JPH07314877A - 印刷用フィルムの補強用シート、及びこれを用いた印刷用シート - Google Patents
印刷用フィルムの補強用シート、及びこれを用いた印刷用シートInfo
- Publication number
- JPH07314877A JPH07314877A JP10663594A JP10663594A JPH07314877A JP H07314877 A JPH07314877 A JP H07314877A JP 10663594 A JP10663594 A JP 10663594A JP 10663594 A JP10663594 A JP 10663594A JP H07314877 A JPH07314877 A JP H07314877A
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- JP
- Japan
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- printing
- film
- sheet
- reinforcing sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、薄い印刷用フィルムに印刷をする
際に、この印刷用フィルムに貼り合わされる補強用シー
ト、及びこれを用いた印刷用シートに関するものであ
る。 【構成】 加熱収縮率が0.5%以下の低収縮性基材の
片面に、粘着剤が設けられてなることを特徴とする。
際に、この印刷用フィルムに貼り合わされる補強用シー
ト、及びこれを用いた印刷用シートに関するものであ
る。 【構成】 加熱収縮率が0.5%以下の低収縮性基材の
片面に、粘着剤が設けられてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄い(例えば3〜75
μm程度)印刷用フィルムに印刷をする際にこの印刷用
フィルムに貼り合わされる補強用シート、及びこの補強
用シートと印刷用フィルムを貼り合わせた印刷用シート
に関する。
μm程度)印刷用フィルムに印刷をする際にこの印刷用
フィルムに貼り合わされる補強用シート、及びこの補強
用シートと印刷用フィルムを貼り合わせた印刷用シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄いフィルムに印刷を行う場合、
シワになり易いなど、印刷し難いため、補強用シートを
印刷用フィルムに貼り合わせた状態で印刷を行い、印刷
後この印刷用フィルムを補強用シートから剥がす印刷方
法が行われている。 かかる補強用シートとしては、例
えばゴム系、アクリル系などの粘着剤がポリエステルフ
ィルム、紙などの基材の片面に設けられたものが用いら
れている。しかし、最近では、印刷皮膜が強固で耐摩擦
性が良いという理由により、印刷に使用するインクとし
て紫外線硬化型インクや熱硬化型インクが用いられてお
り、従来の印刷用フィルムと補強用シートを貼り合わせ
た印刷用シートでは、印刷加工時の紫外線照射や高温加
熱によって、寸法変化やカールするなどの問題があっ
た。
シワになり易いなど、印刷し難いため、補強用シートを
印刷用フィルムに貼り合わせた状態で印刷を行い、印刷
後この印刷用フィルムを補強用シートから剥がす印刷方
法が行われている。 かかる補強用シートとしては、例
えばゴム系、アクリル系などの粘着剤がポリエステルフ
ィルム、紙などの基材の片面に設けられたものが用いら
れている。しかし、最近では、印刷皮膜が強固で耐摩擦
性が良いという理由により、印刷に使用するインクとし
て紫外線硬化型インクや熱硬化型インクが用いられてお
り、従来の印刷用フィルムと補強用シートを貼り合わせ
た印刷用シートでは、印刷加工時の紫外線照射や高温加
熱によって、寸法変化やカールするなどの問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紫外線硬化
型インクや熱硬化型インクが使用され、紫外線照射や高
温加熱されても、寸法変化やカールのしない補強用シー
ト、及びこの補強用シートと印刷用フィルムを貼り合わ
せた印刷用シートを提供することを目的とする。
型インクや熱硬化型インクが使用され、紫外線照射や高
温加熱されても、寸法変化やカールのしない補強用シー
ト、及びこの補強用シートと印刷用フィルムを貼り合わ
せた印刷用シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、加熱収縮
率が0.5%以下の低収縮性基材の片面に、粘着剤が設
けられてなることを特徴とする印刷用フィルムの補強用
シートを提供する。さらに本発明は、この補強用シート
と、加熱収縮率が0.5%以下の印刷用フィルムを貼り
合わせてなる印刷用シートを提供する。
率が0.5%以下の低収縮性基材の片面に、粘着剤が設
けられてなることを特徴とする印刷用フィルムの補強用
シートを提供する。さらに本発明は、この補強用シート
と、加熱収縮率が0.5%以下の印刷用フィルムを貼り
合わせてなる印刷用シートを提供する。
【0005】本発明において補強用シートに用いられる
低収縮性基材とは、その加熱収縮率が0.5%以下、好
ましくは0.2%以下のものをいう。 ここで、加熱収
縮率とは、JIS C−2318にて定義されるもので
ある。この加熱収縮率が0.5%を超えると、印刷加工
時の紫外線照射や高温加熱によって、寸法変化やカール
するなどの欠点がある。 かかる低収縮性基材の材質と
しては、その表面が平滑なものであれば特に限定される
ものではないが、例えばポリエステルフィルム、ポリプ
ロピレンフィルムなどの合成樹脂フィルム、紙などが挙
げられる。 またその厚みは、特に限定されないが、通
常25〜250μm程度であることが好ましい。
低収縮性基材とは、その加熱収縮率が0.5%以下、好
ましくは0.2%以下のものをいう。 ここで、加熱収
縮率とは、JIS C−2318にて定義されるもので
ある。この加熱収縮率が0.5%を超えると、印刷加工
時の紫外線照射や高温加熱によって、寸法変化やカール
するなどの欠点がある。 かかる低収縮性基材の材質と
しては、その表面が平滑なものであれば特に限定される
ものではないが、例えばポリエステルフィルム、ポリプ
ロピレンフィルムなどの合成樹脂フィルム、紙などが挙
げられる。 またその厚みは、特に限定されないが、通
常25〜250μm程度であることが好ましい。
【0006】また、補強用シートに用いられる粘着剤と
しては、特に限定されるものではないが、例えば、ゴム
系、アクリル系などの粘着剤が挙げられ、特に印刷終了
後、印刷用フィルムが補強用シートから容易に剥離でき
ることが好ましい。
しては、特に限定されるものではないが、例えば、ゴム
系、アクリル系などの粘着剤が挙げられ、特に印刷終了
後、印刷用フィルムが補強用シートから容易に剥離でき
ることが好ましい。
【0007】本発明の補強用シートは、前記の特定の加
熱収縮率を有する低収縮性基材の片面に粘着剤を、塗布
などにより設けることにより得られる。 ここで粘着剤
層の厚みは特に限定されないが、好ましくは5〜50μ
m程度である。
熱収縮率を有する低収縮性基材の片面に粘着剤を、塗布
などにより設けることにより得られる。 ここで粘着剤
層の厚みは特に限定されないが、好ましくは5〜50μ
m程度である。
【0008】また本発明は、かかる補強用シートを特定
の印刷用フィルムと貼り合わせることにより印刷用シー
トも提供する。 かかる印刷用フィルムとしては、寸法
変化やカールが発生するという理由により、その加熱収
縮率が0.5%以下、好ましくは0.2%以下の低収縮
性のフィルムを使用することが望ましい。 この印刷用
フィルムの材質としては、その表面が平滑なものであれ
ば特に限定されるものではないが、例えばポリエステル
フィルム、ポリイミドフィルムなどの合成樹脂フィルム
などが挙げられる。 またその厚みは、特に限定されな
いが、通常3〜75μm程度であることが好ましい。
の印刷用フィルムと貼り合わせることにより印刷用シー
トも提供する。 かかる印刷用フィルムとしては、寸法
変化やカールが発生するという理由により、その加熱収
縮率が0.5%以下、好ましくは0.2%以下の低収縮
性のフィルムを使用することが望ましい。 この印刷用
フィルムの材質としては、その表面が平滑なものであれ
ば特に限定されるものではないが、例えばポリエステル
フィルム、ポリイミドフィルムなどの合成樹脂フィルム
などが挙げられる。 またその厚みは、特に限定されな
いが、通常3〜75μm程度であることが好ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいてさ
らに詳細に説明する。
らに詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明に係る印刷用シートの実施
例を示す断面図であり、1は印刷用シートで、補強用シ
ート2の粘着剤面側に印刷用フィルム3が貼り合わされ
てなる。 本発明の補強用シート2は、低収縮性基材1
1の片面に粘着剤12が塗布により設けられている。
ここで、低収縮性基材11としては、加熱収縮率0.1
%、厚さ75μmのポリエステルフィルム(テイジン製
テトロンH7A)を用い、粘着剤12としては、アクリ
ル系粘着剤を35μmの厚さになるように塗布した。
また、印刷用フィルム3は、加熱収縮率0.1%、厚さ
25μmのポリエステルフィルム(テイジン製テトロン
H7A)を用いた。
例を示す断面図であり、1は印刷用シートで、補強用シ
ート2の粘着剤面側に印刷用フィルム3が貼り合わされ
てなる。 本発明の補強用シート2は、低収縮性基材1
1の片面に粘着剤12が塗布により設けられている。
ここで、低収縮性基材11としては、加熱収縮率0.1
%、厚さ75μmのポリエステルフィルム(テイジン製
テトロンH7A)を用い、粘着剤12としては、アクリ
ル系粘着剤を35μmの厚さになるように塗布した。
また、印刷用フィルム3は、加熱収縮率0.1%、厚さ
25μmのポリエステルフィルム(テイジン製テトロン
H7A)を用いた。
【0011】得られた印刷用シートを、紫外線照射及び
高温加熱(150℃×3分間)の加工工程のある印刷を
実施した結果、シートの寸法変化やカールは全く発生せ
ず、かつ、印刷終了後印刷用フィルムを補強用シートか
らスムーズに剥離することができた。
高温加熱(150℃×3分間)の加工工程のある印刷を
実施した結果、シートの寸法変化やカールは全く発生せ
ず、かつ、印刷終了後印刷用フィルムを補強用シートか
らスムーズに剥離することができた。
【0012】
【発明の効果】本発明の補強用シート及び印刷用シート
は、印刷工程で紫外線照射や高温乾燥が行われても、寸
法変化やカールするという不都合は生じることなく、良
好な印刷品が得られる。
は、印刷工程で紫外線照射や高温乾燥が行われても、寸
法変化やカールするという不都合は生じることなく、良
好な印刷品が得られる。
【図1】本発明の印刷用シートの実施例を示す断面図で
ある。
ある。
1 印刷用シート 2 補強用シート 3 印刷用フィルム 11 低収縮性基材 12 粘着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱収縮率が0.5%以下の低収縮性基
材の片面に、粘着剤が設けられてなることを特徴とする
印刷用フィルムの補強用シート。 - 【請求項2】 請求項1記載の補強用シートと、加熱収
縮率が0.5%以下の印刷用フィルムを貼り合わせてな
る印刷用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10663594A JPH07314877A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 印刷用フィルムの補強用シート、及びこれを用いた印刷用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10663594A JPH07314877A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 印刷用フィルムの補強用シート、及びこれを用いた印刷用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314877A true JPH07314877A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14438580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10663594A Pending JPH07314877A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 印刷用フィルムの補強用シート、及びこれを用いた印刷用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07314877A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009028914A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Lintec Corp | 印刷用積層シート |
JP2012028817A (ja) * | 2011-10-27 | 2012-02-09 | Fujimori Kogyo Co Ltd | Fpc用保護フィルム、fpc用保護フィルム付樹脂導体箔積層体およびそれを用いたフレキシブルプリント配線基板の製造方法 |
CN107953690A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-04-24 | 深圳市锦兆天电子科技有限公司 | 超薄遮光膜自动化加工工艺 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP10663594A patent/JPH07314877A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009028914A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Lintec Corp | 印刷用積層シート |
JP2012028817A (ja) * | 2011-10-27 | 2012-02-09 | Fujimori Kogyo Co Ltd | Fpc用保護フィルム、fpc用保護フィルム付樹脂導体箔積層体およびそれを用いたフレキシブルプリント配線基板の製造方法 |
CN107953690A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-04-24 | 深圳市锦兆天电子科技有限公司 | 超薄遮光膜自动化加工工艺 |
CN107953690B (zh) * | 2017-09-27 | 2019-11-15 | 深圳市锦兆电子科技股份有限公司 | 超薄遮光膜自动化加工工艺 |
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