JPH07322192A - デジタルデータの記録方法 - Google Patents

デジタルデータの記録方法

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JPH07322192A
JPH07322192A JP6109899A JP10989994A JPH07322192A JP H07322192 A JPH07322192 A JP H07322192A JP 6109899 A JP6109899 A JP 6109899A JP 10989994 A JP10989994 A JP 10989994A JP H07322192 A JPH07322192 A JP H07322192A
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audio
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Application number
JP6109899A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Okamoto
和幸 岡本
Nobuhiro Hosohara
伸浩 細原
Yoshinobu Nishikawa
義信 西川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】特殊再生時においても、音声情報を良好に出力
するのに適したデジタルデータの記録方法を提供する。 【構成】 1フレーム分の特殊再生用の音声情報を21
個シンクブロックa0、a2、a3・・・a20で構成
し、該21個のシンクブロックを7個のシンクブロック
からなる第1、第2、第3のシンクブロック群A1、A
2、A3で構成し、磁気テープ1の音声データ領域22
の下方領域221と上方領域222に夫々、隣接するト
ラック方向に同じデータ配列のシンクブロック群が数回
連続し、且つ同じトラックにおけるシンクブロック群の
種類が異なるように前記第1、第2、第3シンクブロッ
ク群A1、A2、A3を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルVTR等におけ
るデジタルデータの記録方法、特に特殊再生用の音声デ
ータの記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号を符号化されたデジタル
データとして記録するデジタルVTRとしては、例えば
特開昭58−62986号公報、特開昭58−8898
0号公報等に開示されているようなものがある。
【0003】図10は従来のヘリカルスキャン型デジタ
ルVTRのテープパターンの記録フォーマットを示す図
である。この従来のヘリカルスキャン型デジタルVTR
では、回転シリンダに磁気テープを所定角度巻き付け、
該回転シリンダに取り付けられた磁気ヘッドが、シリン
ダが1回転する間にテープ上を斜め走査して記録トラッ
クを形成する。
【0004】図10において、1は磁気テープ、矢印イ
は磁気テープ1の走行方向である。磁気テープ1上に
は、磁気ヘッドの斜め走査により、記録トラック2A、
2Bが形成される。矢印ロは磁気ヘッドの走査方向であ
る。尚、記録トラック2A、2Bは、ダブルアジマスヘ
ッドにより記録された、互いにアジマスの異なる2本の
トラックである。
【0005】記録トラック2A、2Bは、磁気テープ1
の下方より順に、インサート用データとトラック情報と
を記録する領域(ITI領域という)21、音声データ
を記録する音声データ領域22、映像データを記録する
映像データ領域23、キュー信号等のサブコードデータ
を記録するサブコード領域24がある。また、記録トラ
ック2A、2Bの両端、及び前記各領域21、22、2
3、24の間には各領域間であることを示すギャップ領
域25がある。尚、前述のインサート用データとは、映
像データ、音声データ、サブコードデータを記録してい
る部分を夫々検出する時の基準となるデータ、トラック
情報とは、トラック幅の仕様を認識するためのデータで
ある。
【0006】前記映像データ領域23には、後述するよ
うなATVのデジタルTV信号を記録する際には映像デ
ータ以外にも、音声データや文字データ等が記録され
る。このため、前記音声データ領域22には音声データ
を記録する必要は無く、実質的には全くデータが記録さ
れていない空き領域となっている。
【0007】上述のようなデジタルVTRにおいて、高
速再生やスチル再生等の特殊再生を行う点に関しては、
論文「信学技法 MR93−28(1993−10)」
(社団法人 電子情報通信学会)に示されている。
【0008】上記論文には、記録トラックの映像データ
領域における4倍速のヘッド軌跡上に4倍速用の映像デ
ータを記録し、8倍速のヘッド軌跡上には8倍速用の映
像データを記録し、16倍速のヘッド軌跡上に16倍速
用の映像データを記録するデータ配置が示されている。
そして、このようなデータ配置をした記録トラックで
は、高速再生の種類に応じた映像データをヘッドが拾う
ことが出来、高速再生画像を構成することが可能であ
る。
【0009】しかしながら、上記論文では、映像データ
による高速画像を再生する点については示されている
が、高速再生時において音声情報を再生することについ
ては全く考慮されておらず、音声を再生することは困難
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
欠点に鑑み為されたものであり、デジタル化された映像
データを特殊再生する際に、音声情報も良好に再生する
ことが可能であるデジタルデータの記録方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】また、本発明は上記デジタルデータの記録
方法を良好に実行することが出来るデジタルデータの記
録装置を提供することを目的とするものである。また、
本発明は特殊再生時においても音声情報を通常の音声速
度で良好に再生することが出来るデジタルデータの再生
装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタルデータ
の記録方法は、映像データが記録される第1の領域とは
異なる第2の領域に、特殊再生用の音声データを記録す
ることを特徴とする。
【0013】更に、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記第1の領域に通常再生用の音声データを記録す
ることを特徴とする。更に、本発明のデジタルデータの
記録方法は、前記第1の領域の記録と前記第2の領域の
記録とを同一の記録ヘッドで行うことを特徴とする。
【0014】更に、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記第2の領域が音声データ領域であることを特徴
とする。また、本発明のデジタルデータの記録方法は、
前記音声データが圧縮されたデジタルデータであること
を特徴とする。
【0015】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記音声データが非圧縮状態のデジタルデータであ
ることを特徴とする。更に、本発明のデジタルデータの
記録方法は、前記非圧縮状態のデジタルデータが1チャ
ンネル分の音声データであることを特徴とする。
【0016】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記第1の領域には1フレーム分の映像データが複
数のトラックに分割して記録され、前記第2の領域には
1フレーム分の音声データが前記複数のトラックに複数
回記録されていることを特徴とする。
【0017】更に、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記第2の領域は複数の領域からなり、該複数の領
域には夫々異なるデータ配列で音声データが記録されて
いることを特徴とする。
【0018】更に、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記複数の領域がテープの幅方向の下方に位置する
下方領域とテープの幅方向の上方に位置する上方領域の
2つの領域からなり、前記下方領域に記録されている音
声データと前記上方領域に記録されている音声データと
はデータ配列が異なることを特徴とする。
【0019】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記1フレーム分の音声データが複数のシンクブロ
ックにより構成されていることを特徴とする。更に、本
発明のデジタルデータの記録方法は、前記1フレーム分
の音声データが、複数の前記シンクブロックよりなる複
数のシンクブロック群により構成され、同じトラックの
おける前記下方領域と上方領域には互いに異なるシンク
ブロック群が記録されることを特徴とする。
【0020】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記1フレーム分の音声データが、複数の前記シン
クブロックよりなる複数のシンクブロック群により構成
され、該複数のシンクブロック群のうち同じデータ配列
のシンクブロック群が隣接するトラックに連続して記録
されることを特徴とする。
【0021】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、同じデータ配列の前記シンクブロック群が前記下方
領域及び上方領域の両方に夫々記録されることを特徴と
する。
【0022】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記音声データを構成するシンクブロックが、音声
情報の内容を示す音声データと、該シンクブロックに関
する内容を有するヘッダ情報とを有することを特徴とす
る。
【0023】更に、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記ヘッダ情報が、前記シンクブロックがどの領域
に記録されているものであるかを示すIDデータを有す
ることを特徴とする。
【0024】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記ヘッダ情報が、前記シンクブロックが音声デー
タを有するものか、それ以外のものであるかを示すデー
タ情報を有することを特徴とする。
【0025】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記ヘッダ情報が、前記シンクブロックがどのフレ
ームのものであるかを示すデータフレーム番号を有する
ことを特徴とする。
【0026】また、本発明のデジタルデータの記録方法
は、前記ヘッダ情報が、前記シンクブロックが1フレー
ムを構成するシンクブロックのどれに相当するものであ
るかを示すシンクブロック番号を有することを特徴とす
る。
【0027】また、本発明のデジタルデータの記録装置
は、映像データと音声データとを有する入力信号より音
声データを抜き取る音声データ抜き取り部と、該音声デ
ータ抜き取り部からの音声データを記録するためのデー
タに変換する音声データ処理部と、前記入力信号を映像
データを記録するためのデータに変換する映像データ処
理部と、前記音声データ処理部からのデータと前記映像
データ処理部からのデータとを記録するためのデータ配
列に変換する記録データ形成部とからなることを特徴と
する。
【0028】更に、本発明のデジタルデータの記録装置
は、圧縮された音声データを非圧縮のアナログ音声信号
に変換するデコーダ部と、該デコーダ部から出力される
複数チャネルのアナログ音声信号のうち一部のチャンネ
ルのアナログ音声信号を非圧縮状態のデジタル音声音声
データに変換するA/D変換部とを備え、該デジタル音
声データを前記記録データ形成部に入力することを特徴
とする。
【0029】また、本発明のデジタルデータの再生装置
は、再生ヘッドより再生されたデジタルデータのうち特
殊再生用の音声データを通常再生の速度に変換して出力
する速度調整部を備えることを特徴とする。
【0030】
【作用】上述の記録方法によれば、第2の領域に記録さ
れた特殊再生用の音声データにより、特殊再生時におい
ても、音声情報を再生することが可能となる。
【0031】更に、第1の領域に記録された通常再生用
の音声データにより、通常再生時においても、音声情報
を再生することが出来る。更に、第1の領域と第2の領
域とを同一の記録ヘッドで記録することにより、効率の
良い記録動作が可能であり、デジタルVTRに用いるこ
とが可能となる。
【0032】更に、前記第2の領域としては、デジタル
VTRにおいては、音声データを記録するための領域で
ある音声データ領域が適している。その理由として、デ
ジタルVTRの種類によっては、音声データを映像デー
タ領域に記録し、前記音声データ領域を何も記録しない
空き領域とするものがある。そして、一般に前記音声デ
ータ領域の1フレーム当りの領域に記録することが可能
である情報量は、圧縮された音声情報、あるいは非圧縮
状態の1チャネルの音声情報の1フレーム当りの情報量
よりも大きく、前記音声データ領域に音声情報を十分に
記録することが出来る。
【0033】そして、前記特殊再生用の音声データが圧
縮されたデータである時は、特殊再生時に多くのチャン
ネルの音声情報を再生することが出来る。また、前記特
殊再生用の音声データが非圧縮状態のデータである時
は、特殊再生時において、データの非圧縮化処理を施す
ことなく、音声情報を再生することが出来る。
【0034】しかも、前記音声データが非圧縮状態のデ
ータであると、記録可能な音声情報方のチャンネル数は
少なくなるが、通常再生時においては、厳密な音声を必
要とする場合は少なく、主となる音声情報の1チャンネ
ル分だけの音声データがあれば十分である。
【0035】また、1フレーム分の音声データを前記第
2の領域の複数のトラックに複数回記録することによ
り、再生ヘッドが前記トラックに沿わない方向に走査す
る特殊再生においても、前記再生ヘッドが1フレーム分
の音声データを再生することが出来る。
【0036】更に、前記第2の領域を複数の領域で構成
し、該複数の領域に夫々異なるデータ配列で音声データ
を記録することにより、同じ音声データが一定の領域に
集中することが抑制され、再生ヘッドが1回の走査で多
数種の音声データを再生することが出来る。
【0037】例えば、前記複数の領域を下方領域と上方
領域とで構成し、下方領域に記録されている音声データ
と上方領域に記録されている音声データとのデータ配列
が異なる場合、再生ヘッドが下方領域を走査する時に再
生する音声データと上方領域を走査する時に再生する音
声データとが異なり、比較的遅い速度での高速再生の場
合、再生ヘッドの1回の走査で多数種の音声データを再
生することが可能となる。
【0038】また、前記1フレーム分の音声データを複
数のシンクブロックにより構成することにより、特殊再
生時に1フレームの音声データを再生するには、再生ヘ
ッドが特殊再生時において1フレームの映像データを再
生する走査中に、前記1フレームの音声データを構成す
る複数のシンクブロックの全てを該シンクブロックの順
番に関係なく再生するだけで良い。
【0039】更に、前記1フレームの音声データを複数
のシンクブロック群により構成し、同じトラックにおけ
る下方領域と上方領域に互いに異なるシンクブロック群
を記録することにより、比較的遅い速度での高速再生の
場合、1回の走査で下方領域に記録されているシンクブ
ロック群の音声データと上方領域に記録されているシン
クブロック群の音声データを読み出すことが出来、多数
種の音声データを再生することが出来る。
【0040】また、同じデータ配列のシンクブロック群
を隣接するトラックに連続して記録することにより、特
殊再生時において再生ヘッドが第2の領域で複数のトラ
ックに跨って走査する場合でも、前記連続するシンクブ
ロック群により該シンクブロック群に関する音声データ
は確実に再生することが出来るようになる。
【0041】更に、同じデータ配列のシンクブロックを
下方領域と上方領域の両方に夫々記録することにより、
前記同じデータ配列のシンクブロック群は、再生ヘッド
により少なくとも2回の検出される機会が与えられ、該
シンクブロック群が良好に再生される可能性が高くなる
また、前記音声データを構成するシンクブロックは、音
声情報の内容を示す音声データと、該シンクブロックに
関する内容を有するヘッダ情報とにより構成すれば良
い。
【0042】そして、前記ヘッダ情報がIDデータを有
することにより、再生時において、第2の領域に記録さ
れているシンクブロックを検出することが出来る。ま
た、前記ヘッダ情報がデータ情報を有することにより、
再生時において、文字データを有するシンクブロックを
検出することが出来る。
【0043】また、前記ヘッダ情報がデータフレーム番
号を有することにより、再生時において、再生されたシ
ンクブロックがどのフレームの文字データであるかを検
出することが出来る。
【0044】また、前記ヘッダ情報がシンクブロック番
号を有することにより、再生時において、再生されたシ
ンクブロックが1フレームの音声データを構成する複数
のシンクブロックのうち何番目のシンクブロックである
かを検出することが出来る。
【0045】また、上記構成の記録装置では、入力信号
より音声データだけを抜き取り、第1の領域に映像デー
タを記録し、第2の領域に特殊再生用の音声データを記
録することが出来る。
【0046】更に、デコーダにより圧縮された音声デー
タを非圧縮化のアナログ音声信号にし、そのうちの1チ
ャンネル分のアナログ音声信号をA/D変換することに
より、非圧縮状態の1チャンネル分の音声データを特殊
再生用の音声データとして記録することが出来る。
【0047】また、上記構成の再生装置では、特殊再生
時においても、音声データを通常再生時と同じ速度で出
力することが出来る。
【0048】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本実施例のNTSC方式
におけるデジタルVTRの記録フォーマットを示す図で
あり、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明
は割愛する。
【0049】図中、2は記録トラックであり、1本の記
録トラックの基本的な構成は図10の記録トラック2
A、2Bと同一である。尚、図1においては、記録トラ
ックのアジマスについては区別しておらず、異なるアジ
マスの記録トラック2A、2Bを同一のトラック2とし
て示している。
【0050】1本のトラック2のうち、ITI領域21
にはトラッキングを行うために必要な情報が記録されて
おり、音声データ領域(第2の領域)22には14シン
クブロック(以下、シンクブロックをSBという)のデ
ータが記録可能であり、映像データ領域(第1の領域)
23には149SBのデータが記録可能であり、サブコ
ード領域24には12SBのデータが記録可能である。
また、前記音声データ領域22は下方領域221と上方
領域222とにより半分に2分割されており、該下方領
域221、上方領域222は共に7SBのデータが記録
可能である。また、1フレームの映像データは10本の
記録トラック2・・・に分割して記録されている。尚、
1SBに77バイトのデータ量を保持することが出来
る。
【0051】本実施例のデジタルVTRにおける音声情
報の1CH(チャンネル)当りのデータ量は384kb
ps、即ち1フレーム当り1600バイトである。従っ
て、1フレームの音声データを記録するには21SB必
要である。
【0052】本実施例では、前記1フレーム当りの音声
データを21個のシンクブロックで構成する。そして、
例えば第1フレームの音声データを構成する21個のシ
ンクブロックのうち0番から6番までの7個のシンクブ
ロックa0、a1、a2・・・a6を第1にシンクブロ
ック群A1とし、7番から13番までの7個のシンクブ
ロックa7、a8、a9・・・a13を第2にシンクブ
ロック群A2とし、14番から20番までの7個のシン
クブロックa14、a15、a16・・・a20を第3
のシンクブロック群A3とする。
【0053】本実施例の記録フォーマットでは、第1フ
レームの映像データを記録する10本のトラックのうち
トラック番号が0番、1番、2番、3番の4本のトラッ
クには夫々、音声データ領域22の下方領域221に第
1のシンクブロック群A1が特殊再生用の音声データと
して記録されており、上方領域222に第2のシンクブ
ロック群A2が特殊再生用の音声データとして記録され
ている。また、トラック番号が4番、5番、6番の3本
のトラックには夫々、下方領域221に第2のシンクブ
ロック群A2が特殊再生用の音声データとして記録され
ており、上方領域222に第3のシンクブロック群A3
が特殊再生用の音声データとして記録されている。ま
た、トラック番号が7番、8番、9番の3本のトラック
には夫々、下方領域221に第3のシンクブロック群A
3が特殊再生用の音声データとして記録されており、上
方領域222には第1のシンクブロック群A1が特殊再
生用の音声データとして記録されている。
【0054】図2は上述した記録フォーマットのうち音
声データ領域22の部分を拡大して示した図であり、前
記第1、第2、第3のシンクブロック群A1、A2、A
3ののデータ配置をシンクブロックa1、a2、a3・
・・a20毎に詳細に示した図である。尚、図2では各
トラック2は簡略的に傾斜させずに示している。
【0055】次の第2フレームの映像データが記録され
ている10本のトラックについても、前記第1フレーム
と同じデータ配置でシンクブロックb0、b1、b2・
・・b6よりなる第1のシンクブロック群B1、シンク
ブロックb7、b8、b9・・・b13よりなる第2の
シンクブロック群B2、シンクブロックb14、b1
5、b16・・・b20よりなる第3のシンクブロック
群B3が特殊再生用の音声データとして複数回繰り返し
て記録される。
【0056】以後、特に図示しないが、第3フレーム、
第4フレーム、第5フレーム・・・についても、前記第
1、第2フレームと同様なデータ配置で第1、第2、第
3のシンクブロック群が特殊再生用の音声データとして
記録される。
【0057】上述したような音声データ領域22のデー
タ配置は、例えば第1フレームのトラック番号が1番の
トラックの場合、記録ヘッドがあるトラックの音声デー
タ領域22の前半(下方領域221)を走査する際に
は、第1のシンクブロック群A1のシンクブロックa
0、a1、a2・・・a6を記録し、音声データ領域2
2の後半(上方領域222)を走査する際には、第2の
シンクブロック群A2を構成するシンクブロックa7、
a8、a9・・・a13を記録することにより形成する
ことが出来る。
【0058】図3は音声データ領域22に記録される音
声データを有するシンクブロックの構成を示す図であ
る。1個のシンクブロック3は、2バイトのシンクデー
タ31と、3バイトのIDデータ32と、データ情報3
3、データフレーム番号34、シンクブロック番号3
5、音声データ36とを有する77バイトのデータと、
8バイトのパリティ符号37とからなる90バイトのデ
ータである。
【0059】前記シンクデータ31は、図3に示すフォ
ーマットのシンクブロックが始まることを示す2バイト
のコードである。前記IDデータ32は、トラック2の
何の部分に記録されているシンクブロックかを示す3バ
イトのデータである。1本のトラック2は1個のシンク
ブロックが記録される部分毎にIDコードが定められて
おり、音声データ領域22の部分のIDコードは2〜1
5、映像データ領域23の部分のIDコードは19〜1
67、サブコード領域24の部分のIDコードは0〜1
1である。また、前記音声データ領域22の部分のID
コードのうち2〜8が下方領域221の部分のIDコー
ドであり、9〜15が上方領域222の部分のIDコー
ドである。尚、前記音声データ領域22のIDコードと
サブコード領域24のIDコードとでは同じ番号のID
コードが重複しているが、音声データ領域22に記録さ
れているシンクブロックとサブコード領域24に記録さ
れているシンクブロックとはシンクデータ31が異な
り、両者の違いはシンクデータにより見分けることが出
来る。
【0060】前記データ情報33は、シンクブロックの
データの種類、即ち例えば音声情報のデータのシンクブ
ロックであるか、映像情報のデータのシンクブロックで
あるか等を示すデータである。
【0061】前記データフレーム番号34は、何のフレ
ームのシンクブロックであるかを示すデータである。ま
た、前記データフレーム番号34は同様のデータが前記
IDデータ32内にも収められており、省略することが
可能である。
【0062】前記シンクブロック番号35は、1フレー
ム分の音声情報を構成する21個のシンクブロックの各
々を指定するデータ、即ちシンクブロックa0、a1、
a2・・・a20であれば0、1、2・・・20の番号
を示すデータである。
【0063】前記音声データ36は、音声情報の内容を
示すデータであり、圧縮された全チャンネル(例えば5
チャンネル)分の音声データ、あるいは非圧縮状態であ
る1チャンネル分の音声データである。
【0064】前記パリティ符号37は、データの誤り訂
正を行うめの8バイトのデータである。また、前記トラ
ック2の映像データ領域23には、映像情報を有するシ
ンクブロック、音声情報を有するシンクブロック等が記
録される。1フレームの映像、音声情報は10本のトラ
ック(トラック番号0〜9)に分割して記録される。即
ち、映像データ領域23に記録される音声情報を有する
シンクブロックについては、例えば第1フレーム分の音
声情報を構成する21個のシンクブロックa0、a1、
a2・・・a20は、10本のトラックに分散されて記
録されている。
【0065】従って、第1フレームを構成する10本の
トラックに注目すると、音声データ領域22には第1フ
レームの音声情報を構成する21個のシンクブロックa
0、a1、a2・・・a20、即ち第1、第2、第3シ
ンクブロック群A1、A2、A3が何回も特殊再生用の
音声データとして記録され、映像データ領域23には、
10本のトラックを合計して第1フレームの音声情報を
構成する21個のシンクブロックa0、a1、a2・・
・a20が1回だけ記録される。
【0066】次に、上記記録フォーマットを形成する本
実施例のデジタルVTRの記録系について説明する。図
4は本実施例のデジタルVTRの記録系の回路構成を示
すブロック図である。
【0067】図中、41はデータ圧縮から伝送まで全て
をデジタル化した、例えば米国における次世代テレビA
TV(advanced television)等の
デジタルTV信号を入力する入力端子である。前記デジ
タルTV信号は、MPEG2(Moving Pict
ure Image Codingu Experts
Group Phase2)等により圧縮、構造符号
化(パケット化)された映像データ、音声データ等から
なる。
【0068】42は前記デジタルTV信号より音声デー
タを抜き取る音声データ抜き取り部であり、パケット化
された各データのヘッダにより音声データであることを
示すヘッダを検出し、これにより音声データの抜き取り
を行う。
【0069】43は前記音声データを音声データを有す
るシンクブロックに変換処理する音声データ処理部であ
り、映像の1フレームに相当する音声情報を21個のシ
ンクブロックで構成する。この時、前記シンクブロック
内の音声データは圧縮されたデータ構造である。
【0070】44は前記入力端子41より入力したデジ
タルTV信号を映像データを有するシンクブロック、音
声データを有するシンクブロックに変換するデジタルT
V信号処理部である。この時、前記シンクブロック内の
映像データ、音声データは圧縮された状態である。
【0071】45は前記音声データ処理部43、デジタ
ルTV信号処理部44からの出力データを所定のフォー
マットのトラックを形成するためのデータ配列に変換す
る記録データ形成部である。即ち、前記記録データ形成
部45により音声データ処理部43からの出力データは
前記音声データ領域22に記録され、デジタルTV信号
処理部44からの出力データは前記映像データ領域23
に記録されるようなデータ配列に変換される。
【0072】前記入力端子41より入力されたデジタル
TV信号は、音声データ抜き取り部42により音声デー
タが抜き取られ、音声データ処理部43により圧縮され
た音声データを有するシンクブロックに変換される。ま
た、音声データが抜き取られていないデジタルTV信号
はデジタルTV信号処理部44により圧縮された映像デ
ータを有するシンクブロック、圧縮された音声データを
有するシンクブロックに変換される。前記音声データ処
理部43により形成された音声データを有するシンクブ
ロックと前記デジタルTV信号処理部44により変換さ
れた各種シンクブロックは、記録データ形成部45によ
り、図1及び図2に示す記録フォーマットの記録トラッ
クを構成するデータ配列に変換され、記録ヘッド側に出
力される。
【0073】また、図5は本実施例のデジタルVTRに
おける他の構成の記録系の回路構成を示すブロック図で
あり、図4と同一部分には同一符号を付している。46
は圧縮された音声データを伸長、復号、デジタル/アナ
ログ変換して、各チャネル毎に非圧縮状態である通常の
アナログ音声信号を出力するデコーダである。
【0074】47はアナログ音声信号をサンプリング周
波数が32kHzで12ビットの量子化を行うことによ
り非圧縮状態のデジタル音声データに変換するA/D変
換部である。
【0075】前記入力端子41より入力されたデジタル
TV信号のうち音声データは、デコーダ46により伸
長、復号化され非圧縮状態のアナログ音声信号として各
チャンネル毎(例えば5CH)に出力される。前記デコ
ーダ46から出力される各チャンネルの音声信号のうち
最も主となる音声情報を有する1CHの音声信号はA/
D変換部47により非圧縮状態のデジタル音声データに
変換され出力される。そして、前記非圧縮状態のデジタ
ル音声データは、音声データ処理部43を通り、非圧縮
状態のデジタル音声データを有するシンクブロックが形
成され、該音声データを有するシンクブロックと、デジ
タルTV信号処理部44から出力される各種シンクブロ
ックとは、記録データ形成部45により、図1及び図2
に示す記録フォーマットの記録トラックを構成するデー
タ配列に変換され、記録ヘッド側に出力される。
【0076】以上の図4あるいは図5に示す記録系の回
路構成により図1及び図2に示す記録フォーマットを構
成することは出来る。そして、図4に示す回路構成によ
り記録を行う場合、音声データ領域22に記録される特
殊再生用の音声データは、入力するデジタルTV信号の
音声データと同様に圧縮された状態で記録されたデータ
である。また、図5に示す回路構成により記録を行う場
合、音声データ領域22に記録される特殊再生用の音声
データは、1CH分の音声データが非圧縮の状態で記録
されたデータである。
【0077】上述の記録フォーマットで記録された磁気
テープを通常再生する時は、再生用の磁気ヘッドをトラ
ック2に沿って走査し、1フレームを構成する10本の
トラック2、2・・・の映像データ領域23に記録され
ている1フレーム分の映像データのシンクブロック、音
声データのシンクブロック等を検出して1フレームの画
面を再生する。そして、この動作を連続して行うことに
より通常再生を行う。
【0078】次に、特殊再生について説明する。図6は
上述した本実施例のデジタルVTRで記録された磁気テ
ープを再生する装置の回路ブロック図であり、音声デー
タ領域22に記録されている特殊再生用の音声データが
圧縮されたデータである時の再生回路である。
【0079】図中、51は再生ヘッドにより再生された
データから音声データ領域22に記録されているシンク
ブロックと、映像データ領域23に記録されているシン
クブロックとを分離して出力するデータ分離部である。
【0080】52は前記データ分離部51より出力され
た音声データ領域に記録されているシンクブロックのう
ち音声データを有するシンクブロックを、該シンクブロ
ックを構成するIDデータ32、データ情報33、デー
タフレーム番号34、シンクブロック番号35により、
メモリの所定のアドレスに記憶させる再生音声データ処
理部である。
【0081】53は前記再生音声データ処理部52より
出力された特殊再生用の音声データを通常再生の速度に
調整して出力する速度調整部である。前記速度調整部5
3はSRAM(スタティックRAM)等からなるもので
あり、高速度(例えば、2倍速再生時であれば、通常再
生の2倍の速度)で入力した音声データを多数のフレー
ム(例えば60フレーム分)蓄積し、そのうち一定分
(例えば、2倍速再生であれば最大で蓄積部分1/2)
の音声データを欠落させ、残りの音声データを通常再生
時の速度(例えば、2倍速再生であれば、入力データの
1/2の速度)まで減速して出力する。
【0082】54は前記データ分離部51により分離さ
れた映像データ領域22に記録されているシンクブロッ
クを再生用のデータに変換する再生映像データ処理部で
ある。
【0083】55は前記再生映像データ処理部54によ
り出力されたデータのうち音声データに関する部分を除
去し、前記速度調整部53により出力された音声データ
に置き換えるデータ置換部である。
【0084】ここで、3倍速の再生モードを選択した場
合について説明する。この場合、再生用の磁気ヘッド1
3は、図7に示すように、1回の走査で3本トラックを
跨るように走査する。
【0085】図7に示すような走査で再生ヘッドにより
検出されたデータは、図6に示すデータ分離部51に入
力する。前記データ分離部51は、入力したデータから
図3に示すシンクブロックが始まることを示す2バイト
のシンクデータ31とID番号とから2〜15のIDコ
ードと、19〜167のIDコードを検出することによ
り、トラック2の音声データ領域22に記録されている
シンクブロックと映像データ領域23に記録されている
シンクブロックとを分離して出力する。
【0086】前記データ分離部51に出力された音声デ
ータ領域22に記録されている特殊再生用の音声データ
を有するシンクブロックは、再生音声データ処理部52
により、1つのフレームを構成する21個のシンクブロ
ックを1通りメモリの所定のアドレスに記憶する。例え
ば、第1フレームの場合、21個のシンクブロックa
0、a1、a2・・・a20を1通りメモリの所定のア
ドレスに記憶する。
【0087】前記速度調整部53は前記再生音声データ
処理部52より出力された各フレームの音声データを構
成する21個のシンクブロックを多数のフレーム分蓄積
し、その蓄積された音声データのうち最大の場合で2/
3を除去し、残りの1/3の音声データを入力時の1/
3の速度で出力する。この時、除去される音声データ
は、無音状態のデータがあれば、そのデータが優先的に
除去される。また、出力される音声データは、例えば6
0フレーム分の連続したデータである。これにより、速
度調整部53より出力される音声データは、所定の音声
内容が連続した通常再生時の音声と同速度となる。
【0088】前記データ置換部55は再生映像データ処
理部54から出力されたデータのうち音声データを、前
記速度変換部53から出力された通常再生時の速度の音
声データに置換し、再生データとして出力する。
【0089】従って、3倍速再生時に前記データ置換部
53より出力される再生データのうち、映像データは通
常再生の3倍速となり、音声データは通常再生と同速度
となる。このため、使用者は3倍速再生の画面を観察し
ながら、音声情報に関しては通常速度の聞き取りやすい
音声を聞くことが出来る。
【0090】また、音声データ領域22に記録されてい
る音声データが圧縮されているデータである場合は、図
8に示すような回路構成でも再生することが出来る。こ
の図8の場合は、前述の図6の場合と同様に再生データ
分離部51で分離され、再生音声データ処理部52、速
度調整部53を通って通常再生の速度に速度調整された
圧縮状態の音声データは、デコーダ56により伸長、復
号、デジタル/アナログ変換されて非圧縮状態の通常速
度のアナログ音声信号として出力される。
【0091】一方、再生データ分離部51で分離された
映像データ領域23に記録されているデータは、再生映
像データ処理部54で処理された後、デジタルTV信号
として出力される。
【0092】前記デコーダ56より出力されたアナログ
音声信号と、再生映像データ処理部54より出力された
デジタルTV信号とは別経路で表示装置やスピーカ等に
装置に出力される。そして、前記アナログ音声信号とデ
ジタルTV信号が送られてきた装置は、映像情報に関し
てはデジタルTV信号を用いて3倍速で画面再生を行
い、音声情報に関してはアナログ音声信号を用いて通常
速度の音声で再生する。
【0093】図9は音声データ領域22に記録されてい
る音声データが非圧縮状態の1CHの音声データである
場合の再生回路の構成を示すブロック図であり、図6と
同一部分には同一符号を付す。
【0094】再生ヘッドで再生されたデータのうち音声
データ領域22に記録されている非圧縮状態の1CHの
音声データは、前記図6の場合と同様に再生音声データ
処理部52、速度調整部53を通って通常再生の速度に
調整された非圧縮状態の1CHの音声データとなり、該
音声データはD/A変換部57によりデジタル/アナロ
グ変換されて通常速度の1CHのアナログ音声信号とし
て出力される。
【0095】一方、再生データ分離部51で分離された
映像データ領域23に記録されているデータは、再生映
像データ処理部54で処理された後、デジタルTV信号
として出力される。
【0096】前記D/A変換部57より出力された1C
Hのアナログ音声信号と、再生映像データ処理部54よ
り出力されたデジタルTV信号とは別経路で表示装置や
スピーカ等の装置に出力される。そして、前記アナログ
音声信号とデジタルTV信号が送られてきた装置は、映
像情報に関してはデジタルTV信号を用いて3倍速で画
面再生を行い、音声情報に関してはアナログ音声信号を
用いて通常速度の1CHの音声で再生する。
【0097】上述のような記録フォーマットでデジタル
データを記録するデジタルVTRでは、通常再生時にお
いて例えば1フレームの映像を再生する時は、再生ヘッ
ドはトラック2に沿って1フレームを構成する10本の
トラックを走査することにより、1フレームの映像デー
タ、音声データ等を読み出すことが出来、良好な通常再
生を行うことが出来る。
【0098】また、2倍速再生、3倍速再生等の特殊再
生時において1フレームの映像を再生する時は、再生ヘ
ッドは複数のトラックを跨るように走査して映像データ
領域23に記録されている特殊再生用の映像データを読
み出して映像を特殊再生する。
【0099】一方、音声情報に関しては、前記再生ヘッ
ドは音声データ領域に記録されている特殊再生用の音声
データを検出する。この時、1フレームの音声情報を構
成する音声データは、7個のシンクブロックa0、a
1、a2・・・a6よりなる第1のシンクブロック群A
1と、7個のシンクブロックa7、a8、a9・・・a
13よりなる第2のシンクブロック群A2と、7個のシ
ンクブロックa14、a15、a16・・・a20より
なる第3のシンクブロック群A3とにより構成されてい
る。
【0100】そして、音声データ領域22の下方領域2
21のうち、トラック番号が0番〜3番の4個のトラッ
クには夫々、第1のシンクブロック群A1が記録されて
おり、トラック番号が4番〜6番の3個のトラックには
夫々、第2のシンクブロック群A2が記録されており、
トラック番号が7番〜9番の3個のトラックには夫々、
第3のシンクブロック群A3が記録されている。即ち、
前記下方領域221には第1のシンクブロック群A1が
トラック隣接方向に4回連続して存在し、第2のシンク
ブロック群A2がトラック隣接方向に3回連続して存在
し、第3のシンクブロック群A3がトラック隣接方向に
3回連続して存在する。
【0101】また、音声データ領域22の上方領域22
2のうち、トラック番号が0番〜3番の4個のトラック
には夫々、第2のシンクブロック群A2が記録されてお
り、トラック番号が4番〜6番の3個のトラックには夫
々、第3のシンクブロック群A3が記録されており、ト
ラック番号が7番〜9番の3個のトラックには夫々、第
1のシンクブロック群A1が記録されている。即ち、前
記下方領域222には第2のシンクブロック群A2がト
ラック隣接方向に4回連続して存在し、第3のシンクブ
ロック群A3がトラック隣接方向に3回連続して存在
し、第1のシンクブロック群A1がトラック隣接方向に
3回連続して存在する。
【0102】そして、前記下方領域221と上方領域2
22と対比すると、全てのトラックにおいて、下方領域
221に記録されているシンクブロック群と上方領域2
22に記録されているシンクブロック群とは、異なる種
類のシンクブロック群である。
【0103】特殊再生用の音声データが上述のようなデ
ータ配置で音声データ領域22に記録されているデジタ
ルVTRでは、再生ヘッドがトラックを跨るように走査
する特殊再生時においても、再生ヘッドがトラック番号
の0番から3番のトラックを跨るように走査する時に
は、下方領域221の走査時に第1のシンクブロック群
A1を構成する7個のシンクブロックの全てあるいは多
くを検出し、上方領域222の走査時に第2のシンクブ
ロック群A2を構成する7個のシンクブロックの全てあ
るいは多くを検出する。そして、次に再生ヘッドがトラ
ック番号の4番から6番のトラックを跨るように走査す
る時には、下方領域221の走査時に第2のシンクブロ
ック群A2を構成する7個のシンクブロックの全てある
いは多くを検出し、上方領域222の走査時に第3のシ
ンクブロック群A3を構成する7個のシンクブロックの
全てあるいは多くを検出する。そして、更に再生ヘッド
がトラック番号の7番から9番のトラックを跨るように
走査する時には、下方領域221の走査時に第3のシン
クブロック群A1を構成する7個のシンクブロックの全
てあるいは多くを検出し、上方領域222の走査時に第
1のシンクブロック群A2を構成する7個のシンクブロ
ックの全てあるいは多くを検出する。
【0104】即ち、第1のシンクブロック群A1に関し
ては、トラック番号が0番〜3番のトラックを走査する
時に下方領域221から読み出され、更にトラック番号
が7番〜9番のトラックを走査する時に上方領域222
から読み出される。また、第2のシンクブロック群A2
に関しては、トラック番号が0番〜3番のトラックを走
査する時に上方領域222から読み出され、更にトラッ
ク番号が4番〜6番のトラックを走査する時に下方領域
221から読み出される。また、第3のシンクブロック
群A3に関しては、トラック番号が4番〜6番のトラッ
クを走査する時に上方領域222から読み出され、更に
トラック番号が7番〜9番のトラックを走査する時に下
方領域221から読み出される。即ち、第1、第2、第
3のシンクブロック群A1、A2、A3は全て、下方領
域221から読み出される機会と上方領域222から読
み出される機会、合計2回の読み出される機会が与えら
れる。
【0105】しかも、音声データ領域22は磁気テープ
1の下方端部に近い位置に形成されており、特殊再生時
に再生ヘッドが走査する音声データ領域の幅は、2倍速
再生の場合には1本のトラックの88%以上、3倍速再
生の場合には1本のトラック幅の76%以上であり(図
7のt/T×100)、音声データ領域22の大部分で
ある。このため、2倍速再生、3倍速再生等の比較的遅
い速度での高速再生する場合は、再生ヘッドは、1回目
の読み出し機会で第1、第21、第3の全てのシンクブ
ロックA1、A2、A3を構成する全てのシンクブロッ
クが検出され、図6、図8、図9に示すような再生機構
により特殊再生時においても良好に音声を再生すること
が出来る。
【0106】また、特殊再生時の倍速再生速度が速くな
ると、再生ヘッドが走査時に跨るトラックの本数が増え
るため、1回目の読み出し機会だけでは、全てのシンク
ブロックを読み出すことが出来ないが、2回目の読み出
し機会により1回目の読み出し機会で読み出せなかった
シンクブロックを読み出すことが出来、一層多くののシ
ンクブロックを読み出すことが出来、この場合において
も、良好に音声を再生することが出来る。
【0107】また、同じシンクブロック群がトラック隣
接方向に3〜4回連続して配列されているので、どのよ
うな再生速度においても再生ヘッドの走査周期により同
じシンクブロック群だけを何回も読み出すということも
防止され、全てのシンクブロックを比較的均等に読み出
すことが出来る。
【0108】尚、本発明は10本のトラックで1フレー
ム分の情報を構成するものに限定する必要は無く、例え
ば、12本のトラックで1フレーム分の情報を構成して
も良い。また、ATVのデジタルTV信号の場合、フレ
ーム信号単位がなく、磁気テープの同じトラックに記録
される映像情報と音声情報とが必ずしも同じトラックに
記録されるとは限らない。この場合、あるトラックの音
声データ領域22に記録される特殊再生用の音声データ
は、同じトラックに記録される通常再生用の音声データ
と同じフレームの情報である。
【0109】また、上記実施例では、映像データ領域に
通常再生用の音声データを記録する構成であるが、本発
明の基本的な概念は音声データ領域に通常再生用の音声
データと特殊再生用の音声データとの両方を記録したも
のでも適用可能である。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、特殊再生時においても
音声情報を出力することが出来るデジタルデータの記録
方法を提供し得る。
【0111】更に、本発明によれば、通常再生時におい
ても音声情報を出力することが出来るデジタルデータの
記録方法を提供し得る。また、本発明によれば、デジタ
ルVTRに用いた場合、特殊再生用の音声データを記録
媒体の最適の領域に記録するようにしたデジタルデータ
の記録方法を提供し得る。
【0112】また、本発明によれば、多くのチャンネル
の音声情報を記録することが出来るデジタルデータの記
録方法を提供し得る。また、本発明によれば、再生時に
音声データを非圧縮化処理することに音声情報を出力す
ることが出来るデジタルデータの記録方法を提供し得
る。
【0113】また、本発明によれば、特殊再生時に多く
の音声データの検出を行い易いようなデータ配列で記録
するデジタルデータの記録方法を提供し得る。また、本
発明によれば、音声データをシンクブロックの状態で記
録することにより、特殊再生時において、1フレーム分
の音声情報を構成する音声データの全てを検出すること
が出来、良好な音声出力を行うのに適したデジタルデー
タの記録方法を提供し得る。
【0114】更に、本発明によれば、シンクブロックに
所定のヘッダ情報を付加することにより、前記シンクブ
ロックが、どの領域に記録され、どのようなデータを有
し、どのフレームのデータであり、何番目のシンクブロ
ックであるか等を、特殊再生時に良好に検出出来、特殊
再生を行い易くしたデジタルデータの記録方法を提供し
得る。
【0115】また、本発明によれば、上述したデジタル
データの記録方法を良好に実行することが出来るデジタ
ルデータの記録装置を提供し得る。更に、本発明によれ
ば、非圧縮状態の1CHの音声データを特殊再生用の音
声データとして記録することが出来、再生時に前記音声
データを非圧縮化処理することなく音声情報を出力する
ことを可能にした記録方法を実行することが出来るデジ
タルデータの記録装置を提供し得る。
【0116】また、本発明によれば、映像を特殊再生し
ている時にも、音声情報は通常再生と同じ速度で再生す
ることが出来、使用者に良好な音声情報を与えることが
出来るデジタルデータの再生装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルVTRの磁気テープ上の記録
フォーマットを示す図である。
【図2】本発明のデジタルVTRの音声データ領域に記
録された音声データを有するシンクブロックのデータ配
置を示す図である。
【図3】本発明のデジタルVTRで記録される特殊再生
用の音声データのシンクブロックの構成を示す図であ
る。
【図4】本発明のデジタルVTRの記録系の回路構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明のデジタルVTRの記録系の回路構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明のデジタルVTRの再生系の回路構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明のデジタルVTRでの特殊再生時におけ
る再生ヘッドの走査方向を示す図である。
【図8】本発明のデジタルVTRの再生系の回路構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明のデジタルVTRの再生系の回路構成を
示すブロック図である。
【図10】デジタルVTRの磁気テープ上の記録フォー
マットを示す図である。
【符合の説明】
1 磁気テープ 2 トラック 22 音声データ領域(第2の領域) 221 下方領域 222 上方領域 23 映像データ領域(第1の領域) 3 シンクブロック 32 IDデータ 33 データ情報 34 データフレーム番号 35 シンクブロック番号 36 文字データ 42 音声データ抜き取り部 43 音声データ処理部 45 記録データ形成部 46 デコーダ 47 A/D変換部 53 速度調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データが記録される第1の領域とは
    異なる第2の領域に、特殊再生用の音声データを記録す
    ることを特徴とするデジタルデータの記録方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域に通常再生用の音声デー
    タを記録することを特徴とする請求項1記載のデジタル
    データの記録方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の領域の記録と前記第2の領域
    の記録とを同一の記録ヘッドで行うことを特徴とする請
    求項1または2記載のデジタルデータの記録方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の領域が音声データ領域である
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のデジタル
    データの記録方法。
  5. 【請求項5】 前記音声データが圧縮されたデジタルデ
    ータであることを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載のデジタルデータの記録方法。
  6. 【請求項6】 前記音声データが非圧縮状態のデジタル
    データであることを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載のデジタルデータの記録方法。
  7. 【請求項7】 前記非圧縮状態のデジタルデータが1チ
    ャンネル分の音声データであることを特徴とする請求項
    6記載のデジタルデータの記録方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の領域には1フレーム分の映像
    データが複数のトラックに分割して記録され、前記第2
    の領域には1フレーム分の音声データが前記複数のトラ
    ックに複数回記録されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載のデジタルデータ
    の記録方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の領域は複数の領域からなり、
    該複数の領域には夫々異なるデータ配列で音声データが
    記録されていることを特徴とする請求項8記載のデジタ
    ルデータの記録方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の領域はテープの幅方向の下
    方に位置する下方領域とテープの幅方向の上方に位置す
    る上方領域の2つの領域からなり、前記下方領域に記録
    されている音声データと前記上方領域に記録されている
    音声データとはデータ配列が異なることを特徴とする請
    求項9記載のデジタルデータの記録方法。
  11. 【請求項11】 前記1フレーム分の音声データが複数
    のシンクブロックにより構成されていることを特徴とす
    る請求項8、9または10記載のデジタルデータの記録
    方法。
  12. 【請求項12】 前記1フレーム分の音声データは、複
    数の前記シンクブロックよりなる複数のシンクブロック
    群により構成され、同じトラックのおける前記下方領域
    と上方領域には互いに異なるシンクブロック群が記録さ
    れることを特徴とする請求項11記載のデジタルデータ
    の記録方法。
  13. 【請求項13】 前記1フレーム分の音声データは、複
    数の前記シンクブロックよりなる複数のシンクブロック
    群により構成され、該複数のシンクブロック群のうち同
    じデータ配列のシンクブロック群が隣接するトラックに
    連続して記録されることを特徴とする請求項11または
    12記載のデジタルデータの記録方法。
  14. 【請求項14】 同じデータ配列の前記シンクブロック
    群が前記下方領域に及び上方領域の両方に夫々記録され
    ることを特徴とする請求項12または13記載のデジタ
    ルデータの記録方法。
  15. 【請求項15】 前記音声データを構成するシンクブロ
    ックが、音声情報の内容を示す音声データと、該シンク
    ブロックに関する内容を有するヘッダ情報とを有するこ
    とを特徴とする請求項11、12、13または14記載
    のデジタルデータの記録方法。
  16. 【請求項16】 前記ヘッダ情報は、前記シンクブロッ
    クがどの領域に記録されているものであるかを示すID
    データを有することを特徴とする請求項15記載のデジ
    タルデータの記録方法。
  17. 【請求項17】 前記ヘッダ情報は、前記シンクブロッ
    クが音声データを有するものか、それ以外のものである
    かを示すデータ情報を有することを特徴とする請求項1
    5または16記載のデジタルデータの記録方法。
  18. 【請求項18】 前記ヘッダ情報は、前記シンクブロッ
    クがどのフレームのものであるかを示すデータフレーム
    番号を有することを特徴とする請求項15、16または
    17記載のデジタルデータの記録方法。
  19. 【請求項19】 前記ヘッダ情報は、前記シンクブロッ
    クが1フレームを構成するシンクブロックのどれに相当
    するものであるかを示すシンクブロック番号を有するこ
    とを特徴とする請求項15、16、17または18記載
    のデジタルデータの記録方法。
  20. 【請求項20】 映像データと音声データとを有する入
    力信号より音声データを抜き取る音声データ抜き取り部
    と、該音声データ抜き取り部からの音声データを記録す
    るためのデータに変換する音声データ処理部と、前記入
    力信号を映像データを記録するためのデータに変換する
    映像データ処理部と、前記音声データ処理部からのデー
    タと前記映像データ処理部からのデータとを記録するた
    めのデータ配列に変換する記録データ形成部とからなる
    ことを特徴とするデジタルデータの記録装置。
  21. 【請求項21】 圧縮された音声データを非圧縮のアナ
    ログ音声信号に変換するデコーダ部と、該デコーダ部か
    ら出力される複数チャネルのアナログ音声信号のうち一
    部のチャンネルのアナログ音声信号を非圧縮状態のデジ
    タル音声音声データに変換するA/D変換部とを備え、
    該デジタル音声データを前記記録データ形成部に入力す
    ることを特徴とする請求項20記載のデジタルデータの
    記録装置。
  22. 【請求項22】 再生ヘッドより再生されたデジタルデ
    ータのうち特殊再生用の音声データを通常再生の速度に
    変換して出力する速度調整部を備えることを特徴とする
    デジタルデータの再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385049B1 (ko) * 2001-01-17 2003-05-23 삼성전자주식회사 복수의 종류의 오디오데이터의 기록/재생이 가능한 디지털자기 기록/재생장치 및 그 기록/재생방법

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KR100385049B1 (ko) * 2001-01-17 2003-05-23 삼성전자주식회사 복수의 종류의 오디오데이터의 기록/재생이 가능한 디지털자기 기록/재생장치 및 그 기록/재생방법

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