JPH0732754U - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JPH0732754U
JPH0732754U JP6015093U JP6015093U JPH0732754U JP H0732754 U JPH0732754 U JP H0732754U JP 6015093 U JP6015093 U JP 6015093U JP 6015093 U JP6015093 U JP 6015093U JP H0732754 U JPH0732754 U JP H0732754U
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holder
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shutter
mini
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JP6015093U
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利夫 中村
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アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用者が磁気ヘッドに触れることを防止する。 【構成】ミニディスクドライブ装置において、ディスク
ホルダ11を上方に回動すると、磁気ヘッド36が上昇
しディスクホルダ11から離れるようになっている。こ
うしてディスクホルダ11の出入口20からカートリッ
ジ18が着脱することが可能になる。ディスクホルダ1
1の天井板11a上には、シャッター80が摺動可能に
載置されている。ディスクホルダ11が上昇すると、磁
気ヘッド36が上昇すると共に、シャッター80が磁気
ヘッド36の下に入り込む。これによりディスクホルダ
11の内部空間に対して、磁気ヘッド36が遮蔽され
る。従ってミニディスク16をディスクホルダ11から
抜き取っても、外部から磁気ヘッド36に触れることが
できなくなるので、磁気ヘッド36の位置ずれが起こら
ず記録精度が低下したり、ミニディスク16に傷が付い
たりするおそれがなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、非使用時に磁気ヘッドを外部から遮蔽して保護することができるデ ィスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来のミニディスクドライブ装置の一例を示す。このミニディスクド ライブ装置は、図示しないキャビネット内にディスクホルダ11が配置されてい る。ディスクホルダ11の一側端にはキャビネットに固定されたピン14が挿通 されており、これによってディスクホルダ11が回動可能になされている。また キャビネットの下部には架台12が配置されており、ディスクホルダ11がピン 14を中心に反時計方向に回動されることによって、図9に示すようにディスク ホルダ11が架台12に当接して、これに安定良く支持されるようになっている 。
【0003】 ディスクホルダ11はミニディスク16が収容されたカートリッジ18をミニ ディスクドライブ装置に装填するためのものである。このためディスクホルダ1 1の前面には出入口20が設けられており、ここからカートリッジ18がディス クホルダ11に着脱される。
【0004】 このミニディスクドライブ装置では、図8に示すようにピン14を中心にして ディスクホルダ11を上方すなわち時計方向に回動して、出入口20から内部に カートリッジ18を装填した後、図9に示すようにディスクホルダ11を下方に すなわち反時計方向に回動して架台12に支持させた状態で、ミニディスク16 への記録又は再生を行う。このときディスクホルダ11にカートリッジ18を装 填すると、カートリッジ18の両面に設けられたスライド式のシャッター22a ,22bが開き、カートリッジ18の両面に開口23a,23bが設けられてい るためミニディスク16の上下の盤面が両方とも露出するようになっている。ま たディスクホルダ11の天井板11aと底板11bには、それぞれ開口23a, 23bに重なる位置に開口24a,24bが形成されている。ただしディスクホ ルダ11の天井板11aの開口24aは、カートリッジ18の上面の開口23a よりも後方に広く形成されている。
【0005】 キャビネット10の下部にはミニディスク16を回転駆動する図示しない回転 支持部が配置されている。またキャビネットの下部には、ミニディスク16への 記録再生用の光学ヘッド(ピックアップ)26を支持するピックアップ支持部2 8が配置されている。上述のように、カートリッジ18が装填されたディスクホ ルダ11が反時計方向に回動されて架台12に近接する時に、回転支持部がミニ ディスク16のクランピングプレート16aに係合すると共に、光学ヘッド26 が下方の開口23b,24b内に入り込んでミニディスク16の下側の盤面に対 向する。またピックアップ支持部28はキャビネットに設けられたガイドバー2 9a,29bに案内されて、水平方向(紙面の垂直方向)に移動可能になされて おり、これによって光学ヘッド26がミニディスク16のトラックに追従可能に なっている。
【0006】 ピックアップ支持部28の後方端には、ほぼL字形の連結板30の底板30a がネジ止めされている。連結板30の縦板30bからはリング状の突出部30c が前方に突出している。この突出部30cには、磁気ヘッド36のホルダ32が 枢着されており、このホルダ32に磁気ヘッド支持部34の後端部が貼着されて いる。磁気ヘッド支持部34は長尺な竿状に形成されており、その中央部が僅か に屈折して、前端部が下方を向いている。磁気ヘッド支持部34の前端部には磁 気ヘッド36が固定されている。ミニディスク16への記録又は再生時には、図 9中に実線で示すように、磁気ヘッド支持部34の先端が上方の開口23a,2 4aを通って内部に入り込み、磁気ヘッド36がミニディスク16の上側の盤面 に接触する。
【0007】 このミニディスクドライブ装置では、光学ヘッド26がミニディスク16にレ ーザ光を照射してその反射光を読取ることによって、ミニディスク16に記録さ れた情報を再生する。また光学ヘッド26から照射したレーザ光でミニディスク 16の一部を暖めてそこに塗布されている磁気記録を活性化し、磁気ヘッド36 で活性化された部分に記録情報に相当する磁界を与えると、磁気記録材料の磁界 の向きが変化し、これが冷却して固定されることによって情報がディスクに記録 される。
【0008】 上述の連結板30は、このためにホルダ32すなわち磁気ヘッド36とピック アップ支持部28すなわち光学ヘッド26を連結しているものである。つまり、 光学ヘッド26を支持するピックアップ支持部28がガイドバー29a,29b に沿って紙面に垂直に移動すると、磁気ヘッド36を支持するホルダ32もこれ に同期して移動する。
【0009】 さて、ホルダ32の後部には円弧状の突出部32bが形成されている。そして 突出部32bは連結板30の突出部30cに重ね合わせられており、シャフト3 8が突出部32b,30cを貫通するように取付けられている。
【0010】 このようにしてホルダ32及び磁気ヘッド支持部34は、シャフト38を中心 にして回動可能であり、これによって磁気ヘッド36が上下動するようになって いる。図8に示すようにカートリッジ18をディスクホルダ11に着脱するため 、ディスクホルダ11を上方すなわち時計方向に回動する時には、これに同期し て図示しないカムが駆動され、このカムによってホルダ32が時計方向に回動さ れて磁気ヘッド36が上昇する。そして、図9に示すようにミニディスク16へ の記録又は再生のため、ディスクホルダ11を下方すなわち反時計方向に回動す る時には、これに同期してカムが駆動され、このカムによりホルダ32が反時計 方向に回動して磁気ヘッド36が降下する。
【0011】 また図示しないスプリングによって、ホルダ32には反時計方向の付勢力が与 えられている。これによってミニディスク16への記録又は再生時には、ホルダ 32がディスクホルダ11の天井板11aに押し当てられると共に磁気ヘッド3 6がミニディスク16の上側の盤面に接触する。磁気ヘッド支持部34は適度な 弾性を有していて、磁気ヘッド36がミニディスク16に接触する時、磁気ヘッ ド支持部34が撓むことによって、磁気ヘッド36がミニディスク16に平行な 状態でこれに接触するようになっている。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のミニディスクドライブ装置では、ミニディスク16への記録 精度を確保するため、磁気ヘッド36が降下してミニディスク16に当接した時 に、磁気ヘッド36が所定の位置にくるように、高精度に磁気ヘッド36の位置 が調整されている。
【0013】 また記録時に磁気ヘッド36とミニディスク16とが離間していると、ミニデ ィスク16記録部に作用する磁界が弱まって記録精度が悪化する。またこれとは 逆に、磁気ヘッド36がミニディスク16に強く当接するとミニディスク16に 傷がついてしまう。そこで磁気ヘッド36は比較的小さな圧力でミニディスク1 6に接するようになされている。
【0014】 ここで図8に示すように、ディスクホルダ11を上方すなわち時計方向に回動 し、カートリッジ18を抜き取ると、磁気ヘッド36がディスクホルダ11内部 から上方に退避しているといえども、開口23a,24aを通してディスクホル ダ11内部の空間に磁気ヘッド36が露出してしまう。従って、例えばこのミニ ディスクドライブ装置が故障した場合に、使用者が修理しようと思えば、棒など で磁気ヘッド36をつついたりすることができる。
【0015】 このように使用者が磁気ヘッド36をつついたりすると、磁気ヘッド支持部3 4が塑性変形する場合がある。こうなると磁気ヘッド36の位置がずれたり、あ るいは記録時にミニディスク16から磁気ヘッド36が離れたり、反対に強く押 し付けられたりして、記録精度が悪化したりミニディスク16に傷が付いたりす るという問題点がある。
【0016】 そこで本考案は、上述したような課題を解決したものであって、非使用時に磁 気ヘッドを外部から遮蔽して保護することが可能なディスクドライブ装置を提供 することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本考案においては、ディスクを保持するディスク ホルダと、ディスクホルダに取付けられた磁気ヘッドとを有するディスクドライ ブ装置において、磁気ヘッドを外部から遮蔽するシャッターを設け、ディスクホ ルダにディスクを挿入した時、又はディスクホルダを本体に装着した時に、シャ ッターが開かれるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】
図1に示すように、ミニディスクドライブ装置において、ディスクホルダ11 を上方に回動すると、磁気ヘッド36が上昇しディスクホルダ11から離れるよ うになっている。これで磁気ヘッド36が邪魔になることなく、カートリッジ1 8がディスクホルダ11の出入口20から着脱可能になる。ディスクホルダ11 の天井板11a上には、シャッター80が摺動可能に載置されている。
【0019】 図4に示すようにディスクホルダ11が上昇すると、リンク62、摺動板66 、シャッターレバー76によってシャッター80が磁気ヘッド36の下に移動さ れる。これによりディスクホルダ11の内部の空間から、磁気ヘッド36が遮蔽 される。従ってミニディスク16をディスクホルダ11から抜き取っても、外部 から磁気ヘッド36に触れることができなくなるので、磁気ヘッド36が位置ず れするようなことがなくなる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案に係るディスクドライブ装置の一実施例について、図面を参照し て詳細に説明する。以下の説明中、上述と同様の部材には同一の符号を付し、そ の説明を省略する。
【0021】 図1及び図2は、本考案によるミニディスクドライブ装置の構成を示す。この ミニディスクドライブ装置は、図1に示すように上述した従来のミニディスクド ライブ装置と同様に回動式のディスクホルダ11を有しており、ピン14を中心 にしてディスクホルダ11を上方すなわち時計方向に回動して、このディスクホ ルダ11にミニディスク16のカートリッジ18を装填する。次に、図2に示す ようにディスクホルダ11を下方すなわち反時計方向に回動して架台12に支持 させた後、ミニディスク16への記録又は再生を行うようになっている。
【0022】 さて図3に示すように、連結板30の縦板30bの上端部には両側に腕部31 が形成されており、これらの腕部31からそれぞれ円弧状の突出部30cが前方 に突出している。両方の突出部30cの間には、ホルダ32が配置されている。 ホルダ32の左右には側板33a,33bが立ち上げて形成されている。そして 左側の側板33bの前後端には円弧状の突出部32a,32bが一つずつ形成さ れ、右側の側板33aの後端にも円弧状の突出部32bが形成されている。
【0023】 後方の右側の突出部32bは連結板30の突出部30cに重ね合わせられてい る。そして、シャフト38が突出部32b,30cを貫通するように取付けられ ており、これによってホルダ32がシャフト38を中心にして回動可能になって いる。またシャフト38の両端にはワッシャー35が取付けられ、シャフト38 が両方の突出部30cから抜け外れないようになっている。また前方左側の突出 部32aの左側にはシャフト40が突設されている。このシャフト40は後述す るようにカム46の上面に載置されるような高さに設けられている。
【0024】 左側の突出部30cと突出部32bとの間にはコイル状のバネ42が配置され 、このバネ42が後方のシャフト38に巻装されている。連結板30の上端より やや下側からは突出部30dが左方に突出しており、この突出部30dと左側の 腕部31との間に隙間44が形成されている。そして隙間44にバネ42の一方 の端部42aが差し込まれて、これが突出部30dに掛かっている。またバネ4 2の他方の端部42bは、左側の側板33bに形成された孔45に挿通されてい る。このようにしてホルダ32には、バネ42による反時計方向の付勢力が与え られている。
【0025】 上述のようにホルダ32及び磁気ヘッド支持部34は、シャフト38を中心に して回動可能であり、これによって磁気ヘッド36が上下動可能になっている。 また図2に示すようにミニディスク16への記録又は再生時には、バネ42によ る反時計方向の付勢力でホルダ32がディスクホルダ11の天井板11aに押し 付けられると共に、磁気ヘッド36がミニディスク16の上側の盤面に接触する 。
【0026】 またバネ42は、上述のようにホルダ32に天井板11aへの付勢力を与える だけではなく、ホルダ32に図3の右方へ押圧する付勢力を与えている。すなわ ち、バネ42は圧縮されて左方の突出部30c,32bの間に挟持されている。 このためシャフト38の軸線方向に沿ってバネ42の反発力が働き、ホルダ32 が右方に押圧されて、右方の突出部30c,32bが密着し、ホルダ32がここ で位置規制されている。このため、磁気ヘッド36と光学ヘッド26との横方向 の位置ずれや相対的なガタツキの発生が防止されている。
【0027】 またホルダ32及び磁気ヘッド支持部34を回動させるためのカム46が、デ ィスクホルダ11の天井板11aに前後方向に載置されている。このカム46に は、前後方向に沿ってガイド溝51,52が形成されており、天井板11aにピ ン53,54が突設されている。そしてピン53,54がそれぞれガイド溝51 ,52に嵌入されており、これによってカム46が前後に摺動可能になっている 。またカム46の前後端の下面には、丸みを帯びた凸部48が形成されており、 これによってカム46が摺動しやすくなっている。カム46の中央には突起47 が上方に突出して形成されており、突起47の上部には平面46aが形成されて いる。また平面46aの後方には傾斜面46bが形成され、これが平面46aと カム46本体の上部の平面46cとを結んでいる。
【0028】 図2に示す状態からカム46を後退させると、下方の平面46cの上方に配置 されたシャフト40が、傾斜面46bを滑って上方の平面46aに載る。これに より、シャフト40が取付けられたホルダ32は、バネ42の付勢力に抗して時 計方向に回転するので、磁気ヘッド36がミニディスク16から離れて上昇しデ ィスクホルダ11から抜け出す。この後、逆にカム46を前進させると、上方の 平面46aに載っているシャフト40が、傾斜面46bを滑り降りて、下方の平 面46cに載る。これにより、シャフト40が取付けられたホルダ32が反時計 方向に回転するので、磁気ヘッド36が開口23a,24aを通ってディスクホ ルダ11に入りミニディスク16に当接する。
【0029】 そして図1に示すようにカートリッジ18をディスクホルダ11に着脱するた め、ディスクホルダ11を上方に回動する時には、後述するようにこの回動に同 期してカム46が後退してホルダ32が時計方向に回動し、磁気ヘッド36が上 昇するようになっている。また、図2に示すようにミニディスク16への記録又 は再生をするため、ディスクホルダ11を下方すなわち反時計方向に回動する時 には、これに同期してカム46が前進し、ホルダ32が反時計方向に回動して磁 気ヘッド36が降下するようになっている。こうして上述のようにバネ42によ る反時計方向の付勢力でホルダ32が、ディスクホルダ11の天井板11aに押 し付けられると共に、磁気ヘッド36がミニディスク16の上側の盤面に接触す る。
【0030】 さて図4に示すように、架台12の左側面にはピン60が突設されており、こ のピン60にリンク62の一端部が取付けられて、リンク62が回転可能になさ れている。またディスクホルダ11のピン60の後方に当たる位置には、矩形の 凹部64が形成されている。この凹部64には、ディスクホルダ11の上面に沿 って摺動可能な摺動板66の後部に垂設された嵌入部67が嵌入されている。そ してピン60とは反対側のリンク62の端部が、ピン68によって嵌入部67に 回動可能に取付けられている。
【0031】 図5に示すように摺動板66は矩形に形成されており、その中央には前後方向 に沿って二つのガイド溝70,71が形成されている。またディスクホルダ11 の天井板11a上に、ピン72,73が突設されており、このピン72,73が それぞれガイド溝70,71に移動可能に嵌入されている。これによって、摺動 板66は天井板11aの側端部で前後に摺動可能になっている。また摺動板66 の前端の右側には、突起74が立ち上げて形成されている。
【0032】 天井板11a上には、長尺で両方の端部がコ字状に形成されたシャッターレバ ー76が配置されており、これがそのほぼ中央にあるピン76aを中心に回転可 能になっている。そしてシャッターレバー76の左端部に設けられた切欠77に は摺動板66の突起74が嵌入されており、右端部に設けられた切欠78にはシ ャッター80の突起81が嵌入されている。このシャッター80は磁気ヘッド3 6を保護するためのものである。
【0033】 シャッター80はほぼ矩形に形成されており、その前端の左側に突起81が立 ち上げて形成されている。シャッター80の中央には前後方向に沿ってガイド溝 82が形成されており、天井板11a上に突設されたピン83が、ガイド溝82 に移動可能に嵌入されている。またシャッター80の右側部は天井板11aに立 設されたガイド86に当接している。このようにして、シャッター80が天井板 11a上を前後に摺動可能になっている。
【0034】 上述のように磁気ヘッド36は、光学ヘッド26と共に横方向つまりミニディ スク16の半径方向に移動可能になっている。図5は磁気ヘッド36が待機位置 である開口23a,24aの左端部、すなわちミニディスク16の記録トラック よりも内側の位置にある状態を示している。シャッター80は、この時の磁気ヘ ッド36の前方に配置されている。またシャッター80の前部の左側には張出部 84が設けられ、この張出部84の左端には突起85が立ち上げて形成されてい る。突起85はカム46の前方に配置されて、カム46の前端に当接可能になっ ている。
【0035】 次に、このミニディスクドライブ装置のシャッター80の動作について説明す る。図4に実線で示すように、ミニディスク16が装填されたディスクホルダ1 1が架台12に装着されている時、摺動板66の嵌入部67は凹部64の後端部 にある。この時には、図5に示すようにシャッターレバー76の左側が右側より 後方にあり、シャッター80が開口23a,24aから外れて前方にある。また この時には、シャフト40がカム46の下方の平面46cの上にあって、磁気ヘ ッド36がミニディスク16の上側の盤面に当接している。
【0036】 ここで、カートリッジ18をディスクホルダ11から取り出すため、図4の仮 想線で示すように、ディスクホルダ11を上方に回動すると、これに従動してリ ンク62が回動し、嵌入部67が凹部64の前端部に到達するまで摺動板66が 前進する。すると図6に示すように、シャッターレバー76の右端部が摺動板6 6の突起74に従動して移動し、これによってシャッターレバー76が反時計方 向に回転する。これによりシャッター80が開口23a,24a上に後退する。
【0037】 このシャッター80の後退の途中で、シャッター80の突起85がカム46の 前端に当接してこれを押動する。これによって上述したように、カム46が後退 してシャフト40が上方の平面46aまで上り、磁気ヘッド支持部34及び磁気 ヘッド36が上昇して、これらがディスクホルダ11よりも上方になる。この後 シャッター80は図1に示すように、さらに後退して、磁気ヘッド36と開口2 4aの間に入り込む。
【0038】 このようにして、カートリッジ18をディスクホルダ11から抜き取ったり、 別のカートリッジ18をディスクホルダ11に装填することが可能になる。また ディスクホルダ11の内部空間に対して、磁気ヘッド36をシャッター80が遮 蔽するので、ミニディスク16をディスクホルダ11から抜き取っても、外部か ら磁気ヘッド36に触れることができなくなる。
【0039】 この後、図4に実線で示すようにディスクホルダ11を下方に回動すると、リ ンク62が反時計方向に回動して、嵌入部67が凹部64の後端部側に移動し、 摺動板66が後退する。すると図5に示すように、シャッターレバー76が摺動 板66の突起74に従動して時計方向に回転する。これによりシャッター80が 前進して、開口23a,24aよりも前方に位置する。
【0040】 カム46は引張バネ55によって前方に付勢されており、シャッター80が前 進することによって、その突起85に当接しているカム46も引張バネ55に引 かれて前進する。するとシャフト40が傾斜面46bを下って、下方の平面46 cまで移動する。こうしてバネ42による付勢力でホルダ32がディスクホルダ 11の天井板11aに押し当てられると共に、磁気ヘッド36が降下して開口2 3a,24aに入り込み、ミニディスク16の上側の盤面に接触する。つまり、 シャッター80を開けることによって、ディスクホルダ11の内部空間に対して 磁気ヘッド36が露出し、これによって磁気ヘッド36がミニディスク16の盤 面にまで降下して接触することが可能になる。
【0041】 なお上述の実施例では、ディスクホルダ11を下方に回動する時には、これに 伴って磁気ヘッド36が降下するために、ミニディスク16の再生時でも磁気ヘ ッド36がミニディスク16に接触することになるが、ミニディスク16への記 録時にのみ磁気ヘッド36を降下させるようにしてもよい。
【0042】 また、上述の実施例では、ディスクホルダ11を架台12に装着したときに、 シャッター80が開けられるようになっているが、図7に示すようにカートリッ ジ18で摺動板66を移動させることによってシャッター80を開けるようにし てもよい。同図に示す実施例では、摺動板66の後端部を下方に曲折して係止部 66aを設け、カートリッジ18をディスクホルダ11に挿入するときに、カー トリッジ18が係止部66aに当接してこれを後方に押動するようにしている。 これによって摺動板66を後退させて、シャッター80を前進させることが可能 である。そしてカートリッジ18をディスクホルダ11から抜き取る時に、図示 しない付勢手段によって摺動板66が前進し、これによってシャッター80が後 退する。
【0043】 以上、本考案をミニディスクドライブ装置に適用した実施例について説明した が、本考案はこれに限られることなく、他のディスクドライブ装置に適用するこ とも可能である。
【0044】 また、カム46とシャッター80とを連動可能にすれば、磁気ヘッドのローデ ィングを行う時にシャッターのローディングもできるため、このように構成すれ ばフロントローディング方式のディスクドライブ装置にも適用することができる 。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるディスクドライブ装置は、ディスクを保持 するディスクホルダと、ディスクホルダに取付けられた磁気ヘッドとを有するデ ィスクドライブ装置において、磁気ヘッドを外部から遮蔽するシャッターを設け 、ディスクホルダにディスクを挿入した時、又はディスクホルダを本体に装着し た時、又は磁気ヘッドのローディング開始時にシャッターが開かれるようにした ものである。
【0046】 従って本考案によれば、ディスクを記録再生位置から取り出した後は、外部か ら磁気ヘッドに触れることができなくなるので、磁気ヘッドの位置がずれたり、 磁気ヘッドを支持するアーム等が変形したりするおそれがなくなる。これによっ て記録精度が低下したり、ディスクに傷が付くことを防止することが可能である 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るミニディスクドライブ装置のミニ
ディスク16を装填した状態の右側断面図である。
【図2】同ミニディスクドライブ装置のディスクホルダ
11を架台12に装着した状態の右側断面図である。
【図3】同ミニディスクドライブ装置の要部を示す斜視
図である。
【図4】同ミニディスクドライブ装置の左側面図であ
る。
【図5】同ミニディスクドライブ装置のディスクホルダ
11を架台12に装着した状態の平面図である。
【図6】同ミニディスクドライブ装置のミニディスク1
6が装填された状態を示す平面図である。
【図7】他の実施例のミニディスクドライブ装置を示す
左側面図である。
【図8】従来のミニディスクドライブ装置のミニディス
ク16が装填された状態を示す平面図である。
【図9】同ミニディスクドライブ装置のディスクホルダ
11を架台12に装着した状態の平面図である。
【符号の説明】
11 ディスクホルダ 12 架台 16 ミニディスク 18 カートリッジ 20 出入口 36 磁気ヘッド 62 リンク 66 摺動板 76 シャッターレバー 80 シャッター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを保持するディスクホルダと、 上記ディスクホルダに取付けられた磁気ヘッドとを有す
    るディスクドライブ装置において、 上記磁気ヘッドを外部から遮蔽するシャッターを設け、 上記ディスクホルダにディスクを挿入した時、又は上記
    ディスクホルダを本体に装着した時に、上記シャッター
    が開かれるようにしたことを特徴とするディスクドライ
    ブ装置。
JP6015093U 1993-11-09 1993-11-09 ディスクドライブ装置 Pending JPH0732754U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6015093U JPH0732754U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 ディスクドライブ装置

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JP6015093U JPH0732754U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 ディスクドライブ装置

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JPH0732754U true JPH0732754U (ja) 1995-06-16

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001004898A1 (fr) * 1999-07-09 2001-01-18 Sony Corporation Dispositif d'ecriture et/ou de lecture de disque magneto-optique
WO2002019329A1 (fr) * 2000-08-31 2002-03-07 Sanyo Electric Co.,Ltd Dispositif d'enregistrement de disque ou dispositif de lecture de disque pourvu d'une tete magnetique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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