JPH0733422U - トグル式ワーククランプ装置 - Google Patents

トグル式ワーククランプ装置

Info

Publication number
JPH0733422U
JPH0733422U JP6479793U JP6479793U JPH0733422U JP H0733422 U JPH0733422 U JP H0733422U JP 6479793 U JP6479793 U JP 6479793U JP 6479793 U JP6479793 U JP 6479793U JP H0733422 U JPH0733422 U JP H0733422U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp member
toggle
work
side clamp
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6479793U
Other languages
English (en)
Inventor
清二郎 大野
善光 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP6479793U priority Critical patent/JPH0733422U/ja
Publication of JPH0733422U publication Critical patent/JPH0733422U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプするワークの厚さに拘らず、一定の
クランプ力をもってワークをクランプすること。 【構成】 固定側クランプ部材1と、固定側クランプ部
材1に対して離接する方向に平行移動可能に設けられ固
定側クランプ部材1との間にワークを挟んでワークをク
ランプする可動側クランプ部材3と、一方の脚端を可動
側クランプ部材3に連結され要端をトグル駆動リニアア
クチュエータ27と駆動されたトグルリンク21、23
と、固定側クランプ部材1と固定連結され可動側クラン
プ部材3の平行移動方向に傾斜した傾斜ラッチ下面37
を有する固定ラッチ部材39と、トグルリンク23の脚
端に設けられ一方の脚端が静止して状態にてトグルリン
グ21、23がトグル駆動リニアアクチュエータ27に
より開脚方向へ駆動されることにより傾斜ラッチ下面3
7に係合するラッチブロック43とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワーククランプ装置に関し、特にロボットハンドなどにて使用され るトグル式ワーククランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マニピュレータなどにて使用されるワーククランプ装置として、固定側クラン プ部材と、前記固定側クランプ部材に対して離接する方向に平行移動可能に設け られ前記固定側クランプ部材との間にワークを挟んでワークをクランプする可動 側クランプ部材と、一方の脚端を前記可動側クランプ部材に連結され他方の脚端 を前記固定側クランプ部材に連結され要(かなめ)端を流体圧シリンダ装置など のトグル駆動リニアアクチュエータと駆動されたトグルリンクとを有し、トグル 駆動リニアアクチュエータによるトグルリンクの開脚により前記可動側クランプ 部材を固定側クランプ部材に近づく方向へ平行移動させ、この平行移動により可 動側クランプ部材と固定側クランプ部材とによりワークを挟んでこれをクランプ するトグル式ワーククランプ装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き構成によるトグル式ワーククランプ装置においては、可動側クラン プ部材と固定側クランプ部材との間に挟まれるワークの厚さによってワーククラ ンプ時のトグルリンクの開脚角度が変化し、この開脚角度はワーク厚さが厚いほ ど小さくなる。
【0004】 トグルリンクは、開脚角度が大きいほど、即ち180度に近いほど、同一駆動 力において大きいクランプ力を発生するから、このトグル式ワーククランプ装置 においては、ワークが厚いほど、即ちクランプするワークが厚板であるほど、ク ランプ力が小さくなり、クランプ力が板厚に依存して変動する欠点がある。
【0005】 本考案は、従来のトグル式ワーククランプ装置に於ける上述の如き問題点に着 目してなされたものであり、クランプするワークの厚さに拘らず、一定のクラン プ力をもってワークをクランプするよう改良されたトグル式ワーククランプ装置 を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の如き目的を達成するため、本考案によるトグル式ワーククランプ装置は 、固定側クランプ部材と、前記固定側クランプ部材に対して離接する方向に平行 移動可能に設けられ前記固定側クランプ部材との間にワークを挟んでワークをク ランプする可動側クランプ部材と、一方の脚端を前記可動側クランプ部材に連結 され要端をトグル駆動リニアアクチュエータと駆動されたトグルリンクと、固定 側クランプ部材と固定連結され前記可動側クランプ部材の平行移動方向に傾斜し た傾斜ラッチ面を有する固定ラッチ部材と、前記トグルリンクの他方の脚端に設 けられ、前記一方の脚端が静止した状態にて前記トグルリンクが前記トグル駆動 リニアアクチュエータにより開脚方向へ駆動されることにより前記傾斜ラッチ面 に係合するラッチブロックとを有していることを特徴としている。
【0007】
【作用】
上述の如き構成によれば、トグルリンクの一方の脚端が静止するまでは、即ち 可動側クランプ部材と固定側クランプ部材との間にワークは挟まれてそれ以上に 可動側クランプ部材が固定側クランプ部材に接近する方向へ平行移動できなくな るまでは、トグルリンクがトグル駆動リニアアクチュエータによって開脚方向( ワーククランプ方向)へ駆動されても、トグルリンクの脚端が自由で位置を拘束 されないため、トグルリンクは、全体が固定側クランプ部材の側に変位するだけ で、初期開脚角度を保つ。
【0008】 可動側クランプ部材と固定側クランプ部材との間にワークは挟まれることによ り、トグルリンクの一方の脚端の固定側クランプ部材の側への移動が規制されて 当該脚端が静止し、この状態にて前記トグルリングがトグル駆動リニアアクチュ エータにより開脚方向へ駆動されることにより、ラッチブロックが固定ラッチ部 材の傾斜ラッチ面に係合し、トグルリンクの他方の脚端が固定側クランプ部材に 係止される。これより更にトグルリンクがトグル駆動リニアアクチュエータによ り開脚方向へ駆動されることによってトグルリンクが初期開脚角度状態より開脚 する。これにより所定のクランプ力をもってワークがクランプされる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0010】 図1〜図3は本考案によるトグル式ワーククランプ装置の一実施例を示してい る。これらの図において、符号1は固定側クランプ部材を、符号3は可動側クラ ンプ部材を各々示している。
【0011】 固定側クランプ部材1は、ロボットアーム5の先端に固定装着され、先端側に ワーククランプ面部7を有している。
【0012】 可動側クランプ部材3は、固定側クランプ部材1に垂直に固定されたガイドロ ッド9にガイドブッシュ11をもって図にて上下方向に摺動可能に係合し、この 係合により固定側クランプ部材1に対して離接する方向に平行移動する。可動側 クランプ部材3の先端側にはワーククランプ面部7と対向するワーククランプ面 部13が設けられている。また可動側クランプ部材3はばね取付ロツド15に設 けられたばね17のばね力により固定側クランプ部材1の側、即ちワーククラン プ方向へ付勢されている。
【0013】 可動側クランプ部材3にはピン19によってトグルリンク21の脚端が枢動廉 列されている。
【0014】 トグルリンク21と23との要端はピン25により流体圧シリンダ装置27の ピスントロッド29と駆動連結されており、流体圧シリンダ装置27はシリンダ 本体31の後端をピン33によって固定側クランプ部材1に枢動可能に取り付け られている。
【0015】 固定側クランプ部材1にはラッチ部材取付板35が固定装着されており、ラッ チ部材取付板35には、可動側クランプ部材3の平行移動方向に傾斜、即ち上下 方向にした階段状の傾斜ラッチ下面37を有する固定ラッチ部材39が固定され ている。傾斜ラッチ下面37はトグルリンク21、23の要端の開脚移動方向、 即ち図にて右方へ進むに従って下方へ傾斜している。
【0016】 トグルリンク23の脚端にはピン41によってラッチブロック43が取り付け られている。ラッチブロック43は、ラッチ部材取付板35に形成されたガイド スリット45に遊嵌合し、トグルリンク21、23が図示の如き初期開脚角度状 態にある時には傾斜ラッチ下面37より離間した位置に位置し、トグルリンク2 1、23が初期開脚角度状態より少し開脚することによって階段状上面47をも って傾斜ラッチ下面37に変位不能に係合する。
【0017】 トグルリンク21、23の初期開脚角度状態は、ばね49のばね力によってト グルリンク23の脚端が図にて左方へ付勢され、トグルリンク23のピン25を 中心としたドグルリンク21に対する図にて反時計廻り方向の回動がドグルリン ク21に取り付けられた板ばねストッパ51との当接により規制されることによ って図示の如く、一義的に設定され、この初期開脚角は比較的大きく設定されて いてよい。
【0018】 上述の如き構成によるトグル式ワーククランプ装置においては、トグルリンク 21、23がトグル駆動リニアアクチュエータである流体圧シリンダ装置27に よって開脚方向(ワーククランプ方向)へ駆動されると、トグルリンク21の脚 端の降下移動が規制されるまでは、即ち固定側クランプ部材1のワーククランプ 面部7上のワークWの上面に可動側クランプ部材3のワーククランプ面部13が 当接するまでは、ばね17のばね力により可動側クランプ部材3が固定側クラン プ部材1の側へ平行移動し、これに伴なってトグルリンク21、23が初期開脚 角度を保って全体的に降下変位する。
【0019】 可動側クランプ部材3のワーククランプ面部13がワーククランプ面部7上の ワークWの上面に当接することにより、可動側クランプ部材3がそれ以上に固定 側クランプ部材1に接近する方向へ平行移動できなくなり、トグルリンク21の 脚端が静止し、この状態にてトグルリング21、23が流体圧シリンダ装置27 によって開脚方向へ駆動されると、トグルリング21と23とが板ばねストッパ 51を弾性変形させつつ開脚し、この開脚によりラッチブロック43の階段状上 面47が固定ラッチ部材39の傾斜ラッチ面37に変位不能に係合し、トグルリ ンク23の脚端が固定側クランプ部材1に対して係止される。
【0020】 これより更にトグルリンク21、23が流体圧シリンダ装置27によって開脚 方向へ駆動されることにより、トグルリンク21、23は、図2、図3に示され ている如く、ワークWの板厚に関係なく、同じ初期開脚角度状態より開脚して所 定のクランプ力をもってワークWをクランプする。
【0021】 以上に於ては、本考案を特定の実施例について詳細に説明したが、本考案は、 これに限定されるものではなく、本考案の範囲内にて種々の実施例が可能である ことは当業者にとって明らかであろう。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から理解される如く、本考案によるトグル式ワーククランプ装置に よれば、クランプするワークの板厚に関係なく、同じ初期開脚角度状態よりトグ ルリンクが開脚してワークのクランプを行うから、クランプするワークの厚さに 拘らず、一定のクランプ力をもってワークを確実にクランプすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるトグル式ワーククランプ装置の一
実施例を示す側面図である。
【図2】本考案によるトグル式ワーククランプ装置を薄
物クランプ状態について示す側面図である。
【図3】本考案によるトグル式ワーククランプ装置を厚
物クランプ状態について示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定側クランプ部材 3 可動側クランプ部材 9 ガイドロッド 21、23 トグルリンク 27 流体圧シリンダ装置 37 傾斜ラッチ下面 39 固定ラッチ部材 43 ラッチブロック 47 階段状上面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側クランプ部材と、 前記固定側クランプ部材に対して離接する方向に平行移
    動可能に設けられ、前記固定側クランプ部材との間にワ
    ークを挟んでワークをクランプする可動側クランプ部材
    と、 一方の脚端を前記可動側クランプ部材に連結され、要端
    をトグル駆動リニアアクチュエータと駆動されたトグル
    リンクと、 固定側クランプ部材と固定連結され、前記可動側クラン
    プ部材の平行移動方向に傾斜した傾斜ラッチ面を有する
    固定ラッチ部材と、 前記トグルリンクの他方の脚端に設けられ、前記一方の
    脚端が静止した状態にて前記トグルリンクが前記トグル
    駆動リニアアクチュエータにより開脚方向へ駆動される
    ことにより前記傾斜ラッチ面に係合するラッチブロック
    と、 を有していることを特徴とするトグル式ワーククランプ
    装置。
JP6479793U 1993-12-03 1993-12-03 トグル式ワーククランプ装置 Pending JPH0733422U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6479793U JPH0733422U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 トグル式ワーククランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6479793U JPH0733422U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 トグル式ワーククランプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0733422U true JPH0733422U (ja) 1995-06-20

Family

ID=13268595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6479793U Pending JPH0733422U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 トグル式ワーククランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733422U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247288A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Ihi Corp 長ストロークロボットハンド
WO2012063710A1 (ja) * 2010-11-10 2012-05-18 株式会社 アマダ 長尺材曲げ加工用ロボットハンド、及び、長尺材曲げ加工システム
KR20170077069A (ko) * 2017-06-15 2017-07-05 이정욱 프레스용 바이스장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010247288A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Ihi Corp 長ストロークロボットハンド
WO2012063710A1 (ja) * 2010-11-10 2012-05-18 株式会社 アマダ 長尺材曲げ加工用ロボットハンド、及び、長尺材曲げ加工システム
JP2012101317A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Amada Co Ltd 長尺材曲げ加工用のロボットハンドおよび長尺材曲げ加工システム
KR20170077069A (ko) * 2017-06-15 2017-07-05 이정욱 프레스용 바이스장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4934674A (en) Two station, single action vise
US5762325A (en) Power actuated gripper
JPH0362424A (ja) 電気スイツチング装置
KR880012139A (ko) 그립핑 장치
JP3707050B2 (ja) クランプ装置
JPH0733422U (ja) トグル式ワーククランプ装置
US5772193A (en) Double supported plunger clamp
US3854354A (en) Plier type toggle wrench
US3920234A (en) Vertical lift toggle clamp
JP2001062771A (ja) トグル式流体圧把持装置
US3807719A (en) Clamp
JPH0621668Y2 (ja) チャック機構
US4909494A (en) Vise with clamping jaws
EP0113558B1 (en) Pinch valve device
JPS6031893Y2 (ja) 工作機械における回転テ−ブルの割出装置
JPH0118313Y2 (ja)
JP2734119B2 (ja) ワーク保持装置
JPH0751220Y2 (ja) ワークのクランプ装置
JP2711504B2 (ja) クランプ装置の開閉装置
JPS63272483A (ja) ロボットハンド用チャック
JP2824806B2 (ja) 2方向クランプ装置
JPH0686818U (ja) プレスブレーキにおけるワーク位置決め装置
JPH0248191Y2 (ja)
JPH0426186Y2 (ja)
JPH07148748A (ja) スライドブロックを有する型構造