JPH07322204A - 画像符号化記録再生装置 - Google Patents

画像符号化記録再生装置

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JPH07322204A
JPH07322204A JP11578994A JP11578994A JPH07322204A JP H07322204 A JPH07322204 A JP H07322204A JP 11578994 A JP11578994 A JP 11578994A JP 11578994 A JP11578994 A JP 11578994A JP H07322204 A JPH07322204 A JP H07322204A
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JP
Japan
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low
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Application number
JP11578994A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okamoto
啓史 岡本
Hideaki Mita
英明 三田
Tatsuji Sakauchi
達司 坂内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 復号回路規模が増大しない画像符号化記録再
生装置を提供することを目的とする。 【構成】 低域と高域のシンクブロックで構成され、M
個のマクロブロック毎に1個の低域シンクブロックを割
り当てる。低域シンクブロックのデータ領域はNビット
の小領域M個に分割される。マクロブロック毎に低域の
係数から可変長符号化されたデータに対して、先頭から
Nビットを小領域に相当する第1のRAM13上のアド
レスに第1のデータとして書き込み、(N+1)ビット
目以降のデータを第1のバッファメモリ10に書き込
む。第1のデータ書き込み終了後、前記小領域の空き領
域および高域シンクブロックに相当する第1のRAM1
3上のアドレスに第1のバッファメモリ10から読み出
したデータを書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン等の映像
信号を情報圧縮してVTRなどに記録するための画像符
号化記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル化された画像信号を効率的に
情報圧縮する方法として、一般に可変長符号化が行われ
る。可変長符号化は、符号化前のデータに対して発生確
率の大きいものには短い符号を与え、発生確率の小さい
ものには長い符号を与えて符号化することにより、符号
化による歪を発生させることなく平均的な符号量を削減
するものである。
【0003】ディジタルVTRでは、固定長のシンクブ
ロック単位で記録するため、可変長符号化により圧縮さ
れた信号を記録するためには、可変長符号を固定長に区
切って並べる必要がある。このため、単に可変長符号を
連続して記録した場合、再生時には、符号化データの先
頭から1符号ずつ順番に復号しなければ復号できない。
従って、1ビットでも誤りが生じることによって、1符
号の復号が失敗すると、その時点から以降の全データの
復号が不可能になる。また、サーチ時にはシンクブロッ
クが断続的に再生されるので、可変長符号のデータに対
して符号の境界と無関係に区切ってシンクブロックに配
列した場合、符号化データの先頭を含むシンクブロック
以外は復号不能となり、安定したサーチ画が得られな
い。
【0004】例えば、1992年テレビジョン学会技術
報告Vol.16,No.35,pp.7〜12で示さ
れている従来の画像符号化記録再生装置では、画像信号
をブロック化した変換ブロック毎にDCTと、可変長符
号化を行う場合に、複数個の変換ブロックからなる符号
化の単位をマクロブロックとし、M個のマクロブロック
毎の符号量が、誤り訂正積符号におけるインナーデータ
長のM倍以下になるように符号量制御を行って可変長符
号化を行った後、可変長符号化後の符号化データの、各
マクロブロック毎に別々のインナーデータ格納領域にD
Cおよび低域成分から格納する。
【0005】この際、符号量がインナーデータ長より大
きくてインナーデータ格納領域に格納しきれなかったマ
クロブロックの高域成分を、符号量の小さいマクロブロ
ックの格納されたインナーデータ格納領域の空き領域に
格納する。復号時には、符号量制御範囲毎に、予め各イ
ンナーデータ単位で復号し、前記空き領域の場所を検出
した後、マクロブロック毎に復号することによって、元
のデータを得る。この方法では、マクロブロック毎にD
C成分や低域成分の記録場所が確定しているので、誤り
伝播は低域成分については1マクロブロック内、高域成
分についても可変長符号のパッキング単位がMマクロブ
ロックで完結するので、Mマクロブロック内に抑制する
ことができる。また、複数のインナーデータでシンクブ
ロックを構成することにより、サーチ時においても、再
生されたシンクブロック内のインナーデータ単位で、マ
クロブロックのDCおよび低域成分を復号し、サーチ画
像が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、符号量制御範
囲が大きいほど各マクロブロックに対するビット割り当
てが最適に行われるために、画質は向上する。
【0007】しかしながら上記従来の画像符号化記録再
生装置では、符号量制御範囲を大きくすると、符号量が
大きなマクロブロックに対して、他のマクロブロックの
データ記録領域内に記録されているデータの記録場所を
検出するために、前もって復号しなければならないデー
タ量が増えるので、回路規模および処理時間が増大す
る。このため、符号量制御範囲はあまり大きくすること
ができず、その結果、通常再生時の画質が低下するとい
った問題があった。
【0008】本発明は回路規模や処理時間を増大させる
ことなく、通常再生画質の優れた画像符号化記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像符号化記録
再生装置は、第1には、符号化データを記録するシンク
ブロックは、低域データを格納する低域シンクブロック
と高域データを格納する高域シンクブロックとで構成さ
れ、1個もしくは複数個の変換ブロックからなるマクロ
ブロック毎に低域の変換係数から順に可変長符号化する
手段と、M個のマクロブロック毎に1個の低域シンクブ
ロックを割り当て、前記低域シンクブロックのデータ領
域をNビット毎にM個の小領域に分割し、前記M個の各
マクロブロックに対して符号量がNビット以上の場合は
Nビット目まで、符号量がNビット未満の場合は全符号
化データを、第1のデータとして前記マクロブロックの
符号化データの先頭から順に、対応する1個の各小領域
に格納する手段と、前記M個の小領域において前記マク
ロブロックの符号量がNビット未満であるために生じる
空き領域に、前記M個のマクロブロックの符号化データ
のうち前記第1のデータ以外の符号化データを第2のデ
ータとして格納する手段と、前記M個のマクロブロック
の符号化データのうち、前記第1のデータおよび前記第
2のデータ以外のデータを第3のデータとして高域シン
クブロックに格納する手段と、前記各シンクブロックに
格納されたデータをシンクブロック単位で記録する手段
から構成される。
【0010】また、第2には、1個もしくは複数個の変
換ブロックからなるマクロブロック毎に低域の変換係数
から順に可変長符号化する手段と、1個のマクロブロッ
ク毎に、1個のシンクブロックを割り当て、前記マクロ
ブロックの符号量がNビット以上の場合はNビット目ま
で、前記マクロブロックの符号量がNビット未満の場合
は全符号化データを第1のデータとしてマクロブロック
の符号化データの先頭から順に前記シンクブロックに記
録する手段と、前記第1のデータを格納した複数のシン
クブロック単位で、前記マクロブロックの符号化データ
のうち、前記第1のデータ以外の符号化データを第2の
データとして、前記複数のマクロブロックに割り当てら
れた各シンクブロックにおいて前記マクロブロックの符
号量がNビット未満であるために生じる空き領域に格納
する手段と、前記各マクロブロック毎に、前記マクロブ
ロックの符号化データが前記第1のデータのみで構成さ
れているか否かを示す1ビットのマーカー情報を、前記
シンクブロックの所定の位置に格納する手段と、前記シ
ンクブロックのデータをシンクブロック単位で記録する
手段とを有する記録部と、前記マーカー情報を検出する
手段と、前記マクロブロックの符号化データが前記第1
のデータのみで構成されているマクロブロックから先に
復号する手段とを有する再生部から構成される。
【0011】
【作用】上記第1の構成により、各マクロブロックにお
いて、低域の符号化データは予め決まった低域シンクブ
ロックに記録され、高域の符号化データは高域シンクブ
ロックに順番に記録されるので、可変長符号の復号の前
処理として、1個の低域シンクブロックのみを復号すれ
ばよい。また、第2の構成により、マーカー情報によっ
て示される、符号化データが第1のデータのみで構成さ
れるマクロブロックから先に復号することによって、前
処理としての復号処理を行うことなく第2のデータが記
録されている場所の検出ができるので、全符号化データ
の復号ができる。従って、広範囲に符号量制御を行った
場合にも、数マクロブロック単位に符号量制御を行った
場合と同程度の回路規模で復号処理回路が実現できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の画像符号化記録再生装置の各
実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0013】図1〜図4は第1の実施例を示す。図1に
おいて、1はディジタル映像信号入力端子、2はブロッ
ク化回路、3はDCT処理回路、4は符号量制御回路、
5は量子化回路、6は可変長符号化回路、7はパッキン
グ回路、8は符号量カウンタ、9は第1のメモリ制御回
路、10は第1のバッファメモリ、11は第2のバッフ
ァメモリ、12は境界情報生成回路、13は第1のRA
M、14は記録信号処理回路、15は記録ヘッド、16
は記録媒体、17は再生ヘッド、18は再生信号処理回
路、19は境界情報検出回路、20は量子化パラメータ
検出回路、21は第2のRAM、22は第2のメモリ制
御回路、23はEND検出回路、24は可変長復号回
路、25は逆パッキング回路、26は逆量子化回路、2
7は逆DCT処理回路、28は逆ブロック化回路、29
はディジタル映像信号出力端子、30は再生制御信号入
力端子である。このように構成された第1の実施例の画
像符号化記録再生装置についてその動作を説明する。な
お、本実施例において入力信号は、1フィールドに対し
て輝度信号“ Y ”が横720画素,縦256画素、
色差信号“Pb,Pr”に対してはその半分のサンプリ
ングの4:2:2コンポーネント信号とする。また、1
フィールドの映像信号は2チャンネルに分けて、チャン
ネル毎に所定の符号量以下になるような量子化パラメー
タでもって量子化後、可変長符号化して記録する。1チ
ャンネルの映像信号記録領域は1152シンクブロック
からなり、1シンクブロックにおけるデータ領域の大き
さは86バイトとする。以下では1チャンネルの処理に
ついて説明する。
【0014】入力された4:2:2コンポーネント信号
をブロック化回路2において、Y,Pb,Pr独立に8
ライン・8画素毎のDCTブロックに分割する。従って
1フィールドの映像信号はチャンネルあたり、Y信号は
1440DCTブロック,Pb,Pr信号はそれぞれ7
20DCTブロックに分割される。さらに、画面上で隣
合った位置にあるY信号2DCTブロック(Y0,Y
1)と、それと同じ位置に相当するPb,Pr信号それ
ぞれ1DCTブロックずつをまとめて1マクロブロック
とする。すなわち、1チャンネルは、720マクロブロ
ックから構成される。
【0015】DCT処理回路3において、各DCTブロ
ック毎にDCT処理を施す。符号量制御回路4では、ま
ず、1フィールド分のDCT係数データからサンプリン
グされたデータを用いて、1チャンネル当りの符号量が
目標符号量以下になるような量子化パラメータの初期値
を予測する。その後、可変長符号化後の符号量を監視し
て目標符号量を越えないように量子化パラメータを適宜
変更する。量子化回路5では選択された量子化パラメー
タに基づいて、DCT係数データを量子化する。可変長
符号化回路6では、各DCTブロック毎に量子化後の係
数データに対して図2に示すようにジグザグスキャンし
て低域から順番に並べ、連続する0の個数とそれに続く
非ゼロの値に対して1符号を割り当てる、2次元ハフマ
ン符号化により可変長符号に変換する。パッキング回路
7では、低域成分から順番に符号化されたY0,Y1,
Pb,Prの4DCTブロックの可変長符号化データに
対して、Y0,Y1,Pb,Pr,Y0,………の順で
1符号ずつ取り出して並べた後、1バイト単位に区切っ
て出力する。各DCTブロックの可変長符号化結果の一
例と、その場合のデータパッキング結果を図3に示す。
【0016】図3において、a0,………,a7はY0
の符号化結果、b0,………,b6はY1の符号化結
果、c0,………,c4はPbの符号化結果、d0,…
……,d3はPrの符号化結果であり、それぞれの高さ
が符号長を表している。2次元ハフマン符号化による可
変長符号化処理を行っているので、図3に示すようにD
CTブロックによって、符号数と符号長が異なる。この
場合、各変換ブロックに対して、1符号ずつ低域から取
り出して並べ替える。すなわち、a0,b0,c0,d
0,a1,b1,………,b6,a7の順にデータパッ
キングを行う。ここで、1マクロブロックの符号量が1
バイトの整数倍になるように、データ列の末尾に、1バ
イト以下のダミーデータを付加する。
【0017】図3のようにパッキングされたマクロブロ
ックの符号化データに対して、3マクロブロックの低域
データを1シンクブロックに記録する。図4に、1チャ
ンネル分の映像信号を記録するシンクブロック1152
個におけるデータ格納領域を示す。図4において、SB
1〜SB240は低域シンクブロック、SB241〜S
B1152は高域シンクブロックである。量子化パラメ
ータは7ビットとし、各低域シンクブロックに記録す
る。また、9マクロブロック毎に高域シンクブロックに
記録されたデータの先頭位置を示す境界情報を記録す
る。なお、符号化データはバイト単位で記録されるの
で、境界情報は映像データ記録領域におけるバイト単位
のアドレスを示す。映像データ記録領域は1152・8
6バイトであるので、境界情報は17ビットとなる。境
界情報は、2シンクブロックに分けて記録する。また、
低域シンクブロックのデータ記録領域を28バイト毎の
小領域に区切って、それぞれ1マクロブロックの低域の
符号化データを記録する。図4において、31は量子化
パラメータ、32は境界情報である。
【0018】パッキング回路7からマクロブロック毎に
出力される符号化データにおいて、符号量カウンタ8で
符号量をカウントし、先頭から28ビット目までを第1
のデータとして、第1のRAM13上における所定の低
域シンクブロック内の小領域に相当するアドレスに書き
込み、29ビット目以降の符号化データを第1のバッフ
ァメモリ10に一時書き込む。マクロブロックの符号化
量が28ビット未満の場合は、全符号化データをシンク
ブロック内の小領域に書き込み、小領域中で符号化デー
タが記録されていない空き領域のアドレスを一時第2の
バッファメモリ11に書き込む。3マクロブロックの処
理が終わった後、第2のバッファメモリ11から空き領
域のアドレスデータを読み出し、第1のバッファメモリ
10から読み出した符号化データを、低域シンクブロッ
ク中の空き領域に第2のデータとして書き込む。空き領
域が一杯になるか、もしくは、第2のバッファメモリ1
1にアドレスデータが書き込まれてない場合は、第1の
バッファメモリ10に書き込まれている符号化データ
を、第1のRAM13における高域シンクブロックに相
当するアドレスに第3のデータとして順番に書き込む。
また、9マクロブロック毎に高域シンクブロックに記録
される符号化データの、1バイト目のデータが書き込ま
れる第1のRAM13上でのアドレスを境界情報生成回
路12で発生し、所定のアドレスに格納する。第1,第
2のバッファメモリ10,11および第1のRAM13
の制御は、第1のメモリ制御回路9で行う。
【0019】以上の処理により低域シンクブロックおよ
び高域シンクブロックに書き込まれた符号化データを図
4に示している。図4において、33はマクロブロック
毎の低域データ(第1のデータ)、34は空き領域に書
き込まれた符号化データ(第2のデータ)、35は高域
データ(第3のデータ)である。1フィールド分の符号
化データ、量子化パラメータおよび境界情報が第1のR
AM13に書き込まれた後、データを読み出し、記録信
号処理回路14において、同期符号,ID,誤り訂正符
号付加,記録変調処理を行い、記録ヘッド15を介して
記録媒体16に記録する。
【0020】再生時には、再生ヘッド17を介して再生
された信号から、再生信号処理回路18で再生等化,復
調,誤り訂正などの再生信号処理を行う。再生処理され
た符号化データを第2のRAM21に書き込む。境界情
報検出回路19では、2シンクブロック毎に記録された
境界情報を検出する。量子化パラメータ検出回路20で
は、各シンクブロックに記録された量子化パラメータを
検出する。復号処理も、符号化処理と同様に3マクロブ
ロック単位に行う。まず、可変長復号の前処理として、
第2のRAM21から1個の低域シンクブロックの符号
化データを読み出し、各小領域において記録されている
マクロブロックの符号化データの終端場所をEND検出
回路23で検出する。終端場所検出の後、可変長復号回
路24で1マクロブロックずつ復号を行う。まず、低域
シンクブロック中の各小領域に書き込まれている28バ
イトの符号化データすなわち第1のデータの復号を行
う。この第1のデータを用いて、マクロブロックの最後
のデータまでを復号できなければ、低域シンクブロック
の各小領域内の前記終端場所以降のデータすなわち第2
のデータおよび、高域シンクブロックのデータすなわち
第3のデータを第2のRAM21から読み出して、復号
を続ける。第2のRAM21の読み出し制御は、第2の
メモリ制御回路22で行う。マクロブロック毎に復号さ
れたデータに対して、逆パッキング回路25でDCTブ
ロック毎にデータの並べ替えを行う。量子化パラメータ
検出回路20で検出された量子化パラメータに基づい
て、逆量子化回路26で逆量子化を行い、逆DCT、逆
ブロック化後、ディジタル映像信号出力端子29から出
力する。
【0021】サーチ時には、再生制御信号入力端子30
からサーチ再生であることを示す信号を入力し、低域シ
ンクブロックのデータのみを用いて復号することによっ
て、サーチ画像を再生する。
【0022】誤りが発生した場合においても、低域シン
クブロックに記録されている低域のデータでは1マクロ
ブロック以内、高域シンクブロックに記録されている高
域のデータでは境界情報を検出することによって、9マ
クロブロック以内で誤り伝播が停止する。
【0023】このように広範囲に符号量制御を行った場
合においても、復号処理の前処理として復号する必要が
ある範囲は数マクロブロックであるので、数マクロブロ
ック単位に符号量制御を行った場合と同程度の回路規模
で復号回路が実現できる。
【0024】図5は低域シンクブロックおよび高域シン
クブロックに書き込まれた符号化データの別の実施例を
示す。この第2の実施例の画像符号化記録再生装置の構
成は図1に示した第1の実施例と同じである。この第2
の実施例においても第1の実施例と同様の入力信号と
し、1チャンネル720シンクブロック毎に符号量制御
して、86バイトのシンクブロック1152個に記録す
る。
【0025】図5において、SB1〜SB240は低域
シンクブロック、SB241〜SB1152は高域シン
クブロックである。低域シンクブロックには3マクロブ
ロックの低域の符号化データを記録する。量子化パラメ
ータは7ビットとし、各低域シンクブロックに記録す
る。また、9マクロブロック毎に、高域シンクブロック
に記録されたデータの先頭位置を示す境界情報17ビッ
トを記録する。31は量子化パラメータ、32は境界情
報である。
【0026】パッキング回路7からマクロブロック毎に
出力される符号化データにおいて、1個の低域シンクブ
ロックに記録される3個のマクロブロックのうち、L番
目のマクロブロックに対して、符号量カウンタ8で低域
シンクブロックに記録された符号化データの累積量を求
め、L・28バイトになるまで第1のRAM13上にお
ける所定の低域シンクブロックに相当するアドレスに第
1のデータとして格納し、それ以降の符号化データを一
時第1のバッファメモリ10に書き込む。累積符号量が
3・28バイトになる前に、3番目のマクロブロックの
符号化データを全て低域シンクブロックに格納できた場
合は、第1のバッファメモリ10から読み出した符号化
データを、累積符号量が3・28バイトになるまで格納
する。すなわち、1個の低域シンクブロックに、3マク
ロブロックの低域成分を記録した後の空き領域に記録す
る。この空き領域に記録するデータを第2のデータとす
る。低域シンクブロックのデータ領域が一杯になれば、
第1のバッファメモリ10に格納されている残りの符号
化データを、高域シンクブロックに相当する第1のRA
M13上のアドレスに第3のデータとして順番に格納す
る。また、6マクロブロック毎に、高域シンクブロック
に記録される符号化データすなわち第3のデータの、1
バイト目のデータが書き込まれる第1のRAM13上で
のアドレスを境界情報生成回路12で発生し、所定のア
ドレスに格納する。33はマクロブロック毎の低域デー
タ(第1のデータ)、34は空き領域に書き込まれた符
号化データ(第2のデータ)、35は高域データ(第3
のデータ)である。
【0027】再生時の復号処理も、符号化処理と同様に
3マクロブロック単位に行う。まず、可変長復号の前処
理として、第2のRAM21から1個の低域成分記録シ
ンクブロックの符号化データを読み出し、3番目のマク
ロブロックの符号化データの終端場所をEND検出回路
23で検出する。終端場所検出後、可変長復号回路24
で1マクロブロックずつ復号を行う。まず、低域成分記
録シンクブロックに記録されている第1のデータを復号
する。このデータを用いて、マクロブロックの最後のデ
ータまでを復号できなければ、低域成分記録シンクブロ
ック内の前記終端場所以降に記録されている第2のデー
タ、および高域成分記録シンクブロックに記録されてい
る第3のデータを第2のRAM21から読み出して復号
する。復号されたデータは、逆量子化、逆DCT、逆ブ
ロック化を施し、ディジタル映像信号出力端子29から
出力する。
【0028】サーチ時には、再生制御信号入力端子30
からサーチ再生であることを示す信号を入力し、低域シ
ンクブロックのデータのみを用いて復号することによっ
て、サーチ画像を再生する。
【0029】このように広範囲に符号量制御を行った場
合においても、復号処理の前処理として復号する必要が
ある範囲は数マクロブロックであり、前処理によって検
出する場所は、1シンクブロックに1箇所でよいので、
簡単な構成で復号回路が実現できる。
【0030】上記の第2の実施例において、複数の低域
シンクブロック単位でデータの格納を行うこともでき
る。すなわち、K個の低域シンクブロック毎の空き領域
に書き込む第2のデータを、前記K個の低域シンクブロ
ックに割り当てられたK・3個のマクロブロックの第1
のデータ以外の符号化データとする。また、第1のバッ
ファメモリ10に一時書き込む符号化データをK・3個
のマクロブロック毎の符号化データとし、第2のバッフ
ァメモリ11にはK個の低域シンクブロックにおける空
き領域の位置を一時書き込む。そして、再生側ではEN
D検出回路23において、K個の低域シンクブロック毎
に空き領域の位置を検出する。この場合、前記空き領域
に何もデータが書き込まれない確率が小さくなる。すな
わち、1個の低域シンクブロック単位でデータの格納を
行なう場合、3マクロブロックの符号量の総和が28・
3バイト以下の場合は空き領域に何もデータが書き込ま
れず、K個の低域シンクブロック単位でデータの格納を
行なう場合は、K・3マクロブロックの符号量の総和が
K・28・3バイト以下の場合に、空き領域に何もデー
タが書き込まれないこととなり、画像の局所的特徴によ
る符号量の偏りのために、データの書き込まれない空き
領域の発生確率を小さくすることができる。
【0031】図6は第3の実施例の画像符号化記録再生
装置を示す。なお、図1と同じ構成のものには同一の符
号を付けて詳細な説明を省略する。図6において、36
は第1のメモリ制御回路、37は第1のバッファメモ
リ、38は第2のバッファメモリ、39はマーカー情報
生成回路、40は第1のRAM、41は第2のRAM、
42はマーカー情報検出回路、43は第3のバッファメ
モリ、44は第2のメモリ制御回路、45は第3のRA
M、46は第3のメモリ制御回路である。
【0032】なお、本実施例においても第1の実施例と
同様に、入力信号は1フィールドに対して、輝度信号が
横720画素、縦256ラインからなる4:2:2コン
ポーネント信号、720シンクブロックとし、1フィー
ルドの映像信号は2チャンネルに分けて、チャンネル毎
に符号量制御して記録する。ただし、1チャンネルの映
像信号記録領域は720シンクブロックからなり、1シ
ンクブロックにおけるデータ領域の大きさは136バイ
トとする。図7に、1チャンネル分の映像信号を記録す
るシンクブロック720個におけるデータ格納領域を示
す。7ビットの量子化パラメータは1シンクブロック
毎、17ビットの境界情報は4シンクブロック毎に求
め、3シンクブロックに分けて記録する。更に、1シン
クブロック毎に、そのシンクブロックに割り当てられた
マクロブロックの符号量が、シンクブロックの符号化デ
ータ記録領域よりも大きいかどうかを示す1ビットのマ
ーカー情報を記録する。図7において、31は量子化パ
ラメータ、47はマーカー情報、32は境界情報であ
る。符号化データ記録領域の大きさは、1シンクブロッ
ク当たり134バイトとなる。以下では1チャンネルの
処理について説明する。
【0033】図6のように構成された第3の実施例につ
いてその動作を説明する。第1の実施例と同様に、可変
長符号化回路6からの出力に対して、パッキング回路7
で、マクロブロック単位に図3に示すようなデータパッ
キングを行う。符号量カウンタ8では、1マクロブロッ
ク毎の符号量をバイト単位で求める。マクロブロック毎
に、先頭から134バイト目までの符号化データを、所
定のシンクブロックに相当する第1のRAM40上のア
ドレスに第1のデータとして書き込む。マクロブロック
の符号量が135バイト以上の場合は、135バイト目
以降のデータを、一時第1のバッファメモリ37に書き
込む。符号量が134バイト未満の場合は、そのシンク
ブロックに生じる空き領域の先頭アドレスを第2のバッ
ファメモリ38に書き込む。第1のバッファメモリ37
に書き込まれた符号化データは、第2のバッファメモリ
38に書き込まれている空き領域のアドレスに基づい
て、空き領域に第2のデータとして格納する。マーカー
生成回路39では、符号量が135バイト未満のマクロ
ブロックに対しては“1”、135バイト以上のマクロ
ブロックに対しては“0”をそれぞれ生成する。また、
量子化パラメータおよび境界情報を第1のRAM40の
所定のアドレスに書き込む。以上の処理により、シンク
ブロックに書き込まれた符号化データを図7に示してい
る。48は第1のデータ、49は第2のデータである。
第1,第2のバッファメモリ37,38および第1のR
AM40の制御は第1のメモリ制御回路36で行う。第
1のRAM40からデータを読み出した後、記録信号処
理を施し記録媒体16に記録する。
【0034】再生時には、再生処理後のデータを第2の
RAM41に書き込む。マーカー情報検出回路42にお
いて、マーカー情報が“1”すなわち、符号量が135
バイト未満のマクロブロックを検出する。検出されたマ
クロブロックを記録しているシンクブロックから先にR
AM39から読み出し、可変長復号回路23で、1マク
ロブロックずつシンクブロックに第1のデータとして記
録されている可変長符号を復号する。マーカー情報
“1”で示されるマクロブロックを1個復号する毎に、
復号終了時での第2のRAM41の読み出しアドレス、
すなわち第2のデータが記録されている場所の先頭アド
レスを第3のバッファメモリ43に一時書き込む。マー
カー情報“1”で示されるマクロブロックの復号終了
後、マーカー情報“0”で示されるマクロブロックの復
号を行う。まず、所定のシンクブロックに記録されてい
る第1のデータ135バイトを復号し、その後、境界情
報と第3のバッファメモリ43に格納されているアドレ
スから136バイト目以降のデータすなわち第2のデー
タの格納アドレスを求め、第2のRAM41からデータ
を読み出して復号する。第2のRAM41および第3の
バッファメモリ43の制御は第2のメモリ制御回路44
で行う。復号後、逆パッキング,逆量子化された後、第
3のRAM45に書き込む。第3のRAM45からの読
み出しは、データの出力順になるように第3のメモリ制
御回路46によって制御する。第3のRAM45から読
み出されたデータに対して、逆DCT処理,逆ブロック
化処理を行って、ディジタル映像信号出力端子29から
出力する。
【0035】サーチ時には、再生制御信号入力端子30
からサーチ再生であることを示す信号を入力する。この
場合は、マーカー情報の検出を行わず、各シンクブロッ
ク内のデータのみを復号することによってサーチ画像を
得る。
【0036】このように、1マクロブロックの符号化デ
ータに対して1シンクブロックを割り当て、各シンクブ
ロックに、各マクロブロックの符号化データを低域から
記録し、符号量の大きなマクロブロックの符号化データ
を符号量が小さいマクロブロックに割り当てられたシン
クブロックの空き領域に記録する場合に、符号量がシン
クブロックにおける符号化データ記録領域の大きさより
も小さいマクロブロックを示すマーカー情報を記録し、
再生時に、前記マーカー情報で示されるマクロブロック
から先に復号することによって、少ない付加情報と簡単
な構成の付加回路で他のシンクブロックに記録されてい
る符号化データの記録場所が検出でき、復号することが
できる。
【0037】なお、本実施例では1シンクブロックに1
マクロブロックを割り当てる場合を示したが、複数のマ
クロブロックを割り当てる場合でも、マクロブロック毎
にマーカー情報を記録することにより同様の効果がある
ことは明らかである。
【0038】なお、全ての実施例においてデータの格納
はバイト単位で行ったが、ビット単位で行うこともでき
ることは明らかである。この場合、ダミーデータが不要
となり、記録効率を向上することができる。
【0039】また、マクロブロック毎のデータパッキン
グは各ブロックの低域成分を示すデータから順番に行う
ことによって、1マクロブロックのY0,Y1,Pb,
Prの4DCTブロック全てのデータに対して、第1の
データとして記録する低域成分を平均的に分割している
ので、高速サーチ時には、1マクロブロック内の4DC
Tブロック全てにおいて低域からある周波数までのデー
タが平均的に再生され、品質のよいサーチ画像が得られ
る。さらに、誤りの影響が複数のブロックに伝播する高
域成分も、4DCTブロックで平均的に分けられてお
り、誤りに対する影響も各DCTブロックでばらつきが
少ない。
【0040】更に、各DCTブロックに対して1符号ず
つ並べてパッキングしたが、パッキングの方法には、例
えば、Yは2符号ずつ、Pb,Prは1符号ずつ並べる
など他にも考えられる。
【0041】また、低域成分については、記録される場
所が数マクロブロック毎に予め決まっており、高域成分
についても数マクロブロック毎に境界情報を記録するこ
とによって、誤りが発生した場合においても、数マクロ
ブロック内で誤り伝播が停止するので、数マクロブロッ
ク単位での符号量制御と同等の誤り耐性が実現できる。
なお、ドロップアウト等によりデータの一部が再生され
ない場合、影響を受けるマクロブロックはできるだけ少
ない方がよい。また、誤りによって低域成分が再生不能
になった場合、境界情報もしくは高域成分のみが再生さ
れても、マクロブロックのデータを復号することはでき
ない。本発明では、境界情報は低域成分が記録されるシ
ンクブロック内に記録することにより、誤りが発生した
場合に低域成分が再生されないマクロブロックの境界情
報のみが再生されることはなく、境界情報が正しく再生
される場合には低域成分も正しく再生されるので、誤り
の影響をできるだけ少数のマクロブロックに限定するこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によると、広範囲に
符号量制御を行った場合においても、少ない付加情報ま
たは、簡単な構成の回路を付加することによって、符号
化データの復号が可能となる。従って、回路規模や処理
時間を増大させることなく、通常再生画質の優れた画像
符号化記録再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2の実施例における画像符号
化記録再生装置の構成図
【図2】第1の実施例のジグザグスキャンの説明図
【図3】第1の実施例のマクロブロックのデータパッキ
ングを示す模式図
【図4】第1の実施例における1チャンネルの符号化デ
ータの格納方法を示す概念図
【図5】第2の実施例における1チャンネルの符号化デ
ータの格納方法を示す概念図
【図6】第3の実施例における画像符号化記録再生装置
の構成図
【図7】第3の実施例における1チャンネルの符号化デ
ータの格納方法を示す概念図
【符号の説明】
2 ブロック化回路 3 DCT回路 4 符号量制御回路 5 量子化回路 6 可変長符号化回路 7 パッキング回路 8 符号量カウンタ 9,22,34,44,46 メモリ制御回路 12 境界情報生成回路 14 記録信号処理回路 18 再生信号処理回路 19 境界情報検出回路 20 量子化パラメータ検出回路 23 END検出回路 24 可変長復号回路 25 逆パッキング回路 26 逆量子化回路 27 逆DCT処理回路 28 逆ブロック化回路 39 マーカー生成回路 42 マーカー検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24 H04N 7/13 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に対して、複数画素からなる変
    換ブロック毎に直交変換し、1個もしくは複数個の変換
    ブロックからなるマクロブロック単位で可変長符号化し
    た符号化データを、固定長のシンクブロック単位で記録
    する画像符号化記録再生装置において、前記シンクブロ
    ックは、低域データを格納する低域シンクブロックと高
    域データを格納する高域シンクブロックとで構成され、
    前記マクロブロック毎に低域の変換係数から順に可変長
    符号化する手段と、M個のマクロブロック毎に1個の低
    域シンクブロックを割り当て、前記低域シンクブロック
    のデータ領域をNビット毎にM個の小領域に分割し、前
    記M個の各マクロブロックに対して、符号量がNビット
    以上の場合はNビット目まで、符号量がNビット未満の
    場合は全符号化データを、第1のデータとして前記マク
    ロブロックの符号化データの先頭から順に、対応する1
    個の各小領域に格納する手段と、前記M個の小領域にお
    いて前記マクロブロックの符号量がNビット未満である
    ために生じる空き領域に、前記M個のマクロブロックの
    符号化データのうち、前記第1のデータ以外の符号化デ
    ータを第2のデータとして格納する手段と、前記M個の
    マクロブロックの符号化データのうち、前記第1のデー
    タおよび前記第2のデータ以外のデータを第3のデータ
    として高域シンクブロックに格納する手段と、前記各シ
    ンクブロックに格納されたデータをシンクブロック単位
    で記録する手段とを設けた画像符号化記録再生装置。
  2. 【請求項2】 画像信号に対して、複数画素からなる変
    換ブロック毎に直交変換し、1個もしくは複数個の変換
    ブロックからなるマクロブロック単位で可変長符号化し
    た符号化データを、固定長のシンクブロック単位で記録
    する画像符号化記録再生装置において、前記シンクブロ
    ックは、低域データを格納する低域シンクブロックと高
    域データを格納する高域シンクブロックとで構成され、
    前記マクロブロック毎に低域の変換係数から順に可変長
    符号化する手段と、M個のマクロブロック毎に1個の低
    域シンクブロックを割り当て、前記低域シンクブロック
    におけるデータ領域に1マクロブロックずつ符号化デー
    タを格納する際に、前記M個のマクロブロックのうちL
    (L=1,2,………,M)番目のマクロブロックに対
    して、前記低域シンクブロックに順次1番目からL番目
    までの格納された符号化データの累積量がL・Nビット
    になる、もしくは前記マクロブロックの全符号化データ
    が格納されるまで、第1のデータとして前記マクロブロ
    ックの符号化データの先頭から順に前記低域シンクブロ
    ックに格納する手段と、前記低域シンクブロックにおい
    てM番目のマクロブロックの前記第1のデータ格納終了
    時に格納されている前記第1のデータの累積量がM・N
    ビット未満であるために生じる空き領域に、前記M個の
    マクロブロックの符号化データのうち、前記第1のデー
    タ以外の符号化データを第2のデータとして格納する手
    段と、前記M個のマクロブロックの符号化データのう
    ち、前記第1のデータおよび前記第2のデータ以外のデ
    ータを第3のデータとして高域シンクブロックに格納す
    る手段と、前記シンクブロックに格納されたデータをシ
    ンクブロック単位で記録する手段とを設けた画像符号化
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 画像信号に対して、複数画素からなる変
    換ブロック毎に直交変換し、1個もしくは複数個の変換
    ブロックからなるマクロブロック単位で可変長符号化し
    た符号化データを、固定長のシンクブロック単位で記録
    する画像符号化記録再生装置において、前記シンクブロ
    ックは、低域データを格納する低域シンクブロックと高
    域データを格納する高域シンクブロックとで構成され、
    前記マクロブロック毎に低域の変換係数から順に可変長
    符号化する手段と、M個のマクロブロック毎に1個の低
    域シンクブロックを割り当て、前記低域シンクブロック
    におけるデータ領域に1マクロブロックずつ符号化デー
    タを格納する際に、前記M個のマクロブロックのうちL
    (L=1,2,………,M)番目のマクロブロックに対
    して、前記低域シンクブロックに順次1番目からL番目
    までの格納された符号化データの累積量がL・Nビット
    になる、もしくは前記マクロブロックの全符号化データ
    が格納されるまで、第1のデータとしてマクロブロック
    の符号化データの先頭から順に前記低域シンクブロック
    に格納する手段と、前記低域シンクブロックS個におい
    てそれぞれM番目のマクロブロックの前記第1のデータ
    格納終了時に格納されている前記第1のデータの累積量
    がM・Nビット未満であるために生じる空き領域に、前
    記S個の低域シンクブロックに割り当てられているS・
    M個のマクロブロックの符号化データのうち、前記第1
    のデータ以外の符号化データを第2のデータとして格納
    する手段と、前記S・M個のマクロブロックの符号化デ
    ータのうち、前記第1のデータおよび前記第2のデータ
    以外のデータを第3のデータとして高域シンクブロック
    に格納する手段と、前記シンクブロックに格納されたデ
    ータをシンクブロック単位で記録する手段とを少なくと
    も有することを特徴とする画像符号化記録再生装置。
  4. 【請求項4】 K・M個のマクロブロック毎に、前記高
    域シンクブロックに記録される前記第3のデータの先頭
    の、データ記録領域上における記録位置を示す情報を、
    前記K・M個のマクロブロックに割り当てられた低域シ
    ンクブロック内の所定の領域に格納する手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像符号
    化記録再生装置。
  5. 【請求項5】 K・S・M個のマクロブロック毎に、前
    記高域シンクブロックに記録される前記第3のデータの
    先頭の、データ記録領域上における記録位置を示す情報
    を、前記K・S・M個のマクロブロックに割り当てられ
    た低域シンクブロック内の所定の領域に格納する手段を
    有することを特徴とする請求項3記載の画像符号化記録
    再生装置。
  6. 【請求項6】 画像信号に対して、複数画素からなる変
    換ブロック毎に直交変換し、1個もしくは複数個の変換
    ブロックからなるマクロブロック単位で可変長符号化し
    た符号化データを、固定長のシンクブロック単位で記録
    する画像符号化記録再生装置において、前記マクロブロ
    ック毎に低域の変換係数から順に可変長符号化する手段
    と、1個のマクロブロック毎に1個のシンクブロックを
    割り当て、前記マクロブロックの符号量がNビット以上
    の場合はNビット目まで、また、前記マクロブロックの
    符号量がNビット未満の場合は、全符号化データを第1
    のデータとしてマクロブロックの符号化データの先頭か
    ら順に前記シンクブロックに記録する手段と、前記第1
    のデータを格納した複数のシンクブロック単位で、前記
    マクロブロックの符号化データのうち、前記第1のデー
    タ以外の符号化データを第2のデータとして、前記複数
    のマクロブロックに割り当てられた各シンクブロックに
    おいて前記マクロブロックの符号量がNビット未満であ
    るために生じる空き領域に格納する手段と、前記各マク
    ロブロック毎に、前記マクロブロックの符号化データが
    前記第1のデータのみで構成されているか否かを示す1
    ビットのマーカー情報を、前記シンクブロックの所定の
    位置に格納する手段と、前記シンクブロックのデータを
    シンクブロック単位で記録する手段とを有する記録部
    と、前記マーカー情報を検出する手段と、前記マクロブ
    ロックの符号化データが前記第1のデータのみで構成さ
    れているマクロブロックから先に復号する手段とを有す
    る再生部を設けた画像符号化記録再生装置。
  7. 【請求項7】 複数のマクロブロック毎に1個のシンク
    ブロックを割り当て、各マクロブロック毎に、前記マク
    ロブロックの符号化データが前記第1のデータのみで構
    成されているか否かを示す1ビットのマーカー情報を、
    前記シンクブロックの所定の位置に格納する手段を設け
    たことを特徴とする請求項6記載の画像符号化記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のデータを有するマクロブロッ
    クK個毎に、前記第2のデータの先頭の、データ記録領
    域上における記録位置を示す情報を、前記第2のデータ
    を有するマクロブロックK個毎に割り当てられたシンク
    ブロック内の所定の領域に格納する手段を有することを
    特徴とする請求項6または請求項7記載の画像符号化記
    録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記マクロブロック毎に低域の係数から
    順に可変長符号化する手段を、マクロブロック内の各変
    換ブロック単位で低域の変換係数から順に可変長符号化
    データに可変長符号化する手段と、前記マクロブロック
    内の各変換ブロックに対して、予め決められた可変長符
    号化データの個数ずつ低域から可変長符号化データを取
    り出して並べ替える手段とから構成されることを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3または請求
    項6記載の画像符号化記録再生装置。
JP11578994A 1994-05-30 1994-05-30 画像符号化記録再生装置 Pending JPH07322204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0884316A (ja) * 1994-06-24 1996-03-26 Lg Electron Inc 高画質ビデオテープレコーダーの映像データ高密度記録方法
JP2007215224A (ja) * 2007-04-03 2007-08-23 Sony Corp 画像符号化装置および画像符号化方法、並びに画像復号化装置および画像復号化方法
JP2008178155A (ja) * 2008-04-15 2008-07-31 Sony Corp Isdb送信装置およびisdb送信方法、並びにisdb受信装置およびisdb受信方法

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