JPH0732551Y2 - 速度制御装置の入力制御装置 - Google Patents
速度制御装置の入力制御装置Info
- Publication number
- JPH0732551Y2 JPH0732551Y2 JP1990119043U JP11904390U JPH0732551Y2 JP H0732551 Y2 JPH0732551 Y2 JP H0732551Y2 JP 1990119043 U JP1990119043 U JP 1990119043U JP 11904390 U JP11904390 U JP 11904390U JP H0732551 Y2 JPH0732551 Y2 JP H0732551Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control device
- operation command
- input
- speed control
- voltage
- Prior art date
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- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Motor And Converter Starters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はクレーンの巻上装置等の昇降装置に使用する速
度制御装置の入力制御装置に関するものである。
度制御装置の入力制御装置に関するものである。
［従来の技術］ クレーンの巻上装置により昇降される吊荷の昇降速度
を、入力信号電圧を無段階調節することにより制御する
ようにした速度制御装置においては、作業を開始した
際、入力信号電圧が微小でトルクが十分に発生していな
い状態でも前記巻上装置のブレーキを解除して巻上装置
の起動を行うことになる為、吊荷の落下が生じる虞れが
ある。
を、入力信号電圧を無段階調節することにより制御する
ようにした速度制御装置においては、作業を開始した
際、入力信号電圧が微小でトルクが十分に発生していな
い状態でも前記巻上装置のブレーキを解除して巻上装置
の起動を行うことになる為、吊荷の落下が生じる虞れが
ある。
その為、従来、入力信号電圧が微小な場合には、吊荷を
落下させないようにする為、巻上装置のモータの電流値
を検出する電流検出装置を設置して該電流検出装置によ
り検出される電流値が所定の電流値となるまでブレーキ
をロック状態に保持したり、或いは、速度制御装置に備
えられたインバータで周波数を検出する周波数検出装置
を設置して該周波数検出装置により検出される周波数が
所定の周波数以上となるまでブレーキをロック状態に保
持するようにしたりしていた。
落下させないようにする為、巻上装置のモータの電流値
を検出する電流検出装置を設置して該電流検出装置によ
り検出される電流値が所定の電流値となるまでブレーキ
をロック状態に保持したり、或いは、速度制御装置に備
えられたインバータで周波数を検出する周波数検出装置
を設置して該周波数検出装置により検出される周波数が
所定の周波数以上となるまでブレーキをロック状態に保
持するようにしたりしていた。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、斯かる従来方式では、所定の電流値又は
周波数に達するまでモータをブレーキでロックした状態
にしておき、所定の電流値又は周波数に達したとき急激
にブレーキを解除することになる為、過電流やオーバー
シュートを生じてしまい操作性が悪化する問題があっ
た。
周波数に達するまでモータをブレーキでロックした状態
にしておき、所定の電流値又は周波数に達したとき急激
にブレーキを解除することになる為、過電流やオーバー
シュートを生じてしまい操作性が悪化する問題があっ
た。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、過電流やオ
ーバーシュートを生じることなく昇降物の落下を防止し
得る速度制御装置の入力制御装置を提供することを目的
としている。
ーバーシュートを生じることなく昇降物の落下を防止し
得る速度制御装置の入力制御装置を提供することを目的
としている。
［課題を解決するための手段］ 本考案は入力信号電圧を無段階調節されて昇降物の昇降
速度を制御する速度制御装置の入力回路に電圧検出器を
接続すると共に、前記速度制御装置の運転指令回路に前
記電圧検出器の出力信号により運転指令回路を遮断接続
し得るようにした接点を設け、前記電圧検出器により検
出される入力信号電圧が微小な場合に前記運転指令回路
を遮断し、昇降物を落下させない十分なトルクを発生可
能な入力信号電圧に達したとき前記運転指令回路を接続
し得るよう構成したことを特徴とする速度制御装置の入
力制御装置にかかるものである。
速度を制御する速度制御装置の入力回路に電圧検出器を
接続すると共に、前記速度制御装置の運転指令回路に前
記電圧検出器の出力信号により運転指令回路を遮断接続
し得るようにした接点を設け、前記電圧検出器により検
出される入力信号電圧が微小な場合に前記運転指令回路
を遮断し、昇降物を落下させない十分なトルクを発生可
能な入力信号電圧に達したとき前記運転指令回路を接続
し得るよう構成したことを特徴とする速度制御装置の入
力制御装置にかかるものである。
［作用］ 従って本考案では、電圧検出器により検出される入力信
号電圧が微小な場合に接点が開いて運転指令回路が遮断
されるので、昇降物を昇降する為のモータには運転指令
が与えられず、且つブレーキも解除されないが、前記電
圧検出器により検出される入力信号電圧が昇降物を落下
させない十分なトルクを発生可能な値に達したときには
接点が閉じて前記運転指令回路が接続されるので、この
とき初めてブレーキやモータに運転指令が与えられ、ブ
レーキ解除と同時にモータが昇降物を落下させない十分
なトルクで起動される。
号電圧が微小な場合に接点が開いて運転指令回路が遮断
されるので、昇降物を昇降する為のモータには運転指令
が与えられず、且つブレーキも解除されないが、前記電
圧検出器により検出される入力信号電圧が昇降物を落下
させない十分なトルクを発生可能な値に達したときには
接点が閉じて前記運転指令回路が接続されるので、この
とき初めてブレーキやモータに運転指令が与えられ、ブ
レーキ解除と同時にモータが昇降物を落下させない十分
なトルクで起動される。
［実施例］ 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第１図及び第２図は本考案の速度制御装置の入力制御装
置の一実施例であり、第１図中１は速度制御装置、２は
第２図に示すクレーン３の吊荷（昇降物）４を昇降する
為のモータ、５は該モータ２を停止する為のブレーキ、
６はブレーキ５を解除する為の接触器接点、７は前記速
度制御装置１への入力信号電圧を無段階調節する為のス
テップレスコントローラを示し、該ステップレスコント
ローラ７は、図示する例ではDC電圧端子ＰとOVとの間を
分圧してアナログ入力端子INに無段階調節したアナログ
電圧信号を出力するようにしてある。
置の一実施例であり、第１図中１は速度制御装置、２は
第２図に示すクレーン３の吊荷（昇降物）４を昇降する
為のモータ、５は該モータ２を停止する為のブレーキ、
６はブレーキ５を解除する為の接触器接点、７は前記速
度制御装置１への入力信号電圧を無段階調節する為のス
テップレスコントローラを示し、該ステップレスコント
ローラ７は、図示する例ではDC電圧端子ＰとOVとの間を
分圧してアナログ入力端子INに無段階調節したアナログ
電圧信号を出力するようにしてある。
又、前記ブレーキ５は接触器接点６が開いた状態でモー
タ２をロックし、接触器接点６が閉じた状態でモータ２
を解除するようになっており、前記接触器接点６は速度
制御装置１によりモータ２の起動と同時に閉じられるよ
うになっている。
タ２をロックし、接触器接点６が閉じた状態でモータ２
を解除するようになっており、前記接触器接点６は速度
制御装置１によりモータ２の起動と同時に閉じられるよ
うになっている。
ここで、前記速度制御装置１とステップレスコントロー
ラ７との間に形成された入力回路８に、前記速度制御装
置１への入力信号電圧を検出する電圧検出器９を接続
し、更に前記速度制御装置１におけるモータ２に運転指
令を与える為の運転指令回路10に、前記電圧検出器９の
出力信号12により前記運転指令回路10を遮断接続し得る
ようにした接点11を設け、前記電圧検出器９により検出
される入力信号電圧が微小な場合に前記接点11を開き、
前記モータ２が第２図に示す吊荷４を落下させない十分
なトルクを発生可能な所定の入力信号電圧に達したとき
前記接点11を閉じるよう構成する。
ラ７との間に形成された入力回路８に、前記速度制御装
置１への入力信号電圧を検出する電圧検出器９を接続
し、更に前記速度制御装置１におけるモータ２に運転指
令を与える為の運転指令回路10に、前記電圧検出器９の
出力信号12により前記運転指令回路10を遮断接続し得る
ようにした接点11を設け、前記電圧検出器９により検出
される入力信号電圧が微小な場合に前記接点11を開き、
前記モータ２が第２図に示す吊荷４を落下させない十分
なトルクを発生可能な所定の入力信号電圧に達したとき
前記接点11を閉じるよう構成する。
作業時において、ステップレスコントローラ７を操作す
ることによりアナログ入力端子INにDC電圧を無段階調節
して印加した際に、電圧検出器９により検出される入力
信号電圧が所定の電圧以下の場合、即ち入力信号電圧が
微小な場合には、モータ２に運転指令を与える為の運転
指令回路10が、接点11が開くことにより遮断されるの
で、前記モータ２には運転指令が与えられず、且つブレ
ーキ５も解除されない。
ることによりアナログ入力端子INにDC電圧を無段階調節
して印加した際に、電圧検出器９により検出される入力
信号電圧が所定の電圧以下の場合、即ち入力信号電圧が
微小な場合には、モータ２に運転指令を与える為の運転
指令回路10が、接点11が開くことにより遮断されるの
で、前記モータ２には運転指令が与えられず、且つブレ
ーキ５も解除されない。
又、電圧検出器９により検出される入力信号電圧が所定
の電圧に達し吊荷４を落下させない十分なトルクを発生
可能な値となった場合には、前記電圧検出器９の出力信
号12により接点11が閉じ、運転指令回路10が接続される
ので、前記入力信号電圧に対応した電圧又は周波数が速
度制御装置１により出力されてブレーキ５が解除されモ
ータ２が起動される。
の電圧に達し吊荷４を落下させない十分なトルクを発生
可能な値となった場合には、前記電圧検出器９の出力信
号12により接点11が閉じ、運転指令回路10が接続される
ので、前記入力信号電圧に対応した電圧又は周波数が速
度制御装置１により出力されてブレーキ５が解除されモ
ータ２が起動される。
従って上記によれば、モータ２は吊荷４を落下させない
十分なトルクをモータ２が発生可能な入力信号電圧とな
ったとき初めて起動されるので、過電流やオーバーシュ
ートを生じることなく確実に吊荷４の落下を防止するこ
とができる。
十分なトルクをモータ２が発生可能な入力信号電圧とな
ったとき初めて起動されるので、過電流やオーバーシュ
ートを生じることなく確実に吊荷４の落下を防止するこ
とができる。
尚、本考案の速度制御装置の入力制御装置は、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、昇降物はクレーン
の吊荷以外に各種昇降装置により昇降されるものであれ
ば良いこと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
施例にのみ限定されるものではなく、昇降物はクレーン
の吊荷以外に各種昇降装置により昇降されるものであれ
ば良いこと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
［考案の効果］ 以上説明したように本考案の速度制御装置の入力制御装
置によれば、昇降物を落下させない十分なトルクを発生
可能な入力信号電圧となったとき初めて速度制御装置の
運転指令回路を接続するようにしているので、ブレーキ
を解除すると同時に昇降物を落下させない十分なトルク
でモータを起動することが可能となり、過電流やオーバ
ーシュートを生じることなく確実に昇降物の落下を防止
することができる。
置によれば、昇降物を落下させない十分なトルクを発生
可能な入力信号電圧となったとき初めて速度制御装置の
運転指令回路を接続するようにしているので、ブレーキ
を解除すると同時に昇降物を落下させない十分なトルク
でモータを起動することが可能となり、過電流やオーバ
ーシュートを生じることなく確実に昇降物の落下を防止
することができる。
第１図は本考案の一実施例のフローシート、第２図は第
１図のモータにより昇降されるクレーンの吊荷（昇降
物）を示す図である。 図中、１は速度制御装置、４は吊荷（昇降物）、８は入
力回路、９は電圧検出器、10は運転指令回路、11は接
点、12は出力信号を示す。
１図のモータにより昇降されるクレーンの吊荷（昇降
物）を示す図である。 図中、１は速度制御装置、４は吊荷（昇降物）、８は入
力回路、９は電圧検出器、10は運転指令回路、11は接
点、12は出力信号を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】入力信号電圧を無段階調節されて昇降物の
昇降速度を制御する速度制御装置の入力回路に電圧検出
器を接続すると共に、前記速度制御装置の運転指令回路
に前記電圧検出器の出力信号により運転指令回路を遮断
接続し得るようにした接点を設け、前記電圧検出器によ
り検出される入力信号電圧が微小な場合に前記運転指令
回路を遮断し、昇降物を落下させない十分なトルクを発
生可能な入力信号電圧に達したとき前記運転指令回路を
接続し得るよう構成したことを特徴とする速度制御装置
の入力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990119043U JPH0732551Y2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 速度制御装置の入力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990119043U JPH0732551Y2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 速度制御装置の入力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0475893U JPH0475893U (ja) | 1992-07-02 |
| JPH0732551Y2 true JPH0732551Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31867023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990119043U Expired - Lifetime JPH0732551Y2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 速度制御装置の入力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732551Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014112044A1 (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-24 | 三井造船株式会社 | 荷役時間を短縮する港湾荷役機器の制御方法と港湾荷役機器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59172393A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-29 | 株式会社日立製作所 | 電気巻上機 |
| JPH0237187U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-12 |
-
1990
- 1990-11-14 JP JP1990119043U patent/JPH0732551Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0475893U (ja) | 1992-07-02 |
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