JPH0733328Y2 - 多接点レバースイッチ装置 - Google Patents

多接点レバースイッチ装置

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JPH0733328Y2
JPH0733328Y2 JP1991055888U JP5588891U JPH0733328Y2 JP H0733328 Y2 JPH0733328 Y2 JP H0733328Y2 JP 1991055888 U JP1991055888 U JP 1991055888U JP 5588891 U JP5588891 U JP 5588891U JP H0733328 Y2 JPH0733328 Y2 JP H0733328Y2
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JP
Japan
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lever
bearing
hole
bearing body
spring
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Application number
JP1991055888U
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English (en)
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JPH0515262U (ja
Inventor
湧三 清水
Original Assignee
株式会社セイミツ商事
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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビゲーム機等にお
いて、映像を変化させる操作を行うための多接点レバー
スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、球面軸受け機構により自在軸受け
されたレバーの周辺に複数のスイッチを取り付け、この
レバーの揺動により選択的にスイッチをオン,オフする
ようにした多接点レバースイッチが知られている(例え
ば実開昭59−103335号)。ところが球面軸受け
機構は部材間の摩擦接触面積が大きく、従って摩擦抵抗
が大きい。そこで、潤滑油を用いて摩擦抵抗を小さくす
ることが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、本考案は、球
面軸受け機構を省略して機構を単純化し、製造コストを
縮小すると共に、部品間の摩擦接触部を可及的に小さく
して潤滑油を用いることなく軽快なレバー操作を行うこ
とができる多接点レバースイッチ装置を提供することを
課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、中央に軸受け孔1aを有する軸受け体1
と、この軸受け体1の軸受け孔1aに一端側が揺動可能
に貫挿され、中間部には、軸受け孔1aの周縁部に摺動
自在に当接する中空軸3cのような大径部を有するレバ
ー3と、このレバー3の一端側に被挿され、一端が軸受
け体1に、他端がレバー3に夫々係止され、レバー3を
軸受け体1に対して直立位置に復帰させるための押しば
ね6と、軸受け体1との間に所定間隔をおいてこれと平
行に固定され、かつレバー3の一端部を揺動自在に挿通
させてその揺動方向を案内するためのガイド孔7aを有
するガイドプレート7と、このガイドプレート7と軸受
け体1との間において、ガイド孔7aの周辺に固定さ
れ、レバー3の揺動に伴って選択的に接点を開閉させる
複数のスイッチ8とから多接点レバースイッチ装置を構
成した。
【0005】
【作用】本考案の多接点レバースイッチ装置において
は、球面軸受け機構を用いないから構造が簡単で、部品
点数が少ない。軸受け体1に支持されたレバー3は、常
時押しばね6により直立状態に保持される。そして、レ
バー3を傾斜させると、押しばね6が圧縮され、レバー
3の大径部、即ち中空軸3cの端縁のみが軸受け体1の
軸受け孔1aの周縁に点接触するから、レバー3を揺動
させたときの摩擦抵抗は小さい。従って、レバー3の操
作が軽快、円滑に行えるし、部品間の摩耗が少ない。レ
バー3は、押しばね6により自動的に直立した中立位置
に復帰する。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明する。図
において、1は、合成樹脂製の軸受け体で、取付板Bを
介して機器本体へ取り付けられる。この軸受け体1の中
央にはレバー3を揺動可能に挿通させる軸受け孔1aが
設けれており、裏側には複数のブッシュ1bが突出して
いる。軸受け体1の表側の軸受け孔1aの周囲には円形
の座金保持凹所1cが形成され、この凹所1c内に座金
2がはめ込まれている。軸受け体1の裏側の軸受け孔1
aの周辺には円形の凹所1dが形成されている。この凹
所1d内の軸受け孔1aの周囲には環状のばね保持溝1
eが形成されている。
【0007】レバー3は軸受け体1の軸受け孔1aを貫
通して揺動自在に支持されている。このレバー3は、金
属製のシャフト3aと、球形のハンドル3bと、合成樹
脂製の中空軸3cと、ばね受け部材4とを備えている。
ハンドル3bは、シャフト3aの一端のねじ部に螺合さ
れている。中空軸3cは、シャフト3aの中間部に被挿
され、大径部を構成しており、レバー3の中立位置にお
いてその一端面が座金2に接触している。ばね受け部材
4は、ばね受け鍔4aと、筒状スリーブ4bとを備えて
おり、シャフト3aの他端に挿入されストップリング5
で抜け止めされている。
【0008】レバー3のシャフト3aにはまた、押しば
ね6が被挿されている。この押しばね6は、圧縮された
状態で、一端が軸受け体1のばね保持溝1e内に係止さ
れ、他端がばね受け部材4のばね受け鍔4aに係止され
ている。従って、押しばね6は常時レバー3の中空軸3
cの一端面を座金2に圧接させるように付勢し、レバー
3を直立状態に保持している。
【0009】軸受け体1の裏側には、これと間隔をおい
て平行にガイドプレート7が固定されている。ガイドプ
レート7は、合成樹脂製で、表側及び裏側に複数のブッ
シュ7b,7cが突出しており、縁部において軸受け体
1にねじ止めされている。ガイドプレート7の中央に
は、レバー3のばね受け部材4のスリーブ4bを揺動自
在に貫通させ、その揺動方向を案内するガイド孔7aを
有する。
【0010】軸受け体1とガイドプレート7との間に
は、ガイド孔7aの周辺に位置して複数のスイッチ8が
固定されている。スイッチ8は、それと軸受け体1、ガ
イドプレート7の三者を貫通するねじ10により固定さ
れている。スイッチ8は、そのヒンジレバー8aがレバ
ー3の周辺に臨むように配置され、レバー3の揺動時に
スリーブ4bで押圧され、その接点をオンするようにな
っている。スイッチ8は、軸受け体1のブッシュ1b及
びガイドプレート7のブッシュ7bに係合する係合孔8
bを有する。
【0011】ガイドプレート7の裏面には、合成樹脂製
の第2のガイドプレート9が必要に応じて固定される。
このガイドプレート9は、レバー3を挿通させるガイド
孔9aを有する。このガイド孔9aは、レバー3の揺動
方向を案内する形状を成しており、その取付位置により
案内方向を、2方向、4方向及び8方向の3種に変更す
ることができる。ガイドプレート9は、ガイドプレート
7のブッシュ7cに係合する複数の係合孔9bを有す
る。
【0012】上記実施例の多接点レバースイッチにおい
て、レバー3は中空軸3cの先端縁を支点にして揺動す
ることができる。即ち、レバー3が傾斜すると、押しば
ね6を圧縮しつつ中空軸3cの一端の周縁が座金2に点
接触する。中空軸3cは座金2に対する摩擦抵抗が小さ
く、しかも耐摩耗性に富んだポリアセタール樹脂から構
成されている。レバー3は押しばね6の力で軸受け体1
に対して直立した中立位置に自動的に復帰する。レバー
3の揺動方向はガイドプレート7のガイド孔7bにより
案内され、その揺動方向に応じて一つ又は二つのスイッ
チ8のヒンジレバー8aが押され、スイッチ8がオンす
る。レバー3が中立位置にあるときは、全てのスイッチ
8がオフ状態にある。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案は、中央に軸受け
孔1aを有する軸受け体1と、この軸受け体1の軸受け
孔1aに一端側が揺動可能に貫挿され、中間部には、軸
受け孔1aの周縁部に摺動自在に当接する大径部を有す
るレバー3と、このレバー3の一端側に被挿され、一端
が軸受け体1に、他端がレバー3に夫々係止され、レバ
ー3を軸受け体1に対して直立位置に復帰させるための
押しばね6と、軸受け体1との間に所定間隔をおいてこ
れと平行に固定され、かつレバー3の一端部を揺動自在
に挿通させてその揺動方向を案内するためのガイド孔7
aを有するガイドプレート7と、このガイドプレート7
と軸受け体1との間において、ガイド孔7aの周辺に固
定され、レバー3の揺動に伴って選択的に接点を開閉さ
せる複数のスイッチ8とから多接点レバースイッチ装置
を構成したため、球面軸受け機構を用いないから機構が
単純化され、製造コストを縮小することができ、また部
品間の摩擦接触部が極めて少ないから摩擦抵抗が小さ
く、潤滑油を用いずに軽快にレバー操作を行うことがで
きると共に、摩耗が少ないので機械的寿命が長いという
効果を有する。また、レバー3に、金属製のシャフト3
aと、このシャフト3aの一端側に被挿固定された合成
樹脂製のばね受け部材4と、他端側に被挿固定された合
成樹脂製の中空軸3cとを具備させ、レバーの大径の段
部を中空軸3cの端縁により構成すると共に、その端縁
が、軸受体1の軸受孔1aの周縁に装着された金属製の
座金2に摺動自在に当接するよう構成し、ばね受け部材
4には、押しばね6の他端を係止し、かつばね受け部材
4は、ガイドプレート7のガイド孔7aを貫通させ、そ
れの外周面をガイド孔7aに摺接させると共に、スイッ
チ8のヒンジレバー8aに選択的に当接するように構成
したため、合成樹脂製の中空軸3cにより金属製のシャ
フト3aが被覆されるので、レバー3を外観的に美しく
構成することができると共に、使用者に対する接触感覚
を柔らかく、かつ暖かくすることができる。色の異なる
中空軸3cを数種類用意すれば容易にレバー3の色を変
化させることができる。また中空軸3cの端縁を軸受体
1の金属製の座金2に接触させるようにしたため、レバ
ー3を揺動操作するときの両者の摺動がスムーズで、使
用感が軽快であり、かつ摩耗が少なく耐久性が向上する
利点がある。さらに、合成樹脂製のばね受け部材4の外
周面が、ガイドプレート7のガイド孔7aに摺接し、ま
たスイッチ8のヒンジレバー8aに当接するので、同様
に摺動がスムーズで、使用感が軽快であり、かつ摩耗が
少なく耐久性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】多接点レバースイッチ装置の断面図である。
【図2】多接点レバースイッチ装置の底面図である。
【図3】多接点レバースイッチ装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 軸受け体 1a 軸受け孔 3 レバー 3c 中空軸 6 押しばね 7 ガイドプレート 7a ガイド孔 8 スイッチ 8a ヒンジレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に軸受け孔を有する合成樹脂製の軸
    受け体と、 この軸受け体の軸受け孔に一端側が揺動可能に貫挿さ
    れ、中間部には、軸受け孔の周縁部に摺動自在に当接す
    る大径の段部を有するレバーと、 このレバーの一端側に被挿され、一端が前記軸受け体
    に、他端がレバーに夫々係止され、レバーを軸受け体に
    対して直立位置に復帰させるための押しばねと、 前記軸受け体との間に所定間隔をおいてこれと平行に固
    定され、かつ前記レバーの一端部を揺動自在に挿通さ
    せ、レバーの揺動方向を案内するためのガイド孔を有す
    るガイドプレートと、 このガイドプレートと前記軸受け体との間において、ガ
    イド孔の周辺に固定され、前記レバーの揺動に伴って選
    択的に接点を開閉させる複数のスイッチとを具備し、 前記レバーは、金属製のシャフトと、このシャフトの一
    端側に被挿固定された合成樹脂製のばね受け部材と、他
    端側に被挿固定された合成樹脂製の中空軸とを有し、 前記レバーの大径の段部は、前記中空軸の端縁により構
    成され、この中空軸の端縁が、前記軸受体の軸受孔の周
    縁に装着された金属製の座金に摺動自在に当接するよう
    構成され、 前記ばね受け部材は、前記押しばねの他端を係止し、か
    つばね受け部材が、前記ガイドプレートのガイド孔を貫
    通し、それの外周面が、ガイド孔に摺接すると共に、前
    記スイッチのヒンジレバーに選択的に当接するように構
    成されていることを特徴とする多接点レバースイッチ装
    置。
JP1991055888U 1991-06-21 1991-06-21 多接点レバースイッチ装置 Expired - Lifetime JPH0733328Y2 (ja)

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JPH0515262U JPH0515262U (ja) 1993-02-26
JPH0733328Y2 true JPH0733328Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=13011652

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56138833A (en) * 1979-10-23 1981-10-29 Yasuo Ikeuchi Multipolar switch used for television game

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JPH0515262U (ja) 1993-02-26

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