JPH07326210A - トンネル灯制御装置 - Google Patents

トンネル灯制御装置

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JPH07326210A
JPH07326210A JP6116634A JP11663494A JPH07326210A JP H07326210 A JPH07326210 A JP H07326210A JP 6116634 A JP6116634 A JP 6116634A JP 11663494 A JP11663494 A JP 11663494A JP H07326210 A JPH07326210 A JP H07326210A
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JP
Japan
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tunnel
traffic volume
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vehicle
predetermined time
Prior art date
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Application number
JP6116634A
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English (en)
Inventor
Takashi Saito
孝 斎藤
Wataru Iwai
彌 岩井
Hiroaki Yasozumi
浩明 八十住
Toshihiko Sakaguchi
敏彦 阪口
Arinori Urabe
有紀 占部
Kyoko Nishikawa
恭子 西川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル内の交通量を予測し、その交通量に
基づいて明るさを最適に制御する。 【構成】 トンネル内の交通量に応じてトンネル灯1の
明るさを制御する調光制御部3を有してなるトンネル灯
制御装置において、あらかじめ計測したトンネル内の所
定時間毎の交通量を記憶した記憶手段2と、トンネル内
の所定時間毎の交通量を随時計測する計数手段4と、記
憶手段2の記憶値と計数手段4による実測値とを比較し
ファジー推論により次の所定時間の交通量を予測する予
測手段5とを設け、予測手段5による予測値に基づいて
調光制御部3を制御した。このため、予測手段5により
トンネル内の次の所定時間の交通量が、記憶手段2の記
憶値と計数手段4の実測値から予測でき、その予測値に
応じてトンネル灯1の明るさが制御されて、トンネル内
の実際の交通量に適したトンネル灯1の明るさの最適な
制御ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル灯制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトンネル灯制御装置は、トンネル
内に設置されてトンネル内の路面を照射する複数のトン
ネル灯1と、トンネルの竣工時にあらかじめ測定された
トンネル内の1日分の交通量であって、所定時間毎、例
えば1時間毎、30分毎、5分毎等の交通量が記憶され
た記憶手段2と、その記憶手段2に記憶された記憶値に
基づいて、交通量に応じたトンネル灯1の調光制御をす
る調光制御部3とを有して構成されている。
【0003】このような構成のトンネル灯制御装置で
は、調光制御部3は、その時刻に応じて、記憶手段2か
ら記憶値である、その時刻を含む所定時間のトンネル内
の交通量のデータを読みだして、その記憶値により、つ
まり、記憶手段2に記憶された所定時間毎の交通量に応
じて、トンネル灯1の明るさを変化させてトンネル内の
照度を制御しており、例えば、記憶された交通量が多け
れば、トンネル灯1を明るくしてトンネル内の照度を上
げ、その安全性を確保し、交通量が少なければ、支障の
ない範囲でトンネル灯1を暗くして消費電力を低減させ
るように、安全性を損なうことなく消費電力の低減を図
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来のトンネル灯制御装置においては、
トンネル灯1の調光が、記憶手段2に記憶された交通量
である例えばトンネルの竣工当初に計測された交通量に
基づいて行われ、その値が一旦設定された後は修正され
るものではないため、季節間の交通量の変化や、周辺道
路の事故等の交通事情の変化により、トンネル内の交通
量が増減しても、その変化に対応できず、トンネル内の
交通量が多くなり本来は明るく照明すべき場合であって
も、トンネル灯1の調光レベルが低く、トンネル内が暗
くなって安全上に好ましくなかったり、交通量が少ない
にもかかわらず、高い調光レベルで点灯されて無駄な電
力を消費するというような、交通量に応じたトンネル灯
1の最適な調光制御ができていないという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上記の問題点を改善するために
なされたもので、その目的とするところは、トンネル内
の交通量を予測し、その交通量に基づいて明るさを最適
に制御したトンネル灯制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、トンネ
ル内の交通量に応じてトンネル灯1の明るさを制御する
調光制御部3を有してなるトンネル灯制御装置におい
て、あらかじめ計測したトンネル内の所定時間毎の交通
量を記憶した記憶手段2と、トンネル内の所定時間毎の
交通量を随時計測する計数手段4と、前記記憶手段2の
記憶値と前記計数手段4による実測値とを比較しファジ
ー推論により次の所定時間の交通量を予測する予測手段
5とを設け、該予測手段5による予測値に基づいて前記
調光制御部3を制御したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、前記予測
手段5の予測値により、前記記憶手段2の前記予測値に
対応する記憶値を更新したことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、前記計数
手段4で車両の種類を選別して車両の種類毎に交通量を
計測させると共に、前記記憶手段2に、車両の種類毎の
危険率とあらかじめ計測した所定時間毎の車両の種類毎
の交通量を記憶させ、前記予測手段5で次の所定時間の
車両の種類毎の交通量を予測させると共に、その予測値
と車両の種類毎の危険率によりトンネル内全体の危険度
を算出し、そのトンネル内全体の危険度に応じて前記調
光制御部3を制御したことを特徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、前記交通
量の予測を、ニューラルネットワークを用いて行ったこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明にあっては、前記トン
ネル灯1の輝度を、対数的に変化させるように前記調光
制御部3を制御したことを特徴とするものである。
【0011】請求項6記載の発明にあっては、トンネル
内を、複数のエリアに分割し、前記トンネル灯1を、前
記エリア毎に独立して制御をしたことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項7記載の発明にあっては、トンネル
内の交通量に応じてトンネル灯1の明るさを制御する調
光制御部3を有してなるトンネル灯制御装置において、
車両の種類毎の危険率と、あらかじめ計測したトンネル
内の所定時間毎の車両の種類毎の交通量とを記憶した記
憶手段2と、トンネル内の所定時間毎の車両の種類毎の
交通量を随時計測する計数手段4と、前記記憶手段2の
記憶値からトンネル内全体の第1の危険度を計算させ、
前記計数手段4の実測値からトンネル内全体の第2の危
険度を計算させると共に、前記第1の危険度と第2の危
険度からニューラルネットワークにより次の所定時間の
トンネル内全体の危険度を算出する予測手段5とを設
け、トンネル内全体の危険度に応じて前記調光制御部3
を制御したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】以上のように本発明は、請求項1記載の発明に
あっては、トンネル内の交通量に応じてトンネル灯1の
明るさを制御する調光制御部3を有してなるトンネル灯
制御装置において、あらかじめ計測したトンネル内の所
定時間毎の交通量を記憶した記憶手段2と、トンネル内
の所定時間毎の交通量を随時計測する計数手段4と、前
記記憶手段2の記憶値と前記計数手段4による実測値と
を比較しファジー推論により次の所定時間の交通量を予
測する予測手段5とを設け、該予測手段5による予測値
に基づいて前記調光制御部3を制御したため、予測手段
5により、トンネル内の次の所定時間の交通量が、記憶
手段2の記憶値と計数手段4の実測値から予測でき、そ
の予測値に応じてトンネル灯1の明るさが制御されて、
トンネル内の実際の交通量に適したトンネル灯1の明る
さの最適な制御ができて、トンネル内の安全性が向上す
る。
【0014】請求項2記載の発明にあっては、前記予測
手段5の予測値により、前記記憶手段2の前記予測値に
対応する記憶値を更新したため、記憶手段2に記憶され
て次の所定時間の交通量の予測に使用される記憶値が、
その時点の実際の交通量に最も近い値となり、予測手段
5での予測値が正確に得られるようになる。
【0015】請求項3記載の発明にあっては、前記計数
手段4で車両の種類を選別して車両の種類毎に交通量を
計測させると共に、前記記憶手段2に、車両の種類毎の
危険率とあらかじめ計測した所定時間毎の車両の種類毎
の交通量を記憶させ、前記予測手段5で次の所定時間の
車両の種類毎の交通量を予測させると共に、その予測値
と車両の種類毎の危険率によりトンネル内全体の危険度
を算出し、そのトンネル内全体の危険度に応じて前記調
光制御部3を制御したため、車両の種類により事故率等
の危険率が異なるが、その危険率を考慮に入れた、きめ
の細かなトンネル灯1の制御ができ、トンネル内の安全
性を高めることができる。
【0016】請求項4記載の発明にあっては、前記交通
量の予測を、ニューラルネットワークを用いて行ったた
め、道路状況の変化に対応したトンネル内の交通量の予
測が正確に行える。
【0017】請求項5記載の発明にあっては、前記トン
ネル灯1の輝度を、対数的に変化させるように前記調光
制御部3を制御したため、トンネル灯1が調光制御され
て、その調光レベルが変化する途上であっても、その変
化がドライバーにとって、見た目に滑らかとなり、トン
ネル内の安全性を高めることができる。
【0018】請求項6記載の発明にあっては、トンネル
内を複数のエリアに分割し、前記トンネル灯1を、前記
エリア毎に独立して制御をしたため、特にトンネルが長
い場合において、車両の存在しない部分のトンネル灯1
を高レベルで照明することがなくなって、トンネル全体
を効率良く照明でき、その消費電力が低減できる。
【0019】請求項7記載の発明にあっては、トンネル
内の交通量に応じてトンネル灯1の明るさを制御する調
光制御部3を有してなるトンネル灯制御装置において、
車両の種類毎の危険率と、あらかじめ計測したトンネル
内の所定時間毎の車両の種類毎の交通量とを記憶した記
憶手段2と、トンネル内の所定時間毎の車両の種類毎の
交通量を随時計測する計数手段4と、前記記憶手段2の
記憶値からトンネル内全体の第1の危険度を計算させ、
前記計数手段4の実測値からトンネル内全体の第2の危
険度を計算させると共に、前記第1の危険度と第2の危
険度からニューラルネットワークにより次の所定時間の
トンネル内全体の危険度を算出する予測手段5とを設
け、トンネル内全体の危険度に応じて前記調光制御部3
を制御したため、車両の種類により事故率等の危険率が
異なるが、その危険率を考慮に入れた、きめの細かなト
ンネル灯1の制御が、実際の交通量の正確な予測に基づ
いてされて、トンネル内の安全性を高めることができ
る。
【0020】
【実施例】図1乃至図3は、本発明のトンネル灯制御装
置の第1の実施例を示すもので、同図におけるトンネル
灯制御装置は、トンネル灯1と、記憶手段2と、調光制
御部3、計数手段4、及び予測手段5を有して構成され
ている。
【0021】トンネル灯1は、トンネル内の壁面等に設
置されてトンネル内の路面を照射するもので、記憶手段
2には、従来例と同様に、トンネル内の1日分の交通量
である、あらかじめ計測された所定時間毎のトンネル内
を通行する車両の通行量が記憶されており、その時刻に
応じて、その時刻に対応した所定時間の交通量を含む複
数の交通量データを予測手段5に送信するものである。
【0022】計数手段4は、トンネルの出入口の近傍に
配設された例えば超音波センサーや、赤外線センサー、
重量センサー等の1つのまたは複数のセンサー4aを有
して構成され、随時、所定時間毎のトンネルを通行する
車両の台数をカウントし、その値と、それ以前に計測し
た所定時間毎の交通量の値、つまり、その時点から一定
時間前までの間の所定時間毎の複数の実測値を、予測手
段5に送信するものである。
【0023】予測手段5は、記憶手段2の記憶値である
複数のデータと、その複数のデータから求めた、そのデ
ータの包絡線の形成する傾きと、計数手段4から送られ
てくる複数の所定時間毎の実測値と、そのデータの包絡
線の形成する傾き等とを基に、次の所定時間である現時
点から所定時間先までの間に、トンネル内を通行する交
通量を、ファジー推論を用いて予測し、その予測値を調
光制御部3に送出するもので、調光制御部3は、予測手
段5からの予測値である交通量を受けて、その交通量に
応じた明るさに、複数のトンネル灯1を調光制御する。
【0024】つまり、時間が・・、n-2 、 n-1、n 、n+
1 、・・、と経過していくものとすると、予測手段5で
の予測には、計測手段4からは、計測手段4で最後に計
測した所定時間の交通量である、その時点での最も新し
い交通量の実測値X(n) と、それ以前の所定時間の実測
値X(n-1) 、X(n-2) 、・・・、及び記憶手段2から
は、計測手段4で最後に計測した所定時間に対応する所
定時間の交通量の記憶値Y(n) と、時間的にその前後の
所定時間のデータを含む複数の記憶値・・、Y(n-1) 、
Y(n+1) 、・・、及び、それらの実測値及び記憶値が形
成する包絡線の傾きとを使用して、次の所定時間の交通
量(X(n+1) に相当する)を予測するのである。このた
め、調光制御部3では、予測値である交通量に応じて、
トンネル灯1の明るさを変化させるようにトンネル灯1
を制御しており、例えば、記憶された交通量が多けれ
ば、トンネル灯1を明るくしてトンネル内の照度を上
げ、交通量が少なければ、支障のない範囲でトンネル灯
1を暗くして消費電力を低減させる。
【0025】このように構成されているため、本実施例
におけるトンネル灯制御装置においては、予測手段5に
より、トンネル内の次の所定時間の交通量が、記憶手段
2の記憶値と計数手段4の実測値から予測でき、その予
測値に応じてトンネル灯1の明るさが制御されるため、
トンネル内の実際の交通量に適したトンネル灯1の明る
さの最適な制御ができ、トンネル内の安全性を確保しな
がら、全体としての消費電力を低減させることができ
る。
【0026】図4は、本発明のトンネル灯制御装置の第
2の実施例を示すもので、前記第1の実施例と異なる点
は、予測手段5で予測した交通量の予測値で、記憶手段
2に記憶された交通量の記憶値を更新した、つまり、記
憶値の予測値に対応するデータが、予測値により置換さ
れて、その予測値が記憶値となるようにした点であり、
他は前記第1の実施例と同様に構成されている。
【0027】このように構成されているため、本実施例
におけるトンネル灯制御装置においては、第1の実施例
の効果に加えて、記憶手段2に記憶されて次の所定時間
の交通量の予測に使用される記憶値が、その時点の実際
の交通量に最も近い値となり、予測手段5での予測値が
さらに正確に得られるようになり、トンネル内の安全性
がさらに向上する。
【0028】図5は、本発明のトンネル灯制御装置の第
3の実施例を示すもので、前記第1の実施例と異なる点
は、記憶手段2の記憶値と、調光制御部3によるトンネ
ル灯1の制御、計数手段4及び予測手段5の動作であ
り、他は前記第1の実施例と同様に構成されている。
【0029】記憶手段2には、1日分の交通量である、
あらかじめ計測されたトンネル内の所定時間毎の交通量
が、トンネル内を通行する車両の種類毎、例えば普通自
動車、大型自動車、オートバイ及び自転車等の車両の種
類毎にそれぞれ分けられて記憶されており、さらには、
それらの車両毎の過去の事故率に基づいた危険率も記憶
されている。また、計数手段4でも、例えば重量センサ
ー4a等により随時、所定時間に車両の種類毎に、トン
ネル内を通行する交通量を計測する。
【0030】予測手段5では、記憶手段2の記憶値と計
数手段4の実測値から、第1の実施例と同様に、まずフ
ァジー推論により、車両の種類毎の次の所定時間の交通
量をそれぞれ予測し、その予測された車両の種類毎の交
通量の予測値に、記憶手段2に記憶された危険率により
重みづけをして、それらを加算して各車両毎の交通量の
予測値からトンネル内全体の危険度を計算させ、その計
算値を調光制御部3に送信する。
【0031】そこで、調光制御部3では、その危険度の
計算値に応じて調光レベルを決定して、トンネル灯1を
調光制御する。このとき、制御前のトンネル灯1の調光
レベルが、図5に示すように例えばレベル1であり、そ
のレベルをレベル2とする場合には、その間のトンネル
灯の輝度の変化が、対数的となるように調光制御部3は
トンネル灯1を制御するように構成されている。なお、
このとき調光制御部3に送られる危険度は、次の所定時
間の危険度の予測値である。
【0032】このように構成されているため、本実施例
におけるトンネル灯制御装置においては、第1の実施例
の効果に加えて、車両の種類により事故率等の危険率が
異なる場合であっても、その危険率を考慮に入れた、き
めの細かなトンネル灯1の制御ができ、また、トンネル
灯1が調光制御されて、その調光レベルが変化する途上
であっても、対数的変化が、明るさ等の人の感覚量に対
する感じ方を最も良く表しているため、その変化がドラ
イバーにとって見た目に滑らかとなり、トンネル内の安
全性をさらに高めることができる。
【0033】なお、上記実施例においては、トンネル灯
1の輝度が、対数的に変化するように制御されるものと
して説明を行ったが、トンネル灯1の輝度が、所定の時
間をかけて直線的に変化するように制御されたものや、
同様に階段状に変化させたもの等、調光制御部3を簡単
な構造としたものや、三角関数的に変化させたものとし
て、輝度の変化を急激に変化させずに滑らかな変化とし
たもの等、ドライバーに知覚しにくくしたものであれば
略同様の効果を奏する。
【0034】また、上記実施例においては、車両の種類
を上述のように重量により識別するものとして説明を行
ったが、本発明はこれに限らず、例えば一対のセンサー
により車両の長さを計測して行うものや、その他のどの
様な方法によるものであっても良く、また、上記各実施
例においては、交通量の予測をファジー推論により行う
ものとしたが、本発明はこれに限らず、この予測をニュ
ーラルネットワークを用いて行ったものであっても良
い。
【0035】図6は、本発明のトンネル灯制御装置の第
4の実施例を示すもので、前記第1の実施例と異なる点
は、トンネルを複数(同図では3つ)のエリアに分割
し、それぞれのエリアに第1の実施例に示すトンネル灯
制御装置を1台ずつ設置し、そのエリア毎に独立してト
ンネル灯1の制御が行えるようにした点であり、他は前
記第1の実施例と同様に構成されている。
【0036】このように構成されているため、本実施例
におけるトンネル灯制御装置においては、第1の実施例
の効果に加えて、特にトンネルが長い場合において、車
両の存在しない部分のトンネル灯1を高レベルで照明す
ることがなくなって、トンネル全体が効率良く照明で
き、その消費電力を低減することができる。
【0037】図7は、本発明のトンネル灯制御装置の第
5の実施例を示すものであり、前記第3の実施例と異な
る点は予測手段5であり、他は前記第3の実施例と同様
に構成されている。
【0038】予測手段5では、記憶手段2からの車両の
種類毎の交通量の記憶値と、車両の種類毎の事故率等の
危険率から、記憶値によるトンネル全体の第1の危険度
を計算させ、一方計数手段4からの車両の種類毎の交通
量の実測値と、車両の種類毎の事故率等の危険率から、
実測値によるトンネル全体の第2の危険度を計算させ、
その第1の危険度と第2の危険度からニューラルネット
ワークにより、トンネル内全体の危険度を計算させたも
ので、その計算値が調光制御部3に送られ、第3の実施
例と同様にトンネル灯1の制御を行わせている。
【0039】このように構成されているため、本実施例
におけるトンネル灯制御装置においては、前記第3の実
施例の効果に加えて、車両の種類により事故率等の危険
率が異なるが、その危険率を考慮に入れた、きめの細か
なトンネル灯1の制御が、実際の交通量の正確な予測に
基づいてでき、トンネル内の安全性を高めることができ
る。
【0040】なお、前記第1乃至第4の実施例において
は、予測手段5での交通量の予測をファジー推論によ
り、またはニューラルネットワークを用いて計算させた
ものを例示したが、その予測を、計数手段の実測値と記
憶手段の記憶値の平均をとることにより行えば、予測手
段の処理時間が飛躍的に減少すると共に、トンネル灯制
御装置自体の構造を単純化できる。また、この場合にお
いても、記憶値を実測値で補正した値でトンネル灯の制
御ができるため、実際の交通量に対応したトンネル灯の
制御ができる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明は、請求項1記載の発
明にあっては、トンネル内の交通量に応じてトンネル灯
の明るさを制御する調光制御部を有してなるトンネル灯
制御装置において、あらかじめ計測したトンネル内の所
定時間毎の交通量を記憶した記憶手段と、トンネル内の
所定時間毎の交通量を随時計測する計数手段と、前記記
憶手段の記憶値と前記計数手段による実測値とを比較し
ファジー推論により次の所定時間の交通量を予測する予
測手段とを設け、該予測手段による予測値に基づいて前
記調光制御部を制御したため、予測手段により、トンネ
ル内の次の所定時間の交通量が、記憶手段の記憶値と計
数手段の実測値から予測でき、その予測値に応じてトン
ネル灯の明るさが制御されて、トンネル内の実際の交通
量に適したトンネル灯の明るさの最適な制御ができ、ト
ンネル内の安全性を確保しながら、トンネル全体の消費
電力の低減を図ることができる。
【0042】請求項2記載の発明にあっては、前記予測
手段の予測値により、前記記憶手段の前記予測値に対応
する記憶値を更新したため、請求項1記載の発明の効果
に加えて、記憶手段に記憶されて次の所定時間の交通量
の予測に使用される記憶値が、その時点の実際の交通量
に最も近い値となり、予測手段での予測値が正確に得ら
れるようになり、トンネル内の安全性がさらに向上す
る。
【0043】請求項3記載の発明にあっては、前記計数
手段で車両の種類を選別して車両の種類毎に交通量を計
測させると共に、前記記憶手段に、車両の種類毎の危険
率とあらかじめ計測した所定時間毎の車両の種類毎の交
通量を記憶させ、前記予測手段で次の所定時間の車両の
種類毎の交通量を予測させると共に、その予測値と車両
の種類毎の危険率によりトンネル内全体の危険度を算出
し、そのトンネル内全体の危険度に応じて前記調光制御
部を制御したため、請求項1または請求項2記載の発明
の効果に加えて、車両の種類により事故率等の危険率が
異なるが、その危険率を考慮に入れた、きめの細かなト
ンネル灯の制御ができ、トンネル内の安全性をさらに高
めることができる。
【0044】請求項4記載の発明にあっては、前記交通
量の予測を、ニューラルネットワークを用いて行ったた
め、請求項1記載の発明の効果に加えて、道路状況の変
化に対応したトンネル内の交通量の予測が正確に行え、
トンネル内の安全性がさらに向上する。
【0045】請求項5記載の発明にあっては、前記トン
ネル灯の輝度を、対数的に変化させるように前記調光制
御部を制御したため、請求項1記載の発明の効果に加え
て、トンネル灯が調光制御されて、その調光レベルが変
化する途上であっても、その変化がドライバーにとっ
て、見た目に滑らかとなり、トンネル内の安全性をさら
に高めることができる。
【0046】請求項6記載の発明にあっては、トンネル
内を複数のエリアに分割し、前記トンネル灯1を、前記
エリア毎に独立して制御をしたため、請求項1記載の発
明の効果に加えて、特にトンネルが長い場合において、
車両の存在しない部分のトンネル灯を高レベルで照明す
ることがなくなって、トンネル全体が効率良く照明で
き、その消費電力が、さらに低減できる。
【0047】請求項7記載の発明にあっては、トンネル
内の交通量に応じてトンネル灯の明るさを制御する調光
制御部を有してなるトンネル灯制御装置において、車両
の種類毎の危険率と、あらかじめ計測したトンネル内の
所定時間毎の車両の種類毎の交通量とを記憶した記憶手
段と、トンネル内の所定時間毎の車両の種類毎の交通量
を随時計測する計数手段と、前記記憶手段の記憶値から
トンネル内全体の第1の危険度を計算させ、前記計数手
段の実測値からトンネル内全体の第2の危険度を計算さ
せると共に、前記第1の危険度と第2の危険度からニュ
ーラルネットワークにより次の所定時間のトンネル内全
体の危険度を算出する予測手段とを設け、トンネル内全
体の危険度に応じて前記調光制御部を制御したため、予
測手段により、トンネル内を通行する車両の種類により
事故率等の危険率が異なるが、その危険率を考慮に入れ
た、きめの細かなトンネル灯の制御が、実際の交通量の
正確な予測に基づいてできて、トンネル内の安全性を高
めることができると共に、交通量に応じた最適なトンネ
ル灯の制御ができるために、効率の良い照明ができ、そ
の消費電力が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトンネル灯制御装置の第1の実施例を
示すブロック図である。
【図2】同上の構成図である。
【図3】同上のデータの流れを示すブロック図である。
【図4】本発明のトンネル灯制御装置の第2の実施例に
おけるデータの流れを示すブロック図である。
【図5】本発明のトンネル灯制御装置の第3の実施例に
おけるデータの流れを示すブロック図である。
【図6】本発明のトンネル灯制御装置の第4の実施例を
示す構成図である。
【図7】本発明のトンネル灯制御装置の第5の実施例に
おけるデータの流れを示すブロック図である。
【図8】従来のトンネル灯制御装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 トンネル灯 2 記憶手段 3 調光制御部 4 計数手段 5 予測手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪口 敏彦 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 占部 有紀 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西川 恭子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内の交通量に応じてトンネル灯
    の明るさを制御する調光制御部を有してなるトンネル灯
    制御装置において、あらかじめ計測したトンネル内の所
    定時間毎の交通量を記憶した記憶手段と、トンネル内の
    所定時間毎の交通量を随時計測する計数手段と、前記記
    憶手段の記憶値と前記計数手段による実測値とを比較し
    ファジー推論により次の所定時間の交通量を予測する予
    測手段とを設け、該予測手段による予測値に基づいて前
    記調光制御部を制御したことを特徴とするトンネル灯制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記予測手段の予測値により、前記記憶
    手段の前記予測値に対応する記憶値を更新したことを特
    徴とする請求項1記載のトンネル灯制御装置。
  3. 【請求項3】 前記計数手段で車両の種類を選別して車
    両の種類毎に交通量を計測させると共に、前記記憶手段
    に、車両の種類毎の危険率とあらかじめ計測した所定時
    間毎の車両の種類毎の交通量を記憶させ、前記予測手段
    で次の所定時間の車両の種類毎の交通量を予測させると
    共に、その予測値と車両の種類毎の危険率によりトンネ
    ル内全体の危険度を算出し、そのトンネル内全体の危険
    度に応じて前記調光制御部を制御したことを特徴とする
    請求項1、または請求項2記載のトンネル灯制御装置。
  4. 【請求項4】 前記交通量の予測を、ニューラルネット
    ワークを用いて行ったことを特徴とする請求項1、乃至
    請求項3のうち1つの請求項記載のトンネル灯制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記トンネル灯の輝度を、対数的に変化
    させるように前記調光制御部を制御したことを特徴とす
    る請求項1記載のトンネル灯制御装置。
  6. 【請求項6】 トンネル内を複数のエリアに分割し、前
    記トンネル灯を前記エリア毎に独立して制御をしたこと
    を特徴とする請求項1記載のトンネル灯制御装置。
  7. 【請求項7】 トンネル内の交通量に応じてトンネル灯
    の明るさを制御する調光制御部を有してなるトンネル灯
    制御装置において、車両の種類毎の危険率と、あらかじ
    め計測したトンネル内の所定時間毎の車両の種類毎の交
    通量とを記憶した記憶手段と、トンネル内の所定時間毎
    の車両の種類毎の交通量を随時計測する計数手段と、前
    記記憶手段の記憶値からトンネル内全体の第1の危険度
    を計算させ、前記計数手段の実測値からトンネル内全体
    の第2の危険度を計算させると共に、前記第1の危険度
    と第2の危険度からニューラルネットワークにより次の
    所定時間のトンネル内全体の危険度を算出する予測手段
    とを設け、トンネル内全体の危険度に応じて前記調光制
    御部を制御したことを特徴とするトンネル灯制御装置。
JP6116634A 1994-05-30 1994-05-30 トンネル灯制御装置 Pending JPH07326210A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014524108A (ja) * 2011-07-01 2014-09-18 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 照明要件を生成するシステム及び方法
CN113140110A (zh) * 2020-04-30 2021-07-20 云南路翔智联生态城市发展股份有限公司 智能交通控制方法、发光装置及监控装置

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