JPH07318797A - 赤外線用レンズ - Google Patents

赤外線用レンズ

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JPH07318797A
JPH07318797A JP11532694A JP11532694A JPH07318797A JP H07318797 A JPH07318797 A JP H07318797A JP 11532694 A JP11532694 A JP 11532694A JP 11532694 A JP11532694 A JP 11532694A JP H07318797 A JPH07318797 A JP H07318797A
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JP
Japan
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lens
component
object side
denotes
back focus
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JP11532694A
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Yoshie Shimizu
佳恵 清水
Tomoko Nakagawa
朋子 中川
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画角が40゜以上の広画角においても、十分な
バックフォーカスを有する高性能で低価格の赤外線用レ
ンズを提供する。 【構成】赤外線を透過する光学材料によって構成され、
物体側より順に、負の屈折力を有する第1成分と正の屈
折力を有する第2成分を配置するとともに、冷却された
開口絞りを第2成分後方に配置するレンズ構成とし、さ
らに、バックフォーカスと全系の焦点距離との関係、及
び、主に最も物体側のレンズの物体側面の形状を適切に
規定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線撮像装置等に用
いる赤外線用レンズに関するものであり、特に画角が4
0°を越える広角の赤外線用レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の赤外線撮像装置は、2次元撮像素
子の実用化、素子の高集積化などにより、小型化、高性
能化、低価格化が進み、その応用分野は、工業用、医療
用から夜間監視用等へと大きく広がってきた。特に夜間
監視用等として使用される場合、より広い撮影範囲が得
られるよう撮影画角の大きい広角レンズの提供が望まれ
ている。
【0003】画角が40゜を越える赤外線用レンズを開
示したものとしては、例えば特開昭52−37444号
公報、特開昭61−219015号公報が知られてい
る。
【0004】赤外線撮像装置は、物体がその温度に応じ
て放射している赤外線を検出して熱映像として出力する
装置である。ところが、撮像光学系を構成しているレン
ズ鏡胴や開口絞りなども赤外線を放射している。このた
め、装置自身が雑音となり、S/N比の低下を招く原因
となることがある。これらの雑音は、特開昭64−88
414号公報に記載されているように、冷却した開口絞
りをレンズ最終面の後方に配置することによって防ぐこ
とができる。ここで、レンズ最終面とは撮像素子直前に
置かれるフィルター等の平板を除いたレンズ系の最終面
である。
【0005】ところで、前記2件の公報で開示された広
画角の赤外線用レンズは、バックフォーカスが不十分な
ため、レンズ最終面の後方に冷却された開口絞りを配置
し、かつ、画面の周辺部まで光量を確保することは不可
能である。
【0006】また、広画角で、かつ、レンズ最終面の後
方に冷却された開口絞りを配置するに十分なバックフォ
ーカスを持つ赤外線用レンズとして、特開平4−356
008号公報に記載のレンズが知られている。しかし、
このレンズは、周辺部の光量を確保するためにリレーレ
ンズ系を採用しており、レンズ枚数が8枚と多い。赤外
線用レンズで用いられる光学材料は非常に高価であるた
め、レンズ枚数が多いとコストアップを招くことにな
る。さらには透過率の低下にもつながる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
を考慮し、画角が40゜以上の広画角においても、十分
なバックフォーカスを有する高性能で低価格の赤外線用
レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、赤外線を透過する光学材料によって構成
され、物体側より順に、負の屈折力を有する第1成分と
正の屈折力を有する第2成分を配置するとともに、冷却
された開口絞りを第2成分後方に配置するレンズ構成と
し、さらに、バックフォーカスと全系の焦点距離との関
係、及び、主に最も物体側のレンズの物体側面の形状を
適切に規定したことを特徴とする。
【0009】
【作用】負の第1成分と正の第2成分によるレトロフォ
ーカス構成により、広画角でも十分なバックフォーカス
が得られ、また、主に最も物体側のレンズの物体側面の
形状の適切な規定により、レトロフォーカス構成で発生
しやすいゴーストの光量が減少する。
【0010】
【実施例】本発明の赤外線用レンズは、赤外線を透過す
る光学材料によって構成され、物体側より順に、負の屈
折力を有する第1成分と正の屈折力を有する第2成分を
配置するとともに、冷却された開口絞りを第2成分後方
に配置し、さらに、以下の条件を満足することを特徴と
する。
【0011】 (1) 4.5<d/(f・tanω)<7.5 (2) 0.021<f/(n1・FNO・r1)<0.0
60 ただし、 d :バックフォーカス(空気換算長)、 f :全系の焦点距離、 ω :半画角、 n1 :最も物体側のレンズの屈折率、 r1 :最も物体側のレンズの物体側面の曲率半径、 FNO:Fナンバ−、 である。
【0012】赤外線撮像装置等に用いられる赤外線用レ
ンズは、「従来の技術」の項で記載したとおり、冷却さ
れた開口絞りをレンズ最終面(最も像側のレンズの像側
面)の後方に配置することにより、レンズ鏡胴や開口絞
りから放射される赤外線の影響を、無視できる程度に押
さえることができる。
【0013】上記条件式(1)は冷却された開口絞りを
レンズ最終面の後方に配置する空間を確保するととも
に、画面の周辺部においても十分な光量を確保するため
に必要なバックフォーカスを限定するものである。ここ
でのバックフォーカスとは、レンズ最終面と像面の距離
であり、レンズ最終面と像面の間に挿入されるフィルタ
−等の板厚を空気換算したものに空気間隔を加えたもの
である。
【0014】条件式(1)の下限を越えると開口絞りと
像面の距離が近くなり、画面の中心部と周辺部とにおい
て、撮像素子に入射する光線の角度差が大きくなる。こ
の様子を示したのが図1である。像面と開口絞りの距離
が近くなると周辺部での光線の角度αが大きくなり、コ
サイン4乗則に基づき画面中心部と周辺部での光量差が
大きくなりすぎる。つまり、画面の中心部と周辺部での
感度差が大きくなってしまう。一方、条件式(1)の上
限を越えると、バックフォーカスが必要以上に長くな
り、レンズのコンパクト化が十分に達成できない。
【0015】また、広画角になるほど、焦点距離に対す
るバックフォーカスの比は大きくなる。そこで、物体側
に負の屈折力を有する第1成分を、像面側に正の屈折力
を有する第2成分を配置するいわゆるレトロフォーカス
タイプのレンズ構成を採用することにより、画角が40
゜を越えても、条件式(1)で限定するバックフォーカ
スを確保することが可能となる。
【0016】一方、赤外線撮像装置で用いられる2次元
撮像素子は、その表面における赤外線の反射率が数10
%程度と非常に高い。このため、赤外線レンズにより一
度撮像素子上に結像した光が、この撮像素子表面での反
射により再び光学系を逆進し、光学系内部の各レンズ表
面で反射して再度撮像素子上に結像することによりゴー
ストが発生する。
【0017】一般に、レトロフォーカスタイプのレンズ
系を採用した場合、負の屈折力をもつ第1成分で発生す
る負の歪曲収差が問題となる。この歪曲収差を補正しよ
うとすると、第1レンズ第1面(最も物体側のレンズの
物体側面)での反射により発生するゴーストが大きな問
題となる。図2は、像面から出た軸上光束が第1レンズ
第1面で反射する様子を示したものである。ここでβは
軸上のマージナルレイの反射角であり、βが大きくなる
ほどゴーストの結像位置が像面から離れるためにゴース
トの光量が減少する。尚、このβは次の式で表される。
【0018】 β=arcsin(f/(2n1・FNO・r1))。
【0019】条件式(2)は、第1レンズ第1面での反
射により発生するゴーストの光量が問題とならない範囲
を規定するものである。条件式(2)の下限を越える
と、第1レンズ第1面での反射により発生するゴースト
が増大し、一方、条件式(2)の上限を越えると、第1
成分で発生する負の歪曲収差を適切に補正することが難
しくなる。
【0020】更に、第1成分の屈折力と前記第2成分の
屈折力が、以下の条件を満足することが望ましい。
【0021】 (3) −1.3<(φ1/φ2)tanω<−0.25 ただし、 φ1:第1成分の屈折力、 φ2:第2成分の屈折力、 である。
【0022】赤外線用レンズでは、一般に大口径比であ
ることが要求される。これは、赤外線撮像素子が可視光
用のものと異なり、口径比を小さくすると、撮像素子に
おいて電気信号に変換する際のS/N比が低下し画質が
大幅に劣化すること、また、使用波長と口径比から決ま
る限界解像力が低下することなどの理由による。
【0023】条件式(3)は、第1成分と第2成分の屈
折力の関係の規定であり、Fナンバーが2以上の大口径
比で開口効率を高くしたまま、収差が良好に補正された
高性能な赤外線用レンズを得るための範囲を示してい
る。開口効率を極めて高くすることは画面の中心部と周
辺部での光量差を小さくするのに有効であると同時に、
光束規制をする玉枠から放射される赤外線による雑音を
抑えることにもつながる。条件式(3)の上限を越える
と、第2成分に対する第1成分の屈折力が弱すぎるため
に十分なバックフォーカスを確保することが困難とな
る。また、条件式(3)の下限を越えると、負のペッツ
バール和が増大し像面を良好に補正することが困難とな
る。
【0024】更に、第2成分中の負レンズに高分散材料
を用いることにより良好な色収差補正が可能となること
は言うまでもない。
【0025】また、本発明の赤外線用レンズは構成枚数
が従来のものと比べて少ないのでコスト的にも有利であ
る。
【0026】以下、本発明にかかわる赤外線用レンズの
具体的な数値実施例を示す。但し、各実施例において、
ri(i=1,2,3・・・)は物体側から数えてi番目の面の曲
率半径、di(i=1,2,3・・・)は物体側から数えてi番目
の軸上面間隔を示し、Ni(i=1,2,3・・・)、νi(i=1,2,
3・・・)は、それぞれ物体側から数えてi番目のレンズの
波長4μmの赤外線に対する屈折率、アッベ数を示す。
また、fは全系の焦点距離、FNOは開放Fナンバーを示
す。
【0027】 <実施例 1>----------------------------------------------------------- f = 6.3 FNO.= 2.0 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 アッベ数 r 1 29.006 d 1 4.000 N 1 3.42290 ν 1 226.4 r 2 14.241 d 2 67.989 r 3 1029.718 d 3 3.500 N 2 3.42290 ν 2 226.4 r 4 -51.430 d 4 3.330 r 5 -25.020 d 5 3.000 N 3 4.02420 ν 3 103.2 r 6 -35.864 d 6 8.000 r 7 -30.777 d 7 3.500 N 4 3.42290 ν 4 226.4 r 8 -28.053 d 8 1.500 r 9 53.954 d 9 3.000 N 5 3.42290 ν 5 226.4 r10 60.995 d10 14.442 r11 ∞ d11 2.000 N 6 3.42290 ν 6 226.4 r12 ∞ d12 14.600 r13 ∞ d13 0.400 N 7 3.42290 ν 7 226.4 r14 ∞ <実施例 2>----------------------------------------------------------- f = 6.3 FNO.= 2.0 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 アッベ数 r 1 38.358 d 1 4.000 N 1 3.42290 ν 1 226.4 r 2 21.752 d 2 74.989 r 3 -3273.108 d 3 3.500 N 2 3.42290 ν 2 226.4 r 4 -60.483 d 4 4.783 r 5 -22.970 d 5 3.300 N 3 4.02420 ν 3 103.2 r 6 -36.965 d 6 10.000 r 7 -30.457 d 7 3.000 N 4 3.42290 ν 4 226.4 r 8 -27.764 d 8 1.500 r 9 56.533 d 9 3.000 N 5 3.42290 ν 5 226.4 r10 196.653 d10 10.462 r11 ∞ d11 2.000 N 6 3.42290 ν 6 226.4 r12 ∞ d12 14.600 r13 ∞ d13 0.400 N 7 3.42290 ν 7 226.4 r14 ∞ <実施例 3>----------------------------------------------------------- f = 4.5 FNO.= 2.0 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 アッベ数 r 1 25.500 d 1 4.000 N 1 3.42290 ν 1 226.4 r 2 18.218 d 2 4.000 r 3 36.353 d 3 3.000 N 2 3.42290 ν 2 226.4 r 4 20.475 d 4 65.000 r 5 811.912 d 5 3.500 N 3 3.42290 ν 3 226.4 r 6 -60.617 d 6 4.480 r 7 -22.782 d 7 3.300 N 4 4.02420 ν 4 103.2 r 8 -38.133 d 8 10.000 r 9 -32.007 d 9 3.500 N 5 3.42290 ν 5 226.4 r10 -27.721 d10 1.500 r11 46.715 d11 3.000 N 6 3.42290 ν 6 226.4 r12 93.861 d12 10.895 r13 ∞ d13 2.000 N 7 3.42290 ν 7 226.4 r14 ∞ d14 14.600 r15 ∞ d15 0.400 N 8 3.42290 ν 8 226.4 r16 ∞ <実施例 4>----------------------------------------------------------- f = 11.5 FNO.= 2.0 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 アッベ数 r 1 29.411 d 1 2.500 N 1 3.42290 ν 1 226.4 r 2 19.399 d 2 27.000 r 3 78.812 d 3 3.000 N 2 3.42290 ν 2 226.4 r 4 -1230.845 d 4 5.000 r 5 -20.278 d 5 3.500 N 3 4.02420 ν 3 103.2 r 6 -36.300 d 6 6.500 r 7 -21.683 d 7 3.000 N 4 3.42290 ν 4 226.4 r 8 -20.641 d 8 1.000 r 9 4443.453 d 9 3.000 N 5 3.42290 ν 5 226.4 r10 -112.738 d10 1.000 r11 40.089 d11 3.000 N 6 3.42290 ν 6 226.4 r12 53.714 d12 13.624 r13 ∞ d13 2.000 N 7 3.42290 ν 7 226.4 r14 ∞ d14 14.600 r15 ∞ d15 0.400 N 8 3.42290 ν 8 226.4 r16 ∞ <実施例 5>----------------------------------------------------------- f = 6.3 FNO.= 2.0 曲率半径 軸上面間隔 屈折率 アッベ数 r 1 38.358 d 1 4.000 N 1 3.42290 ν 1 226.4 r 2 20.188 d 2 50.000 r 3 219.729 d 3 3.500 N 2 3.42290 ν 2 226.4 r 4 -65.254 d 4 4.783 r 5 -20.619 d 5 3.300 N 3 4.02420 ν 3 103.2 r 6 -33.998 d 6 10.000 r 7 -32.865 d 7 3.000 N 4 3.42290 ν 4 226.4 r 8 -27.064 d 8 1.500 r 9 40.452 d 9 3.000 N 5 3.42290 ν 5 226.4 r10 81.928 d10 11.836 r11 ∞ d11 2.000 N 6 3.42290 ν 6 226.4 r12 ∞ d12 8.000 r13 ∞ d13 0.400 N 7 3.42290 ν 7 226.4 r14 ∞ ----------------------------------------------------------------------- 尚、波長4μmの赤外線に対するアッベ数(ν(4))
は、次の式で定義される分散を示す。
【0028】ν(4)=(n(4)−1)/(n(3)−n(5)) ただし、 n(4):波長4μmの赤外線に対する屈折率、 n(3):波長3μmの赤外線に対する屈折率、 n(5):波長5μmの赤外線に対する屈折率、 である。
【0029】本発明の実施例にレンズ材料として用いら
れているシリコン(Si)及びゲルマニウム(Ge)の
各波長に対する屈折率(n(4)、n(3)、n(5))及びア
ッベ
【0030】数(ν(4))を、
【表1】に示す。
【0031】
【表1】
【0032】図3〜図7は、実施例1〜5に対応するレ
ンズ構成図である。尚、第2成分の後方に設けられてい
る2枚の平板は、コ−ルドシ−ルドのウインドウ及び撮
像素子のフェイスプレ−トに相当する。
【0033】実施例1、2、5は、物体側より順に、物
体側に凸の負メニスカスレンズである第1レンズよりな
る第1成分と、正の第2レンズ及び物体側に凹の負メニ
スカスレンズである第3レンズ及び物体側に凹の正メニ
スカスレンズである第4レンズ及び物体側に凸の正メニ
スカスレンズである第5レンズよりなる第2成分とから
構成されている。
【0034】実施例3は、物体側より順に、物体側に凸
の負メニスカスレンズである第1レンズよりなる第1成
分と、正の第2レンズ及び物体側に凹の負メニスカスレ
ンズである第3レンズ及び物体側に凹の正メニスカスレ
ンズである第4レンズ及び正の第5レンズ及び物体側に
凸の正メニスカスレンズである第6レンズよりなる第2
成分とから構成されている。
【0035】実施例4は、物体側より順に、物体側に凸
の負メニスカスレンズである第1レンズと負の第2レン
ズよりなる第1成分と、正の第3レンズ及び物体側に凹
の負メニスカスレンズである第4レンズ及び物体側に凹
の正メニスカスレンズである第5レンズ及び物体側に凸
の正メニスカスレンズである第6レンズよりなる第2成
分とから構成されている。
【0036】図8〜図12は実施例1〜5に対応する収
差図である。また、実線は波長4μmの赤外線に対する
球面収差を表し、破線(SC)は正弦条件を表す。更
に、破線(DM)と実線(DS)はメリディオナル面と
サジタル面での非点収差をそれぞれ表す。尚、ωは半画
角を表す。
【0037】また、実施例1〜5における条件式(1)
〜(3)の値を
【表2】に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】本発明の構成によれば、負の第1成分と
正の第2成分によるレトロフォーカス構成により、広画
角でも十分なバックフォーカスが得られ、また、主に最
も物体側のレンズの物体側面の形状の適切な規定によ
り、レトロフォーカス構成で発生しやすいゴーストの光
量が減少する。従って、画角が40゜以上の広画角にお
いても、十分なバックフォーカスを有する高性能で低価
格の赤外線用レンズが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】絞りの位置と軸外光線の関係を説明するための
模式図。
【図2】第1レンズ第1面でのゴースト光の反射を説明
するための模式図。
【図3】本発明の実施例1のレンズ構成図。
【図4】本発明の実施例2のレンズ構成図。
【図5】本発明の実施例3のレンズ構成図。
【図6】本発明の実施例4のレンズ構成図。
【図7】本発明の実施例5のレンズ構成図。
【図8】本発明の実施例1の収差図。
【図9】本発明の実施例2の収差図。
【図10】本発明の実施例3の収差図。
【図11】本発明の実施例4の収差図。
【図12】本発明の実施例5の収差図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤外線を透過する光学材料によって構成さ
    れ、物体側より順に、負の屈折力を有する第1成分と正
    の屈折力を有する第2成分を配置するとともに、冷却さ
    れた開口絞りを第2成分後方に配置し、さらに、以下の
    条件を満足することを特徴とする赤外線用レンズ; 4.5<d/(f・tanω)<7.5 0.021<f/(n1・FNO・r1)<0.060 ただし、 d :バックフォーカス(空気換算長)、 f :全系の焦点距離、 ω :半画角、 n1 :最も物体側のレンズの屈折率、 r1 :最も物体側のレンズの物体側面の曲率半径、 FNO:Fナンバ−、 である。
  2. 【請求項2】前記第1成分の屈折力と前記第2成分の屈
    折力が、以下の条件を満足することを特徴とする請求項
    1に記載の赤外線用レンズ; −1.3<(φ1/φ2)tanω<−0.25 ただし、 φ1:第1成分の屈折力、 φ2:第2成分の屈折力、 である。
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