JPH07316714A - 高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金 - Google Patents
高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金Info
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- JPH07316714A JPH07316714A JP8348194A JP8348194A JPH07316714A JP H07316714 A JPH07316714 A JP H07316714A JP 8348194 A JP8348194 A JP 8348194A JP 8348194 A JP8348194 A JP 8348194A JP H07316714 A JPH07316714 A JP H07316714A
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- rare earth
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 耐力が6.5kgf/mm2 以下であるマグ
ネシウム合金であって、使用前及び/または使用時に少
なくとも合金表面部のマトリックス中に転位が導入され
ている高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム
合金である。上記マグネシウム合金としては希土類元素
を0.05〜2.0重量%の範囲で含有させることが推
奨される。 【効果】 高温域で使用してもクリープ強度が高く、優
れた高温耐リラクゼ−ション性を発揮するマグネシウム
合金の開発により、自動車産業をはじめとする多くの産
業分野において機械構造部品の軽量化に寄与する。
ネシウム合金であって、使用前及び/または使用時に少
なくとも合金表面部のマトリックス中に転位が導入され
ている高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム
合金である。上記マグネシウム合金としては希土類元素
を0.05〜2.0重量%の範囲で含有させることが推
奨される。 【効果】 高温域で使用してもクリープ強度が高く、優
れた高温耐リラクゼ−ション性を発揮するマグネシウム
合金の開発により、自動車産業をはじめとする多くの産
業分野において機械構造部品の軽量化に寄与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温耐リラクゼーション
性に優れたマグネシウム合金に関し、詳細には自動車等
の機械構造用部品として高温域で使用してもクリープ強
度が高く優れた高温耐リラクゼ−ション性を発揮するマ
グネシウム合金に関するものである。
性に優れたマグネシウム合金に関し、詳細には自動車等
の機械構造用部品として高温域で使用してもクリープ強
度が高く優れた高温耐リラクゼ−ション性を発揮するマ
グネシウム合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マグネシウム合金は最も軽量な合金であ
り、自動車産業をはじめとする多くの産業分野において
金属部品の軽量化を目的として、マグネシウム合金を採
用することが検討されている。しかしながら、マグネシ
ウム合金は耐力等の機械的性質が十分でなく、しかも例
えば高温域で使用される部品にマグネシウム合金を用い
ると、マグネシウム合金は高温クリープ強度が低いこと
から使用中にリラクゼ−ションを起こし、部品を取り付
けているボルトが緩んでしまうことがあった。即ちマグ
ネシウム合金は高温における耐リラクゼ−ション性が乏
しいという問題が指摘されていた。マグネシウム合金の
耐リラクゼ−ション性を改善するには、マグネシウム合
金の高温クリープ強度を向上させる希土類元素の添加が
有効ではあるが、希土類元素を含有させるだけでは、耐
力等の機械的性質を十分に改善できず、実用に適さない
とされていた[例えば Materials Science Forum Vol.3
0 (1988) 第90頁の記載]。
り、自動車産業をはじめとする多くの産業分野において
金属部品の軽量化を目的として、マグネシウム合金を採
用することが検討されている。しかしながら、マグネシ
ウム合金は耐力等の機械的性質が十分でなく、しかも例
えば高温域で使用される部品にマグネシウム合金を用い
ると、マグネシウム合金は高温クリープ強度が低いこと
から使用中にリラクゼ−ションを起こし、部品を取り付
けているボルトが緩んでしまうことがあった。即ちマグ
ネシウム合金は高温における耐リラクゼ−ション性が乏
しいという問題が指摘されていた。マグネシウム合金の
耐リラクゼ−ション性を改善するには、マグネシウム合
金の高温クリープ強度を向上させる希土類元素の添加が
有効ではあるが、希土類元素を含有させるだけでは、耐
力等の機械的性質を十分に改善できず、実用に適さない
とされていた[例えば Materials Science Forum Vol.3
0 (1988) 第90頁の記載]。
【0003】そこで英国特許第875929号、特公昭
54−11765号公報、特公昭59−18457号公
報ではマグネシウム合金に希土類元素を含有させると共
に、Ag等を含むその他の合金元素を含有させることに
より、引張強さや耐力等の機械的性質を向上させる方法
が提案されている。しかし、これらの方法で得られた合
金であっても、高温域でのクリープ強度は充分とはいえ
ず、しかもAg等の高価な元素の添加によるコストの上
昇を招くことから、例えば自動車部品等の構造材料とし
ては不適当である。
54−11765号公報、特公昭59−18457号公
報ではマグネシウム合金に希土類元素を含有させると共
に、Ag等を含むその他の合金元素を含有させることに
より、引張強さや耐力等の機械的性質を向上させる方法
が提案されている。しかし、これらの方法で得られた合
金であっても、高温域でのクリープ強度は充分とはいえ
ず、しかもAg等の高価な元素の添加によるコストの上
昇を招くことから、例えば自動車部品等の構造材料とし
ては不適当である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、Ag等の高価な元素を用
いずに、高温域でのクリープ強度が高く優れた高温耐リ
ラクゼ−ション性を発揮するマグネシウム合金を提供し
ようとするものである。
目してなされたものであって、Ag等の高価な元素を用
いずに、高温域でのクリープ強度が高く優れた高温耐リ
ラクゼ−ション性を発揮するマグネシウム合金を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係るマグネシウム合金とは、耐力が
6.5kgf/mm2 以下であるマグネシウム合金であ
って、使用前及び/または使用時に少なくとも合金表面
部のマトリックス中に転位が導入されていることを要旨
とするものである。尚本発明のマグネシウム合金におい
ては、希土類元素を0.05〜2.0重量%含有させて
耐力を6.5kgf/mm2 以下とすることが推奨さ
れ、上記希土類元素としては、Sc、Yの他、La系列
元素のLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu等が挙
げられる。また上記希土類元素は単独だけでなく複数の
希土類元素を添加してもよく、例えばミッシュメタル等
を希土類元素源として用いてもよい。
のできた本発明に係るマグネシウム合金とは、耐力が
6.5kgf/mm2 以下であるマグネシウム合金であ
って、使用前及び/または使用時に少なくとも合金表面
部のマトリックス中に転位が導入されていることを要旨
とするものである。尚本発明のマグネシウム合金におい
ては、希土類元素を0.05〜2.0重量%含有させて
耐力を6.5kgf/mm2 以下とすることが推奨さ
れ、上記希土類元素としては、Sc、Yの他、La系列
元素のLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu等が挙
げられる。また上記希土類元素は単独だけでなく複数の
希土類元素を添加してもよく、例えばミッシュメタル等
を希土類元素源として用いてもよい。
【0006】
【作用】本発明者らは高温耐リラクゼ−ション性に優れ
たマグネシウム合金を開発することを目的として、マグ
ネシウム−希土類元素系合金(以下Mg−RE系合金と
略すことがある)の高温クリ−プ強度について種々調査
した。
たマグネシウム合金を開発することを目的として、マグ
ネシウム−希土類元素系合金(以下Mg−RE系合金と
略すことがある)の高温クリ−プ強度について種々調査
した。
【0007】例えば図1は本発明に係るマグネシウム合
金の高温クリ−プ強度を示すグラフであり、希土類元素
を2重量%含有させたMg−2RE合金を、応力10k
gf/mm2 、温度150℃という条件下で調べたもの
である。Mg−2RE合金は耐力が6.5kgf/mm
2 以下と低いことから、図1のグラフより明らかな様
に、荷重を負荷した瞬間の変形量、即ち瞬間歪みは大き
い。しかし意外にも、その直後からの変形(クリープ歪
み)をほとんど起こしていないという非常に優れたクリ
ープ特性を示す。即ち耐力が低いMg−RE系合金は、
一旦変形した後では高温域においてむしろ優れた機械的
特性を発揮することが分かった。
金の高温クリ−プ強度を示すグラフであり、希土類元素
を2重量%含有させたMg−2RE合金を、応力10k
gf/mm2 、温度150℃という条件下で調べたもの
である。Mg−2RE合金は耐力が6.5kgf/mm
2 以下と低いことから、図1のグラフより明らかな様
に、荷重を負荷した瞬間の変形量、即ち瞬間歪みは大き
い。しかし意外にも、その直後からの変形(クリープ歪
み)をほとんど起こしていないという非常に優れたクリ
ープ特性を示す。即ち耐力が低いMg−RE系合金は、
一旦変形した後では高温域においてむしろ優れた機械的
特性を発揮することが分かった。
【0008】尚調査の結果、Mg−RE系合金がクリー
プ変形を起こさない理由は、合金中に固溶している希土
類元素が0.1μm以下の非常に微細なMg−RE系金
属間化合物として析出する為であると分かった。この微
細な析出物による効果は、瞬間歪により導入された転位
を析出サイトとするMg−RE系金属間化合物に特有の
ものであり、Mg−RE系金属間化合物の析出を時効熱
処理により行わせようとすれば、析出物が粗大に成長し
易く、十分なクリープ強度は得られない。また合金中に
固溶している希土類元素の含有量が上記金属間化合物の
析出量を左右しており、希土類元素の含有量が低過ぎる
と十分な析出物が得られない。従って希土類元素の含有
量は0.05重量%以上であることが望ましく、0.3
重量%以上がより好ましい。一方希土類元素の含有量が
多過ぎると耐力が6.5kgf/mm2 を超えて逆にク
リープ強度が低くなるので望ましくなく、2.0重量%
以下が好ましい。
プ変形を起こさない理由は、合金中に固溶している希土
類元素が0.1μm以下の非常に微細なMg−RE系金
属間化合物として析出する為であると分かった。この微
細な析出物による効果は、瞬間歪により導入された転位
を析出サイトとするMg−RE系金属間化合物に特有の
ものであり、Mg−RE系金属間化合物の析出を時効熱
処理により行わせようとすれば、析出物が粗大に成長し
易く、十分なクリープ強度は得られない。また合金中に
固溶している希土類元素の含有量が上記金属間化合物の
析出量を左右しており、希土類元素の含有量が低過ぎる
と十分な析出物が得られない。従って希土類元素の含有
量は0.05重量%以上であることが望ましく、0.3
重量%以上がより好ましい。一方希土類元素の含有量が
多過ぎると耐力が6.5kgf/mm2 を超えて逆にク
リープ強度が低くなるので望ましくなく、2.0重量%
以下が好ましい。
【0009】また本発明は合金表面部のマトリックス中
に転位を導入する方法を限定するものではなく、使用前
及び/又は使用中に必要最低限の変形が加えられればよ
い。使用前に変形を加える方法としては、ショットピー
ニングが例示できる。また本発明は使用時に変形を与え
る方法についても限定するものではないが、例えば、ボ
ルトやセルフタップ等により締め付けると部材の表面近
傍には集中的に応力(面圧)がかかる。本発明に係る高
温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金で
は、この応力を利用して材料を変形させ、マトリックス
中に転位を生じさせることができる。尚十分な転位を得
る上で使用時に加える変形量は1%以上とすることが望
ましい。
に転位を導入する方法を限定するものではなく、使用前
及び/又は使用中に必要最低限の変形が加えられればよ
い。使用前に変形を加える方法としては、ショットピー
ニングが例示できる。また本発明は使用時に変形を与え
る方法についても限定するものではないが、例えば、ボ
ルトやセルフタップ等により締め付けると部材の表面近
傍には集中的に応力(面圧)がかかる。本発明に係る高
温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金で
は、この応力を利用して材料を変形させ、マトリックス
中に転位を生じさせることができる。尚十分な転位を得
る上で使用時に加える変形量は1%以上とすることが望
ましい。
【0010】また、加工変形を加えることにより、合金
の加工硬化も同時に生じるが、この加工硬化は、析出物
が析出するまでの低温域における部材の変形抵抗力とな
ることができる。従って析出物による効果が現れるまで
は、この加工硬化で材料を持ちこたえさせればよい。
の加工硬化も同時に生じるが、この加工硬化は、析出物
が析出するまでの低温域における部材の変形抵抗力とな
ることができる。従って析出物による効果が現れるまで
は、この加工硬化で材料を持ちこたえさせればよい。
【0011】一般的に、ボルト等により締め付けた時の
面圧は、約8.0kgf/mm2 以下であるため、この
応力で合金が1%以上の変形を起こすことが望まれる。
従って、マグネシウム合金が上記程度の面圧で変形を起
こして十分な転位を導入するには、本発明に係るマグネ
シウム合金の耐力は、6.5kgf/mm2 以下である
ことが必要である。
面圧は、約8.0kgf/mm2 以下であるため、この
応力で合金が1%以上の変形を起こすことが望まれる。
従って、マグネシウム合金が上記程度の面圧で変形を起
こして十分な転位を導入するには、本発明に係るマグネ
シウム合金の耐力は、6.5kgf/mm2 以下である
ことが必要である。
【0012】
【実施例】表1に示す各種マグネシウム合金を用いて夫
々の耐力を測定すると共に、種々の応力が与えられたと
きの伸びの値を測定した。尚、表1においてMg−1R
E及びMg−2REは本発明に係るマグネシウム合金で
あり、純マグネシウム溶湯中に1重量%または2重量%
の希土類元素を添加し、680〜700℃の温度におい
て撹拌・精錬を行ない、この溶湯を約700℃の温度に
保持して沈静化した後、鋳込みを行なったものである。
結果は表1に併記する。
々の耐力を測定すると共に、種々の応力が与えられたと
きの伸びの値を測定した。尚、表1においてMg−1R
E及びMg−2REは本発明に係るマグネシウム合金で
あり、純マグネシウム溶湯中に1重量%または2重量%
の希土類元素を添加し、680〜700℃の温度におい
て撹拌・精錬を行ない、この溶湯を約700℃の温度に
保持して沈静化した後、鋳込みを行なったものである。
結果は表1に併記する。
【0013】
【表1】
【0014】表1の結果から、耐力の大きい合金は、一
般的な最大締め付け応力である8.0kgf/mm2 よ
り大きな応力においても、殆ど変形しないことが分か
る。また耐力が小さくなるにつれて、応力に対する合金
の伸びの値が大きくなり、応力8.0kgf/mm2
で、伸びが1%以上であるためには、耐力が6.5kg
f/mm2 以下でなければならないことが分かる。従っ
て、合金の耐力は6.5kgf/mm2 以下であること
が望ましい。次にMg−RE系合金の希土類元素含有量
と耐力との関係を表2に示す。
般的な最大締め付け応力である8.0kgf/mm2 よ
り大きな応力においても、殆ど変形しないことが分か
る。また耐力が小さくなるにつれて、応力に対する合金
の伸びの値が大きくなり、応力8.0kgf/mm2
で、伸びが1%以上であるためには、耐力が6.5kg
f/mm2 以下でなければならないことが分かる。従っ
て、合金の耐力は6.5kgf/mm2 以下であること
が望ましい。次にMg−RE系合金の希土類元素含有量
と耐力との関係を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】表2から希土類元素の含有量が2重量%を
超えると、耐力が6.5kgf/mm2 を超えるため、
希土類元素の含有量は2.0重量%以下とする必要があ
ることが分かる。さらに本発明に係るMg−2RE合金
と、表3に示す従来のマグネシウム合金を用いて以下の
通り締め付け試験を行なった。本発明に係るMg−2R
E合金については、ボルトまたはセルフタップで締め付
けた後試験を行うと共に、予めショットピーニングを行
なった後にボルトで締め付けた場合の試験を併せ行なっ
た。従来例については、ボルトによる試験のみを行なっ
た。締め付け試験において、初期の締め付け面圧は8k
gf/mm2 であり、試験温度は150℃、保持時間1
00時間である。表3にはボルトおよびセルフタップを
取り外すときに残っている残留面圧を示した。
超えると、耐力が6.5kgf/mm2 を超えるため、
希土類元素の含有量は2.0重量%以下とする必要があ
ることが分かる。さらに本発明に係るMg−2RE合金
と、表3に示す従来のマグネシウム合金を用いて以下の
通り締め付け試験を行なった。本発明に係るMg−2R
E合金については、ボルトまたはセルフタップで締め付
けた後試験を行うと共に、予めショットピーニングを行
なった後にボルトで締め付けた場合の試験を併せ行なっ
た。従来例については、ボルトによる試験のみを行なっ
た。締め付け試験において、初期の締め付け面圧は8k
gf/mm2 であり、試験温度は150℃、保持時間1
00時間である。表3にはボルトおよびセルフタップを
取り外すときに残っている残留面圧を示した。
【0017】
【表3】
【0018】表3から、本発明はいずれの場合であって
も取り外し時の残留面圧が大きく、ボルトやセルフタッ
プの緩みが小さいことが分かる。一方、比較例は面圧が
小さくなっており、高温保持中にリラクゼーションが起
こり、ボルトの緩んでいることが分かる。
も取り外し時の残留面圧が大きく、ボルトやセルフタッ
プの緩みが小さいことが分かる。一方、比較例は面圧が
小さくなっており、高温保持中にリラクゼーションが起
こり、ボルトの緩んでいることが分かる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、高温域におけるクリープ強度が高く優れた耐リラク
ゼーション性を発揮するマグネシウム合金が提供できる
こととなった。
で、高温域におけるクリープ強度が高く優れた耐リラク
ゼーション性を発揮するマグネシウム合金が提供できる
こととなった。
【図1】本発明に係るMg−2RE合金のクリープ曲線
を示すグラフである。
を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 耐力が6.5kgf/mm2 以下である
マグネシウム合金であって、使用前及び/または使用時
に少なくとも合金表面部のマトリックス中に転位が導入
されていることを特徴とする高温耐リラクゼーション性
に優れたマグネシウム合金。 - 【請求項2】 マグネシウム合金が希土類元素を含有す
る請求項1記載のマグネシウム合金。 - 【請求項3】 希土類元素の含有量が2.0重量%以下
である請求項2記載のマグネシウム合金。 - 【請求項4】 希土類元素の含有量が0.05重量%以
上である請求項2または3記載のマグネシウム合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8348194A JPH07316714A (ja) | 1993-04-21 | 1994-04-21 | 高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11768393 | 1993-04-21 | ||
JP19509293 | 1993-07-12 | ||
JP6-80944 | 1994-03-28 | ||
JP8094494 | 1994-03-28 | ||
JP5-195092 | 1994-03-28 | ||
JP5-117683 | 1994-03-28 | ||
JP8348194A JPH07316714A (ja) | 1993-04-21 | 1994-04-21 | 高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07316714A true JPH07316714A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=27466497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8348194A Withdrawn JPH07316714A (ja) | 1993-04-21 | 1994-04-21 | 高温耐リラクゼーション性に優れたマグネシウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07316714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008075176A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-04-03 | Kobe Steel Ltd | 高温での強度と伸びに優れたマグネシウム合金およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-04-21 JP JP8348194A patent/JPH07316714A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008075176A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-04-03 | Kobe Steel Ltd | 高温での強度と伸びに優れたマグネシウム合金およびその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |