JPH07311247A - しゃ断器の３相合成試験装置 - Google Patents
しゃ断器の３相合成試験装置Info
- Publication number
- JPH07311247A JPH07311247A JP10424494A JP10424494A JPH07311247A JP H07311247 A JPH07311247 A JP H07311247A JP 10424494 A JP10424494 A JP 10424494A JP 10424494 A JP10424494 A JP 10424494A JP H07311247 A JPH07311247 A JP H07311247A
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- Japan
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- phase
- breaker
- voltage
- test
- transformer
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- Pending
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- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 相間電圧の調整が容易にして高信頼性のしゃ
断器の３相合成試験装置を提供する。 【構成】 ３相の供試しゃ断器１５の各相接点のうち２
相の接点を３相交流発電機１の対応する相に接続すると
ともに、他の相の接点と３相交流発電機１の対応する相
間に昇圧変圧器１６の２次巻線１６ｂと電流抑制抵抗１
７を接続する。
断器の３相合成試験装置を提供する。 【構成】 ３相の供試しゃ断器１５の各相接点のうち２
相の接点を３相交流発電機１の対応する相に接続すると
ともに、他の相の接点と３相交流発電機１の対応する相
間に昇圧変圧器１６の２次巻線１６ｂと電流抑制抵抗１
７を接続する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はしゃ断器の試験装置に係
り、特にガス絶縁しゃ断器に用いて有効なしゃ断器の３
相合成試験装置に関する。
り、特にガス絶縁しゃ断器に用いて有効なしゃ断器の３
相合成試験装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】全３相一括型ガス絶縁開閉器（ＧＩＳ）
用ガスしゃ断器の大電流しゃ断試験方法として種々の３
相試験法が提案されているが、いまだ正式な規格にまと
められるまでに至っていない。その中で３相通電方法は
既設設備を使用することが出来、比較的単純な回路構成
であるため多用されている。この回路では、相間の絶縁
検証のために、通電しない相への別電源からの交流電圧
の印加がキーポイントである。
用ガスしゃ断器の大電流しゃ断試験方法として種々の３
相試験法が提案されているが、いまだ正式な規格にまと
められるまでに至っていない。その中で３相通電方法は
既設設備を使用することが出来、比較的単純な回路構成
であるため多用されている。この回路では、相間の絶縁
検証のために、通電しない相への別電源からの交流電圧
の印加がキーポイントである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、別電源を使
用すると相間に加わる発生電圧を合わせることは簡単で
あるが位相を合わせることは難しい。また、しゃ断時の
過渡回復電圧発生時の相間電圧を模擬することは別電源
を使用した場合は非常に難しいとともに、交流電圧波形
の初期部分が振動して相間に加わる電圧が苛酷になり、
相間電圧の調整が困難であった。
用すると相間に加わる発生電圧を合わせることは簡単で
あるが位相を合わせることは難しい。また、しゃ断時の
過渡回復電圧発生時の相間電圧を模擬することは別電源
を使用した場合は非常に難しいとともに、交流電圧波形
の初期部分が振動して相間に加わる電圧が苛酷になり、
相間電圧の調整が困難であった。
【０００４】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は相間電圧の調整が容易にして高信頼性
のしゃ断器の３相合成試験装置を提供することである。
ので、その目的は相間電圧の調整が容易にして高信頼性
のしゃ断器の３相合成試験装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のしゃ断器の３相合成試験装置は、３相の
供試しゃ断器の各相接点を３相交流電源の対応する相に
接続し、前記供試しゃ断器の各相に短絡電流を流すしゃ
断器の短絡試験装置において、前記供試しゃ断器の３相
中２相に短絡電流を流す手段と、前記供試しゃ断器の他
の１相の接点と前記３相交流電源の対応する相間に変圧
器を接続し、この変圧器の２次巻線を通して前記３相交
流電源の位相とは逆極性の交流電圧を印加する手段によ
って構成したことを特徴とする。
めに、本発明のしゃ断器の３相合成試験装置は、３相の
供試しゃ断器の各相接点を３相交流電源の対応する相に
接続し、前記供試しゃ断器の各相に短絡電流を流すしゃ
断器の短絡試験装置において、前記供試しゃ断器の３相
中２相に短絡電流を流す手段と、前記供試しゃ断器の他
の１相の接点と前記３相交流電源の対応する相間に変圧
器を接続し、この変圧器の２次巻線を通して前記３相交
流電源の位相とは逆極性の交流電圧を印加する手段によ
って構成したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】供試しゃ断器３相中２相は短絡電流を流し周囲
の絶縁をより直接試験に近づけ、他の１相に交流電圧を
印加するが交流電源の位相と逆極性に昇圧変圧器の２次
端子を接続することにより過渡回復電圧時の一番苛酷な
しゃ断条件時においても相間絶縁強度を確認できるとと
もに、交流電圧印加時の初期部を非振動とすることに依
りより安定した相間電圧が得られる。
の絶縁をより直接試験に近づけ、他の１相に交流電圧を
印加するが交流電源の位相と逆極性に昇圧変圧器の２次
端子を接続することにより過渡回復電圧時の一番苛酷な
しゃ断条件時においても相間絶縁強度を確認できるとと
もに、交流電圧印加時の初期部を非振動とすることに依
りより安定した相間電圧が得られる。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の実施例を図１〜図２を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【０００８】図１は本発明の実施例によるしゃ断器の全
３相合成試験装置を示すもので、１は３相交流発電機、
２ａ，２ｂは保護しゃ断器、３ａ，３ｂは限流リアクト
ル、４ａ，４ｂは投入器、５は補助しゃ断器、６は抵抗
７とコンデンサ８からなる過渡回復電圧（ＴＲＶ）調整
回路、９はコンデンサ１０，抵抗１１，リアクトル１
２，放電ギャップ１３およびコンデンサ１４によって閉
回路を形成したワイル回路である。
３相合成試験装置を示すもので、１は３相交流発電機、
２ａ，２ｂは保護しゃ断器、３ａ，３ｂは限流リアクト
ル、４ａ，４ｂは投入器、５は補助しゃ断器、６は抵抗
７とコンデンサ８からなる過渡回復電圧（ＴＲＶ）調整
回路、９はコンデンサ１０，抵抗１１，リアクトル１
２，放電ギャップ１３およびコンデンサ１４によって閉
回路を形成したワイル回路である。
【０００９】また、図１において１５は供試しゃ断器、
１６は昇圧トランスであって、１次巻線１６ａの一方の
端子は保護しゃ断器２ｂ，限流リアクトル３ｂおよび投
入器４ｂを介して発電機１に接続され、２次巻線１６ｂ
の一方の端子は１次巻線１６ａの他方の端子と共に発電
機１のＵ相出力母線に接続されている。また、２次巻線
１６ｂの他方の端子には電流抑制抵抗１７の一方の端子
が接続され、電流抑制抵抗１７の他方の端子は供試しゃ
断器１５のＷ相接点に接続されている。さらに、供試し
ゃ断器１５のＶ相接点は保護しゃ断器２ａ，限流リアク
トル３ａ，投入器４ａおよび補助しゃ断器５を介して発
電機１に接続されているとともに、供試しゃ断器１５の
Ｕ相接点はＶ相接点と発電機１のＵ相出力母線に接続さ
れている。
１６は昇圧トランスであって、１次巻線１６ａの一方の
端子は保護しゃ断器２ｂ，限流リアクトル３ｂおよび投
入器４ｂを介して発電機１に接続され、２次巻線１６ｂ
の一方の端子は１次巻線１６ａの他方の端子と共に発電
機１のＵ相出力母線に接続されている。また、２次巻線
１６ｂの他方の端子には電流抑制抵抗１７の一方の端子
が接続され、電流抑制抵抗１７の他方の端子は供試しゃ
断器１５のＷ相接点に接続されている。さらに、供試し
ゃ断器１５のＶ相接点は保護しゃ断器２ａ，限流リアク
トル３ａ，投入器４ａおよび補助しゃ断器５を介して発
電機１に接続されているとともに、供試しゃ断器１５の
Ｕ相接点はＶ相接点と発電機１のＵ相出力母線に接続さ
れている。
【００１０】図１のしゃ断器の３相合成試験装置におい
て、保護しゃ断器２ａと補助しゃ断器５が投入されてい
る状態で投入器４ａをオンにしてＵ相とＶ相で供試しゃ
断器１５の２相に発電機１から短絡電流を流す。また、
保護しゃ断器２ｂが投入されている状態で投入器４ｂを
オンにして、発電機１からＵ相とＷ相との間で昇圧変圧
器１６の１次巻線１６ａを通して短絡電流を流す。この
とき、昇圧変圧器１６の２次巻線１６ｂに逆相電圧が誘
起され、所定の電圧を電流抑制抵抗１７を介して供試し
ゃ断器１５の他の１組に印加する。ここで、昇圧変圧器
１６の１次巻線１６ａと２次巻線１６ｂは逆極性になっ
ており、供試しゃ断器１５のＶ，Ｗ相に加わる電圧を調
整することが出来る。
て、保護しゃ断器２ａと補助しゃ断器５が投入されてい
る状態で投入器４ａをオンにしてＵ相とＶ相で供試しゃ
断器１５の２相に発電機１から短絡電流を流す。また、
保護しゃ断器２ｂが投入されている状態で投入器４ｂを
オンにして、発電機１からＵ相とＷ相との間で昇圧変圧
器１６の１次巻線１６ａを通して短絡電流を流す。この
とき、昇圧変圧器１６の２次巻線１６ｂに逆相電圧が誘
起され、所定の電圧を電流抑制抵抗１７を介して供試し
ゃ断器１５の他の１組に印加する。ここで、昇圧変圧器
１６の１次巻線１６ａと２次巻線１６ｂは逆極性になっ
ており、供試しゃ断器１５のＶ，Ｗ相に加わる電圧を調
整することが出来る。
【００１１】図１に示す３相しゃ断器の合成試験装置に
おいて、しゃ断時の過渡回復電圧（ＴＲＶ）と重畳電流
および交流印加電圧を測定した結果、図２に示すように
測定結果が得られた。
おいて、しゃ断時の過渡回復電圧（ＴＲＶ）と重畳電流
および交流印加電圧を測定した結果、図２に示すように
測定結果が得られた。
【００１２】図２に示すように、ＴＲＶ波高値は供試し
ゃ断器５のＵ相極間に加わるが同時にＶ相の一端にも加
わる。ガス絶縁開閉器（ＧＩＳ）では３相極間は等配置
で設計されることから、Ｕ，Ｖ相とも同様に相間には交
流印加電圧が加わる。
ゃ断器５のＵ相極間に加わるが同時にＶ相の一端にも加
わる。ガス絶縁開閉器（ＧＩＳ）では３相極間は等配置
で設計されることから、Ｕ，Ｖ相とも同様に相間には交
流印加電圧が加わる。
【００１３】交流印加電圧値の決定にあたって、相間に
加わる電圧の最大値はストレスが最大な定格短絡電流し
ゃ断時の第２，３相しゃ断時である。従って、その時の
ＴＲＶ波高値をＶとすると、交流印加電圧＝Ｖ−規格Ｔ
ＲＶ値となる。ここで、規格とはＪＥＣ２３００，ＩＥ
Ｃ５６等の第１相しゃ断ＴＲＶであり、Ｖは異相地絡し
ゃ断ＴＲＶと同一値である。
加わる電圧の最大値はストレスが最大な定格短絡電流し
ゃ断時の第２，３相しゃ断時である。従って、その時の
ＴＲＶ波高値をＶとすると、交流印加電圧＝Ｖ−規格Ｔ
ＲＶ値となる。ここで、規格とはＪＥＣ２３００，ＩＥ
Ｃ５６等の第１相しゃ断ＴＲＶであり、Ｖは異相地絡し
ゃ断ＴＲＶと同一値である。
【００１４】また、図２に示すように、交流印加電圧の
初期を非振動とするために昇圧変圧器１６の一次側Ｒ／
Ｃを調整してサージインピーダンスＺOと同一なＲを挿
入することで非振動波形とした。
初期を非振動とするために昇圧変圧器１６の一次側Ｒ／
Ｃを調整してサージインピーダンスＺOと同一なＲを挿
入することで非振動波形とした。
【００１５】上記実施例の３相しゃ断器の合成試験装置
によれば、次のような利点が得られる。
によれば、次のような利点が得られる。
【００１６】（１）直接試験と同一の相間電圧を発生さ
せることが出来る。
せることが出来る。
【００１７】（２）供試しゃ断器によって最大ストレス
が加わる定格しゃ断器試験時にも相間電圧を一定値に合
致させることができる。
が加わる定格しゃ断器試験時にも相間電圧を一定値に合
致させることができる。
【００１８】（３）交流印加電圧の初期部（１０μｓ〜
数百μｓ間）を非振動波形とすることで簡単に相間電圧
を調整できる。
数百μｓ間）を非振動波形とすることで簡単に相間電圧
を調整できる。
【００１９】（４）供試しゃ断器の相間がもし閃絡した
としても電流抑制抵抗により絶縁破壊せず何度でも試験
ができる。
としても電流抑制抵抗により絶縁破壊せず何度でも試験
ができる。
【００２０】（５）ワイル試験設備と昇圧変圧器があれ
ば簡単に３相合成試験ができるので、設備費の低減が図
れる。
ば簡単に３相合成試験ができるので、設備費の低減が図
れる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上の如くであって、供試し
ゃ断器３相中２相は短絡電流を流し周囲の絶縁をより直
接試験に近づけ、他の１相に交流電圧を印加するが交流
電源の位相と逆極性に昇圧変圧器の２次端子を接続する
ことにより過渡回復電圧時の一番苛酷なしゃ断条件時に
おいても相間絶縁強度を確認できるとともに、交流電圧
印加時の初期部を非振動とすることに依りより安定した
相間電圧が得られるものであるから、高信頼性のしゃ断
器の３相合成試験装置が得られる。
ゃ断器３相中２相は短絡電流を流し周囲の絶縁をより直
接試験に近づけ、他の１相に交流電圧を印加するが交流
電源の位相と逆極性に昇圧変圧器の２次端子を接続する
ことにより過渡回復電圧時の一番苛酷なしゃ断条件時に
おいても相間絶縁強度を確認できるとともに、交流電圧
印加時の初期部を非振動とすることに依りより安定した
相間電圧が得られるものであるから、高信頼性のしゃ断
器の３相合成試験装置が得られる。
【図１】本発明の実施例によるしゃ断器の３相合成試験
装置の回路図。
装置の回路図。
【図２】図１の試験装置の過渡回復電圧，交流印加電圧
および重畳電流の特性図。
および重畳電流の特性図。
１…３相交流発電機 ２ａ，２ｂ…保護しゃ断器 ４ａ，４ｂ…投入器 １１…補助しゃ断器 １６…昇圧変圧器 １７…電流抑制抵抗
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年３月３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】全３相一括型ガス絶縁開閉器（ＧＩＳ）
用ガスしゃ断器の大電流しゃ断試験方法として種々の３
相試験法が提案されているが、いまだ正式な規格にまと
められるまでに至っていない。その中で２相通電方法は
既設設備を使用することが出来、比較的単純な回路構成
であるため多用されている。この回路では、相間の絶縁
検証のために、通電しない相への別電源からの交流電圧
の印加がキーポイントである。
用ガスしゃ断器の大電流しゃ断試験方法として種々の３
相試験法が提案されているが、いまだ正式な規格にまと
められるまでに至っていない。その中で２相通電方法は
既設設備を使用することが出来、比較的単純な回路構成
であるため多用されている。この回路では、相間の絶縁
検証のために、通電しない相への別電源からの交流電圧
の印加がキーポイントである。
Claims (1)
- 【請求項１】 ３相の供試しゃ断器の各相接点を３相交
流電源の対応する相に接続し、前記供試しゃ断器の各相
に短絡電流を流すしゃ断器の短絡試験装置において、前
記供試しゃ断器の３相中２相に短絡電流を流す手段と、
前記供試しゃ断器の他の１相の接点と前記３相交流電源
の対応する相間に変圧器を接続し、この変圧器の２次巻
線を通して前記３相交流電源の位相とは逆極性の交流電
圧を印加する手段によって構成したことを特徴とするし
ゃ断器の３相合成試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10424494A JPH07311247A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | しゃ断器の３相合成試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10424494A JPH07311247A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | しゃ断器の３相合成試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07311247A true JPH07311247A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14375541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10424494A Pending JPH07311247A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | しゃ断器の３相合成試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07311247A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109507628A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-03-22 | 深圳供电局有限公司 | 基于三相四线表计设备的反极性故障监测方法和装置 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP10424494A patent/JPH07311247A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109507628A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-03-22 | 深圳供电局有限公司 | 基于三相四线表计设备的反极性故障监测方法和装置 |
| CN109507628B (zh) * | 2018-10-19 | 2021-01-29 | 深圳供电局有限公司 | 基于三相四线表计设备的反极性故障监测方法和装置 |
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