JPH07313128A - 含気食品殺菌システムおよび不活性ガス充填装置 - Google Patents
含気食品殺菌システムおよび不活性ガス充填装置Info
- Publication number
- JPH07313128A JPH07313128A JP13365694A JP13365694A JPH07313128A JP H07313128 A JPH07313128 A JP H07313128A JP 13365694 A JP13365694 A JP 13365694A JP 13365694 A JP13365694 A JP 13365694A JP H07313128 A JPH07313128 A JP H07313128A
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- Japan
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- pouch
- bag
- inert gas
- bag mouth
- mouth
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 レトルトパウチ等の包材による含気食品殺菌
システム及びそのための不活性ガス充填装置の提供。 【構成】 レトルトパウチ等バリヤー性のある包材の把
持及び袋口開閉手段と、回転ドラムに保持された放射状
のアームにより上記包材を供給する手段と、開口した袋
口に半調理又は調理済食品を注入する食品充填手段と、
調味液充填手段と、充填済包材の次工程への移載手段と
を順次円周状に配設してなる食品充填機と、移載された
パウチの袋口を密封する熱溶着シール機と、密封された
パウチを加熱処理する加熱殺菌機とからなる食品殺菌シ
ステムにおいて、パウチ開口時及び液注入後の不活性ガ
ス充填手段を配設してなる含気食品殺菌システム。
システム及びそのための不活性ガス充填装置の提供。 【構成】 レトルトパウチ等バリヤー性のある包材の把
持及び袋口開閉手段と、回転ドラムに保持された放射状
のアームにより上記包材を供給する手段と、開口した袋
口に半調理又は調理済食品を注入する食品充填手段と、
調味液充填手段と、充填済包材の次工程への移載手段と
を順次円周状に配設してなる食品充填機と、移載された
パウチの袋口を密封する熱溶着シール機と、密封された
パウチを加熱処理する加熱殺菌機とからなる食品殺菌シ
ステムにおいて、パウチ開口時及び液注入後の不活性ガ
ス充填手段を配設してなる含気食品殺菌システム。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、含気食品の含気食品殺
菌システムおよびその不活性ガス充填装置に関するもの
である。
菌システムおよびその不活性ガス充填装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】レトルトパウチ食品の加熱殺菌処理にお
いては、レトルトパウチまたはバリヤー性のある包材
（以下単にパウチとする）に袋詰め後の殺菌処理を確実
にするため、袋内の空気を真空にするか、または窒素ガ
ス等の不活性ガスにより置換して、袋内の空気に混入し
た黴や細菌類の繁殖を防止するとともに、密封後に加熱
殺菌することにより、袋内に黴や細菌類を殺菌して、食
品の保存期間を長く保証するようにしている。従来、袋
内の空気を真空にする場合や不活性ガスを封入する場合
には、食品を充填した後に袋口をヒートシール等の密封
手段により密封した状態で、注射針状の細管を刺して袋
内の空気を真空ポンプで引き出したり、袋内の空気を引
き出した後に窒素ガス等の不活性ガスを注入して細管の
孔を封止し置換する方法が取られ、真空引きや不活性ガ
ス置換が別工程となっており、袋口の封止状態が不完全
であったり、袋口を密封したままで長時間放置された
り、真空引きまたは不活性ガス置換後の封孔が不完全で
あると放置中に細菌が侵入したり、細菌が増殖したり、
殺菌処理の段階で熱水が侵入したりする場合があり、食
品の品質を低下させ、保存期間を長く保証することがで
きなかった。
いては、レトルトパウチまたはバリヤー性のある包材
（以下単にパウチとする）に袋詰め後の殺菌処理を確実
にするため、袋内の空気を真空にするか、または窒素ガ
ス等の不活性ガスにより置換して、袋内の空気に混入し
た黴や細菌類の繁殖を防止するとともに、密封後に加熱
殺菌することにより、袋内に黴や細菌類を殺菌して、食
品の保存期間を長く保証するようにしている。従来、袋
内の空気を真空にする場合や不活性ガスを封入する場合
には、食品を充填した後に袋口をヒートシール等の密封
手段により密封した状態で、注射針状の細管を刺して袋
内の空気を真空ポンプで引き出したり、袋内の空気を引
き出した後に窒素ガス等の不活性ガスを注入して細管の
孔を封止し置換する方法が取られ、真空引きや不活性ガ
ス置換が別工程となっており、袋口の封止状態が不完全
であったり、袋口を密封したままで長時間放置された
り、真空引きまたは不活性ガス置換後の封孔が不完全で
あると放置中に細菌が侵入したり、細菌が増殖したり、
殺菌処理の段階で熱水が侵入したりする場合があり、食
品の品質を低下させ、保存期間を長く保証することがで
きなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、食品の注入から不活性ガ
スの封入、パウチの密封までを連続して行う含気食品殺
菌システムとするともに、袋内の空気の不活性ガスによ
る置換を簡単確実に行うことのできる不活性ガス充填装
置を提供することを目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、食品の注入から不活性ガ
スの封入、パウチの密封までを連続して行う含気食品殺
菌システムとするともに、袋内の空気の不活性ガスによ
る置換を簡単確実に行うことのできる不活性ガス充填装
置を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するために、食
品充填機のパウチ供給手段に続き、一対のアームに把持
されたパウチを開口すると同時に不活性ガスを注入する
パウチ開口ガス注入手段と、液注入手段に続きパウチ内
に不活性ガスを充填する不活性ガス充填手段とを配設す
るようにした。また、有底円筒状で開口端を偏平状に形
成したノズルを開口端を下にしてパウチの袋口に下降挿
入し、アーム機構の袋口緊張手段により袋口の両端を緊
張しながら、同ノズルに電磁開閉弁を介して不活性ガス
を注入し、袋内の空気を不活性ガスに置換し、置換完了
後ノズルを引き上げ、袋口を緊張した状態で移載手段に
より次工程に移載するようにした。
品充填機のパウチ供給手段に続き、一対のアームに把持
されたパウチを開口すると同時に不活性ガスを注入する
パウチ開口ガス注入手段と、液注入手段に続きパウチ内
に不活性ガスを充填する不活性ガス充填手段とを配設す
るようにした。また、有底円筒状で開口端を偏平状に形
成したノズルを開口端を下にしてパウチの袋口に下降挿
入し、アーム機構の袋口緊張手段により袋口の両端を緊
張しながら、同ノズルに電磁開閉弁を介して不活性ガス
を注入し、袋内の空気を不活性ガスに置換し、置換完了
後ノズルを引き上げ、袋口を緊張した状態で移載手段に
より次工程に移載するようにした。
【０００５】
【作用】上記の構成によれぱ、パウチの袋口の両端を把
持手段の一対のアームにより把持し、袋口緊張手段によ
り対向するアームの間隔を狭めて袋口を広げ、袋口の開
口と同時に不活性ガス（例えば窒素ガス）を注入するパ
ウチ開口注入手段と、食品注入手段および食液注入手段
により上方から食品および食液を注入した状態で、有底
円筒状で開口側の先端を偏平にしたノズルを上下方向に
伸縮作動するエアーシリンダにより袋口に下降挿入し、
対向するアームの間隔を拡げて袋口の両端を緊張しなが
らノズルに連結したチューブから、電磁開閉弁を介して
一定量の不活性ガスを注入し、袋内の空気を追い出して
不活性ガスに置換し、置換完了と同時にノズルを袋口か
ら引き抜き、袋口の両端を袋口緊張手段により緊張して
不活性ガスの漏れを抑え、その状態で移載手段によりシ
ール機に移載し熱溶着機構からなる密封手段により袋口
を熱密封し、一貫した作業工程により確実に不活性ガス
置換して加熱殺菌処理することにより、食品の品質を低
下を未然に防止し、保存期間を長く保証することができ
る。
持手段の一対のアームにより把持し、袋口緊張手段によ
り対向するアームの間隔を狭めて袋口を広げ、袋口の開
口と同時に不活性ガス（例えば窒素ガス）を注入するパ
ウチ開口注入手段と、食品注入手段および食液注入手段
により上方から食品および食液を注入した状態で、有底
円筒状で開口側の先端を偏平にしたノズルを上下方向に
伸縮作動するエアーシリンダにより袋口に下降挿入し、
対向するアームの間隔を拡げて袋口の両端を緊張しなが
らノズルに連結したチューブから、電磁開閉弁を介して
一定量の不活性ガスを注入し、袋内の空気を追い出して
不活性ガスに置換し、置換完了と同時にノズルを袋口か
ら引き抜き、袋口の両端を袋口緊張手段により緊張して
不活性ガスの漏れを抑え、その状態で移載手段によりシ
ール機に移載し熱溶着機構からなる密封手段により袋口
を熱密封し、一貫した作業工程により確実に不活性ガス
置換して加熱殺菌処理することにより、食品の品質を低
下を未然に防止し、保存期間を長く保証することができ
る。
【０００６】
【実施例】本発明の詳細を添付図面を参照して説明す
る。図１は本発明の不活性ガス充填装置を備えた含気食
品殺菌システムの工程ブロック図で、システムの中心に
は、所定のタクトタイムと回転角度で節動する回転装置
１が設けられ、同回転装置１には加工工程に合わせて放
射状に等間隔に複数のアーム装置２が設けられている。
アーム装置２には平行に突出した一対のアーム２ａと、
同一対のアーム２ａの先端には対向してパウチ３を把持
するクリップ機構４と、対向するアーム２ａの先端を互
いに逆方向に回動してクリップ機構４により把持したパ
ウチ３の袋口を開閉する袋口緊張機構５が設けられ、パ
ウチ３を把持した状態で回転装置１の節動により順次加
工工程に合わせて袋口を開閉し節動回転するようにして
いる。回転装置１を囲繞して一対のアーム２ａの先端に
見合う位置に、順次円周状にパウチ供給装置６、パウチ
開口ガス注入装置７、食材定量充填装置８、液注入装置
９、不活性ガス充填装置１０、移載装置１１を配置し、
パウチ供給装置６によりパウチ３の口元両端を一対のア
ーム２ａに把持し、ついで相対するアーム２ａを近づけ
パウチ３の口元を開き、パウチ開口ガス注入装置７によ
り口元から不活性ガスを注入してパウチ３を開口し、開
口したパウチ３に食材定量充填装置８及び液注入装置９
により食品と液（調理液等）を注入し、不活性ガス充填
装置１０により袋内の空気を不活性ガスに置換し、パウ
チ３の口元を袋口緊張機構５により緊張し、袋口を緊張
した状態のままで移載装置１１により熱熔着装置１２に
移載され、真空ポンプ１３により袋内の混在ガスを一定
の範囲まで引き出して、確実に不活性ガスのみの充填状
態とし、熱熔着ヒータ装置１４により袋口を熱熔着して
密封するように構成されている。
る。図１は本発明の不活性ガス充填装置を備えた含気食
品殺菌システムの工程ブロック図で、システムの中心に
は、所定のタクトタイムと回転角度で節動する回転装置
１が設けられ、同回転装置１には加工工程に合わせて放
射状に等間隔に複数のアーム装置２が設けられている。
アーム装置２には平行に突出した一対のアーム２ａと、
同一対のアーム２ａの先端には対向してパウチ３を把持
するクリップ機構４と、対向するアーム２ａの先端を互
いに逆方向に回動してクリップ機構４により把持したパ
ウチ３の袋口を開閉する袋口緊張機構５が設けられ、パ
ウチ３を把持した状態で回転装置１の節動により順次加
工工程に合わせて袋口を開閉し節動回転するようにして
いる。回転装置１を囲繞して一対のアーム２ａの先端に
見合う位置に、順次円周状にパウチ供給装置６、パウチ
開口ガス注入装置７、食材定量充填装置８、液注入装置
９、不活性ガス充填装置１０、移載装置１１を配置し、
パウチ供給装置６によりパウチ３の口元両端を一対のア
ーム２ａに把持し、ついで相対するアーム２ａを近づけ
パウチ３の口元を開き、パウチ開口ガス注入装置７によ
り口元から不活性ガスを注入してパウチ３を開口し、開
口したパウチ３に食材定量充填装置８及び液注入装置９
により食品と液（調理液等）を注入し、不活性ガス充填
装置１０により袋内の空気を不活性ガスに置換し、パウ
チ３の口元を袋口緊張機構５により緊張し、袋口を緊張
した状態のままで移載装置１１により熱熔着装置１２に
移載され、真空ポンプ１３により袋内の混在ガスを一定
の範囲まで引き出して、確実に不活性ガスのみの充填状
態とし、熱熔着ヒータ装置１４により袋口を熱熔着して
密封するように構成されている。
【０００７】アーム装置２はクリップ機構４によりパウ
チ３の袋口の両端を把持し、順次工程に応じて袋口緊張
機構５により袋口を開閉し、回転装置１により一定角度
でロータリー式に所定のタクトタイムで節動回転し、順
次パウチ供給装置６、パウチ開口ガス注入装置７、食材
定量充填装置８、液注入装置９、不活性ガス充填装置１
０の工程を経て、移載装置１１により熱熔着装置１２に
移載している。タクトタイムは、それぞれの工程に要す
る所要時間の最大値をカバーするように調整設定してい
る。以上のように構成することにより、まずパウチ供給
装置６により、パウチ３を１枚づつ開口側を上にして開
口両端を一対のアーム２ａの間に送り出し、アーム先端
の対向するクリップ機構４により開口両端を把持し、回
転装置１により次のパウチ開口ガス注入装置７に節動し
て、アーム装置２の一対のアーム２ａを互いに近接させ
て袋口を拡げ、袋口にノズル１５を挿入し不活性ガスを
注入し、食材定量充填装置８に節動して、袋口に充填ホ
ッパーを挿入して一定量の食材を充填し充填ホッパーを
引き上げ、液注入装置９により液を注入し、（液を入れ
ない場合は通過する）、次に不活性ガス充填装置１０に
移り、ノズル１５を袋口に所定深さまでエアーシリンダ
１６により下降挿入し、アーム装置２の左右一対のアー
ム２ａを互いに開く方向に移動して、ノズル１５を挟ん
だままで袋口を緊張し、その状態で電磁開閉弁（図示せ
ず）を所定時間開き、ノズル１５から不活性ガスを流出
して袋内の空気を不活性ガスにより追い出して置換し、
所定時間経過後に、ノズル１５を袋口から引き抜くと同
時にアーム装置２により袋口を緊張して不活性ガスの漏
洩を抑え、袋口を緊張したままで移載装置１１の左右一
対の移載アーム１７に移し、移載アーム１７により熱熔
着装置１２に移載固定し、真空ポンプ１３により袋内の
余分な不活性ガスを吸引し、袋口を熱熔着ヒーター１４
により熔着密封し、冷却装置２０によりパウチ３を冷却
し、完成品を熱熔着装置１２から取外し装置１９により
取外すようにしている。
チ３の袋口の両端を把持し、順次工程に応じて袋口緊張
機構５により袋口を開閉し、回転装置１により一定角度
でロータリー式に所定のタクトタイムで節動回転し、順
次パウチ供給装置６、パウチ開口ガス注入装置７、食材
定量充填装置８、液注入装置９、不活性ガス充填装置１
０の工程を経て、移載装置１１により熱熔着装置１２に
移載している。タクトタイムは、それぞれの工程に要す
る所要時間の最大値をカバーするように調整設定してい
る。以上のように構成することにより、まずパウチ供給
装置６により、パウチ３を１枚づつ開口側を上にして開
口両端を一対のアーム２ａの間に送り出し、アーム先端
の対向するクリップ機構４により開口両端を把持し、回
転装置１により次のパウチ開口ガス注入装置７に節動し
て、アーム装置２の一対のアーム２ａを互いに近接させ
て袋口を拡げ、袋口にノズル１５を挿入し不活性ガスを
注入し、食材定量充填装置８に節動して、袋口に充填ホ
ッパーを挿入して一定量の食材を充填し充填ホッパーを
引き上げ、液注入装置９により液を注入し、（液を入れ
ない場合は通過する）、次に不活性ガス充填装置１０に
移り、ノズル１５を袋口に所定深さまでエアーシリンダ
１６により下降挿入し、アーム装置２の左右一対のアー
ム２ａを互いに開く方向に移動して、ノズル１５を挟ん
だままで袋口を緊張し、その状態で電磁開閉弁（図示せ
ず）を所定時間開き、ノズル１５から不活性ガスを流出
して袋内の空気を不活性ガスにより追い出して置換し、
所定時間経過後に、ノズル１５を袋口から引き抜くと同
時にアーム装置２により袋口を緊張して不活性ガスの漏
洩を抑え、袋口を緊張したままで移載装置１１の左右一
対の移載アーム１７に移し、移載アーム１７により熱熔
着装置１２に移載固定し、真空ポンプ１３により袋内の
余分な不活性ガスを吸引し、袋口を熱熔着ヒーター１４
により熔着密封し、冷却装置２０によりパウチ３を冷却
し、完成品を熱熔着装置１２から取外し装置１９により
取外すようにしている。
【０００８】図２は本発明の不活性ガス充填装置の構成
を示す要部斜視図で、不活性ガス充填装置１０は柔軟性
のあるプラスチックフィルム等からなり、有底円筒状で
開口側を偏平にしたノズル１５と、同ノズル１５の底部
（図では上に位置する）に近い位置に電磁開閉弁（図示
せず）を介して不活性ガスを流入する配管１９を設け、
同ノズル１５の開口側を下にして、底部に上下方向に駆
動するエアシリンダ１６を連結して構成している。パウ
チ３に食品材料や液材を投入充填した状態で、不活性ガ
ス充填装置１０の工程に到着すると、エアーシリンダ１
６が作動して伸長しノズル１５を下方に移動し、ノズル
１５の先端を広げられたパウチ３の袋口に挿入し、ノズ
ル１５が所定の挿入位置に達した時に左右のアーム２ａ
の間隔を広げて袋口を緊張し、その状態でノズル１５に
連結された配管１９の電磁開閉弁を開き、一定量の不活
性ガスをノズル１５を通してパウチ３内に吹き込み、袋
内の空気を追い出して不活性ガスに置換する。不活性ガ
ス例えば窒素ガス等をパウチ３内に勢いよく吹き込むこ
とにより、パウチ３内の食品の表面まで到達して、袋内
の空気を袋口から追い出すようにしている。この時、左
右一対のアーム２ａは左右に開き、袋口を緊張して不活
性ガスの洩れを少なくし、不活性ガスによる置換が完了
すると、エアーシリンダ１６を縮小してノズル１５の先
端を袋口から引き出し、同時に左右一対のアーム２ａを
さらに左右に開き、袋口を確実に閉じた状態に保持す
る。パウチ３を緊張したままで、移載装置１１の移載ア
ーム１７に移し、熱熔着ヒータ装置１４に移し、袋口を
熱熔着してレトルト食品を確実に密封することにより、
確実な不活性ガス充填を行うことができる。
を示す要部斜視図で、不活性ガス充填装置１０は柔軟性
のあるプラスチックフィルム等からなり、有底円筒状で
開口側を偏平にしたノズル１５と、同ノズル１５の底部
（図では上に位置する）に近い位置に電磁開閉弁（図示
せず）を介して不活性ガスを流入する配管１９を設け、
同ノズル１５の開口側を下にして、底部に上下方向に駆
動するエアシリンダ１６を連結して構成している。パウ
チ３に食品材料や液材を投入充填した状態で、不活性ガ
ス充填装置１０の工程に到着すると、エアーシリンダ１
６が作動して伸長しノズル１５を下方に移動し、ノズル
１５の先端を広げられたパウチ３の袋口に挿入し、ノズ
ル１５が所定の挿入位置に達した時に左右のアーム２ａ
の間隔を広げて袋口を緊張し、その状態でノズル１５に
連結された配管１９の電磁開閉弁を開き、一定量の不活
性ガスをノズル１５を通してパウチ３内に吹き込み、袋
内の空気を追い出して不活性ガスに置換する。不活性ガ
ス例えば窒素ガス等をパウチ３内に勢いよく吹き込むこ
とにより、パウチ３内の食品の表面まで到達して、袋内
の空気を袋口から追い出すようにしている。この時、左
右一対のアーム２ａは左右に開き、袋口を緊張して不活
性ガスの洩れを少なくし、不活性ガスによる置換が完了
すると、エアーシリンダ１６を縮小してノズル１５の先
端を袋口から引き出し、同時に左右一対のアーム２ａを
さらに左右に開き、袋口を確実に閉じた状態に保持す
る。パウチ３を緊張したままで、移載装置１１の移載ア
ーム１７に移し、熱熔着ヒータ装置１４に移し、袋口を
熱熔着してレトルト食品を確実に密封することにより、
確実な不活性ガス充填を行うことができる。
【０００９】
【発明の効果】上記のように本発明により、パウチを把
持した状態で袋口から不活性ガスを注入し袋口を拡げる
と同時に袋内を不活性ガスにより充満し、パウチに食材
や液を投入充填した状態で引き続き、不活性ガスにより
袋内の空気を置換し、パウチの袋口を密封することによ
り、連続した作業工程で不活性ガスによる袋内空気の確
実な置換と袋口の密封を行い、袋内の不活性ガス漏洩を
防止するとともに、従来のように不活性ガス充填まで長
時間放置されることなく、不活性ガス置換後、酸化によ
る食品の品質低下を未然に防ぎ保存期間を長く保証する
ことができる。また、連続した作業工程により不活性ガ
スの使用量を適確に把握することができ、不活性ガスの
無駄な放出を最小限に押さえることができる。
持した状態で袋口から不活性ガスを注入し袋口を拡げる
と同時に袋内を不活性ガスにより充満し、パウチに食材
や液を投入充填した状態で引き続き、不活性ガスにより
袋内の空気を置換し、パウチの袋口を密封することによ
り、連続した作業工程で不活性ガスによる袋内空気の確
実な置換と袋口の密封を行い、袋内の不活性ガス漏洩を
防止するとともに、従来のように不活性ガス充填まで長
時間放置されることなく、不活性ガス置換後、酸化によ
る食品の品質低下を未然に防ぎ保存期間を長く保証する
ことができる。また、連続した作業工程により不活性ガ
スの使用量を適確に把握することができ、不活性ガスの
無駄な放出を最小限に押さえることができる。
【図１】本発明の含気食品の含気食品殺菌システムのブ
ロック配置図である。
ロック配置図である。
【図２】本発明の不活性ガス充填装置の構成を示す要部
斜視図である。
斜視図である。
１ 回転装置 ２ アーム装置 ３ パウチ ４ クリップ機構 ５ 袋口緊張機構 ６ パウチ供給装置 ７ パウチ開口ガス注入装置 ８ 食材定量注入装置 ９ 液充填装置 １０ 不活性ガス充填装置 １１ 移載装置 １２ 熱熔着装置 １３ 真空ポンプ １４ 熱熔着ヒータ装置 １５ ノズル １６ エアーシリンダ １７ 移載アーム １８ 配管 １９ 取外し装置 ２０ 冷却装置
Claims (2)
- 【請求項１】 レトルトパウチまたはバリヤー性のある
包材を取上げて相対向する一対のアームの先端に袋口の
両端を把持する把持手段と同一対のアームの相反する方
向の回動により袋口を開閉する袋口緊張手段とを備えた
複数のアーム機構と、 複数の該アーム機構を放射状に等間隔に保持した回転ド
ラムと、 同回転ドラムを等角度で節動回転する回転手段とを備え
る一方、 同回転手段の節動に対応してレトルトパウチまたはバリ
ヤー性のある包材を供給するパウチ供給手段と、 アームの先端に合わせて開口した袋口に半調理または調
理済食品を注入する食品充填手段と、調味液等を注入す
る液注入手段と、 袋口を緊張した状態で次工程に移載する移載手段とを、 順次円周状に配設してなる食品充填機と、 移載されたパウチの袋口を密封する熱熔着シール機と、 密封されたパウチを殺菌処理する加熱殺菌機とからなる
食品殺菌システムにおいて、 上記食品充填機のパウチ供給手段に続き、一対のアーム
に把持されたパウチを開口すると同時に不活性ガスを注
入するパウチ開口ガス注入手段と、 液注入手段に続きパウチ内に不活性ガスを注入する不活
性ガス充填手段とを配設してなることを特徴とする含気
食品殺菌システム。 - 【請求項２】 有底円筒状で開口端を偏平状に形成した
ノズルを開口端を下にしてパウチの袋口に下降挿入し、
アーム機構の袋口緊張手段により袋口の両端を緊張しな
がら、同ノズルに電磁開閉弁を介して不活性ガスを注入
し、袋内の空気を不活性ガスに置換し、置換完了後ノズ
ルを引き上げ、袋口を緊張した状態で移載手段により次
工程に移載してなることを特徴とする不活性ガス充填装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13365694A JPH07313128A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 含気食品殺菌システムおよび不活性ガス充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13365694A JPH07313128A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 含気食品殺菌システムおよび不活性ガス充填装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07313128A true JPH07313128A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15109877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13365694A Pending JPH07313128A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 含気食品殺菌システムおよび不活性ガス充填装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07313128A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102689705A (zh) * | 2011-03-24 | 2012-09-26 | 东洋自动机株式会社 | 间歇移送式旋转式袋装包装机 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1994
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| A02 | Decision of refusal |
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