JPH0732542U - オートサンプラー - Google Patents

オートサンプラー

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Publication number
JPH0732542U
JPH0732542U JP062745U JP6274593U JPH0732542U JP H0732542 U JPH0732542 U JP H0732542U JP 062745 U JP062745 U JP 062745U JP 6274593 U JP6274593 U JP 6274593U JP H0732542 U JPH0732542 U JP H0732542U
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JP
Japan
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sample
funnel
cap
autosampler
bottle
Prior art date
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Pending
Application number
JP062745U
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English (en)
Inventor
幸雄 大和
Original Assignee
横浜市
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Publication date
Application filed by 横浜市 filed Critical 横浜市
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Publication of JPH0732542U publication Critical patent/JPH0732542U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体のサンプリングを行って試料を分析する
に際して、人手を要することなく液体中の生物及び微生
物を濾過・分離し、基質の変化を停止させて保存するこ
とにより、所定の数の試料を採取するためにかなりの時
間が経過した後に当該試料の分析を行う場合にも、正確
な経時変化、正しい情報を得ることが可能となる。正確
な経時変化、正しい情報を得ることが可能なオートサン
プラーを提供する。 【構成】 本考案のオートサンプラーは、例えば、試料
ボトル11、キャップ12及び漏斗13から形成された
試料容器10のキャップ12あるいは漏斗13に濾過材
15を配置する等して、試料容器10に濾過機能を付与
することにより、オートサンプラーのディストリビュー
ターから試料容器に注入される試料に含まれる生物及び
微生物を分離し、採取した液体の基質を保存する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、醸造タンク内における発酵の経時変化のチェックや、下水 処理場のエアレーションタンク内における水質の経時変化の検知等、生物や微生 物の働きを利用した、醸造や、基質の分解、廃水処理を行う産業において、液体 試料の採取に特に適したオートサンプラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来のオートサンプラーの装置全体を示す図であり、図2はその一部 を示す図である。 図1において、1は計量部2をカバーするためのケース、2は採取した試料を 計量する計量部、3は試料ボトル収納ケースであり、当該ケース内には試料ボト ル4が円形状に並べられている。
【0003】 図2を用いて従来のオートサンプラーの動作を略説すれば、所定時間ごとにコ ンプレッサー(図示せず)により採水ホース差込口5より採水された試料は、計 量部2の計量タンク2’にて計量された後、ディストリビューター6により試料 ボトル4に注入される。試料ボトル4は、ボトル収納ケース3(図1)内に円形 状に多数、例えば24個配置されている。ディストリビューター6は、ステッピ ングモーター7により、所定時間ごとに一定の角度回動され、上記試料を隣接す る試料ボトルへと注入する。複数のボトルにより所望の数の試料が採取された後 、当該試料の経時的な変化の分析が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のオートサンプラーにおいては、一定時間ごとに採取した サンプル液体の検査を行う場合、内部に濾過・分離手段を有していないため、所 定のサンプル数を採取した後に検査を行おうとすると、採取した液体に含まれて いる生物や微生物の働きにより液体の基質が既に変化してしまっている場合もあ り、必ずしも正しい経時変化のサンプルが得られないという欠点を有していた。
【0005】 当該欠点を回避するためには、生物及び微生物の働きにより基質が変化するも のは、採水後直ちに濾過して当該生物や微生物等を濾過・分離することによって 、基質の変化を停止させて保存することが必要であった。そのため、その都度の 濾過・分離のために人手が必要であり、このような液体のサンプリング及び保存 には、上記従来のオートサンプラーを使用することはできず、試料採取の自動化 が困難であった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、液体のサンプリングを行って試料を分析するに際し て、人手と手間を要することなく液体中の生物及び微生物を濾過・分離し、基質 の変化を停止させて保存することにより、所定の数の試料を採取するためにかな りの時間が経過した後に当該試料の分析を行う場合にも、正確な経時変化、正し い情報を得ることが可能なオートサンプラーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のオートサンプラーは、試料容器に濾過機能を付与することにより、オ ートサンプラーのディストリビューターから試料容器に注入される試料に含まれ る生物及び微生物を分離・除去し、生物及び微生物による試料の基質の変化が抑 止され、かつ試料本来の基質を保存できるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
図3は、本考案に係るオートサンプラーに使用される試料容器10の一例を示 すものであり、試料ボトル11、漏斗13及びそれらを連通するキャップ12か ら成っている。試料ボトル11は、円形のボトル収納ケース3に円形状に複数個 収納することができるように、その水平断面形状が略扇形をしている。
【0009】 図4は試料ボトル11と漏斗13を連通するキャップ12の一例を示す。この 図に示されるキャップ12は、通常のボトルキャップ2個12’、12”をその 頂部で接着し、その中央部をくり貫いて作成したものである。もちろん、キャッ プ12を一体的に形成することも可能である。
【0010】 このキャップ12を図3に示される試料ボトル11に螺着した後、図5に示す 第1実施例のごとく、キャップ12の上側部12’内に目皿14、及び、生物及 び微生物を濾過・分離することのできる濾過材15、例えばそのメッシュが7μ よりやや大きめの粗大沈殿濾過が可能な濾紙を配置する。なお、目皿14及び濾 過材15は、図6に示すように、キャップ12の下側部12”に配置した後、当 該キャップ12を試料ボトル11に螺着してもよい。ただし、この場合には、目 皿14及び濾過材15は、その直径を試料ボトル11の口の内径よりも大きくし て、試料ボトル11の中に落ちないようにしなければならない。
【0011】 濾過を十分行う等の必要がある場合には、キャップ12の両側部12’、12 ”に配置することも可能である。また、多孔質セラミック等の濾過材を使用する 等、場合に応じて、目皿14を配置することなく濾過材15のみを配置するよう にすることも可能である。
【0012】 目皿14及び濾過材15を配置した後、キャップ12の上側部12’にねじ込 み式の漏斗13を螺着すれば、図3に示されるような試料容器10が形成される 。図3では、この漏斗13は、図3に示される試料ボトルであってかつ底のない ものを逆さにした形状をしており、試料ボトル11上にキャップ12を介して当 該漏斗13を設置した試料容器10は、図7に示されるようにボトル収納ケース 3(点線にて図示)に円形状に複数個収納することが可能である。しかしながら 、図3に示される漏斗13は単なる例示であり、漏斗13の形状及び大きさは、 試料容器10をボトル収納ケース3内に例えば円形状に複数個収納することが可 能である限り、任意である。
【0013】 ボトル収納ケースとして従来のオートサンプラーのボトル収納ケース3を利用 する場合には、漏斗13の高さの分だけ試料容器10が当該ケースから突出し、 計量部2をボトル収納ケース3上に設置することができなくなる。そこで、この 場合には、図8に示されるような、高さが漏斗13の高さよりも高い円環状のサ ポート部材16を従来のボトル収納ケース3に取付けた後、計量部2をサポート 部材16の上に設置する。なお、ボトル収納ケースとして、最初から、漏斗13 の高さを考慮して試料ボトル11のみならず漏斗13もろとも、すなわち試料容 器10が収納可能となる高さに設計したものを用意してもよいことは、もちろん のことである。
【0014】 なお、上記第1実施例においては、キャップ12に濾過材15を配置したが、 キャップ12に配置することなく、図9に示す第2実施例のように、漏斗13に コーヒーフィルタのような形状の濾紙等の濾過材17を配置してもよい。この場 合には、漏斗13と試料ボトル11とを一体的に形成して試料容器10としても よく、その際には、ボトルネック部の形状は、試料容器10の上部が漏斗として の機能を失わない限り、種々の変形が可能である。
【0015】 さらには、上記第1実施例及び第2実施例において、試料取出し口を、別途、 試料ボトル11の下部に設けてもよい。 キャップ12に、あるいは、キャップ12と漏斗13の両方に複数の濾過材を 配置する場合には、同じ種類や同じメッシュのものを配置してもよいし、必要に 応じて、異なるものとしてもよい。
【0016】 第1実施例の利点はセッティングが簡単な点であり、他方、第2実施例の利点 は、採水終了後当該濾紙を捨てるだけでボトルの洗浄を簡単に済ますことができ るという点にある。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係るオートサンプラーによれば、試料容器に新たに濾過機能を付与し たので、液体のサンプリングを行って試料を分析するに際して、人手と手間を要 することなく液体中の生物及び微生物を濾過・分離し、基質の変化を停止させて 保存することができ、したがって、所定の数の試料を採取するためにかなりの時 間が経過した後に当該試料の分析を行う場合にも、正確な経時変化、正しい情報 を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のオートサンプラーの装置全体を示す図で
ある。
【図2】従来のオートサンプラーの装置の一部を示す図
である。
【図3】試料ボトルにキャップを装着し、その上に漏斗
を螺着して形成した、本考案に係るオートサンプラーに
使用する試料容器を示す図である。
【図4】本考案の実施例に使用する、試料ボトルのキャ
ップを示す図である。
【図5】試料ボトルと漏斗を連通するために使用するキ
ャップの上側部に、目皿及び濾紙等の濾過材を配置した
図である。
【図6】試料ボトルと漏斗を連通するために使用するキ
ャップの下側部に、目皿及び濾紙等の濾過材を配置した
図である。
【図7】試料ボトルにキャップを介して漏斗を螺着した
複数個の試料容器を、ボトル収納ケースに円形状に収納
した図である。
【図8】従来のボトル収納ケースを利用する場合に、当
該ボトル収納ケースと計量部との間に入れるサポート部
材を示す図である。
【図9】本考案に係る第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 計量部 2’ 計量タンク 3 試料ボトル収納ケース 10 試料容器 11 試料ボトル 12 キャップ 13 漏斗 15 濾過材、濾紙 16 サポート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 35/10

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過機能を有する試料容器を備えたオー
    トサンプラー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオートサンプラーにお
    いて、上記試料容器は、漏斗及び試料ボトルがキャップ
    により着脱自在に連通された容器からなることを特徴と
    するオートサンプラー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のオートサンプラーにお
    いて、上記キャップに濾過材が配置されていることを特
    徴とするオートサンプラー。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のオートサンプラーにお
    いて、上記漏斗に濾紙が配置されていることを特徴とす
    るオートサンプラー。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のオートサンプラーにお
    いて、上記オートサンプラーは、計量部、試料ボトル収
    納ケース部、及び、上記試料ボトル収納ケースと上記計
    量部との間に配置されかつ上記漏斗より高い高さのサポ
    ート部材を有することを特徴とするオートサンプラー。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のオートサンプラーにお
    いて、上記試料容器は、漏斗及び試料ボトルが一体的に
    形成された容器からなり、上記漏斗に濾紙が配置された
    ことを特徴とするオートサンプラー。
JP062745U 1993-10-29 1993-10-29 オートサンプラー Pending JPH0732542U (ja)

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JP062745U Pending JPH0732542U (ja) 1993-10-29 1993-10-29 オートサンプラー

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759343B2 (ja) * 1976-12-17 1982-12-14 Nissan Motor
JPH0457226A (ja) * 1990-06-21 1992-02-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学式記録再生装置
JPH04164257A (ja) * 1990-10-29 1992-06-09 Ajinomoto Co Inc 自動前処理装置

Patent Citations (3)

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