JPH0556376U - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

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JPH0556376U
JPH0556376U JP533892U JP533892U JPH0556376U JP H0556376 U JPH0556376 U JP H0556376U JP 533892 U JP533892 U JP 533892U JP 533892 U JP533892 U JP 533892U JP H0556376 U JPH0556376 U JP H0556376U
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茂男 広瀬
寿夫 小島
良成 外山
研吾 小林
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茂男 広瀬
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁の取付けを一括して容易に行えるようにす
ると共に、強度的にも強く製作時或いは使用時における
変形や破損を抑制できるようにする。 【構成】 吸盤プレート2の外形形状と略一致させた一
枚の薄板の各吸盤孔1対応位置に、プレス等により打抜
き孔9を一括して穿設し、支持片10により可動に支持
される弁体11を形成し、該一枚の薄板を、吸盤プレー
ト2とマニホールドとの間に介在せしめることにより、
連通孔の空気の流れにより連通孔を閉じる方向に付勢さ
れると共に連通孔閉止時に若干の空気の洩れを生じ弾性
力により開方向に付勢される弁6を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、壁面歩行ロボットの壁面吸着用、或いは建築ボード等のハンドリン グ用として利用される吸着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の吸着装置としては、従来、図6、図7に示される如く、複数の吸盤孔 1が穿設された吸盤プレート2に、負圧発生装置3に接続され且つ前記各吸盤孔 1と連通孔4を介して連通するマニホールド5を取付け、前記各吸盤孔1内に、 連通孔4の空気の流れにより連通孔4を閉じる方向に付勢されると共に連通孔4 の閉止時に若干の空気の洩れを生じ弾性力により開方向に付勢される弁6を配設 したものが考えられていた。
【0003】 前記吸着装置を壁面や建築ボード等の被吸着面7に対し吸着させる際には、吸 盤プレート2を被吸着面7に押付けた状態で、負圧発生装置3を作動させると、 各吸盤孔1内の空気が各連通孔4を介してマニホールド5から外部へ排気され、 各吸盤孔1内が負圧となってマニホールド5内と同圧となるため、弁6は開状態 を維持し、吸盤プレート2が被吸着面7に吸着する。
【0004】 この時、被吸着面7の一部に凹凸等があり、前記吸盤プレート2の一部が被吸 着面7に密着せず一部の吸盤孔1内が負圧にならない場合は、連通孔4を通過す る空気の流れが多くなり、吸盤孔1内とマニホールド5内の差圧により弁6が閉 止状態となって連通孔4を塞ぐため、他の吸盤孔1の負圧発生作用の低下が防止 され、吸着装置として充分な吸着力を発揮するようになっており、又、前記弁6 は閉止状態になっても連通孔4を完全に塞いでおらず吸盤孔1からマニホールド 5側へ空気が僅かに洩れているため、前記吸盤プレート2を前記被吸着面7から 引離し凹凸のない他の被吸着面7に移動させた際、吸盤プレート2は該被吸着面 7に密着し、吸盤孔1内の空気が弁6と連通孔4との僅かな隙間からマニホール ド5を経て排気され、吸盤孔1内とマニホールド5内が同圧となり、吸盤孔1内 の弁6が弾性力により開いて吸盤孔1内が負圧に保持され、吸着が行われるよう になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如き吸着装置では、吸盤孔1の数だけ弁6が必要であっ て、しかも、製作時には各弁6を一個ずつ取付けなければならず、非常に手間が かかると共に、弁6は夫々外部からの力に弱く、その製作時或いは使用時におい て曲がったり折れたりしてしまうことも多かった。
【0006】 本考案は、斯かる実情に鑑み、弁の取付けを一括して容易に行い得ると共に、 強度的にも強く製作時或いは使用時における変形や破損の起こりにくい吸着装置 を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数の吸盤孔が穿設された吸盤プレートに、負圧発生装置に接続さ れ且つ前記各吸盤孔と連通孔を介して連通するマニホールドを取付け、前記各吸 盤孔内に、連通孔の空気の流れにより連通孔を閉じる方向に付勢されると共に連 通孔閉止時に若干の空気の洩れを生じ弾性力により開方向に付勢される弁を配設 した吸着装置において、吸盤プレートと略等しい外形形状を有し且つ各吸盤孔対 応位置に支持片により可動に支持される弁体が形成されるよう打抜き孔を穿設し てなる一枚の薄板を、吸盤プレートとマニホールドとの間に介在せしめて前記弁 を構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
従って、吸盤プレートと略等しい外形形状を有し且つ各吸盤孔対応位置に支持 片により可動に支持される弁体が形成されるよう打抜き孔を穿設してなる一枚の 薄板を、吸盤プレートとマニホールドとの間に介在せしめて弁を構成するように しているため、弁の取付けが一括して容易に行われると共に、弁体が支持片に支 持されていることにより、外部からの力に強くなり、その製作時或いは使用時に おいて曲がったり折れたりしてしまうことが少なくなる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1〜図5は本考案の一実施例であって、図中、図6、図7と同一の符号を付 した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図6、図7に示す従来のもの と同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1〜図5に示す如く、吸盤 プレート2の外形形状と略一致させた一枚の薄板8の各吸盤孔1対応位置に、プ レス等により打抜き孔9を一括して穿設し、支持片10により可動に支持される 弁体11を形成し、該一枚の薄板8を、吸盤プレート2とマニホールド5との間 に介在せしめることにより、連通孔4の空気の流れにより連通孔4を閉じる方向 に付勢されると共に連通孔4閉止時に若干の空気の洩れを生じ弾性力により開方 向に付勢される弁6を構成した点にある。
【0011】 尚、図4中、12は各弁体11のマニホールド5側に付着せしめたゴム等のシ ール部材、13は各弁体11に空気による力が作用していない通常の状態におい て連通孔4が開かれた状態に保持されるよう該連通孔4の弁体11側に形成した 大径部である。
【0012】 本実施例においては、吸着装置を壁面や建築ボード等の被吸着面7に対し吸着 させる際には、吸盤プレート2を被吸着面7に押付けた状態で、負圧発生装置3 を作動させると、各吸盤孔1内の空気が各連通孔4を介してマニホールド5から 外部へ排気され、各吸盤孔1内が負圧となってマニホールド5内と同圧となるた め、弁6の支持片10によって支持された弁体11は開状態を維持し、吸盤プレ ート2が被吸着面7に吸着し、この時、被吸着面7の一部に凹凸等があり、前記 吸盤プレート2の一部が被吸着面7に密着せず一部の吸盤孔1内が負圧にならな い場合は、連通孔4を通過する空気の流れが多くなり、吸盤孔1内とマニホール ド5内の差圧により前記弁体11が連通孔4側に吸引され弁6が閉止状態となっ て連通孔4を塞ぐため、他の吸盤孔1の負圧発生作用の低下が防止され、吸着装 置として充分な吸着力を発揮し、又、前記弁6は閉止状態になっても連通孔4を 完全に塞いでおらず吸盤孔1からマニホールド5側へ空気が僅かに洩れているた め、前記吸盤プレート2を前記被吸着面7から引離し凹凸のない他の被吸着面7 に移動させた際、吸盤プレート2は該被吸着面7に密着し、吸盤孔1内の空気が 弁6と連通孔4との僅かな隙間からマニホールド5を経て排気され、吸盤孔1内 とマニホールド5内が同圧となり、吸盤孔1内の弁6が弾性力により開いて吸盤 孔1内が負圧に保持され、吸着が行われる。
【0013】 更に、本実施例の場合、吸盤プレート2と略等しい外形形状を有し且つ各吸盤 孔1対応位置に支持片10により可動に支持される弁体11が形成されるよう打 抜き孔9を穿設してなる一枚の薄板8を、吸盤プレート2とマニホールド5との 間に介在せしめて弁6を構成するようにしているため、弁6の取付けが一括して 容易に行われると共に、弁体11が支持片10に支持されていることにより、外 部からの力に強くなり、その製作時或いは使用時において曲がったり折れたりし てしまうことが少なくなる。
【0014】 尚、本考案の吸着装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考 案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の吸着装置によれば、弁の取付けを一括して容易 に行い得ると共に、強度的にも強く製作時或いは使用時における変形や破損を抑 制し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図1のIV部拡大図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】従来例の側断面図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【符号の説明】
1 吸盤孔 2 吸盤プレート 3 負圧発生装置 4 連通孔 5 マニホールド 6 弁 8 薄板 9 打抜き孔 10 支持片 11 弁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 外山 良成 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)考案者 小林 研吾 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吸盤孔が穿設された吸盤プレート
    に、負圧発生装置に接続され且つ前記各吸盤孔と連通孔
    を介して連通するマニホールドを取付け、前記各吸盤孔
    内に、連通孔の空気の流れにより連通孔を閉じる方向に
    付勢されると共に連通孔閉止時に若干の空気の洩れを生
    じ弾性力により開方向に付勢される弁を配設した吸着装
    置において、吸盤プレートと略等しい外形形状を有し且
    つ各吸盤孔対応位置に支持片により可動に支持される弁
    体が形成されるよう打抜き孔を穿設してなる一枚の薄板
    を、吸盤プレートとマニホールドとの間に介在せしめて
    前記弁を構成したことを特徴とする吸着装置。
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