JPH0733450Y2 - 屋外筐体の防水構造 - Google Patents

屋外筐体の防水構造

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JPH0733450Y2
JPH0733450Y2 JP1988135063U JP13506388U JPH0733450Y2 JP H0733450 Y2 JPH0733450 Y2 JP H0733450Y2 JP 1988135063 U JP1988135063 U JP 1988135063U JP 13506388 U JP13506388 U JP 13506388U JP H0733450 Y2 JPH0733450 Y2 JP H0733450Y2
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JP
Japan
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waterproof structure
sealing agent
cover
section
abutting
Prior art date
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JP1988135063U
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JPH0255709U (ja
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正巳 花房
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は屋外筐体における分割した複数枚のカバー相
互間の衝合部の防水構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の分野の技術としては、例えば、第2図に
示されるようなレーダー空中線装置のスロットアレーア
ンテナに使用されていた。第3図はこのスロットアレー
アンテナ(以下、アンテナという)を示す横断面図であ
る。このように、アンテナAは、電磁波を放射するスロ
ット導波管1と、このスロット導波管1の直線性を維持
すると同時に、電磁波の指向性を確保するためのホーン
2と、このホーン2内への侵水を防止し、かつ、電磁波
透過が可能な強度部材としての樹脂製カバー3等から主
要部が構成されていた。しかし、このような主要構成部
のみでは、アンテナとしての電気的機能を満足させるこ
とは可能であっても、これを屋外に設置した場合、防水
性能に欠けるため、使用することができない。
したがって、防水性能を確保するためには、ホーン2の
上下部分を金属製薄板で覆う必要があり、金属製薄板を
一体で製造し、ホーン2を覆う構造にすれば防水上理想
的であるが、製造上困難であるから、第3図に示す如
く、金属製薄板よりなるカバー4はアッパーカバー4a
と、ロワーカバー4bとに分割して製造し、ホーン2の外
周にそれぞれ固定するように構成していた。この場合、
アッパーカバー4aとロワーカバー4bの衝合部Bに何らか
の防水処置を施す必要が生ずる。したがって、従来は第
4,5図に示すような防水処理を施していた。
第4図に示す防水処理構造は、両カバー4a,4bの衝合部
B端面にはそれぞれ面取りが施してあり、これら面取り
によって形成された断面V字形の間隙部にはシーリング
剤5を塗り盛りして防水性能を確保すべくなされた例で
ある。
また、第5図は第4図に示した例よりも防水性能が強化
された例で、衝合部Bは、第4図の場合と同様にシーリ
ング剤5が塗り盛りされた上部から、シーリング剤5の
剥離防止と劣化防止のために、アルミ箔テープ6が接着
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成の屋外筐体の防水構造では、第
4,5図いずれの場合でも、衝合部Bの強度が弱く、特に
第4図例ではカバー4aとカバー4bの衝合部Bの強度をシ
ーリング剤5のみに依存しているので、両カバーのう
ち、いずれか一方を押したりすると、シーリング剤5に
亀裂が入り、防水性能が劣化する。また、第5図例に示
す様に衝合部Bをアルミ箔テープ6で被覆した場合、第
4図例と比較して、衝合部Bの強度は増すが、このアル
ミ箔テープ6が、例えば0.05mm以下の厚さでは、まだま
だ強度的に十分なものとは言えない。といっても、アル
ミ箔テープ6をそれ以上の厚さとしていくと、一方のカ
バーを押したくらいでは裂け目が入るおそれはないが、
接着が困難になる。さらに、アルミ箔テープは、購入時
にロール状になっているため、これを伸張しても、巻き
戻ろうとする状態が残っており、アルミ箔の厚さを厚く
すればするほど接着しても剥離し易く、接着作業が困難
であるなどの問題点があった。
本考案はこのような従来の技術が有していた問題点に鑑
みてなされたもので、上下両カバーの衝合部の強度不足
と接着作業の困難さの問題点を除去し、防水性能を一段
と向上せしめた屋外筐体の防水構造を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するために、 機器本体を、分割した複数枚の金属製薄板で覆い、か
つ、相互間の衝合部にシーリング剤の塗布充填を施した
屋外筐体の防水構造において、 前記複数枚の金属製薄板相互間の衝合部に面取り部を形
成し、該衝合部を前記シーリング剤を山形状に塗布充填
し、該シーリング剤上部を断面くの字状の金属製薄板で
被覆固定したものである。
〔作用〕
本考案によれば、以上のように屋外筐体の防水構造を構
成したので、ロール状に巻き取られた金属製薄板を使用
しても、この金属製薄板は、予め断面く字状に形成して
あるから、板厚が厚くても、巻き戻る性質が除去され、
リベット等によるカバーへの固定作業も容易かつ確実に
行なえるように働く。
また、この断面く字状金属性薄板は、断面2次モーメン
トも増強され、機械的には折り曲げ外力にも強くなる。
さらに、衝合された両カバーとこの断面く字状金属製薄
板とで囲まれる空隙が大きくとれるので、この空隙にシ
ーリング剤を従来よりも多く充填し得るようになり、防
水性能が向上する。したがって、前記問題点を除去する
ことが可能になる。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す要部側断面図であっ
て、図示のカバー11のアッパカバー11aとロワーカバー1
1bの両端面には、シーリング剤12の接着面積を大ならし
めるため、面取部111aと111bが施されている。これら面
取部111a,111bの衝合部Cへのシーリング剤12の塗布方
法は必ずしも両カバー11a,11bの上面と面一にする必要
はなく、寧ろ、山盛り状に塗布する。そして、この箇所
の上部へ断面く字状の金属製薄板例えばアルミ薄板13
を、アッパカバー11aとロワーカバー11bに、防水性能を
有するリベット14等で固定する。ここに、アルミ薄板13
を断面く字状に形成したのは、次の2つの理由によるも
のである。まず、第1理由は、このアルミ薄板13がリベ
ット等で、カバー11に確実に固着されるためには、板厚
を厚くする必要がある(試験結果によれば0.1mm以上が
望ましい)。ところが、そのような板厚のものを使用す
ると、購入時にはロール状になっているため、伸張して
リベット等で固定する際、巻き戻ろうとする性質がある
ため、固着作業が困難である。そこで、この巻き戻ろう
とする性質を除去するために、予め断面く字状にしたわ
けである。
第2の理由は、アッパーカバー11a、ロワーカバー11b及
びアルミ薄板13とで形成される空隙を、アルミ薄板13を
断面く字状に形成することによって、大きく確保し、そ
の空隙に防水のためのシーリング剤12を充満させるよう
にしたことである。
〔考案の効果〕
本考案は、以上詳細に説明したように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。
両カバーの衝合部に塗布したシーリング剤の上部を被覆
し固定する断面く字状に形成された金属製薄板は従来技
術よりも厚目のものにしたので、カバーを押し付けたぐ
らいでは、従来のように簡単に亀裂が生ずることがなく
なり、強固な防水構造が得られる。
そして、金属製薄板をく字状としたことにより平板状態
で生じた巻き戻る性質を除去することが可能となり、断
面2次モーメントが増加し、機械的な折り曲げ力に対し
ても強固になり、リベット等によるカバーへの固定作業
が容易かつ確実になる。
また、断面く字状金属製薄板と両カバーとで囲まれる空
隙が広くなるので、シーリング剤の塗布充填量を増加さ
せることができ、衝合部の防水性能の向上化が図れる。
なお、断面く字状の金属製薄板の板厚は0.1mm以上にす
ることにより最も好ましい防水構造が得られる。
さらに、レーダー空中線装置のスロット・アレーアンテ
ナのような屋外に設置する他の筐体の防水構造にも適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部側面図、第2図はレ
ーダー空中線装置を示す外観斜視図、第3図はスロット
アレーアンテナの横断面図で、第4図,第5図はそれぞ
れ従来のカバー衝合部の防水構造を示す側面図である。 11……カバー、11a……アッパーカバー、11b……ロワー
カバー、12……シーリング剤、13……アルミ薄板、14…
…リベット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器本体を、分割した複数枚の金属製薄板
    で覆い、かつ、相互間の衝合部にシーリング剤の塗布充
    填を施した屋外筐体の防水構造において、 前記複数枚の金属製薄板相互間の衝合部に面取り部を形
    成し、該衝合部を前記シーリング剤を山形状に塗布充填
    し、該シーリング剤上部を断面くの字状の金属製薄板で
    被覆固定した事を特徴とする屋外筐体の防水構造。
JP1988135063U 1988-10-18 1988-10-18 屋外筐体の防水構造 Expired - Lifetime JPH0733450Y2 (ja)

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JP1988135063U JPH0733450Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 屋外筐体の防水構造

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JP1988135063U JPH0733450Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 屋外筐体の防水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0255709U JPH0255709U (ja) 1990-04-23
JPH0733450Y2 true JPH0733450Y2 (ja) 1995-07-31

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ID=31394368

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JP1988135063U Expired - Lifetime JPH0733450Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 屋外筐体の防水構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549706B2 (ja) * 1973-05-30 1979-04-26

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JPH0255709U (ja) 1990-04-23

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