JPH07318128A - クリーンルームで発生する汚染物質の除去方法 - Google Patents

クリーンルームで発生する汚染物質の除去方法

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JPH07318128A
JPH07318128A JP32361191A JP32361191A JPH07318128A JP H07318128 A JPH07318128 A JP H07318128A JP 32361191 A JP32361191 A JP 32361191A JP 32361191 A JP32361191 A JP 32361191A JP H07318128 A JPH07318128 A JP H07318128A
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JP
Japan
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air
filter
unit
clean
clean room
Prior art date
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Application number
JP32361191A
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English (en)
Inventor
Isamu Kikuchi
勇 菊地
Tsuruya Uejima
寉也 上島
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DAN SANGYO KK
Original Assignee
DAN SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーンルームにおいてプロセスを実施する
際に発生する粉塵と有害ガスの除去。 【構成】 プロセス実施装置の前縁又は前縁直下の床面
に空気吸込口を設け、吸込空気によりエアーカーテンを
形成し、吸込空気中に浮遊する粉塵と有害ガスを除去す
るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI製造におけるク
リーンルーム内の有毒ガス除去方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】超清浄空間を必要とする最近の超LSI
製造工場等のクリーンルームにおいては、第3図に示す
ように、ウエハ加工処理装置(以下プロセス装置とい
う)1を設置してウエハ加工を行うプロセス域Aと自動
搬送用ロボットを設置して、ウエハを加工工程に従って
プロセス装置間を移動させたり、作業者が加工処理を行
う作業域2から構成されるのが一般的である。
【0003】上記クリーンルームにおいてはプロセス域
A、作業域B共にその天井部にHEPAフィルタ又はU
LPAフィルタ2を取り付けて、送風機3により送り込
まれる空気を清浄化し、夫々の区域内を上方から下方に
整流された空気の流れを形成する。プロセス域では背面
を間仕切りパネル4で仕切られるため、天井部からの気
流はプロセス装置1の上面から前方即ち作業域Bの方向
に流れの向きを変えて流れる。このことは逆に作業域B
からプロセス域Aへ空気が流れ込まないということで、
これにより、作業域Bの自動搬送装置や、作業者より発
生した汚染物質がウエハに付着し、製品が不良品となる
のを防止している。
【0004】一般にウエハの加工工程においては、フッ
酸や塩酸等の強酸類や有機溶剤等の化学薬品が多量に使
用され、これらの蒸気による有害ガスが発生する。また
プロセスの中には例えばCVDのように微細な粒状物質
が多量に発生するものもあり、その他、プロセス装置の
可動部からも粉塵の発生がある。これらの汚染物質はプ
ロセス域Aから作業域Bを通る気流に混入して作業域B
にある開口床5を通ってリターン空気プレナムCから空
調機6を通り、フィルタ上流側プレナムDに送り込まれ
る。HEPA又はULPAフィルタ2では粒子状の汚染
物質即ち粉塵は捕集されて再循環空気中から除去される
が、ガス状汚染物質はフィルタ3を通過して再びクリー
ンルーム内に流入する。この結果空気が循環を繰り返す
度にHEPA又はULPAフィルタ2を通過したガス状
汚染物質はクリーンルーム内で次第に濃度を増し、人体
及び製品に害を与える。また、HEPA又はULPAフ
ィルタ2の上流側にリターンした空気中の汚染物質は送
風機3による攪拌作用によりプレナム内で均一な濃度で
混合されるため、HEPA又はULPAフィルタ2の通
過後はクリーンルーム内全体に拡散することになる。
【0005】上記の有害ガスを除去するために、従来は
第3図で示すように活性炭や硅酸マグネシウム等を主成
分とするガス吸着剤、或は二酸化マンガンや白金、パラ
ジウム等の触媒剤を用いたガス除去フィルタ6を空気調
和機の空気吸込口に取付けるとか、第4図で示すように
開口床5の下部に取り付けて除去する方法が一般に用い
られてきた。また、粒状物質については適当な捕集性能
のエアフィルタを送風機3の空気吸込口或は開口床5の
下部に取り付けて捕集し、天井部のHEPA又はULP
Aフィルタ2の目詰まりを防いでいる。
【0006】送風機3の空気吸込口に粉塵及びガス除去
フィルタを取り付ける従来方式ではフィルタを通過する
風速は普通2〜2.5m/s程度と速いためフィルタの
圧力損失は20〜30mmHO程度と高くなり、空調
機の送風機動力が大きくなると共にフィルタの寿命が短
くなる。特にガス除去フィルタについてはこれを頻繁に
交換するか、または2系統のフィルタ装置を設置して交
互に切り換えて使用する等の方法が必要で、装置が複
雑、高価になる。また、開口床5の下に上記フィルタを
取り付けた場合は、風速はほぼクリーンルーム内の垂直
流の風速に近く、1m/s以下であるため、フィルタに
よる圧力損失は5〜10mmHO程度と低くなり、送
風機の動力の上昇は小さくて済むが、クリーンルーム内
の風速分布を均一に保つためには、開口床下全面に取付
けなければならず、非常に多くのフィルタユニットが必
要となり、設備費、保守費共に大きくなる欠点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粉塵捕集用
エアフィルタ7とガス除去用フィルタ8及び送風機を内
蔵したファンフィルタユニット9をクリーンルームの空
気の循環経路である開口床下5のリターンプレナムC内
に取付け有害ガス又は粉塵を発生するプロセス装置1の
直下で局所的にそれらの汚染物質を除去するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】該ファン・フィルタユニ
ット9の空気吸込口には扁平な形状の吸込ノズル10及
ダクト11を接続し吸込ノズル10がプロセス装置1の
プロセス作業面の前縁、またはその下部床面に位置する
ようにし、プロセス装置の前面に清浄空気によるエアカ
ーテンEを形成させ、前記プロセス装置1内で発生する
ガス状及び粒子状汚染物質を該ファン・フィルタユニッ
ト9に吸引し、その内部に取り付けられたガス除去フィ
ルタ8及び粉塵捕集フィルタ7により除去して、リター
ンプレナムD内に清浄空気として排出し、空調機3に汚
染物質が流入しないようにするものである。
【0009】
【実施例】第1図は本発明の一実施例を示すものであ
り、ガス除去用エアーフィルタ8と粉塵捕集用エアーフ
ィルタ7及び送風機を、一個のボックス内に収納したフ
ァンフィルタユニット9を構成し、その空気吸込口に、
扁平形状の吸込みノズルを有するダクト11を接続し、
該ダクトをプロセス装置1の前縁に取り付けることによ
り、クリーンルーム天井部のHEPA又はULPAフィ
ルタ2より流入する清浄空気が該吸込ノズル10の吸引
圧力によりプロセス装置の前面にエアカーテンEを形成
し、これにより、プロセス域Aと作業域Bが遮断され、
プロセス域Aで発生したガス状及び粒子状汚染物質を該
エアカーテンEの気流と共に床下に取り付けたファン・
フィルタユニット9内に吸引し、ユニット内に取り付け
られた粉塵捕集用エアーフィルタ7及びガス除去用エア
ーフィルタ8により除去し、清浄空気としてリターン空
気プレナム内に放出し、これらの汚染物質がプロセス域
Aから作業域Bの空間に拡散するのを防止している。ま
た、第2図は他の実施例を説明するためのものであり、
この場合には、第1図で示すファンフィルタユニット9
の空気吸込口に扁平形状のダクトをそなえた吸込ノズル
10をプロセス装置の前縁下部床面に取り付けた構造と
している。この場合においても先の実施例と同様の効果
が期待できる。
【発明の効果】
【0010】本発明の方法によると、従来、空調機の空
気吸込口に取付け、循環風量全体を通過させるようにし
た例えば有毒ガス除去フィルタに対し、有毒ガス発生部
の小風量のみを処理すれば済むため、ガス除去フィルタ
の容量が従来方式の1/10程度で済み、極めて経済的
かつ有効である。また本発明の方法では、ファン・フィ
ルタユニット9内の送風機により、ガス除去用エアーフ
ィルタ及び粉塵捕集用エアーフィルタの圧力損失を補償
するため、従来方式で必要としたフィルタ圧力損失に対
する、空調機の送風機動力の増加は全く必要とせず、既
設の空調装置には全く影響を与えず、更にファン・フィ
ルタユニット9内のフィルタ交換等の保守作業もクリー
ンルームの運転停止などの特別な処置を必要とせず、極
めて容易に行うことができる利点がある。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の1実施例を示すための図である。
【第2図】本発明の他の1実施例を示すための図であ
る。
【第3図】従来のクリーンルームのウェハ加工処理装置
における浮遊物汚染物質の除去方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 プロセス装置 2 HEPAフィルタ又はULPAフィルタ 3 送風機 4 間仕切りパネル 5 開口床 6 ガス除去フィルタ 7 粉塵捕集用エアフィルタ 8 ガス除去用エアフィルタ 9 ファンフィルタユニット 10 吸込ノズル 11 ダクト A プロセス域 B 作業域 C リターン空気プレナム D フィルタ上流側プレナム E エアーカーテン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直層流形クリーンルームにおいて、プ
    ロセス装置の前縁又は前縁直下の床面にプロセス装置の
    横巾とほぼ同じ長さの空気吸込口を設け、その床下部に
    該吸込口に接続された吸込ダクトを有するファン・フィ
    ルタユニットを取付け、該吸込口の吸込風速をクリーン
    ルームの垂直層流の風速より僅かに速くすることによ
    り、プロセス装置の前面に清浄空気のエアカーテンが形
    成されるようにし、かつ該ファン・フィルタユニット内
    に粉塵捕集用エアフィルタとガス除去フィルタを装着し
    て、プロセス装置内で発生する粉塵及び有害ガスなどの
    汚染物質をプロセス装置前面に形成される清浄空気エア
    カーテンによって前記吸込口に吸引し、ファン・フィル
    タユニット内のフィルタで捕集、除去するようにしたク
    リーンルームで発生する汚染物質の除去方法。
JP32361191A 1991-10-03 1991-10-03 クリーンルームで発生する汚染物質の除去方法 Pending JPH07318128A (ja)

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JPH07318128A true JPH07318128A (ja) 1995-12-08

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JP32361191A Pending JPH07318128A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 クリーンルームで発生する汚染物質の除去方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517905B1 (ko) * 2002-10-21 2005-10-04 주식회사 오리엔트바이오 무균동물 사육용 청정 작업대
US7717107B2 (en) * 2003-11-18 2010-05-18 Shinpo Kabushiki Kaisha Smokeless cooker
CN107367010A (zh) * 2017-08-30 2017-11-21 重庆祥云制冷设备厂 一种自循环风幕机以及风幕***

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US7717107B2 (en) * 2003-11-18 2010-05-18 Shinpo Kabushiki Kaisha Smokeless cooker
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