JPH0733183B2 - 吸着パッド - Google Patents
吸着パッドInfo
- Publication number
- JPH0733183B2 JPH0733183B2 JP62298178A JP29817887A JPH0733183B2 JP H0733183 B2 JPH0733183 B2 JP H0733183B2 JP 62298178 A JP62298178 A JP 62298178A JP 29817887 A JP29817887 A JP 29817887A JP H0733183 B2 JPH0733183 B2 JP H0733183B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- suction pad
- sucked
- pad
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、吸着パッドに関する。
たとえば、薄板材等の搬送には吸着パッドを備えた吸着
手段が多く用いられている。この吸着手段に関する技術
は各種提案されており、特開昭57−17432号公報もその
１つである。同公報に開示された吸着手段は、その吸着
パッドの先端面が平坦な面とされ、かつ、その径方向の
ある個所に環状の吸引口が設けられていて、この吸引口
に吸引力が作用するようになっている。このものでは、
吸引口に作用するバキュームによりフォイルを一部ずら
せて１枚のみをうまく吸着して搬送する等の点で有利さ
がある。
手段が多く用いられている。この吸着手段に関する技術
は各種提案されており、特開昭57−17432号公報もその
１つである。同公報に開示された吸着手段は、その吸着
パッドの先端面が平坦な面とされ、かつ、その径方向の
ある個所に環状の吸引口が設けられていて、この吸引口
に吸引力が作用するようになっている。このものでは、
吸引口に作用するバキュームによりフォイルを一部ずら
せて１枚のみをうまく吸着して搬送する等の点で有利さ
がある。
ところが、前記吸着パッドは、専ら吸引口のみによる吸
着によるものであるため、吸着対象である板材等が油引
きのものであると滑ってずれ、バランスが崩れて搬送に
失敗するおそれがある。
着によるものであるため、吸着対象である板材等が油引
きのものであると滑ってずれ、バランスが崩れて搬送に
失敗するおそれがある。
前記事情に鑑みて、この発明は、対象物を位置ずれなど
させずに吸着して、常に安定した搬送を行うことができ
る吸着パッドを提供することを目的とする。
させずに吸着して、常に安定した搬送を行うことができ
る吸着パッドを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、この発明は、少なくとも先端
の吸着部分が断面環状をした弾性材料からなっており、
この吸着部分の内部の空気が吸引排除されることで、前
記吸着部分が被吸着対象に吸着されるようになっている
吸着パッドにおいて、前記吸着部分の先端面である環状
の吸着面に、凹部が形成されており、同凹部は、前記吸
着面が被吸着対象に押し付けられることで内部の空気が
排除されかつその解除により負圧状態になるようになっ
ていることを特徴とする吸着パッドを要旨とする。凹部
が、小さな半球状であって、吸着部分の周方向に多数設
けられて列を作り、この列が半径方向に複数列配備され
ているために、対象物は位置ずれなどさせずに確実に吸
着して、常に安定した搬送を行うことができる。
の吸着部分が断面環状をした弾性材料からなっており、
この吸着部分の内部の空気が吸引排除されることで、前
記吸着部分が被吸着対象に吸着されるようになっている
吸着パッドにおいて、前記吸着部分の先端面である環状
の吸着面に、凹部が形成されており、同凹部は、前記吸
着面が被吸着対象に押し付けられることで内部の空気が
排除されかつその解除により負圧状態になるようになっ
ていることを特徴とする吸着パッドを要旨とする。凹部
が、小さな半球状であって、吸着部分の周方向に多数設
けられて列を作り、この列が半径方向に複数列配備され
ているために、対象物は位置ずれなどさせずに確実に吸
着して、常に安定した搬送を行うことができる。
以下に、この発明を、その実施例をあらわした図面を参
照しつつ詳しく説明する。
照しつつ詳しく説明する。
第１図ないし第３図は、この発明にかかる吸着パッドの
一実施例をあらわしている。この吸着パッドは、これら
の図にみるように、全体がゴム材料からなっており、そ
の上部に吸引筒１が、また下部に半球状の盤部２が設け
られていて、これらが一体に形成されている。前記吸引
筒１の内部の通路は、図示されてないバキューム装置と
前記盤部２の内部空間３とを接続している。前記盤部２
の先端は吸着部分４とされているとともに、この吸着部
分４の先端面が丸い環状をした吸着面５とされている。
一実施例をあらわしている。この吸着パッドは、これら
の図にみるように、全体がゴム材料からなっており、そ
の上部に吸引筒１が、また下部に半球状の盤部２が設け
られていて、これらが一体に形成されている。前記吸引
筒１の内部の通路は、図示されてないバキューム装置と
前記盤部２の内部空間３とを接続している。前記盤部２
の先端は吸着部分４とされているとともに、この吸着部
分４の先端面が丸い環状をした吸着面５とされている。
ところで、前記吸着面５には、半球状の断面形状をした
凹部６…が多数配列されている。各凹部６は、底面から
みるとその開口周縁が連続した円形の開口をもち、か
つ、第１図にみるように、吸着面５の内周縁部から外周
縁部に到る間となる半径方向に３列配備されているとと
もに、それらが周方向に千鳥状となるように配列されて
いる。
凹部６…が多数配列されている。各凹部６は、底面から
みるとその開口周縁が連続した円形の開口をもち、か
つ、第１図にみるように、吸着面５の内周縁部から外周
縁部に到る間となる半径方向に３列配備されているとと
もに、それらが周方向に千鳥状となるように配列されて
いる。
前記のように、この発明にかかる吸着パッドは、吸着部
分の先端である吸着面に凹部が配列されていて、第３図
（ａ）にみるように、バキューム装置による吸引前の押
さえ付けにより、吸着部分４が弾性変形して同図（ｂ）
のように押し潰されたようになって、内部の空気が排除
され、そののち前記押し付けが解除されることで、同図
（ｃ）のように内部が負圧状態になる。これにより、同
凹部６…内の負圧力で吸着面５が対象物に吸着し、その
状態で前記バキューム装置が作動することで、前記盤部
２内の空間３の空気が排除されて、本来の吸着作用が発
揮される。このように、本来の吸着とは別に凹部による
前吸着が行えるので、吸着状態は２段階でかつ複合的な
ものとなって、対象物に確実に吸着し、前記油引きのあ
る板材であっても位置ずれなしに確実に吸着して搬送す
ることができる。
分の先端である吸着面に凹部が配列されていて、第３図
（ａ）にみるように、バキューム装置による吸引前の押
さえ付けにより、吸着部分４が弾性変形して同図（ｂ）
のように押し潰されたようになって、内部の空気が排除
され、そののち前記押し付けが解除されることで、同図
（ｃ）のように内部が負圧状態になる。これにより、同
凹部６…内の負圧力で吸着面５が対象物に吸着し、その
状態で前記バキューム装置が作動することで、前記盤部
２内の空間３の空気が排除されて、本来の吸着作用が発
揮される。このように、本来の吸着とは別に凹部による
前吸着が行えるので、吸着状態は２段階でかつ複合的な
ものとなって、対象物に確実に吸着し、前記油引きのあ
る板材であっても位置ずれなしに確実に吸着して搬送す
ることができる。
この発明にかかる吸着パッドは、以上みてきたように構
成されているので、対象物を位置ずれなどさせずに確実
に吸着して、常に安定した搬送を行うことができるよう
になった。
成されているので、対象物を位置ずれなどさせずに確実
に吸着して、常に安定した搬送を行うことができるよう
になった。
第１図はこの発明にかかる吸着パッドの一実施例をあら
わした縦断面図、第２図はその底面図、第３図は凹部が
作用する様子をあらわした断面図で、同図（ａ）は押し
付け直前の状態、同図（ｂ）は押し潰された状態、同図
（ｃ）は押し付けが解除されて吸着した状態をそれぞれ
あらわしている。 ３……空間、４……吸着部分、５……吸着面、６……凹
部
わした縦断面図、第２図はその底面図、第３図は凹部が
作用する様子をあらわした断面図で、同図（ａ）は押し
付け直前の状態、同図（ｂ）は押し潰された状態、同図
（ｃ）は押し付けが解除されて吸着した状態をそれぞれ
あらわしている。 ３……空間、４……吸着部分、５……吸着面、６……凹
部
Claims (1)
- 【請求項１】少なくとも先端の吸着部分が断面環状をし
た弾性材料からなっており、この吸着部分の内部の空気
が吸引排除されることで、前記吸着部分が被吸着対象に
吸着されるようになっている吸着パッドであって、 前記吸着部分の先端面である環状の吸着面に、凹部が形
成されており、同凹部は、前記吸着面が被吸着対象に押
し付けられることで内部の空気が排除されかつその解除
により負圧状態になるようになっており、 凹部が、小さな半球状であって、吸着部分の周方向に多
数設けられて列を作り、この列が半径方向に複数列配備
されている、吸着パッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62298178A JPH0733183B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 吸着パッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62298178A JPH0733183B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 吸着パッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01139438A JPH01139438A (ja) | 1989-05-31 |
| JPH0733183B2 true JPH0733183B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=17856221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62298178A Expired - Lifetime JPH0733183B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 吸着パッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733183B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3836326B2 (ja) * | 2001-02-14 | 2006-10-25 | 松下電器産業株式会社 | 高純度標準粒子作製装置 |
| JP2007115017A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Mitsubishi Electric Corp | 情報記録媒体抜き忘れ警報システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0544375Y2 (ja) * | 1987-10-12 | 1993-11-10 |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP62298178A patent/JPH0733183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01139438A (ja) | 1989-05-31 |
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