JPH0732284U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0732284U
JPH0732284U JP6264893U JP6264893U JPH0732284U JP H0732284 U JPH0732284 U JP H0732284U JP 6264893 U JP6264893 U JP 6264893U JP 6264893 U JP6264893 U JP 6264893U JP H0732284 U JPH0732284 U JP H0732284U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内径寸法の異なるプラグやソケットが混在状
態におかれている中から、誤って内径寸法あるいは使用
流体の異なるプラグとソケットとを選択した場合これら
のソケットとプラグの接続を不能とするとともにプラグ
あるいはソケットの一方を回転可能として識別部材の位
置合わせが容易にできる管継手を提供する。 【構成】 混在状態にあるプラグPとソケットS群の中
からプラグの突起とソケットの溝のなす角度が同一のも
のを取り出し、スリーブ2をスプリング5に抗して左方
に移動させさらに回転させつつスリーブ2の切欠位置と
プラグの突起に形成したポンチマークとを一致させ、プ
ラグPを挿入する。これと同時に、ボール7がプラグP
に形成した凹部29に嵌合して、プラグPが抜け出さな
いようになり、次いで、スリーブ2より手を放すと、ス
プリング5によりスリーブ2が押し戻され、ボール7が
突起6によって押され、プラグPは抜け出さなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は樹脂、金属等よりなる管継手に関するものであり、更に詳しくは、外 観が同じでありながら内径寸法が異なったり、又は、内部を流れる流体が異なる 流体の場合にプラグとソケットとが互いに誤接続されることがないようにした管 継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹脂、金属等によって形成されたプラグとソケットとを接続して使用する管継 手では、従来より、管継手の製造コストを低下させるために例えば同一外径形状 でありながら、プラグやソケットへの接続管の取付ネジ部の内径寸法のみを異な らせ、これによって様々な使用箇所に適合できる管継手を構成している。このよ うな管継手は、製品そのものに内径を表示する印が施されてはいるが、目立たな いため、外観が同一で内径寸法が異なる管継手を一か所において複数使用してい る場合、組合わせるべきプラグとソケットとを簡単に判別することが困難である 。
【0003】 特にこのような管継手で問題となるのは、一時に多数の管継手を使用するとき であり、プラグとソケットとの接続部の形状が同一であって互換性があることか ら、誤って接続管径の異なるもの同志を接続してしてしまう可能性があり、これ によって流体抵抗の増大や、或いは流量損失を招いたりすると言う問題がある。 また、異なる流体(特に薬品等)が流れる複数の管路の途中に、互換性のある プラグやソケットを使用していたり、あるいは、表示が明確に印されていないプ ラグやソケットを使用した場合には、異なる流体管同志を誤って接続してしてし まう可能性があり、これによって流体の混合や化学反応等を引き起こし重大な事 故となる可能性がある。
【0004】 このように従来の管継手では、プラグやソケットが混在状態に置かれていると 、どれが所望の内径サイズのものであるのか、或いは接続すべき流体のものであ るのか区別がつかず、外観だけでは非常に判別しにくいという欠点があった。 このため本出願人は、先に、外観だけでは非常に判別しにくい管継手であって も誤接続を防止できる管継手を提案した(実公平5−8396号)。
【0005】 この管継手を図面を参照して説明すると、 図5(イ)はプラグP、図5(ロ)はソケットSの夫々上側半分を断面図とし た側面図であり、これらプラグPとソケットSとは周知のようにプラグPがソケ ットSに嵌合されて一組として使用される構成となっている。 図中、51はソケット本体であり、このソケット本体の外周面にはストップリ ング52を介してストッパー53が固定されており、また該ストッパー53及び ソケット本体51上を摺動可能にスリーブ54が設けられている。スリーブ54 とストッパー53の間にはコイル状のスリーブスプリング55が介設されており 、スリーブ54の内周の中間部にはソケット本体51に設けたテーパ穴51aに ボール57を押し込む突部56が形成されている。ここで図面の状態からスリー ブ54をスプリング55に抗して左方に移動させると、突部56がボール57の 位置から外れ、ボール57は穴51aから上方に移動できるようになる。図中、 58はバックアップリング、59はOリング、60はバルブである。
【0006】 ソケット本体51内に収納されたバルブ60はスプリングホルダー61との間 に配置された蛇腹状のスプリング62により常時は図中右方に付勢され、ソケッ ト本体51に設けられたシート51bとの間に形成される流路を閉じている。ま た、前記スプリングホルダー61は、蛇腹状スプリング62の付勢力によりソケ ット本体51の内周に固定されたリング62に押し付けられている。しかし、後 述するプラグPがソケットSに係合し、バルブ60の端面60aがプラグPのバ ルブの端面によって押されると、バルブ60が蛇腹状スプリング62の付勢力に 抗して図中左方に移動し、ソケット本体51に設けられたシート51bとの間が 開き、流体はバルブ60に形成された孔60bを通って流れる。
【0007】 更に前記ソケットSにはプラグPとの誤接続を防止するために、ソケット内径 あるいは使用流体を示す表示部材63あるいは64が設けられている。前記表示 部材63はソケット本体51の先端部に設けられており、例えば内径部が6角形 、8角形等の多角形をしており、後述するプラグPの外周にも同様に6角形、8 角形等の多角形表示部材が形成され、両者の表示部材の形状が合致しない限りプ ラグPとソケットSとは接続できないようになっている。また、表示部材64は 色によりソケット内径や内部を流れる流体等を区別表示できるようになっている 。
【0008】 次に図5(ロ)によりプラグPの構造について説明すると、71はプラグ本体 であり、このプラグ本体71内に収納されたバルブ72はスプリングホルダー7 3との間に配置された蛇腹状のスプリング74により常時は図中左方に付勢され 、プラグ本体71に設けられたシート75に押し付けられ流路を閉じている。ま た、前記スプリングホルダー73は、プラグ本体71の内周に固定されたリング 76に蛇腹状スプリング74の付勢力により押し付けられている。更にプラグP にはソケットSとの誤接続を防止するために、外周にプラグ内径あるいは使用流 体を示す表示部材77あるいは78が設けられている。前記表示部材77は例え ば前記ソケットSの表示部材63の6角形、8角形等と対応するように、外形部 が6角形、8角形等の多角形をしており、前記するソケットSの表示部材の6角 形、8角形等が合致しない限りプラグPとソケットSとは接続できないようにな っている。また、表示部材78は色によりソケット内径あるいは使用流体等を表 示できるようになっている。
【0009】 上記プラグPとソケットSでは、両者の表示部材が一致すると、図5(ロ)の プラグPが、図5(イ)のソケットSの穴65内に更に深く嵌合され、プラグP のバルブ72の端面72aがソケットSのバルブ60の端面60aを押圧してバ ルブが開かれ、流体はバルブ72に形成された孔72bを通って流れるようにな っている。これと同時に、ボール57がプラグPに形成した凹部79に嵌合して 、プラグPが抜け出さないようになり、流路が連通される。なお、表示部材が着 色したものである場合には、プラグPとソケットSに着色した同色のものを取り 出し、前述と同様に接続することができる。
【0010】 上記のような構成のプラグとソケットとでは、複数のプラグ及びソケットが混 在状態であっても、互いに嵌合できる形状の表示部材が設けてあるため、仮に誤 った組合せのプラグPとソケットSとを嵌合しようとしても、両者は嵌合するこ とができず、誤った組合せの嵌合を確実に回避することができる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような管継手では、誤接続を確実に防止できるが、以下 のような不都合があることが判明した。 即ち、上記例の管継手では、プラグおよびソケットに設けた表示部材がプラグ あるいはソケット本体と一体に固定して取付けられている。このため、形状によ って内径や流体を表示する表示部材の場合には、両者を嵌合するためには表示部 材の位置合わせが必要となる。しかし、通常、プラグとソケットとは夫々配管に 回転不能に取付けられているため、表示部材の位置合わせをしようとすると配管 を回転さなければならない場合が生じる。また、配管を回転させることが困難な 時には、予めプラグの表示部材とソケットの表示部材の位置が合致するようにプ ラグとソケットを配管に接続して置く必要があるため、工事の手間が大変である 。
【0012】 そこで、本考案は内径寸法の異なるプラグやソケットが混在状態におかれてい る中から、誤って内径寸法あるいは使用流体の異なるプラグとソケットとを選択 し、これらを接続しようとした場合、同一内径寸法あるいは異なる流体管同志が 接続できないようにするとともに、配管を回転さなくともプラグとソケットに設 けられた識別部材の位置合わせが容易にでき、両者を間違いなく簡単に接続でき る管継手を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】 このため本考案は、プラグとソケットとが互いに連結されて1組を構成する管 継手であって、前記ソケットにはプラグ挿入部に夫々内径形状の異なる識別部を 有する識別部材が回転可能に形成されており、前記プラグの外周には前記識別部 と対応する位置に夫々ソケット側の識別部の内径形状に合致する外径形状を有す る識別部が形成されており、前記ソケットの識別部材とプラグの外周に形成した 識別部の外径形状が合致するプラグのみが前記ソケット内に挿入可能となるよう に構成したことを特徴とするものであり、これを課題解決の手段とするものであ る。
【0014】
【作用】
混在状態にあるプラグPとソケットS群の中から同色の識別部、あるいは突起 と溝のなす角度が同一のプラグとソケットを取り出す。そして、スリーブ2を回 転させつつスリーブ2の切欠位置とプラグの突起に形成した識別部とを一致させ 、コイルスプリング5に抗して左方に移動させプラグPを挿入するとボール7が プラグPに形成した凹部29に嵌合する。次いで、スリーブ2より手を放すと、 スプリング5によりスリーブ2が押し戻され、ボール7が突起6によって押され 、プラグPは抜け出さなくなる。
【0015】 一方、ソケット側のバルブ10の端面10aがプラグPのバルブ22の端面2 2aによって押されると、バルブ10が蛇腹状スプリング12の付勢力に抗して 図中左方に移動し、ソケット本体1に設けられたシート1bとの間が開き、流体 はバルブ10に形成された孔10bを通って流れる。 また、プラグP側でも、バルブ22の端面22aがソケットSのバルブ10の 端面10aによって押されるため、バルブ22が開かれ、流体はバルブ22に形 成された孔22bを通って流れる。
【0016】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面について説明すると、図1はソケットSの上側半分 を断面図とした側面図であり、図3はソケットSの上側半分を断面図とした側面 図である。そしてこれらプラグPとソケットSとは周知のようにプラグPがソケ ットSに嵌合されて一組として使用される構成となっており、プラグPとソケッ トSは耐薬品性を持たせるために、耐薬品性を有する材質たとえばテフロン、ス テンレス等を使用して形成されている。また、シール用Oリングについてもテフ ロンコーティング等の加工がしてある。以下ソケットSおよびプラグPの構成に 付いてそれぞれ説明する。
【0017】 〔ソケットの構成〕 図1において、1はソケット本体であり、このソケット本体の外周面には識別 部材を兼ねたスリーブ4が回転自在、且つ、摺動可能に設けられており、このス リーブ4の内周面にはほぼ中央部から左右に小径部4aと大径部4bとが形成さ れている。該大径部4bの一端にはストップリング2が嵌着されており、該スト ップリング2がソケット本体1の外周に形成された突出部3の一端に係止して該 ソケット本体1からのスリーブ4の脱落が防止されている。またスリーブ4には 内周の大径部4bに嵌挿されたコイルスプリング5がソケット本体1の突出部3 の一端と小径部4aの端部とに係合して介設されており、スリーブ4は前記コイ ルスプリング5の付勢力によって常時は図示位置を保持できるようになっている 。そして、スリーブ4の内周の小径部4aの一端にはボール押え部6とボール逃 げ部6aとが隣接して形成されており、このボール押え部6によってソケット本 体1に形成したテーパ孔1aに遊嵌したボール7が外径方向に突出しないように なっている。ここで図面の状態からスリーブ4をコイルスプリング5に抗して左 方に移動させると、ボール押え部6がボール7の位置から外れ、ボール逃げ溝6 aの位置にボール7がくるので該ボール7はテーパ孔1aから外径方向に移動で きるようになる。さらに、ソケット本体1の先端にはテーパ孔1a近傍からテー パ部16を有する小径部18が形成され、そのテーパ部16とボール逃げ溝6a のアテーパ部17とが係止してボール7とボール逃げ溝6aとが一致するように 構成されている。このテーパ部16とテーパ部17との係止によってスリーブ4 が必要以上に後退するのを阻止している。
【0018】 また、スリーブ4には、プラグPとの誤接続を防止するための識別部がプラグ 挿入用開口端部に形成されている。この識別部は、ソケット本体1の端部から突 出しているスリーブ4の内周面に形成されており、図2(イ)に示すように所定 の角度(図では90度)をなす位置に二つの溝M1、M2から構成されている。 前記各溝がなす角度は内径、使用流体によってその角度が決められており、また 、前記溝の一方(図では上側)には、プラグP側の識別部との位置合わせが容易 にできるよう図2(ロ)に示すように切欠13が形成されている。このため、ソ ケットとプラグとを接続する場合には、ソケット側に形成された前記溝の角度θ と、後述するプラグ側に形成した突起の角度θが一致しない場合には、プラグP とソケットSとは接続できないようになっている。また、ソケットの外周適宜位 置には必要に応じてソケット内径あるいは使用流体等を区別できる色別の識別部 材が取り付けられている。
【0019】 ソケット本体1内に収納されたバルブ10はスプリングホルダー11との間に 配置された蛇腹状のスプリング12により常時は図中右方に付勢され、ソケット 本体1に設けられたシート1bとの間に形成される流路19を閉じている。また 、前記スプリングホルダー11は、蛇腹状スプリング12の付勢力によりソケッ ト本体1の内周に固定されたリング14に押し付けられている。しかし、後述す るプラグPがソケットSに係合し、バルブ10の端面10aがプラグPのバルブ の端面によって押されると、バルブ10が蛇腹状スプリング12の付勢力に抗し て図中左方に移動し、ソケット本体1に設けられたシート1bとの間が開き、流 体はバルブ10に形成された孔10bを通って流れるようになっている。図中、 8はバックアップリングでOリング9を嵌挿する溝を構成している。1cはスパ ナ掛け、1dは配管接続用のネジ部である。
【0020】 〔プラグの構成〕 図3と図4(イ)、(ロ)とを参照してプラグPの構成について説明すると、 21はプラグ本体であり、このプラグ本体21の外周には、ソケットSとの誤接 続を防止するための識別部が形成されている。この識別部はプラグ本体の外周に 嵌着したリングTに所定の角度θ2(図では90度)をなす位置に形成された突 起T1、T2によって構成されており、該突起T1、T2は対応するソケット側 に形成された二つの溝M1、M2に嵌合するような角度をもって構成されている 。前記突起がなす角度は内径、使用流体によってその角度が決められており、ま た、前記突起の一方(図では上側)には、ソケットS側の切欠13と合致する位 置にポンチマークあるいは色彩等を印すとよい。
【0021】 これによって、ソケットSとプラグPとを接続する時には、スリーブ2に形成 した切欠13とプラグP側の突起のポンチマークとを一致させやすく、ソケット S側に形成された前記溝M1、M2内に、プラグP側に形成した突起T1、T2 を挿入しながら接続することができる。また、仮にソケットS側の溝M1、M2 がなす角度θ1とプラグP側の突起T1、T2がなす角度θ2が一致しない場合 には、前記突起T1、T2がスリーブ2の先端面に係止して、プラグPとソケッ トSとは接続することができない。このとき、プラグPの先端がソケット本体1 のプラグ挿入孔15内に侵入するがソケット側の流路19およびプラグ側の流路 30を開くことはない。また、プラグの外周適宜位置には必要に応じてプラグ内 径あるいは使用流体等を区別できる色別の識別部材が取り付けられている。
【0022】 プラグ本体21内に収納されたバルブ22は、スプリングホルダー23との間 に配置された蛇腹状のスプリング24により常時は図中左方に付勢され、プラグ 本体21に設けられたシート25に押し付けられ流路30を閉じている。前記ス プリングホルダー23は、蛇腹状スプリング24の付勢力によりプラグ本体21 の内周に固定されたリング26に押し付けられている。
【0023】 上記プラグPとソケットSでは、両者の識別部の溝と突起のなす角度が一致し 、図3のプラグPが、図1のソケットSのプラグ挿入孔15内に更に深く嵌合さ れると、プラグPのバルブ22の端面22aがソケットSのバルブ10の端面1 0aを押圧してバルブが開かれ、流体はバルブ22に形成された孔22bを通っ て流れるようになっている。 図中、27はOリング、21cはスパナ掛け、21dは配管接続用のネジ部であ る。
【0024】 次に前記ソケットとプラグの接続作業の説明をする。 図1のソケットSのプラグ挿入孔15に図3プラグPを係合させるには、先ず 混在状態にあるプラグPとソケットS群の中から同色の識別部、あるいは突起と 溝のなす角度が同一のプラグとソケットを取り出す。なお、色による識別部と溝 または突起による識別部の両方をそれぞれプラグとソケットに設けた場合には、 混在状態にある中から、先ず、同色のプラグとソケットとを捜し出すことにより 対応するプラグとソケットとを簡単に見つけだすことができる。そして、スリー ブ2を回転させつつスリーブ2の切欠位置とプラグの突起に形成したポンチマー クとを一致させ、該スリーブ2をコイルスプリング5に抗して左方に移動させ、 プラグPを挿入する。この時、ソケット側の溝がなす角度とプラグ側の突起がな す角度が一致しているため、プラグPがソケットSに深く嵌合する。これと同時 に、ボール7がプラグPに形成した凹部29に嵌合する。次いで、スリーブ2よ り手を放すと、コイルスプリング5によりスリーブ2が押し戻され、ボール7が ボール押え部6によって押され、プラグPは抜け出さなくなる。
【0025】 一方、流路は次のようにして連通される。即ち、ソケット側のバルブ10の端 面10aがプラグPのバルブ22の端面22aによって押されると、バルブ10 が蛇腹状スプリング12の付勢力に抗して図中左方に移動し、ソケット本体1に 設けられたシート1bとの間が開き、流体はバルブ10に形成された孔10bを 通って流れる。 また、プラグP側でも、バルブ22の端面22aがソケットSのバルブ10の 端面10aによって押されるため、バルブ22が開かれ、流体はバルブ22に形 成された孔22bを通って流れる(図5参照)。
【0026】 上記のように本考案では、ソケット本体に回転可能に取り付けたスリーブに、 ソケットの内径寸法あるいは使用流体を表示する互いになす角度が異なる二つの 溝を形成し、またプラグ側には内径寸法あるいは使用流体を表示する互いになす 角度が異なる二つの突起を形成し、両者が合致しない限りソケットとプラグを接 続出来ないようにしている。またソケットとプラグとを接続する際に、スリーブ を回転させるだけで、スリーブの溝とプラグの突起とを位置合わせすることがで き、配管への取り付け状態とは関係なくソケットとプラグとを接続することがで きる。さらに、スリーブの溝の一方に切欠を設け、また、プラグ側の前記切欠き と対応した突起には印を形成したため、溝と突起の位置合わせを容易にすること ができる。即ち、溝と突起が二つであるため、どの溝とどの突起とを合わせるこ とによりソケットとプラグとを結合できるかの判断を容易にすることができる。
【0027】 なお、上記実施例では、プラグ側の識別部が回転不能となっており、ソケット 側のスリーブが回転可能となっており、スリーブを回転することにより、プラグ の識別部とスリーブの識別部との位置合わせを行うようになっているが、実施例 とは逆にプラグ側の識別部を回転可能とし、ソケット側のスリーブを回転不能と したり、あるいは両識別部を回転可能とすることもできる。さらに、識別部も溝 と突起に限らず多角形としてもよいし、ソケット側を突起とし、プラグ側を溝と することもできる。 また本考案は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形 で実施することがで、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的 に解釈してはならない。
【0028】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案によれば、ソケット本体に回転可能に取り付け たスリーブに、ソケットの内径寸法あるいは使用流体を判別することができる互 いになす角度が異なる二つの溝を形成し、またプラグ側には内径寸法あるいは使 用流体を判別することができる互いになす角度が異なる二つの突起を形成し、両 者が合致しない限りソケットとプラグが連結出来ないようにしたため、従来の管 継手に見られるような外径を見ただけでは内径寸法が分らず、或いはどの流体用 のものか分らないソケットとプラグを接続し、後から互いの内径寸法が異なって いることに気がついたり、管継手として不完全な使用状態となったり、シールが 不完全なまま使用したり、異なる流体が混合してしまうなどの事故を防止するこ とができる。またソケットとプラグとを接続する際に、識別部を回転させるだけ で、スリーブの溝とプラグの突起とを位置合わせすることができ、配管への取り 付け状態とは関係なくソケットとプラグとを接続することができる。等々の優れ た効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソケットSの上側半分を断面図とした側面図で
ある。
【図2】ソケットに設けるスリーブの正面図および側面
図である。
【図3】プラグPの上側半分を断面図とした側面図であ
る。
【図4】プラグの側面図および正面図である。
【図5】本考案に係わる管継手のソケットSとプラグP
との接続状態を示す上側半分を断面図とした側面図であ
る。
【図6】従来の管継手におけるソケットS、プラグPの
上側半分を断面図とした側面図である。
【符号の説明】
P プラグ S ソケット 1 ソケット本体 1a テーパ孔 4 スリーブ 5 コイルスプリング 6 ボール押え部 6a ボール逃げ部 7 ボール 10 バルブ 11 スプリングホルダー 12 蛇腹状スプリング 21 プラグ本体 22 バルブ 23 スプリングホルダー 24 蛇腹状スプリング M1、M2 識別部(溝) T1、T2 識別部(突起)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグとソケットとが互いに連結されて
    1組を構成する管継手であって、前記ソケットにはプラ
    グ挿入部に夫々内径形状の異なる識別部を有する識別部
    材が回転可能に形成されており、前記プラグの外周には
    前記識別部と対応する位置に夫々ソケット側の識別部の
    内径形状に合致する外径形状を有する識別部が形成され
    ており、前記ソケットの識別部材とプラグの外周に形成
    した識別部の外径形状が合致するプラグのみが前記ソケ
    ット内に挿入可能となるように構成したことを特徴とす
    る管継手。
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