JPH07324666A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射装置

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JPH07324666A
JPH07324666A JP14102894A JP14102894A JPH07324666A JP H07324666 A JPH07324666 A JP H07324666A JP 14102894 A JP14102894 A JP 14102894A JP 14102894 A JP14102894 A JP 14102894A JP H07324666 A JPH07324666 A JP H07324666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
internal combustion
fuel
combustion engine
throttle
Prior art date
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Pending
Application number
JP14102894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Onishi
一彦 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、スロットルボディに装着
する燃料噴射弁の取付位置を変更することにより、燃焼
性を改善して乗車感を向上するとともに、吸気抵抗を低
減して高回転域での機関出力を向上することにある。 【構成】 このため、この発明は、燃料噴射弁16をス
ロットル弁12の下流側で且つ吸気マニホルド4の吸気
通路下側内壁面20に指向させてスロットルボディ8に
一体的に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃料噴射
装置に係り、特にスロットルボディに装着する燃料噴射
弁の取付位置を変更することにより、燃焼性を改善して
乗車感を向上するとともに、吸気抵抗を低減して高回転
域での機関出力を向上し得る内燃機関の燃料噴射装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の内燃機関においては、排気有害成
分や燃費の問題の対応策として燃料噴射弁からの燃料噴
射量を制御する燃料噴射装置が備えられているものがあ
る。
【0003】この燃料噴射装置には、スロットルボディ
に唯一の燃料噴射弁を有する、いわゆるシングルポイン
トインジェクション方式のものがある。
【0004】このシングルポイントインジェクション方
式の燃料噴射装置としては、図10〜12に示すものが
ある。即ち、図10において、102は内燃機関、10
4は吸気マニホルド、106は吸気通路、108はスロ
ットルボディ、110はボディ吸気路、112は吸入
管、114は吸入管路、116はエアクリーナである。
スロットルボディ108は、吸気マニホルド104の上
流側に連設されている。このスロットルボディ108の
ボディ吸気路110内には、スロットル弁118と、こ
のスロットル弁118の上流側に燃料噴射弁120とが
配設されている。この燃料噴射弁120には、燃料供給
装置122の燃料供給管124からの燃料が送給され
る。
【0005】燃料噴射弁120は、図11、12に示す
如く、。スロットル弁118の上流側のボディ吸気路1
10の略中央に位置している。これにより、ボディ吸気
路110内の上流側には、燃料噴射弁120周りにボデ
ィ吸入口126が形成されている。
【0006】また、このように、燃料噴射弁が装着され
スロットルボディの構造としては、例えば、実開昭59
−135381号公報、実開昭63−57369号公
報、特開昭64−56965号公報に開示されている。
実開昭59−135381号公報に記載のものは、燃料
噴射弁をスロットル弁下流側でスロットルボディに取付
けたものである。実開昭63−57369号公報に記載
のものは、両燃料噴射通路内に燃料噴射弁を装着し、両
燃料噴射通路のボディ本体の軸線についての周方向位置
を互いに整列するとともに、両噴射通路のボディ本体の
軸線に対する傾斜角度を略同一としものである。特開昭
64−56965号公報に記載のものは、噴射弁の噴射
方向がエア弁およびスロットル弁の弁軸と平行な軸線に
対して直交し、エア弁およびスロットル弁の全開時にあ
っては、両弁の前縁部が、噴射弁と反対側に、且つ後縁
部が噴射弁と同じ側に位置し、両弁の後縁部が噴射弁の
ノズル先端から離隔する方向に両弁が開弁される構成で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、シン
グルポイントインジェクション方式の燃料噴射装置にお
いては、燃料噴射弁がスロットル弁の上流側に配設され
ているので、特に、スロットル弁の小開度からの加速時
等において、燃料噴射弁からの燃料がスロットル弁に衝
接してはね返ってから吸気通路に至って内燃機関に供給
され、よって、燃料供給の損失時間が大きく、このた
め、図13に示す如く、希薄混合気(リーン)になり易
く、燃焼性が悪化し、内燃機関の追従性・応答性が不良
になるという不都合があった。つまり、スロットル弁を
急激に全開状態にすると、空気量が一瞬のうちに増加す
るが、燃料の比重が大であり、吸気通路内壁面に付着し
て壁流になる割合が高く、燃料が直ぐには吸引されない
ので、内燃機関がその時に必要な燃料を燃焼室に導くた
めには、かなりの時間が必要であるとともに、スロット
ル弁の開度状態によっては、燃料の供給を妨げる邪魔板
的な機能となり、燃料の到達を遅らせてしまうので、図
13に示す如く、この間に希薄混合気になり易く、空燃
比がリーン化して燃焼性が悪化し、内燃機関の追従性・
応答性が不良となって乗車感が低下する。
【0008】また、燃料噴射弁がスロットル弁の上流側
に配設されているので、ボディ吸入口の大部分を占領
し、このため、吸気抵抗が大きくなって高回転域の出力
が低下するという不都合があった。
【0009】更に、上述の公報に記載の構造にあって
は、燃料が単にスロットルボディのボディ吸気路の中心
側に噴射されるだけなので、燃料の霧化の促進や分配性
能を十分に得ることができないという不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関に燃料を噴射す
る燃料噴射弁を吸気マニホルドの上流側に連設したスロ
ットルボディに装着するとともにこのスロットルボディ
のボディ吸気路内にスロットル弁を配設した内燃機関の
燃料噴射装置において、前記燃料噴射弁を前記スロット
ル弁の下流側で且つ前記吸気マニホルドの吸気通路下側
内壁面に指向させて前記スロットルボディに一体的に設
けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、燃料噴射弁から燃料
は、吸気通路下流内壁面に向って噴射され、内燃機関の
吸引力によってスロットル弁側からの空気と混合して内
燃機関側に供給される。従って、燃料が、スロットル弁
に邪魔されることがなく、内燃機関に迅速に供給される
ので、希薄混合気となるおそれがなく、燃焼性を向上し
て内燃機関の追従性・応答性を良好とし、乗車感を向上
し、また、吸気抵抗を低減して高回転域での出力を向上
し、更に、燃料の霧化の促進を図るとともに、分配性能
を向上することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜8は、この発明の実施例
を示すものである。図1において、2は内燃機関、4は
吸気マニホルド、6はこの吸気マニホルド4に形成され
た吸気通路である。この吸気マニホルド4の上流側のマ
ニホルド上流端部4aは、吸気通路6cの中心に対して
略直角に折曲形成されて上方に指向している。
【0013】この吸気マニホルド4のマニホルド上流端
部4aには、スロットルボディ8のボディ下流端部8b
が連設される。
【0014】このスロットルボディ8には、吸気通路6
に連通するボディ吸気路10が形成されている。このボ
ディ吸気路10には、スロットル弁12が配設され、ま
た、上流側のボディ上流端部8aにおいてボディ吸入口
14が形成されている。
【0015】これにより、吸気通路6の中心線6cとボ
ディ吸気路10の中心線10cとは、略直交している。
【0016】前記スロットルボディ8のボディ下流端部
8bには、燃料噴射装置(図示せず)の燃料噴射弁16
が一体的に内蔵して取付けられる。
【0017】この燃料噴射弁16は、中心線16cがボ
ディ吸気路10の中心線10cと略平行であり、よっ
て、中心線16cが吸気通路6の中心線6cと略直交、
しかも、内燃機関2側に近づいて配設されている。
【0018】また、燃料噴射弁16は、噴口部16aが
吸気通路上流内壁面18側から吸気通路下側内壁面20
に指向してボディ下流端部8bの弁取付部22に取付け
られている。
【0019】従って、燃料噴射弁16からの燃料は、ス
ロットル弁12の下流側で且つ吸気通路6の集合部24
において吸気通路上流内壁面18から吸気通路下流内壁
面20に向って噴射される。
【0020】また、吸気マニホルド4には、集合部24
の下方に冷却水通路26が形成されている。
【0021】次に、この実施例の作用を説明する。
【0022】図6に示す如く、燃料噴射弁16からの燃
料は、集合部24において吸気通路下流内壁面20に向
って噴射されると内燃機関2の稼動によって生ずる負圧
の吸引力により、スロットル弁12側からの空気と混合
するとともに内燃機関2側に吸引され、内燃機関2に供
給される。
【0023】従って、燃料噴射弁16からの燃料の流れ
がスロットル弁12によって邪魔されることがなく、し
かも、燃料噴射弁16が内燃機関2側に近づいて設けら
れているので、燃料が迅速に内燃機関2に供給され、図
7に示す如く、スロットル弁12を小開度から急開動作
しても、内燃機関2において希薄混合気(リーン)にな
るおそれがなく、これにより、燃焼性を向上させ、内燃
機関の追従性・応答性を良好とし、乗車感を向上するこ
とができる。
【0024】また、燃料噴射弁16が、ボディ吸入口1
4に存在せず、吸気抵抗となることがないので、図8に
示す如く、高回転域での出力を、従来に比して高くする
ことができ、出力の向上を図ることができる。
【0025】更に、燃料噴射弁16から噴射された燃料
が集合部24において空気と均等に混合されるので、霧
化の促進を図るとともに、各気筒への分配性能をも向上
することができる。
【0026】更にまた、燃料噴射弁16をスロットルボ
ディ8に一体的に内蔵して設けたので、コストを抑制す
ることができる。
【0027】図9は、この発明の他の実施例を示すもの
である。
【0028】この他の実施例においては、上述の実施例
と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0029】この他の実施例の特徴とするところは、燃
料噴射弁16をスロットルボディ8のボディ吸気路10
の中心線10c上で且つスロットル弁12の下流側で吸
気通路下流内壁面20に指向させて配設した点にある。
【0030】この他の実施例の構成によれば、上述の実
施例と同効を得る。
【0031】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、燃料噴射弁をスロットル弁の下流側で且
つ吸気マニホルドの吸気通路下側内壁面に指向させてス
ロットルボディに一体的に設けたことにより、燃料を内
燃機関に迅速に供給させ、希薄混合気となるおそれをな
くし、燃焼性を向上して内燃機関の追従性・応答性を良
好とし、乗車感を向上し、また、吸気抵抗を低減して高
回転域での出力を向上し、更に、燃料の霧化の促進を図
るとともに、分配性能を向上し、しかも、燃料噴射弁を
スロットルボディに内蔵して一体的とし、コストを抑制
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の吸気系の断面図である。
【図2】スロットルボディの平面図である。
【図3】図2の要部拡大平面図である。
【図4】スロットルボディの拡大断面図である。
【図5】図4の要部拡大平面図である。
【図6】燃料噴射状態を説明する吸気系の断面図であ
る。
【図7】空燃比の挙動を説明する図である。
【図8】出力の比較を説明する図である。
【図9】この発明の他の実施例の吸気系の断面図であ
る。
【図10】従来の燃料噴射装置のシステム構成図であ
る。
【図11】従来のスロットルボディの平面図である。
【図12】従来のスロットルボディの断面図である。
【図13】従来の空燃比の挙動を説明する図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 吸気マニホルド 8 スロットルボディ 10 ボディ吸気路 12 スロットル弁 16 燃料噴射弁 20 吸気通路内側内壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射弁を
    吸気マニホルドの上流側に連設したスロットルボディに
    装着するとともにこのスロットルボディのボディ吸気路
    内にスロットル弁を配設した内燃機関の燃料噴射装置に
    おいて、前記燃料噴射弁を前記スロットル弁の下流側で
    且つ前記吸気マニホルドの吸気通路下側内壁面に指向さ
    せて前記スロットルボディに一体的に設けたことを特徴
    とする内燃機関の燃料噴射装置。
JP14102894A 1994-05-31 1994-05-31 内燃機関の燃料噴射装置 Pending JPH07324666A (ja)

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