JPH07318218A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH07318218A
JPH07318218A JP11264694A JP11264694A JPH07318218A JP H07318218 A JPH07318218 A JP H07318218A JP 11264694 A JP11264694 A JP 11264694A JP 11264694 A JP11264694 A JP 11264694A JP H07318218 A JPH07318218 A JP H07318218A
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JP
Japan
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blower fan
chamber
refrigerator
refrigerating
cool air
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Application number
JP11264694A
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English (en)
Inventor
Koji Kishita
浩次 樹下
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で冷蔵および冷凍の高精度な2温
度制御を容易に可能にする冷蔵庫を提供する。 【構成】 保冷箱11は、仕切り壁14により上室15
と下室16とに仕切られている。蒸発器32は、下室1
6の背後のクーリングユニットカバー31と保冷箱11
の内側背面との間に下室16の底部に取付けられてい
る。垂直ダクトである冷気ダクト37は仕切り板36に
より、送風ファン34側の冷気ダクト37aと送風ファ
ン35側の冷気ダクト37bとに分割されている。送風
ファン33は下室16に常に冷気を吹出し、送風ファン
34および35は、設定温度および使用モードにより上
室15に冷気を吹出すか、または冷気を吹出さないよう
に制御される。これにより上室15を冷蔵用、下室16
を冷凍用にして2温度制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1台の冷蔵庫を2室に
区画し、冷蔵および冷凍の2温度帯に冷蔵庫内を温度調
節可能な冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵用または冷凍用の食品を別々
に収納するため、1台の冷蔵庫を2室化し冷蔵および冷
凍の2温度帯で温度調節可能な冷蔵庫が知られている。
このような冷蔵庫として、1台の冷蔵庫の保冷箱の中に
さらに2個の箱を入れて冷蔵用または冷凍用に区画した
冷蔵庫が知られている。このものは、保冷箱と箱との間
に冷気を循環させる間接冷却により庫内の除湿を押さえ
冷蔵庫内を高湿度に保持している。
【0003】また、特公平3−3142号公報に開示さ
れているものは、熱交換器である蒸発器のパイプに予め
波形に成形したアルミ箔シートを重ねたものを冷凍室お
よび冷蔵室の保冷箱の断熱材中に埋め込むことにより高
い熱交換効率を得ようとしている。また、特公平2−5
5701号公報に開示されているものは、上室の冷凍室
を主に冷却する蒸発器とこの蒸発器により冷却された冷
気を冷凍室に送出するファンとにより冷凍室を冷却し、
吹出し口にサーモダンパを設けてこのサーモダンパによ
り下室の冷蔵室を冷却している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の冷蔵庫では、冷蔵庫の保冷箱の中にさらに2
個の箱を入れて冷蔵または冷凍用に区画するものは、保
冷箱と箱との間に1系統の冷気を流通させる間接冷却で
あるため、異なった温度に2室を調節して冷却するこ
とは困難である、クールダウンが遅い、冷却ダクト
が2室の仕切り壁、天井、床下等にあるので庫内の有効
容積が小さくなるという問題がある。
【0005】また、特公平3−3142号公報に開示さ
れているものは、波形にアルミ箔シートを成形するの
で工数が増大する、ファンにより冷気を循環する方式
ではないので冷却能力が低い、制御温度にばらつきが
生じる、保冷箱を2室に分割できないので廃棄が困難
であるという問題がある。また、特公平2−55701
号公報に開示されているものは、サーモダンパによる
風量コントロール量が少ないので温度制御の精度が低
い、サーモダンパの耐震性が低いので輸送用の冷蔵庫
に適さない、蒸発器と背面ダクトとを共用しないので
容積効率が低く保冷箱の構造が複雑化するという問題が
ある。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、簡単な構成で冷蔵および冷凍の
高精度な2温度制御を容易に可能にする冷蔵庫を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の冷蔵庫は、高さ方向に冷気を
流通可能な垂直ダクトを有する冷蔵庫において、仕切り
壁により上方に仕切られる第1の冷蔵室、および、前記
仕切り壁により前記第1の冷蔵室の下方に仕切られる第
2の冷蔵室を有する保冷箱と、前記第2の冷蔵室の高さ
範囲内において前記垂直ダクト内に配置される蒸発器、
前記第1の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風可能
な第1の送風ファン、および、前記第2の冷蔵室に前記
垂直ダクト内の冷気を送風可能な第2の送風ファンを有
するクーリングユニットと、少なくとも圧縮機および凝
縮器からなり、前記保冷箱に取付けられ、前記第1の冷
蔵室および前記第2の冷蔵室を所定温度に保持可能な冷
機ユニットを前記クーリングユニットとともに形成する
コンデンシングユニットと、を備えることを特徴とす
る.また本発明の請求項2記載の冷蔵庫は、前記第1の
送風ファンにより前記第1の冷蔵室から前記第2の冷蔵
室に冷気を導入可能な第1の冷気通路を備えることが望
ましい。
【0008】また本発明の請求項3記載の冷蔵庫は、請
求項1記載の冷蔵庫において、前記第2の冷蔵室の高さ
範囲内において前記垂直ダクト内に配置される蒸発器、
前記第1の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風可能
な第1の送風ファン、および、前記第2の冷蔵室に前記
垂直ダクト内の冷気を送風可能な第2の送風ファンを有
するクーリングユニットに代えて、前記第1の冷蔵室の
高さ範囲内において前記垂直ダクト内に配置される蒸発
器、前記第1の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風
可能な第2の送風ファン、および、前記第2の冷蔵室に
前記垂直ダクト内の冷気を送風可能な第1の送風ファン
を有するクーリングユニットを備えることを特徴とす
る。
【0009】さらに本発明の請求項4記載の冷蔵庫は、
前記第2の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風可能
な前記第1の送風ファンにより前記第2の冷蔵室から前
記第1の冷蔵室に冷気を導入可能な第2の冷気通路を備
えることが望ましい。さらにまた本発明の冷蔵庫の前記
仕切り壁は、請求項5に記載したように、前記保冷箱と
一体に形成することも可能である。
【0010】さらにまた本発明の冷蔵庫は、前記第2の
送風ファンは常に送風し、前記第1の送風ファンは送風
または停止することにより制御することが望ましい。
【0011】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の冷蔵
庫によると、高さ方向に冷気を流通可能な垂直ダクトを
有する冷蔵庫内を仕切り壁により第1の冷蔵室と第2の
冷蔵室とに2室化し、第2の冷蔵室側に蒸発器を配置
し、第1の送風ファンおよび第2の送風ファンにより第
1の冷蔵室および第2の冷蔵室にそれぞれ別々に冷気を
送風可能にしたため冷気が良好に冷蔵庫内を循環するの
で、第1の冷蔵室を冷蔵用、第2の冷蔵室を冷凍用にす
る2温度制御と、第1の冷蔵室および第2の冷蔵室を冷
蔵用または冷凍用の同温に制御する同温度制御とを高精
度にかつ容易にできる。
【0012】本発明の請求項2記載の冷蔵庫によると、
第1の送風ファンにより第1の冷蔵室から第2の冷蔵室
に冷気を導入可能な第1の冷気通路を備えることにより
第1の冷蔵室の冷気を第1の冷蔵室内で循環させること
なく第1の冷蔵室に常に蒸発器で冷却された冷気を吹出
すことができるので、第1の冷蔵室の冷凍化が容易であ
る。
【0013】本発明の請求項3記載の冷蔵庫によると、
高さ方向に冷気を流通可能な垂直ダクトを有する冷蔵庫
内を仕切り壁により第1の冷蔵室と第2の冷蔵室とに2
室化し、第1の冷蔵室側に蒸発器を配置し、第2の送風
ファンおよび第1の送風ファンにより第1の冷蔵室およ
び第2の冷蔵室にそれぞれ別々に冷気を送風可能にした
ため冷気が良好に冷蔵庫内を循環するので、第1の冷蔵
室を冷凍用、第2の冷蔵室を冷蔵用にする2温度制御
と、第1の冷蔵室および第2の冷蔵室を冷蔵用または冷
凍用の同温に制御する同温度制御とを高精度にかつ容易
にできる。
【0014】本発明の請求項4記載の冷蔵庫によると、
第1の送風ファンにより第2の冷蔵室から第1の冷蔵室
に冷気を導入可能な第2の冷気通路を備えることにより
第2の冷蔵室の冷気を第2の冷蔵室内で循環させること
なく第2の冷蔵室に常に蒸発器で冷却された冷気を吹出
すことができるので、第2の冷蔵室の冷凍化が容易であ
る。
【0015】本発明の請求項5記載の冷蔵庫によると、
仕切り壁と保冷箱とを一体に形成することにより第1の
冷蔵室および第2の冷蔵室の気密性が向上するので、第
1の冷蔵室および第2の冷蔵室の2温度化をより高精度
に制御できる。本発明の請求項6記載の冷蔵庫の制御方
法によると、第2の送風ファンは常に送風し、第1の送
風ファンは送風または停止することにより2温度制御が
可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による冷蔵庫を図1
〜図3に示す。図2に示すように、冷蔵庫10は保冷箱
11、保冷箱11の前面に設けられた上扉12、保冷箱
11の前面に設けられた下扉13により密封されてい
る。冷蔵庫10の庫内は、仕切り壁14により、上室1
5と下室16とに分割されている。仕切り壁14は、保
冷箱11の内側側面および後述するクーリングユニット
カバー31にL型ブラケット等により固定されている。
保冷箱11の下部底面には、冷蔵庫10を移動可能なキ
ャスタ50が固定されている。
【0017】冷蔵庫10の冷機ユニットは、コンデンシ
ングユニット20およびクーリングユニット30からな
る。コンデンシングユニット20は、圧縮機21、凝縮
器22、圧縮機21および凝縮器22を冷却する冷却フ
ァン23からなる。図1に示すように、クーリングユニ
ット30は、クーリングユニットカバー31、蒸発器3
2、送風ファン33、送風ファン34、送風ファン3
5、仕切り板36からなり、上室15および下室16の
上方に蒸発器32により冷却された冷気を吹出し可能な
垂直ダクト方式である。平板状のクーリングユニットカ
バー31には、蒸発器32、送風ファン33、送風ファ
ン34、送風ファン35、仕切り板36が取付けられて
いる。クーリングユニットカバー31には、下室16の
下部に下室吸込み口31a、上室15の底部に上室吸込
み口31b、下室16の上部に下室吹出し口31cが形
成されている。蒸発器32は、下室16の背後のクーリ
ングユニットカバー31と保冷箱11の内側背面との間
に下室16の底部に取付けられている。送風ファン33
は、下室16側のクーリングユニットカバー31に蒸発
器32よりも上に取付けられており、蒸発器32で冷却
された冷気を下室16内に吹出している。送風ファン3
4および35は、上室15側のクーリングユニットカバ
ー31の上部に取付けられており、蒸発器32で冷却さ
れた冷気を上室15内に吹出し可能である。クーリング
ユニットカバー31と保冷箱11の内側背面および内側
側面および内側上面および内側底面とにより冷蔵庫10
の高さ方向に形成される垂直ダクトである冷気ダクト3
7は保冷箱11の内側上面から下室吹出し口31cの下
部まで仕切り板36により左右に仕切られている。これ
により、冷気ダクト37は、送風ファン34側の冷気ダ
クト37aと送風ファン35側の冷気ダクト37bとに
分割される。さらに、仕切り板36は、冷気ダクト37
bの底部を閉塞しているので、冷気ダクト37aと冷気
ダクト37bの冷気は殆ど流通しない。
【0018】図3に示すように、上室15の温度は、上
室15内の上室吸込み口31b付近底部に設置される温
度センサ41により検出され、下室16の温度は、下室
16内の下室吸込み口31a付近底部に設置される温度
センサ42により検出される。次に、冷蔵庫10内の冷
気の流れと、圧縮機21、送風ファン33、34および
35の制御とについて説明する。図4に示すように、冷
蔵庫10は3種類のモードに使用可能である。図4の
(A)は上室15が冷蔵用、下室16が冷凍用の2温度
制御であり、図4の(B)および(C)は上室15およ
び下室16を両室とも冷凍用または冷蔵用に用いる同温
制御である。図4の(B)および(C)は圧縮機21の
ON、OFF間隔が異なるだけで他は同一制御である。
(1) 2温度モード、(2) 同温モードの2モードにおける
圧縮機21、送風ファン33、34および35の制御を
表1に示す。
【0019】
【表1】 (1) 2温度モード 表1に示すように、圧縮機21は設定温度によりON、
OFFを繰り返す。送風ファン33は常にON状態であ
る。図1に示すように、蒸発器32により冷却された冷
気は送風ファン33により冷気流れ101のように下室
16の上部に吹出される。そして冷気流れ101は、下
室16の上部から底部に流れ込み、下室吸込み口31a
から冷気ダクト37に吸込まれる。つまり、送風ファン
33は下室16内に冷気を吹出す機能を有している。下
室16内の温度は、圧縮機21のON、OFF時間によ
り決定される。
【0020】表1に示すように、送風ファン34は上室
15の設定温度によりON、OFFを繰り返す。送風
ファン34がONの場合、送風ファン35はON、OF
Fのどちらの状態でもよい。送風ファン34がOFF
の場合、送風ファン35はONである。 送風ファン34がONの場合、図1に示すように、蒸
発器32により冷却された空気は送風ファン34により
冷気ダクト37aの上部に吸い上げられ、冷気流れ10
2に示すように、上室15の上部に吹出される。冷気流
れ102に示す冷気は、上室15の上部から底部に流
れ、上室吸込み口31bから冷気ダクト37b内に吸込
まれる。つまり、送風ファン34は上室15内に冷気を
吹出す機能を有している。
【0021】ここで送風ファン35がONの場合、冷気
ダクト37b内に吸込まれた冷気の一部は下室吹出し口
31cから下室16の上部に吹出され、冷気ダクト37
b内に吸込まれた他の冷気は送風ファン35により冷気
ダクト37bの上部に吸上げられる。送風ファン35か
ら上室15の上部に吹出された冷気は冷気流れ103に
示すように、上室15の上部から底部に流れ上室吸込み
口31bから冷気ダクト37bに吸込まれる。冷気ダク
ト37bに吸込まれた冷気は、前述したように、下室吹
出し口31cから下室16の上部に吹出されるものとフ
ァン35により冷気ダクト37bの上部に吸上げられ再
び上室15内に吹出されるものとに別れる。つまり、送
風ファン35が吸上げて上室15に吹出す冷気は上室1
5から吸込まれた冷気であるので、送風ファン35は上
室15内の冷気を循環する機能を有している。
【0022】送風ファン35がOFFの場合、送風ファ
ン34により上室15に吹出され冷気ダクト37b内に
吸込まれた冷気は、下室吹出し口31cから下室16の
上部に吹出され上室15内で循環しないので送風ファン
35がONのときよりも上室15内の温度は低下する。 送風ファン34がOFFの場合、表1に示すように、
送風ファン35はONである。この場合、上室15内の
冷気は送風ファン35により循環されるだけであり、蒸
発器32により冷却された冷気は上室15内に導入され
ない。上室15内の冷気を循環させるのは、送風ファン
34および35両方がOFFになり上室15内の冷気が
循環しなくなると、上室15内の温度分布が一様でなく
なることにより温度センサ41による正確な温度検出が
できなくなるので上室15内の温度制御精度が低下する
からである。
【0023】(2) 同温モード 圧縮機21は設定温度によりON、OFFを繰り返す。
送風ファン33および34は常にONである。上室15
および下室16に同一温度の冷気を吹出し上室15およ
び下室16の温度をほぼ同一にするため、送風ファン3
5は常にOFFである。
【0024】次に、圧縮機21、冷却ファン23、送風
ファン33、34および35の制御回路構成を図5に示
す。圧縮機21のモータ201および冷却ファン23の
モータ202、送風ファン33のモータ203、送風フ
ァン34のモータ204、送風ファン35のモータ20
5は、それぞれリレーコイル206、207、208、
209により交流電源200を電源としてON、OFF
される。温度センサ41であるサーミスタ211と温度
センサ42であるサーミスタ212とにより上室15お
よび下室16の温度を検出し、検出した温度信号をアン
プ210で増幅することによりリレーコイル206、2
07、208、209に供給する駆動電流を制御する。
電源回路220は、変圧器221、ダイオードブリッジ
222および平滑化コンデンサ223からなる。変圧
器221はアンプ210の電源に適用可能なように交流
電源200を変圧し、ダイオードブリッジ222はこ
の変圧された交流電圧を整流し、平滑化コンデンサ2
23は、整流された交流電圧を脈流のない平坦電圧に平
滑化する。
【0025】(1) 2温度モード、(2) 同温モードにおけ
るモータ201、202、203、204、205、リ
レーコイル206、207、208、209の制御を表
2に示す。
【0026】
【表2】 (1) 2温度モード時、リレーコイル206のON、OF
Fは設定温度とサーミスタ212の検出信号により制御
され、モータ201および202がON、OFFする。
リレーコイル207は常にONしているのでモータ20
3は常にONしている。リレーコイル208および20
9のON、OFFは設定温度とサーミスタ211の検出
信号により制御され、モータ204および205がO
N、OFFする。
【0027】(2) 同温モード時、リレーコイル206の
ON、OFFだけが設定温度とサーミスタ212の検出
信号により制御され、モータ201および202がO
N、OFFする。リレーコイル207、208は常にO
Nし、リレーコイル209は常にOFFしているので、
モータ203、204はONし、モータ205はOFF
している。
【0028】第1実施例では、仕切り壁14で冷蔵庫1
0内を仕切って上室15および下室16に2室化すると
ともに冷却用のクーリングユニット30が保冷箱11の
一面である内側背面だけに設置されているので、容易に
2温度制御および同温制御が可能になり、かつ、冷蔵庫
10の容積効率が向上する。さらに蒸発器32により冷
却された冷気を送風ファン33、34および35により
上室15および下室16に吹出すので、迅速にクールダ
ウンするとともに上室15および下室16内の温度分布
が一様になり温度センサ41および42による正確な温
度検出が可能になるため温度制御精度が向上する。
【0029】(第2実施例)本発明の第2実施例による
冷蔵庫を図6に示す。蒸発器32は、上室15の背後の
クーリングユニットカバー61と保冷箱11との間に取
付けられている。クーリングユニットカバー61には、
上室15の上部に上室吸込み口61a、下室16の上部
に下室吸込み口61b、上室15の底部に上室吹出し口
61cが形成されている。蒸発器32は、上室15の背
後のクーリングユニットカバー61と保冷箱11の内側
背面との間に上室15の上部に取付けられている。送風
ファン33は、上室15側のクーリングユニットカバー
61に蒸発器32よりも下の上室15の底部に取付けら
れており、蒸発器32で冷却された冷気を上室15の底
部に吹出している。送風ファン34および35は、クー
リングユニットカバー61の下室16側底部にそれぞれ
取付けられており、蒸発器32で冷却された冷気を下室
16の底部に吹出している。クーリングユニットカバー
61と保冷箱11の内側背面および内側側面および内側
上面および内側底面とにより冷蔵庫60の高さ方向に形
成される垂直ダクトである冷気ダクト70は保冷箱11
の内側底面から上室吹出し口61cの上まで仕切り板6
2により左右に仕切られている。これにより、冷気ダク
ト70は、送風ファン34側の冷気ダクト70aと送風
ファン35側の冷気ダクト70bとに分割される。さら
に、仕切り板62は、冷気ダクト70bの上部を閉塞し
ているので、冷気ダクト70aと冷気ダクト70bの冷
気は殆ど流通しない。上室15および下室16の上部に
図示しない温度センサが設置されており、その温度検出
信号により、圧縮機32、送風ファン33、34および
35の制御を行う。
【0030】第2実施例の2温度制御は、上室15を冷
凍用、下室16を冷蔵用として制御する。また、上室1
5および下室16内の冷気流れ104、105および1
06は、底部から上部に向けて流れる。その他、(1) 2
温度モード、(2) 同温モードにおける圧縮機32、送風
ファン33、34および35の制御方法は第1実施例と
同様である。
【0031】第2実施例では、第1実施例の構成を僅か
に変更するだけで、ほぼ同じ制御方法により上室15を
冷凍用、下室16を冷蔵用にする2温度制御が可能であ
る。以上説明した本発明の実施例では、保冷箱と仕切り
壁とは別体に形成したが、本発明では、保冷箱と仕切り
壁とを例えば一体発泡により一体に形成することは可能
である。この場合、クーリングユニットカバーと保冷箱
との間の仕切り壁に2ケ所連通孔を形成することにより
冷気を流通可能にし、クーリングユニットを上下2分割
にすれば2温度制御が可能になる。
【0032】また本実施例では、冷蔵用に使用される上
室15または下室16に、冷却用の送風ファン34およ
び循環用の送風ファン35の2台の送風ファンを設置し
たが、本発明では、容量が小さく温度分布が偏らない冷
蔵庫の場合、冷却用の送風ファンだけで冷蔵用として用
いる冷蔵室を温度制御することは可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による冷蔵庫を示す模式的
透視図である。
【図2】本発明の第1実施例による冷蔵庫を示す模式的
断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】第1実施例の使用モードを示す模式図である。
【図5】第1実施例の使用モードによる圧縮機および送
風ファンの回路を示す構成図である。
【図6】本発明の第2実施例による冷蔵庫を示す模式的
透視図である。
【符号の説明】
10 冷蔵庫 11 保冷箱 14 仕切り壁 15 上室(第1の冷蔵室) 16 下室(第2の冷蔵室) 20 コンデンシングユニット(冷機ユニット) 21 圧縮機 22 凝縮器 30 クーリングユニット(冷機ユニット) 31 クーリングユニットカバー 31b 上室吸込み口(第1の冷気通路) 31c 下室吹出し口(第1の冷気通路) 32 蒸発器 33 送風ファン(第2の送風ファン) 34 送風ファン(第1の送風ファン) 35 送風ファン(第1の送風ファン) 37 冷気ダクト(垂直ダクト) 37b 冷気ダクト(第1の冷気通路) 60 冷蔵庫 61b 下室吸込み口(第2の冷気通路) 61c 上室吹出し口(第2の冷気通路) 70 冷気ダクト(垂直ダクト) 70b 冷気ダクト(第2の冷気通路)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さ方向に冷気を流通可能な垂直ダクト
    を有する冷蔵庫において、 仕切り壁により上方に仕切られる第1の冷蔵室、およ
    び、前記仕切り壁により前記第1の冷蔵室の下方に仕切
    られる第2の冷蔵室を有する保冷箱と、 前記第2の冷蔵室の高さ範囲内において前記垂直ダクト
    内に配置される蒸発器、前記第1の冷蔵室に前記垂直ダ
    クト内の冷気を送風可能な第1の送風ファン、および、
    前記第2の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風可能
    な第2の送風ファンを有するクーリングユニットと、 少なくとも圧縮機および凝縮器からなり、前記保冷箱に
    取付けられ、前記第1の冷蔵室および前記第2の冷蔵室
    を所定温度に保持可能な冷機ユニットを前記クーリング
    ユニットとともに形成するコンデンシングユニットと、 を備えることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記第1の送風ファンにより前記第1の
    冷蔵室から前記第2の冷蔵室に冷気を導入可能な第1の
    冷気通路を備えることを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の冷蔵庫において、前記第
    2の冷蔵室の高さ範囲内において前記垂直ダクト内に配
    置される蒸発器、前記第1の冷蔵室に前記垂直ダクト内
    の冷気を送風可能な第1の送風ファン、および、前記第
    2の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風可能な第2
    の送風ファンを有するクーリングユニットに代えて、前
    記第1の冷蔵室の高さ範囲内において前記垂直ダクト内
    に配置される蒸発器、前記第1の冷蔵室に前記垂直ダク
    ト内の冷気を送風可能な第2の送風ファン、および、前
    記第2の冷蔵室に前記垂直ダクト内の冷気を送風可能な
    第1の送風ファンを有するクーリングユニットを備える
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記第1の送風ファンにより前記第2の
    冷蔵室から前記第1の冷蔵室に冷気を導入可能な第2の
    冷気通路を備えることを特徴とする請求項3記載の冷蔵
    庫。
  5. 【請求項5】 前記仕切り壁は前記保冷箱と一体に形成
    されることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記第2の送風ファンは常に送風し、前
    記第1の送風ファンは送風または停止することを特徴と
    する請求項1、2、3、4または5記載の冷蔵庫の制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109539670A (zh) * 2019-01-07 2019-03-29 长虹美菱股份有限公司 一种模块化组合式冰箱
CN115479436A (zh) * 2021-05-31 2022-12-16 重庆海尔制冷电器有限公司 风道组件、冰箱及其控制方法

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