JPH07333248A - 接触式電流計 - Google Patents

接触式電流計

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JPH07333248A
JPH07333248A JP6145715A JP14571594A JPH07333248A JP H07333248 A JPH07333248 A JP H07333248A JP 6145715 A JP6145715 A JP 6145715A JP 14571594 A JP14571594 A JP 14571594A JP H07333248 A JPH07333248 A JP H07333248A
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JP
Japan
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coil
coils
correction
induced
core
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Pending
Application number
JP6145715A
Other languages
English (en)
Inventor
Suetsugi Kagami
末次 各務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MULTI KEISOKKI KK
Original Assignee
MULTI KEISOKKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流計の近傍に電流が流れている導体が接近
していても、目的の電線の電流値を少ない誤差で測定す
る電流計を提供する。 【構成】 U字形の磁気回路を持つコア1の両アーム部
に巻いたコイルM1,M2の外側にチャンネル状のシー
ルド部材2、3をそれぞれ設けて外部からの磁気の影響
を遮蔽するとともに、さらにそれぞれのシールド部材の
外側に空心の補正用コイルΔM1、ΔM2を設け、すべ
てのコイルを直列に接続する。接続極性は測定対象1次
導体4によりコイルM1,M2に誘起される電圧と、対
象外の外部導体5によりコイルM1,M2に誘起される
電圧とを加算したものから、対象外の外部導体5により
補正用コイルΔM1及びΔM2に誘起される電圧を減算
するように接続することで補正が行われ、出力電圧値を
電流値に換算することで、誤差の少ない電流値が測定可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電盤、制御盤等の内
部の、クランプ式電流計を挟み込めないような狭い部分
の電線の電流を測定する接触式電流計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記の接触式電流計は公知であり、例え
ば、図4にその要部を示したようなものがある。11は
コアであって、一方を開放したU字形の磁気回路を形成
している。12,13はコイルで、前記コア11のU字
形の両アーム部にそれぞれ所定ターン巻回され、両コイ
ルはそれぞれの誘起電圧が加算される如き極性で直列に
接続され、その電線の両端は出力端子として、図示しな
い電圧検出手段に接続される。
【0003】前記コア11のU字形の開放部に被電流測
定電線14が存在するように扱うことで、該電線14に
流れる電流がコイル12,13に2次電圧を誘起し、そ
の2次電圧値を出力端子に接続された電圧検出手段によ
り検出測定し、電流値に置き換えて、電流計とするもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電流計にお
いて、U字形のコア11の外側付近に接近して、測定対
象以外の、電流が流れている電線等の導体15が存在す
ると、その導体から出される磁束がU字形コア11を切
り、これがコイル12,13に電圧を誘起させるので、
測定対象電線14の測定電流値に誤差を生じさせ、測定
結果が不正確となる欠点があった。本発明はこのような
欠点を解消した電流計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、U字形のコアのアーム部にコイルを設けて、前記
コイルの内側の、前記コアの開口部内に測定対象の導体
を置くことで前記導体に流れる電流値を求める電流計に
おいて、前記コイルの外側を磁性材で形成したシールド
部材で磁気遮蔽を行うとともに、前記シールド部材の外
側に空心の補正コイルを設け、前記コアの外部周辺に存
在する測定対象外の外部導体によって前記コイルに誘起
される電圧と、前記補正コイルに誘起される電圧とは打
ち消し合う方向に両コイルの極性が接続されることで解
決される。
【0006】また、前記コイル、前記シールド部材、及
び前記補正コイルは、前記U字形のコアの双方のアーム
部に一対としてそれぞれ設け、前記一対のコイル及び前
記一対の補正コイルはそれぞれ各対内の誘起電圧が加算
される極性で直列に接続され、前記加算された両対の誘
起電圧同志は減算される極性で接続されることで解決す
ることができる。
【0007】そして、前記補正コイルの補正量の調整
は、補正コイルの捲き数で行っても良いし、あるいは、
その調整は、補正コイルにより誘起された電圧値を抵抗
器によって分圧して行うことでも同様の結果が得られ
る。
【0008】
【作用】測定用のコイルの外側を遮蔽したシールド部材
は、測定結果に誤差を生じさせる外部導体からの磁束を
遮蔽する。シールド部材の外側に設けた補正用コイルは
外部導体からの磁束を捕らえて電圧を誘起する。測定用
コイルにもシールド部材を漏洩して進入した外部導体の
磁束が微少電圧を誘起するが、両コイルは逆極性で接続
され、補正コイルの補正量は予め調整されているので、
該電圧は相殺され、誤差の少ない測定結果が得られ、狭
い配電盤等の内部でも周囲の導体を気にすることなく正
確に測定することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の要部の説明的な正面図、図2
はそのAーA’断面図、図3は本発明のコイルの接続の
回路図である。
【0010】1はコアであり、一方を開放したU字形の
磁気回路を形成している。M1及びM2はコイルで、前
記コア1のU字形の両アーム部にそれぞれ所定ターン巻
回されている。前記コイルM1、M2の両コイルの外側
には、前記コイルM1、M2を遮蔽するようにチャンネ
ル状の形状を持った磁性材からなるシールド部材2及び
3を設ける。
【0011】ΔM1、ΔM2は、前記シールド部材2、
3のそれぞれ外側面に設けた補正用コイルであって、前
記コイルM1の外側にシールド部材2を挟んで補正用コ
イルΔM1が所定ターン捲かれ、一方、前記コイルM2
の外側にシールド部材3を挟んで補正用コイルΔM2が
所定ターン捲かれており、ともに空心のコイルで、前記
コア1が形成する磁気回路は使用していない。
【0012】コイルM1と補正用コイルΔM1とは直列
に接続され、また、コイルM2と補正用コイルΔM2と
も直列に接続され、さらに前記の接続されたもの同志も
直列に接続され、その末端の両端は出力端子として、図
示しない電圧検出手段に接続される。
【0013】図3は前記各コイルの接続図であり、上記
したように、各コイルは直列に接続されているが、その
極性は、コイルM1とコイルM2とは、その誘起電圧が
加算されるように接続し、補正用コイルΔM1と補正用
コイルΔM2との接続も、その誘起電圧が加算されるよ
うに接続する。そして、コイルM1とコイルM2との加
算電圧と、補正用コイルΔM1と補正用コイルΔM2と
の加算出力とは、その極性を逆に、相互の出力が打ち消
し合うように接続する。
【0014】被電流測定電線、即ち1次導体4が従来例
同様に、U字形の両突起の中間の開放部にあるようにコ
ア1を取り扱うことで、1次導体4に流れる電流がコイ
ルM1,M2に2次電圧を誘起する。この電圧をそれぞ
れM1V,M2Vとする。
【0015】1次導体4に流れる電流が補正用コイルΔ
M1,ΔM2に対して与える影響はごく微少である。こ
れは、シールド部材2及び3の存在と、補正用コイルΔ
M1,ΔM2は空心であってコア1の磁気回路を使用し
ていないためで、無視できる範囲と考えてよい。
【0016】一方、図1のようにコア1の外側に接近し
て、電流の流れて居る外部導体5が存在しているとすれ
ば、この電流は補正用コイルΔM1及びΔM2に誘起電
圧を発生させる。これらの電圧値をΔM1V及びΔM2
Vとする。
【0017】電流の流れている外部導体5の影響は、シ
ールド部材2及び3が設けられていても、その構造、形
状には種々の制約があるので微少ではあるがコイルM1
及びM2に対して及ぶので、これらのコイルに誘起電圧
を発生させる。これらの電圧値をm1V及びm2Vとす
る。
【0018】前述のように各コイルの接続は、その極性
が、コイルM1とコイルM2との加算出力と、補正用コ
イルΔM1と補正用コイルΔM2との加算出力とは、そ
の極性を逆に、相互の出力が打ち消し合うように接続さ
れているので、前記電流の流れている外部導体5の影響
を含む、前記各コイルに誘起される電圧値の合計は、
【0019】
【数1】
【0020】となり、従って、補正用コイルΔM1及び
ΔM2の捲数を選択することにより、
【0021】
【数2】
【0022】とすれば、コイルM1及びM2に誘起され
る不要な、目的外の電圧を相殺することができ、各コイ
ルを直列に接続した出力端子には、測定の目的である1
次導体4に流れる電流によって誘起された電圧(M1V
+M2V)のみが出力される。
【0023】この出力電圧を図示しない電圧検出手段に
より検出測定し、電流対に置き換えれば、1次導体に流
れる電流値を求めることができる。
【0024】前記実施例では、補正用コイルの調整は捲
数で行うようにしたが、これは各補正用コイルの出力を
抵抗器により分圧させて、既述のように逆極性接続とし
ても調整容易な装置を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、U字形の
電流計に対し、測定用のコイルの外側をシールド部材で
遮蔽した上でさらにその外側に補正用コイルを設け、測
定用のコイルが検出した、測定対象以外の電線の電流値
を、補正用のコイルの検出値で補正するようにしたの
で、狭い配電盤等の内部でも、周囲の導体を気にするこ
となく正確に測定することができる。
【0026】さらに、操作も簡単であり、製品の故障も
少ない。また、金属の露出部が全く無いので、絶縁上、
安心して使用できる上、U字形の向きを気にすることも
なく現場での測定が容易である利点も備えるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の説明的な正面図である。
【図2】本発明の正面図のAーA’断面図である。
【図3】本発明のコイルの接続の回路図である。
【図4】従来の電流計の説明的な正面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 シールド部材 3 シールド部材 4 1次導体(被電流測定電線) 5 2次導体(外部導体) M1 コイル M2 コイル ΔM1 補正用コイル ΔM2 補正用コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字形のコアのアーム部にコイルを設け
    て、前記コイルの内側の、前記コアの開口部内に測定対
    象の導体を置くことで前記導体に流れる電流値を求める
    電流計において、 前記コイルの外側を磁性材で形成したシールド部材で磁
    気遮蔽を行うとともに、 前記シールド部材の外側に空心の補正コイルを設け、前
    記コアの外部周辺に存在する測定対象外の外部導体によ
    って前記コイルに誘起される電圧と、前記補正コイルに
    誘起される電圧とは打ち消し合う方向に両コイルの極性
    が接続されることを特徴とする接触式電流計。
  2. 【請求項2】 前記コイル、前記シールド部材、及び前
    記補正コイルは、前記U字形のコアの双方のアーム部に
    一対としてそれぞれ設け、前記一対のコイル及び前記一
    対の補正コイルはそれぞれ各対内の誘起電圧が加算され
    る極性で直列に接続され、前記加算された両対の誘起電
    圧同志は減算される極性で接続されることを特徴とする
    請求項1に記載の接触式電流計。
  3. 【請求項3】 前記補正コイルの補正量の調整は、補正
    コイルの捲き数で行うことを特徴とする請求項1、2に
    記載の接触式電流計。
  4. 【請求項4】 前記補正コイルの補正量の調整は、補正
    コイルが誘起した電圧を抵抗器によって分圧することで
    行うことを特徴とする請求項1、2に記載の接触式電流
    計。
JP6145715A 1994-06-06 1994-06-06 接触式電流計 Pending JPH07333248A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2020112444A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 東日本電信電話株式会社 プローブ

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