートが決定される。一方、前者が後者未満で
あれば、例えば第2手段で(F1,T1)が入力されて
おり、第6手段で算出されたF1→T1間の運搬回数が
(F1,T1)の最低運搬回数未満のときは、第2手段
で新たな組合せが再入力される。
【0012】図1は、第2手段12で、入荷地点を同じ
くして出荷地点を異にする(F1,T1)と(F2,T
1)の組合せが再入力された場合を示している。そして
この新たな組合せについて、第3手段13以後の手段が
作用する。この結果、(F1,T1)間で運搬している
と、最低運搬回数の要請が満せないところ、(F1,T
1)と(F2,T1)の組合せで運搬すると、すなわち
F1とF2で混載してT1に運搬するようにすると、最
低運搬回数の要請が満せるようになる。なお図1は、
(F1,T1)と(F2,T1)の組合せを再入力した
結果、第7手段17で運搬回数が最低運搬回数以上とな
った例を例示しているが、運搬回数が最低運搬回数以上
にならなければ、混載の組合せを再度入力して第3手段
以下を再度作動させる。
【0013】このようにして、出荷地点で混載すること
で、最低運搬回数を満すことのできるルートが見出され
る。しかも第6手段で算出される運搬回数は必要最小限
であり、積載率も高く維持される。
【0014】
【課題を解決するための他の手段】この手段では、図1
で模式的に示されるルート決定装置において、第2手段
22を出荷地点を同じくして入荷地点を異にする組合せ
を入力する手段としている(図2参照)。
【0015】
【作用】このようにすると、図1の装置では出荷地点で
混載するルートが決定されるのに対し、図2の装置によ
ると一つの出荷地点から2以上の入荷地点に向けた荷を
混載するルートが決定される。なお第1の装置と第2の
装置を1つの装置に統合することも可能であり、このよ
うにすると、複数の地点で荷を積み、複数の地点で荷を
降ろす混載をも加味したうえで、運搬ルートが計画され
る。
【0016】
【課題を解決するための他の手段】この装置ではさらに
第8手段が付加されており、その第8手段は第7手段ま
でで決定されたルートに対して入荷地点への到着時刻を
付与する。この際に、その第8手段は荷運搬車両の到着
頻度が均一となる到着時刻を付与する。
【0017】
【作用】この手段を備えた装置によると、各ルートに対
してそれがいつ入荷地点に到着するべきかを示す情報が
付与され、ルートと到着時刻が決定される。
【0018】
【課題を解決するための他の手段】この装置ではさらに
第9〜第11手段が付加されている。すなわち第8手段
までで構成されている荷運搬車両のルートと到着時刻の
決定装置に、荷運搬車両毎に、到着時刻とルートと荷降
時間とからその荷運搬車両が入荷地点に滞在する時間を
算出する第9手段と、前記第9手段の算出結果に基づい
て時刻ごとに入荷地点に滞在する荷運搬車両の台数を算
出する第10手段と、前記第10手段の算出結果をグラ
フ表示する第11手段と、前記第11手段で表示される
グラフを参照して前記第8手段で付与された到着時刻を
修正する第12手段とが付加されている。
【0019】
【作用】この装置によると、いつ何台の荷運搬車両が入
荷地点に集っているかを事前に知ることが可能となり、
これが偏っていれば、到着時刻が修正され、偏りが分散
される。このようにして、入荷地点に到着した荷運搬車
両が入荷地点の混雑に巻込まれて運搬が遅れるといった
ことのない到着時刻計画が決定される。
【0020】
【課題を解決するためのさらに他の手段】この手段に係
わる装置では、決定されたルートと到着時刻と出荷地点
の稼動条件から、荷運搬車両の運行ダイヤを演算する装
置が設けられている。この装置は出荷先ごとに設けられ
ている。ここでいう出荷先とは同一の稼動条件で稼動し
ている出荷地点の集合をいう。
【0021】
【作用】前記第1〜第8手段、好ましくは第1〜第11
手段を備えている装置によって、どのルートを通って何
時に入荷地点に到着するべきかが決定される。そしてそ
の決定を実現するために、例えば荷積み時間や走行時間
を加味して、その運搬車両の運行ダイヤが演算される。
このとき出荷先ごとにその条件が一致しない。例えば休
憩時間や稼動時間が出荷先ごとに異なっていることがあ
る。この装置では出荷先ごとにダイヤが演算されるため
に、出荷先の稼動条件に従ったうえで、決定された到着
時刻に入荷地点に到着する運行ダイヤが演算される。
【0022】
【課題を解決するためのもう一つの手段】なお出荷先毎
に演算された運行ダイヤが入荷先の側で一元的に記憶さ
れていることが好ましい。この手段はこの要請に応える
ものであり、出荷先ごとに演算されたダイヤを全荷運搬
車両について一元的に記憶するダイヤ情報ファイルが設
けられている。
【0023】
【作用】このファイルに全ダイヤが集約されており、計
画の検討や修正が著しく明確化される。
【0024】
【実施例】図3は、本装置を構成するシステム構成を示
している。図中32はメインコンピュータを示し、入荷
先の本社に置かれている。図中33は社内ネットワーク
を示し、これを介して各工場に置かれている工場コンピ
ュータ35…に接続されている。図中34は通信ネット
ワークを示し、これを介して各出荷先ごとに置かれてい
るサプライヤコンピュータ36に接続されている。各コ
ンピュータ32,35,36には入出力装置31,3
7,38が接続されている。メインコンピュータ32に
はデータベース39が付設されており、各種データが記
憶されている。
【0025】図4はデータベース39に購入計画として
記憶されている情報を示し、この情報には荷(品番)ご
とに、その荷をどの出荷地点Fからどの入荷地点Tへ1
日あたりどれだけの荷量を購入するかを示している。こ
の購入計画はメインコンピュータ32によって月次の生
産計画に基づいて算出されるものであり、毎月毎月変動
する。なお荷量は体積のほか、重量(t/日)でも与え
られている。
【0026】この購入計画では図4の(1) と(2) に示す
ように、品番が変われば、出荷地点と入荷地点が等しく
とも別のデータとして扱われ、(3) と(4) に示すよう
に、入荷地点が変われば他が等しくとも別のデータとし
て扱われ、また(5) と(6) に示すように、出荷地点が変
われば他が等しくても別のデータとして扱われる。また
入荷地点や出荷地点は工場単位にすることもできるし、
各工場に複数の入出荷場があれば、各入出荷場ごとに入
荷地点や出荷地点をとってもよい。
【0027】本実施例の場合、各工場間の運搬ルートと
運行ダイヤを決定することを目的としており、工場単位
に入荷地点、出荷地点としている。工場内の入出荷場間
の運搬ルート等を定めるときには入出荷場ごとに出荷地
点や入荷地点とする。
【0028】図4に示す購入計画に基づいて、メインコ
ンピュータ32は出荷地点と入荷地点の組合せごとに総
荷量を算出する。例えば図4の(1) と(2) に示すよう
に、F1→T1間にA1とA2の荷が運搬されるときに
は、A1の荷量とA2の荷量を合計してF1→T1間の
総荷量を算出する。このようにして算出される総荷量の
データは図5に示すF−T荷量としてメインコンピュー
タ32のRAMに記憶される。
【0029】このようにして算出されたF,T荷量は図
6の形式で入出力装置31に表示され、オペレータに総
荷量が知らされる。図6は図5のF,T荷量をマトリク
ス形式で表現したものであり、横方向にチェックしてい
くと、1つの入荷地点についてどの出荷地点からどれだ
けの総荷量が運搬されるかが一目で認識できる。図8は
この装置による処理内容を示しており、上記の処理はス
テップ81で実行される。
【0030】さて図3のデータベースには、最低運搬回
数のデータが記憶されている。この最低運搬回数は図4
の購入計画の1つ1つに付与されている。図4は、A1
の荷がF1からT1へ1直あたりB1m3 運搬されるこ
とを示している。この場合、入荷地点T1の収容スペー
スによっては、一度にB1m3 運搬されると収容できな
いことがある。そこでB13 を最低でも2回にわけて運
搬する必要があるとか3回にわけて運搬する必要がある
といったことが生じる。ここでいう最低運搬回数とはこ
の意味であり、これはデータベース39に記憶されてい
る。
【0031】今図4の(1) と(2) に示すように、F1→
T1間で品番A1とA2が運搬され、A1の最低運搬回
数がD1であり、A2の最低納入回数がD2である場
合、F1とT1間の最低運搬回数はD1とD2の最大値
となる。例えばD1<D2である場合にD1を最低運搬
回数とすると、A2の荷が収容しきれなくなるからであ
る。図5のF−T荷量の表中、右欄の最低運搬回数はこ
のようにして算出されたものである。なおこの処理はメ
インコンピュータ32で実行される。
【0032】図8のステップ82はオペレータが入出力
装置31を使用して混載可能なグループを指定する。例
えば出荷地点F1とF2は近接し、F3が遠く離れてい
ると、F1とF2は1つのグループとしF3は他のグル
ープとされる。同様に入荷地点T1,T2,T3が近接
し、T4,T5が近接し、T1〜T3とT4〜T5が遠
く離れていると、T1とT2とT3で1つのグループと
し、T4とT5で他のグループとする。
【0033】図8のステップ83はオペレータが入出力
装置31に表示されている図6の表から、荷量の大きい
FとTを指定する処理を示している。最初はFとTを1
つ指定し(この場合混載しない)、次に後述のステップ
96で入荷地点を同じくして出荷地点を異にする組合せ
(この場合混載する)を検討する。これについては後述
する。
【0034】さて図8のステップ83でFとTが指定さ
れると、次にオペレータが入出力装置31から車種を指
定する。このときオペレータはデータベース39に記憶
されている車両情報を参照する。ここでいう車種とは運
搬能力の相違を示しており、例えば4トン車とか2トン
車といった車種が指定される。
【0035】ステップ83でFとTが指定され、ステッ
プ84で車種が指定されると、次にステップ85で運搬
回数が算出される。例えばステップ83でF1とT1が
指定されると、図5ないし図6からその総荷量がC1,
1であることがわかることからその総荷量C1,1を車
両の運搬能力で除して運搬回数を算出する。この場合小
数点以下は切り上げて運搬回数を算出する。なお重量の
面から計算した運搬回数の方が多ければ、多い方の値を
運搬回数とする。
【0036】このようにして算出された運搬回数は、ス
テップ82で指定されたFとT間の最低運搬回数と比較
される。前者が後者未満なら最低運搬回数の要請が満足
されないため、ステップ87で車種変更の余地があるか
否か検討する。より小型な車種への変更が可能であれば
ステップ84に戻り、小型車種に再指定したあと同様の
処理を繰返す。車種変更の余地がなければステップ96
に進んで混載の可能性を検討する。これについては後述
する。
【0037】さて今ステップ86で運搬回数≧最低運搬
回数となると、ステップ83で指定したFとT間で運搬
すると最低運搬回数の要請が満されることがわかる。こ
の場合はステップ88で積載率を求める。ここで積載率
は実際の荷量を運搬可能な荷量で除した値であり、1台
あたりの運搬可能荷量に運搬回数を乗じた値(これが運
搬可能な荷量となる)で実際の荷量を除して求められ
る。
【0038】ステップ88で算出された積載率はステッ
プ89で検討される。ここでは積載率が低すぎるか許容
範囲内にあるかを判別し、低すぎればステップ96に進
む。積載率が許容範囲内であると、次にステップ90で
順序を指定する。今の例ではステップ83でF1→T1
が指定されており、順序は一義的に決まる。しかるに後
述のステップ96によって、F1→T1,F2→T1と
いった組合せが入力されることがあり、この場合にはF
1→F2→T1とF2→F1→T1の2つの順序が選択
可能である。この場合はオペレータが入出力装置31か
らF1→F2→T1かF2→F1→T1かを指定する。
【0039】さてステップ90まででどこからどこへ運
搬するかが決定されると、サイクルタイムが算出される
(ステップ91)。このときはFとTが決まっているた
めに、その荷の種類も決まっており、その荷の荷積時間
及び荷降時間がわかる。またどこからどこへ運搬するか
もわかっていることから、この間の走行時間もわかる。
なおこれらの数字は予めデータベース39に記憶されて
おり、過去の実績によって定められている。
【0040】サイクルタイムが算出され(ステップ9
1)、納入回数が算出されると(ステップ85)、延べ
時間がサイクルタイムに納入回数を乗ずることで算出さ
れる。そしてそれをトラックないし荷運搬車両の1直あ
たりの稼動時間で除することで、必要な荷運搬車両の台
数が算出される(ステップ92)。台数は整数である
が、ステップ92では小数点まで求める。
【0041】このようにして求められた台数が例えば
1.1とか2.1といったようにその端数が小さい場
合、ステップ93がYESとなり、ステップ94が実行
される。この場合は、何かを修正することで台数を1以
下、あるいは2以下にできる可能性がある場合であり、
ステップ94ではその可能性を検討する。具体的には荷
積手順や荷降手順の改良等によってサイクルタイムを短
縮する余地がないかどうか、稼動時間の修正で端数をな
くせないかといった修正を検討する。そして修正後にス
テップ90以後をやり直し、これで端数をなくせるか否
かを検討する。
【0042】台数が例えば1.3〜1.7といった数と
なったとき、0.3台分の修正は困難なことからステッ
プ93は実行しない。変わってステップ95がイエスと
なってステップ96が実行される。これは必要な台数が
荷量に比して中途半端であることを意味しており、台数
の増加を必要としない範囲でさらに余分の荷の運搬が可
能であることを意味している。この場合は、混載の可能
性を検討する。
【0043】さてステップ92で算出された台数が例え
ば1.9とか2.9といった数になると、ステップ95
がノーとなる。この場合は、必要な台数と荷量がほぼ対
応している場合に対応し、このときは小数点以下を繰上
げて実際の台数とする(ステップ97)。そして次にス
テップ98で稼動率を演算する。稼動率は延運搬時間を
延稼動時間で除したものであり、前者はサイクルタイム
×運搬回数、後者は稼動時間×台数で求められる。この
場合、ステップ95がノーの場合であることから、台数
と荷量がほぼ見合っており、高い稼動率が算出される。
【0044】さてステップ83で指定されたFとTにつ
いて、最低運搬回数の要件を満たし(ステップ86)、
積載率の要件を満たし(ステップ89)、稼動率の要件
を満していると(ステップ95)、FとT間で運搬すれ
ばよいということが確認されることから、それで1つの
ルートを決定し、図5,6のF−T荷量からそのデータ
を除去する(ステップ99)。
【0045】さてステップ83で指定したFとT間で
は、車種を変更しても最低運搬回数の要請を満たすこと
ができないとき、高い積載率が得られないとき、あるい
は台数と荷量がマッチせず高い稼動率が得られないとき
にはステップ96で混載候補を指定する。
【0046】この場合、入荷地点(例えばT1)を同じ
くして出荷地点を異にする組合せ(例えばF1→T1,
F2→T1)をオペレータが指定する。この場合この組
合せについて図5,6のF−T荷量が集計され、その集
計値に基づいてステップ84以下の処理が再度実行され
る。またF1→T1の最低運搬回数とF2→T1の最低
運搬回数の最大値で最低運搬回数とされる。この場合、
F1→F2→T1ないしF2→F1→T1のルートをと
ることによって、最低運搬回数の要請が満され、満足の
ゆく積載率と稼動率が得られると、ステップ99にまで
進み、一方どこかでうまくゆかないと再度ステップ96
に戻る。これを繰返すうちに混載の可能性を考慮にいれ
たうえで、最適のルートが決定される。なお図8のステ
ップ96では、ステップ82で指定されたグループ内で
混載の可能性が検討される。
【0047】またこの実施例の場合、図9の(1) に示す
ように、まず混載しないルートについて検討し(これは
図8のステップ83に対応する)、次にステップ96で
混載の可能性を検討する。このとき、図9の(2) に示す
ように、まず入荷地点を同じくして出荷地点を異にする
組合せについて検討し、それで良いルートが得られない
ときには図9の(3) に示すように、出荷地点を同じくし
て入荷地点を異にする組合せについて検討し、最後に複
数の出荷地点と複数の入荷地点の組合せについて検討す
る。
【0048】この実施例の場合、図9(2) の検討が可能
であることによって請求項1の発明を具現化しており、
図9(3) の検討が可能であることによって請求項2の発
明を具現化している。
【0049】図10〜図14は前記した処理手順によっ
て得られる結果の一例を示している。まず図10は図6
に対応するT別のF−T荷量の一例を示している。また
図10は図7に対応するT別の最低納入回数を示してい
る。そして図12は車種別の運搬能力を示している。
【0050】さてまず図8のステップ83で、最大荷量
を持つFとT、この場合F1−T1の22.6が指定さ
れる(図13の131と132)。次にステップ84で
この場合4トン車が指定される。するとステップ85で
運搬回数が算出される(図3の133)。算出された回
数(この場合5回)はF1−T1間の最低運搬回数(図
11参照)と比較される(図8のステップ86、図13
の134)。この場合、ステップ86で算出された運搬
回数が最低運搬回数であり、ステップ88以後の処理が
実行される。
【0051】そこでステップ88で積載率が算出される
(図13の135)。この例の場合90.4%となり、
これは良好な積載率であり、ステップ89がイエスとな
る。そしてステップ90で順序の指定がなされるが、こ
の場合F1−T1が指定されており、順序は一義に決定
される。さてステップ91でサイクルタイムが算出され
る。この場合F1−T1間の運搬であることが指定され
ていることから荷の種類と荷量も決っており、それから
荷積時間や荷降時間が算出される。この他F1−T1間
の走行時間も知られており、これらの時間を用いて、F
1で荷を積み、T1へ走行し、T1で荷を降ろし、F1
へ戻るまでのサイクルタイムが算出される。図13の1
36では、このようにして算出されたサイクルタイムが
90分であったことを例示している。次にステップ92
で台数を算出する。このとき、延運搬時間が90分×5
回の450分であることと、トラックの1直あたりの稼
動時間が510分であることを用い、前者を後者で除す
る。図13の137では0.88台が算出されたことを
例示している。この場合、小数点以下の端数が充分に大
きく、ステップ93,95はともにノーとなり、ステッ
プ97で小数点以下を切上げて必要台数を1台とする。
そしてステップ98で稼動率を算出する。図13の13
8では88.2%の稼動率が得られることを例示してい
る。この場合、ステップ93と95が用意されているた
めに、ステップ98で算出される稼動率は必ず良好なも
のとなる。
【0052】さて以上によってF1→T1のルートが決
定された。そこで図10のF−T荷量からF1→T1の
22.6を除去し(ステップ99)、ステップ100で
残り荷量があるか否か判定する。この場合、荷量が残っ
ていることからステップ83に戻る。
【0053】この状態でステップ83が実行されると、
F3→T1間の19.1が次に指定される(図13の1
39,140参照)。次に運搬回数が算出され、この場
合4回が算出される(図13の141)。この回数はF
3→T1間の最低運搬回数(図11参照)と比較され
る。この場合ステップ86で運搬回数(4回)が最低運
搬回数(6回)未満とされ、ステップ87に進む。ステ
ップ87でノーならさらにステップ96に進む。ステッ
プ96では、入荷地点T1を同じくして出荷地点Fを異
にする組合せ、この場合F2→T1とF3→T1の組合
せが指定される(図13の143参照)。
【0054】(F2,T1)と(F3,T1)の組合せ
が指定されると、F−T荷量が集計され、集計値が算出
される(図13の144)。次に運搬回数が算出される
(図13の145)。このようにして算出された回数は
F2→T1間の最低運搬回数(2)とF3→T1間の最
低運搬回数(6)の最大値(この場合6)と比較され、
今度はOKとなる。すなわちF2とF3の荷を混載する
ことで、最低運搬回数の要請を満すことができるように
なる。
【0055】そこで次にステップ88で積載率を求め、
この場合92.6%の値が得られる(図3の147)。
この積載率は良好な値であり、ステップ89がイエスと
なる。そこで次にステップ90で順序を指定する。この
場合、ステップ96で(F2,T1)と(F3,T1)
の組合せが指定されているために、F2→F3→T1と
F3→F2→T1の順序が選択可能である。そこでオペ
レータは入出力装置31によっていずれかの順序を指定
する。順序が指定されたあと図8のステップ91でサイ
クルタイムが算出される。この場合140分という値が
算出されたことを例示している(図13の148)。
【0056】次にステップ92で台数を算出する。この
場合140分のサイクルタイムを7回実施する必要があ
り、トラック1台の稼動時間が510分であるところか
ら、1.92台という数が算出される(図3の14
9)。1.92台という数の端数は充分に大きく、ステ
ップ93と95がいずれもノーとなり、荷量と運搬能力
がよくマッチしていることが確認される。そこでステッ
プ97で端数を切上げて台数とし、ステップ98で稼動
率を算出する。この結果、96.1%という稼動率が得
られる(図13の150)。以上によってF2→T1と
F3→T1を一組にして運搬すると、最低運搬回数と積
載率と稼動率をともに良好なものとできることがわかる
ことから、ステップ99でその荷量をF−T荷量から除
去する。この結果、図10のF−T荷量の表に、F2→
T2,F3→T2,F3→T3のみのみが残る。そして
次にステップ83からの処理が再度繰返される。
【0057】この場合はF2→T2の19.1の荷量が
指定され(図13の151と152)、運搬回数が算出
され(153)、最低運搬回数と比較され(154)、
最低運搬回数以上であるために積載率が算出され(15
5)、サイクルタイムが算出され(156)、台数が算
出される。この場合、1.02という値が算出される。
この場合、端数が0.02台であり、最初はステップ9
4で修正する。修正しても端数が消せないと次にステッ
プ96で混載を検討する。この場合、入荷地点T2を同
じくして出荷地点F2,F3を異にする組合せが指定さ
れ(図13の159)、以後荷量が集計され(16
0)、運搬回数が算出され(161)、最低運搬回数と
比較され(162)、積載率を算出し(163)、サイ
クルタイムを算出し(164)、再度台数を算出する
(165)。この結果、1.76台となり、今度は荷量
と運搬能力がほぼマッチしているため、稼動率を算出
し、F2→T2,F3→T2を一組とし運搬することを
決定する。
【0058】このようにして、最低運搬回数の要請を満
し、しかも良好な積載率と稼動率となるルートが次々に
決定されてゆく。図14はこのようにして決定されたル
ート等を一覧表示したものであり、この表からルートと
必要な車種と台数が算出され、積載率、稼動率、運搬回
数が直ちに把握される。
【0059】さて図14のルートが決定され、その運搬
回数が決定された場合、一つの入荷地点について均一な
頻度で荷運搬車両が到着することが好ましい。図15は
到着時刻を均一の間隔で割付けるために用いる表を示し
ている。
【0060】例えば図15の最下欄は、1直あたり16
回運搬されるルートに対する到着時刻を示しており、1
直8時間を16回にわけて1つのサイクル(30分)と
する。そしてこのサイクル内を5分間隔で区切り、例え
ば8:00,13:00,21:00,2:00に#1
の番号を付与し、8:05,13:05,21:05,
2:05に#3の番号を付与し、8:10,13:1
0,21:10,2:10に#2の番号を付与し、8:
15,13:15,21:15,2:15に#4の番号
を付与する。一方20分と25分の欄には番号を付さな
い。以後30分(1サイクル)毎にここで付与したのと
同じ番号(パターン)が繰返し出現する。
【0061】一方図8のようにして決定されたルートの
うち、1直あたり16回運搬するルートの一つ一つに1
〜4のなかで変動する乱数を付与し、例えば乱数1が付
与されたルートの到着時刻を図15の表の#1の時刻と
する。ここで乱数の出現頻度を均一としておくと、到着
時刻は分散される。なお20分、25分に到着を割付け
ないために、各直の終了時直前には運搬車両が到着しな
いことになり、運搬された荷の荷降ろし作業の最中に直
が終了することがないようにしている。
【0062】以上は1直あたり16回運搬される場合を
示したが、1直あたり14回〜2回の運搬の場合も同様
であり、1直あたり2回の運搬であればそれが同一の頻
度で到着する時刻が各荷運搬便に割付けられることにな
る。例えば1直あたり2回運搬される場合、1サイクル
が4時間とされ、各サイクルの終了直前4×5分間は到
着時刻が割当てられず、残りの3時間40分が44等分
され、そして1直あたり2回の納入ルートに対して1〜
44のなかで変動する乱数が付与され、各ルートに対し
て到着時刻が付与される。
【0063】さてこのようにして、ルートと到着時刻が
付与されると、そのルートからいかなる荷が搭載されて
いるかがわかり、その荷の荷降ろし作業に要する時間が
わかることから、図15の表で割付けられた時刻に到着
した運搬車両がいつまでその入荷地点に滞在しているの
かが算出される。図16はそれを示すものであり、例え
ばF1→T1間を運搬する車両の荷降ろし作業に15分
を要するとすると、7:45分に到着した車両が8時ま
で滞在していることを示している。
【0064】このようにして、どの車両がいつからいつ
まで滞在しているかが算出されると、今度はそれを時刻
別に整理することで、ある時刻に何台の車両がその入荷
地点に滞在しているのかがわかる。図17はそれを示し
たものであり、(1) は1直あたり2回の荷運搬車両の滞
在台数、(2) は4回到着する車両の滞在台数、(3) は全
部の合計台数を示している。この場合、8:35分前後
に荷降ろし作業が集中していることが一目でわかる。な
お図17のグラフは図3の入出力装置31にグラフ表示
され、オペレータに知らされる。
【0065】さて図17のグラフによって荷降ろし作業
の集中するタイミングが特定された場合、図16の表を
参照して、どの荷運搬車両の荷降ろしがその集中に関与
しているのかがわかる。そしてそれを前後にずらすこと
で集中を緩和できるか否かの検討が可能となる。図17
の場合、8:35に到着して8:45まで滞在する車両
の到着時刻を5分遅らせることで、荷降ろし作業の集中
を緩和できることが知られる。
【0066】さてこのようにして図15の表によって決
定した到着時刻を細かく修正することで最も好ましい到
着時刻を決定することができる。さてこのようにして各
ルートに対して到着時刻が付与されると、その情報は図
3のメインコンピュータ32からサプライヤコンピュー
タ36に送られる。ここでサプライヤコンピュータ36
は製品出荷先ごとに設けられており、この製品出荷先に
対して、どの出荷地点(工場)をまわって荷を積みどの
入荷地点に運搬して荷を降ろし、そして何時に到着する
べきかの情報が伝えられる。サプライヤコンピュータ3
6はこれに基づいて運行ダイヤを算出する。このときサ
プライヤの都合によってダイヤが決定される。
【0067】図18は例えば9:30分に到着すること
が求められている便の運行ダイヤを例示している。(1)
はサプライヤが休憩時間や直間のあき時間を無視して走
行と荷役作業を実施する方法を採用したときに算出され
るダイヤを示している。(2)は休憩時間中は荷役作業も
走行も停止する一方、直間のあき時間は荷役作業も走行
も実施する方法をとったときに算出されるダイヤを示し
ている。(3) は休憩時間と直間のあき時間は荷役作業は
停止する一方、走行は実施する方法を採用したときに算
出されるダイヤを示している。そして(4) は休憩時間も
直間のあき時間も、荷役・走行を停止する方法によると
きに算出されるダイヤを示している。これらは製品出荷
先の都合にあわせてサプライヤコンピュータ36で算出
される結果、各サプライヤの都合に合わせた無理・無駄
のないダイヤが決定される。
【0068】このようにしてサプライヤコンピュータ3
6で算出されたダイヤ情報は、メインコンピュータ32
で集約され、データベース39にダイヤ情報として記憶
される。このダイヤ情報には、サプライヤ毎に定められ
たダイヤが全部一元的に記憶されており、オペレータは
必要に応じてこの情報を参照することができ、必要なも
のを呼び出して検討・修正をすることができる。
【0069】
【発明の効果】この発明によると、複数の出荷地点と複
数の入荷地点間で荷を運搬するに際して、積載率の高い
運搬ルートが決定される他、荷降ろし作業が集中するこ
とのない到着時間が付与され、そのうえに荷出荷先の都
合に合わせたダイヤが決定されることになり、無理・無
駄のない物流が確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの態様を模式的に示す図
【図2】本発明の他の態様を模式的に示す図
【図3】実施例のシステム構成図
【図4】購入計画の内容を示す図
【図5】F−T荷量の内容を示す図
【図6】T別のF−T荷量の内容を示す図
【図7】T別のF−T間最低運搬回数を示す図
【図8】実施例の処理手順図
【図9】混載候補の検討順を示す図
【図10】T別のF−T荷量の一例を示す図
【図11】T別のF−T間最低運搬回数を示す図
【図12】運搬能力の一例を示す図
【図13】図8の手順を具体的に例示する図
【図14】決定されたルート等を示す図
【図15】到着時刻の付与用の表
【図16】車両ごとの滞在時間を例示する図
【図17】時刻毎の滞在車両台数を例示する図
【図18】算出されるダイヤの例を示す図
【符号の説明】
11 第1手段 12 第2手段 13 第3手段 14 第4手段 15 第5手段 16 第6手段 17 第7手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出荷地点から複数の入荷地点へ複
    数の荷運搬車両で荷を運搬する荷運搬車両群のルート決
    定装置であり、 荷ごとにどの出荷地点からどの入荷地点へどれだけの荷
    量を運搬するかを示す情報に基づいて、出荷地点と入荷
    地点の組合せごとに総荷量を算出する第1手段と、 入荷地点を同じくして出荷地点を異にする組合せを入力
    する第2手段と、 前記第2手段で入力された組合せについて、前記第1手
    段で算出された総荷量を集計する第3手段と、 前記第2手段で入力された組合せについて、最低運搬回
    数の最大値を算出する第4手段と、 荷運搬車両の運搬能力を入力する第5手段と、 前記第3手段で集計された総荷量と前記第5手段で入力
    された運搬能力とから運搬回数を算出する第6手段と、 前記第6手段で算出された運搬回数と前記第4手段で算
    出された最低運搬回数とを比較する第7手段とを備え、 前記第7手段で、前者が後者以上とされたときには前記
    第2手段で入力された組合せに基づいてルートを決定
    し、前者が後者未満とされたときには前記第2手段で新
    たな組合せが再度入力されることを特徴とする荷運搬車
    両のルート決定装置。
  2. 【請求項2】 複数の出荷地点から複数の入荷地点へ複
    数の荷運搬車両で荷を運搬する荷運搬車両群のルート決
    定装置であり、 荷ごとにどの出荷地点からどの入荷地点へどれだけの荷
    量を運搬するかを示す情報に基づいて、出荷地点と入荷
    地点の組合せごとに総荷量を算出する第1手段と、 出荷地点を同じくして入荷地点を異にする組合せを入力
    する第2手段と、 前記第2手段で入力された組合せについて、前記第1手
    段で算出された総荷量を集計する第3手段と、 前記第2手段で入力された組合せについて、最低運搬回
    数の最大値を算出する第4手段と、 荷運搬車両の運搬能力を入力する第5手段と、 前記第3手段で集計された総荷量と前記第5手段で入力
    された運搬能力とから運搬回数を算出する第6手段と、 前記第6手段で算出された運搬回数と前記第4手段で算
    出された最低運搬回数とを比較する第7手段とを備え、 前記第7手段で、前者が後者以上とされたときには前記
    第2手段で入力された組合せに基づいてルートを決定
    し、前者が後者未満とされたときには前記第2手段で新
    たな組合せが再度入力されることを特徴とする荷運搬車
    両のルート決定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の荷運搬車両のル
    ート決定装置に、 決定されたルート毎に入荷地点への到着時刻を付与する
    第8手段が付加されており、その第8手段は荷運搬車両
    の到着頻度が均一となる到着時刻を付与することを特徴
    とする荷運搬車両のルートと到着時刻の決定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の荷運搬車両のルートと
    到着時刻の決定装置に、 荷運搬車両毎に、到着時刻とルートと荷降時間とからそ
    の荷運搬車両が入荷地点に滞在する時間を算出する第9
    手段と、 前記第9手段の算出結果に基づいて、時刻ごとに、入荷
    地点に滞在する荷運搬車両の台数を算出する第10手段
    と、 前記第10手段の算出結果をグラフ表示する第11手段
    と、 前記第11手段で表示されるグラフを参照して前記第8
    手段で付与された到着時刻を修正する第12手段とが付
    加されていることを特徴とする荷運搬車両のルートと到
    着時刻の決定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の荷運搬車両のル
    ートと到着時刻の決定装置に、 決定されたルートと到着時刻と出荷地点の稼動条件とか
    ら、その荷運搬車両のダイヤを演算する装置が、出荷先
    ごとに付加されていることを特徴とする荷運搬車両のダ
    イヤ決定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の荷運搬車両のダイヤ決
    定装置に、出荷先ごとに演算されたダイヤを全荷運搬車
    両について一元的に記憶するダイヤ情報ファイルが付加
    されていることを特徴とする荷運搬車両のダイヤ決定装
    置。
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