JPH0733139A - ラップフイルムの収納箱 - Google Patents

ラップフイルムの収納箱

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JPH0733139A
JPH0733139A JP16989593A JP16989593A JPH0733139A JP H0733139 A JPH0733139 A JP H0733139A JP 16989593 A JP16989593 A JP 16989593A JP 16989593 A JP16989593 A JP 16989593A JP H0733139 A JPH0733139 A JP H0733139A
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隆志 薗村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フイルムの仮留め係止の確度を高め、仮留め
部からのフイルムの剥ぎ採りを容易にし、切断開始点と
なる切断具の切断性能の低下を防ぐ。 【構成】 ラップフイルム収納箱の前板1の上端縁から
3〜6mm離れた下方の位置から前板1を覆う掩蓋片5
の先端に至る迄の位置に、その形状が箱体の長手全長に
延びた帯体とし、その帯体の長手中央部と長手両端部と
の3ヶ所でこの帯体幅のほぼ1/2〜3/4の幅と長手
方向に相応の長さをもつ切欠き部を設け、その結果生じ
る2つの突起部がその頂き部を箱体の底板2側に向けて
形成されるように配置されているラップフイルムの収納
箱。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一般家庭や食品販売業等で汎用さ
れているラップフイルムの収納箱の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示す様な前板1、底板2、
後板3、及び脇板8とで形成された上部が開口した長方
形の収納室13と、この収納室13の後板3側縁から収
納室開口部を覆う方向に連接した蓋板4と、その蓋板4
の側縁から前板1を覆う方向に延した掩蓋片5とを有し
た長方形の箱体であって、収納室13に収納した巻回フ
イルムRからラップフイルムFの必要量を引き出して、
箱体の所定の部位に箱体長手方向に沿って配備してある
切断具Kで切断して用いるラップフイルム収納箱は、例
えば実開昭59−28022公報に記載されていて公知
である。この種の箱体の多くは板紙製で、各々の折り線
部で各部位板面をほぼ直角に折り曲げて形成したもので
あり、蓋板4から脇板8を覆う方向に延した脇掩蓋片1
1を有したもの、或いは上記脇掩蓋片11を有しないも
のもある。切断具の配備位置は、前板1の上端部、前板
1と底板2との稜部近傍、掩蓋片5の先端部のいずれか
の板面の夫々刃先が板面から突出する位置であるものが
多い。また、切断具の全体形状(刃先を結ぶ仮想線の形
状)では、直状のもの、凹形弧状のもの、凸形弧状のも
の、V形突形状のもの、台形突形状のもの等、そして切
断具の品種としては、金属製鋸刃、プラスチック製鋸
刃、紙製(バルカナイズド硬化紙を含む)鋸刃、歯山に
砥粒を付けた紙製鋸刃、固着砥粒の紙製平刃(歯山な
し)等の存在が知られている。
【0003】更に、切断具の配備方法としては、予め鋸
刃加工や砥粒固着加工等をして得た切断具である帶体状
小片を、箱体が平旦な板紙である段階で所定の部位板上
に、カシメ具や接着剤等で固定する方法や、箱体となる
板紙の所定の部位板紙そのものに直接、鋸刃加工や砥粒
固着加工等を施して、箱体の一部の板紙を切断具にする
方法等が広く知られている。
【0004】図3は、収納箱の内で蓋板4から脇板8を
覆う方向に延した脇掩蓋片11を有しないもので、掩蓋
片5の先端部裏側に金属製の鋸刃Kをカシメ具12によ
って固定された場合の収納箱を示したもので、図3
(B)は、収納箱から開封片6を局部接合部9の部分の
剥離を進めながら切取り線10で切断除去して開封しょ
うとする段階を、図3(A)は開封してフイルムFを引
き出した段階を示す図である。
【0005】また、掩蓋片5で覆われる前板1にフイル
ムの仮留め部Qを配置した収納箱としては、例えば実開
昭54−80430号公報では樹脂フイルム層や金属箔
層等の表面平滑な長尺部材を前板1の上部表面の箱体の
長手方向に配置することを、実開昭57−49430号
公報では、粘着性接着剤層を前板1の表面の箱長手方向
のほぼ中央部に一箇所に配置することを、特開平1−9
151号公報では、仮留め部に表面平滑に架橋性硬化ニ
スを塗布することをそれぞれ提案している。
【0006】このフイルムの仮留め部Qはいずれも、引
き出したフイルムの切断端部が切断時の弾みで箱内に巻
戻る(次の引き出しが困難になってしまう)現象をフイ
ルムを剥離容易な状態に係止(巻戻り防止)する機能を
持たせるものである。そして、従来の各提案は、仮留め
部の係止力を高め、円形、四角形等の比較的小さな面積
形状の仮留め部を箱体長手方向の中央部に配することを
常として来た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の収納箱には、仮留め(係止)部ではフイルム幅
全体からみた係止力が不足し、切断時や蓋体持ち上げ時
の弾みでフイルムの巻戻りが生じ易い反面、フイルムが
係止している局部では密着力が強固になりすぎて次の引
き出しの際のフイルム端を係止部から剥ぎ採とることが
容易でなく、フイルムの引き出し操作性を悪化させる問
題、及びその剥ぎ採り操作時にフイルムの縦裂け現象を
誘発してその処置に難行する問題、或いは切断具の刃先
で指を傷付ける問題等がある。
【0008】一方、引き出したフイルムをその脇端から
切断する際には、切断開始点となる切断具脇端の切断性
能が設計性能より低下してしまう問題、切断したフイル
ムの脇端部分の形状が直線状にならず不揃いで見苦しく
なる問題もある。この種の不良現象は、掩蓋片の先端に
切断具が配備されている収納箱に顕著である。本発明の
目的は、仮留め部でのフイルム係止能力を低下させない
でフイルムの剥ぎ採りを容易にし、それにより剥ぎ採り
操作時のフイルムの縦裂けを現象や指の傷付け問題を防
ぎ、更には切断開始点となる切断具の切断性能の低下を
防ぎ、切断したフイルムの脇端部の形状が直線状に揃う
ように改善したフイルム収納箱を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下の構成が必要である。すなわち、本
発明は、前板1、底板2、後板3、及び脇板8とで形成
された上部が開口した長方形の収納室13と、その収納
室13の後板3の側縁から収納室開口部を覆う方向に連
接した蓋板4と、その蓋板4の側縁から前板1を覆う方
向に延した掩蓋片5と、該掩蓋片5で覆われる前板1の
表面に切断後のフイルムを係止する仮留め部Qを有した
長方形の箱体であって、上記収納室13に収納した巻回
フイルムRからラップフイルムFの必要量を引き出し上
記掩蓋片5の先端に配備した切断具Kで切断して用いる
ラップフイルムの収納箱において、上記仮留め部Qを上
記前板1の上端縁から3〜6mm離れた位置から上記掩
蓋片5の先端の切断具Kの刃先に至る迄の位置に配置す
ると共に、その形状を箱体の長手全長に延びた帯体と
し、該帯体の長手中央部と長手両端部との3ヶ所で該帯
体幅のほぼ1/2〜3/4の幅と長手方向に相応の長さ
をもつ切欠き部を設け、その結果生じる2つの突起部が
その頂き部を箱体の底板側に向けて形成されるように配
置されていることを特徴とするラップフイルムの収納箱
である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。図1は本
発明の実施例を示すもので、図1(A)は収納箱を例示
した斜視模式図、図1(B)は、図1(A)の収納箱に
なる台紙の平面模式図である。本発明を例示する図1
(A)において、その収納箱そのものは、前板1、底板
2、後板3、及び脇板8とで形成された上部が開口した
長方形の収納室13と、その収納室13の後板3の側縁
から収納室開口部を覆う方向に連接した蓋板4と、その
蓋板4の側縁から前板1を覆う方向に延した掩蓋片5と
を有した長方形の箱体で、収納室13に収納した巻回フ
イルムRからラップフイルムFの必要量を引き出し、掩
蓋片5の先端に配備した切断具Kで切断して用いるラッ
プフイルムの収納箱である。
【0011】ただ、この図1(A)の箱体は、図3
(B)に示す従来品と同様に、開封片6の裏面と前板1
の表面とを貼合している局部接合部9を引き捲り、切取
り線10から開封片6を除去して開封した状態の箱体と
して示している。更に詳細には、蓋板4から脇板8を覆
う方向に延した脇掩蓋片11を有し、長方形の箱体の長
手方向に沿う掩蓋片5の先端縁部の裏面側に、切断具K
としての金属製の鋸刃をカシメ具12で固定した場合の
収納箱で例示している。上述した切断具付き収納箱の構
造は、公知の収納箱と共通する部分であり、従って例え
ば従来技術の項で述べた公知のものと適宜置き換えるこ
とが出来る。
【0012】また、この種の収納箱の引き出したフイル
ムFの切断方法は、巻回フイルムRに連なるフイルムを
前板1と掩蓋片5との間で挾み、掩蓋片5のほぼ中央部
を親指で押えて固定し、掩蓋片先端にある切断具Kの刃
先を頂きにフイルム間でなす角度が45度以下の鋭角に
なる状態に引き出し、端側のフイルムを上方に誘導し、
更にフイルムに張力を与えながら切断具Kの片方の脇端
の刃先がそれに当接するフイルムを突き切る方向に箱体
またはフイルムを斜めに誘導操作する。
【0013】この操作で、フイルムは切断具の片方脇端
の刃先に当接したフイルム脇端側から他方の脇端側に向
けて刃先に沿って順次切断されるのが一般的である。そ
して、前板1と掩蓋片5との間に挟まれた残余のフイル
ムは、次の引き出し端とすることになる。そして、本発
明が従来品と相違するところは、(1)仮留め部Qが、
前板1の上端縁から3〜6mm離れた下方の位置から掩
蓋片5の先端の切断具Kの刃先に至る迄の位置にあるこ
と、(2)仮留め部Qの形状を、箱体の長手全長に延び
た帯体とし、この帯体の長手中央部と長手両端部との3
ヶ所でこの帯体幅のほぼ1/2〜3/4の幅と長手方向
に相応の長さを持つ切欠き部を設け、その結果生じる2
つの突起部がその頂き部を箱体の底板側に向けて形成さ
れるようにした帯体であることである。
【0014】
【作用】この発明の上記構成が果たす役割は、フイルム
切断時に前板1の掩蓋片5で覆われる部分の前板1の長
手方向のいずれかの仮留め部Qで、フイルムの係止(巻
戻り防止)効果を確実に発現させると共に、その係止し
たフイルムの剥ぎ採り時には、3箇所に配した相応の長
さをもつ切欠き部でその摘み採りを容易にする効果を発
揮させる。そのことによって、確実な巻戻り防止の機能
効果と箱体からのフイルムの取出しの容易さとの両立を
具現させることになる。
【0015】一般に、ラップ収納箱はこの種の箱体に限
っても、例えば効き手が右か左か、切断時の箱体を扱う
操作方法、箱に置く指の位置、剥ぎ採り時の摘み採り位
置、剥ぎ採りの順序等の観点で消費者の使い勝手があ
り、その使われ方は千差万別である。従って、上記の構
成は、これ等の全ての使われ方をした時の、前板1に対
するフイルムFの位置やその動きの関係を研究する中
で、いずれの使われ方をしても従来水準より確実な巻戻
り防止の機能効果を発現し、それでいてフイルムFの剥
ぎ採り(取出し)が容易に出来、且つ切断具Kの切断能
やフイルムFの箱体からの引出し性が確保出来る仮留め
部Qの位置と形状とを究明したものである。
【0016】図2は、本発明の仮留め部Qの配置と形状
とを示す前板1の平面模式図で、図2(A)は基本概念
を、図2(B)は形状の変更例を、図2(C)はその具
体的な実施例を示す。まず、図2(A)に於て本発明の
仮留め部Qは、前板1表面の、前板1上端縁からそれを
覆う掩蓋片の先端切断具Kの刃先に至る下方位置(Xに
相当)に、前板上端縁から3〜6mm(X1に相当)離
れた位置から下方に配置される必要がある。この前板1
の上方から下方側へこれを覆う掩蓋片5の先端の切断具
Kの刃先に至る迄の寸法(Xに相当)位置に配置される
必要性は、切断時に指で掩蓋片5を押圧した際、フイル
ムが仮留め部Qに接触係止される確度を高める役割を果
たす。つまり、掩蓋片5のどの位置を押さえることにな
っても、箱体の長手方向全長に伸びた仮留め部Qのいず
こかでフイルムが接触し、そのため係止する確度が高ま
るからである。
【0017】また、前板1の上端縁からX1=3〜6m
m離れた位置から下方に仮留め部Qを配置する必要性
は、仮留め部Qを配置したことで生じるフイルムの箱体
からの引出性の低下を抑制し、更に切断時のフイルムF
の横滑りを防ぎ、そのことで切断具Kの切断能を保持さ
せる役割をさせるためのものである。また、この際の仮
留め部Qの帯幅を、幅の広い突起部分でも、掩蓋片5の
先端の切断具Kの刃先迄に止めることが必要である。む
しろ、刃先部より2〜6mm内側に位置して止めた方が
切り残ったフイルムの縦裂けの発生を防止する上で望ま
しい。
【0018】仮留め部Qの帯体の幅寸法Y1とY2、及
び帯体の切欠き部幅寸法(Y2−Y1)は、前板1上端
縁から採用する掩蓋片5の刃先迄の幅寸法(Xに相
当)、及び箱体全体(フイルム幅と巻量の関係による)
の大きさで定めるものである。一般に、Y1は5〜15
mm、Y2は15〜30mm、(Y2−Y1)は5〜1
5mmの範囲から選ばれる。この際、Y2を帯体の最大
幅とした場合に、Y1の幅が最大幅Y2の1/2〜1/
4の範囲で切欠き部の幅寸法(Y2−Y1)が選ばれる
必要がある。
【0019】また、切欠き部の長手方向の長さは、箱体
の長手中央に位置する長さZ1が50〜160mm、両
端部に位置する長さZ2、Z3は10〜90mmの寸法
範囲であり、これは対象とする箱体の長手寸法(フイル
ム幅の関係による)に応じて選ばれる。その結果生じる
2つの突起部の長手方向の長さL1,L2が25〜12
0mmの範囲で選ばれる。この切欠き部の長手方向の長
さZ1〜Z3は同じ長さ寸法であってもまた別々の寸法
であっても構わないが、中央部のZ1を80〜150m
mと長くとり、Z2、Z3をZ1より短く揃えるのが望
ましい。要するにZ1〜Z3の部分は、フイルムの剥ぎ
採り(取出し)を容易にする部分であり、突起部を含め
た帯体全体は確実な巻戻り防止の機能効果を発現させる
部分に当たる。つまり、その双方調和をこの両者の形状
と面積の大きさで達成させることになり、両端の切欠き
部によって細幅になったまま箱体の端部に至る仮留め部
Qの部分は、切断開始時のフイルム端部の横ずれを防
ぎ、横ずれによる切断具Kの切断能の低下を防止する。
そして、切欠き部でえぐり取られた部分は、係止部から
フイルムの剥ぎ採る際の起点と剥ぎ採り易さの面積であ
り、その切欠き部の頂き部を箱体の底板側に向けて形成
した2つの山の突起部を持つ帯体の全体は、掩蓋片5の
どの位置を押えてする切断操作であっても、そのいずれ
かでフイルムを係止する役割を果たすものである。従っ
て、本発明の仮留め部Qは、収納対象にするフイルムの
幅寸法が、例えば15cm、22cm、30cm、45
cmである場合の様々な大きさの箱体に広く適用するこ
とが出来る利点がある。
【0020】図2(B)は、突起部や切欠き部の形状が
複雑になった場合の例示である。こんな形状の時は、形
状での各部位の寸法区分が曖昧になると考えられるが、
本発明の技術思想は、掩蓋片5で覆われる前板1の表面
のほぼ全面を仮留め部Qの部分と剥ぎ採り対象部とに2
分する際、前板1の長手方向の中央部と両端部の3箇所
に剥ぎ採り対象部を設け、全体に対する仮留め部Qの部
分との面積的調和を図るとする思想のものであるから、
Z1〜Z3(L1、L2)やY1、Y2の寸法位置区分
は図2(B)に示す様に考えることができる。
【0021】一般にはこの形状は単純な形で充分であ
り、図2(C)はその具体的な実施例の模式図である。
本発明の仮留め部Qに用いる部材には、従来公知のもの
が全て採用できるが、中でも架橋性硬化ニスを適宜な厚
みで塗布し乾燥した塗布膜である場合が望ましい。詳し
くは、ラジカル重合型、付加重合型、カチオン重合型の
架橋硬化樹脂ニス等で代表される紫外線架橋性硬化ニス
であることの方が様々な形のものを容易に形成できて望
ましい。
【0022】本発明に用いる板紙は、厚さ0.35〜
1.5mm程度の厚紙で、一般に肉厚のものほど剛性や
強度が高く丈夫な箱が得られるが、折曲げ加工が困難に
なるので、通常は厚み0.35〜0.8mm(秤量で3
10〜550g/m2 )の範囲の比較的薄い方の板紙が
採用される。そして、補助脇板や補助脇掩蓋片や局部接
合部等の一部分である、箱組み立て時に糊代となる部分
は除いた箱体の表面に露出することになる板紙の表面部
は、従来箱の耐水性を高める為に耐水性の印刷用ニス、
又は透明ニス等で全面処理されているのが一般的であつ
たが、この従来品に対し、本発明の収納箱は、フイルム
の引出し性能を一段と高めるため、前板1と折返し片1
4との間の折り線部において、この折り線を中心にして
上下約1〜5mm幅の帯状の範囲には印刷用ニスや透明
ニス等を塗布しない、所謂非ニス塗布部分を形成してお
くことでが望ましい。
【0023】本発明の収納箱に用いる切断具Kは、図1
に示した金属性の直状形状の鋸刃であっても構わない。
しかし、現在市販され、公知の所謂ボックスタイプと呼
称されている箱構造に装着されている掩蓋片5の先端に
V字形状をした刃先をもつ切断具Kを、本発明の収納箱
に適用すれば、フイルムを摘む(剥ぎ採り)操作時にお
いて突出したV字形状をした刃先で手指が切傷するとい
う、従来からの問題を仮留め部Qを設けることにより解
消することができる。
【0024】本発明でいうラップフイルムは、食品包装
に採用されている合成樹脂フイルム、金属箔、薄紙を総
称するものであるが、自己密着力の強い塩化ビニリデン
系樹脂のラップフイルムに適用する場合は、その効果が
一段と顕著となり、望ましいことである。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づいてさらに説明する。
【0026】
【実施例1】肉厚み約0.5mm(秤量400g/
2 )の厚紙を基材として、図1(B)に示す構造をし
た最大部分の箱長さが約240mm目標の収納用板紙台
紙を用意した。この台紙の従来品との相違点は、(1)
印刷加工時に前板1と折返し片14との間の折り線部を
中心線にその上下約3mm幅の帯状の範囲部分に、印刷
用ニスや透明ニス等を塗布しない非ニス塗布部分を形成
しておいたこと、(2)前板1の上端縁から4mm下方
に離れた位置から、下方側へ掩蓋片5の先端の切断具K
の刃先に至る迄の位置に、図2(C)に示す形状の仮留
め部Qを配置したことである。
【0027】この仮留め部Qの形状の具体的寸法は、Y
1は約7mm、Y2は約20mm、(Y2−Y1)は約
13mm、すなわちY1の幅がY2幅の約1/3の幅
で、また切欠き部の長手方向の長さは、箱体の長手中央
に位置するZ1が約112mm、両端部に位置するZ
2、Z3は共に約32mm、すなわち突起部の長手方向
の長さL1=L2=約30mm、前板1の長手全寸法約
236mm、掩蓋片5の刃先迄の幅X=24mmであ
る。
【0028】この仮留め部Qに紫外線架橋性硬化ニス
(商品名:フラッシュドライ、東洋インキ製造(株)社
製)を塗布し、乾燥した。ついで、通常公知の箱体形成
を行ない、紙管に巻回された巻幅寸法約220mmの塩
化ビニリデン系樹脂フイルム(商品名:サランラップ、
旭化成社製)を収納した箱体にした。 この箱体は図3
(B)と同様に、開封片6の裏面と前板1の表面とを貼
合している局部接合部9を引き捲り、切取り線10から
開封片6を除去して開封すると、図1(A)に示す箱体
となった。この箱体を500箱用意した。
【0029】
【比較例1】上記の実施例1に比べ、以下の2点を変更
したフイルム収納箱を500箱用意した。 (1)前板1の上端縁部の非ニス塗布部分の形成をしな
かったこと、(2)仮留め部Qの形状を、幅約15m
m、長さ約70mmの長方形のものとし、それを掩蓋片
5で覆われる前板1の箱体長手中央部にあって、前板1
上端縁から4mm離れた下方の位置から掩蓋片5の先端
の切断具Kの刃先に至る迄の位置に配置したこと。
【0030】この実施例1と比較例1で用意したフイル
ム収納箱を100人のモニターに配布し、下記に示すフ
イルムの引き出し性、切断性等の比較項目について、以
下の評価基準に従い比較評価し、その結果を下記にまと
めた。 評価基準(実施例品について) 1.比較品より極めて悪い 2.比較品より悪
い 3.比較品と同等 4.比較品よりや
や優れる 5.比較品より極めて優れる 評点区分(数値=人数割合) 比較項目 1 2 3 4 5 A.フイルムの係止(巻戻り防止)確度 0 0 1 39 60 B.フイルムの摘み(剥ぎ採り)操作性 0 0 2 14 84 C.フイルムの引き出し性 0 0 2 28 70 D.切断具の機能保持性(横滑り防止) 0 0 4 36 60 E.切断具で手指を傷付けない安全性 0 0 0 8 92
【0031】
【発明の効果】本発明の収納箱は上述の構成をもつこと
により、仮留め部でのフイルムの係止性能が向上し、フ
イルムの剥ぎ採りを容易にする。そして、それにより剥
ぎ採り操作時の指への傷付けを防ぐ効果がある。また、
切断開始点となるフイルムの横滑りを抑制し、切断具の
切断性能の低下を防ぐ効果もある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の図で(A)は収納箱になった
後の状態を示す斜視模式図(B)は(A)の箱体にする
板紙台紙の平面模式図
【図2】本発明の仮留め部Qの配置と形状とを示す前板
の平面模式図
【図3】従来品の収納箱を例示する斜視模式図
【符号の説明】
1 前板 2 底板 3 後板 4 蓋板 5 掩蓋片 6 開封片 7 補助脇板 8 脇板 9 局部接合部 10 切取り線 11 脇掩蓋片 12 カシメ具 13 収納室 Q 仮留め部(フイルム係止部) K 切断具 R 巻回フイルム F フイルム X 前板の上端縁から掩蓋片の刃先迄の寸法 Y1,Y2, 仮留め部の幅寸法 Z1,Z2,Z3 切欠き部の長手方向の長さ L1,L2 仮留め部の長手方向の長さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前板1、底板2、後板3、及び脇板8と
    で形成された上部が開口した長方形の収納室13と、そ
    の収納室13の後板3の側縁から収納室開口部を覆う方
    向に連接した蓋板4と、その蓋板4の側縁から前板1を
    覆う方向に延した掩蓋片5と、該掩蓋片5で覆われる前
    板1の表面に切断後のフイルムを係止する仮留め部Qを
    有した長方形の箱体であって、上記収納室13に収納し
    た巻回フイルムRからラップフイルムFの必要量を引き
    出し上記掩蓋片5の先端に配備した切断具Kで切断して
    用いるラップフイルムの収納箱において、上記仮留め部
    Qを上記前板1の上端縁から3〜6mm離れた位置から
    上記掩蓋片5の先端の切断具Kの刃先に至る迄の位置に
    配置すると共に、その形状を箱体の長手全長に延びた帯
    体とし、該帯体の長手中央部と長手両端部との3ヶ所で
    該帯体幅のほぼ1/2〜3/4の幅と長手方向に相応の
    長さをもつ切欠き部を設け、その結果生じる2つの突起
    部がその頂き部を箱体の底板側に向けて形成されるよう
    に配置されていることを特徴とするラップフイルムの収
    納箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012101685A1 (ja) 2011-01-28 2012-08-02 大和製衡株式会社 組合せ秤
JP2014005079A (ja) * 2012-05-28 2014-01-16 Kureha Corp 包装容器
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