JPH07325947A

JPH07325947A - 料金収受システム

Info

Publication number: JPH07325947A
Application number: JP12033794A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Imanishi; 和雄今西; Kazuyoshi Hayakawa; 数良早川; Shoji Doi; 祥爾土井; Masakuni Ando; 正訓安藤
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1994-06-01
Filing date: 1994-06-01
Publication date: 1995-12-12

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は設置工事等で車線の閉鎖を行なわなく
てもすみ、設置スペースも少なくて良い車両検知・車種
判別装置をＡＶＩと組み合わせた料金収受システムを提
供することを目的とする。【構成】車両１に取付けられた非接触ＩＣカード２と、
アンテナ３と、料金所に設置され、車両の画像を撮像し
続けるカメラ５と、画像処理機６と、前記非接触ＩＣカ
ード２内のメモリに記憶されている車種情報２２を読み
とり、前記画像処理機６からの車種情報２１を比較照合
する制御装置１７とを具備し、前記制御装置１７は、画
像処理機６からの車種情報２１と、非接触ＩＣカード２
内のメモリからの車種情報２２の内容が同じ場合は、非
接触ＩＣカード２から通行料金を引き去り、車種情報２
１、２２の内容が異なる場合は非接触ＩＣカード２が不
正使用されていると判断することを特徴とする料金収受
システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、車両が通行する時、電
子的に料金収受を行なう非接触ＩＣカード料金収受シス
テムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術を図５及び図６に示す。図５
は従来の非接触ＩＣカードシステムの構成を示す。図５
において、料金所に進入した車両が、カメラと画像処理
機６からなる車種判別装置１２を通過すると、自動的に
車種が判定され、その車種情報が制御装置１７に送ら
れ、通行料金が決定される。

【０００３】通行料金情報は、アンテナ３により非接触
ＩＣカード２へ送信され、通行料金を引きさる。図６は
従来の非接触ＩＣカード２を用いた料金収受システムを
示す。図６に示すように、車両１には、例えばフロント
ガラス内側に非接触ＩＣカード２が貼り付けられてい
る。

【０００４】この非接触ＩＣカード２のメモリには、各
車両に固有なＩＤ番号等の情報が格納されている。そし
て料金所の近くにはアンテナ３を有する地上局４が設置
されている。地上局４は料金所内の端末コンピュータ７
に接続されている。

【０００５】図６において、非接触ＩＣカード２を有し
た車両が料金所に進入してくると、カメラ５と画像処理
機６からなる車種判別装置１２により自動的に車種を判
別し、非接触ＩＣカード２がアンテナ３の前方を通過す
る際、アンテナ３を介して地上局４と非接触ＩＣカード
２との間で、ＩＤ番号や通行料金等の情報が自動的に無
線通信される。

【０００６】これらの情報は地上局４で認識された後、
端末コンピュータ７に伝送されて、そのメモリに蓄えら
れ、更に端末コンピュータ７からホストコンピュータ８
に伝送され、通過した登録している銀行口座等から自動
的に通行料金の精算が行なわれる。

【０００７】従って、車両は現金収受も一旦停止も行な
わず料金所を通過できることになる。通行料金の実際の
支払いは、非接触ＩＣカード２の利用者と道路管理車と
の契約により、プリペイド方式、ポストペイ方式、デポ
ジット方法等があり、ＩＤ情報に相当する者が支払う。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従来の車種判別装置１
２では、計測センサとして、踏板装置９と、光電管７
と、光センサ８を用いているが、この装置構成では、料
金所ゲートの広さによっては、上記装置類の設置場所を
確保することができない。また、上記装置類、特に踏板
に関しては、長期の車線閉鎖をともなう設置工事が必要
となる。また踏板は接点を接触させて車両の検知を行な
う構造上定期的な交換が必要となる。

【０００９】車線閉鎖を行なうと、料金所の処理能力が
下がる。その結果交通渋滞が起こり、利用者のサービス
が低下してしまう。本発明は設置工事等で車線の閉鎖を
行なわなくて済み、また、設置スペースも少なくて良い
車両検知・車種判別装置をＡＶＩ（Automatic Vehicle
Identification System ）と組み合わせた料金収受シス
テムを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

（第１の手段）本発明に係る料金収受システムは（Ａ）
車両１に取付けられた非接触ＩＣカード２と、（Ｂ）前
記非接触ＩＣカード２と通信を行なう料金所に設置され
たアンテナ３と、（Ｃ）料金所に設置され、車両の画像
を撮像し続けるカメラ５と、（Ｄ）前記カメラの画像の
中からナンバープレート部を抽出し、車種情報２１をと
り出す画像処理機６と、（Ｅ）前記非接触ＩＣカード２
内のメモリに記憶されている車種情報２２を読みとり、
前記画像処理機６からの車種情報２１を比較照合する制
御装置１７とを具備し、（Ｆ）前記制御装置１７は、画
像処理機６からの車種情報２１と、非接触ＩＣカード２
内のメモリからの車種情報２２の内容が同じ場合は、非
接触ＩＣカード２から通行料金を引き去り、車種情報２
１、２２の内容が異なる場合は非接触ＩＣカード２が不
正使用されていると判断することを特徴とする。（第２の手段）本発明に係る料金収受システムは、
（Ａ）車両１に設置され、ＩＤ情報が記録されたメモリ
を有するとともに、外部から非接触で車種情報２２の記
録内容の読み取り及び書き込みができる車両側装置２０
と、（Ｂ）前記車両側装置２０と通信を行なう料金所に
設置されたアンテナ３と、（Ｃ）料金所に設置され、車
両の画像を撮像し続けるカメラ５と、（Ｄ）前記カメラ
５の画像の車種情報２１から車種分類を行なう画像処理
機６と、（Ｅ）料金所に設置され、前記車両側装置２０
に対して記録内容の非接触な読み取り及び書き込みを行
なう路上機４０と、（Ｆ）前記路上機４０が読み取った
ＩＤ情報を照合して料金を算出し、課金処理を行なう課
金処理装置５０と、から成り、（Ｇ）前記課金処理装置
５０は、端末コンピュータ７とホストコンピュータ８か
ら成り、二つの車種情報２１、２２を比較し、二つの車
種情報２１、２２が一致すれば車両側装置２０の所有権
の口座から通行料金を引き去り、二つの車種情報２１、
２２が不一致のときは車両側装置２０が不正使用されて
いると判断することを特徴とする。

【００１１】

【作用】料金所に進入した車両は、カメラ５により画像
として画像処理機６に取り込まれる。その画像から車両
の特徴を抽出し、その特徴から車種情報２１を読みとる
とともに車両の進入を検知する。

【００１２】そして、車両側装置２０（例えば非接触Ｉ
Ｃカード２）から読込んだ車種情報２２と、カメラ５の
画像から車種情報２１とを比較し、車種情報２１、２２
が一致すれば、通過した車両の所有者の銀行口座等から
自動的に車種に応じた通行料金を引き去り、一致しなけ
れば不正使用と判断する。

【００１３】

【実施例】本発明の実施例を図１〜図４に示す。図１は
本発明の第１実施例を示す。図１に示す有料道路料金所
に設置されたカメラ５により、常に画像を撮像し続け
る。その画像から常にナンバープレートの有無を判定す
る。車両が進入して来ると画像処理機６はそのナンバー
プレートから車両の車種情報２１を取り出す。

【００１４】車両とともに料金所に入った非接触ＩＣカ
ード２は、制御装置１７との間で無線通信を行ない、非
接触ＩＣカード２内のメモリに記憶されている車種情報
２１とＩＤ情報（アイデンティフィケーション情報）等
を読み取る。

【００１５】画像処理機６と非接触ＩＣカード２から得
られた車種情報を比較し、内容が同じ場合は、非接触Ｉ
Ｃカード２から通行料金を引き去る。内容がちがう場合
は、非接触ＩＣカード２が盗難等により不正使用されて
いるし判断し、車種情報を保存し、不正利用者の特定に
用いる。

【００１６】本発明の第２実施例を図２〜図４に示す。
有料道路料金所に設置されたカメラ５から連続画像を取
込む。そして、その画像から画像処理機６が常に車両の
特徴を検索し続け、画像中に車両１が進入して来ると、
車両１が存在するとの判定を行ない、車両検出を行な
う。

【００１７】また、車両１の画像中における特徴から車
種の判定を行なう。次に、車両とともに料金所に進入し
た車両側装置２０（例えば非接触ＩＣカード２）は、車
両検知信号を受けた路上機４０（例えば地上局４）との
間で無線通信を行ない、路上機４０は車両側装置２０
（例えば非接触ＩＣカード２）内のメモリに記憶されて
いる車種情報とＩＤ情報等を読み取る。

【００１８】これらの情報は、課金処理装置５０の端末
コンピュータ７に伝送されて、端末コンピュータ７のメ
モリに蓄えられる。そして車種情報の比較が行なわれ、
同じでなければ不正使用として、同じであればそのま
ま、端末コンピュータ７からホストコンピュータ８に伝
送される。そして不正使用はブラックリストに、不正使
用でなければ通過した車両の所有者の銀行口座等から自
動的に車種に応じた通行料金の精算が行なわれる。不正
使用の時は撮像した画像を保存しておき、不正利用者の
特定に用いる。

【００１９】

【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。（１）本発明により、光電管、光センサ、踏板を使用せ
ずに済むため、設置工事が不用途なり、（２）設置工事における長期間の車線の閉鎖が不要とな
ると共に、コストの低減をはかることが図れる。（３）また、車両の車種情報と非接触ＩＣカード内の車
種情報を照合する事により、不正使用を発見することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示す図。

【図２】本発明の第２実施例を示す図。

【図３】本発明の第２実施例を示す図。

【図４】本発明の第２実施例を示す図。

【図５】従来の料金収受システムを示す図。

【図６】従来の料金収受システムを示す図。

【符号の説明】

１…車両、２…非接触ＩＣカード、３アンテナ…、４…地上局、５…カメラ、６…画像処理機、７…端末コンピュータ、８…ホストコンピュータ、９…踏板、１０…光電管、１１…光センサ、１２…車種判別装置、１３…車両検知装置、１７…制御装置、２０…車両側装置、２１…車種情報（画像処理機６からの）、２２…車種情報（ＩＣカード２内のメモリに記憶されて
いる）、４０…路上機、５０…課金処理装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者安藤正訓兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目１番１号三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（Ａ）車両（１）に取付けられた非接触Ｉ
Ｃカード（２）と、（Ｂ）前記非接触ＩＣカード（２）
と通信を行なう料金所に設置されたアンテナ（３）と、
（Ｃ）料金所に設置され、車両の画像を撮像し続けるカ
メラ（５）と、（Ｄ）前記カメラの画像の中からナンバ
ープレート部を抽出し、車種情報（２１）をとり出す画
像処理機（６）と、（Ｅ）前記非接触ＩＣカード（２）
内のメモリに記憶されている車種情報（２２）を読みと
り、前記画像処理機（６）からの車種情報（２１）を比
較照合する制御装置（１７）とを具備し、（Ｆ）前記制
御装置（１７）は、画像処理機（６）からの車種情報
（２１）と、非接触ＩＣカード（２）内のメモリからの
車種情報（２２）の内容が同じ場合は、非接触ＩＣカー
ド（２）から通行料金を引き去り、車種情報（２１、２
２）の内容が異なる場合は非接触ＩＣカード（２）が不
正使用されていると判断することを特徴とする料金収受
システム。
【請求項２】（Ａ）車両（１）に設置され、ＩＤ情報が
記録されたメモリを有するとともに、外部から非接触で車種情報（２２）の記録内容の読み取
り及び書き込みができる車両側装置（２０）と、（Ｂ）
前記車両側装置（２０）と通信を行なう料金所に設置さ
れたアンテナ（３）と、（Ｃ）料金所に設置され、車両
の画像を撮像し続けるカメラ（５）と、（Ｄ）前記カメ
ラ（５）の画像の車種情報（２１）から車種分類を行な
う画像処理機（６）と、（Ｅ）料金所に設置され、前記
車両側装置（２０）に対して記録内容の非接触な読み取
り及び書き込みを行なう路上機（４０）と、（Ｆ）前記
路上機（４０）が読み取ったＩＤ情報を照合して料金を
算出し、課金処理を行なう課金処理装置（５０）と、か
ら成り、（Ｇ）前記課金処理装置（５０）は、端末コン
ピュータ（７）とホストコンピュータ（８）から成り、
二つの車種情報（２１、２２）を比較し、二つの車種情
報（２１、２２）が一致すれば車両側装置（２０）の所
有権の口座から通行料金を引き去り、二つの車種情報
（２１、２２）が不一致のときは車両側装置（２０）が
不正使用されていると判断することを特徴とする料金収
受システム。