JPH07334416A - コンピュータ・システムにおけるページ・モード・メモリの初期設定の方法および手段 - Google Patents

コンピュータ・システムにおけるページ・モード・メモリの初期設定の方法および手段

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JPH07334416A
JPH07334416A JP7134967A JP13496795A JPH07334416A JP H07334416 A JPH07334416 A JP H07334416A JP 7134967 A JP7134967 A JP 7134967A JP 13496795 A JP13496795 A JP 13496795A JP H07334416 A JPH07334416 A JP H07334416A
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JP7134967A
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Russell Grimes Benjamin
ベンジャミン・ラッセル・グライムズ
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    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/06Addressing a physical block of locations, e.g. base addressing, module addressing, memory dedication
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最初にページ・アドレスまたは行アドレスを
提供し、次に列アドレスを提供することによって、特定
のデータにアクセスすることを特徴とするページ・モー
ド・メモリを備えたコンピュータ・システムが提供され
る。 【構成】 これらのアドレスは、行アドレス・ストロー
ブ(RAS)信号および列アドレス・ストローブ(CA
S)信号によってメモリに入力される。RAS信号は、
入力CPUアドレスをレジスタに記憶されている行開始
アドレス情報と比較される。行開始アドレス情報のそれ
ぞれはメモリ・モジュールを装着することができるメモ
リ・ソケットに対応している。開始アドレス情報の決定
を含む、メモリおよびそのメモリ・コントローラを初期
設定するためのアルゴリズムが記述される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ・システム
で用いられるページ・モード・メモリに関し、具体的に
はメモリからデータにアクセスするためにページ・モー
ド・メモリおよびメモリ・コントローラを初期設定する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムでより高速の動
作速度を実現することが求められているため、クロック
周波数を大きくして、中央演算処理装置(CPU)処理
速度を増し、メイン・メモリへのアクセス時間を短縮す
るようになってきている。
【0003】メモリからデータを読み取るのに必要な有
効アクセス時間を減らす1つの手法は、ページ・モード
・メモリを使用することである。つまりメモリを複数の
ページに分割し、各ページが行全体の共通の行アドレス
を有する行から成るようにする。ページの各行は、対応
する列アドレスを有する複数の列を含む。このようなペ
ージ・モード・メモリに記憶されている特定のデータに
アクセスするには、そのデータの行アドレスをメモリに
提供して、データが入っているメモリ内のページを選択
できるようにする。次に、そのデータに関連する列アド
レスをメモリに提供して、アドレス指定した行内または
ページ内の特定のデータを選択できるようにする。一般
には、アドレス指定したデータは次にデータ・バスに読
み出される。
【0004】ページ・モード・メモリの一例は、米国特
許第5034917号で詳述されている。しかし、その
ページ・モード・メモリでは、異なるサイズのメモリ・
モジュールを使用することができず、すべてのモジュー
ル・ソケットにアドレス順に装填しなければならない。
つまり、第1のソケットを空にしたままそれ以降のソケ
ットにメモリ・モジュールを装填することはできない。
さらに、ソケット内の欠陥のあるメモリ・モジュールの
後に、欠陥のないメモリ・モジュールを装填することは
できない。
【0005】この従来技術のページ・モード・メモリを
表す略ブロック図を図1に示す。コンピュータ・システ
ム10は、マイクロプロセッサ11と、メモリ・コント
ローラ12と、それぞれ各ソケットに装着されている複
数のダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DR
AM)シングル・インライン・モジュール14〜17か
ら成るメイン・メモリ13を備えている。プロセッサ1
1は、メモリ・コントローラ12に結合されたバス20
を有する。メモリ・コントローラは、行アドレス選択お
よび列アドレス選択(RAS/CAS)デコーダ21、
アドレス・デコーダ/マルチプレクサ22およびデータ
・バッファ23を備えている。バス25には、DRAM
14〜17内の8ページのメモリの1つを選択するため
の8本の行アドレス・ストローブ(RAS)線、4バイ
ト・ワードのうちの1バイトまたは複数のバイトを選択
するための4本の列アドレス・ストローブ(CAS)
線、および読取りサイクルまたは書込みサイクルを生じ
させるライト・イネーブル線が含まれている。データ・
バス26は、バッファ23とDRAM14〜17の間で
データを転送する。
【0006】アドレス・マルチプレクサ22は、バス2
0上の36ビットのアドレス情報(A0〜A31、BE
0〜BE3)からページ(行)アドレスおよびワード
(列)アドレスを導き出して、多重化バス27を介して
メモリにページ・アドレスを提供し、次にワード・アド
レスを提供する。バイト・イネーブル・ビットBE0〜
BE3が4本のCAS線を制御して、4バイト・ワード
のどのバイトを取り出すかを選択する。プロセッサ11
からのビットA11〜A19はページ(行)アドレスに
対応し、ビットA2〜A11はワード(列)アドレスに
対応する。バス25のRAS線およびCAS線は、ペー
ジ・アドレスおよびワード・アドレスが多重化アドレス
・バス27に順次印加されると活動化されるようにタイ
ミングがとられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本明細書では、任意の
1個のソケット内で8メガバイト(8MB)または32
MBのメモリ・モジュールをどちらでも使用することが
でき、装填されたソケットまたは空のソケットがどんな
順序でもよい、改良されたページ・モード・メモリにつ
いて記載する。各ソケットはプログラマブル開始アドレ
ス・レジスタを備えている。
【課題を解決するための手段】
【0008】本発明は、コンピュータ・システムにおけ
る改良型ページ・モード・メモリのメモリ・コントロー
ラを初期設定し、その後でソケットの1つに欠陥メモリ
・モジュールがあった場合にメモリ・コントローラを再
初期設定する、改良された方法および手段を対象とす
る。
【0009】この改良された方法および手段は、各ソケ
ットにメモリ・モジュールが存在するかしないかに対応
する情報を記憶する存在(プレゼンス)レジスタ、ソケ
ットに装着されている各メモリ・モジュール内のメモリ
量(サイズ)に対応する情報を記憶するIDレジスタ、
存在情報およびサイズ情報を使用して、メモリ・モジュ
ールが装着されているか否かにかかわらず各ソケットの
開始アドレスを算出すること、開始アドレスをそれぞれ
ソケットの1つに対応するそれぞれのプログラム式メモ
リ開始アドレス・レジスタに記憶すること、欠陥がある
ことがわかった各モジュールの存在レジスタ値を空のソ
ケット値に対応するように変更すること、ソケットの開
始アドレス値を再計算すること、およびその新しい値を
開始アドレス・レジスタに記憶することを特徴とする。
【0010】上記および以下で明らかになるその他の諸
目的に従い、本発明について添付図を具体的に参照しな
がら説明する。
【0011】
【実施例】図2は、好ましくは本発明を使用した、好ま
しいシステム29の略ブロック図である。IBMコーポ
レイションから市販のPowerPC601(IBMコ
ーポレイションの商標)プロセッサ(CPU)30は、
全体でプロセッサ・バス34を形成する、32ビット・
アドレス・バス31と64ビット・データ・バス32と
制御バス33を使用している。周辺機器相互接続(PC
I)バス41が、メモリ・コントローラ・モジュール3
6を読取り専用メモリ42およびその他の周辺装置(図
示せず)に接続する。ページ・モード・メモリであるシ
ステム・メモリ40にアクセスする限りでは、モジュー
ル36は図1のRAS/CASデコーダ21に類似した
機能を実行し、モジュール37とそのデータ・バッファ
38は図1のアドレス・デコーダ22およびバッファ2
3に類似した機能を実行する。しかし以下で示すよう
に、メモリ/PCI制御モジュール36は、8メガバイ
ト(8MB)または32MBのメモリ・モジュールのど
ちらかを受け入れるように適合されたメモリ40内の各
ソケットに1つずつ、複数のプログラマブル開始アドレ
ス・レジスタを使用する。この機能(プログラマブル・
アドレス・レジスタ)により、異なるサイズのメモリ・
モジュールを使用することが可能になり、また、メモリ
・モジュールが装着されているソケットの前にある空の
ソケットを任意の順序で使用することも可能になる。
【0012】本願発明は、メモリ40およびそのコント
ローラ36、37を初期設定する方法および手段であ
り、具体的にはプログラマブル開始アドレス・レジスタ
である。しかし、本発明の説明の背景知識を提供するた
めにページ・モード・メモリ(40、36、37)につ
いて簡単に説明する。
【0013】図2のシステム29は、4ギガバイト(4
GB)のアドレス空間に32ビット・アドレスA0〜A
31を使用し、そのアドレス空間のうち最大25MB
(8個のモジュールx32MB)だけがメイン・メモリ
40に使用できるものとする。これはページ・モード・
メモリであるため、コントローラ37は上位9個のアド
レス・ビットA0〜A8およびCPUアドレスの上位1
9番目のビット(A18)をデコードするので、メモリ
・アドレス空間のデコードが最小メモリ・モジュールの
サイズである8MBの分解能に制限される。
【0014】8MBのメモリ・モジュールは1MBx7
2ビット(8バイト)であり、10ビット(A9〜A1
8)および10ビット(A19〜A28)はコントロー
ラ37が行アドレスおよび列アドレスを選択するために
使用し、それぞれ1000個のダブル・ワード(8バイ
ト)を含む1000ページを提供する。32MBのメモ
リ・モジュールは4MBx72ビットであり、12ビッ
ト(A7〜A18)および10ビット(A19〜A2
8)が、4000ページのうちの1ページを選択するた
め、および選択されたページ内の1000個のダブル・
ワードのうちの1つを選択するために使用される。これ
らのアドレス・ビットは、図1の多重化アドレス・バス
27に関して説明したのと同様にして、多重化アドレス
・バス45を介してメモリ40に印加される。
【0015】好ましい実施例のメモリ・モジュール51
−0ないし51−7(図3)は、メモリ40のソケット
61−0ないし61−7に装着されているシングル・イ
ンライン・メモリ・モジュール(SIMM)である。コ
ントローラ36には、各ソケット内にSIMMが存在す
るかしないかに対応する情報を記憶する存在レジスタ7
0が含まれている。IDレジスタ71には、各ソケット
内に8MBまたは32MBのSIMMが存在することに
対応する情報が記憶される。メモリ・アドレス・プログ
ラミング・レジスタPR1〜PR7には、ソケット61
−1ないし61−7に装着されているSIMMのそれぞ
れの開始アドレスが記憶される。
【0016】CPU30(図3)は、複数の汎用レジス
タR0〜R9、アドレス回路72、およびアドレス・レ
ジスタ73を、存在レジスタ70、IDレジスタ71、
およびメモリ・アドレス・プログラミング・レジスタP
R0〜PR7とともに使用して、以下に詳述するように
メモリ40およびメモリ・コントローラ36を初期設定
する。
【0017】図4、5、および6にそれぞれ、存在レジ
スタ70、IDレジスタ71、およびメモリ・アドレス
・プログラミング・レジスタPRnの1つに記憶されて
いる情報を示す。レジスタ70内のビット位置D0〜D
7には、ソケット61−0ないし61−7内のSIMM
について、それぞれ0(SIMMが存在しない)または
1(SIMMが存在する)が記憶される。IDレジスタ
71のビット位置D0〜D7には、それぞれ、ソケット
61−0ないし61−7のそれぞれに装着されている8
MBまたは32MBのSIMMについて、0または1が
記憶される。PRnなどの各プログラミング・レジスタ
には、レジスタに対応するソケット内のSIMMの5ビ
ットの開始アドレスSA4〜8と、ソケット番号に対応
する3ビットの値ENC(0〜2)が記憶される。
【0018】各プログラミング(開始アドレス)レジス
タPR1〜PR7の開始アドレス・ビットSA4〜8
は、レジスタのENC(0:2)ビットが指すSIMM
51−1ないし51ー7の開始アドレスを定義する。最
下位アドレス・ソケット61−0の開始アドレスは00
000であるとみなされ、したがって、PR0は装着さ
れている有効な物理メモリの先頭を格納するために使用
される。開始アドレス・レジスタPR1〜PR7はそれ
ぞれ、次のようにプログラムされる。00000=開始
アドレス0、00001=開始アドレス8MB、000
10=開始アドレス16MB、11110=開始アドレ
ス240MB、11111=開始アドレス248MB。
【0019】開始アドレス・レジスタは、ソケット61
ー1(ソケット61−0はアドレス00000とみなさ
れるため)のPR1からソケット61−7のPR7まで
昇順にプログラムされていなければならず、PR0は以
下で示すようにメモリの先頭用である。SIMMに欠陥
があるかまたはソケットに装着されていない場合、その
SIMMは、次のように開始アドレスをプログラミング
することによって除外される。すなわち、SIMM X
開始アドレス=SIMM X+1 開始アドレスの場
合、SIMMは除外される。
【0020】次の表1に、例としてENCビット0〜2
によって識別される開始アドレス・レジスタPR0〜P
R7の1つのマッピングを示す。表のソケット61−
0、61−3ないし61−6がマップ・アウトされる。 ENC 開始アドレス 210 43210 −−− −−−−− ソケット61−0暗黙指定開始アドレス=0 001 00000 ソケット61−1は0MBから開始(0〜8MB) 010 00001 ソケット61−2は8MBから開始(8〜40MB) 011 00101 ソケット61−3は40MBから開始(空) 100 00101 ソケット61−4は40MBから開始(空) 101 00101 ソケット61−5は40MBから開始(空) 110 00101 ソケット61−6は40MBから開始(空) 111 00101 ソケット61−7は40MBから開始(40〜48MB) 000 00110 メモリの先頭48MB
【0021】図7に、CPU30がメモリ40にアクセ
スするときに、行アドレス・ストローブ線RAS0〜R
AS7の1つを選択する回路を図示する。これは、図1
の単純なデコード回路とは異なり、異なるサイズのSI
MM51−0ないし51−7および任意の順序の空/装
填ソケット61−0ないし61−7を使用することがで
きる。
【0022】表1の例を使用して図7について説明す
る。各プログラミング・レジスタPR0〜PR7の開始
アドレス・ビットSA4〜8が、バス82−1ないし8
2−8を介して論理回路80に適用され、固定値SA0
0000もバス83を介してソケット61−0に適用さ
れる。PR0にはメモリ値の先頭が入っていることに留
意されたい。各アドレス値はソケット61−0ないし6
1−7の昇順でアドレス内の次のソケットのアドレス値
と比較される。たとえば、上記の表1では、ソケット6
1−0の開始アドレス・ビット00000は、ソケット
61−1(ENC001)の開始アドレス・ビット00
000と比較される。両者は等しいため、バス81−1
上にはアドレス信号SA4〜8は流れない。バス81−
1はソケット61−0に対応し、このソケットは空であ
るか、または欠陥のあるSIMMが入っていて空ソケッ
トとみなされる。
【0023】同様に、ソケット61−1(表1)の開始
アドレス・ビット00000がソケット61−2の開始
アドレス・ビット00001と比較される。両者は等し
くないため、装填されているソケット61−1およびそ
のSIMM51−1と対応するバス81−2に、ソケッ
ト61−1のアドレス・ビット00000が印加され
る。
【0024】論理回路80内で残りの各開始アドレス値
(表1)について同様の比較が行われ、その結果とし
て、開始アドレス値00001および00101が、
(ソケット61−2およびそれに装着されているSIM
51−2に対応する)バス81−3および(ソケット6
1−7およびそれに装着されているSIM51−7に対
応する)バス81−8に印加される。したがって、開始
ビットSA00000(物理アドレス0に対応)、SA
00001(物理アドレス8MBに対応)、およびSA
00101(物理アドレス40MBに対応)が、バス8
1−2、81−3、および81−8に印加される。これ
らのバスは論理回路84に接続されている。メモリ・ビ
ットの先頭SA00110はバス81−9を介して論理
回路84に印加される。さらに、CPUバス31のアド
レス線A4〜A8が論理回路84に接続されている。行
アドレス・ストローブ線RAS0〜RAS7は論理回路
84の出力線である。
【0025】各SIMMソケットには対応するRAS線
がある。SIMMn RASnを活動化する式は次のと
おりである。
【数1】RASn=SAn≦アドレス<SAn+1
【0026】上式において、 ・ RASnはn番目のSIMMスロットのRAS信号
である。 ・ SAnはn番目のSIMMスロットの開始アドレス
である。 ・ SAn+1は(n+1)番目のSIMMスロットの開
始アドレスである。 ・ アドレスはアクセスするメモリの入力アドレスのビ
ットA4〜A8である。
【0027】たとえば、CPU30がメモリ・アドレス
4MBにあるダブル・ワードにアクセス中であるとする
と、バス31のアドレスビットA4〜A8は00000
で、これはソケット61−1内のSIMM51−1の開
始アドレスと等しく、ソケット61−2内のSIMM5
1ー2の開始アドレスより小さい。したがって、論理回
路84はRAS1にストローブ信号を送り、それがSI
MM51−1に印加される。
【0028】たとえば、CPU30がメモリ・アドレス
41MBにあるダブル・ワードにアクセス中であるとす
ると、バス31のアドレス・ビットA4〜A8は001
01であり、ソケット61−7のSIMM51−7のS
Aビット00101と等しく、メモリ・レジスタPRO
の先頭SAビット00110より小さい。このため、出
力線RAS7にストローブ信号が発生する。ビットA4
〜A8がメモリの先頭ビットより大きい場合、またはC
PUメモリ・サイクル時にCPUバス・ビットA0〜A
8上のアドレスが物理メモリの先頭より大きい場合、従
来の手段(図示せず)によって、例外処理が行われ、メ
モリ・アクセスの完了が妨げられる。
【0029】次に、メモリ40およびそのコントローラ
36を初期設定する方法および手段を対象とする本発明
について説明する。図8のフローチャートは、ROM4
2に記憶されて実行のためにCPU30内のL1キャッ
シュに送られるメモリ初期設定ファームウェアに従っ
て、CPU30が実行する初期設定プロセスの概略を説
明したものである。
【0030】図8において、メモリ初期設定が開始され
(ステップ100)、まずメモリ40の構成が決定され
る(ステップ101)。メモリ・コントローラ36が接
続されている構成用にプログラムされる(ステップ10
2)。ステップ103でメモリがテストされ、1つまた
は複数のエラーが検出された場合(ステップ104)、
欠陥のあるSIMMが構成から論理的に除去され(ステ
ップ105)、メモリ・コントローラ36は新しい構成
用に再プログラムされる(ステップ106)。ステップ
106で再プログラミングされた後、またはステップ1
04でエラーが検出されなかった場合は、プログラムは
ステップ107でメイン・ファームウェア・ルーチンに
戻る。
【0031】図9に、メモリ構成の決定(図8のステッ
プ101)およびメモリ・コントローラのプログラミン
グ(図8のステップ102)の詳細を示す。図9のフロ
ーチャートについて、特に図3を参照しながら説明す
る。
【0032】メモリ・サイズの決定が開始され(ステッ
プ110)、まずソケット61−1ないし61−7に対
応するプログラミング・レジスタPR1〜PR7の開始
アドレスおよびレジスタPR0のメモリ・アドレスの先
頭が入れられる、汎用記憶レジスタR0〜R7を、CP
U30がクリア(ゼロに設定)する(ステップ11
1)。汎用レジスタR8およびR9は、後でSIMM存
在値およびID(サイズ)値を受け取るためにクリアさ
れる。
【0033】ステップ112において、CPU30は存
在レジスタ70をアドレスして、各ソケット61−0な
いし61−7内の所定のピン(図示せず)を、レジスタ
70の対応するビット位置に接続する線52−0ないし
52−7上の存在値に従って設定する。ソケット61−
0ないし61−7にSIMMがない場合は対応するレジ
スタ・ビット位置(図4)が0に設定され、SIMMが
存在する場合はビット位置が1に設定される。
【0034】同様に、CPU30はIDレジスタ71を
アドレスして、各ソケット61−0ないし61−7内の
異なる所定のピン(図示せず)を、レジスタ71の対応
するビット位置に接続する線53−0ないし53−7上
のID値(8MBまたは32MB)に従って設定する。
このビット位置は、8MBおよび32MBのSIMMに
ついて、それぞれ0または1に設定される。
【0035】ステップ113において、CPU30は存
在レジスタ70内のデータを読み取って汎用レジスタR
8に記憶する。
【0036】ステップ114において、CPU30はI
Dレジスタ71内のデータを読み取って汎用レジスタR
9に記憶する。
【0037】ステップ115において、ポインタ90
(図3)がゼロに設定され、SIMM0に対応する情報
が検査される。
【0038】ステップ116において、CPU30は汎
用レジスタR8を読み取り、ポインタを使用して、レジ
スタ7のビットD7(図4)に対応するR8内のビット
を検査して、ソケット61−0にSIMM51−0が装
着されているかどうかを判定する。ソケット61−0に
SIMMが装着されていない場合、CPUはステップ1
17ですべてのソケットを検査したかどうか(すなわち
ポインタ=7であるかどうか)を判定し、検査が済んで
ない場合、CPUはステップ118で現開始アドレス値
(汎用レジスタR0内の00000)を読み取って次の
SIMMアドレス・レジスタR1に記憶する。これでR
0およびR1は両方とも開始アドレス値00000を持
つことになる。ステップ119において、ポインタ値が
1に増分されて次のSIMM/ソケット情報を指すよう
になり、ステップ116が繰り返される。
【0039】しかし、上記のステップ116においてC
PU30がレジスタR8を読み取り、検査したビット位
置がソケット61−0にSIMMが装着されていること
を示していた場合は、CPU30は汎用レジスタR9を
読み取ってレジスタ71のビットD7に対応するR9内
のビットを検査し(図5)、ソケット61−0に装着さ
れているSIMMのタイプ(8MBか32MBか)を判
定する(ステップ120)。SIMMのメモリが8MB
の場合、CPU30はステップ121でアドレス・レジ
スタ73(図3)の値を00001に設定する。SIM
Mのメモリが32MBの場合、CPUはステップ122
でアドレス・レジスタ73に値00100を設定する。
【0040】ステップ123において、CPU30は汎
用レジスタR0からSIMM51−0の現開始アドレス
であるアドレス00000を読み出し、それをアドレス
・レジスタ73の値に加算して、次のSIMM開始アド
レスとして00001または00100を得る。
【0041】ステップ124において、CPUはポイン
タ値が7であるかどうかを検査することによって、ポイ
ンタが指す現SIMM(SIMM51−0)が最後のソ
ケット61−7であるかどうかを判定する。ポインタ値
はまだ0であるため、CPUはステップ125で、次の
SIMM開始アドレス(ステップ123で算出されたア
ドレス)を該当する(次の)汎用レジスタR1に記憶す
る。次にポインタはステップ119で1に増分されて、
レジスタR1、R8、R9に記憶されている次のSIM
M/ソケット情報を指すようになる。次にステップ11
6に戻る。
【0042】ソケット61−1ないし61−7のそれぞ
れについてこのループが繰り返される。ステップ118
(現SIMMが装着されていない場合)またはステップ
125(現SIMMが装着されている場合)のいずれか
において、各ソケット(およびSIMMが装着されてい
る場合は、対応するSIMM51−1ないし51−7)
の開始アドレス値が、汎用レジスタR2〜R7に記憶さ
れる。
【0043】ステップ116でポインタが指す現SIM
MまたはソケットがSIMM51−7、ソケット61−
7の場合、汎用レジスタR0にメモリの先頭値が記憶さ
れなければならない。ステップ116でCPU30がR
8を検査してソケット61−7にSIMMが装着されて
いないと判定すると、ステップ117でCPUはすべて
のSIMMソケットが照会された(すなわちポインタ=
7)と判定する。ステップ126に分岐して、CPU
は、レジスタR7から(前のループで汎用レジスタR7
に記憶された)「次の開始アドレス」を読み取り、レジ
スタR0すなわちメモリの先頭レジスタに記憶する。
【0044】ステップ116においてCPU30が、ソ
ケット61−7にSIMMが装着されていないと判定し
た場合、CPUはステップ120でR9を検査、SIM
Mのタイプ(8MBか32MBか)を決定し、ステップ
121または122で該当する値をレジスタR7内の現
開始アドレスに加算し、次の開始アドレスを得る。ステ
ップ124において、CPU30は最後のSIMMソケ
ットが指されている(ポインタ=7である)と判定し、
ステップ126に分岐する。
【0045】ステップ126において、新たに形成され
た開始アドレスがメモリの先頭汎用レジスタR0に記憶
される。
【0046】(ステップ126で)メモリの先頭値がR
0に記憶された後、CPUはステップ127で記憶レジ
スタR0〜R7の上位3ビットに順次にSIMMソケッ
ト値を記憶する。
【0047】ステップ128において、汎用記憶レジス
タR0〜R7の値がCPU30によって順次に読み取ら
れ、対応するプログラミング開始アドレス・レジスタP
R1〜PR7およびメモリ先頭レジスタPR0に記憶さ
れる。
【0048】ステップ129において、プログラムはメ
モリ・テスト・ルーチンに分岐する。
【0049】前記の表1を使用して、図9のフローチャ
ートの各ステップで行われる操作の簡単な例について説
明する。
【0050】表1の情報は、ソケット61−7ないし6
1−1の存在レジスタ70の値がそれぞれ100001
10であることを必要とする。IDレジスタ71の値
は、SIMM51−7ないし51−0に対してそれぞれ
0XXXX10Xである。これらの値は、図9のステッ
プ113、114でレジスタR8、R9に記憶される。
【0051】各ループのステップ116でソケット61
−0、61−3、61−4、61−5、61−6が指さ
れると、レジスタR0、R3、R4、R5、R6内の各
現開始アドレスが、それぞれ次のレジスタR1、R4、
R5、R6、R7に記憶される。
【0052】ステップ116でソケット61−1が指さ
れていると、レジスタR8からSIMMが装着されてい
ると判定され、レジスタR9から8MBのSIMMが装
着されていると判定される(ステップ120)。ステッ
プ123において、レジスタR1内の現開始アドレス0
0000に値00001が加算され、次の開始アドレス
00001が算出される。ステップ125において、次
の開始アドレスがレジスタR2に記憶され、ステップ1
16から始まるループが繰り返される。この次のループ
で、レジスタR8(ステップ116)およびR9(ステ
ップ120)から、ソケット61−2に32MBのSI
MMが装着されていると判定される。(ステップ123
で)レジスタR2内の現開始アドレス00001に値0
0100が加算されて、ステップ125で次の汎用レジ
スタに入れられる次の開始アドレス00101が算出さ
れる。
【0053】前述のように、この、次の開始アドレス0
0101は、4回のループの実行中にレジスタR4、R
5、R6、およびR7に記憶される。
【0054】次のループの実行中に、ポインタ=7と、
ソケット61−7に対応する情報が検査される。ステッ
プ116、120において、ソケット61−7に8MB
のSIMMが装着されていることかどうかが判定され
る。ステップ123において、レジスタR7内の現開始
アドレス00101に値00001が加算され、指され
ている現ソケット61−7が最後のソケット(ポインタ
=7)であるため、次のアドレス00110がレジスタ
R0に格納される(ステップ126)。
【0055】レジスタR0〜R7にソケット情報が加え
られ(ステップ127)、レジスタR0〜R7内の情報
はステップ128でプログラミング・レジスタPR0〜
PR7に送られる(図3)。これは表1に示す開始アド
レス情報である。
【0056】図10のフローチャートに、メモリ40を
テストし、欠陥のある装着SIMMが検出された場合に
新しいメモリ構成を確立してメモリ・コントローラ36
を新しい構成用に再プログラミングする様子を示す。
【0057】図10のフローチャートのステップ140
でメモリのテストが開始する。ステップ141におい
て、SIMM存在レジスタ70が、その内容が汎用レジ
スタR8(図3)に記憶されることによって保管され
る。ステップ142において、SIMMのIDレジスタ
71が、その内容が汎用レジスタR9に記憶されること
によって保管される。
【0058】ステップ143において、メモリ40のう
ちの装着されているSIMMがテストされる。テスト
は、任意の1つの標準アドレスと、現時点で市販されて
いる様々なパーソナル・コンピュータで実施されるメモ
リのデータ試験を用いて行われる。
【0059】このテストを行っているとき、ファームウ
ェア・ルーチンは、ステップ141および142でレジ
スタR8およびR9に記憶された各ソケット61−0な
いし61−7のSIMMの存在情報およびID(タイ
プ)情報を保持する。
【0060】ステップ143におけるメモリ・テスト時
に、装着されている各SIMMに欠陥があるか否かが判
定される。SIMMに欠陥があると判定された場合はそ
のようにマークされ、CPU30に汎用レジスタR8内
の対応するデータ・ビットを1(SIMMが存在する)
から0(ソケットにSIMMが存在しない)に変更させ
ることによって、装着(存在)SIMM情報から論理的
に除去される。
【0061】メモリ・テストが完了すると、ステップ1
44で装着されているいずれかのSIMMに欠陥があっ
たかどうかが判定される。欠陥のあるSIMMがないと
わかった場合、プログラムはステップ145に分岐し、
メモリ初期設定が完了する。
【0062】ステップ144で1つまたは複数のSIM
Mに欠陥があると判定された場合、ステップ146で、
CPU30が汎用レジスタR8内の新しい装着(存在)
情報を読み取って、存在レジスタ70(図3)に書き込
む。
【0063】これで、メモリ40およびコントローラ3
6は、図9のフローチャートに関して説明したのと本質
的には同様にして再プログラムされるように調整され
る。ステップ211は、CPU30がSIMM開始アド
レスの算出と記憶のために汎用記憶レジスタR0〜R7
をクリアするという点で、図9のステップ111と同じ
である。
【0064】汎用レジスタR8およびR9にはすでに、
装着されているSIMMの存在情報およびID情報が入
っているため、図10のフローチャートに示すルーチン
では図9のステップ112、113、114は不要であ
る。欠陥のあるSIMMのID値は、開始アドレスの算
出では用いられないため、ほとんど重要ではない。ただ
し、「空」ソケットのために選択されたいずれの値(0
または1)にでも設定することができる。
【0065】図10のフローチャートのステップ216
〜228は、図9のフローチャートのステップ116〜
128と同じであり、それらの説明は繰り返さない。た
だし、ステップ228が終了すると、メモリ初期設定の
完了ステップ145に分岐する。
【0066】このように、図10のルーチンはメモリ4
0をテストし、SIMMの欠陥が見つからなかった場合
は同じ構成を維持し、SIMMの欠陥が見つかった場合
はメモリを再構成する。
【0067】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0068】(1)プロセッサと、複数のソケットおよ
び少なくともソケットの一部に任意の順序で装着された
複数のメモリ・モジュールを備えたページ・モード・メ
モリと、プロセッサとメモリを接続しプロセッサによる
プログラム命令の実行時にメモリ・モジュール開始アド
レスを使用してメモリのアクセスを制御するメモリ・コ
ントローラとを有し、異なるメモリ・サイズの前記メモ
リ・モジュールが使用可能なデータ処理システムにおい
て、(a)ソケットに接続されているコントローラの存
在レジスタに、各ソケットに装着されているメモリ・モ
ジュールが存在するかしないかに対応する情報を記憶す
るステップと、(b)ソケットに接続されているコント
ローラのIDレジスタに、装着されている各モジュール
のメモリ量に対応する情報を記憶するステップと、
(c)各メモリ・ソケットごとに1つずつプロセッサ内
の汎用レジスタのグループをクリアするステップと、
(d)存在情報およびメモリ量情報を、それぞれプロセ
ッサ内の第1および第2の追加の汎用レジスタ内に設定
するステップと、(e)プロセッサを動作させて、前記
存在情報および前記メモリ量情報を用いて、装着されて
いる各メモリ・モジュールの開始アドレスを昇順に算出
するステップと、(f)算出された各開始アドレスを、
対応するメモリ・モジュールが装着されているソケット
に対応する汎用レジスタの1つに記憶するステップと、
(g)プロセッサを動作させて、コントローラ・プログ
ラミング・レジスタに、各ソケットごとに1つずつ、対
応する汎用レジスタ内の開始アドレスを記憶するステッ
プとを含む、メイン・メモリおよびそのコントローラを
初期設定する方法。 (2)装着されているメモリ・モジュールに欠陥がない
かテストするステップと、第1の追加の汎用レジスタ内
の装着されている各欠陥モジュールに関連する存在レジ
スタ値を、各ソケットにモジュールが存在しないことに
対応するように変更するステップと、ステップc、e、
f、およびgを繰り返してメモリおよびそのコントロー
ラを再初期設定するステップとをさらに含む、上記
(1)に記載の方法。 (3)プロセッサと、複数のソケットおよび少なくとも
ソケットの一部に任意の順序で差し込まれた複数のメモ
リ・モジュールを備えたページ・モード・メモリと、プ
ロセッサとメモリを接続しプロセッサによるプログラム
命令の実行時にメモリ・モジュール開始アドレスを使用
してメモリのアクセスを制御するメモリ・コントローラ
とを有し、異なるメモリ・サイズの前記メモリ・モジュ
ールが使用可能なデータ処理システムにおいて、ソケッ
トに接続され、各ソケットにメモリ・モジュールが存在
するかしないかに対応する情報を記憶する、コントロー
ラ存在レジスタと、ソケットに接続され、装着されてい
る各モジュールのメモリ量に対応する情報を記憶する、
コントローラIDレジスタと、各ソケットごとに1つず
つ、各ソケットの開始アドレスを記憶するプロセッサ内
の汎用レジスタのグループと、プロセッサによって制御
され、存在情報およびメモリ量情報をそれぞれ、プロセ
ッサ内の第1および第2の追加の汎用レジスタ内に設定
する手段と、プロセッサを動作させて、追加のレジスタ
に記憶されている情報を用いて、装着されている各メモ
リ・モジュールの開始アドレスを昇順に算出する手段
と、算出された各開始アドレスを、対応するメモリ・モ
ジュールが装着されているソケットに対応する汎用レジ
スタの1つに記憶する手段と、プロセッサを動作させ
て、コントローラ・プログラミング・レジスタに、各ソ
ケットごとに1つずつ、対応する汎用レジスタ内の開始
アドレスを記憶する手段とを含む、メイン・メモリおよ
びそのコントローラを初期設定する装置。 (4)装着されているメモリ・モジュールに欠陥がない
かテストする手段と、第1の追加の汎用レジスタ内の、
装着されている各欠陥モジュールに関連する存在レジス
タ値を、各ソケットにモジュールが存在しないことに対
応するように変更する手段と、変更された存在レジスタ
値を使用してソケット開始アドレスを再計算し、再計算
されたアドレスを各コントローラ・プログラミング・レ
ジスタに記憶する手段とをさらに含む、上記(3)に記
載の方法。
【0069】
【発明の効果】したがって、本発明の改良された方法お
よび手段は、各SIMMソケットの開始アドレス・レジ
スタを利用して、システムCPUによるメモリ・アドレ
ス時にSIMMが装着されている対応するソケットに印
加される行アドレス・ストローブ信号の選択を行う、ペ
ージ・モード・メモリのための効果的なメモリ初期設定
ルーチンを提供する。
【0070】この改良された方法および手段の1つの利
点は、密なループ環境で、CPU30が計算またはその
他のアクションを行うたびに実際のメモリおよびメモリ
・コントローラ・ハードウェアにアクセスして開始アド
レスの計算を進めなくても、各SIMMソケットの開始
アドレス情報が入手されるようになっている配列にあ
る。SIMMの存在情報およびID情報を得るためにハ
ードウェアは1回ポーリングされ、各ソケットの開始ア
ドレスが1回書き出される。これには、その後、メモリ
・テストによってSIMMに欠陥があると判定された場
合に、再使用できるという利点がある。アルゴリズムが
反復され、新しい開始アドレスが再計算され、その際、
欠陥のある各SIMMは、存在レジスタ70でそのSI
MMが装着されていないと指定することによって論理的
に除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ページ・モード・メモリを備えた従来技術のコ
ンピュータ・システムの略ブロック図である。
【図2】好ましくは本発明を使用した、好ましいコンピ
ュータ・システムの略ブロック図である。
【図3】本発明を実施するために使用する図2のシステ
ムの特定の構成要素を図式的に示す図である。
【図4】図2のシステムの各種レジスタに記憶されてい
る情報を示す図である。
【図5】図2のシステムの各種レジスタに記憶されてい
る情報を示す図である。
【図6】図2のシステムの各種レジスタに記憶されてい
る情報を示す図である。
【図7】CPUがメイン・メモリにアクセスするときに
使用する図2のシステムの構成要素を図式的に示す図で
ある。
【図8】本発明の教示に従ってメイン・メモリおよびメ
モリ・コントローラを初期設定する好ましい方法のステ
ップを示すフローチャートである。
【図9】本発明の教示に従ってメイン・メモリおよびメ
モリ・コントローラを初期設定する好ましい方法のステ
ップを示すフローチャートである。
【図10】本発明の教示に従ってメイン・メモリおよび
メモリ・コントローラを初期設定する好ましい方法のス
テップを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンピュータ・システム 12 メモリ・コントローラ 13 メイン・メモリ 25 バス 26 データ・バス 27 多重化バス 29 システム 32 データ・バス 36 メモリ・コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセッサと、複数のソケットおよび少な
    くともソケットの一部に任意の順序で装着された複数の
    メモリ・モジュールを備えたページ・モード・メモリ
    と、プロセッサとメモリを接続しプロセッサによるプロ
    グラム命令の実行時にメモリ・モジュール開始アドレス
    を使用してメモリのアクセスを制御するメモリ・コント
    ローラとを有し、異なるメモリ・サイズの前記メモリ・
    モジュールが使用可能なデータ処理システムにおいて、 (a)ソケットに接続されているコントローラの存在レ
    ジスタに、各ソケットに装着されているメモリ・モジュ
    ールが存在するかしないかに対応する情報を記憶するス
    テップと、 (b)ソケットに接続されているコントローラのIDレ
    ジスタに、装着されている各モジュールのメモリ量に対
    応する情報を記憶するステップと、 (c)各メモリ・ソケットごとに1つずつプロセッサ内
    の汎用レジスタのグループをクリアするステップと、 (d)存在情報およびメモリ量情報を、それぞれプロセ
    ッサ内の第1および第2の追加の汎用レジスタ内に設定
    するステップと、 (e)プロセッサを動作させて、前記存在情報および前
    記メモリ量情報を用いて、装着されている各メモリ・モ
    ジュールの開始アドレスを昇順に算出するステップと、 (f)算出された各開始アドレスを、対応するメモリ・
    モジュールが装着されているソケットに対応する汎用レ
    ジスタの1つに記憶するステップと、 (g)プロセッサを動作させて、コントローラ・プログ
    ラミング・レジスタに、各ソケットごとに1つずつ、対
    応する汎用レジスタ内の開始アドレスを記憶するステッ
    プとを含む、メイン・メモリおよびそのコントローラを
    初期設定する方法。
  2. 【請求項2】装着されているメモリ・モジュールに欠陥
    がないかテストするステップと、 第1の追加の汎用レジスタ内の装着されている各欠陥モ
    ジュールに関連する存在レジスタ値を、各ソケットにモ
    ジュールが存在しないことに対応するように変更するス
    テップと、 ステップc、e、f、およびgを繰り返してメモリおよ
    びそのコントローラを再初期設定するステップとをさら
    に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】プロセッサと、複数のソケットおよび少な
    くともソケットの一部に任意の順序で差し込まれた複数
    のメモリ・モジュールを備えたページ・モード・メモリ
    と、プロセッサとメモリを接続しプロセッサによるプロ
    グラム命令の実行時にメモリ・モジュール開始アドレス
    を使用してメモリのアクセスを制御するメモリ・コント
    ローラとを有し、異なるメモリ・サイズの前記メモリ・
    モジュールが使用可能なデータ処理システムにおいて、 ソケットに接続され、各ソケットにメモリ・モジュール
    が存在するかしないかに対応する情報を記憶する、コン
    トローラ存在レジスタと、 ソケットに接続され、装着されている各モジュールのメ
    モリ量に対応する情報を記憶する、コントローラIDレ
    ジスタと、 各ソケットごとに1つずつ、各ソケットの開始アドレス
    を記憶するプロセッサ内の汎用レジスタのグループと、 プロセッサによって制御され、存在情報およびメモリ量
    情報をそれぞれ、プロセッサ内の第1および第2の追加
    の汎用レジスタ内に設定する手段と、 プロセッサを動作させて、追加のレジスタに記憶されて
    いる情報を用いて、装着されている各メモリ・モジュー
    ルの開始アドレスを昇順に算出する手段と、 算出された各開始アドレスを、対応するメモリ・モジュ
    ールが装着されているソケットに対応する汎用レジスタ
    の1つに記憶する手段と、 プロセッサを動作させて、コントローラ・プログラミン
    グ・レジスタに、各ソケットごとに1つずつ、対応する
    汎用レジスタ内の開始アドレスを記憶する手段とを含
    む、メイン・メモリおよびそのコントローラを初期設定
    する装置。
  4. 【請求項4】装着されているメモリ・モジュールに欠陥
    がないかテストする手段と、 第1の追加の汎用レジスタ内の、装着されている各欠陥
    モジュールに関連する存在レジスタ値を、各ソケットに
    モジュールが存在しないことに対応するように変更する
    手段と、 変更された存在レジスタ値を使用してソケット開始アド
    レスを再計算し、再計算されたアドレスを各コントロー
    ラ・プログラミング・レジスタに記憶する手段とをさら
    に含む、請求項3に記載の方法。
JP7134967A 1994-06-06 1995-06-01 コンピュータ・システムにおけるページ・モード・メモリの初期設定の方法および手段 Pending JPH07334416A (ja)

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