JPH07320194A - 経路誘導方法 - Google Patents

経路誘導方法

Info

Publication number
JPH07320194A
JPH07320194A JP10652694A JP10652694A JPH07320194A JP H07320194 A JPH07320194 A JP H07320194A JP 10652694 A JP10652694 A JP 10652694A JP 10652694 A JP10652694 A JP 10652694A JP H07320194 A JPH07320194 A JP H07320194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
data
intersection
guide
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10652694A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Izumi
重夫 泉
Hirosuke Kumagami
宏祐 熊耳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP10652694A priority Critical patent/JPH07320194A/ja
Publication of JPH07320194A publication Critical patent/JPH07320194A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な地図データを要せず、メモリ負担も少
なく、待ち時間も不要とできる簡便な経路誘導方法を提
供する。 【構成】 出発地から目的地までの往路を走行中、マッ
プマッチング部12と通過ノード登録部18により、車
両位置検出部3の検出車両位置とCD−ROM1から読
み出した道路データから、道路データ上の通過ノードを
検出しながら順にメモリ17に記憶させ、復路を走行す
る際、進路案内画像描画部20がメモリ17に記憶して
ある通過ノード列を逆順にして誘導経路データとし、該
誘導経路データを用いて誘導経路上で車両位置の前方に
存在し、かつ、進路変更を要する交差点と進路を求め、
求めた交差点と進路に基づき、地図画像描画部13が車
両位置を含む地図画像を描画しているビデオRAM14
の左上に交差点形状と進路を示す矢印からなる進路案内
画像を描画し、ディスプレイ装置4に画面表示させて交
差点進路案内を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経路誘導方法に係り、特
に車載用ナビゲーション装置において道路データを用い
て出発地と目的地を結ぶ最適な経路を探索しなくても、
目的地から出発地までの復路について車両の走行方向案
内ができるようにした経路誘導方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の現在地を地図上に提示して運転者
が所望地に容易に到達できるようにした車載用ナビゲー
ション装置がある。この装置では、車両の位置を検出
し、CD−ROMから車両位置周辺の地図データを読み
出し、ビデオRAMに地図画像を描画するとともに該地
図画像上に車両位置マークを重ねて描画し、ビデオRA
Mの画像を映像信号に変換しながらディスプレイ装置に
出力して画面に表示する。そして、車両の移動で現在位
置が変化するのに従い、画面の車両位置マークを移動し
たり、或いは車両位置マークは画面中央に固定して地図
をスクロールしたりして、常に、車両位置周辺の地図情
報が一目で判るようになっている。
【0003】CD−ROMに記憶された地図は、縮尺レ
ベルに応じて適当な大きさの経度幅、緯度幅の地域に区
切られており、道路は経度、緯度の座標で表現された頂
点(ノード)の集合で示される。2つのノードを連結し
た部分はリンクと呼ばれる。各地図に含まれる道路デー
タは、図12に示す如く、道路リストRLDT、ノード
テーブルNDTB、交差点構成ノードリストCRDTで
構成されており、このうち、道路リストRLDTは、当
該道路に関し、国道、高速道路、その他の道路など道路
の種別を表すデータ、道路上の全ノード数、道路を構成
する各ノードのノードテーブルNDTB上の番号とノー
ド間の道路の幅員を表すデータなどにより構成されてい
る。第nノード番号の幅員データは、第nノード番号に
係るノードと第(n+1)ノード番号に係るノードを結
ぶリンクの幅員を示す。又、交差点構成ノードリストC
RDTは地図上の各交差点毎に、該交差点に連結するリ
ンク他端のノード(交差点構成ノードという)のノード
テーブルNDTB上の番号の集合であり、ノードテーブ
ルNDTBは地図上の全ノードのリストであり、ノード
毎に座標情報(経度、緯度)、該ノードが交差点である
か否かの交差点識別フラグ、交差点であれば交差点構成
ノードリストCRDT上の対応する交差点構成ノード集
合を指し、交差点でなければ該ノードが属する道路を指
すポインタ等で構成されている。
【0004】ところで、車載用ナビゲーション装置に
は、出発地から目的地まで最適な経路に沿って車両が走
行できるように誘導する経路誘導機能を持ったものがあ
る。かかる機能では、走行前に運転者が出発地と目的地
を設定すると、CD−ROMの地図データを用いてダイ
クスト法、横型探索法によりシュミレーション計算を行
い、例えば出発地と目的地を最短距離で結ぶ最適な誘導
経路を求めて、該誘導経路を構成するノード列と、先頭
の出発地データ及び最後尾の目的地データと合わせた誘
導経路データを誘導経路メモリに記憶しておく。そし
て、走行中、誘導経路メモリのノード列の中から画面の
地図表示エリアに入っている部分を読み出し、地図画像
上に誘導経路を他の道路と異なる色で太く表示するなど
して、運転者がいずれの道路をどの方向に走行すれば目
的地に到達できるか判るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地図デ
ータを用いて出発地と目的地を結ぶ最適な経路を探索す
るには地図データに交差点ネットリストの如く経路探索
専用のデータを含めておく必要がある上、ダイクストラ
法、横型探索法の計算を実行するために極めて多数の交
差点の交差点ネットリストをバッファメモリに読み出さ
なければなければならず、大きなメモリ容量を要し、更
に、出発地と目的地間の距離が遠いと探索を完了するま
で長い時間待たされるという問題があった。以上から本
発明の目的は、特別な地図データを要せず、メモリ負担
も少なく、待ち時間も不要とできる簡便な経路誘導方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、地図データを記憶した地図データ記憶手段と、車
両位置を検出する手段と、出発地から目的地までの往路
を走行中、車両位置と地図データ中の道路データから、
道路データ上の通過ノードを検出しながら順にメモリに
記憶させる手段と、目的地から出発地までの復路を走行
する際、メモリに記憶してある通過ノード列を逆順にし
て誘導経路データとし、該誘導経路データを用いて誘導
経路上で車両位置の前方に存在する交差点での進路を求
める手段と、求めた進路に基づき交差点進路案内を行う
手段とにより達成される。
【0007】
【作用】本発明の1つによれば、出発地から目的地まで
の往路を走行中、車両位置と道路データから、道路デー
タ上の通過ノードを検出しながら順にメモリに記憶して
おき、目的地から出発地までの復路を走行する際、メモ
リに記憶してある通過ノード列を逆順にして誘導経路デ
ータとし、該誘導経路データを用いて誘導経路上で車両
位置の前方に存在する交差点での進路を求め、求めた進
路に基づき交差点進路案内を行う。これにより、運転者
が出発地から目的地まで走行したあと、出発地に戻る場
合に、特別な経路探索を行わなくても目的地から出発地
までを結ぶノード列から成る誘導経路データを得ること
ができ、該誘導経路データを用いて誘導経路上で車両位
置の前方に存在する交差点での進路案内ができるので、
復路について運転者を経路誘導するのに、交差点ネット
リストの如き経路探索専用の特別なデータを含んだ地図
データを用意したり、或いはバッファメモリに大きな記
憶容量を確保したり、目的地と出発地を結ぶ経路の探索
が終わるまで待ったりしなくて済む。
【0008】本発明の他の1つによれば、出発地から目
的地までの往路を走行中、車両の通過位置を検出して順
にメモリに記憶ておき、目的地から出発地までの復路を
走行する際、メモリに記憶してある通過位置列を逆順に
し、かつ、通過位置列の中から最短で出発地に到達する
経路を探して誘導経路データとし、該誘導経路データを
用いて出発地までの経路誘導を行う。これにより、運転
者が出発地から目的地まで走行したあと、出発地に戻る
場合に、特別な経路探索を行わなくても目的地から出発
地までを結ぶ車両位置列から成る誘導経路データを得、
該誘導経路データを用いて出発地までの経路誘導をでき
るので、復路の経路誘導を行うのに、交差点ネットリス
トの如き経路探索専用の特別なデータを含んだ地図デー
タを用意したり、或いはバッファメモリに大きな記憶容
量を確保したり、目的地と出発地を結ぶ経路の探索が終
わるまで待ったりしなくて済み、また、往路の途中で、
目的地とは違う場所に立ち寄りしていた場合でも、復路
は立ち寄りしない経路で出発地まで誘導することができ
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係わる第1の経路誘導方法を
具現した車載用ナビゲーション装置の全体構成図であ
る。図において、1は地図データ記憶手段となるCD−
ROM、2は操作盤であり、誘導経路を登録するための
登録開始キー、登録終了キー、誘導経路短縮キー、経路
誘導モードの設定、解除を行う経路誘導モードキー等を
備えている。3は車両方位と車両位置を自立航法または
衛星航法で検出する車両位置検出部、4はディスプレイ
装置であり、映像信号を入力して画面に地図を、車両位
置マーク、強調誘導経路、交差点案内画像などとともに
表示する。
【0010】10はマイコン構成のナビゲーションコン
トローラであり、車両位置周辺の地図画像を車両位置マ
ークとともに描画し、ディスプレイ装置4の画面に表示
させたり、出発地で登録開始キーが押圧されてから目的
地で登録終了キーが押圧されるまでの間、車両の通過ノ
ードを検出してメモリに順に記憶し、逆順にすれば誘導
経路データとなるようにし、経路誘導モードキーで経路
誘導モード設定がなされると、メモリに記憶してある誘
導経路データを用いて強調誘導経路、交差点進路案内画
像を地図画像に重ねてディスプレイ装置4に画面表示さ
せたりする。この内、11はCD−ROM1から読み出
した地図データを一時的に格納するバッファメモリ、1
2は車両位置検出部3で検出された車両位置を地図デー
タ中の道路データ(図12参照)を用いてマップマッチ
ングにより道路上に修正し、この際、修正後の車両位置
と道路データより道路上で車両前方に最初に存在する前
方ノードと車両後方に最初に存在する後方ノードの組
(存在リンク)も検出するマップマッチング部である。
【0011】13は修正後の車両位置に基づき地図デー
タを用いて車両位置を中心とする1画面分の地図画像を
描画する地図画像描画部であり、誘導経路モード下では
後述するメモリに記憶された通過ノード列(経路誘導デ
ータ)の中から地図画像に含まれる部分を読み出し、地
図画像に重ねて破線で太く強調した強調誘導経路を描画
する。14は地図画像を記憶するビデオRAM、15は
車両位置検出部3で検出された車両方位方向を向けた車
両位置マークをビデオRAM14の中央に描画するマー
ク描画部、16はビデオRAMに描画された画像を読み
出し所定の映像信号に変換してディスプレイ装置4に出
力する映像変換部である。
【0012】17は車両の通過ノードを交差点識別フラ
グを付けて順に記憶するメモリ、18は通過ノード登録
部であり、図2に示す如く、操作盤2で登録開始キーが
押圧されて登録モードになると、その時点でマップマッ
チング部12で検出された後方ノードを出発地ノードと
して交差点識別フラグを付けてメモリ17の1番目の記
憶領域に記憶させる。その後、車両がそれまでの前方ノ
ードを通過するとマップマッチング部12から出力され
る後方ノードが変わり、この後方ノードが直前に通過し
たノードを示すので、後方ノードが変化する度に、変化
後の後方ノードを今回の通過ノードとしてメモリ17の
2番目以降の記憶領域に交差点識別フラグとともに順に
記憶させる。メモリ17に記憶される通過ノードは経
度、緯度座標であり、交差点識別フラグとともにマップ
マッチング部12が道路データ中のノードテーブルND
TBから読み出して通過ノード登録部に渡す。通過ノー
ドの登録は登録終了キーが押圧されて登録モードが解除
されるまでなされる。後述する進路案内画像描画部はメ
モリ17の通過ノード列を逆順に扱い誘導経路データと
する。
【0013】19は誘導経路短縮キーが押圧されると、
メモリ17に記憶された通過ノード列から目的地から出
発地までの最短の誘導経路を求める誘導経路短縮部であ
り、ここではメモリ17から同一の通過ノードを探し、
存在するときその間の全ての通過ノードを交差点識別フ
ラグとともに消去して最短の誘導経路データに変える。
例えば、図3の一点鎖線に示す如く、出発地Sから目的
地Oに向かう途中の交差点CPB からPに寄り道し、再
び、交差点CPB に戻って目的地Oに向かったとき、メ
モリ17には図4の左側に示す如く、通過ノードの1つ
である交差点ノードCPB が2つ存在するので、その間
の通過ノードを全て削除して図4の右側の如くする。す
ると、図3の破線の如く寄り道せずに出発地Sから目的
地Oに向かった場合の通過ノード列と同一となり、最短
の誘導経路データが得られる。
【0014】20は経路誘導モード下で、車両が誘導経
路上で進路を変えるべき交差点に一定以内に近づいたと
き、画面の一部に進路案内画像を描画する進路案内画像
描画部であり、マップマッチング部12で検出された前
方ノードと後方ノード、修正後の車両位置を手掛かり
に、メモリ17に記憶された通過ノード列を逆順に見た
誘導経路データの中で、車両進行方向前方の一番手前に
存在する交差点ノード(交差点識別フラグが立ってい
る)を探し、案内対象交差点の1つ手前の通過ノード、
案内対象交差点、案内対象交差点の1つ先の通過ノード
を結んだときの角度が例えば30°以上あるものを案内
対象交差点として探し、現在の車両位置と当該案内対象
交差点間の距離を計算し、一定距離(例えば、500
m)以下になっているとき、道路データ中の交差点構成
ノードリストCRDT、ノードテーブルNDTBを参照
して案内対象交差点の形状を計算し、ビデオRAM14
の右上端部を進路案内画像領域として案内対象交差点形
状を描画するとともに、誘導経路データの中で、案内対
象交差点の1つ手前の通過ノード、案内対象交差点、案
内対象交差点の1つ先の通過ノードを結んだ方向と同じ
進路を示す矢印を案内対象交差点形状に重ねて描画し、
かつ、進路案内画像領域の下部に車両位置−案内対象交
差点間の距離を示す文字も描画する(図8(2)、図9
(1)参照)。
【0015】図5〜図7はナビゲーションコントローラ
10の動作を示す流れ図、図8、図9はディスプレイ装
置4の画面表示例の説明図であり、以下、これらの図に
従って説明する。予め、メモリ17はクリアされてお
り、また、誘導経路モードは解除されているものとす
る。走行を開始すると、車両位置検出部3が定期的に車
両位置と車両方位を検出し、ナビゲーションコントロー
ラ10はこれらのデータを入力する(図5のステップ1
01)。マップマッチング部12はCD−ROM1から
車両位置を含む地図データをバッファメモリ11に読み
出しマップマッチングを行って道路上に修正し、修正し
た車両位置データを地図画像描画部13、進路案内画像
描画部20に出力し(ステップ102)、また、存在リ
ンクを検出して後方ノードを交差点識別フラグとともに
通過ノード登録部18に出力し、また、前方ノードと後
方ノードを進路案内画像描画部20に出力する(ステッ
プ103)。
【0016】地図画像描画部13は修正後の車両位置デ
ータに基づき、バッファメモリ11から車両位置を含む
地図データを読み出し、ビデオRAM14に車両位置を
中心とし、北を上向きとした地図画像を描画する(ステ
ップ104)。続いて、現在経路誘導モードが解除され
ているので(ステップ105)、マーク描画部15は車
両位置検出部3から出力された車両方位データに基づき
ビデオRAM14の中央に車両方位方向を向けた車両位
置マークを描画する(ステップ106)。ビデオRAM
14の画像は常時、映像変換部16により読み出され、
所定の映像信号に変換されてディスプレイ装置4に出力
されて画面表示される(ステップ107、図8(1)参
照)。以下、同様にして車両位置が変化する度に、地図
画像描画部13は新たな車両位置がビデオRAM14の
中心に来るように地図画像を描画し直し、マーク描画部
15が新たな車両方位方向を向けた車両位置マークをビ
デオRAM14の中心に描画し直す。これにより、車両
の移動に伴い、常に、画面中央が車両位置となるように
地図画像がスクロールする。これにより、画面には常に
車両位置周辺の地図が車両位置マークとともに表示され
るので、運転者は現在地がどこか地図上で確認できる。
【0017】運転者が図3の出発地Sから目的地Oまで
走行し、再び、出発地Sまで戻ってくるので、往路につ
いては経路誘導受けずに走行するが、復路については往
路と同一の経路をそのまま戻るため経路誘導を受けたい
場合、出発地Sのところで登録開始キーを押圧する。す
ると、ナビゲーションコントローラ10は誘導経路の登
録モードに設定し(ステップ108〜110)、通過ノ
ード登録部18はその時点でマップマッチング部12が
出力している後方ノード及び交差点識別フラグをメモリ
17の1番目の記憶領域に記憶させ(ステップ11
1)、以降、マップマッチング部12が出力する後方ノ
ードが変化する度に、交差点識別フラグとともにメモリ
17の2番目以降の記憶領域に記憶させていく(ステッ
プ112、113)。目的地Oに向かう途中の交差点C
B でPに寄り道し、再び、交差点CPB に戻って来た
とき、交差点ノードCPB が通過ノードとして2度メモ
リ17に記憶されることになる(図4の左側参照)。
【0018】目的地Oに着いた所で、登録終了キーを押
圧すると、ナビゲーションコントローラ10は誘導経路
の登録モードを解除し(ステップ114、115)、通
過ノード登録部18はメモリ17にの通過ノードの登録
を終える。このとき、メモリ17に記憶された通過ノー
ド列を逆順に見た場合、目的地Oから出発地Sまでを結
ぶ復路についての誘導経路データとなっており、このデ
ータを用いて経路誘導を行うことができる。
【0019】目的地Oで所要を済ませたあと、運転者が
復路もPに寄り道しながら出発地Sに戻りたい場合、そ
のまま経路誘導モードキーを1回押圧する。すると、ナ
ビゲーションコントローラ10はメモリ17に誘導経路
データが記憶されていることを確認したあと経路誘導モ
ードに設定する(図6のステップ201〜203)。経
路誘導モードでは、車両位置検出部3で検出された車両
位置をマップマッチング部12が道路上に修正し、存在
リンクを検出したあと(図5のステップ101〜10
3)、地図画像描画部13が修正後の車両位置に基づき
車両位置を中心とする地図画像をビデオRAM14に描
画し(ステップ104)、更に、メモリ17からビデオ
RAM14に描画された地図領域に入っている通過ノー
ド列を読み出し、地図画像に重ねて所定色で太い破線に
より強調した強調誘導経路を描画する(ステップ10
5、図7のステップ301)。このあと、マーク描画部
15が車両位置検出部3で検出された車両方位方向を向
けた車両位置マークをビデオRAM17の中心に描画す
る(ステップ302)。
【0020】続いて、進路案内画像描画部20は、まだ
進路案内画像の表示をしていないので(ステップ30
3)、マップマッチング部12で検出された前方ノード
と修正後の車両位置を手掛かりに、メモリ17に記憶さ
れた通過ノード列を逆順に見た誘導経路データの中で、
車両進行方向前方の一番手前に存在する交差点ノードを
探し、案内対象交差点の1つ手前の通過ノード、案内対
象交差点、案内対象交差点の1つ先の通過ノードを結ん
だときの角度が例えば30°以上あるものを案内対象交
差点として特定し(ステップ304)、現在の車両位置
と当該案内対象交差点間の距離を計算し(ステップ30
5)、一定距離(ここでは、500m)以内になってい
るとき(ステップ306)、道路データ中の交差点構成
リードリストCRDT、ノードテーブルNDTBを参照
して案内対象交差点の形状を計算し、ビデオRAM14
の右上端部を進路案内画像領域として案内対象交差点形
状を描画するとともに、誘導経路データの中で、案内対
象交差点の1つ手前の通過ノード、案内対象交差点、案
内対象交差点の1つ先の通過ノードを結んだ方向と同じ
進路を示す矢印を案内対象交差点形状に重ねて描画し、
かつ、進路案内画像領域の下部に車両位置−案内対象交
差点間の距離を示す文字も描画する(ステップ30
7)。
【0021】ビデオRAM14の画像は映像変換部16
により読み出され、映像信号に変換されてディスプレイ
装置4に出力され、画面表示される(ステップ30
8)。ここでは、図3のCPD が案内対象交差点となっ
たものとすると、画面は図8(2)の如くなり、地図上
に現在の車両位置が示されるとともに、画面左上に進路
案内画像が表示されるので、運転者は450m先の交差
点を右折すれば良いことが判る。
【0022】地図画像上の強調誘導経路表示により、運
転者はどの道路を走行していけば出発地Sに到達できる
かが判り、また、車両の走行が進むにつれて進路案内画
像中の距離表示が350m、300m、・・と変化して
行くことで運転者はどの交差点を曲がれば良いかが具体
的に判るので、確実に出発地Sに向け走行することがで
きる。車両が案内対象交差点で右折すると、進路案内画
像描画部20はマップマッチング部12から入力する後
方ノードが案内対象交差点CPD と一致し、車両が案内
対象交差点を通過したことが判るので、一旦、ビデオR
AM14の進路案内画像を描画するのを止め、画面の進
路案内画像表示を消す(ステップ309、310)。そ
の後、次の案内対象交差点が見つかり、かつ、500m
以内に接近したとき、再び、新たな進路案内画像の描画
をして、運転者に案内対象交差点での進路を示し、車両
が案内対象交差点を通過したところで、画面の進路案内
画像表示を消す。以下、同様の処理を繰り返していく。
よって、往路と同じ経路を通って確実に出発地Sに戻る
ことができる。
【0023】なお、メモリ17の経路誘導データに対し
最短化がされていないので、交差点CPB に500m以
内に近づいたとき、進路案内画像表示は図9(1)の如
くなり、Pに向かう進路が示されるので、復路の途中で
再び、Pに寄り道することができる。
【0024】これと異なり、目的地Oに到達し、所要を
済ませたあと、復路はPに寄り道せずに真っ直ぐ出発地
Sに戻る場合、経路誘導モードを設定する前に、誘導経
路短縮キーを押圧する。すると、誘導経路短縮部19
は、メモリ17から同一の通過ノードを探し、存在する
ときその間の全ての通過ノードを交差点識別フラグとと
もに消去して最短の誘導経路データに変える(図5のス
テップ115〜117)。メモリ17には図4の左側に
示す如く、通過ノードCPi の1つである交差点ノード
CPB が2つ存在するので、その間の通過ノードを全て
削除して図4の右側の如くする。すると、図3の破線の
如く寄り道せずに出発地Sから目的地Oに向かった場合
の通過ノード列と同一となり、最短の誘導経路データが
得られる。
【0025】このあと、経路誘導モードに設定して目的
地Oから出発地Sまでの復路を走行し、途中、交差点C
B に近づいたとき、交差点CPB での進路は直進なの
で案内対象交差点とされず、交差点CPB についての進
路案内画像は表示されない(図9(2)参照)。よっ
て、運転者は交差点CPB を直進することになり、出発
地Sに真っ直ぐ戻ることができる。
【0026】この実施例によれば、出発地から目的地ま
で走行する間に、各通過ノードを検出して、順にメモリ
17に記憶しておき、復路を走行する際、経路誘導モー
ドに設定されると、地図画像描画部13と進路案内画像
描画部20はメモリ17に記憶された通過ノード列を逆
順に扱い、誘導経路データとし、地図画像に強調誘導経
路を重ねて描画したり、車両前方に存在する進路変更す
べき交差点での進路を示す進路案内画像を、車両位置−
案内対象交差点間距離とともに地図画像の左上に重ねて
描画し、画面表示するようにしたので、CD−ROMの
地図データに目的地−出発地間を結ぶ最適経路を探索す
るのに必要な交差点ネットリストの如き経路探索専用の
データが無くても、復路の経路誘導ができ、加えて、バ
ッファメモリに目的地と出発地を含む広い範囲の経路探
索専用のデータを読み出さなくて済むので、バッファメ
モリの容量が少なくて済み、更に、最適経路の探索が完
了するまでユーザが待たされることがない。
【0027】また、目的地に着いたとき誘導経路短縮キ
ーを押圧すると、誘導経路短縮部19がメモリ17の中
から同一の通過ノードを探し、その間の通過ノードを全
て削除するようにしたので、往路の途中で寄り道してい
た場合でも、復路は寄り道しない経路で誘導することが
でき、出発地に速やかに戻ることができる。
【0028】なお、上記した実施例では経路誘導の開始
前に、誘導経路短縮キーの押圧に従い、メモリ17に記
憶された誘導経路データを短縮しておくようにしたが、
経路誘導中に、地図画像描画部13が強調誘導経路を描
画しようとする度に、また、進路案内画像描画部20が
次の案内対象交差点を特定しようとする度に、逐次、メ
モリ17に記憶された中に同一の通過ノードがあるか判
別し、同一の通過ノードがあるとき、それらの間の通過
ノードを無視することで、誘導経路に寄り道経路が生じ
ないようにしても良い。また、案内対象交差点は誘導経
路上の進路変更すべき交差点だけでなく、直進する交差
点も含めても良い。
【0029】また、誘導経路データは往路での通過ノー
ドを検出し、順にメモリに記憶させることで得るように
したが、車両が一定距離L0 走行する度に修正後の車両
位置データをメモリに記憶させて得るようにしても良
く、この場合、誘導経路からの寄り道経路の除去は、図
10に示す如く、メモリに記憶された或る2つの車両位
置データFA 、FB が近接している場合、それらは寄り
道の起点交差点CPB と考えられるので、それらFA
B の間の車両位置データを削除したり、無視したりす
ることで実現でき、また、経路誘導は、図11に示す如
く、地図画像描画部がメモリに記憶された車両位置デー
タ列に基づき地図画像に重ねて太い破線の強調誘導経路
を描画したり、進路案内画像描画部が車両位置データ列
からなる誘導経路データの内、車両進行方向前方に存在
する車両に最も近い車両位置データと2番目に近い車両
位置データを結ぶ方向を計算し、計算した方向を示す進
路マークを、車両位置マークの近くに描画することで行
うことができる。
【0030】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、出発地から
目的地までの往路を走行中、車両位置と道路データか
ら、道路データ上の通過ノードを検出しながら順にメモ
リに記憶しておき、目的地から出発地までの復路を走行
する際、メモリに記憶してある通過ノード列を逆順にし
て誘導経路データとし、該誘導経路データを用いて誘導
経路上で車両位置の前方に存在する交差点での進路を求
め、求めた進路に基づき交差点進路案内を行うことによ
り、運転者が出発地から目的地まで走行したあと、出発
地に戻る場合に、特別な経路探索を行わなくても目的地
から出発地までを結ぶノード列から成る誘導経路データ
を得ることができ、該誘導経路データを用いて誘導経路
上で車両位置の前方に存在する交差点での進路案内がで
きるので、復路について運転者を経路誘導するのに、交
差点ネットリストの如き経路探索専用の特別なデータを
含んだ地図データを用意したり、或いはバッファメモリ
に大きな記憶容量を確保したり、目的地と出発地を結ぶ
経路の探索が終わるまで待ったりしなくて済む。
【0031】また、本発明の他の1つによれば、出発地
から目的地までの往路を走行中、車両の通過位置を検出
して順にメモリに記憶ておき、目的地から出発地までの
復路を走行する際、メモリに記憶してある通過位置列を
逆順にし、かつ、通過位置列の中から最短で出発地に到
達する経路を探して誘導経路データとし、該誘導経路デ
ータを用いて出発地までの経路誘導を行うことにより、
運転者が出発地から目的地まで走行したあと、出発地に
戻る場合に、特別な経路探索を行わなくても目的地から
出発地までを結ぶ車両位置データ列から成る誘導経路デ
ータを得、該誘導経路データを用いて出発地までの経路
誘導をできるので、復路の経路誘導を行うのに、交差点
ネットリストの如き経路探索専用の特別なデータを含ん
だ地図データを用意したり、或いはバッファメモリに大
きな記憶容量を確保したり、目的地と出発地を結ぶ経路
の探索が終わるまで待ったりしなくて済み、また、往路
の途中で、目的地とは違う場所に立ち寄りしていた場合
でも、復路は立ち寄りしない経路で出発地まで誘導する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る経路誘導方法を具現した車載用ナ
ビゲーション装置の全体構成図である。
【図2】メモリに格納される通過ノード列の説明図であ
る。
【図3】出発地から目的地までの走行経路と誘導経路の
関係を示す説明図である。
【図4】誘導経路短縮方法の説明図である。
【図5】ナビゲーションコントローラの動作を示す第1
の流れ図である。
【図6】ナビゲーションコントローラの動作を示す第2
の流れ図である。
【図7】ナビゲーションコントローラの動作を示す第3
の流れ図である。
【図8】画面表示例の説明図である。
【図9】画面表示例の説明図である。
【図10】本発明の他の経路誘導方法の説明図である。
【図11】本発明の他の経路誘導方法の説明図である。
【図12】地図データ中の道路データの構成を示す説明
図である。
【符号の説明】 1 CD−ROM 3 車両位置検出部 4 ディスプレイ装置 10 ナビゲーションコントローラ 11 バッファメモリ 12 マップマッチング部 13 地図画像描画部 14 ビデオRAM 15 マーク描画部 17 メモリ 18 通過ノード登録部 19 誘導経路短縮部 20 進路案内画像描画部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出発地から目的地までの往路を走行中、
    車両位置と道路データを照合して道路データ上の通過ノ
    ードを検出しながら順にメモリに記憶しておき、 目的地から出発地までの復路を走行する際、メモリに記
    憶してある通過ノード列を逆順にして誘導経路データと
    し、該誘導経路データを用いて誘導経路上で車両位置の
    前方に存在する交差点での進路を求め、 求めた進路に基づき交差点進路案内を行うようにしたこ
    と、 を特徴とする車載ナビゲータの走行案内画像表示方法。
  2. 【請求項2】 出発地から目的地までの往路を走行中、
    車両の通過位置を検出して順にメモリに記憶ておき、 目的地から出発地までの復路を走行する際、メモリに記
    憶してある通過位置列を逆順にし、かつ、通過位置列の
    中から最短で出発地に到達する経路を探して誘導経路デ
    ータとし、 該誘導経路データを用いて出発地までの経路誘導を行う
    ようにしたこと、 を特徴とする経路誘導方法。
JP10652694A 1994-05-20 1994-05-20 経路誘導方法 Withdrawn JPH07320194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10652694A JPH07320194A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 経路誘導方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10652694A JPH07320194A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 経路誘導方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07320194A true JPH07320194A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14435847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10652694A Withdrawn JPH07320194A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 経路誘導方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07320194A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10143243A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Fujitsu Ltd 移動装置
KR100267541B1 (ko) * 1996-07-26 2000-10-16 모리 하루오 차량용 네비게이션방법 및 차량용 네비게이션장치
JP2003028661A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Denso Corp 帰路案内装置
JP2007085897A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Xanavi Informatics Corp 経路表示装置及び地図表示方法
JP2008032471A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Denso Corp カーナビゲーション装置における復経路設定方法およびカーナビゲーション装置
JP2010032294A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Kenwood Corp ナビゲーション装置、情報表示方法及びプログラム
CN102207390A (zh) * 2010-03-31 2011-10-05 神达电脑股份有限公司 储存及检索最近到访过地点的方法及相关个人导航装置
CN107067807A (zh) * 2017-04-12 2017-08-18 广西灵图信息科技有限公司 一种室内停车位引导的方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100267541B1 (ko) * 1996-07-26 2000-10-16 모리 하루오 차량용 네비게이션방법 및 차량용 네비게이션장치
JPH10143243A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Fujitsu Ltd 移動装置
JP2003028661A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Denso Corp 帰路案内装置
JP2007085897A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Xanavi Informatics Corp 経路表示装置及び地図表示方法
JP2008032471A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Denso Corp カーナビゲーション装置における復経路設定方法およびカーナビゲーション装置
JP2010032294A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Kenwood Corp ナビゲーション装置、情報表示方法及びプログラム
CN102207390A (zh) * 2010-03-31 2011-10-05 神达电脑股份有限公司 储存及检索最近到访过地点的方法及相关个人导航装置
CN107067807A (zh) * 2017-04-12 2017-08-18 广西灵图信息科技有限公司 一种室内停车位引导的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0588082A1 (en) Navigation system for vehicle
JPH0961180A (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP3412164B2 (ja) 経路表示装置
JP2902207B2 (ja) 経路誘導方法
US7844393B2 (en) Vehicle navigation system and method
JP3242968B2 (ja) 車載ナビゲータ
JP3586331B2 (ja) ドライブシミュレーション方法
JP3831555B2 (ja) ナビゲーション装置の迂回経路探索方法
JP3366790B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置
JPH08124092A (ja) 車載ナビゲータ装置
JPH07320194A (ja) 経路誘導方法
JPH0962994A (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP3580458B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP3883719B2 (ja) 経路探索システムの目的地候補表示方法
JP3366782B2 (ja) 経路誘導装置
JP3399968B2 (ja) 車載ナビゲータの経路誘導方法
JP3482917B2 (ja) カーナビゲーション装置
JP3510964B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置の誘導経路探索方法
JP3815467B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP2725928B2 (ja) 車載ナビゲータの経路誘導方法
JP3766502B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH10281797A (ja) 車載用ナビゲーション装置及び周辺施設探索方法
JP2824198B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH0546084A (ja) 車載ナビゲータの走行案内画像表示方法
JPH05142995A (ja) 車載ナビゲータの経路誘導方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731