JPH07328115A - 浣腸装置 - Google Patents

浣腸装置

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Publication number
JPH07328115A
JPH07328115A JP6144036A JP14403694A JPH07328115A JP H07328115 A JPH07328115 A JP H07328115A JP 6144036 A JP6144036 A JP 6144036A JP 14403694 A JP14403694 A JP 14403694A JP H07328115 A JPH07328115 A JP H07328115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
enema
pipe
injection
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP6144036A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiari Takemura
善有 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP6144036A priority Critical patent/JPH07328115A/ja
Publication of JPH07328115A publication Critical patent/JPH07328115A/ja
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 患者に対しての安全性が高く、しかも患者の
排出物の体外への排出を確実で衛生的に行うことができ
る浣腸装置を提供する。 【構成】 フレーム1に貫入状態で固定支持された排出
管5とこの排出管5内に遊挿された注入管9とからなる
二重構造を用い、フレーム1内に注入管9に連通する浣
腸液タンク21と排出管5に連通する排出物タンク3と
を隔離画定し、注入管9の先端に浣腸液噴射孔91を形
成するとともにその後端を浣腸液の強制供給機構に接続
し、注入管9に係合する駆動機構の作用により注入管9
の先端を排出管5の先端に対して突出没入可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は浣腸装置に関するもの
であり、特に硬い便を自力排出できない人のための便秘
を解消させる浣腸装置の技術の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からこの目的で使用される浣腸装置
としては、例えば実開昭60−69134号に開示され
たものと特開昭58−157470号に開示されたもの
などが知られている。
【0003】実開昭60−69134号に提案された装
置は、内外筒からなる二重構造を有しており、内筒の先
端側壁には浣腸液の噴出孔が形成されている。外筒の外
周には螺旋状のドリルが形成され、後端はロート状に形
成され、さらに後方には操作用の取っ手が設けられてい
る。使用に際しては、まず外筒を外してその先端を体内
(腸内)に挿入してロート部分に浣腸液を注いでから内
筒を外筒内に押し込む。爾後取っ手を回転させながらさ
らに腸内に押し込む。これにより腸内に溜まっている硬
い便が破砕され、排出物が外筒外周のドリル状の凹部を
経て体外に排出される。
【0004】特開昭58−157470号に提案された
装置の場合には、浣腸液の容器と腸内に挿入される導管
とを接続する管路に流量調節機構が介装されている。導
管には浣腸液の噴出孔が多数形成されている。さらに導
管内の流れを切り換える切換弁機構と水流を利用した排
出物の排出機構と導管を腸内に固定するための固定機構
とが設けられている。使用に際しては導管を体内に挿入
し、弁操作により導管を経て浣腸液を注入する。浣腸液
の注入が終わったら、弁操作により水流とともに排出物
が導管を通って体外に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし実開昭60−6
9134号の装置の場合には、腸内でドリルを回転させ
る故に腸に傷を付けて患者に苦痛を与える恐れがあり、
安全性の点で問題がある。加えて極度に硬い便の場合に
は例え破砕はできても、ドリル状の凹部を経て体外に排
出するために、排出物で患者の周囲を汚し易く、しかも
浣腸操作と排出物の回収作業を人手によって行うために
手間が掛かり、非衛生的である。
【0006】特開昭58−157470号の装置の場合
には、安全性においては特に問題はないものの、導管が
1本だけなので、浣腸液と排出物とが同一の導管を通過
することになり、非衛生的である。また、この装置は極
度に硬い便を対象にした浣腸装置ではないので、極度に
硬い便の場合には、普通の水道水の圧力では、その便を
体外に排出させることは困難であるという欠点がある。
【0007】この発明の目的は、患者に対しての安全性
が高く、しかも排出物の体外への排出を確実に衛生的に
できる浣腸装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、フレームに貫入状態で固定支持した排出管とこの
排出管内に遊挿した注入管とで二重構造を構成し、フレ
ーム内には注入管に連通する浣腸液タンクと排出管に連
通する排出物タンクとを隔離画定し、注入管の先端には
浣腸液噴射孔を形成するとともにその後端は浣腸液の強
制供給機構に接続し、注入管に係合する駆動機構の作用
により注入管の先端を排出管の先端に対して突出没入可
能としたことを、要旨とするものである。
【0009】
【作用】排出管を患者の臀部にセットした後、駆動機構
により注入管が肛門から体内(腸内)に挿入される。次
いで強制供給機構の作用により浣腸液が注入管を経て腸
内に注入されると、その圧力により便と浣腸液とが一体
となった排出物は、体内から注入管を引き抜いた後に排
出管を経て体外に排出される。
【0010】
【実施例】図1および図2にこの発明の浣腸装置の一例
を示す。箱形のフレーム1内には排出物タンク3と浣腸
液タンク21とが隔離画定されており、排出物タンク3
の上方には排出物の排出機構が、また浣腸液タンク21
の上方には浣腸液の強制供給機構と注入管の駆動機構と
が、それぞれ配設されている。
【0011】フレーム1の上部には排出管5がフレーム
1に貫入した状態で固定支持されており、その内部には
注入管9が長手方向に移動可能に挿入されている。必須
要件ではないが、使用上の便宜のため、排出管5と注入
管9とは可撓性であることが望ましい。
【0012】図2に示すように排出管5には、患者の臀
部に排出管5をセットするためのパラボラ形のパッドが
取り付けられている。このパッド7は、排出管5に対し
て着脱可能として、取り替えできるようにすると便利で
ある。更にこのパッド7は、体内(腸内)からの排出物
排出時の漏れを防止する役目も持っている。また注入管
9の先端には浣腸液噴射用の噴射孔91が少なくとも1
個形成されて、一種のノズルを構成している。このノズ
ル部分は、注入管9の先端に螺合等により取付取外がで
きるように設け、再使用時に新しいノズルと交換して使
用するのが衛生的に望ましい。更にこのノズル部分の長
さは、少なくとも患者の体内(腸内)に挿入するのに要
する長さが必要である。
【0013】注入管9の後部は排出管5から突出延在し
てフレーム1内の浣腸液強制供給機構と注入管の駆動機
構とに接続されている。すなわち注入管9はガイド11
により浣腸液タンク21上方の位置に導かれ、さらにガ
イドローラー17を経てポンプ19に接続されている。
このガイド11には、注入管9を介して浣腸液タンク2
1内に排出物が流入するのを防止するためのシール部材
28が複数箇所に埋設されている。ポンプ19は入力側
をタンク21内の浣腸液に接続されており、そのポンプ
作用によりタンク21内の浣腸液を注入管9内に送り出
す働きをする。なお浣腸液タンク21内にはフロートチ
ェック23が設けられており、 これにより浣腸液のレ
ベルを常時検知し、所定以下のレベルになると制御信号
を出力して、図示しない適宜な浣腸液源からタンク21
内に浣腸液を補充する。また浣腸液タンク21内には浣
腸液を加熱するヒーター22と、浣腸液の温度を測定す
る温度センサー28とが設けられている。この温度セン
サーは、浣腸液タンク21内の浣腸液の温度を検出し、
液温が設定温度から外れると制御信号を出力し、図示し
ない制御装置によりヒーター22を作動させて浣腸液タ
ンク21内の浣腸液の液温を設定温度に保っている。こ
の液温の設定温度は、患者の体温に合わせて設定するの
が望ましい。
【0014】ポンプ19とガイド11との間の区間の適
宜な位置において注入管9は1対の駆動ローラー13に
より挟持されている。一方の駆動ローラ13は、モータ
ー15に作動連結されている。したがってモーター15
が回転すると、その回転方向に応じて注入管9は駆動ロ
ーラー13に駆動されて、排出管5内を長手方向に移動
し、これに伴なってその先端が排出管5の先端に対して
突出没入する。この注入管9の先端の排出管5からの突
出量としては、患者の体に合わせた長さが、また注入管
9の先端の排出管5内への没入量としては、所定の引っ
込み長さがそれぞれモーター15の回転を制御する図示
しない制御装置内の設定器で設定する。
【0015】前記のように排出物を排出物タンク3の外
に排出する排出機構は排出物タンク3の上方に配設され
ている。すなわち吸引ポンプ25は入力側をタンク3内
の排出物に、出力側をフレーム1外に延在する排出ホー
ス29に、それぞれ接続されている。またタンク3内に
悪臭がこもるのを避けるために、脱臭器31が付設され
ており、その入力側はタンク3内の排出物面上方の空間
に、出力側はフレーム1外に、それぞれ接続されてい
る。さらに排出物タンク3の排出物面の空間内を負圧に
するために吸引用ブロアー27も設けるのが望ましい。
なお特に図示しないが、フレーム1の下部には適宜なキ
ャスターを付設して、床上で装置全体を自由に移動でき
るようにするのが望ましい。
【0016】使用に際しては、まず消毒液を排出管5内
に流し込み、排出管5内に没入した状態の注入管9も同
時に消毒する。この消毒作業が完了してから、パッド7
を用いて排出管5を患者の臀部にセットする。なお、こ
の消毒作業は、ナースセンターなどに敷設された消毒液
を加圧して噴射可能な消毒装置を使用して行なえばよ
い。この時点では注入管9の先端は排出管5内に没入し
た状態である。ついでモーター15を起動して第1の方
向に回転させることにより、注入管9の先端を排出管5
から突出させて、患者の肛門より体内(腸内)に挿入す
る。これで浣腸動作の準備が整う。
【0017】ついでポンプ19を起動して、タンク21
内の浣腸液を注入管9を経て腸内に強制注入する。注入
が続くと、浣腸液とその液の圧力により便が軟化する。
次いで注入を停止させてモーター15を第2の回転方向
に回転させ、患者の体内から注入管9を抜き取って排出
管5内に没入させると、その軟化した便と浣腸液とが一
体となって排出物となり、その排出物が排出管5を経て
体外に排出される。この際ブロアー27が設けられてい
れば、それにより排出物タンク3内に生じる負圧が排出
管5に作用して、体内(腸内)からの排出管5を介して
の排出物の排出をより円滑にするとともに、排出管5内
の排出物の流れをより円滑にするので、排出物の排出管
5からの排出が容易かつ確実に行なわれる。
【0018】体内(腸内)からの排出物の排出が完了し
たらパッド7を臀部から分離する。その後、浣腸装置を
前記消毒装置が設けられた場所へ移動させ、その消毒装
置を用いて浣腸装置の排出管5内に消毒液を流し込んで
排出管5と注入管9とを十分に消毒してやればよい。な
お注入管9の消毒は、注入管9を駆動機構により所定の
収納場所へ引き込む際に、注入管9のガイド11の先端
部に複数個の消毒液噴射用のノズルを付設し、そのノズ
ルより図示しない消毒液を加圧して噴射させる装置を用
いて注入管9の外周に消毒液を噴射させて消毒するよう
にしてもよい。
【0019】
【他の実施例】図2に示すようにパッド7の中央部に患
者の肛門内に挿入可能な突起部を設けると、体内(腸
内)から排出される排出物が排出管5外へ漏れるのを防
止することができる。またこのパッド7の上面に市販の
紙おむつ等を敷くことによって排出管5から漏れる排出
物がパッド7からはみ出るのを効果的に防止することが
できるので、浣腸完了後の後始末を簡単にすることがで
きる。更に排出物タンク3外への排出物の排出機構とし
ては、前記の吸引ポンプを使用せず、排出物タンク3内
に圧力を掛けて排出物をタンク3外へ排出するようにし
てもよい。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば浣腸に際してはノズル
状の注入管9を患者の体に合わせた挿入量だけ駆動機構
により患者の肛門から体内(腸内)に挿入させることが
できるので、腸に傷付けることもなく、安全性が非常に
高い。また浣腸液の注入を強制供給機構によって行なう
ので、腸内で軟化した便と浣腸液とが一体となって排出
物となり、容易に体外に排出することができるととも
に、排出管5と注入管9とが二重構造で形成されている
ので、浣腸液を排出物とが全く別の導路を通過して排出
されることになり衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の浣腸装置の一例を示す一部断面側面
図である。
【図2】同装置の浣腸液注入ノズル部分を示す断面側面
図である。
【符号の説明】
3 排出物タンク 5 排出管 9 注入管 13 注入管駆動ローラー 15 駆動モーター 19 ポンプ 21 浣腸液タンク 25 吸引ポンプ 29 排出ホース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに貫入状態で固定支持された排出
    管とこの排出管内に遊挿された注入管とからなる二重構
    造を有し、前記フレーム内には注入管に連通する浣腸液
    タンクと排出管に連通する排出物タンクとが隔離画定さ
    れており、注入管の先端には浣腸液噴射孔が形成される
    とともにその後端は浣腸液の強制供給機構に接続されて
    おり、注入管に係合する駆動機構の作用により注入管の
    先端が排出管の先端に対して突出没入可能であることを
    特徴とする浣腸装置。
JP6144036A 1994-06-03 1994-06-03 浣腸装置 Pending JPH07328115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6144036A JPH07328115A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 浣腸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6144036A JPH07328115A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 浣腸装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07328115A true JPH07328115A (ja) 1995-12-19

Family

ID=15352833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6144036A Pending JPH07328115A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 浣腸装置

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JP (1) JPH07328115A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193171A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 国立研究開発法人国立がん研究センター 経肛門ドレーン装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193171A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 国立研究開発法人国立がん研究センター 経肛門ドレーン装置

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