JPH07327826A - 洗米炊飯機の釜蓋センサ取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 釜蓋を開閉操作のときに、該釜蓋は釜蓋セン
サに当接しないように開閉しようとするものである。 【構成】 炊飯器５ａ，５ｂの釜蓋１６ａ，１６ｂの開
閉方向は、釜蓋センサ８ａ，８ｂの取付け位置の反対方
向へ向けて開閉させる構成とした。 【効果】 釜蓋センサの取付け位置と反対方向へ向け
て、釜蓋を開閉させたことにより、この釜蓋センサにこ
の釜蓋が当接することなく開閉できるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、洗米炊飯機の釜蓋セ
ンサ取付装置に関する。

【０００２】

【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
洗米炊飯機では、作業の一例として機枠上部に設けた貯
米タンクから白米の供給を洗米器で受けて、計量、洗米
及び水加減等の各作業が行われた後に、この洗米器下側
に位置した一方側の炊飯器の釜蓋は、該機枠の一方側の
最短距離である一辺側へ向けて蓋開閉手段によって、回
動移動して開状態となり、この釜蓋の開状態を釜蓋セン
サで検出されると、洗米済み白米と水加減された水との
両者は、該炊飯器内へ投下供給され、投下が終了すると
該蓋開閉手段によって、該釜蓋は回動移動されて、該炊
飯器はこの釜蓋によって蓋され、この蓋されたことを該
釜蓋センサで検出されると、この炊飯器で白米の炊飯が
開始される。

【０００３】又上記の一方側で炊飯が開始されると、他
方側の炊飯器上側へ機枠に沿って、貯米タンク及び洗米
器等が移動されて、該貯米タンクから白米の供給を該洗
米器で受けて、計量、洗米及び水加減等の各作業が行わ
れた後に、この洗米器下側に位置した他方側の該炊飯器
の釜蓋は、前回とは反対方向へ蓋開閉手段によって、回
動移動して開状態となり、この釜蓋の開状態を釜蓋セン
サで検出されると、洗米済み白米と水加減された水との
両者は、該炊飯器内へ投下供給され、投下が終了すると
該蓋開閉手段によって、該釜蓋は回動移動されて、該炊
飯器はこの釜蓋によって蓋され、この蓋されたことを該
釜蓋センサで検出されると、この炊飯器で白米の炊飯が
開始される。

【０００４】上記の作業において、各釜蓋センサは同じ
方向位置で各釜蓋上に設けられていて、又各釜蓋の開閉
方向は、互に反対側へ回動開閉することにより、一方側
の該釜蓋が回動開閉のときは、該釜蓋センサ取付位置と
は反対方向へこの釜蓋は回動開閉することにより、この
釜蓋センサへこの釜蓋は当接することはないが、他方側
の該釜蓋が回動開閉のときには、この釜蓋は該釜蓋セン
サ取付位置方向へ回動開閉することにより、この釜蓋セ
ンサへこの釜蓋が当接することがあったが、これを解消
しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
貯米タンク３から白米の供給を受けて洗米、水加減、及
び浸漬する洗米器４、及び運転操作する操作装置７等を
機枠２へ左右移動自在に設け、該洗米器４下側で左右両
側には炊飯器５ａ，５ｂを設け、これら炊飯器５ａ，５
ｂの釜蓋１６ａ，１６ｂの有無を検出する釜蓋センサ８
ａ，８ｂは該釜蓋１６ａ，１６ｂの外側方向の上部に設
けると共に、該釜蓋１６ａ，１６ｂの開閉方向を該釜蓋
センサ８ａ，８ｂ取付け位置の反対方向へ蓋開閉手段６
で回動開閉させることを特徴とする洗米炊飯機の釜蓋セ
ンサ取付装置の構成とする。

【０００６】

【発明の作用、及び効果】従来洗米炊飯機では、作業の
一例として機枠２上部に設けた貯米タンク３から白米の
供給を洗米器４で受けて、計量、洗米及び水加減等の各
作業が行われた後に、この洗米器４下側に位置した一方
側の炊飯器５ａの釜蓋１６ａは、該機枠２の一方側の最
短距離である内側方向へ向けて蓋開閉手段６によって、
釜蓋センサ８ａ位置とは反対方向へ向けて、回動移動し
て開状態となり、この釜蓋１６ａの開状態をこの釜蓋１
６ａの外側方向の上側に設けた該釜蓋センサ８ａで検出
され、この検出によって、洗米済み白米と水加減された
水との両者は、該炊飯器５ａ内へ投下供給され、投下が
終了すると該蓋開閉手段６によって、該釜蓋１６ａは回
動移動されて、該炊飯器５ａはこの釜蓋１６ａによって
蓋され、この蓋されたことを該釜蓋センサ８ａで検出さ
れると、この炊飯器５ａで白米の炊飯が開始される。

【０００７】又上記の一方側で炊飯が開始されると、他
方側の炊飯器５ｂ上側へ機枠２に沿って、貯米タンク３
及び洗米器４等が移動されて、該貯米タンク３から白米
の供給を該洗米器４で受けて、計量、洗米及び水加減等
の各作業が行われた後に、この洗米器４下側に位置した
他方側の該炊飯器５ｂの釜蓋１６ｂは、前回と反対方向
へ蓋開閉手段６によって、回動移動して開状態となり、
この釜蓋１６ｂの開状態をこの釜蓋１６ｂの外側方向の
上側に設けた釜蓋センサ８ｂで検出されると、洗米済み
白米と水加減された水との両者は、該炊飯器５ｂ内へ投
下供給され、投下が終了すると該蓋開閉手段６によっ
て、該釜蓋１６ｂは回動移動されて、該炊飯器５ｂはこ
の釜蓋１６ｂによって蓋され、この蓋されたことを該釜
蓋センサ８ｂで検出されると、この炊飯器５ｂで白米の
炊飯が開始される。

【０００８】上記により、釜蓋センサ８ａの取付位置と
は、反対方向へ向けて釜蓋１６ａは、蓋開閉手段６で回
動移動されて開状態となり、又釜蓋センサ８ｂの取付位
置とは、反対方向へ向けて釜蓋１６ｂは、該蓋開閉手段
６で回動移動されて開状態になることにより、該各釜蓋
１６ａ，１６ｂ開閉のときに、該各釜蓋センサ８ａ，８
ｂへこれら釜蓋１６ａ，１６ｂが当接することを防止で
きた。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、白米を貯留、洗米及び炊飯する洗米炊
飯機１を示すものであり、この洗米炊飯機１は、白米を
貯留する貯米タンク３、白米の供給を受けて洗米、水加
減及び浸漬する洗米器４、洗米済み白米を炊飯する炊飯
器５ａ，５ｂが２台、蓋開閉手段６及び操作装置７等よ
りなる状態を示したものである。

【００１０】機枠２の底部には、左右一対のガス釜を配
設し、各ガス台１３上に各炊飯器５ａ，５ｂを載置し
て、ガス着火により炊飯できる構成としている。これら
炊飯器５ａ，５ｂは各外釜１４ａ，１４ｂと、この各外
釜１４ａ，１４ｂ内に嵌合させた各内釜１５ａ，１５ｂ
及び各釜蓋１６ａ，１６ｂ等を有し、該各ガス台１３と
共に前側に引き出しできるハンドル１２を有し、これら
炊飯器５ａ，５ｂの該各内釜１５ａ，１５ｂの着脱等
は、前側へ引き出した位置で行う構成としている。

【００１１】前記機枠２上部後側には、左右水平状に上
下にレール１０ａ，１０ｂが架設され、上部の貯米タン
ク３及び下部の洗米器４を有した移動台１１が、ローラ
９ａ，９ｂによって移動自在に支持され、該洗米器４を
炊飯器５ａ，５ｂの上側へ移動対向させて、洗米供給位
置を切換自在にした構成としている。釜蓋センサ８ａ，
８ｂは、図８の如く検出杆９′とスイッチ１０′とより
なる構成で該検出杆９′が釜蓋１６ａで上方へ押される
と該スイッチ１０′がＯＮして、これにより該釜蓋１６
ａ有りと検出し、又該検出杆９′が該釜蓋１６ａで上方
へ押されなくなると該スイッチ１０′がＯＦＦして、こ
れにより該釜蓋１６ａなしと検出する構成であり、１
１′はスイッチ取付板、１２′は検出杆取付板である。
炊飯器５ａの該釜蓋１６ａの有無を検出して、操作装置
７内に設けた制御装置２１のＣＰＵ２２へ入力する構成
であり、又釜蓋センサ８ｂは、該釜蓋センサ８ａと同じ
構成であり、炊飯器５ｂの釜蓋１６ｂの有無を検出し
て、該制御装置２１の該ＣＰＵ２２へ入力する構成であ
り、これら釜蓋１６ａ，１６ｂの有無の検出結果によ
り、次工程へと作業が進む構成である。これら釜蓋セン
サ８ａ，８ｂは、該釜蓋１６ａ，１６ｂより所定高さ上
位に位置させると共に、これら釜蓋１６ａ，１６ｂの外
側方向側に位置させるべく下レール１０ｂより前方へ向
けて突出させて設けた構成としている。８′ａ，８′ｂ
は釜センサであり、該釜蓋センサ８ａ，８ｂと同じ構成
及び作用であり、検出杆１３′とスイッチ１４′とより
なり、１５′は検出杆取付板であり、該炊飯器５ａ，５
ｂの外釜１４ａ，１４ｂの有無を検出する構成である。

【００１２】前記貯米タンク３は、下部に計量器１７を
有する。この計量器１７は、欠円筒形態の回転筒を軸１
８の回りに計量モータ１９で回転させて、該貯米タンク
３内の米を一定量毎に回転しながら汲出すもので、この
軸１８の回転数を回転センサ２０で検出することによ
り、マイクロコンピュータを有する操作装置７内の制御
装置２１のＣＰＵ２２へ入力して計量（容量又は重量と
して）する構成としている。

【００１３】前記蓋開閉手段６は、釜蓋１６ａの持手具
２３ａ部又は釜蓋１６ｂの持手具２３ｂを挟持する挟持
装置２４と、釜蓋１６ａ，１６ｂを開閉する開閉装置２
５とからなる構成であり、該釜蓋１６ａを挟持して、洗
米器４の中央部から一方側の最短距離である内側の横方
向へ向けて回動移動して開閉する構成としている。前記
挟持装置２４は、貯米タンク３下側の下部プレート２７
へ支持杆２８を装着し、この支持杆２８下部に回動自在
に支持具（Ａ）２９を設け、この支持具（Ａ）２９下端
部には、Ｌ字形状の支持具（Ｂ）３０を設け、この支持
具（Ｂ）３０の下側に設けた挟持受３１，３１で上下回
動自在に挟持杆３２のほぼ中央部を支持させている。該
支持具（Ａ）２９には挟持用モータ３４を設け、この挟
持用モータ３４軸端部には変芯用アーム（Ａ）３５を設
け、この変芯用アーム（Ａ）３５先端部と該挟持杆３２
の一方側先端部とを連結杆（Ａ）３７で支持ピン（Ａ）
３８，３８を介して連接させた構成であり、該挟持用モ
ータ３４の回転により、釜蓋１６ａの持手具２３ａ部を
該挟持杆３２で上部へ持ち上げて、該支持具（Ｂ）３０
へ押し付け状態にして、この釜蓋１６ａを該挟持杆３２
で挟持させる構成としている。又釜蓋１６ｂも上記と同
じ挟持方法にて挟持される。

【００１４】前記開閉装置２５は、下部プレート２７に
正逆回転する開閉用モータ３９を設け、この開閉用モー
タ３９の軸端部には変芯用アーム（Ｂ）４１を装着し、
この変芯用アーム（Ｂ）４１先端部と支持具（Ａ）２９
の上下方向ほぼ中央部で左右方向も中央部とを連結杆
（Ｂ）４２で支持ピン（Ｂ）４３，４３を介して連接さ
せた構成であり、釜蓋１６ａの開閉は、該開閉用モータ
３９の正回転により、該釜蓋１６ａを洗米器４の中央部
から一方側の最短距離である内側の横方向で、釜蓋セン
サ８ａ位置とは反対方向へ向けて回動移動して開閉する
構成である。釜蓋１６ｂの開閉は、該開閉用モータ３９
の逆回転により、該釜蓋１６ｂを該洗米器４の中央部か
ら一方側の最短距離である内側の横方向で、釜蓋センサ
８ｂ位置とは反対方向へ向けて回動移動して開閉する構
成とし、これら上記開閉方向にするために、支持杆２８
は下部プレート２７の所定位置へ装着した構成としてい
る。

【００１５】前記洗米器４は、貯米タンク３の下側にお
いて、中央部には、上下方向の撹拌軸４４によって回転
される撹拌棒４５が、上部の洗米モータ４６によってウ
オームギヤー４７等を介して伝導回転すべく設け、底部
には、排出弁４８によって開閉される排出口４９が設け
られている。この排出弁４８は、該撹拌軸４４の中心部
に沿って挿通させる弁軸５０の下端部に一体で、該弁軸
５０上部には、排出モータ５１によってクランク機構等
を介して上下作動される構成である。

【００１６】前記排出口４９には、外周部に網５２を介
在させて排水室（Ａ）５３と連通させ、この排水室
（Ａ）５３内の排水弁５４の開閉によって、水道水を下
部ノズル５５から洗米器４内へ給水させたり、洗米後の
排水を行わせることができる。水道パイプからの流量セ
ンサ５６を経て誘導する給水パイプ５７、ソレノイド５
８によって開閉されて給水される該下部ノズル５５と、
ソレノイドバルブ５９とによって開閉されて給水される
上部シャワー６０とを有し、該洗米器４の上部から洗米
用及び水加減用の給水を行いうる構成である。又、該排
水室（Ａ）５３内の該排水弁５４は、ソレノイド６１に
よってワイヤ６２、ベルクランク６３等を介して開閉作
動される。６４は下給水バルブである。

【００１７】前記洗米器４は、貯米タンク３の前側寄り
に偏位させて、この後側部で該洗米器４下端部の排水室
（Ｂ）６５に連接の排水室（Ａ）５３を有し、この排水
室（Ａ）５３は、上方部の該貯米タンク３の下側域から
外方へ突出しない形態としている。前記貯米タンク３
は、上側に蓋６６が開閉自在に設けられ、米の供給充填
を行うことができる。又、この貯米タンク３の下部に
は、米の減少を検出して、米の補給をブザー等で促する
ための米下限センサ６７を有する。洗米器４の上部に
は、洗米水の満杯供給を検出する水上限センサ６８を有
し、又、これ以上の給水はオーバーフロー口６９から機
外へ排水される。７０は該洗米器４の外周部を開閉する
点検蓋である。

【００１８】前記操作装置７は、貯米タンク３の正面に
装着し、この操作装置７は、箱形状で、この箱体の表面
板には、ＯＮ−ＯＦＦスイッチ方式の操作手段類やＬＥ
Ｄ表示部等が配置される。表示部７１は、通常時は、時
刻表示を行うようになっているが、時刻以外の表示であ
るときに、時刻に戻したいときは時計手段７２を押せば
よい。テスト手段７３を押せば、該表示部７１の周囲に
配置された各種ランプ、即ち、操作手段番号で表示する
ヘルプ番号７４、タイマ予約７５、現在時刻７６、貯米
量７７、累計釜数７８、予約釜数７９及び貯米タンク３
に対する米補給から炊飯完了に亘る各工程や残時間等を
表示する工程表示８０が順次表示される。又、計量手段
８１を押せば、計量モータ１９が回転駆動されて、計量
器１７が一回転される。洗米手段８２を押せば、洗米モ
ータ４６が回転駆動されて、撹拌棒４５が回転される。
上給水手段８３、下給水手段８４等を押せば、各ソレノ
イド・ソレノイドバルブ５８，５９等を開いて洗米器４
内へ給水を行う。水位手段８５を押せば、該洗米器４内
の水位が水上限センサ６８による検出時から、水加減手
段８６によって設定された水位になるように、ソレノイ
ド６１出力によって排水弁５４の開きによって排水調整
される。排水手段８７を押せば、該ソレノイド６１出力
によって該排水弁５４を開いて、洗米排水を網５２を通
して行わせる。投下手段８８を押せば、排出モータ５１
を回転駆動して、排出弁５４を開く。この排出弁５４の
開きにより、該洗米器４下側の炊飯器５ａ、又は５ｂへ
投下供給される。リセット手段８９を押せば、該表示部
７１のエラー表示のフラグを解除できる。このような該
テスト手段７３〜リセット手段８９等は、主として始業
前の点検を行うときに操作する。

【００１９】設定手段としては、前記の水加減手段８６
の他に、炊飯量を設定する炊飯量手段９０、洗米方法を
設定する洗い方手段９１、浸漬時間を設定する浸漬手段
９２、むらし時間を設定するむらし手段９３、炊飯モー
ドを設定するモード手段９４、貯米タンク３内に供給さ
れた米の量を設定する貯米手段９５等を配置して、各々
炊飯前に適宜に設定しておくことができる。

【００２０】９６は、釜数を複数個有する機種のときに
は、この釜数を設定するための釜設定手段、９７は、計
量器１７の計量作動から開始及び一時停止させるときに
操作する操作手段、９８は、予約タイマを設定するタイ
マ設定手段、９９は、表示部７１に表示される累計釜数
をクリヤーするクリヤー手段、１００は、エラーランプ
１０１やブザー１０２等で警報される故障個所が不明な
ときに押すことによって、この故障個所を番号によって
表示させるヘルプ手段である。

【００２１】洗米、炊飯の作用工程は、計量器１７によ
る計量→洗米器４による洗米→該洗米器４における上部
シャワー６０からの間欠的シャワーによる洗米部（ざる
上げ）浸漬→該洗米器４内での水加減→排出弁４８の開
放による排米→炊飯器５ａ，５ｂの内釜１５ａ，１５ｂ
での釜浸漬→ガス点火による炊飯→むらし→炊飯終了後
の該内釜１５ａ，１５ｂ交換の各工程を経る構成であ
る。尚、釜数を複数台設定の機種のときは、設定した釜
数へ順次排米される。

【００２２】前記制御装置２１は、操作装置７内に設
け、投下手段８８、及び其の他の各種項目を設定する各
種手段の操作及び各種センサの検出とが、算術論理演算
及び比較演算等を行うＣＰＵ２２へ入力され、このＣＰ
Ｕ２２で各種モータ１９，３４，３９，４６，５１、各
ソレノイド・ソレノイドバルブ５８，５９、ソレノイド
６１及びブザー１０２等を始動及び停止制御する。

【００２３】以下、上記実施例の作用について説明す
る。洗米炊飯機１の上部の白米を貯留した貯米タンク３
から設定した所定量の白米の供給を洗米器４で受け、こ
の洗米器４で洗米及び水加減等が終了した白米と水との
両者は、投下手段８８が操作され、この操作が操作装置
７の制御装置２１へ入力され、この入力によって炊飯器
５ａの釜蓋１６ａの持手具２３ａ部が蓋開閉手段６の挟
持装置２４の作動によって挟持され、この挟持終了後に
開閉装置２５は、機枠２の一方側の最短距離である内側
方向で、釜蓋センサ８ａ位置と反対方向へ向けて回動移
動して、この釜蓋１６ａは開状態となり、この開状態を
該釜蓋センサ８ａで検出されると、該洗米器４の排出弁
４８が開状態となって、該炊飯器５ａの内釜１５ａへ投
下供給され、投下供給が終了すると、この内釜１５ａは
該蓋開閉手段６の作動で該釜蓋１６ａで蓋され、この蓋
されたことを該釜蓋センサ８ａで検出されると、この炊
飯器５ａで白米の炊飯が開始される。

【００２４】又上記の一方側で炊飯が開始されると、他
方側の炊飯器５ｂ上側へ機枠２に沿って、貯米タンク３
及び洗米器４等が移動され、この貯米タンク３から設定
した所定量の白米の供給を該洗米器４で受け、この洗米
器４で洗米及び水加減等が終了した白米と水との両者
は、投下手段８８が操作され、この操作が操作装置７の
制御装置２１へ入力され、この入力によって炊飯器５ｂ
の釜蓋１６ｂの持手具２３ｂ部が蓋開閉手段６の挟持装
置２４の作動によって挟持され、この挟持終了後に開閉
装置２５は、機枠２の一方側最短距離である内側方向
で、釜蓋センサ８ｂ位置と反対方向へ向けて回動移動し
て、この釜蓋１６ｂは開状態となり、この開状態を該釜
蓋センサ８ｂで検出されると、該洗米器４の排出弁４８
が開状態となって、該炊飯器５ｂの内釜１５ｂへ投下供
給され、投下供給が終了すると、この内釜１５ｂは該蓋
開閉手段６の作動で該釜蓋１６ｂで蓋され、この蓋され
たことを該釜蓋センサ８ｂで検出されると、この炊飯器
５ｂで白米の炊飯が開始される。

【００２５】図９及び図１０は、他の実施例を示す図
で、図９の如く釜蓋センサ８ａ，８ｂ及び釜センサ８′
ａ，８′ｂを後方外側部へ固定させて設けたときは、図
１０の如く釜蓋１６ａ，１６ｂの開閉位置は、（イ）位
置である内側方向部、又は（ロ）位置である前側方向部
へ開閉すべく、図９の如く蓋開閉手段６の支持杆２８を
下部プレート２７へ装着する位置は、（イ）位置、又は
（ロ）位置へ装着すべく規制した構成としている。

【００２６】上記の構成とすることにより、釜蓋センサ
８ａ，８ｂ及び釜センサ８′ａ，８′ｂが固定方式であ
っても、炊飯器５ａ，５ｂの釜蓋１６ａ，１６ｂを開閉
操作のときに、開閉方向を規制したことにより、これら
各センサ８ａ，８ｂ，８′ａ，８′ｂを変形等をさせる
ことなく、この釜蓋１６ａ，１６ｂを容易に開閉するこ
とができ、又これら炊飯器５ａ，５ｂを多数配設した構
成の機種であっても、これら各センサ８ａ，８ｂ，８′
ａ，８′ｂを連設させた構成とすることにより、共用化
を図ることができて、コスト低減ができる。

【００２７】図１１及び図１２は、他の実施例を示す図
であり、図１１及び図１２の如く釜蓋センサ８ａ及び釜
センサ８′ａは、上下回動自在に構成している。下レー
ル１０ｂには支持軸１０３を固着して設け、この支持軸
１０３には回動自在に回動パイプ１０４を軸支し、この
回動パイプ１０４には受金具１０５及び回動アーム
（Ａ）１０６を固着し、この回動アーム（Ａ）１０６先
端部には回動アーム（Ｂ）１０７を設けて連結ピン１０
８で連結させた構成であり、この回動アーム（Ｂ）１０
７は、正逆回転する回動モータ（図示せず）の正逆回転
によって該回動パイプ１０４で回動させる構成である。

【００２８】スイッチ取付板１１′は、受金具１０５へ
ボルト及びナット等で着脱自在に装着した構成であり、
このスイッチ取付板１１′は回動パイプ１０４と同時に
回動する構成であり、このスイッチ取付板１１′には、
釜蓋センサ８ａ、釜センサ８′ａを装着した構成であ
り、この釜蓋センサ８ａは検出杆９′とスイッチ１０′
よりなる構成であり、１２′は検出杆取付板である。該
釜センサ８′ａは検出杆１３′とスイッチ１４′とより
なる構成であり、１５′は検出杆取付板である。１０９
は板バネであり、この板バネ１０９によって該スイッチ
取付板１１′を一定方向の所定位置へ弾発させる構成と
している。

【００２９】前記回動パイプ１０４は、蓋開閉手段６の
作動によって、炊飯器５ａの釜蓋１６ａを開操作する前
段で回動モータの正回転により、右方向へ回動する構成
で、スイッチ取付板１１′の検出杆９′，１３′を上方
へ回動移動されて停止される構成である。又該炊飯器５
ａの内釜１５ａへ洗米済み白米の投下供給が終了して、
該蓋開閉手段６の作動によって該釜蓋１６ａが蓋されて
蓋が終了すると、該回動モータの逆回転により、該回動
パイプ１０４は、左方向へ回動する構成で、該スイッチ
取付板１１′の該検出杆９′，１３′は下方へ移動され
て停止される構成である。

【００３０】前記釜蓋センサ８ｂ及び釜センサ８′ｂの
作用構成は、前記の説明と同じ作用構成としている。上
記の構成とすることにより、釜蓋センサ８ａ及び釜セン
サ８′ａが上下方向へ回動移動される構成としているこ
とにより、釜蓋１６ａを開閉操作のときは、これら各セ
ンサ８ａ，８′ａは、上方へ回動移動されて停止されて
いることにより、該釜蓋１６ａがこれら各センサ８ａ，
８′ａに当接することなく開閉ができてこれにより、開
閉操作が容易になり、又該釜蓋１６ａの開閉方向は、規
制されることがなくなり、どの方向へも開閉できる。炊
飯器５ａを多数配設した構成の機種であっても、これら
各センサ８ａ，８′ａを連設させた構成とすることによ
り、共用化を図ることができて、コスト低減となる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すものである。

【図１】洗米炊飯機の全体正面斜視図

【図２】洗米炊飯機の全体平面図

【図３】釜蓋開閉拡大作用正面図

【図４】釜蓋開閉部拡大側面図

【図５】洗米器の拡大側断面図

【図６】操作装置の拡大正面図

【図７】ブロック図

【図８】釜蓋センサ部拡大正面図

【図９】他の実施例を示す図で、洗米炊飯機の全体正面
斜視図

【図１０】他の実施例を示す図で、洗米炊飯機の全体平
面図

【図１１】他の実施例を示す図で、釜蓋センサ部の拡大
正面図

【図１２】他の実施例を示す図で、釜蓋センサ部の拡大
側面図

【符号の説明】 ２ 機枠 ３ 貯米タンク ４ 洗米器 ５ａ 炊飯器 ５ｂ 炊飯器 ６ 開閉手段 ７ 操作装置 ８ａ 釜蓋センサ ８ｂ 釜蓋センサ １６ａ 釜蓋 １６ｂ 釜蓋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 貯米タンク３から白米の供給を受けて洗
   米、水加減、及び浸漬する洗米器４、及び運転操作する
   操作装置７等を機枠２へ左右移動自在に設け、該洗米器
   ４下側で左右両側には炊飯器５ａ，５ｂを設け、これら
   炊飯器５ａ，５ｂの釜蓋１６ａ，１６ｂの有無を検出す
   る釜蓋センサ８ａ，８ｂは該釜蓋１６ａ，１６ｂの外側
   方向の上部に設けると共に、該釜蓋１６ａ，１６ｂの開
   閉方向を該釜蓋センサ８ａ，８ｂ取付け位置の反対方向
   へ蓋開閉手段６で回動開閉させることを特徴とする洗米
   炊飯機の釜蓋センサ取付装置。